免疫治療の国内初の承認薬 ニボルマブ (メモ) 
Thursday, April 17, 2014, 01:23 PM
4/17 晴 10時 浅草での空間線量は26ベクレル/立法メートル


先々月の新聞記事が邪魔なので捨てる前にメモ代わりに掲載しておきます。

抗ガン剤といっても色々なタイプがあって、古くはドイツ軍のマスタードガスから派生した薬剤、特定蛋白質を攻撃(阻害)するタイプ、細胞の増殖を阻害するタイプ、血管生成を阻害するタイプ、現在主流なのはシスプラチンという白金元素の化合物です。他にもホルモン剤なども抗ガン剤として使われているようです。

シスプラチン系抗ガン剤は細胞のアポトーシス(壊死ではなく代謝)を促すので、手のひらの皮が剥けたり、フケ、抜け毛が顕著になります。

これは全身、急にアポトーシス(新陳代謝)が活発になったからです。

抗ガン剤治療で髪の毛が抜けて丸坊主になってしまうということが可哀想と言われますが、アポトーシスが活発になった結果で、投与が終わると皮がボロボロ剥けたあとにはツルツルの皮膚が生まれてきます。頭髪もそう。

別に発毛細胞が壊死してしまったわけではないので、身体が通常の状態になれば新たに発毛が始まるはず。脱毛を副作用というのはなんだかなあと思っています。(注:もっと他に重篤な副作用が多くあるということで、副作用のない薬はありません。)

原爆症の代表が頭髪が抜けたという描画が「はだしのゲン」や井伏鱒二「黒い雨」にあります。でもねそれは

放射線で身体のアポトーシスが急激に増えたから


T.D.ラッキー博士が提唱するホルミシス効果というもの。

原爆で髪の毛が抜けた人々は白血病や感染症で亡くなった方もいるでしょう。でも体力を回復して長く存命した方々も多いのです。ドキュメンタリーで髪の毛が抜けたと証言されていた被曝者の方の頭髪は黒々してました。

免疫治療という新たなタイプの抗ガン剤が認証間近というお話から脱線しました。
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横浜本牧埠頭で5μシーベルトを検出したというニュース (平和なお話) 
Wednesday, April 16, 2014, 11:03 PM
テレビ朝日の報道ページへ

横浜市の本牧ふ頭のコンテナから、国の基準を超える放射線が検出されました。

 13日午後4時半ごろ、横浜市の本牧ふ頭で、「コンテナから10マイクロシーベルトの放射線漏れがある」と日本郵政の社員から通報がありました。消防が調べたところ、コンテナから最大6マイクロシーベルトの放射線量を検出しました。日本郵政によりますと、このコンテナは台湾宛ての郵便物を積んだもので、11日、船に載せる前に測定したところ、4.5マイクロシーベルトを検出しました。13日午後に再度、測定すると、国の基準の5マイクロシーベルトを上回ったということです。消防は、コンテナに近付かないよう呼び掛けるとともに、コンテナの中を調べることにしています。


こんなニュースがおとついあったことを知りませんでした。

朝日新聞系列しか報道していないようです。

六城ラヂウムでも天然鉱石を輸入しておりますから身近に感じています。

コンテナ外部から5μシーベルト(おそらく毎時)が計測されたということで、

(無知な)関税職員が慌てたというだけのニュース


です。

2011年7月頃から放射線を検知するゲートを設けたことで、このような警報がなると

それじゃあどうしたらいいの?と右往左往する


笑い話です。

μSv(マイクロシーベルト)なんて微量単位で大騒ぎするなよなあ〜(溜息)
と思っています。

台湾人へ小包で何を送ったのでしょう

こんな微量でびびる税関職員、私が代りによろこんで検査してあげたい。


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テレビ番組のリクエスト名曲選に名曲無し 
Tuesday, April 15, 2014, 09:35 PM
私はラジオ派で起きたらまず新聞を読みながらFMラジオをつけています。

テレビ欄で観たい番組は一つもなし(特に火曜)



FM東京、J-Wave、Nack5、NHKーFMをリモコンでザッピングしながら過ごしています。

FM東京「AOR」という番組でリクエストで名曲100選というテーマで流れていたので、どうせつまらねえ懐メロだろと思っていると

Jazzの「聖者が街にやってきた」やアームストロングの「what's a wondaful world」やシャンソン、ポールマッカートニーでした。

皮肉でモーツアルトをリクエストしようかと思っていたのです

まいった

たしかに今でも映画音楽やCMなどで使われ、ファンも多い名曲だわ・・・

テレビでは「リクエストで選ぶ名曲」なんて番組があると、米米クラブの浪漫飛行や松任谷由実の卒業写真、さらに古くなれば、いるかのなごり雪や太田宏美の木綿のハンカチーフなどがよく流れる定番じゃないかな。

テレビで流れる名曲やリクエストの多い曲は、

結局のところ商業音楽でいちばん成功を治めた曲


でしかなく、レコード会社の意向やベスト版の宣伝のために潜り込ませているものばかり。

米米クラブの浪漫飛行なんて全日空のタイアップ曲で、歌詞の意味などなく、石井竜也自身があんまり好きではないと広言しています。

昔楽器が弾けないので、MIDIという音楽データが普及しだした頃、パソコンへ打ち込みに熱中した事があります。今から25年前ですけども。パソコンはNECのPC-98(16bit)、ローランドの音源をつなげてました。

そこで楽譜を買って打ち込んでみたところ、90年代以降は流行歌ほど
くだらねえほどつまらねえ曲であることを実感しました。

レコードからCDへと移り低コスト大量生産となったから


目新しさだけで忘れ去られる曲が大量に流通されるようになったからです。

低下する音楽自体の価値はインターネットのダウンロード販売がトドメを刺しました。

荒井由美時代の曲はパソコンの打ち込みは楽しい作業ですが、松任谷由実時代の曲を打ち込んでみると、一本調子でつまんねー(そのときはAniversaryという曲)ので辟易しました。
米米クラブも当時パソコン通信でアップロードしてデータを交換したりしました。
結論はどのMIDIデータもひどいのでやめました。当時のコンピュータでは携帯の着信メロディ(着メロ)程度の再生しかできなかったのも理由です。

話を戻します。

今のテレビ番組はNHKを含めすべて、いわゆるステルスマーケティングです。
NHKでさえも、あの人は今的な番組をしだしたら

レコード会社とのタイアップを疑うべし



SONGSというNHKの番組は、たとえばサザンオールスターズが再結成されてアルバム(CD)をだすとなれば、プロジェクトXのようにドキュメンタリー風で経過を垂れ流したりしてます。その他に取り上げられる歌手やアイドルも放映後には

新曲やベスト盤の発売にあわせてNHKと握った


ということがうすうす感じられるのです。

アイドル歌手を密着取材して、苦労を重ねてコンサートを開くというドキュメンタリーを観ました。
なんのことはない、翌週には新曲、新CD発売です。

そういうこと。

NHKはニュースとその解説、政府公報だけ流しとけ!



名曲リクエストを冠に掲げる番組がありますが、その名曲の定義がまったくなされていないのです。

放映側と日本音楽著作権協会(JASRAC)にとって名曲とは「売れる・売れた曲」であり、「稼ぐ曲」が名曲という定義です。

ちがいますよ。

JASRACが管理する曲などは、垂れ流されて消費されるだけの雑音です。格上げしてバックグランドミュージックかな(笑)

今の商業音楽は米米クラブの浪漫飛行のように、歌詞の意味もなくメロディーラインだけでなんとなく聴かせるだけのムードミュージックです。そして忘れ去られるものです。

名曲などは生まれるはずもありません。
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報道されないDiego Garcia シンガポール機はそこにあるのだろう 
Monday, April 14, 2014, 10:54 AM
4/14 晴 10時 浅草での空間線量は18ベクレル/立法メートル

報道されないDiego Gracia (Walk in the sprits blog)



シンガポール航空北京行きMH370便が消えてから、いまだ消息が不明です。

インド洋南部(緑線)の深海4500m下からブラックボックスからの音波らしきものが発見されたと報道されています。

それでもモルジブ諸島のディエゴガルシア(DiegoGarcia)米軍基地がMH370に関与しているという噂が絶えません。

頑なに秘匿性を守り、電話でのコメントさえも応じない基地関係者(4000人ほど駐在しているらしい)など謎めいています。

疑惑が深まれば、海上に破片らしきものを発見とか、今回は深海からの音波を探知といった信憑性の薄いニュースが流れています。

失踪機のパイロットは自宅のパソコンシュミレータでディエゴガルシア基地を目的地とした飛行データの削除跡が確認されています。

いくら遊びとはいえ
民間パイロットが米軍基地に着陸する練習なんかするか?

積荷の略奪が目的なのか?特定人物の拉致が目的なのか?ボーイング737機の略奪が目的なのか?はたまた海上探索のレベルを確認するためか?

モルディブの島民が低空で飛ぶ大型ジェット機を目撃していたと報道されましたが、その話も継続して報道されていません。

まったくヘンな話ばかり。

海面4500mも下にある小さな箱からの音波をキャッチできるなんてのも嘘でしょう。
そんなことができれば、海中は深海魚の音波で雑踏のように聞こえるはず。

技術的には可能であることと実際は違います



本当に何千m先の微弱な音波を探知できるかは軍事機密として秘匿されているのかもしれません。でも実際はできないのでしょう。近くに鯨やイルカがいないといった好条件が揃ったとしても。

単独世界一周を達成したヨットマン目黒たみを氏によると、クジラは外洋ではけっこう頻繁に目撃しています。いつも衝突の恐怖を感じていたそうですし、子鯨が遊び仲間と思って体当たりしてくるのだそうです。ときどきドンという突き上げがあるそうです。

月面の会話も先端技術では盗聴できるというホラ話と一緒



ホラ話といえば、小保方晴子の捏造疑惑釈明会見もひどいものでした。ありゃ科学者じゃないね。
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ラーメンの鬼 63歳で死亡 炭水化物は人類を滅ぼすを地で行く 
Saturday, April 12, 2014, 01:34 PM
ラーメンの鬼とよばれる人物が63歳、重度の糖尿病による多臓器不全で死ぬというニュースが流れています。
まったく知りませんし、外食でラーメンを食べることもほとんどないのでどうでもいいのですが、ブログに記録として残しておくために記しておきます。

妻のしおりさんによると、実さんはこの数年間、糖尿病と闘っていた。40度を超す発熱で2月に入院し、治療を続けていた。

 「ラーメンが食べたいなあ」。2カ月に及ぶ入院中も「ラーメン」のことを考え続けた。「店を開きたい」と、考えたメニューを震える字で書き留め、しおりさんに清書を頼んだ。

 63歳の誕生日を迎えた今月4日。佐野さんの強い希望で、病室に「支那そばや」の醬油(しょうゆ)ラーメンを内緒で持ち込んだ。しおりさんは体調を気遣い、スープを薄めていた。実さんは「まずいよ、うすいよ」と言いながら、麺を10本ほどすすった。それが「鬼」と呼ばれた職人が口にした最後のラーメンになった。

 しおりさんは「ラーメンしか趣味のない人。最後までこだわっていた」と話した。


ひえぇぇ〜、これは職業病なのだろうか。

炭水化物の過剰摂取をしていたらこれだけ早く死んだという見本的な生き方です。

脂分や塩分が悪者となっていますが、実際は「糖分(炭水化物)」が最大の悪者であることをラーメンの鬼が示しているのです。

それにしても63歳って、石原裕次郎と美空ひばりの享年52歳には及びませんが、現在では十分早死です。

これが『食源病』の怖さです



過去ログ:
これからは「摂らない」という治療が主流になるだろう

若返りにも癌退治にも効く糖質(炭水化物)断ち

炭水化物が人類を滅ぼす 夏井睦 光文社新書

微生物との共生についての話題三種(メモ)

裕次郎とひばりはなぜ死んだのか(六城ラヂウムNews Vol.15)
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20%の資産を独占する0.1%の富裕層だけがデフレを歓迎する 
Saturday, April 12, 2014, 11:47 AM
4/12 晴 10時 浅草での空間線量は25ベクレル/立法メートル



今回もしつこく大企業優遇政策が悪政であるかという根拠を示したいと思います。
昨日の朝日新聞のクルーグマンのコラムです。内容は一言で言えば

一握り(0.1%)の富裕一族が高インフレを拒む



という話です。金融資産の目減り、それもたった4%であっても許さないということ。

また90年代までの正統派経済学でいう2%のインフレでは『流動性の罠』に陥ってしまっていると指摘しています。

アメリカは金融緩和(QE、QE2といったジャブジャブマネー政策)を施していても罠にはまり込んだままであるという現状です。

さらなるインフレ目標をあげて、「穏やかな資産の浸蝕」へと向けなければ、ジャブジャブマネーは消費活動へ向わないということです。

至極真っ当な説明です



でもそのようにアメリカも日本も経済政策は向わない・・・その理由は資産階級が反対だから。資本主義が抱える本質的な問題です。

経済政策をワタミの渡辺美樹に訊くような愚策


をしているかぎり、経済面は好転していかないでしょう。

消費者の懐がいつまで経っても暖まらないから。

アメリカ型資本主義に日本はつきあう必要はない


私はそう思っています。

我々が日本で健やかに暮らすためには

グローバリストは政治に口出しをさせるな


ということを声高に叫ばなくてはならないのです。
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ユーロ圏にみるグローバル経済化の悲哀とそれに続く日本の未来 
Friday, April 11, 2014, 12:03 PM
4/11 晴 10時 浅草での空間線量は24ベクレル/立法メートル

安倍内閣、さらに民主党のバックでも立ち回る悪辣経済人(楽天三木谷浩史、SB孫正義、LAWSON新浪剛史、京セラ稲盛和夫)大企業連合である経団連そして連なる松下政経塾らの危険な思惑に対して一昨日は危惧すべしであると書きました。

「民間議員」と称する民間人、経営者たちが、民主主義のプロセスをすっ飛ばして新古典派的な経済政策を提言し、「首相指示」「官邸支持」で経済政策が実行されると、我々の生活がどのようになるでしょうか?

その答えがちょうどありました。


人気の 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」 より転送です

ユーロと歴史的価値


2014-04-10 06:55:14
テーマ:欧州経済

さて、世界を俯瞰してみると、アメリカ、中国、ユーロ、そして日本の各国・地域において、「民主主義」がそれぞれの手法で抑制されているのが確認でき、非常に興味深いです。(興味深いでは済まないのですが)。


 中国はそもそも、民主主義などありません。人民側に政治的権利はなく、請願や陳情で問題が解決しない場合(まず、解決しません)、人民側は「暴力」に訴えるしかなくなるわけです。


 アメリカの場合、議会制民主主義が各種の「規制の緩和」により、資本主義制民主主義に変えられつつあります。ロビイストや政治献金を活用し、企業や投資家が政治に与える影響が高まっていっているわけです。特に、政治資金関連の「規制の緩和」は、資金提供が可能な企業や投資家の政治力をますます強めていっています。


 とはいえ、民主主義とは「一人一票」なわけで、今後のアメリカではスティグリッツ教授のいう「1% 対 99%」の争いが激化していかざるを得ないでしょう。


 そして、日本。
 日本ではご存知、経済財政諮問会議や産業競争力会議といった政府の委員会に入り込んだ「民間議員」と称する民間人、経営者たちが、民主主義のプロセスをすっ飛ばして新古典派的な経済政策を提言し、「首相指示」「官邸支持」で推進されつつあります。


 特に酷いのが、国家戦略特区です。何しろ、安倍総理は昨年の十月二十一日の衆院予算委員会で、国家戦略特区を推進するための統合推進本部について、
「国家戦略特区担当大臣、関係地方公共団体の長、民間事業者の3者により組織する方向で検討している」
「(関係大臣については)意見を述べる機会を与えることとするが、大切なのは意思決定。意思決定には加えない方向で検討している」
 と発言し、党どころか閣僚までをも意思決定のプロセスから排除する意向を示しているわけです。閣僚が排除され、誰が国家戦略特区の中身や効果について判断するかと言えば、もちろん民間議員(という名の民間人)です。


 まさに「民主主義はどこに行ったのか?」という感じでございます。


 さらに、ユーロ。
 ユーロの場合、各国がマーストリヒト条約等の国際条約を批准し、
「構造的に民主主義が制限される」
 仕組みが成立してしまっています。そもそも民主主義とは、「有権者である国民が国家の主権を持つ」という話になります。ところが、ユーロの場合は構造的に「金融主権」がECBに委譲され、「財政主権」も一部、制限されています。特に、EUやIMFの支援を受けている南欧諸国にとって、財政主権は無いも同然なわけです。


 財政主権がないと、失業率が25%を超えるという異常事態であるにも関わらず、雇用対策を打てません。結果的に、所得を得られず、貧困化し、最終的には「飢える」国民が増えてくるわけですが、当初は人々は「選挙」によって状況を改善しようと図ります。ところが、現実のユーロ諸国は、フランス、イタリアといった大国も含め、政権が変わったとしても雇用改善と経済成長を目指した経済政策は打てません。オランド仏大統領も、イタリアのレッタ前首相も、当初は「経済成長」を目指す花火を打ち上げるのですが、結局は挫折しました。(結果、レッタ首相は就任一年持たずに辞任)


 ましてや、ギリシャやスペインといった南欧諸国では、政権交代を何度繰り返そうとも、「国民の雇用」改善や「国民の所得」拡大を目指した政策は打てません。何しろ、カネを借りている立場であり、債権者たちが「緊縮財政」ばかりを強要してくるわけです。


 というわけで、選挙ではどうにもならないと気が付いた南欧諸国の国民たちは、中国同様に「暴動」に訴えざるを得ないという状況になっているわけです。何しろ、現在のユーロ圏は(特に南欧諸国は)明らかにデフレ化しつつあるか、もしくはデフレ化しています。




『ユーロ圏、いよいよ深まるデフレ懸念
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40342
 ユーロ圏の3月のインフレ率が4年以上なかった低水準に落ち込み、単一通貨圏が物価が下落する厳しい時期に向かっているとの不安が高まっている。
 欧州委員会統計局ユーロスタットは3月31日、3月のインフレ率(消費者物価上昇率)が0.5%に低下し、2009年11月以来の低水準を記録したと発表した。
 事前予想を下回るインフレ率は、部分的には、昨年のイースター(復活祭)――企業が値上げする傾向がある時期――が例年より早かったことがもたらした結果だ。だが、3月の統計値は、ユーロ圏の物価上昇圧力がエコノミストの事前予想よりも弱いことを示す最新の兆候に過ぎない。
 また、最新の統計値は欧州中央銀行(ECB)理事会が4月3日に金融政策を緩和する根拠を強めることにもなる。
◆日本式のデフレに陥る脅威
 「インフレ期待のデアンカリング*1のリスクは高まっている」。バークレイズの欧州担当チーフエコノミスト、フィリップ・グダン・ド・ヴァルラン氏はこう話す。「ECBはこれをベース効果だと主張することもできるが、昨年夏からのトレンドを見ると、ECBはインフレ率をどんどん下方修正してきた」 
 ディスインフレーションは部分的には世界的な現象だ。世界の景気回復が鈍いために先進国全体で膨大な余剰生産能力が生じたことから、英国と米国でも物価圧力が中央銀行の目標値を割り込む水準まで下がっている。鈍い需要はエネルギー価格を抑えることにもなった。こうしたインフレ率低下を受け、国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事はデフレのことを「断固として戦うべき鬼」と呼んだ。
 しかし、ユーロ圏のインフレ率は米国(1.1%)や英国(1.7%)を大幅に下回る水準まで低下した。1つには、ユーロ圏は他地域をずっと上回る余剰生産能力を抱えているためだ。
 インフレ率低下のニュースにもかかわらず、3月31日に対ドルで小幅に上昇したユーロの強さは、輸入コストを引き下げることで物価上昇圧力を弱めることにもなった。ECBのマリオ・ドラギ総裁は、2012年以降のユーロ高がインフレ率を約0.4〜0.5%下振れさせたと述べた。
 ECBは、こうしたディスインフレは朗報でもあると主張した。周縁国の相対的な人件費が低下し、脆弱なユーロ圏諸国の競争力を高めた影響もあるからだ。だが、ユーロ圏最大の経済大国で最も競争力の高いドイツでさえインフレ率は1%で、2%を若干下回る水準とするECBのインフレ目標の半分程度に過ぎない。(後略)』


【ユーロ圏の消費者物価指数の推移(単位:対前年比%)】


http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_45.html#EuroCPI

 ユーロ加盟各国の3月のインフレ率はまだ公表されていないのですが、全体では0.5%(対前年比)。対前年比でマイナスに落ち込んでいるのがギリシャ、キプロス、ポルトガル。0.5%を切っているのがスペイン、アイルランド、イタリア、そしてオランダ。


 ポイントは、「インフレ」という問題は、金融主権や財政主権が「無い」あるいは「制限されている」ことで、解決に向かう可能性がゼロではないが、デフレは真逆であるという点です。現在のユーロ加盟国がインフレ率高騰に苦しんでいた場合、金融主権がなく、財政主権も制限されており、政府が通貨発行や国債発行を好き勝手にできないことで、問題が解決する可能性があります。(そういう意味で、ユーロという仕組みはやはり「インフレ対策」なのです)


 とはいえ、デフレの場合はそうはいきません。デフレ脱却のためには、金融政策と財政政策のポリシーミックスが必須なのです。


 ユーロ加盟国に金融主権がなく、財政主権も制限されており、構造的にデフレ脱却をすることが困難な状況にあります。インフレ率の低下を受け、ECBは金融緩和に転じるかも知れませんが、頑張って「通貨の創出」をしても、「通貨の支出」が伴わず、国民の所得拡大には結びつかないケースがありうることはご存知の通り。(六城註釈:これが流動性の罠というやつである)

 先月、スペインで反緊縮財政のデモがあったことはご紹介しましたが、デモ参加者たちは、
「債務支払い反対、増税反対、トロイカ政府は出て行け」
 と、叫んでいたそうです。(トロイカ政府とは、IMF、EU、ECBのトロイカに支配された政府、という意味だと思います)


 さて、結論じみたことを書いておきますと、記事にもある通り、現在の世界主要国は日本を含めて「鈍い需要」という問題を抱えています。すなわち、小泉政権期とは異なり「グローバルにシェアを拡大し・・・」などといった考え方が通用する時代ではないという話です。


 現時点で、(中国はともかく)先進主要国が、
「民主主義に基づき、内需中心で国民を豊かにする経済」
 を取り戻すことができれば、世界はバラ色とまでは言いませんが、いい方向に向かうでしょう。 



 逆に、主要先進国が、民主主義の要望に応えず、
「内需はダメだ。グローバル市場を採るために、実質賃金引き下げだ、通貨安だ! 国民は貧しくなるが、世界市場の成長を取り込むために我慢しろ!」
 とやってしまうと、各国で騒乱が絶えず、最終的には国同士の紛争も多発する状況になるのではない
か、と。要するに、1929年後の世界でございます。


 というわけで、現在の日本で「民主主義」のプロセスをすっ飛ばして国民を貧困化させる「労働市場の規制緩和」「外国人労働者導入」「実質賃金引下げ」「グローバリズム」「構造改革」などを推進しようとする勢力と「言論」で戦っていくことは、冗談でも何でもなく歴史的な価値があると考えるわけです。

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白洲次郎・正子はイギリス諜報部(MI6)のエージェント(スパイ)であった 
Wednesday, April 9, 2014, 04:45 PM
4/9 晴 10時 浅草での空間線量は22ベクレル/立法メートル

言論プラットフォーム「アゴラ」に以下のような投稿がありました。

あなたの回りで外国工作活動? --諜報戦への警鐘 石井 孝明
・中国人実業家・宋 文洲(ソフトブレーン株式会社会長)の豹変
・中国をめぐる不思議な事件
・日常の中の諜報活動
・もしかしたらあの有名人も・・・
・外国のスパイ行為への警戒を

コピーできないのでリンク先を読んでいただくこととして、「あの有名人」とは誰か?
夫婦共に名家の出で
夫は英国に留学経験があり
太平洋戦争中に徴兵もされず
田舎で優雅に過ごした
戦後には有名となり財界面、文化面で影響徳を持った
豪華な浮世離れした暮らし


吉田茂の懐刀として活躍した白洲次郎そのひとです。
正子はアメリカに留学して翌昭和4年に白洲次郎と結婚しています。
夫は政治中枢にもぐり、婦人は文化人として言論界と関わっています。
副島隆彦先生も白洲次郎は英国のスパイであると指摘しています

いまさら白洲次郎が英国情報部(MI6)のエージェントであったということよりも

現在でも英米中らの意向で動き指示を仰ぐ者どもがいる


ことがあたりまえであるという前提で

中田安彦氏の「ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報」の最新記事
「松下政経塾=アメリカ」が「みんなの党」の解体を狙う
では渡辺喜美(みんなの党代表)の失脚劇の背後を中田氏が分析しています。

中田安彦氏曰く

「松下政経塾がみんなの党を乗っ取る」ということだ



そして民主党の
前原誠司の背後には京セラ稲盛和夫がおり、
岡田克也はスーパーイオンのオーナー一族だ。
荒井聡はソフトバンク社長室長の嶋聡
長島昭久、鈴木寛には楽天の三木谷とLAWSONの新浪剛史
をバックとし、

「ネオリベラル=グローバリスト」の主導する非常にどうしようもない政界再編が進行中だ




 三木谷とLAWSONの新浪剛史会長はともに三極委員会のメンバーで世界の支配体制の側から日本を見ている財界人でもある。また、松野頼久によると、「既得権益を打破する会」の集会には、新浪が訪問して労働市場についての講演を行っている。自民党と民主党に改革競争をやらせたいのだろう。

 こういう形で野党再編が行われるとすれば、リベラル不在で、「ネオリベラル=グローバリスト」が主導し、宗教保守と親米保守の「どっちをとっても似たり寄ったり」の路線で2大政党制が作られていくことだろう。アメリカのカーボンコピーになる。


アメリカのような自民と民主であっても「似たもの同士」のつばぜり合いに向けた政界再編、アメリカのような実業界が政治をコントロールする国を目指しています。
アメリカの実業界・金融界の指示が松下政経塾に下されて、政界ならびに世論工作をしているのです。
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国税局は賭博師の財布を常に監視しています 
Tuesday, April 8, 2014, 12:28 PM
4/8 晴 10時 浅草での空間線量は20ベクレル/立法メートル



ハズレ馬券の購入費を経費として認めるかどうかという裁判が注目を浴びています。
公営賭博の払戻金を雑所得とすべきとの控訴が各地で起っているという記事です。

世の中にはプロギャンブラーという職業があったっていいじゃない。
憲法で職業の自由を謳っているのですし、公営ギャンブルですから違法性は全くない。

賭博の課税をどうするかというのは、博打を一切やらない私には全く興味ない話です。

それでも、この記事で注目すべき点は国税が手の内をポロリと述べている点です
(記事抜粋)
ただ、男性の場合は馬券の購入履歴を保存しておらず一定期間で消えてしまうため、国税局は馬券用の銀行口座を週単位で計算して推計。

インターネットによる馬券購入は払戻金が銀行口座に振り込まれ、国税当局は購入者と払戻金を特定できるようになった。


あぶく銭はひんむいてでも吐き出させるぞ



これが国税の本音です。遠慮容赦なく銀行の口座を開示させて、手前味噌で税額を算定していきます。

民法では博打による自己破産は認められないので、もし記事の男性が敗訴した場合は、追徴課税に市民税、そして懲罰的に加算税、延滞税(サラ金並の金利)が加わり、稼いだ額よりも大きな金額を一生かけて払うハメになります。

国税は博打やる奴は屑だから死んでもいいと思っている



(註)博打とは株、外国為替証拠金取引(FX)、先物なども含みます。
株の売買益、為替差益、金先物の利益はあぶく銭だからいくらでもふんだくれると思っているのでしょう。
海外にはない株の配当益の二重課税なんか知ったら馬鹿らしくて日本株なんか長期保有したくありませんね。
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「病」になった「捨てる文化」 〜技術から信仰を経て精神病へ〜 
Monday, April 7, 2014, 12:49 PM
4/7 晴 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル



精神科医の書評だけあって、面白い着眼点だなと思います。
出版業界は定番のダイエットからかつてからあったシンプルライフを提唱する捨てる「技術論」が百花繚乱の様でした。

いまや「断捨離」教から脅迫概念になった


という警鐘です。

たしかにテレビでは潔癖症・強迫神経症(という精神病者)の東山紀之や坂上忍といった子役からのし上がってきた芸能人の生活を垂れ流して、馬鹿な視聴者を騙しています。

自宅のトイレや洗濯物へ極度に過敏な反応をしている様を見るにつけ

きもちわり〜



と思っています。そんなに自分が汚いと思うならば消毒薬にでも漬かっておけばいい。

■ 明治時代からの病はばい菌が原因であるという迷信

森鴎外が当時難病とされていた脚気(かっけ)はばい菌が原因であるという自説に固執して、兵隊の半数近くを脚気病者とし、戦場での銃砲による死者よりも脚気の病死の方がずっと多かったことは何度もここで記載してきました。

現代の最新外科治療では、「消毒するな!」という考えが浸透しています。

いまだに外界は汚い、腹の中から出てくるうんこ、しょんべん、汗は汚いキタナイと思っているのは明治からの消毒<信仰>から精神病へと変化したものだと六城ラヂウムは捉えています。

これの延長上に放射線悪玉論があるのです。

過去ログ:

炭水化物が人類を滅ぼす 夏井睦 光文社新書
森鴎外はなぜ男爵になれなかったのか
「自然な療法のほうがガンを治す」今村光一著
鴎外は謎だらけ
パスツールの功罪・・・風邪はバイキンが原因?
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都市鉱山は古い、今や都市農業、都市漁業そして都市狩猟 
Sunday, April 6, 2014, 05:48 PM
4/6 晴 8時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル


指先がかじかむほど寒くなったり、耳が痛くなるほど突風が吹いたりする一日でしたが、花見にでかけてみました。

昨日の新聞地方面に空飛ぶ宝石と呼ばれるカワセミが墨田区・江東区の間を流れる旧中川に戻ってきたという記事がありました。

都心でも亀戸天神の池にはカワセミが飛来するということで、よくアマチュアカメラマンが撮っている現場を目撃します。亀戸天神は浅草の近所ですから、立ち寄ることが多く、なんどかカワセミを目撃しています。翡翠(ひすい)色できれいですよ。

昨日は誘われて茨城県・取手市から千葉県・流山市へ利根川と江戸川周辺を散策しました。
各所で桜祭りが行われており、どこも賑やかでした。

改めて思うことは

郊外の風景がとてもいい



畑や山林を潰した新興住宅地は私は大嫌いです。画一で小さく区切られた建て売り住宅は悲しみを覚えます。

一方で、都心から1時間も電車に乗れば農地が拡がり、茅葺の家も残る風景が広がります。
江戸は利根川、江戸川、荒川、隅田川により耕作地が拡がり、水路で結ばれることで海運で成り立った都市であることを再認識いたします。

その場所がきれいになっていることを嬉しく感じます。

一方で猪や鹿、カラスといった害獣が増えてきて大きな農業被害が山村のみならず、茨城ひたちなかといった平野にまで広がっているそうです。農業人口の減少と駆除するハンターの急減のためです。

屠った鳥獣を食べることに賛成します


牛・豚・鶏だけが食肉ではないのです。いろいろな肉が流通してもいいのではないでしょうか。
同じ日に、「太陽パネルを垂直に置くと発電効率が3.32倍になった」というコロンブスの卵的な記事が掲載されていました。

屋根に太陽光パネルを置くよりも、縦置きだと3.32倍、年間で2割アップです。

あくまでも雪国での話。縦に置くと雪からの反射光で屋根に置くよりも効率が高くなったという実証実験の結果です。

しかしこの発想は都心でも使えますよね。屋根に置くよりも、地面に縦に置く方が設置は簡単ですし、設置場所の広さも少なくて済みます。したに白色や銀色の反射材を置けば良い。

日当たりが悪い北面の土地でも太陽発電できるかもしれません。

なかなか良い着想だなと思いました。
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政治にたずさわる者としての資質を糾弾すべし 石原信雄:元官房副長官 
Friday, April 4, 2014, 07:03 PM
4/4 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル



またまた頭に血が上る記事を掲載しておきます。

韓国、中国が国際世論につけいる隙をつくった張本人が、石原信雄といういい加減な主義の元官僚によることが参議院質疑で判明しました。

石原信雄は性奴隷という根拠無き韓国の恫喝を、個人の「よかれ」という気持ちで承諾したと参議院質疑で答弁しています。

「逆説の日本史 (井沢元彦著 小学館)」で井沢氏は、古代の国名「倭(わ)」は輪であり、「わ」とは車座で話し合うこと、すなわち集落の意味であったと持論を述べています。

「わ」が集約され、やがて「大和(だいわ)」となったのです。
「だいわ」が外来語で「やまと」という国に征服されて「大和(やまと)」となったと解説されています。

聖徳太子の十七条憲法でも第一条に「和を以(もっ)て貴(とうと)しとなす」と仏教でも儒教でもキリスト教にもない概念「和」があることに注目すべきことです。

古来から「和」とは「話合い」で問題に対処せよという思想が脈々と日本人に引き継がれていること。そして日本人は「和」に信者となったのだという。

話し合えばわかり合えるという一方的な幻想を抱く日本人のDNA



こちらが譲歩すれば、相手も歩み寄ってくれるものという、

根拠のない行動規範に二千年も縛られている


ことを井沢元彦氏は指摘しています。この日本人に刷り込まれた島国根性「和」を突き詰めないと、日本の歴史は理解できないのです。

さて、上記の新聞記事では石原信雄という元官房副長官は、韓国の言いがかりの裏取りをすることもなく(こちらではできないからと言い訳して)、まるまる認めます。

これこそ役所的な発想です。そして河野洋平による談話として発表しました。

「和」の日本人独特といえる、相手が痛いと言っているのだから謝ってなだめようという気軽な感覚だったのだと言えます。

国内政治や党内のとりまとめは、ムラの論理やなだめすかす「和」でまとめ上げる手法が有効なのです。なんたって政治家も官僚も互いに「ムラ」の仲間ですから。

普通の喧嘩の仲裁であればこれで双方丸く収まる場合が多いかもしれませんが、

国際政治で日本人独特の「和」を持ち出すことは政治家失格だ!!



その意識のまま、外国政府との交渉に就くとは、重大な背信行為であると断定します。

石原信雄は国賊、非国民として語り継がれるでしょう。相手が喜ぶからと、ほいほい相手の言い分を認める河野洋平もね。

人間性と政治家の資質は全く違う



悲しいかな太鼓持ちと腹芸が昔から「わのくに」日本の上級官僚と政治家の姿であるのです。
討論(ディベート)できない大馬鹿は政治家になってはいけません。

この石原信雄の「相手によかれと思って談話をだした」という、この土人特有の舐めきった感覚は、日本国に大きなダメージを負わせたことは間違いないのです。

日本の官僚、政党、大企業に限らずあらゆる団体で見受けられる
論争を避けることを善とする主義は、聖徳太子の時代の日本人同士の生存の知恵だったのです。

それを無自覚に国家間の紛争で出す馬鹿は万死に値します。

小役人の石原信雄よ、一日一秒でも早く死ね。もう国民に詫びても遅い。
いや、小役人は政治の表舞台に立たせるな!
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カリフォルニア、そしてチリ地震で注目すべきは火山噴火 
Thursday, April 3, 2014, 05:02 PM
4/3 雨 10時 浅草での空間線量は17ベクレル/立法メートル


太平洋津波警報センターのWebを見ると、アメリカ大陸太平洋沿岸、南アメリカ大陸チリ沿岸で大小の地震が発生していることがわかります。

http://ptwc.weather.gov/

3月10日にカリフォルニア沖64km地点でM6.9の地震
3月28日には近郊でM5.1の地震と

チリでも3月16日、4月1日と群発地震が続き、昨夜M8.2という大きな地震が発生しました。
まだ小規模の地震が続いています。

wikipediaのプレートテクトニクスの図をリンクしておきます。


この図によると、カリフォルニアの地震は太平洋プレート東端、チリの地震はナスカプレートの東端で発生していることがわかります。

太平洋プレートの軋みが南に接するナスカプレートへ伝播したことがわかります。

次ぎに伝播するのはオーストリアプレートかフィリピンプレートでしょう。これで終わるとは考えられません。

フィリピンプレートと太平洋プレートは富士箱根伊豆半島の延長上で接しています。

日本を行きすぎて4月1日に韓国でM5.1の地震が発生していることも気になります。このことからフィリピンプレートとユーラシアプレートがすでに軋んでいます。

チリは300年間隔でM9前後の大地震を繰り返しており、前回1960年(昭和35年)の大地震では日本にも津波被害をもたらしました。

なんだチリはまだ54年しか経ってないから安心だとは思わないで下さい。

太平洋プレートの反対側はちょうど日本列島です。富士山の前回の噴火は300年前(寛永の大噴火)です。

1960年(昭和35年)のチリ地震では火山噴火を誘発しています。これがチリ自身の特徴です。
またチリで火山活動が誘発されるかに注目しています。

日本でも地震の群発は十分予想されますし、火山噴火もあるかもしれません。

なにしろ熱海の温泉の温度が5℃上昇しています。

過去ログ:噴火と地震は一緒に別の場所で起こるという理論
富士山は近々噴火するそうです(っていつよ)
富士山のパワースポットへ参拝
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細胞はリサイクルされる プロテアソームの機能 
Wednesday, April 2, 2014, 11:46 AM
4/2 晴 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル

人間は一日に200gから400gの蛋白質が必要と記事中にはあります。理想の食事は年齢や労働強度により変わりますが、だいたい体重1kgあたり1〜1.5gとすると、60kgの成年で60〜100gの蛋白質を摂ることとなります。
それでは不足分の40〜300gはどこから補うのか。

体内の古い細胞が壊されて、ふたたびアミノ酸になって体内細胞へとリサイクルされます。

筋肉が痩せたり、太くなったりして、また筋肉に戻る現象は、この30年程度の研究で判明したことなのです。

それまでは、古い細胞は分解されて、血中から尿として排出されていってしまうと考えられていました。

古くなったり不要になった細胞に、酵素がユビキチンという目印の蛋白質をくっつけます。
その目印をたよりに巨大な酵素「プロテアソーム」がアミノ酸(細胞の部品)へバラバラに分解してしまいます。

そして分解されたアミノ酸は再び細胞の原料として血中に溶け込み、再利用されていくのです。

赤血球を含めたすべての細胞は再利用される



この事実は千島喜久男博士の学説そのものです。

細胞が分解されないように、プロテアソームが働かなくした動物実験では死んでしまうそうです。身体がゴミ屋敷になってしまうからです。

がん体質の方は、体内のゴミ処理機能が上手く働いていないからではないでしょうか。

高タンパク低糖の食餌が健康維持に良い理由でもあります



新聞記事には説明されていませんが、プロテアソームという酵素はミネラルが必須です。

極端な減塩をすると体内ミネラルがなくなり、酵素が働きにくくなります。

身体全体のシステムで過剰や不足が起きると、あちこちにしわ寄せが来るのです。その結果がガンであり、また成人病、アルツハイマーといった疾病群なのだと思います。


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六城ラヂウムは値段を据え置きます 
Tuesday, April 1, 2014, 09:37 PM
ひなびた温泉に行っていました。
ほんとに誰もいない(笑)値段も安いし、おもてなしも文句はないのですが

なんせ車でしかいけない場所は致命的


山間部ではガソリンの値段はレギュラーでも180円に届きそうな額です。
満タンは躊躇してしまいます。

自動車燃料は二重課税で、増税のレバレッジ(テコ)が大きく、ほとんど税金です。酒や煙草と言った嗜好品と同列です。

誰もいない温泉宿に泊まって、思うことは

増税で地方経済はどんどん衰退する



ガソリン代がかかる場所には気軽には行けなくなります。
4月1日を僻地で迎えて、帰りの道で改めて思います。

消費税増税は日本の地方経済を破壊しています



ガソリン代や灯油、軽油だけでも廉価に抑えなければ地方は高コストで立ちゆかなくなります。

なぜ代議士らはその点を嘆願しないのでしょう。不思議なことです。
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STAP細胞捏造論文事件はユダヤのでっちあげなんかじゃありません 
Saturday, March 29, 2014, 12:20 PM
3/29 晴 10時 浅草での空間線量は18ベクレル/立法メートル

STAP細胞のでたらめぶりが酷すぎて門外漢にはさっぱりわからない事件です。メディアは日本の科学の信頼性を損なわせる大問題だとかとありきたりなコメントを垂れ流すぐらいです。

隠謀論者で、巨大製薬企業が日本に幹細胞製造の特許をとられることを嫌って、STAP細胞発見を全力で潰したのだともっともらしいことを言う人もいるようです。ハーバードは親ユダヤの学風でも知られています。

んなわけねーよ(笑)

もう忘れられていますが、森口尚史という詐欺師(生まれつきの精神障害者だと思う)がいました。
日大の短期大学部看護学科で医学免許ももっていないどころか、大卒でもないのに医学博士のように振る舞い、国と製薬会社から巨額な研究費を詐取していたという事件です。ネタが切れたらIPS細胞の臨床実験を始めたと言うほどの嘘つきぶり。

この学術界の異常性は森口尚史だけではなく、小保方晴子によって確実なものとなりました。


〇 「 森口尚史元東大特任教授、ハーバード大講師の凄さ 」

2014/02/26(水)

・29歳新卒で看護師の資格なのに財団法人医療経済研究機構の調査部長に就任(ファイザー財団の研究)。

・世界中で効果が否定されたイレッサ(販売アストラゼネカ社)が効くかどうかを決める遺伝子の変異を
 森口尚史・東大先端科学技術研究センター助教授らがほぼ特定し日本でのみ販売が継続。

・東京医科歯科大学教授・製薬会社の興和と共同でC型肝炎の予防および治療に有用な特許を 発明者として2012年特許公開。

・肝臓がんの患者にゾポルレスタット(ファイザー製薬)を加えると効果が上がると 森口尚史・米ハーバード大客員講師(自称)が突き止める。

・C型肝炎のインターフェロン療法に関する社会経済的評価を発表。インターフェロンの適応が拡大される。
・クラビット(第一三共)の急性上気道感染症に対する有用性を発表。
・インターフェロンを発売している第一製薬(現第一三共)の研究員になる。
・第一製薬による東大の寄附講座で特任助教授に就任。


〇 「 森口氏、論文14本に不正 東大調査発表 」

2013/09/20 17    共同通信 

  人工多能性幹細胞(iPS細胞)を臨床応用したと虚偽発表した森口尚史氏を雇用していた東京大は20日、森口氏が関わった
論文や投稿など68本のうち、14本で不正があったとの調査結果をまとめ発表した。

東大によると、2012年に発表された論文に掲載された図が、米研究機関のホームページからの盗用だったことが確認された。
他の13本の調査では森口氏がデータや実験ノートなどの証拠を提出せず、証拠隠滅と立証妨害の不正に当たると判断した。
 14本のうち5本の論文は既に撤回された。東大は全て撤回するよう森口氏らに勧告する。


STAP細胞・小保方晴子事件なのですが、Nature誌での論文発表直後から学者達は大きな疑念を抱いていたことがわかります。


〇 「 STAP細胞  研究成果の再現に科学者らが苦闘、疑問視する声も 」

ウォール・ストリート・ジャーナル  2014年2月20日

 科学者らは幹細胞を作る新しい方法を再現しようとしているが困難だとしており、その発表が世界的な関心を呼んだ画期的技術がさらに疑問視されている。
 理化学研究所が先週、マウスの細胞でこの幹細胞技術を示した二つの論文に使われた画像について問題があるかどうか調査を始めたのを受けて、この研究結果は厳しい精査を受けている。
 いくつかの研究所はこの実験を再現しようとしたが失敗したと報告している。ヒトの幹細胞は人体のどようような種類の細胞にもなることができ、多くの病気の治療に使えるのではないかと期待されているが、これまでの幹細胞作成法ではがんのリスクが伴い、あるいは胎芽が使われることから倫理的な問題を引き起こす恐れもある。
 関西学院大学理工学部生命科学科の関由行専任講師は、新方法の再現は単純だと考えていた。

しかし、同氏はマウスの細胞でこれを実現することはできなかった。
同氏は、さまざまな条件が完全に満たされた時だけうまくいくのかもしれない、と指摘。
さらに、あるいは論文では触れられていない何らかのプロセスがあるのかもしれない、との見方を示した。

 スクリプス研究所(米カリフォルニア州)の再生医療センターのディレクター、ジーン・ローリング博士は「ヒトの細胞で試したが、これまでのところうまくいかない」と語った。

 オリジナルの研究成果は1月、英科学誌ネイチャーに掲載された二つの論文で明らかにされた。
この論文はマウスの血液細胞が、やや酸性の液体に浸しておくだけですぐに胚性幹細胞(ES細胞)に似た状態になるとしていたため、一大センセーションを巻き起こした。
この技術の簡単さとスピードから、一連の病気を治療するための患者独自の組織を作るより良い方法が期待された。

 カリフォルニア大学の幹細胞研究者ポール・クレプラー博士は、これを再現しようとしているさまざまな研究所の努力を記録したブログを運営している。
同博士によると、少なくとも9研究所は再現が実現できなかったとしている。
加えて、半ダースほどの一流の研究所はこれがうまくいかなかったことを非公式に同博士に伝えてきたという。

 多くの研究所の実験がうまくいかなかったのは、ネイチャーに掲載された手順に正確に従わなかったためかもしれない。
同博士は、例えそうであっても、「この技術はそれほど単純なものではないように見える」と述べた。このことは、簡単にできるというこの方法の主要な魅力を損なう可能性がある。

 山梨大学の若山照彦教授は両論文の共同執筆者だ。
同教授は、理研を離れてからは当初の結果をもたらすことができないと述べた。
筆頭執筆者の小保方晴子氏は今も理研にいる。

 若山教授は、まだ理研にいた時に一度再現に成功したが、山梨大に移ってからはできていないとしている。
同教授は「再現を成功させるために学ばなければならないノウハウがある。言葉で表現するのが難しい技術だが、経験を積んで獲得する必要がある」と話した。

 外部の研究者が、ネイチャーに掲載された画像に不審な点があると指摘したことから、議論が始まった。
理研は独自の調査を始めたが、研究結果そのものは有効だと信じているとしている。ネイチャーも調査をしている。

 若山教授は、胎盤の画像の一つは誤って載せられたと指摘。
これは画像の操作ではなく、単なるミスだと述べた。
その上で、「論文を読めば、誤った画像が使われたことが明白だ」とし、研究成果には依然確信を持っていると付け加えた。

 他の研究者はそれほど寛容ではない。ローリング博士は「このことはある種のずさんさを示唆しており、なぜ論文のすべての点を信じるべきなのかと尋ねたい」と語った。

 ネイチャーも失敗した。同誌には、このような研究結果を実証する大量のゲノムデータを誰でもアクセスできるサイトに置くことを要求するという政策がある。
これによって他の科学者たちは研究結果の有効性を測ることができる。
しかし、今回の二つの論文についてのゲノム情報はサイトに載せられていなかった。ネイチャーの広報担当者は「管理上のミスだ」とし、
「生データが早期に公表できるようにする」と述べた。



難波紘二広島大学名誉教授の発行するメールマガジンで難波氏は小保方晴子に対して以下のように評しています。つまりは学者の素質が見あたらず、論文実績もないにも関わらず筆頭にであること。弱刺激で細胞が幹細胞へ変化するというトンドモ説はハーバードのヴァガンティ教授の持論であったのです。


2014-02-20

【違和感】
 2/3のメルマガでこういう感想を書いた。

 「この研究を行った女性研究者はどういう人物か:
 <早大理工学部にAO入試の第1回生として入り、応用化学を専攻し、大学院では海洋微生物を研究、その後東京女子医大で細胞培養の技術を一から学び、昼夜問わずひたすら実験に取り組んでいた。>
<理研の笹井芳樹・副センター長は「化学系の出身で、生物学の先入観がなく、データを信じて独自の考えをもっていた。真実に近づく力と、やり抜く力を持っていた」と分析する。大和雅之・東京女子医大教授は「負けず嫌いで、こだわりの強い性格」と話す。その後、半年の予定で米ハーヴァード大に留学した。その後、2011年に理研に就職した>(「朝日」1/30)
 ここから浮かび上がる人物像は、高校で化学は勉強したが生物学は勉強しておらず、AO入試で学力よりも意欲などの人物重視で大学に入り、細菌培養から細胞培養へとひたすら実験をしていた、というものだ。」

 「Obokataという姓でNIHのPubMedを検索すると、50近い論文がヒットするが、大部分はA,
J, T, Nというファーストネームの研究者。H.Obokataではたった7本しか引っかからない。うち筆頭論文は2本だけだ。(Nature論文はまだ入力されていない。) 今までは「下働き」的な研究で、自前でやった研究の論文がいきなりNatureに2本も同時掲載されるというのはきわめて珍しい。

 多くの人が人物評として、「負けず嫌いで、こだわりの強い性格」、「昼夜問わずひたすら実験に取り組んでいた」、「熱心だった」と指摘するが、研究の手順が鮮やかだったとか失敗がなかったとか、研究者としての才能のひらめきを示唆するコメントはまったくない。
 疑惑が報じられてから行われた「産経」のこのインタビューではわざとポイントが報じられていないようだ。
 http://sankei.jp.msn.com/science/news/140217/scn14021708100002-n2.htm

 「ネイチャー」誌の取材に対して、山梨大学の若山教授は「理研にいる頃、小保方の指導を受けて自分のチームが1回だけ再現実験に成功した。しかし山梨に移ってからは、実験を再現できていない」と語っている。つまり、小保方がそばにいないと実験は成功しないということだ。
 「実験は◯◯が行う時だけ成功することが多く、彼がいないと再現されない、という事実に同僚たちは気づき始めた」という一文を思い出した。
 NYTの科学部記者、W.ブロードとN.ウェイドの共著『背信の科学者たち』(講談社学術文庫)における、1981年コーネル大学で発覚した「スペクター事件」の説明にある。
 エフレイン・ラクール(68)という老生化学者の教授の下で、シンシナチ大学という田舎の二流大学から来たマーク・スペクターという24歳の大学院生が、「がん細胞ではATPアーゼという酵素の活性が正常細胞より劣っている」という教授の理論を、一連の実験により美事に実証した。
 このATPアーゼはがん細胞では燐酸化されて、活性が落ちており、この燐酸化は4種類のタンパク質キナーゼの連鎖反応(カスケード)を受け、4番目のキナーゼがATPアーゼを燐酸化するというのである。
 さらに当時実証されていたウイルスのがん遺伝子srcはタンパク質キナーゼの遺伝子だが、この遺伝子は正常の細胞内でカスケード反応に関与するタンパク質キナーゼを作っているという証拠をつかまえた。
 これでウイルス感染と発がんの理論が統一的に説明されるので、「ラッカー・スペクター」理論はノーベル賞に値すると大反響を呼んだ。
 一連の実験でスペクターは、タンパク質分子を識別するのに「ウェスタン・ブロッティング法」というラジオアイソトープを標識として用いる電気泳動法を駆使した。電気泳動というのは、サンプルを載せた泳動用の培地=ゲルを陽極と陰極の間に置くと、タンパク質分子は分子量と表面の荷電に応じて、二次元に展開する。
 レーンを2本用意し、片方にアイソトープでラベルしたサンプルを置き、片方にこれから抽出すべき資料を置く。泳動後、写真フィルムを当てて感光させ黒いバンドの位置からサンプルがある位置を割り出し、それに相当する2本目のレーンからゲルを切り出し、タンパク質を回収する。
 研究はこの繰り返しである。普通、ボスが見せられるのは感光後に現像したフィルムである。標識にはP32が用いられた。
 スペクターが、コーネル大学の別の生化学教授ヴォークトと共同研究した時、事態が変わった。彼は「なぜスペクターでないと実験を再現できないのか」と疑い、泳動を終わった元のゲルそのものにガイガーカウンターを当てたのである。すると音が違った。
 P32はベータ線を出す。ところが音はガンマ線の音だった。つまり標識にはベータ線以外にガンマ線も出すI-131が用いられていたのだ。つまりスペクターは、問題のタンパク質がどの位置にバンドを出すべきかを決めて、用意した標準タンパク質からそれに合うものを選び、標識しやすいI-131で標識した後、電気泳動にかけていたのである。

 その後行われた身元調査で、スペクターには学士号も修士号もなく、学歴詐称をしていたこと、約5000ドルの小切手2枚を偽造した前科があることが判明した。
(このDr. Laquerは、私がNCIに留学していた頃に、一度会ったことのある人物だと思う。ユダヤ系のドイツ人で、アウシュビッツを生き延びた人だった。当時はNCIのラボにいて、その後コーネル大学に移動したのかも知れない。)

 <嘘がばれたときに大きなリスクを負い、かつすぐばれる嘘をつく 人間はいない。>と2Chである人物が断言していたが、「捏造者」にとって「ばれる」不安は回を重ねる毎に薄らいで行くのが普通で、次第に大胆になる。だから発覚した時には、捏造行為をずうっと過去にさかのぼって確認できる、「常習的捏造者」であるのが普通である。
 28年間にわたり、旧石器時代の地層に縄文石器を埋め込むことにより「旧石器遺跡」を捏造してきた藤村新一がその典型例だ。しかし、常習的捏造者の動機や心理についてはほとんど明らかにされていない。

 <ハーヴァード大学の共同研究者がいるのだから信頼できる>という意見もネットで見かける。ハーヴァード大学が世界で最もレベルの高い、信頼されている大学だというのはその通りだろう。
 しかし、1980年に発覚した「ジョン・ロング事件」では、捏造を行ったロングはハーヴァード大学医学部卒で、マサチューセッツ総合病院に勤務する病理医の助教授だった。彼はこれまで誰も成功したことがない、ホジキン病患者の腫瘍から立て続けに4株の培養細胞株を樹立し、脚光を浴びていた。
 データの書き換えに気づいたラボの技師の内部告発により、病院が調査委員会を設置して調べたところ、4株のうち3株の細胞はヒト由来でなくサル由来の培養細胞であり、残り1株はヒト由来だが摘出された患者脾臓には腫瘍がなく、由来不明とわかった。
 (培養細胞が汚染により他のより増殖能力の高い培養細胞にとって代わられることは、ヒーラ細胞の場合はよく知られている。)
 アメリカの科学研究費は研究室の維持費、人件費にも充てられるのが普通で、当時ロングはNIHから1976〜79年分21万ドル、1979〜82年分55万ドルの科研費支給が決まっていた。
 この2回目の科研費申請がパスしなければ、ラボを閉鎖しなければならないかもしれないというプレッシャーが、審査員に「有望な研究」と信じてもらうためにロングをデータ捏造に走らせたのだ、といわれる。
 事件発覚後、ロングは数値データの捏造を認め、病院を辞職した。NIHは今後ロングに科研費を支給しないことを表明した。科学界を追放になったロングは、中西部の田舎町の病理開業医に転じた。
 (この事件がロングの特異的な性格とからんでいたことは、それから10年ほどして、今度は彼が自らの病理診断が医療過誤として訴訟の対象になることを怖れて、過去の病理診断書を改ざんした事件が起きて明らかになった。
 ロングはこれですでに追放されていた科学界からだけでなく、医師免許抹消の処分を受けてアメリカ医師会からも追放された。)
 ロング事件では汚染事故による培養株の置換というアクシデントと意図的なデータ改ざんとが混在しており、スペクター事件のような一貫した作為性はないが、ハーヴァード大医学部卒の「超エリート」が引き起こしたものである。だから「ハーヴァード大がからんでいるから」と過度な信用を寄せるのは禁物なのだ。
 理化学研究所では2004年12月に研究員二人が、「血小板の形成メカニズム」に関してデータの改ざんを行い、米科学誌に3本の論文を発表した事件が起きている。この事件後、理研は所内に「監査・コンプライアンス室」を設置し、日本の研究機関としては最初に不正防止措置を取っている。今回の疑惑でも、ここが直接の調査を担当しているとみられる。

 「ネイチャー」第1論文のDNA電気泳動の写真(レーン3)に「Germline=GLのバンドがないのはおかしい」という意見がメールで寄せられた。「はめ込み」ではないかという疑惑が生じている問題のレーンだ。

 確かにレーン1(ES細胞)、レーン2(線維芽細胞)、レーン4, 5(培養で得たSTAP細胞)にはGLのバンドがあるが、レーン3(マウス脾臓から採取したT細胞)にはない。論文のテキストにあるように脾臓T細胞のDNAを抽出し、そのまま電気泳動にかけたのなら、再構成したT細胞受容体の遺伝子DNAだけでなく、再構成していない他の遺伝子DNAも含まれているから、当然GLバンドが出ないとおかしい。
 (しかし、これがあると免疫遺伝子の再構成を知らないレフェリーや知識のない読者を混乱させる恐れがあるのも事実だろう。
 事実「補強データ図2」として論文1に付加されている図集では、このような電気泳動写真が掲げられている。

ここでは「リンパ球」のところにGLがはっきりと認められる。が、レーン2と3は同じ画像でレーン2のGLの白いバンドは手書きで加筆したものだ、と思われる。)

 そうするとこういう可能性は考えられないだろうか。
 こうしたトラブルを回避し、「T細胞の遺伝子はすべて再構成している」(すなわち末梢細胞へ分化している)ことを強調するために、電気泳動後のゲルからGLの箇所を切り落としてDNAを回収した。それをPCR法で増殖し、再電気泳動を行えば、レーン3のパターが得られ、GLバンドは消失する。(これだと回収したT細胞の中にすでに「小型幹細胞が含まれていた」という批判をかわせる。)
 ついで新しいレーンの写真を画像処理により図iの本来のレーン3の位置にはめ込んだ。

 この解釈だと、レーン3にはめ込みを思わす不自然な直線があることと、レーン3にあるべきGLバンドが欠けていることが上手く説明されるように思う。
 確かにこの図1-iは、著者らの主張「脾臓のT細胞は遺伝子再構成を起こした細胞で、それを弱酸処理後に培養すると7日目に幹細胞が出現してくる」を、眼で見て分からせるには有効である。
 しかし局地的には説得力があるように見えるこの図は、全体の見取り図の中ではより大きな矛盾を生みだす。そのことに著者らは気づいていたのだろうか?
 挿入された(と思われる)レーン3の細胞を出発点にすると、この細胞の遺伝子はすべて再構成していてGLがないから、他のいかなる細胞の母細胞になることもできない。レーン2の線維芽細胞が増殖できるのは、GLのところに必要な全遺伝子がそろっているからだ。
 ところがレーン4,5(培養7日目、独立した二つの実験とある)ではレーン3になかったGLバンドが出現している。一体この新しい遺伝子群はどこから来たのか?再構成したT細胞受容体β鎖遺伝子しか持たなかった細胞が、どうしてこのような遺伝多様に富む細胞に変化するのか?

 外部専門家をふくめた理研の調査は2/17月曜日から開始されたが、2/18火曜日には「ネイチャー」が誌上で「調査チーム」の立ち上げを報じた。2/19水曜日夕刻の「毎日」は早稲田大学が小保方の学論文の調査を開始したと報じている。
 http://mainichi.jp/search/index.html?q=stap細胞%20%20調査&r=reflink

 ヴァカンティ教授が所属するハーヴァード大学大学院は彼の過去論文などの調査を開始すると2/20「毎日」が報じている。
 http://mainichi.jp/select/news/20140220k0000e040231000c.html

 「ネイチャー」小保方の生データの提出を求めているという。これが引き渡され一般に公開されると、たぶん問題は一挙に解決するだろう。
 遺憾ながらネイチャー調査チームが結論を出した後で、3月になって理研調査委員会が別な結論を出しても世の中は信用しないだろう。理研が独自に早急に結論を出し、その後からネイチャーの結論がそれを裏づけるという展開が望ましい。

「ネイチャー」1/30号の第1論文を見ると、8人の著者がいる。
(Obokata H, Wakayama T, Sasai Y, Kojima K, Vacanti MP, Niwa H, Yamato M & Vacanti
CA)
 うち日本側の「上級著者(シニア・オーサー)」は東京女子医大の大和雅之教授、ハーヴァード側はC.A.ヴァカンティ教授となっている。他にハーヴァード側は小島こうじ、と小保方晴子(これは給料が一部ヴァカンティから出ていたためだろう)にMP Vacanti。
これはCA ヴァカンティの弟で、今はカンザス州の陸軍病院で病理医をしている。
 論文執筆者は小保方とYoshiki Sasaiが担当したとある。
 実験を担当したのは、小保方、若山照彦、笹井Yoshihiko、移植実験は小島が行った。
 小保方、若山、笹井、丹羽、CA Vacantiは実験計画を立てた。
 MP Vacantiと大和は実験計画とその評価に協力した。
 それぞれの分担について論文には以上のように記載されている。

 ヴァカンティの仕事はハーヴァードではまったく評価されていなかった。が、2008年、小保方が留学し、研究に進展がみられた。しかし相変わらず他の幹細胞研究者はヴァカンティの研究を受け入れようとしない。
 そこで2010年に、フロリダで開催された学会で女子医大の大和がヴァカンティと小保方に会った時に、「細胞分離の過程が幹細胞を作り出している可能性があるから、自分のラボに戻って、それを追求したらどうか」という提案を行い、小保方が帰国したとBoston Golobe
紙のキャロライン・ジョンソン記者は2/2付紙面に書いている。

 その後、東北大震災が起こり、小保方は理研の若山と共同研究するようになり、2012年4月ネイチャー誌に論文を投稿されたが、これはリジェクトされた。
 「若山のような幹細胞研究のトップにいる研究者と共同研究することは、仕事の信頼性を増す上で決定的に重要だ」と同記事で、ボストン小児病院のD.Q.ディリィ博士が述べている。

 以上が、今回の論文(2013/3投稿、2013/12受理)が発表されるまでの背景である。
 要するに受け入れられなかったVacantiの2001年論文では、「すべての組織に微小な<芽胞様細胞>が存在していて、これが多潜能幹細胞である」と主張していた。2008年にVacantiのラボに留学した小保方は、つぎつぎにこれを実証する実験を行った。
 「抽出操作で多潜能幹細胞が活性化される」という新たな仮説を証明すべく日本に戻った小保方は、理研の若山照彦を共同研究者に巻き込み、2012/4にネイチャーに論文を投稿したが却下された。以後、クレームが付いた箇所を追加実験棟で修正し、2013/3に再投稿し今回の発表論文になった。
 これ自体は、事実経過として何も不審な点はないのだが、「天才科学者」としての小保方のひらめきのようなものがどこにもうかがえない点に違和感を覚えるのは私だけだろうか…



 小保方事件のもう一人の主要人物・笹井芳樹は、小保方の捏造論文に大幅に手を入れた人物(ゴーストライター)であり、
彼女と愛人関係の噂もあります。
笹井 芳樹  (ささい・よしき)  Yoshiki Sasai M.D., Ph.D.

1962年 兵庫県生まれ
1980年 愛知県立旭丘高等学校 卒業
1986年 京都大学医学部卒業 医師免許取得
1988年 神戸市立中央市民病院内科 研修修了 
1988年 京都大学大学院医学研究科 入学
1992年 京都大学大学院医学研究科(生体情報科学講座)単位取得修了
1993年 京都大学博士(医学)取得
1993年 カリフォルニア大学ロスアンジェルス校医学部客員研究員
1996年 京都大学医学部助教授(生体情報科学講座)
1998年 京都大学再生医科学研究所教授
2000年 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター グループディレクター兼任
2003年             同上                  専任
2003年 京都大学大学院医学研究科教授(連携併任)


全く成果のないハーバード頸切り寸前のC.A.ヴァカンティ(Vacanti)教授が小久保晴子<というちょっと精神薄弱者っぽい人物>を使って、そのまわりのスケベな野郎共を巻き込み、共謀させて、でっち上げたということです。

C.A.ヴァカンティはハーバードでの地位と巨額研究費、理化学研究所の小久保晴子とその取り巻きらも絶対的な地位と巨額研究費を欲するためだけです。
正しい正しくないは後世の研究者が、できるだけ長い期間をかけて他人の金を食い潰して調べればよい。そのあいだに<権威者>としての立場を固めてこの<業界>で君臨することができるのです。

ご理解いただけますか?この異常な学術という世界



ベストセラー「逆説の日本史」(井沢元彦 小学館)の一巻:古代黎明篇の序論で指摘されていることを思い出しました。

歴史研究を含めた学術論は理路整然とした根拠よりも、東大を頂点とするアカデミズム(学究主義)への信頼(?)であり、そのボスが言うことは絶対視されるということが慣例として広く長きにわたり蔓延している現状です。

タダの水を東大の名誉教授が薬効有りと断定したパロチンという薬が平成になるまで関節炎や白内障の特効薬として半世紀にわたり日本国内で大量に使われていたという事実があります。

医学界のみならず、法曹界でも権威者の意見は絶対視される



袴田巌(はかまだいわお)死刑囚の釈放が昨日なされました。じつに48年もの間、刑務所に入れられていたわけです。

話を戻すと小保方晴子捏造事件には、二つのキーワード、ハーバード大学と東京大学が出てくるわけです。小保方晴子はたった半年しかハーバードにいませんでした。それでもハーバードの一流研究者とともに研究した実績(ハク)で理研幹部や文科省は盲(めくら)判を押しまくったのです。

森口尚史事件から何も進歩していないわけです。

140年前に福沢諭吉が「学問のススメ」の中で、高い授業料(塾費)を払っても、卒業後は権威として国家中枢に高給で雇われるのだから、これほど確実な何倍何十倍にもなる投資はないぞと書いているのです。

つまりはインテリ馬鹿をだますにゃ簡単だ



という本音です。詐欺師の跋扈は明治からなにもかわっていないということ。客員という肩書きは金で買えるもの。

あなたのまわりにも居ませんか? 東大博士を肩書きにしている人が?


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世界宗教勢力の均衡が崩れるとき、パラダイムシフトは起きる 
Thursday, March 27, 2014, 01:31 PM
2014年3月23日と26日の朝日新聞の二つの記事です。

ひとつは「カクレキリシタンの実像」(宮崎賢太郎著 吉川弘文館)の書評
それにつづいてバチカンでキリシタンに脚光という記事です。

偶然のように見えますが、国際面、文化面でキリシタンを取り上げているということは世界レベルで大きくうねるなんらかの動きがあると見ています。

ずばり言うと宗教対立です



新聞記者が自分の好みで書いた記事が新聞に載る訳じゃない。なんらかの勢力が世論操作のため書かせるもの。

なぜ今カトリック(バチカン)がカクレキリシタンを称賛するのか?

私の推測ですが、ロシア(ロシア正教:反カトリック)の勢力が強まったことで、バチカンは日本を親カトリックとしたいという意図があるのではないでしょうか。

現在の日本は英米プロテスタント・ユニテリアンの領国といえます。国の制度、政策がユニテリアニズム(Uniterianism)を土台に運営されています。

アメリカの10年後が日本の姿


と言われる所以です。

ところが21世紀の世界宗教地図は米国ユニテリアンの敗北続きで、世界各国はこのお節介な国(とその思想)を混乱の元凶とみなすようになってきた。

なんせ第二次大戦・太平洋戦争の覇者となっても朝鮮戦争からベトナム戦争の遁走、アフガニスタン、イラク、イランと政権転覆・親米化を狙った戦争は失敗続きです。

ユニテリアンの本家(欧米ユダヤ系民族と言い換えてもいい)が米国を見放しつつあるのではないでしょうか。

EUを代表するドイツ・メルケル首相の態度を見ていると、米国が主導権を持つことはもうないのではないかと思えます。

またアメリカ自身もユニテリアニズムによるリベラル主義を見直す声が強まってきている。

そんなプロテスタント勢力の弱体化をみて、カトリック、イスラム教、ユダヤ教、・・・

どの宗派も日本を仲間に取込みたい



各宗教派閥にとって現在の日本はまだまだ宗教色の少ないブルーウォーター(競争相手のいない新天地)とも言えます。

第二次世界大戦でのプロパガンダによる「悪玉国」の印象が幸か不幸か宣教師や伝道師の大量流入を防いだのかもしれません。

ただプーチンさんのおかげで、そろそろ国連(本当の名は戦勝国連合)とG8(先進主要国首脳会議)というサロンも解散間近となりました。

いつまでも日本を悪者にしておくとマズイ



宗教勢力中枢はそう考えていてもおかしくない。ユニテリアニズムの廃退に伴いバチカン、イスラエル、イスラム国家、ロシア政教・・・これらの宗教勢力が徐々に歴史認識の転換へ動き出しているのではないか。

バチカンは長崎のキリシタン関連跡の世界遺産の支援するという返答を長崎にしています。

それにつづいてイスラエルでも日本の悪玉国家イメージを回復して欲しいものです。

もし東條英機がユダヤ人を迫害から救った影の立役者であるという認識をイスラエルが公式に認めることがあれば、現在の西欧主導のパラダイムが大きく変わっていくでしょう。

世界の宗教勢力が変わるとき、パラダイムシフトが起きるのです。

その主役はユダヤ教の総本山・イスラエル、そして相手役の日本であると思います。

米露の対立で中国が漁夫の利を得るようなこととなれば、国際政治の戦略上ありえるだろうと考えるのは虫が良すぎるでしょうか。



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桜舞う、自分を信じて翼はためかせて夢と奇跡を待つ・・・だけの歌謡曲 
Wednesday, March 26, 2014, 03:27 PM
3/26 曇 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

ああやっぱりこんな本を出した人がいたんだなと思いました。話題になっていた本です。

 ラジオで流れる曲はどれも同じに聞こえています。そして頭に残らない。男も女も、奇跡〜夢〜自分を信じて〜桜、ありがとう〜歩いていく〜♪と似たようなつまらない歌が流れます。

それでも若者に人気だとか。
 この曲で元気になれたとか励まされたといったわざとらしいリクエストのメッセージをDJ、タレント、アナウンサーが読み上げています。

その度、臭い挿話に大笑い


リクエストで励まされたとか元気になったというメッセージは
レコード会社の営業員がせっせと書いてラジオ会社に渡しているから


中年のむさいオヤジがサクラで「カレシとラヴラヴになりました〜♪」「仲直りのきっかけです♪」「失恋から立ち直りました〜♪」とせっせと一言考えて、放送作家に渡している場面を思い浮かべて下さい。ヨレヨレスーツの安月給オヤジが女子高生役なんですから。

テレビ・ラジオ番組は放送作家によって最初から最後まで、台本通りつくられているのです。
当然、新曲のデモCDを抱えたレコード会社のおっさんが日参して、視聴者の購買層に関心をもってもらう気の利いたコメントをせっせと書いて放送作家に渡しているわけです。

なんでおっさんだとわかるのか? レコード会社は立派な斜陽産業ですから新卒採用なんてどこもしてません。しがみついているおっさん連中しかいませんよ。

DJのコメントをアホやな〜と聞くのがJ-POPの正しい聴き方かな。
卒業式のコメントとか想い出とか、そうやって聴いてみて下さい。だいたい同じようなエピソードになります。

ちなみに、音源の最初と最後に声をかぶせるのが民放業界の作法なんだとか。録音されて複製されないようという昔からのしきたりなのです。

歌詞をまともに聴かせる歌謡曲(J-POP)は稀です。
そのうえマキタスポーツという物真似芸人さんの分析では、コード進行がすべてカノン調なのだとか。

特に女性シンガーソングライター(アイドル歌手)の劣化はひどいもの。
精神障害者かと思うような歌詞ばっかり。


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中国のソフトパワー戦略 ベルギー国民に”日本は東洋のナチス”と刷り込み 
Tuesday, March 25, 2014, 12:07 PM
3/25 晴 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル

頭に血が上らないようにしてください。日曜日の朝日新聞の記事です。

中国のベルギー大使による巧妙な宣伝工作の実態です



中国ベルギー大使はパンダ贈呈で親中意識がベルギー国民に高まることを見越して
ベルギー版”ドラえもん”というべきヨーロッパの人気漫画「タンタンの冒険旅行」の満州事変で悪役として描かれている日本軍を引き合いに出して、日本を非難する声明をだしています。これを欧州のあちこちでやっている。

欧州のほとんどは日本という国がどこにあるかはよく知りません。
100人中99人が世界地図でとんでもないところを指さすでしょう。(すべて実体験です)

ドイツとイタリア三国で戦った小国という程度は知っていますが、それも上の年代です。
アジアといえば中国とみんなが思っています。たとえば沖縄の先に台湾という国があると説明すると、100%こんな小さな国(独立国)があるのか!?と思っています。

ヨーロッパ大陸と地続きの中国にはなんとなくシンパシーを感じる



という認識なんです。イギリスはヨーロッパの仲間と見ていても、極東(Far East)の島国なんて知ったこっちゃない。これがヨーロッパ大衆の意識です。

笑顔で寄ってくる奴ほど悪人


これが外交の鉄則なのですが、パンダは中国最強の外交官と言われる所以。ころっとベルギー国民の意識下に「日本という国はナチス残党のいる国だ」と埋込まれました。

これがソフトパワー戦略なのです。そして今ほど

経済界でも国際政治でも悪役を欲している時はない



漫画・アニメ・TVゲームでクールジャパン!?とんでもない!

中国の情報戦略の方がずっと効果的であることがわかります。

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叉焼(ちゃーしゅう)は焼くのか煮るのか? 
Monday, March 24, 2014, 01:11 PM
 圧力鍋で再び叉焼(ちゃーしゅう、焼豚)を作ってみました。

若葉マークの私にとって、レシピをいくつか読んでみると、オーブンで焼けというものと煮ろという同じ料理名であっても全く調理が違うことに悩んでしまいます。

はたして焼くべきか、煮るべきか・・・

前回はオーブンで焼いてみたので、今回は圧力鍋で煮てみます。焼豚らしく、あらかじめフライパンで表面を焦がしてから、圧力鍋で煮ること25分。

大成功、やっぱり煮たほうがやわらかくなります。
欠点としては家中がラーメン屋の臭いです。
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