マスコミが賞賛する人ほど売国奴(マーガレット・サッチャー) 
Tuesday, April 9, 2013, 10:55 AM
4/9 晴 10時 浅草での空間線量は127ベクレル/立法メートル

イギリスのサッチャー元首相の死去が報じられています。鉄の女と讃えられていますが、はたしてサッチャーリズムと呼ばれた政治信条はイギリスの国力に好影響を与えたでしょうか。

小さな政府をスローガンとして掲げ、公営放送BBCを民営化(私物化)、国営企業の売却、そして金融業を外資へ開放などが実績としてあげられます。

その結果、自動車産業は衰退し、ウィンブルドン現象と呼ばれる金融街にはイギリス資本の金融機関は片隅に追いやられてしまいました。

サッチャーはロックフェラー閥のエージェント(代理人)



これが歴史の真実です。今でもそうですが、失業率の高さと出稼ぎ外国人による治安の悪化、国内産業の不振、地下鉄といった公共機関や大英博物館といった公共施設の料金の馬鹿高さなどなどサッチャーが残した負の遺産が大きすぎます。

20年前のサラリーマン時代には下宿に同年齢の英国人がいたのですが、ティーンネージャーにまで大麻やコカイン常習者が多いとか、法学部を出て弁護士となっても仕事がないからブラブラしている兄貴がいるといったイギリスの実状を飲めばいつもぼやいていました。

ニート(Neet)やヒキコモリといった言葉がまだニュースにもなっていない時代でしたが、逆に20代半ばで働かないで昼間から酒を飲んだり、部屋でテレビゲームで時間を潰す若者達が大勢いることに驚き、逆に英国は懐が大きく余裕があるのだなあと当時は感心してしまいました。

当時流行った言葉は「リストラクチャリング」、トム・ピータスの経営破壊がベストセラーになっておりました。要するに利益の生まない部署(コストセンター)は売却や外部委託で切り離す。営業や生産といった利益の源泉(プロフィットセンター)のみに人材や資源・設備といったリソースを注いで資本回転率を向上させよという一見理想のように思える過激な主張です。

民営化(Civilization:本当の意味は私物化)という掛け声で不採算部門を切り捨て、外資に開放した政策はマスメディアからは絶賛されました。当然です、当のマスメディアでさえも外資に開放しているのですから。

結局、マーガレット・サッチャーはロックフェラーに育てられた英国の破壊者であったという史実が後世には残るでしょう。

英国の乗っ取りの手法が成功したことにより、自民党政権により露骨な日本破壊が進んだのも80年代後期(中曽根康弘)あたりから始まったと私は思います。

マスメディアが絶賛する指導者ほど国益を毀損(きそん)する人物



そういうことをサッチャー死去の報で思い起こさせました。悪い人ほど長生きするモンだ。

サッチャーにはあらためて「鉄面皮の女」という称号を私は授けますよ。
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伊豆には運慶ら奈良仏師の仏像がたくさんあります 
Monday, April 8, 2013, 12:02 PM
4/8 晴 10時 浅草での空間線量は125ベクレル/立法メートル

昨日は伊豆の函南(かんなみ)から大仁(おおひと)を経て修善寺、伊東、熱海と反時計回りの小旅行をしてきました。

目的は奈良仏師(実慶、定慶、運慶・・・)らの仏像めぐりに誘われたからです。
熱海から東海道線一駅にある函南駅から少し歩いて桑原という場所に出来たばかりの美術館があります。近辺のお堂に安置されていた仏像の保護のために建てられたそうです。
平安時代から鎌倉時代に彫られて祀られていた仏像たちは明治以降の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で結構手荒な扱いだったそうです。無造作に川で洗われたり、朽ちたお堂の中で横倒しのまま放置されたりされたそうです。すべて奈良仏師の作だそうで、慶派の仏師の作なのです。



阿弥陀三尊像(国指定重要文化財)などはみごとです。眼には翡翠がはめ込まれているそうです。他にも静岡県指定有形文化財、函南町指定有形文化財という表記の仏像が多数あります。国、県、町村の区分はどのようにされているのかよくわかりません。

伊豆のお寺に平安時代からの仏像があちこちあるので、かんなみ仏の里美術館で基礎知識を得てから回ってみると面白いと思いますよ。ただお目当ての仏像は拝観料を払ってみたら、国立美術館に貸し出し中であることも多いので、要確認です。

風で吹き飛びそうな一日でしたが、伊豆の魅力を再発見した小旅行でした。
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ゴールドラッシュ・ジャパン! 鉱山開発と都市鉱山 
Saturday, April 6, 2013, 11:56 AM
4/6 晴 10時 浅草での空間線量は138ベクレル/立法メートル

ここ数日で急激に空間線量が落ちています。これから爆弾低気圧が迫ってきます。

ニュースでは鉱物資源発見のニュースが立て続けに載っております。めでたい話です。
高校生なら今なら昔で言う鉱山学科や地学部など地方大学には昔からある大学の不人気学科を目指した方がいいんではないでしょうかね。競争率は低いわりには、就職先は官公庁や大手金属会社、石油会社など財閥系企業ですからね。時代は第一次産業へ向ってます。

九州南部から沖縄にかけて貴金属、レアアースは南鳥島と伊勢山中と日本列島にはマントル対流で稀少資源が集まるようになっているのではないかという明るい希望を予感させるニュースですね。

また廃棄物からの資源回収技術が上がれば、稀少金属のプライスリーダーとして着目される可能性もあります。そのためには電気料金は安価でなくてはなりません。

このようなバラ色の将来で障害になるのは、安価な電力が日本には存在しないことです。資源国家への脱皮を図るためにも東電はじめ電力会社の独占は許してはならないでしょう。


(以後転載)
レアアース含む新種鉱物発見=三重県伊勢市山中で―山口大など
時事通信 4月3日(水)0時58分配信

 山口大と愛媛大、東京大の研究グループは2日、三重県伊勢市の山中からレアアース(希土類)を含む新種の鉱物を発見したと発表した。
 発見されたのは、レアアースのランタンとレアメタルのバナジウムを含む「ランタンバナジウム褐簾石」。国際鉱物学連合の新鉱物・命名・分類委員会により新鉱物として3月1日に承認された。
 研究グループは「レアアースは高度な産業技術を支える重要な元素だが、自然界における分布やどのような鉱物に含まれるのかなど不明な点が多く残っている。謎を明らかにするために調査を続ける」としている。
 山口大大学院理工学研究科の永嶌真理子准教授らによると、三重県伊勢市矢持町の秩父帯の地層で、鉄マンガン鉱床を調べたところ、ランタンとバナジウムを含む褐簾石を発見した。化学組成と結晶構造を調べた結果、新種の鉱物と判明した。 

レアアース含む新種鉱物発見 山口大など 三重の山中(2013年4月2日23時5分
 朝日新聞デジタル)

 三重県の山中で、レアアースのランタンを含む新種の鉱物が見つかったと山口大などの研究グループが2日、発表した。ランタンはハイテク製品に多く使われている。ただ、発見量はわずかで、現状では資源としての利用は期待できないという。

 山口大の永嶌真理子准教授によると、2011年に永嶌准教授らのチームが岩石に含まれているのを発見。国際鉱物学連合から3月1日に新鉱物に承認され、「ランタンバナジウム褐簾石(かつれんせき)」と命名されたという。発見場所の伊勢市矢持町は、海底の堆積(たいせき)物が地表に上がってきた地質。南鳥島近くの海底で発見されたレアアースを含む泥の数億年後の姿に相当すると見られるという。


超高濃度、海底下数メートルに=南鳥島沖のレアアース−資源化、より有望に
 東京大と海洋研究開発機構は21日、2012年に南鳥島(東京都小笠原村)周辺の排他的経済水域(EEZ)内の海底で発見されたレアアース(希土類)が、海底面から数メートルの比較的浅い場所に超高濃度で分布していることが分かったと発表した。濃度は中国の陸上鉱床の10〜30倍、推定埋蔵量は日本の消費量の数百年分に達するといい、研究チームの加藤泰浩東大教授は「想像を絶する濃度のものが海底面近くにあるのは日本にとって大きな福音だ」と述べた。
 東大と海洋機構は今年1月、南鳥島付近のレアアースの分布を調査。南鳥島の南方約200〜250キロにある水深約5600メートルの海底から採取した泥を分析したところ、1地点では海底下約3メートルで約6600ppm、もう1地点でも同約8メートルで約5000ppmのレアアースが含まれていた。
 海底泥のレアアース含有量では、南太平洋のタヒチ島沖で約1500ppmという記録があるが、今回の濃度はこれを大幅に上回る。海底下10メートル以内の比較的浅い地点に分布していることも、採掘面では有利だという。(2013/03/21-16:25)

日本は資源大国? レアアースの安定供給は可能か
2013.3.26 13:33
 ホンダは、ハイブリッド車用ニッケル水素バッテリーから抽出したレアアースを、再びニッケル水素バッテリーの材料として利用。資源を循環させる仕組みを世界で初めて確立した。抽出されたレアアースの純度は、鉱山で採掘され通常取引されるものと同等の99%以上で、回収率は80%以上を達成している。

 レアアースは、日本語で「希土類」。ネオジムやランタンなど17元素の呼称で、ニッケル水素バッテリーに限らず、ハイブリッド車や電気自動車の駆動モーターなどにも使用されており、今や、ハイブリッド車の製造には欠かせない素材だ。

 しかし、レアアース生産の約9割は中国が占めており、日本ではそのほとんどを輸入に頼っている。国際的な関係悪化から、安定供給が途絶えて、ハイブリッド車の生産に支障をきたすという懸念も少なくない。そういった意味では、再利用技術が進化することはとても重要だ。

 再利用に加えて、状況打破に期待されていることがある。実は、日本の排他的経済水域にあたる南鳥島沖の海底では、日本の消費量の約230年分、推定埋蔵量約680万トンと試算されるレアアースを含む泥が大量に発見されているのだ。

 また、沖縄や伊豆・小笠原諸島周辺には「海底熱水鉱床」と呼ばれる金、銀、銅、鉛やレアメタルを豊富に含んだ鉱床が存在しており、その量は7.5億トンにも上るとの試算もある。

 採掘にかかる費用と輸入での購入費用の差額や採掘の技術などを考えると、実用化のハードルは高い。しかし、「資源小国日本」から脱却できるかもしれないというのは、なんとも夢がある話だ。

 レアアースとは少し離れるが、天然ガスの一種「メタンハイドレード」の試験採取に成功したとの報道も。もしかすると、近い将来“資源大国日本”が現実になるかもしれない。(記事提供 カーセンサー.net)


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ダークマター(エーテル)説をあざ笑っていた科学者出てこい! 
Friday, April 5, 2013, 12:02 PM
4/5 晴 10時 浅草での空間線量は146ベクレル/立法メートル

宇宙空間は真空であり、何も存在しないものと教えられてきました。しかし光や熱、電磁波が真空中でも通ることから400年以上前から、エーテルという物質が満ちているという考えをニュートンら科学者は持っていました。エーテルの語源は古代ギリシャのアリストテレスが水・土・火・空気に続く第五の元素として天空に満ちている物質をエーテルと称したことが始まりです。

アインシュタインの相対性理論(光の速度が普遍で時間が伸縮するという説)が1905年に発表されたことで、エーテル説はピリオドを打たれたかのようでした。そして宇宙はまさに真空(なにも存在しない空間)であるということにされたのです。

それじゃあ何故なにも無い空間に重力場が生まれて星やや銀河が生まれたのだ?という疑問が湧き上がります。

さらに相対性理論の矛盾を糊塗(こと)するようにビッグバン理論(宇宙全体が膨張しているという説)、スティーブン・ホーキンスのブラックホール理論(のちに撤回)が出てきます。

相対性理論やビッグバン論、ブラックホール論の矛盾、定義の過ちを指摘してきた学者らは徹底的に学説の信奉者らに無視、嘲笑、非難の対象となってきたわけです。それら非難する者達は物理学の権威者と呼ばれる人たちです。

しかし現代物理において量子力学が発展するに従い、光速を越えることはできないという仮説はすでに葬られているのです。

暗黒物質(ダーク・マター=エーテル)の存在が認められたというニュースが流れています。正の電荷を持つ電子が発見されていることがその理由です。銀河はなぜ渦を巻くのか?はたまた引力とは本当に物質同士が引き寄せ合うことから生じる現象なのか?カードの裏と表のように見方の違いに過ぎないのではという疑問が暗黒物質の存在で次々に明らかになっていきます。

30年前から「暗黒物質」をSFや疑似科学として嘲笑していた、尊大で傲慢で自惚れた似非(えせ)学者どもを許してはいけないと思います。国費の無駄遣い程度ならたいした問題ではありませんが、次世代への量子物理学の芽を潰してきた国賊的行為であるのです。

日本においてサイエンスとは「教義を従順に信じること」というおかしな学問に成り下がっているのです。なぜなら国内での「科学とは権威ばかりを重んじる借り物」でしかないからです。

アインシュタインでさえ一般相対性理論を発表後でもエーテルという概念無しでは宇宙空間での物理的特性は説明し得ないという講演を行っております。

120年前の相対性理論を金科玉条のように敬っていた信奉者は、はなから切り捨てられていたのです。とても滑稽な話ですが、我々は嘘っぱちの教義をわからないまま何となく有り難がって聞いていたのです。

リンクにあるコンノケンイチ氏の著書「宇宙論の超トリック 暗黒物質の正体」は暗黒物質の本質と導き出される宇宙の構造を比喩や図示でわかりやすく解説してあります。

長年オカルトの類に分類されておりますが、なかなか読み応えのある良書だと私は思います。
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選挙区制を廃止して余命別選挙制度!?そりゃ良いアイデアだ。 
Thursday, April 4, 2013, 03:51 PM
4/4 晴 10時 浅草での空間線量は155ベクレル/立法メートル

急速に空間線量が下げております。

老人の老人のための老人による政治の脱却


朝日新聞の文化面に一橋大学・竹内幹(かん)准教授(実験経済学 38歳)が一人一票の格差の解決で余命別選挙を提唱しています。

逆ピラミッドの人口構成で一人一票がもし100%実現したとしても、結局は人口構成比の多い年配者層が選挙の趨勢(すうせい)を握ることとなってしまい、若年層はいつまでも選挙において少数意見に属してしまうことこと日本の将来の問題であることを指摘しています。

多数を占める年代にのみ都合がよい選挙結果を避けるためにも、年齢層で一票に格差を設けよという主張です。

これはなかなか良いアイデアだ



国家の将来を担う若者と生産性のなくなった老年のどちらが大切かという命題です。
80歳の爺さんと20歳の若者が同じ一票というのはたしかにおかしな話。

単純な多数決という選出方法は同じ環境下で同属性を持つ者同士でしか成立しないむちゃくちゃ乱暴な方法です。

属性が違うものには選挙権を与えてはいけない



これが本来正しい多数決です。ところが寿命だけが伸びて少子化した社会では、年金生活者、官僚、経営者、労働者、学生、主婦、独身貴族・・・とセグメントが異なる層が混在し、厚い層の主張が重視されてしまいます。
所得税をもっと上げて年金給付額を倍増せよという主張は他のセグメントに負担を増すだけの結果になります。銭をクレクレという要求実現の手段として選挙が安易に使われる結果は地方では露骨です。八ッ場(やんば)ダムなんて福田康夫ダムと呼ばれているぐらいですから。

一橋大学・竹内幹(かん)准教授の提唱する単純な年齢区分ではなく、国家への貢献度にあわせて一票を付与するべきだと私も思います。やっぱり納税者もしくはその家庭に投票権は限定すべきかと思います。
もちろん国家の僕(しもべ)である公務員には投票権は無しネ!
多数を占める公務員に投票権を与えていることも、現在の政治が官僚に下手にでなくてはならない原因です。

国民に序列を付けるのが良いのか?!と反撥するされるかもしれませんが、明治・大正までは日本でも納税者しか選挙権を保有していませんでした。それでも社会は効率よく回っていたのです。

本来民主主義の「民」とは納税者を注す言葉で、CITIZENを「市民」とした訳語が間違っていたのでしょう。オーソンウェルズ主演「市民ケーン(Citizen Kane)」は「大富豪ケーン」でないと意味がわかりません。

一票の格差よりも一票の重み付を考えるべきという主張は真っ当だと思います。
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NHK「応援ドキュメント 明日はどっちだ」群馬県 水沼駅  
Wednesday, April 3, 2013, 10:17 AM
4/3 雨 10時 浅草での空間線量は178ベクレル/立法メートル

NHK「応援ドキュメント 明日はどっちだ」
父子奮闘 赤字温泉の復活を目指せ 群馬県水沼駅


NHKの番組をつらつらと観ていて驚きました。
六城ラヂウムでは3年前にこのわたらせ渓谷鐵道「水沼駅」に訪問したことがあります。

わたらせ渓谷鐵道の駅がそのまま大浴場になっている印象深い温泉施設で、関係者しか入れないボイラー室などももよく覚えております。
テレビ番組では加温する燃料代が一日3万円で売上が5万円。粗利2万円で従業員の給料も払えないとのこと。
そのため定期改修の費用が工面ができず、古びた設備をなんとか苦労して動かしています。
温泉は配管が早く痛んだり、源泉の取水口やそこから牽くパイプなどのメンテナンスがたいへんなのです。

いま調べたらちょうど3年前に訪問させていただいていました。
もともとは第三セクターの施設として開業したのですが、不採算で閉鎖を検討したところ今の駅長さん(元市職員)が経営を引き継いで父子で奮闘しています。

電車が通り、季節の花が咲く景観が良い場所です。施設もきれいで気持ちよいのですが、やはりクルマがないと不便なところ。
残念ながら設備改修の商談は不成立となったことをよく覚えています。

入場者数にくらべて設備が立派すぎるのです


大浴場にくわえて露天風呂も併設されています。露天風呂は燃料代を喰う原因ですし、清掃の手間もかかります。配管も二系統用意しなくてはならず、設備のメンテナンスも大変です。

かつてアドバイスを求められて訪れた赤字のスーパー銭湯には屋上にジェットバスがありました。真冬でもお湯をためて勢いよく泡が吹き出しています。経営者は客寄せのために600万円かけて設置したのだと自慢をしてました。しかし夕方の入浴者をカウントしてみましたが二時間で3人ほどです。寒い冬に外で湯に浸かる馬鹿はいないのです。しかも入口が脱衣場の脇でわかりにくい。

そこでジェットバスは冬期は止めて、せめて夏場だけにしたらいかがですかとご忠告いたしましたが、聞く耳を持つことはありませんでした。露天を止めると燃料代が一割は下げられます。しかもせっかくのお湯に冷たい空気を吹き出して湯温を下げてしまうので、ジェットを止めるだけでも2℃温度が上がることは経験上わかっています。燃料代を減らすことが収益改善の第一歩なのですが、経営に関しては他にコンサルタントがいるとのこと。

半日かけて観察しました。肝心の大浴場は昭和の風情のままほとんど改修されていないことがよくわかりました。寒々しい蛍光灯が使われ、改築を繰り返したためか統一感がなく、ポンプを止めたローマ風噴水が情けなく真ん中に鎮座している状況です。

壁に檜材を貼るか明るいクリーム色に塗り直して、せめて暖色系の電灯に換えることをお勧めしました。

経営者は私にはラジウム温泉にしたらどれだけ売上が上がるのか、客単価があがるのかを聞きたかったようです。

しかし玄関前に駐輪場を置き、薄暗い門扉に古びたネオン看板やロビーを鏡張りにしている風水的に言うところの「悪相」がある限り客単価はおろか入浴客も増やせませんと断りました。まるでつぶれかけのラブホテルのようです。

客層でわかる経営状況


半額の割引券(1200円→600円)を配って集客していましたが、ほとんどが半額券の利用者で、場所柄日雇いの人たちが銭湯がわりに使っていることがわかりました。良い意味では地元に根付いているのですが、逆に言うと銭湯と料金がたいして変わらないから周囲のお年寄りが入りに来ていただいているだけで、食堂や仮眠施設もあるのですが寂しくテレビだけが点いていて閑古鳥です。当時は中国からの観光客を呼び込むのだと経営コンサルタントに騙されているのか、そのように私に話されていました。
コインランドリーもあるので簡易宿泊所として使われていることが客層を観ているとわかります。食堂ではなくコンビニのお弁当を休憩所で食べて、手垢だらけの漫画本やスポーツ新聞を所在なく読んでいる人たちばかり。

客が求めていないものを造り、肝心の「おもてなし」をないがしろにしている温浴施設が多すぎます。悲しいかなオーナーが施設の価値を下げている例が多く見受けられるのです。

わたらせ渓谷鉄道水沼駅はなんとか立ち直って欲しいなあ。群馬の人たちは純朴な人たちで、ここの駅長さんもいい人です。わたらせ渓谷鐵道の乗客数は予想できるのですから、水沼駅の温泉利用者も予想は難しくありません。ただ縮小する経済状況下でひたすら受け身の姿勢では好転しないことはわかりきっていることです。

応援を兼ねて暖かくなったら行ってみようかな。
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遺伝子治療に脚光再び 
Tuesday, April 2, 2013, 12:27 PM
4/2 雨 10時 浅草での空間線量は182ベクレル/立法メートル

新聞記事によると昨年11月にリポ蛋白リパーゼ欠損症という高脂血症の治療薬(オランダ・ユニキュア社製グリペラ)という治療薬が認可されました。脂肪を分解する酵素が作れない遺伝子の病気に対し正常な遺伝子をベクターという無毒化したウィルスで細胞へ届けるのだそうです。

遺伝子治療は23年前の1990年(平成2年)にアデノシンアミラーゼ(ADA)という酵素が生まれつきつくれず免疫力がない男児に行われたのが世界初の治療で、5年後にも北大で同じ病気の男児に使われました。

ただし2000年にベクターによる医療事故(白血病の発症)が起きたために遺伝子治療への期待は一気に下火となります。

安全なベクターが開発されたことやグリペラの認可で再び注目され、現在は67種類が臨床段階にあります。

今後の課題はベクターで運ばせるDNAを目的の遺伝子の箇所にちゃんとはめられるか、病変した部分をスキップさせることも「検証段階」とのこと。また受精卵状態から遺伝子操作を行うことは倫理面で正しい行為かという課題もあるとのこと。

へぇーと感心しながら読んだ記事なのでこちらにもクリップしておきます。

理学療法(リハビリテーションやマッサージ)からISP細胞による再生医療、遺伝子治療など医療と名付けられた分野はここ10〜20年で拡がっていきます。

遺伝子研究は本来は医学部よりも理学部や農学部の範疇ですが、どんどんクロスオーバーしています。
IPS細胞治療や遺伝子治療が一般的になると、培養が上手い研究所の下積み研究者や微生物に詳しい農学研究者のほうが権威者になってしまうかもしれません。
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野菜は干すと旨くなるそうです 
Monday, April 1, 2013, 12:30 PM
4/1 晴 10時 浅草での空間線量は184ベクレル/立法メートル

舞茸やしめじなどのキノコ類が大好きなので特売日ではついつい買ってしまうのですが、まだ冷蔵庫に残っているのに買ってしまったり、まとめて値引きされると思わず後先考えずに買って失敗します。
冷蔵庫の中でひからびてしまったりと無駄なことしているなあと思っていたら、エノキや生姜は干すと旨味や成分が倍増するそうです。
大根を干してみたことがありますが、カラカラになるまで結構日数がかかりました。
エノキならすぐ乾くだろうとザルで干してみました。
三日後の姿です。インスタントラーメンの乾麺のようになってます。あとは味噌汁の具にしたり吸い物に普段のように使えるそうです。こりゃ便利。
空いた金ザルには薄切りにした高知産の生姜も干してみました。ポイントは30分ほど蒸してから干すと漢方薬になるとのこと。からだを温める成分が倍増して、お湯を注いで生姜茶にしたり、薬膳の素材としても重宝するそうです。

生姜は干してびっくり、丸々二個使っているのですがこんなに小さくなってしまいました。
一粒(本来は一切れ)を口に含んでみましたが、生姜の香りが口いっぱいに広がって、たしかに冷えには一発で効きそうです。かっかとからだが暖かくなります。

これから野菜が安くておいしくなる季節ですから、ぬか漬け、天日干しなどいろいろ愉しみがひろがります。
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ラジウムブレスレット(特注例) 
Sunday, March 31, 2013, 12:30 PM
稀にラジウムブレスレットの特注がございます。弊社製ラジウムビーズは宝飾用天然石店への卸売り用ですが、営業支援で展示販売をしていたことがあり若干の天然ビーズがあります。
ご指定はクリソプレーズというとても高価な宝石を一つ入れること。
他にはローズクオーツやロンデルという飾り小物を挟んできらびやかにすること。
それで出来上がったものが左の写真です。
長さの調整でラジウムビーズは10mmと12mmの異なる大きさを使う気遣いにもご注目ください。
使用する宝石で値段はかわります。またこちらに在庫がないものはお客様でご用意下さい。

過去にもタイガーアイ(虎目石)でのオーダーがありました。水晶は展示会でご希望の方にはその場で作っております。
ラジウムビーズは生産は今のところ追加生産の予定はないので、在庫が無くなれば販売中止となります。
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等価線量と実効線量の説明 (朝日新聞 大石ゆり) 
Sunday, March 31, 2013, 10:04 AM
3/31 雨 10時 浅草での空間線量は178ベクレル/立法メートル

毎度おなじみ朝日新聞の大石ゆりさんの解説です。科学部の専属記者なのかなあ。ほとんどこんな記事しか書いてません。一週間あけてまた同じ記事が土曜版に掲載されていました。
読みたい方はどうぞ。放射線管理の専門書よりはわかりやすいです。勝手な想像ですが、この「ゆりちゃん:30代前半、東京近県出身、私立大理学部卒、既婚こどもなし」と勝手にプロファイリングして読んでいます。


一週間前の記事
甲状腺被曝と全身被曝は違うのか?
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NIXON(ニクソン) 
Saturday, March 30, 2013, 04:24 PM
3/30 曇 10時 浅草での空間線量は186ベクレル/立法メートル

昨日に続いてベトナム戦争当時の情勢が知りたくてオリバーストーン監督のNIXONを観ています。3時間にわたる長編映画です。フィクションを多く含んでいるという注意書きが最初に表示されています。

マッカーシーらと反共産主義を訴えアイゼンアワーの副大統領にまで登り詰めますが、ケネディーとの大統領選、その後の知事選挙でも負けて一旦は政治家を引退します。
ところが政敵のケネディーはキューバのカストロ政権を倒せなかったことやベトナム撤退の意思を表明したことから極右勢力からは反発を招き、ケネディ暗殺後にニクソンは大統領に返り咲きます。

ウォーターゲート事件を題材にした映画です。一方で平和的な大統領(ケネディー)と極右思想の大統領(ニクソン)という悪役を全米の家庭に普及したテレビにより押しつけられています。

ハーツアンドマインズでも出ていましたが、この映画で脇を固める政策立案者として顔を出すのは、キッシンジャー(のそっくりさん)です。NIXONではD.ロックフェラーも支持者として登場します。

カンボジアにまで戦火を拡大しますが、反戦運動の高まりで学生達に政界に潜む野獣が戦争継続を望んでいると口を滑らせます。野獣とはCIA、マフィア、ウォール街です。

ホワイトハウスのケネディ支持者エルズバーグにより外交文書が流され、ニクソンは窮地に陥ります。ハーツアンドマインズではエルスバーグのインタビューがあります。

映画ではニクソンの傍らにいるキッシンジャーが実は情報漏洩して政界工作をしていました。キッシンジャーは民主党側のスパイか隠れ共産主義者であることは十分考えられることです。

ニクソンの側近内部達では誰もが互いに疑心暗鬼になっていきます。
ウォーターゲート事件は対立する民主党へ盗聴器を仕掛けたことが明るみに出た事件ですが、強引な隠蔽が側近達の離反を招き崩壊します。

共産主義を非難する一方で毛沢東の中国、ブレジネフのソ連との国交を結び、ベトナム戦争も終わらせたニクソンがなぜ非難を浴びるのか?
その答えは戦いの神に生け贄にされたのだとニクソンは述懐しながらホワイトハウスを去ります。

ケネディー家が一族あげて虚構をつくりあげた華やかな家柄と貧乏レモン農家の倅をマスコミは対比させることで、ニクソンは粗雑でもっとも叩きやすい悪役であったのです。

しかしニクソンが去ったあとフォード、カーター、レーガンと政権が続きますが米国の国力の低迷は続いていきます。
当時マスコミの煽動によるヒステリックな国民感情は何だったのでしょう。

わかりやすい悪を叩くという行為がどれほど悪影響を与えたのか



オリバーストーン監督は移ろいやすい米国民の心情に一石を投げかけているように思えます。

政情が不安定であれば戦争を始めたり継続することができないことが民主主義を(形だけでも)標榜する国家の弱点です。

北朝鮮はこのことをよくわかっているので、安心して挑発行為を行えるのです。
韓国単体では大規模な軍事行動は出来ませんし。
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ハーツアンドマインズというベトナム戦争のドキュメンタリー映画 
Friday, March 29, 2013, 01:18 PM
3/29 晴 10時 浅草での空間線量は183ベクレル/立法メートル

ハーツアンドマインズ(Hearts& Minds)という1975年のアカデミー賞となったドキュメンタリー映画を観ました。日本では知られていません。何故かというとアメリカでもしばらくは公開が止められていたからです。

タイトルのHearts and Mindsの意味は、日本人気質とか職人気質の気質という意味合いです。字幕では「意欲と気質」となっています。他には「心情と理性」や「人心」「心頭」です。

朝鮮戦争から間を開けず共産主義化阻止という名目でインドネシアインドシナに派兵し、そのままベトナムの泥沼にはまっていくアメリカ国民と政治家たちの熱狂、国家へ忠誠心から志願兵となり死んだ大学生、徴兵拒否で裁かれる若者、傷痍軍人、そして米軍に爆撃されて家族を殺されたベトナム人の記録映画です。

東洋人を蔑称の「グーク」と呼び、グークは知性のない劣等人種であるから世界でもっとも進歩したアメリカ人が武器を持って立ち上がり、共産主義を排除して人間らしい生活を提供しようじゃないかという戦意高揚映画を多くの国民が信じ込みました。

ドキュメンタリー中に蔓延する共産主義の恐怖を議会で熱弁しているのは、赤狩りで知られるジョセフ・マッカーシーです。
一方では戦時中にもかかわらず焼け太る南ベトナムの銀行家や政治家の姿もあります。

前線にいる兵士達は、なぜ賃金もなく満足な食料や弾薬の補給もない北ベトナム兵達が物量で勝る米軍に挑んでくるのかと悩みます。逆に北ベトナム兵士やシンパは知性のない生き物だからいくら殺しても罪悪はなく、殺戮が楽しいという兵士もいます。

ニクソンがベトナム撤退を発表するニュースと軍隊サマーキャンプの子供たちのパレードが最後に流れていきます。

戦争は悲惨だとかむごいとか、通り一遍の感想を言うのは簡単です。

人間は集団で生活し、統率されて生きていく動物です。

思想信条が異なる人間にはいくら残虐な行為や大量の殺戮でも良心が痛まないのは、そのような遺伝子を持っているからでしょう。

イデオロギーによる際限なき紛争は人類のDNAなのです



おっ北朝鮮はアメリカにミサイルの照準を合わせたというニュースが流れていました。

字幕無しならYouTubeで観ることが出来ます(1時間52分)
http://www.youtube.com/watch?v=1d2ml82lc7s
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NHKの大河ドラマがつまらなすぎる件 朝鮮半島とディアハンター 
Thursday, March 28, 2013, 11:30 AM
3/28 晴 10時 浅草での空間線量は171ベクレル/立法メートル

新島(山本)八重を描いたNHK大河ドラマ「八重の桜」が期待はずれです。
時代は幕末、そして幕府側についた会津藩、そして奮闘する砲術師師範の家の娘山本八重の物語です。

なぜつまらないのか・・・ヒロインの力量不足なのか脚本家が力量不足なのか。

大河ドラマの脚本家が物語を台無しにしている



一言で言ってしまえば

幕末のイデオロギーの対立により、殺す殺されるという狂気がきれいに省かれているからです。

ドラマではアメリカの南北戦争で使われたスペンサー銃が日本にも大量に運び込まれ、内戦となります。
その新式銃を主人公八重が扱い、これから最初のヤマ場の戊辰戦争の場面に移るのです。

しかしなんでしょう、なぜか主人公に感情移入できません。

日本史で唯一の女狙撃兵(スナイパー)の心理描写が抜けているからでしょう。
一女性の半生を描くのであれば、もっとエキセントリックであったらいいのにと思います。

女だてらに銃に興味を持ち、自ら志願して若松城に立て籠もる女性であれば、常人からはかけ離れた思想、すなわち狂気があるのでしょうが、今のところドラマではその布石さえもみることができません。

か弱い女性が家業である砲術に無邪気に興味を持ったかのようなストーリーとなっています。

銃の持つ魔力(抗しがたい魅力)がドラマでは何も感じないのです。

銃の持つ者の狂気を露骨に描写した映画でまっさきに思い浮かぶのが、ロバートデニーロ主演の「ディアハンター(The DEER HUNTER)」です。ベトナムの帰還兵役の「タクシードライバー(TAXI DRIVER)」もそうですが、奥底に眠る狂気を演じさせたら右に出る者はいないのではないでしょうか。

ベトナムへの徴兵前に友人達との鹿狩り、そして捕虜となり命を賭けたロシアンルーレット、廃人となった友人とのロシアンルーレットでの賭けといった具合につぐつぎと戦慄を覚えるような場面が続きます。

ドラマには尋常ではない狂気が見えないと関心が続きません。

大河ドラマの舞台も幕末動乱というイデオロギーが対峙する「戦時下」です。

ところが幕府側も尊皇側もイデオロギーが違う相手方を1人残さず抹殺してやるという狂気がドラマでは消臭されたかのようです。

先週は蛤御門の変でしたが、毎年年末にどこかのテレビ局が流している赤穂浪士を見ているような気分になりました。

演出家も脚本家も狂気な時代や空気感を知らない世代なのだから仕方がないのでしょうか。
せっかく題材が面白いのに、ドラマになると薄っぺらな三文青春映画のようになるのはなぜでしょうね。

北朝鮮が戦争準備段階であると報道されています。北朝鮮が一号戦闘態勢というこちらからは聞いたこともない用語を公布して韓国米国を揺さぶっています。

60年前の朝鮮戦争のカラー映像がYoutubeで観ることができます。太平洋戦争終結後わずか5年後ですからB29爆撃機や艦載機コルベアが使われ、マッカーサーが司令官です。トルーマン大統領が原爆投下も辞さないほど同じ民族同士でもイデオロギーの対立でこんなにも根強い憎悪を生み出すのだと気付かされます。





現在のシリアもそうですが、イデオロギーによる内戦は損得勘定ではないので際限がないのです。

福島瑞穂ら馬鹿左翼達は侵略戦争は絶対悪だとオウムのように少ない脳みそで
繰り返し鳴いていますが

侵略戦争は経済問題の解決手段の一つだからまだましなのだ



イデオロギーの対立をさせないことが真の平和主義であることを少しは学びましょう


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キプロスから始まったパンドラの箱のご開帳 
Wednesday, March 27, 2013, 11:12 AM
3/27 雨 10時 浅草での空間線量は168ベクレル/立法メートル

山梨県の人口(86万人)程度の小国キプロスが金融面の中心記事となっております。EUが100億ユーロの支援の条件として、大手2銀行の破綻処理と10万ユーロ(1230万円)を越える大口預金に課税するということです。要するにロシアの新興企業の預金の4割(?)をEUが没収するということです。

北朝鮮の資金洗浄の役割を担っているマカオ、南北アメリカの非合法資金を洗うラスベガスと並びキプロスもロシア新興企業(=マフィア)のマネーロンダリングで成り立っている国です。

プーチンが25億ユーロの債権放棄をするから預金者への課税をやめろと介入していますが、ロシアの介入を嫌うEUは認めるつもりはないようで、軋轢は深まるばかりです。

預金者の金を国家が召し上げるという前例を作ってしまった



表向きは国民に負担させるとしていながら、大部分は他人(ロシア)の金を自分の金としていいということでギリシャ、スペインも右にならえをする公算は大きいです。

副島隆彦先生はカザフスタンの首都アスタナが近いうちに世界の金融センターになると仰っていましたが、EU内の金融機関への不信が高まればその動きは加速されるでしょう。

預金者から直接収奪という前例は欧州発の信用不安のきっかけには十分ではないでしょうか。


リンゴが大安売りだったのでリンゴジャムを作りました。といってもすべて自己流。
皮ごと適当に切って、レモンを皮ごとすりおろして砂糖と一緒に混ぜます。
あとは電子レンジでチンするだけ。一緒につくった蒸しパンといただきます。レモンのさわやかな香りにつづいてシナモン風味も作ったのですが、こちらはフランスパンにのせて食べたら絶品でした。
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危険は身近にあるのに誰もが知らんぷり 
Tuesday, March 26, 2013, 01:09 PM
3/26 晴 10時 浅草での空間線量は168ベクレル/立法メートル

60代のおじさんが走行中に自転車が壊れて脊髄損傷の不随になったという訴訟で、イタリアの自転車ブランド「ビアンキ」を販売する輸入代理店に賠償の判決が下ったというニュースが流れていました。ただし自動車と異なり、ブランドの使用許可を得ただけで、実際の自転車は台湾製であり、被害者は通販で購入したというもの。

輸入代理店は部品メーカーからの報告で、事故が起る数年前から腐食による破損の危険性を発していたそうで、対面販売している自転車店には警告は行き届いていたそうです。

このおじさんは通販で買ったので知る由もなく、整備不良のまま6年間乗りつづけて大怪我を負ってしまったのです。

自転車という身近な乗り物でもネットで調べてみると、毎年結構多くリコールされていることがわかります。家電製品でも古い加湿器で火事となった事故がありました。

岩盤浴ブームだった頃、一時温熱ヒーターを敷いた岩盤ベッドを作ってみようかと思ったことがあります。頑丈な木製ベッドにヒーターをつけて、弊社の岩盤を貼付けて寝てみたかったのです。他社の製品と遜色なく、販売価格も安くつくれるので引き合いが来ることも自信がありました。

なぜやらなかったのかというと、感電や発火事故に責任を負えないからです。岩盤ブームが終焉するに従いこの構想は取りやめました。

知り合いが数年前にフランス製の自転車で大怪我をしました。走行中にいきなりクランクが折れてしまったのです。長いこと乗っているから大丈夫ではなく、毎日のように乗っている物だから、いつものように颯爽と乗ったところいきなり壊れてしまったのです。

今年もハンドルの付け根がいきなり折れて、事故が多発して問題となっていました。どれも何十万円もする高級車です。

壊れるわけはない、燃えるわけはないという思いこみは危険です。

昔、外車を借りてドライブしたことがありますが、国産車と違いブレーキは効かない、雨に降られるとエンジンはかからない、ウィンドーさえ動かなくなるという散々な目にあったことがあります。

今では逆に粗悪なものは滅多にお目にかかれず、どのような工業製品であれ壊れないという過信があたりまえのようになってしまいました。

ところが経産省のリコール情報にはストーブ以外でも電子レンジやIH調理器による火災、全自動洗濯機の巻き込み、温水便座での感電、携帯機器の蓄電池の爆発とありとあらゆる想定外な事故例が報告されています。

これがもし・・・という普段から発想の習慣は普遍です


便利な工業製品に囲まれた現代の落とし穴に気付かせてくれたニュースでした。
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腰痛持ちは2800万人!?(朝日のネタ切れ) 
Monday, March 25, 2013, 10:39 PM
3/25 曇のち雨 10時 浅草での空間線量は164ベクレル/立法メートル



いくら日曜日とはいえ、こんなどうでもいい記事を一面に大きく載せる必要があるのかと思います。内容は中高年では4割が腰痛の悩みを持っているとのこと。

こんな厚生労働省の垂れ流し情報を一面に載せるほどネタがないのね、朝日新聞さん。

もしくは官僚側に都合が悪い記事を印刷間際に圧力がかかり止められたので、健康面か社会面あたりに載せる記事を無理やり膨らまして割り当てたのかもしれません。

天下り先の適当な調査結果なんて信憑性あるかよ



まあ私としては3人に1人が腰痛持ちならば、ラジウムサポーターの新製品開発を急がないとと言う気にもなりますけども。

ライフスタイルが近所にも車を使い、座りっぱなしの生活をしていれば、誰でも歳をとれば腰が痛くなりますがな。

全国の小学生の体力が30年前と比較して大幅に低下していると文部科学省が発表していました。30年前の小学生が今の中年層ですから、腰痛持ちの比率はますます上がると言うことです。

ラジウムベルトや膝サポーターを早く開発しなくては。
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甲状腺被曝と全身被曝は違うのか? 
Sunday, March 24, 2013, 11:51 AM
3/24 晴 11時 浅草での空間線量は163ベクレル/立法メートル

昨日の朝日新聞の記事を掲載しておきます。

わかりやすいようで、まだまだ難解な記事です。

シーベルトという単位は熱量の単位で、一般的なカロリーやジュールという単位の仲間です。身体が受けたエネルギーという言い方も出来ます。

目盛りのない温度計をいれた水を湧かし続けて、沸騰する温度で印をつけて、次ぎに冷やし続けて凍るまでの温度に印を付けます。温度計の二つの印を100等分したものが、我々が日常的に使っている摂氏という温度単位です。

シーベルトも摂氏に似たような考えで作られた単位



わかりやすく言うと「急性反応で間もなく死亡すると考えられるエネルギー量」を1と仮定して、労働者の放射線管理の目安にしたのです。

それでも人体では放射線による影響は各臓器により異なるので、たとえば全身に被曝したとしてもまず眼球に影響がでて、次ぎに小腸といった粘膜のある消化器系臓器と言った具合に受けるエネルギー量に対して弱い器官から重篤な影響がでるものと考えられています。

簡単に言えば、身体でも軟らかいところ、繊細なところから影響がでるという考え方であり、実際に「はだしのゲン」でも描写されていますが、脱毛や下痢・血便という大量被曝の急性反応があります。

骨や皮膚・筋肉には影響が小さく、意外と頭蓋骨に守られた脳は一番影響が少ないのです。(しかし眼球の水晶体への影響は大きい)

それでは消化器官では粘膜に損傷が認められるエネルギー量を1Sv、眼球では水晶体が変性してしまうエネルギー量を1Sv、肌がただれてしまうまでのエネルギー量を1Svと調べていくと、それぞれ1Svというエネルギー量が異なるのです。

各臓器や器官の放射線に対する耐性を調べた結果、甲状腺に影響がでるエネルギー量(正確にいうとeV:エレクトロンボルトという単位)が皮膚に影響が出るエネルギー量の1/4ということがこれまでの研究からわかったのです。

放射線に対する温度計のようなもの(等価線量と言います)が、各器官毎にあるのは非常に好ましくない状況です。だって目盛りが全部バラバラなのですから。

放射線に対する<温度計のようなもの>を並べると、脳みその温度計のようなものに対し甲状腺の温度計のようなものは長さが1/4しかないことになります。

こんな不便なことはたまらないということで、臓器や器官の温度計のようなものを一本にまとめて作られた温度計のような物が「等価線量」「実効線量」という単位です。

詳しく言うと、すべての温度計で身体に占める面積や人体への影響度を加重平均して無理やり一本の温度計のようなものにしたのです。

水がブクブクと沸く温度を100度としたように、眼に影響がでたり、消化器系に影響がでる放射線の被曝量を1シーベルトと仮定しました。

そして実際に日常で使われる放射線量は、千分の一(ミリ)や百万分の一(マイクロ)という補助単位が頭に付いて用いられます。

私から見れば積算数量という概念は、水を一日1度のままに保てば100日後にコップの水は沸騰するぞ!と言っているに等しい馬鹿な発想なのです。

医学的に重篤な障害や死亡に至るエネルギーの千分の一、百万分の一だから危険だアブナイ、怖いヒィィィ〜と騒ぐ滑稽さがおわかりになるでしょうか。

このような落語のような間抜けな与太話を広めているのが、ICRP(国際放射線防御機関)という核兵器の拡散を阻止するために放射線の影響を研究する科学者で組織された民間団体です。

ついでに説明すると、放射線にはアルファー線、ベータ線、ガンマ線という三つの種類があります。アルファー線は原子核(ヘリウム原子)、ベータ線は電子、ガンマ線は電磁波です。

身体への影響の目安がシーベルトという単位ですから、とうぜんそれぞれ影響は異なります。

わかりやすく言うと

アルファー線をドッチボール、ベータ線をピンポン球、ガンマ線が扇風機の風のようなものとイメージしてみてください。

質量が重いアルファー線はベータ線やガンマ線の20倍の重み係数がかけられてシーベルトという単位が作られました。(中性子は2.5倍〜20倍)

等価線量実効線量とはこのように所属する組織や医学や物理学といった専門分野でも異なる曖昧な目安を基にした単位なのです。
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刷り込みの用意周到さ・・・民放CMとTPP 
Friday, March 22, 2013, 11:52 PM
3/22 晴 11時 浅草での空間線量は164ベクレル/立法メートル

あまりテレビを観ませんが、CMの刷り込みには辟易しています。

頭皮の汚れはシャンプーでの洗浄が足りないとか、風呂の残り湯には細菌がうようよ〜と自分の身体がまるで四六時中ばい菌の固まりのようなCMが流れています。

トイレにもばい菌が繁殖していると毎日繰り返しCMが流れています。
かつてJRが駅のトイレの細菌検査を実施したところ、家庭のトイレと変わらず、公衆便所だから不潔であるという風評を流すのはけしからんと反論したことがありました。

洗剤会社を景品表示法・特定商取引法で取り締まれよ



TPP報道もそうですが、人間は馬鹿ですから同じ文言を繰り返し耳にすると嘘でも信じてしまいます。

一部の都合が良い点を繰り返し報道して、さらに大きい問題は報道しないもしくは、ちょっとだけ報道するという手法で、TPPへの反対論を封じ込めるように洗脳を繰り返しているようです。

テレビを観ると馬鹿になる



本当にそう感じています。テレビを観ない若者達が報道されていましたが、あたりまえです。

広くまんべんなく洗脳できたテレビに若者達がそっぽを向いていることには私は少し希望を持ちます。
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現代の戦争はコンピュータに使われている方が負け決定 
Thursday, March 21, 2013, 01:08 PM
3/21 晴 10時 浅草での空間線量は171ベクレル/立法メートル

昨日20日の午後に韓国の金融機関や放送局のコンピュータが一斉にシステムダウンをおこしたというニュースが流れていました。
北朝鮮のサイバー攻撃だ、ヨーロッパのハッカーの仕業だ、いやいや主要システムでMicrosoftのOSの違法コピーが原因だといろいろな憶測が流れています。

現代の戦争は愉快犯とかわらないじゃない



事実、関係ない私にとっては愉快な話です。
もし北朝鮮からの攻撃であれば、みごとなものです。なぜなら北朝鮮にはハッキングされるようなコンピュータシステムは存在するかも疑問だからです。
一応政府中枢にはインターネットが使える環境があるそうですけども。もし逆にハッキングされてもコンセントを引っこ抜いたらおしまい(笑)

いまだに軍隊の連絡は伝令が走ったり、暗号表をつかった無線を使っていそうです。
方やコンピュータを連結した最新情報伝達システム。

利便性ではコンピュータシステムですが、実際に近代戦を行う場合はどちらが強いのかというと、旧来の伝達網の方が強いのでしょう。

楽(らく)に流れた仕組みは脆弱


という事実をあからさまにした事件なのでしょう。

先日タクシーに乗りましたが、今やカーナビを搭載していないタクシーは都内では見かけることはありません。運転手さん曰く「後部座席に乗ったら自分のスマホでルートを確認するお客さんが多く、その対策でカーナビを設置している」のだそうです。

つまりGoogleのルート検索結果と実際のコースと違うと烈火の如く怒るお客がけっこういるのだとこぼされていました。

「私のような何十年も都内と走っているプロドライバーの意見よりもスマホを信じておられて、右いけ!左いけ!と言われるのです。細い路地を抜けたりしても走行距離は数十mしか違わないのにですよ」

特に相乗りされて経由地を巡っていく際にはトラブルになりやすく、スマホのルートよりも多く走ったという文句が多いのだそうです。コンピュータのロジックが常に正しいと信じ込んでいるのです。

私は一番最初のカーナビのルート検索のプログラミングに少し関わっておりました。クリティカル・パスというオペレーションズ・リサーチの手法がカーナビには使われています。

本来はアメリカで数学的に複雑な生産工程を最短で無駄なく稼動させるために考えられた物で、やがて軍隊組織の運用などに応用されていった数学的技法です。問題は理論上であることと、正確さを求めれば条件をより多く投入しなければなりません。つまり融通が利かないのです。

タクシードライバーさんは長年の経験で最短経路を導き出しているのですが、最近では道を覚えることを最初から放棄している新入りもいるとのこと。そのようなタクシー運転手は自動運転が実用化されたら失業するしかないでしょう。

破壊強度が強いシステムはモールス信号や手旗信号といった原始的な仕組みで、もし北朝鮮が韓国にハッキングで攻撃を行ったのであれば、なかなかやるものだと感心します。

弾の一発、砲弾やミサイルを飛ばすこともなく、戦死者もいない現代の戦争はコンピュータに支配されている方のハンディキャップが大きいということがわかります。



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ロバート・キャパを私は赦(ゆる)します。 
Wednesday, March 20, 2013, 11:09 AM
3/20 晴 10時 浅草での空間線量は152ベクレル/立法メートル

昨日は天気がよいので横浜まで足を延ばし、横浜美術館で開催されているロバート・キャパ展を観てきました。
横浜のみなとみらい地区は石畳ばかりで照り返しがきついきつい。土がないところは苦手です。

沢木耕太郎による有名な「崩れ落ちる兵士」が本人の写真ではないという検証を題材としたドキュメンタリーを観たことで興味を持ったからです。「キャパの十字架」という題名で書籍となりました。

ロバート・キャパとはハンガリー出身のユダヤ人カメラマン、アンドレ・フリードマンとドイツ出身のユダヤ人カメラ(ウー)マン、ゲルダ・ポポリレという恋人同士が雑誌社へ投稿した際に使った、映画監督フランク・キャプラを模した共同名義です。

横浜美術館は現代美術でも過去の報道写真を展示している美術館です。その一環でアンドレ・フリードマンの実弟が保有するプリントを公開したキャパの特別展が行われました。

ゲルダ・ポポリレは、当時パリで人気のあった岡本太郎の名前をとってゲルダ・タローという名義でスペイン内戦を報道し、実績が認められていきます。しかし26歳で前線からの退却時に戦車でひかれて死亡します。

前後してゲルダが撮ったであろう「崩れ落ちる兵士」が雑誌LIFEに掲載され、ロバート・キャパという名前は一気に著名になります。

大切なパートナーを失ったアンドレ・フリードマンという若者がロバート・キャパという名前を独りで担いでいくしかなくなったのです。

私は一つ一つをじっくり見ると言うよりも、ざっと眺めてゲルダ亡き後アンドレの撮影構図がどうかわったのかということだけを主眼に見てきました。

戦前ですから白黒フィルムなのですが、当時はブローニー版といって現在の35mmフィルムよりもずっときめ細かく階調が高いフィルムが使われています。ブローニーで撮った写真と35mmで撮った写真とではあきらかに違うということです。

「スペイン内戦 崩れ落ちる兵士」と「Dデイ、オマハ・ビーチ、ノルマンディー海岸」ではコントラストや画質がまるで違います。

ブローニーは真四角な写真となり、画角が大きいのでトリミングの自由度は高いために商業写真では長い間スタンダードな地位をもっていました。一方、35mmは元々映画用フィルムですから、人間の視野に近い横長な画角です。しかし面積は1/4以下なので引き伸ばして拡大すると粒子の粗さが目立ってしまいます。

これではトリミングの自由度はあまりないという欠点があります。また当時の35mmフィルムでは白は飛びやすく、黒は潰れやすいので、印画紙にプリントする際には被写体を覆ったり、逆に一部分の露出を強めたりと浮世絵の刷り師のように濃淡を一枚一枚職人技で再現することで商業印刷用になんとかなるかという程度です。

キャパはブローニーをゲルダ亡き後も主に使い続けていた



これが私が展覧会を見て気付いた点です。ベトナム戦争にカメラマンとして活動していた頃は35mmを主に使っているようです。「ちょっとピンぼけ (原題:Slightly Out of Foucus)」中でもそれまで使っていたライカM(もしくはコンタックス)が泥だらけになるのが惜しいので、ニコンSを予備で使い始めたら、予想外でいいので、以降はニコンSが主力になったと本人が記述しています。

つまり通常の報道向け写真はブローニ版でとり続け、日常での持ち歩きには35mmで記録程度にスナップ写真を撮っていたのが、地雷で死ぬあたりでは35mmの粒子のざらざらしたコントラストの悪い写真ばかりになっているので推し量ることが出来ます。

そしてベトナムではたいした写真は残していない



最後の一枚は平原を行軍する米軍兵士といった誰でも撮れるような凡庸な構図です。

ロバート・キャパ(アンドレ・フリードマン)はポートレイト(人物像)専門の希代の写真家だったのだなと思います。彼の戦場や日常問わず人物撮影は不安・怯え・安堵・喜びといった表情を切り抜くことだけに注力して、それが写真の魅力を引き出しています。

35mmではトリミングは制約されてしまうので、できるだけ被写体に近づくしかないのです。それでもカメラの威圧感をなくして自然な表情を撮る術はさすがロバート・キャパと思わずにはいられません。(一方ゲルダはローアングルで構えたローライに望遠系のレンズをつけて距離をおいて撮影してます。)

ゲルダが撮った写真で有名になり、一人でその後ロバート・キャパという著名カメラマンとして存在するしかなかったカメラマンには誹謗中傷も多かったようです。

ゲルダの撮影を自作品としていたロバート・キャパには少し失望感があったのです。
しかし展示会を見て感じたことは、ゲルダが撮ったのであれ、撮影した写真もキャパ自身の人物像も魅力的であることに変わりはないということを確認しました。

近づいて表情と撮るという技法はキャパから始まったのだと思います。そのころ写真撮影といえば写真館で全身像を硬い表情で撮るものといった概念が変わるきっかけはキャパが残した大きな実績なのでしょう。


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