Wednesday, December 17, 2014, 12:59 PM
12/17 晴 10時 浅草での空間線量は8ベクレル/立法メートル
新聞の書評広告で、『糖尿病ならすぐに「これ」を食べなさい!』(横田邦信/東京慈恵医科大学教授 主婦の友社)という本を知りました。

プレスリリース:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000297.000002372.html
1970年代中頃から日本人の平均エネルギー摂取量は右肩下がりです。
1980年代からは脂肪摂取量はほぼ横ばい、90年代中頃からは減少しているにも関わらず、糖尿病患者+予備軍は1960年代から一貫して増え続けていることに筆者は注目しています。

摂取エネルギーと糖尿病には相関はない
そこで注目した栄養素がマグネシウムです。
1972年(昭和47年)に塩田による製塩が廃止され、同時期に大麦・雑穀を食べる習慣がほぼ消えています。

海水塩が食卓から消えると同時に糖尿病患者の発生が始まる
一日に必要なマグネシウム量は360mg程度だそうですが、だいたい100~130mg足らないのだそうです。
そこでマグネシウムを含んだ食品を摂ることを勧めています。
そばの孫とひ孫わ、優しい子かい?納得!


同じ新聞には農林水産省が共催しているフード・アクション・ニッポン・アワード2014という受賞賞品が載っています。その研究開発・新技術部門の最優秀賞には緑茶を挽いてたてるSHARPの HEALSIO(ヘルシオ) お茶PRESSO(プレッソ)が選ばれています。
これなんかマグネシウム不足の我々にはうってつけの賞品ですね。
著者の横田邦信/東京慈恵医科大学教授と同じく、微量元素の欠乏で病気になりやすいと訴えている本は過去にもブログで紹介いたしました。
海水による塩からイオン交換による精製塩となって、アトピーといった自己免疫による病気が増えてきたという主張です。
塩分と高血圧には統計的には関係が無く、かつて東北の地域で血圧が高い傾向があったというだけで医学的な常識と信じ込んでいるだけです。
過激な減塩という食習慣は健康を損ねるという警鐘です。
作家の五木寛之も常にピンクのヒマラヤ岩塩を片手に持ってぺろぺろ舐めながら執筆しているとテレビで紹介されていました。岩塩はマグネシウムの固まりです。
過去ログ:
検索キーワード:塩が足りない:
リウマチに治療法はあるのか(関節リウマチ原因物質特定)
「断糖のすすめ」(炭水化物を減らすと身体は激変する)
アメリカの肥満・がんの原因は糖分だと告発するジェイミーオリバー
これからは「摂らない」という治療が主流になるだろう
苺の酵母は発酵力が強い
塩分は微生物にも必須である
大切なことなので繰り返します。高血圧の原因は塩ではありません。
塩分=高血圧は誰も立証していません
日本人には塩が足りない 「減塩」が元気と健康をそこなう
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Tuesday, December 16, 2014, 11:46 AM
12/16 曇 10時 浅草での空間線量は6ベクレル/立法メートル
本日の日経平均は寄りつきから欧州の不調で300円安で始まっています。為替も昨日から117円台円高に推移しています。一週間で3円も動いたことになります。
安倍内閣がまるまる続投となり株価維持方針はそのままとなったことで、下値はそれほど崩れないでしょう。むしろ下げ場面は機関投資家にとっては稼ぎ時を与えることになります。結果、国民年金積立金(GPIF)がそのまま内外の投資銀行へ流れていくだけです。
それよりも私は為替の動きに注目しています。
117円台でも円安だなという感覚です。物価高が顕著に感じられます。
100円ショップでは100円の札が無くなって、浅草駅の100円ショップは改装されて小規模な雑貨屋になってしまいました。
年末の夕方6時頃でも浅草の飲食店には客は見あたりません。
いままでで経験したことのないほどの不況感です。
例外は古い家屋がどんどん取り壊されて高層マンションの工事の音が朝から響いています。
クレーンの警報音なのか大型車両の後進時のブザー音かはわかりませんが、電話機の電子音と同じなので紛らわしいです。
衆議院選挙が野党総崩れの結果となり、自公与党が衆参両院でのフリーハンドを得ることとなりました。次の参院選までの2年後までは現政策が続くことになります。低成長下での消費税10%は致命的です。
いよいよ一時的な景気後退を表わす”resession”リセッションから、永続的な不況を表わす”depression”デプレッションへとなります。
GDP成長率が二期連続でマイナスとなることが不況の定義であるならば、2008年からずっと不況なわけです。
参考URL http://www.nikkei.com/biz/report/gdp/
低成長であることは先進国は似たり寄ったりで、中国も来年はどうなるかはわかりません。
もう政治で景気が左右される状況ではないのですから選挙に関心が向かないのも当然なのでしょう。
今回の選挙結果は後世に「2015年体制」と呼ばれることになると中田安彦氏が述べています。
小泉政権以上のアドバンテージを与党はどう用いてくるのか、その如何で来年、そして日本の行く末が決まるのでしょう。
あっ、ちなみに四柱推命でも来年は大転換の年です。おおきなパラダイムシフトが起こるかもしれません。
ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報
http://blog.livedoor.jp/bilderberg54/archives/42410160.html#more
2015年体制、「1と4分の1」政党制の時代
アルルの男・ヒロシです。
2014年12月14日に行われた総選挙が終わりました。
自民党・公明党の連立与党が、いわゆる「絶対安定多数」(266議席)を超える議席数を獲得しました。民主党政権から政権を奪還した2012年の総選挙に続いて、与党が全部で17ある国会の常任委員会で委員長ポストを独占し、野党を上回る委員数を確保できる事になりました。
自公で、衆議院の全議員の3分の2(317議席)を上回る326議席を獲得しました。自民党は291議席、公明党が35議席で、自民党が公示前(293議席)から2議席減らしていますが、与党全体で見れば1議席増です。マスコミは選挙序盤で「自民単独で300超」を予測していたので、それに比べれば確かに少ないですが、それでも十分に「圧勝」です。
また、「自公で326」という議席数は、同じく民主党が大敗した2005年の郵政選挙の時(327議席=自民296議席、公明31議席)よりは1議席少ない。しかし、今回の総選挙では定数が5削減されて、475議席になっているので、実際には、安倍晋三首相はあの「小泉郵政選挙」に匹敵する勝利を収めたということになるわけです。安倍政権は信任されました。
すでに2013年の参議院選挙で、自公は過半数(122)を超える134議席を獲得しています。したがって、これで自公政権は集団的自衛権の法制化など法案審議における「フリーハンド」を得たことになります。
自公で全議席の3分の2以上を獲得した事を受けて、安倍首相は開票センターでの記者会見で憲法改正への強い意欲を示しました。先の参院選の結果では、憲法改正に前向きな自民党、日本維新の会、みんなの党と、公明党に改正に賛成する非改選の2議員の合計が、憲法96条が定める改正の発議に必要な参院の3分の2(162議席)を超えていました。(「読売新聞」、2013年7月22日付電子版報道))
確かに、いまのままでは公明党が賛成しないと、憲法改正の国会での発議に必要な「各議院の総議員の3分の2」は確保できないわけですが、集団的自衛権の閣議決定の時のように、公明党に配慮すれば、自民党が憲法改正を具体的な日程に乗せることも可能になってきました。次の国政選挙は2016年夏の参議院選挙ですから、それまでに動きがあるかもしれません。
一方、野党は、民主党73、維新の党41、生活の党と社民党がそれぞれ2議席の合計118議席でした。自民党よりも保守・右派である次世代等の党は2議席。この「非共産系で野党118議席」という数は、05年に小泉郵政選挙で民主党が獲得した113議席よりは確かに5議席多い。気にかかるのは、百議席越えを目指していた民主党が、党首の海江田万里氏の落選という災厄に見まわれ、獲得議席数も前回より11増にとどまっている一方で、新しく出来た維新の党が公示前より1議席減らしただけで済んでいることです。選挙後にうまく野党がまとまればいいのですが、この分裂した野党を次の選挙までに一つの強固な自民党に対抗できる単一の野党とし立て直す事ができなければ、野党はますますジリ貧となり、自民党に対抗できなくなります。
国政選挙は2016年までありませんが、直近では今年の春に「統一地方選挙」(市議、県議、町議、村議、首長などの選挙)があります。地味なように見えますが、地方議員というのは国政選挙で候補者の手となり足となる重要な存在です。地元の有権者に常に耳を傾ける存在だから、この地方選挙で民主党を始めとする野党が負け続けると、参院選でも躍進はおぼつかないということになるのです。もしそうなれば、野党は足腰から弱くなっていき、絶対に割れない自公に対して脆弱な脆い頼りない野党として惨めな姿を晒し続けるでしょう。
かつて、自民党が昭和時代に与党だった時、「1と2分の1」政党制という言葉がありました。これは1955年に成立した政治体制、自由民主党と社会党を中心とする政党政治であり、自民党に対して,社会党がその2分の1だったのでこう呼ばれました。自由民主党が50%,社会党が25%,共産党やその他少数政党・無所属が合計25%と固定しており、この体制では自民党は政権を失わない代わりに、一方で憲法改正も常に阻止されていました。これが1993年に細川連立政権が誕生するまで続きました。いわゆる「55年体制」です。
今回、野党は118議席。共産党も入れれば139議席。衆議院だけを見れば、「1と4分の1」(計118議席)未満、「1と3分の1」(158議席)政党制が出来上がりました。この傾向が当分続くのなら、いわば「2015年体制」が出来上がったと後の世に言われることになるでしょう。これは「政権交代可能な二大政党制」を目指した小沢一郎・生活の党代表の構想が完全に崩壊したことを意味します。
本書で述べましたが、野党が迷走したのは、2011年の震災直後から、ネット世論に振り回されて、民主党が無残に分裂していったことに根源があります。一方、自民党やそれに迎合するマスメディア(テレビ、大新聞)はネット目指した効果的なプロパガンダ(宣伝)で、野党への不信感と政治への失望感をかきたて、有権者約半数を棄権に向かわせることに成功しました。そして、一方でガチガチに低投票率の中で組織票を固めたことが勝利の要因だったと言えます。
09年の政権交代における大勝(空前の308議席)と、その後の2012年の民主党分裂の後遺症は予想以上に大きかったということです。いかにネット選挙の時代になろうが、「数は力」です。勢力が割れたほうが負けるのです。
また、本書で登場した「日本の裏の総理大臣」であるマイケル・グリーン(米シンクタンクCSIS副所長)に親しい政治家は与野党問わず全員当選しています。こちらも割れませんでした。日本の政界はまだまだアメリカのジャパン・ハンドラーズの監視下に置かれるわけです。
それにしても、有権者は「アベノミクスの是非」という安倍首相とマスコミが仕掛けた選挙の争点に見事に翻弄されました。アベノミクスの恩恵を必ずしも味わっていない有権者や、安倍首相の経済以外の政策に懸念を覚える層が、与党に対する批判票を投じるべく投票率を上げなかったわけです。投票率は戦後最低を更新する52%(前回より7%減)でした。
要するに、「自分の運命を決定する選挙に関心を持たない」という、本来は極めて非合理的な選択を有権者がしているわけです。投票所に行かない方が合理的だと考えている有権者がこれほど多いのだということです。「どうせ政治は変わらないのだから政治に期待するのをやめよう、という無関心(アパシー)の態度をとることが合理的な選択である」と国民に信じこませる、権力者というか、いまの政治の既得権者の世論コントロールがうまく成功している、ということでもあるのです。
この局面を打開するには、現実感覚のない「ネット世論」に安易に左右されず、野党の政治家やその支持者たちが地道な政治活動を続けていくしかないわけです。
2014年12月15日早朝 総選挙開票報道を聞きながら
中田安彦 拝
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Monday, December 15, 2014, 01:46 PM
12/15 晴 10時 浅草での空間線量は9ベクレル/立法メートル

最低温度は氷点下です。物好きすぎです。
天気がよいので、陽が当たるうちは良いのですが、日陰になると一気に寒さが襲ってきます。ハイキング道でカチカチに凍っているところがあり、すってんころりんと大きな尻餅です。
お弁当でお昼にしたのですが、なにせ足元は霜柱。冷凍庫の中で飯を喰っているようなものでした。神社の手水には大きなつららがあります。
お湯を沸かす道具を持っていって好評だったのはつかの間。山中で優雅にドリップコーヒーを愉しむつもりが、ドリップしている間にアイスコーヒーになっちゃうので一転して大ブーイングでした。こういう時は安物のインスタントの方がぜったいいい。
写真は山梨県都留(つる)市の山の中です。ほとんどがトンネルですがリニアモーターカーの路線が谷間谷間で見えます。このようにトンネルの外も覆われているので全くわかりません。
登山中にブゥーン、シュンと音が聞こえたような気がしました。仲間は通った通った!と騒いでますが、近くの農家の肥だめのポンプでも動いた音なのかもしれません。
つまり全然わかんないと言うこと。時速500kmというと飛行機並ですから目の前を通過したとしても、シュンと一瞬です。
山では日が傾く3時頃にはグングン気温が下がり始めます。山間部で暮らすということは、この冬の時期は本当に辛いだろうなと思います。陽が当たるのは6時間ぐらいしかない。
日当たりの良い場所は畑となりますから、農家の家ってたいてい斜地の際だったり、山際なのでもっと条件は悪いですね。耕作地の少ない山間部は特に。
甲府の山に住んでいる知人が居るのですが、氷点下15度なのだそうです。冬山での生活なんて考えたくもないのですが、当人はけっこう平気みたいです。
水と薪があれば案外慣れちゃうもんなんでしょうか。そういえば小学生の頃は年中半ズボンだったなあ。毎年足の小指がしもやけで痒くなってましたが、それでも素足にズック靴で遊びに行ってました。
昨晩は東京でも初雪が観測されたそうです。わずか数度の違いですけども駅に降り立ったら暖かく感じました。
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Friday, December 12, 2014, 12:37 PM
12/12 曇 10時 浅草での空間線量は8ベクレル/立法メートル
雪印乳業食中毒事件(2000年)、不二家衛生管理事件(2007年)で雪印はグループ解体、不二家は山崎パンの子会社となりました。
昨年のパート従業員による農薬混入事件があったアグリフーズはマルハニチロの子会社ですが、元は雪印乳業の冷食部門です。
そして今度は群馬の「ペヤング」で知られる「まるか食品」で衛生管理に疑惑が発生しています。
古くは森永ヒ素ミルク事件(1955年:昭和30年)で乳幼児の死亡、障害者が発生しました。
まあ経営者が馬鹿でボンクラだから過去に学ばないのはしかたがない。だいたい老舗企業で一族経営です。
食品を大規模工業化する自体が食への冒涜
私は常にそう思います。インスタントコーヒーは焙煎直後のコーヒーを知らない者への飲み物ですし、スーパーに積まれている添加物だらけでいくら喰っても腹が満たされない食パンと自分で焼いた小麦粉だけのパンとは全く別物です。
お菓子や菓子パンに使われる生クリームっぽいものはサラダ油を乳化したものですし、コンビニで売られている氷菓(アイスクリーム)には牛乳は使われていません。
過去ログ:食べるな危険!乳製品に似せたトランス脂肪酸たっぷりの植物油脂食品
圧力鍋で簡単マグカッププリン
擬装食品ばかりで反吐が出る
日本国内には大量生産される加工食品ばかりです。そして美味しくない。
ニッカの創業者竹鶴政孝の軌跡がNHK朝の連続ドラマ「マッサンとエリー」でやっています。今はサントリー(当時は寿屋)時代ですが、竹鶴と大量生産をせかす鳥井信治郎はウィスキーで結局は対立するのです。
広告で売るという戦略を引き継いだのは鳥居の息子佐治敬三です。ウィスキーを大量に流通させるために何をしたかというと、樽で寝かせることで付く琥珀色のかわりに水で薄めたアルコールにカラメルで色を付けて売った・・・これ有名でよく知られた話です。
話が飛びますが、タイのウィスキーで「メコン」というものがあるのですが究極の安酒です。浩宮皇太子が好きらしいのですけどもアルコール度数が高くて悪酔い必須、ウィスキー特有の味も香りもない不味い酒です。
似たような物をサントリーは宣伝費をかけて売りまくった。それにならって他の酒造メーカーもアルコールに糖分・味の素(グルタミン酸ナトリウム)や香料をまぜて大量に流通させた。
日本酒は三倍増醸(さんばいぞうじょう)清酒というものがテレビでさかんに広告されます。嵩増しした日本酒がいつのまにか代表的な銘柄のように消費者は思いこんでしまいました。
日本全国津々浦々で売られる食料品に疑惑をもっと持つべし
味噌、醤油もそう。本来手間がかかり地場産業であるべきものが大規模に工場で作られるということを不思議に思わない方がおかしいのです。
まるか食品のペヤングやきそばにゴキブリが混入していたのではという衛生管理への疑惑ですが、食品を扱うかぎり、虫、ばい菌による汚染はどれほど神経質になってもやりすぎではありません。
とくに穀物(小麦、米、大豆、芋など)の加工ではほんとうに虫が寄ってくるのです。
米屋でお米の精米、粉砕加工を手伝ったことがありますけども、作業のほとんどは部屋と加工機器の掃除です。こぼれた粉をそのままにしておくと、翌日には必ず小さな羽虫がたかっています。
夏場一週間も加工場に訪れないと、蜘蛛の巣や羽虫の楽園になってます。だから始業前の掃除、機械稼働前の分解清掃、就業時の清掃と何度も機械を分解しては組立て、出入りする時も着替えたりして大変です。
食品工場の作業は賽の河原で石を積むようなことをひたすら繰り返す
ベルトコンベアで流れてくるパンやお菓子をひたすら詰めたりする仕事も、究極の単調作業だそうです。
浅草からすぐのところにJT(日本たばこ)の工場があります。ここでは紙巻きタバコを製造しています。
ここに仕事で入ったことがあるのですけども、きっと葉たばこの切りくずがあちこちにあるだろうと思っていたら、全くない。
葉たばこを刻んで、いろいろ混ぜて、紙で巻いて、箱詰めするだけですが、各機械も床も綺麗でした。
お話によると、葉たばこは蛾の好物なんだそうです。少しでも清掃を怠けると工場内は蛾だらけになるのだとか。
タバコの工場ですが、それでも出入り口はエアシャッターとなってました。
ちなみに工場内はタバコの葉の良い香りがしています。高級な紅茶のような甘い香りでうっとりします。
話をペヤングに戻します。
「ペヤングソース焼きそば」って私は食べたことがありません。なんかテレビの貧乏自慢で必ず出てくる食べ物なので、その程度の食い物なのでしょう。
逆に言えば、そういう物ばかり食べるから貧乏になるということなんだろうなと思います。
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Thursday, December 11, 2014, 07:54 PM
12/11 雨 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

ワープロを使う商業作家は多いでしょう。いまでは大部分がワープロ(パソコン)に向って書かれている方が普通です。
私も手書きでは、このブログ程度の文章でも書く気が起こりません。資格試験やセミナーで久しぶりに鉛筆なんぞ握ったら大変苦労します。簡単な漢字が書けないし、文字数がきっちり収まらない。
ほんの25年前あたりではアルファベットしか表示できないことが普通で、やっと日本語が表示できるワープロソフトが登場すると一気にコンピュータが身近な物となりました。
当時のワープロやパソコンのキャッチコピーは「知的ツール」という文字が多用されました。推敲も編集も自由自在で考えをまとめるにはこれほど便利なものはないと私もすぐに熱中しました。
面白いことにコンピュータに初めて接して、ワープロをすごく便利だと思う人と表計算をすごく便利だと思う人に二分されます。私は前者です。
会社員時代に初めてパソコンを触るサラリーマンをまじまじと観察しているとエクセルといった表計算ソフトには感嘆するのですけども、電子メールはほとんど関心がない。
無理やり実習させるとどうなるか?プリントアウトしてじっくり机で読んで、それを回覧板に挟んで部下達に閲覧させる・・・おかげでプリンターの前には行列ができてました。コピー紙の消費量が何倍にもなりました。いまそんなことをしたら笑いものですが、当時はパソコン=文書印刷機としか捉えていない人がほとんどです。
知的ツールと捉えている人はそれほど多くない
はたしてパソコンやスマートフォンがこれほど普及して、はたして知的ツールになったのか?という疑問は残ります。
頭脳の補助として向き合う人がいる一方で、インターネットへ過度に依存して考えることを放棄してしまう人もいるのです。
昨晩のNHKクローズアップ日本では、読書習慣がゼロの大学生が急増して大きな割合を締めているという報告がありました。
そのような若者達にレポートを書かすと、Googleで検索して見出しを辛抱強く見つめて、そこから都合の良い部分を集めて切り貼り(カット&ペースト)してレポートの体裁を造り上げてしまいます。
ところが大きな落とし穴があります。
読書ゼロの学生には自分の考えが見られない
インターネットで他人の考えをそのまま受け入れて、結論さえも他人の意見をコピーしてくるだけ。持論を述べるという経験・訓練がないので、文章の流れが自然であればそれでよしと考えるのです。
一方読書習慣のある学生はネットで参照されていた文献にあたり、そこから違う視点で結論を導き出しています。すなわち論文はすべて自分の意見であり、参照や反証としてネットや文献を活用しているのです。
帝京大学での実態調査なのですが、これはインターネットが当たり前で育った世代には当たり前なのです。自分の考えのつもりが他人の意見をそのまま躊躇無く取込んでしまうのです。
結局インターネットで意見を持たない若者が増えただけ
番組では薄く広く情報を集めることは便利だけれども、一つの題材に深く掘り下げる点では書籍にまさる物は今だないという結論で終わりました。
ワープロソフトが出始めた頃、アウトライン・エディターというソフトも登場しました。
パソコンを文書清書機としか思っていない人は、このアウトライン・エディターというものの真価にはほとんど関心がありません。
アウトラインエディターとは、、本文は空欄かメモ程度で文章の見出しのみを編集するソフト(ワープロの機能)です。階層化したり順番を入れ替えたり、文章の構成を最初に決めるときにとても役立つ機能です。
アウトラインエディターこそ知的ツールにふさわしい
このソフトが登場したことで、単なる文章清書機から思考の可視化という知的ツールになったと言えます。
ただ残念なことに、コンピュータの能力が格段に向上したのにも関わらず、アウトラインエディターが登場時の20年前からほとんど進化していないのです。現在でも章題毎の入れ替え程度しかないのです。
ワープロソフトの表示をアウトラインにしてみてください。単に章題の階層化ができるだけです。
使ってみればわかりますが、だいたい1万文字あたりまではこれでいいのですが、それ以上は役目不足なのです。アウトラインだけで長編小説をずらずらと書いてみればわかります。(書いたことはないけど)
報告書や企画書、発表資料のようなものでは十分なのですが、単純な階層化やグループ化だけでは複雑な小説は書けないのです。
それほど人間の思考というものは複雑なもので、過去と現在を行ったり来たりし、あっちとこっちと色々な関連づけがなされています。それを単純な次元の流れで表現することは不可能です。
朝日新聞に次世代のアウトラインエディターが紹介されています。海外では新たなアウトラインエディターがいろいろ開発されており、その一つScrivener(スクリヴナー)が紹介されていました。Scrivenerの紹介ビデオはYoutubeにあります。
マルチウィンドウで編集できるところが進歩しているぐらいかな。
残念なことに日本語対応のアウトラインエディターはないのです。海外ではアウトラインエディターの開発が盛んなのに、とても残念なことです。
開発中のアウトラインエディターで作成された小説「僕は小説が書けない」(中村航・中田永一 角川書店)を早速書店で読んでみました。
う~ん、高校生が主人公のライトノベルなので、私の作品自体の評価は低いです。これぐらいは書けるという実例で、小説の内容はなんだか実感が湧きませんでした。
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Wednesday, December 10, 2014, 12:45 PM
12/10 晴 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

母子家庭であり、子供たちにまともな食事を与えられないという、毎度おなじみ朝日のお涙頂戴記事です。
ネット内でも、あいかわらず朝日新聞記者の妄想記事だとか、こんな生活力のない女は離縁されて当然だと批難の声があがっています。
すぐにわかるようなおかしな点がたくさんあります。
配偶者との死別なら子供が18歳までは厚生年金から遺族年金が支払われます。
もし離婚であれば、養育費用は父親が支払うはずです。
ところが介護士として働く母親の給与12万円に生活保護が支給されています。少なくとも15万円~20万円ほどが手元にあるわけで、それでなんで毎食具無しのおにぎりやもやしの焼きそばしか食べられないのでしょうか。昨年には水道も止められたとのこと。
記事を読んで感じたのは、
この母親は精神障害傾向があるのではないか?
ということ。
生活保護受給者を調査したら4割ほどだったか、半数ほどだったかは精神疾患もしくは知能障害者であったという結果でした。
ここ浅草は近くに山谷(さんや)という日雇い労働者の地区があります。大阪では西成(にしなり)です。あしたのジョーの舞台となった場所で、いまでは泪橋(なみだばし)は交差点の名前に過ぎません。
いまでも歩いてみれば、木賃宿の前に座り込んだり、奇声を上げる人がいたるところで見られます。この地帯はいまでも独特の雰囲気です。収容所というか掃きだめという表現の方が似合っています。
面白いことにほとんどの浮浪者崩れが「俺は元は社長だったんだ」とか「俺は一流企業の管理職だったんだ」とか「世界中から引く手あまたの発明家だったんだ」とか「大阪万博は俺が仕切ってた」とか「アメリカと取引して一財産築いたんだ」とかとか・・・鏡を見てから物を言えよと言い放ちたいようなことばかりを口にします。
それで最後に「だからちょっと金を貸してくれ」が最後に加わります(笑)
踏み倒したら、また違うところへ流れていくことの繰り返しです。
自分を直視できない人々はたいていパーソナル障害という精神病なんだそうです。
・自分は周囲と違う特別な人物であると思いこむ
・体面にやたら気を遣ったり、ブランド(学校や企業名も含む)にこだわる
・話をおおげさに自分の手柄話のように言う
・妄想・夢想と現実の区別があいまいで、豪語する
・自分中心じゃないとだだをこねる
などなど
つまりガキ臭いこと。
インターネットのスラングで「中二病(ちゅうにびょう)」という言葉があるそうです。
思春期の中学生の頃、自分が世界を変えてやるとか勢い込んだり、特別な能力や努力によってスターになると夢想することは誰でもあるでしょう。
そのような幼い精神状態のままニートや引き籠もりとなることを指す言葉なのだそうです。これがパーソナリティ障害という自分を直視できない精神病のひとつです。
話を戻して、朝日新聞の記事に登場するこのダメ女と、山谷のおっさんと何が違うのでしょうか。自力で生活する能力が欠如しているという点では全く同じです。
山谷の不動産屋で聞いたのですが、生活保護者は後先考えずに金を遣ってしまうのです。だから受給日にはすぐに家賃を取り立てないとだめなんだとか。もっとも家賃は東京都の場合自動振り込みですから、大家にとっては周辺トラブルさえなければ生活保護者は上得意なのです。
話を聞いている間にも、受給者の店子が今月の支払いを猶予してくれと訪ねてきました。
そのたびにいちいち何に使ってしまったかと諭していました。
生活保護制度なんてやめてしまえと思う反面、社会には一定数はこのような知恵遅れは発生するのだという現実です。もちろん自活していく受給者もいるでしょうが、大部分は仕事もできずに時間を潰すしかない人が、やはり多いでしょう。
生活力のない精神障害者がいる以上は、
生活保護制度は社会コストなのです
またお隣の韓国の国民をみるまでもなく、テレビに出るタレントやら政治家などもよくみりゃ変な人ばかりです。
いつのまにか気違い大国になっちゃったのでした。

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Tuesday, December 9, 2014, 12:15 PM
12/09 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル
なぜローマ帝国の地方のちいさなセクトであったキリスト教が急速に勢力を伸ばしたのか?という疑問に答えた本の書評です。「キリスト教とローマ帝国 ロドニー・スターク(Rodney Stark) 新教出版社刊)
もともとキリスト自身が布教していた頃は、共同生活・共同所有の牧歌的生活を基本とした社会主義的な小集団に過ぎません。
ところがペテロの代となり、AC40年で1000人(人口比0.002%)からAC350で3400万人(56%)と300年で国教にまでなりました。それはなぜか?
貨幣経済の進化とともに上流階層がキリスト教を支持したから
ざっくり簡単に言えばユダヤ教は創造主(デウス)を信仰する一神教、カトリックは創造主とイエスと精霊の三位一体を信仰する宗教、プロテスタントは教皇による独占や妻帯禁止といった宗教規律に反対した宗教であり、さらには創造主の存在を前提として実在したイエス(と聖書)を信仰対象としたものがクエーカーといったユニテリアニズムという新興の一派です。
もともと金利という概念はユダヤ教独自のもので、原始キリスト教ではお金がお金を生むという概念は認めていませんでした。イスラム教でも建前上は認められていません。
ところが弟子ペテロが金利容認して一気に君主や都市の上流階層の支持を得ていったのです。
なぜ上流階層や君主達が受け入れたのかというと、上流階層は戦争で闘わないから。武力よりも財力こそが最大の武力であるからです。ユダヤ教義を受け入れることでユダヤ教徒や資本階層がキリスト教へ改宗していったのです。
日本でも同じ事例があります。
戦国時代に武田信玄と織田信長が勢力を持ったのはなぜかといえば、それまでは仏教勢力が農民を管理していました。管理というと聞こえはいいですが、縄張りの農民から寺銭を集め、物流に対して勝手に関税をかけて寺の利益としていたのです。仏教といっても僧兵という私設軍隊をもち、領内の農民には上納と労役の提供を強要していました。
それに反対して寺に籍を置かない者たちを「非人(ひにん)」として差別しました。
信長は楽市楽座といって農民や非人に商売の自由を与えました。既得権益を破られた寺院は当然反発します。それで武闘派集団であった一向宗の総本山延暦寺を根絶やしにします。
強欲な宗教は民衆からは支持されないのです。
信玄も自国領内の農民重視を徹底しています。信玄堤といった治水工事を行い、税を軽減し、戦は農閑期のみに限定させました。人口=農作地=米の収穫量=甲斐の兵力だからです。人を増やし、生産高をあげることが信玄の信念です。
ローマ帝国でも同じ状況であったわけです。文明の発達とともに戦力(勢力)は財力と同義になり、交易や金融を重視しなくてはならなくなったということ。
キリスト教の教義である魂の救済(蒐集)にお金の蒐集も加わったことで、キリスト教は暴走し始めます。(このように書くとクリスチャンはびっくりしちゃうかな・・・)
なぜ暴走したのかというと、「お金を貯めること(=武力勢力の拡大)がイエスや神に近づく道」となってしまったから。異教徒からみれば「強欲(greed)」となるわけです。本来はユダヤ教徒への侮蔑の言葉だったのに、同化していってしまった。
これがペテロが広めたキリスト教の最大の矛盾です。
だからキリスト教を熱心に信仰する人たちは「世界の終わり(最後の審判)」に期待し、そして新たなイエス・キリストが現れること(再臨)を熱望するのです。
勝手にやってくれ・・・
過去ログ:sekai no owari (世界の終り)とは「最後の審判」です

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Monday, December 8, 2014, 11:27 AM
昨晩のNHK教育で、調理は化学変化であり、その結果人間は消化に要するエネルギーを頭脳へ回すことができるようになって、大脳が発達し、文明を拓くことができるようになったと解説されていました。
猿の体型と人間の体型の違いは腸の長さによるのだそうです。
内臓が小さくなったことで胴体が細くなり二足歩行により適した体に進化したというお話。
食べ物を消化するのは大量のエネルギーを使う
寝ている間でも内臓は活動し続けています。
活動に使えるエネルギーは消化のエネルギー分を差し引いた残りです。
調理する人間と動物では消化に要するエネルギーは劇的な差なのだとか。
そこでリンゴをオーブンで180℃20分ほど焼いてみました。芯を抜いてシナモンと今や貴重なバターを詰めてスイッチオン。もともと甘いリンゴでしたが、焼くととてもおいしくなりました。一つのつもりが二ついっぺんに食べてしまった。
過去ログ:家庭の電子レンジで出来る美味しい焼き芋のつくりかた

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Monday, December 8, 2014, 10:55 AM
12/08 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル
日本の輸出で盲点なのは、プラント輸出という現地での生産設備丸ごと請負うものです。
石油精製基地、プラスチック原料であるナフサやエチレン製造工場、ガスの液化設備、中東では淡水化装置などなど。
円高局面でも海外でのプラント建設は引きを切らないようです。石油製品のプラント建設で有名なのは、日揮・千代田化工・東洋エンジニアリングが御三家です。電力では東芝と日立、三菱重工、浄水設備では栗田工業、荏原製作所、オルガノなどかな。
日本の主要輸出品は自動車だけではない
実際は製造設備が輸出品の主流なのです。
輸出品として統計をとると、機械加工機とか建築材料とか、モーターとかタービンといったものに細分されてしまうので見えにくくなってしまいます。
半導体や精密加工機、プレス鍛造機器などが輸出されれば、それを納める製造設備もまるまる現地へ運び込まれているのでしょう。
プラントエンジニアの大部分は今では日本にはいませんわ。
日本国内では新規に建てられる工場・製造基地などはもうありませんからね。
20年前からこんな状態で、工学部や工業高等専門学校(高専)を出たらそのまま中国・タイ・ベトナム・インド・インドネシア・中東へ海外勤務ということも今や当たり前です。
それはいいのですが、現地生産が始まるとどうなるのか?ということを具体的に解説した記事が、愛読しているメルマガに示されていました。
圧倒的な価格攻勢で日本の化学業界は勝ち目は全くない
そりゃ産油国で精製蒸溜まで一貫して行われたり、エチレンといった化成品原料が造られるようになればコストは1/10となるのだとか。
もう日本に石油製品を製造するメリットは消えて行きつつあります。
イオン交換膜やカーボン繊維といったより高機能・高付加価値の製品のみが生きのびるでしょうが、これの製造設備も海外に作られるようになるのもそれほど遠い先ではない。
鉄板では高張力の薄板は住金新日鐵なJFE(元日本鋼管と川崎製鉄)が高価値製品を作っていますが、汎用品では金属資源を押さえるBHP Billiton、Anglo American、Rio Tinto といった鉱山開発の三大メジャーが最終製品にまで一気通貫でやりだすのもそれほど先ではないでしょう。というか影響下にない企業があるのかな?
現地生産を急ぐのは資源国としては自然の流れ
天然資源のままと製品では価格は雲泥の差ですから、自国生産が進むのは自然な流れなのでしょう。
そうしてみると、かつてバブル時代には花形であった日本の製鉄や化学プラント企業の未来は暗いです。もっとも本業で稼いでいたのではなく、保有する土地不動産を担保にいくらでも銀行から融資が得られたからです。それを再び投資循環させて金が金を生む状況を満喫していたのです。
円安となってプラント輸出はますます盛んになっていく
つまり他国へ生産設備が建てられていくと、結局は日本の化学産業はじり貧になっていくという構造的な状況になっているのです。蛸が自分の足を喰っているようなもの。
化学産業は財閥系で明治大正にかけて日本の産業の基礎でした。三菱化学、三井化学、住友化学。そこから肥料会社、高分子や機能材料が多様に派生していったのです。
恐竜が絶滅したように国内石油化学業界はどんどん縮小されていくだろう
川崎や水島といった巨大なコンビナート基地に入ったことがあります。タンクの底はつぎあてばかりでした。銘板をみると昭和30年代、40年代ばかりで、配管だらけの塔は茶色一色でアニメのような世界でした。小中学校の社会科で習った工業地帯のイメージそのままです。海辺のタンクやクレーンのてっぺんに登ると壮快で、遊び場としては面白い(笑)
こういった風景も徐々に無くなっていくでしょう。
http://archive.mag2.com/0000102800/index.html
2014/12/5 No.2958
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10秒で読む日経!視点が変わると仕事と投資のネタになる
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今日のNews
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●合成樹脂など石油化学製品の市場構造が変わりつつある。人口減少などで
内需が伸び悩むなか、輸入樹脂や代替素材が国内市場に浸透し始めた。
アジア勢の増産や中国景気の減速で余剰感が強まり、海外への輸出や現地
生産も試練に直面する。日本の石化企業は国内外で一段の設備縮小を迫ら
れている。
経済産業省が石化製品の貿易指標として毎月算出する「エチレン換算輸出入」
は、10月時点で輸入が5万3900トンと円高だった3年前より2割多い。一方、
輸出は18万4700トンで同1割超減っている。輸出から輸入を差し引いた出超
幅は、季節要因を除いた年換算でも9月時点で年初から18%縮小した。
「冬の訪れとともに市況も冷え込んだ」。容器向け樹脂や建設資材などに
幅広く使うスチレンモノマーは今年の輸出量が昨年より15%程度減る見通しだ。
同製品は国内生産の4割が輸出されるが、中国の不動産価格の下落が響き、
主用途である断熱材向け樹脂の生産が急減した。
日本経済新聞 12月5日
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佐々木の視点・考え方
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★月曜日のメルマガで、「原油価格が下がっているなら、原油を活用してビジ
ネスをしている国内の企業たちは格好のチャンスだ。ナフサ等からプラス
チックや化繊を作っている企業は製品価格を安くできる。」と書いた。
しかし、ナフサは需要が減り、結果、原油輸入量も減っている。
なぜか?
1つは、国内需要の低迷。
しかし、それだけではない。
構造的な変化が、日本の石油化学業界を縮小じり貧に追い込んでいる。
需要減は国内だけでなく、日本の輸出先の中国などにも及んでいるし、タイ
などの石化成品生産国が、安値で日本に浸透し、一定のシェアを奪っている。
今後中期的に発生するのが、低コスト石化製品生産国による輸出の拡大だ。
今、世界で最も安価に石化製品を作れるのが中東産油国。エチレン生産コスト
で見れば日本の生産価格より9割安い価格で作れる。現在は欧州向けが多いが
設備を拡大しており、いずれアジアにも輸出されることになる。
次いで安いのがアメリカ。シェールガス由来のエチレン生産価格は日本よりも
7割安い。現在建設中の設備が2016年以降完成するため、大量にアジア
地域に輸出されることになる。
その次は中国が石炭から作るエチレン。生産コストは日本より4割安い。
この設備がこれから大量設置されるので、日本の中国を含むアジア向け輸出の
大半が食われるだろうし、日本へも輸出される。
日本の内需と輸出の減少に青息吐息のところに、こうした嵐のような沢山の
ライバル出現によって、日本の石化業界は設備縮小が必至だ。
石化製品の製造の大元のナフサクラッカーは、日本に14基あるが、今年1基
停止し、2015年に1基、2016年に1基停止予定で11基にまで減る。
その後も、上記の低価格輸出が増えるので、国内製品需要は減り、更なるナフサ
クラッカーの停止が見込まれる。
日本の石油化学会社はよほど的確な事業再編をしてゆかないと、経営が危ぶま
れる事態になる。欧米のライバルは既に再編を完了していて髙い利益を出して
いるが、日本の動きはのろい。
円安・原油安は追い風かもしれないが、多くの日本企業は追い風を生かす
帆を作っていなかったようだ。
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Sunday, December 7, 2014, 05:23 PM
12/07 晴 12時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル
電力につづきガスの発送分離も3年後の2017年頃を目途に経済産業省主導で進められているという記事です。
電気につづくガスの発送分離は大賛成です
プロパンガス(LP)と都市ガスでは、都市ガスがずっと安いのです。しかし現在でも東京でも都心へ地下鉄で30分程度のところでも、いまだに都市ガスがないところもあります。
プロパンは重油を蒸溜することで発生するガス成分で、石油製品のひとつです。ですから原油価格で左右されます。
ボンベに充填して運ばれてきます。だから人件費+配送料が加算されるので都市ガスよりもずっと割高。しかも都市ガスは公共料金に対して、プロパンの配送会社は一般企業なので、自由価格です。そして販売単価の値決めは不透明になりがちです。
円安下ではガス代(燃料費)は原油価格が下がっても上昇傾向がつづく
田舎ではプロパン代の負担が大きいとよく耳にします。そりゃ土地がいくらあっても都市ガスがひかれていない地域はそりゃ若い世代は敬遠していくでしょうね。
人口減の状況では、インフラの整った地区へと自然と人口が集約化していくでしょう。
そのようになりつつある現在において、さらにガス管の所有者をガス会社から切り離して、地域寡占を防ぐ目的でガスの供給会社をもっと拡げようという目論見が経産省にはあることがわかります。
私は大賛成です。
そしてガスの発送分離は、ガスの輸入先の多様化にもつながり、地政学的にも国益が大きいと私は考えます。

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Saturday, December 6, 2014, 11:56 AM
12/06 晴 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル
昨日の新聞にASEAN回廊の完成が間近という記事が載っていました。計画から相当の時間が経ってやっとできそうです。20年前あたりから縦断道路の建設の話は経済記事に載っていたと思います。
なぜ完成が遅れたのかというと、国境紛争や少数部族の攻撃、また国毎に交通規則の違いからです。
たとえば右側通行と左側通行の国とか、大型トラック、トレーラーの通行を禁止している国などそれぞれです。
道路一本通せばよいという単純な話ではない
大型トレーラーが使えない国では、小型トラックが数台伴走して、国境で積み替えたりする必要がかつてはあったのだとか。
また関税品のばあいは国境を越える度に通関待ちが発生しています。だから陸路での物流は今までは盛んではなかったのです。山岳ゲリラがいますし、軍隊の目も光っていますから。
そんな話を15年ほど昔にJICA関係者から聞いたことがあります。
建設中の道路でテスト走行を繰り返していたのが、クロネコヤマトと佐川急便のおなじみのトラックです。
日本郵便(含む日通)は絡んでいないはずです。そもそも国際業務ができるような能力がある会社じゃない。郵政公社そのものの前時代的なシステムです。物流に関しては日本郵便は二流です。あくまでも日本郵便は葉書・封書を送るだけのお役所ですね。
パナソニックやカシオなどの現地工場の流通を陸路で出来るかをやっていたのです。
橋も日本のゼネコンが頑丈な鉄橋を架けてます。でも紛争があると真っ先に爆撃されるのが橋なんです(笑)造っては壊され造っては直しだったのだとか。
だからASEAN地区の橋はジープ一台がやっと通る橋ぐらいしか造られなかったという経緯があります。戦車が渡れるような橋は国境に面する国は暗黙で造らなかったし造れなかった。
しかし辛抱強くよくまあ日本主導で出来たものだ、感嘆します。そして
域内物流動脈の完成でASEANはばく進しますよ
ASEAN経済共同体(AEC)が来年から発動します。この地域の産業は勃興することは間違いありません。そしてヨーロッパ、アメリカ、そしてASEAN+中国南部の三大経済圏の時代が来年から始まるということ。
住むのも働くのもASEANは注目です。
過去ログ:ASEAN経済共同体(AEC) 2015年スタートの衝撃

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Friday, December 5, 2014, 03:39 PM
12/05 晴 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル
アメリカ議会ではタカタ製エアバッグの作動による死傷者が発生していることで、前代未聞のリコール問題となっています。
世界中の車で相当の割合で装着されているそうですから、それこそ無償交換といっても天文学的な台数になってしまいます。
原因は爆薬の容器が錆で強度が落ちている状況下で作動したことで、破片が運転者に怪我をさせたと言うこと。もしくは経年劣化で爆薬自体が変質していた可能性があるとのこと。
それじゃあ自動車の(エアバッグ)の耐用年数はどれくらいなんだよ
エアバッグのような重要な安全装置の経年劣化だけの問題でしょうか。
そもそもエアバッグの装着を義務づけたのはアメリカ政府じゃないのか?
政府機関ではだいたい耐用年数を知っていたのではないか。またそのようなことがわかり次第発表していたいのか。アメリカの統計機関もいい加減な仕事をしてますなあ。
エアバッグ装置一式を取替えるということですが、工場生産時に組み込まれる物を、ハイ交換と右から左に取替えることなどできるはずありません。
ハンドルとダッシュボード全部を外さねばならないし、エアバッグ装置は爆薬が組み込まれていますから、取り扱いも慎重にする必要があります。
販売済みの車すべてを交換するなど無茶な話
一台交換するのにかかる時間と人員を考えれば
タカタの答弁として、高湿度地域を重点的に交換作業を行うという回答が現実的です。
アメリカ議会ってのはポピュリズムを煽る強請(ゆすり)屋の集まりでしかないということがテレビを観ていると強く感じます。
ちなみに消化器の耐用年数は10年しかないのです
単純な物であっても、動作保証はどんなに長くても10年程度でしょう。これが民間企業の限界です。
いくらエンジンも車体も頑丈であっても自動車の寿命はエアバッグに左右されてしまっているということ。
だから10年以上の車はエアバッグが作動しないように回路を切断したらいいと思います。
金持ちは10年ごとに買い換えるでしょう。10年超の車は屑鉄にしかならないでしょうけども、自動車はコモディティー(日用品)ですからね。
企業にリコールを求めるよりも古い車は動作スイッチを切ることを推奨しろよ
うだうだ公聴会を報道するくらいなら、アメリカ政府は国内のボロ車のオーナーに危険だぞと警告すればよいのです。軍隊の兵器だって定期的に交換しているでしょう。
エアバッグ問題を一企業の責任としていることが大きな問題です。またタカタとしても過去に製造した製品の事故を責められても、どうすることもできない。巨額な負担を押しつけるだけであれば今後
安全装備への参入する企業はこれからは出てこないでしょう
米国政府や米国民はジッポーのライターのように、一生涯性能保障とでも自動車をおもっているのでしょうか。

右は30年前のナショナル(松下電器、パナソニック)の懐炉です。引き出しの奥にあったのを使ってみたら調子が良かったので、左のZIPPO(ジッポー)ブランドのハクキン懐炉を新たに買ってみました。
燃料にベンジンや白ガソリン、無水アルコールなどを入れておけば、熱くなります。燃焼ではなく、触媒による酸化熱です。
欠点は燃料によってはベンジン臭がします。だから今まではあまり使うことはありませんでした。今は燃料の質が良くなったのかほとんど臭いがしません。かつては臭かった。
左のZIPPOブランドの品はハクキンカイロと同じもの。OEM製品です。
ZIPPOブランドでも日本製だからとても造りがよいです
さすが老舗のハクキン懐炉。中国製の類似品も安価でありますが、やっぱり安物で継ぎ目からの燃料漏れや発熱時間が短いなど問題があります。

このハクキンカイロは現在でもドラッグストアやホームセンター、雑貨屋で昔のままで売られています。
そしてなんと永久保障です。まあ50年前から何も変わっていないからでしょう。
右の松下製カイロは、現在は販売されていません。どちらも動作原理は同じです。右は電気屋だけあって点火装置にニクロム線が用いられており、いちいちマッチやライターがなくても乾電池で着火できるようになっています。
商品に永久的な性能を求めるのであれば、このような簡素なロングセラー商品でしかないでしょう。


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Thursday, December 4, 2014, 12:41 PM
12/04 曇 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル
人気メルマガ「10秒で読む日経!視点が変ると仕事や投資の種になる 2014/12/3」を読むと
日本国債がワンノッチ格下げされても、先物相場は上昇した理由が解説されています。
本来レーティングが下がれば、それに見合った価格(利子)へと落ち着くのですが、日本国債は逆に価格が上昇(利率は低下)しています。
これはなぜかというと、日本国債の買取の主体は日銀であるということ。
お金はいくらでも出せるので、売れ残る国債はすべて買い取って価格の下落を抑制しているのです。
だから銀行のディーリング部門や国債先物のトレーダー達は、価格が下がった局面では安心して買って膨大な差額を得ることができるという仕組みです。
日銀が買い支えに要した余分な出費=トレーダーによる先物投資での利益
また政府が利子で払う金額>日銀が損した金額であれば国全体としては良しとするという考えなのです。
国債利回りが上昇(価格の低下)によって財政赤字が悪くなくなればそれで良いというのが日銀と政府の考えなのです。
株・債券は日銀とGPIFが買い支えてくれるから、安心して買い玉(ぎょく)をたてることができるのです。
機関投資家はひたすら価格の下落を待ち、すかさず買いを入れればあとは日銀がケツを持ってくれるという楽な状況です。
アベノミクスで懐があったかいとのたまっている輩は、マネーゲームの参加者達にすぎないことがメルマガの解説からわかります。
やりたい人は先物会社でやってみたらいいでしょう。ただ債券先物というのは、一枚建てて、たしか1銭うごけば10万円、1円で100万円の差額が発生するようなものすごい鉄火場ですから、個人では近づかない方がよいでしょう。
一瞬にして巨額の利益が発生すると言うことは、一瞬ですっ飛ぶ世界でもあるのでまともな精神ではない。
健全性が失われた金融市場ほど怖いことはない
世界の大富豪や資産家たちは、静かに株・債券市場から撤退しているそうです。紙の資産ではなく実資産(不動産、貴金属、美術骨董品等)に替えているのだとか。
日銀が国債の買取を止めたときが本当の正念場です。阿鼻叫喚となるかはわかりません(笑)でも貧乏人には関係ないので高みの見物でいいでしょう。
アベノミクスの正体は日銀による株債券価格維持であり、そのまま国内外の機関投資家への利益供与であるのです。
どのみちこんな邪道をいつまでもつづけることが出来ないのは明白です。
2014/12/3 No.2957
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今日のNews
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●米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは1日、日本の長期
国債の格付けを「Aa3(ダブルAマイナスに相当)」から「A1(シングル
Aプラス)」へ1段階引き下げたと発表した。財政赤字削減目標の達成可能性
に不確実性が高まったほか、デフレ圧力の下で成長戦略のタイミングと有効性
に対する不確実性が高まったと判断した。ムーディーズによる日本国債の格下
げは2011年8月以来、3年4カ月ぶり。シングルAプラス格は英米系のフィッ
チ・レーティングスと並び、大手3社による日本国債の格付けとして最低水準
となる。 日本経済新聞 12月2日
●債券先物相場は上昇。中心限月は史上初めて147円台に乗せた。日本銀行の
国債買い入れオペで需給がさらに逼迫するとの観測が手掛かりとなっている。
日銀はきょう午前の金融調節で、今月2回目の長期国債買い入れオペの実施を
通知した。残存期間5年超10年以下の買い入れ額は4000億円、10年超25年以下
は2400億円、25年超は1600億円と、いずれも前回と同額だった。
ブルームバーグ 12月3日
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佐々木の視点・考え方
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★日本国債の格下げにもかかわらず、債券価格は新高値を更新している。
それも当然。
日本銀行が、発行される国債市場の国債を買い集めているから。
格下げは、債券の投資家に「買わない理由」の1つとして認知されるが、
市場価格は足元の需要と供給によって決まる。
現在は、市場に出回る国債の殆どを日本銀行が買っているから、少しでも
価格が下がったところを日銀以外の投資家が買えば、もっと高い価格で日銀が
買ってくれる。
買うお金は、民間銀行の日銀当座預金額をいじることで無から生み出せるし、
国債を民間から買って金利を下げれば、財務省が日銀を通じて支払う国債金利
の支払額を低く抑える事に繋がる。
こんな環境下で国債価格は上昇こそすれ、下落する訳がない。
今の日本国債市場は、投資家の天国なのだ。
皮肉な人は、ホテルカリフォルニアに泊まっているようなものと言う。
債券と同様に日本株も上昇している。
商いは薄いが、GPIFがいずれ大量に買うから、という恐れがあるので、
日本株を空売りするのはリスクがあるのだ。
GPIFはこれから、日本株や外国株や外国債券を大量に買うわけだが、その
資金は日本国債を何十兆円も大量に売却することで調達する。
こんな大量な売り物が市場に出れば、通常なら国債価格は暴落し、金利は急
上昇する。
しかし心配御無用。
そのすべての国債売りものを、日本銀行が高値で買い取ってくれる。
そう。GPIFの配分変更と日銀追加緩和は裏で密接に繋がっているのだ。
日本銀行は日本株ETFを購入しているだけでなく、GPIFの国債も買い取
ることで、国債市場だけでなく日本株市場もコントロールしているのだ。
ああ、素晴らしきかな、管制相場。
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Wednesday, December 3, 2014, 01:26 PM
12/03 晴 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル
昨日つけっぱなしのラジオから、女子アナウンサーの内定者が銀座クラブのアルバイトを理由に取り消されたことの意見を求めていました。
女性の意見で大きいのは、職業に貴賎はないし、風俗業は社会経験を積むために最適の場であるということ。
つまらない建前をふりかざす馬鹿女の意見などどうでもいい
それにいちいち同意する番組司会者の煮え切らない対応で、とくに内容はありません。
片耳で聴きながら、もし自分の娘がこんなことを言って、キャバクラやクラブ、スナックといった夜の仕事を始めるようなことがあれば、当然反対しますし、まあぶん殴るでしょう。
女衒(ぜげん)という言葉が死語になっていることに憂います

古びたマンションにプロモーターとかモデル事務所という小さな看板が掲げられている小部屋も多く、またそこに住んでいるのかきれいな身なりの若い娘もよく見かけました。
ある一室の中を偶然見てしまったのですが、両腕や背中に入れ墨をいれた20代30代そこそこのチンピラが何人も見えました。
それ以来人物観察をしていると、どのマンションでも住民や出入りする面子はヤクザそのもの(笑)
気質(かたぎ)はラーメン屋や蕎麦屋の出前ぐらいです。
モデル事務所の表向きはテレビ局へ派遣するのでしょうけども、大部分は六本木のキャバクラや売春婦といった風俗商売をさせられます。
地方から上京した無垢な娘達は「社会勉強だから」とか「人生経験だから」と言い含められているのか、言い訳がましく言いながら、モデル事務所という体裁の良い斡旋所に身を置いています。
テレビで見たかもしれないカワイイ女性と廊下で遭遇したのですけども、挨拶する私に目も遭わさずおどおどとした挙動で、すぐに部屋に隠れるように入っていきました。
六本木交差点周辺のマンションの女性達はすべてそんな感じです。怯えて暮しているように見えます。
女性達の表情に華やかなネオンやブラウン管の裏側を覗いてしまったと感じました。
住み始めた頃、新聞記者や挨拶した階下の暴力団関係者から、この店はなんとか組の組長の妾のスナックだとか、舎弟企業のクラブだとか一軒一軒教えてもらっていたので、別に何系暴力団だとかは知っていても私には縁もなく関係ないのです。当時の人気アイドルたちも無関係ではないことを知りましたが別段驚きませんでした。
そういう場所に若い女性を供給するシステムがある
上前をはねて暮しているチンピラ風情のクソガキが闊歩しているのも、繁華街の日常なので別に構わないです。こっちも大阪出身ですから。
六本木のトンカツ屋で働いているのが広島の元暴走族で、店長以下スタッフ全員元暴走族つながり。その一番下っ端アルバイトと仲良くなり身の上話を聞いたことがあるのですけども、みんな一刻も早くこの掃きだめの地から出たいと言っていました。私に対して自らこんなところに引っ越してくるなんてと驚いてました。(結局、半年経たず私も転居するのですけども・・・)
おそらく若者たちですから、同郷の女友達も多くいるのでしょう。そしてほとんどがヤクザの食い物にされている現状を知っているのです。関東連合といった暴走族あがりの連中もひょっとしたら知っていたのかもしれません。今思えば、田舎者である自分たちも企業舎弟の店舗で働かされているという自覚があったのでしょう。
水商売を社会経験だとか実地勉強だというのは各自の勝手だけども
ただ男の視点から言えば、水商売に清廉な商売など一粒もないということ。それをモデルの卵だ、人生経験だ、何事も勉強だという無知さからの戯れ言を真に受ける馬鹿もいることに少々心配になります。
就職氷河期の頃の親御さんが、職無しである娘さんをおもんばかって「モデル事務所に登録して、ときどき仕事をやっているようで」という会話を耳にしました。「モデル業」は実態を知らない世間知らずから見れば、アイドルのような美貌の娘さんなのだろうと思いこんでしまいます。
モデル業とは裏社会では派遣ホステスであり、売春婦と同義である
思わず「一流企業に勤めているおとっつあんでもそんなこと知らんのか!」と言いかけるところでした。
日テレ女子アナウンサーの採用内定者がホステス経験があるからと内定を取り消したのは、テレビ局や新聞というメディアがその実態を熟知しているからに過ぎません。
一度そのようなアウトローの世界に染まったらもう戻れないのですから。
そのアナ内定女が働いたクラブというのが、北朝鮮系暴力団とか中国系マフィアだとかの資金源や情報交換場所だったのかもしれません。
私は関係ないと主張しようが、一度でも関係者として出入りしたらそりゃ関係者だわ(笑)
言えば言うほど世間は頭も軽くて股も緩い女だと思われるだけです。
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Tuesday, December 2, 2014, 04:03 PM
12/02 晴 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

ここで毎年銀杏を拾っているのですが、今年もたくさん拾ってきました。本当なら時期が遅いのですが、ここはなぜか今頃落ちるのです。
果肉を剥いて、よく水洗いして乾かすだけ。
水洗いはバケツと拾った木ぎれでひたすらかき回します。
屋外の水道でやるほうが無難です。
久しぶりの晴れ間でよく乾きました。
食べ方は木槌などで軽くヒビを入れて、使い古しの封筒に塩適量と一緒に放り込んで、あとはレンジで数十秒~1分弱。
お正月のちょっとした彩りとなり、冬の密かな愉しみです。
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Monday, December 1, 2014, 05:01 PM

弊社製品に関して一通りご質問があったあと、こちらから使用目的をお尋ねすると
鼻にあてて状態が好転するか試したい・・・
とのこと。
おやおや、花粉症や蓄膿症でお悩みなのかなと思っていたら
鼻の脇にガン化したオデキがあって苦しいのです、とのこと。
穏やかな話ではありません。そりゃこんなところで電話しているよりもお医者さんに行った方が良いと思っていたら
ウチのミニチュアダックス君が痛々しくて・・・とのこと。


そこでより高いパワーの粉末を小さくパッケージにしたものをお送りしました。
病院で処方される薬のように、小さくパッケージにして患部に負担無く当てられることを求められたので、融着機を調整して容量を半分にしてみました。
ハサミで切れば二つに分けることもできます。
相手はワンちゃんですから、念のために不織布に入れてお送りしました。
ご主人様にお鼻に当ててもらって、癒やしてもらってね!
犬・猫だけではなく熱帯魚や蛙などにも源憘珠や天然鉱石は効果があります。
小さな動物ほど顕著です。
ワンちゃんも人間と同じ暮しでどんどん長寿命です。たしか世界記録では25年ほどだとか。
12年以上でも長寿なのだそうです。そして人間と同じ病気にかかるそうです。
痴呆のワンちゃんも多いそうで、失禁・徘徊のために片時も離れることができないというワンちゃんもいます。
まだワンちゃん猫ちゃんは人間よりも寿命はまだ短いから良いですが、オウムや爬虫類(亀や蛙、イグアナなど)は50~60年平気で生きる(というか寿命がないのかも)らしいです。
お客様の飼っているカエル君が、私よりも年上だと知らされて、「カエル先輩!」と敬語で話させていただいています。
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Monday, December 1, 2014, 01:47 PM

いわゆるコンビニ本です。書店のお料理コーナーでも平積みされていたので買ってみました。このシリーズは簡単さが売りです。
私は調味料、味付けの例として参照しています。これに掲載されているスペアリブを圧力鍋で作ってみました。
和風でおいしいものができました。スペアリブといっても骨付き肉の煮付けみたいになった(笑)
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Monday, December 1, 2014, 12:56 PM
12/01 雨 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル

経済政策・集団的自衛権・原発存続の三つの争点で、各党の公約が新聞に掲載されています。
どれもぱっとしない。
原発に関しては自民党がベースロード電源として原発活用を謳い、次世代の党が脱原発への多様化を進めつつも、次世代原発の開発を急ぐことを謳っています。
他は公明党、民主、生活、社民、改革は再稼働・新設に反対で、原発ゼロを目指すとあり、維新は発送電分離で民営化すれば、高コストの発電は消えるという持論を展開しています。
前回衆議院選挙での反省が全く生かされていない
エネルギー問題はそのまま企業コスト、生活コストへ直結することを各政党は意識しているのでしょうか。現状でも割高な電力の買取制度によって電力料金の加算を負担されているのに、さらに不安定な太陽光発電を一律に推進されれば一層電力料金は跳ね上がります。
電気料金が倍になってもいいのか!?
と原発容認派に言われれば、どこも反論できないし、大量の設備によって発電コストが下がるであろうという将来的な希望を政治家達が口角泡をとばして反論したところで、誰も信じられません。
維新言うの電力の民営化(=私営化)を進めるとどうなるかは大規模停電が頻発するカリフォルニアのようになるだけです。橋下徹の背後にいるは悪魔の竹中平蔵です。外資参入を目指しているだけ。
公営企業は社会コスト(=税金)であるという認識が欠落
経済政策はどの党も似たり寄ったり、集団的自衛権(=日米軍事同盟)は推進と反対に二分しています。
現実的な主張をしている野党は一つしかないです。
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Sunday, November 30, 2014, 05:39 PM
一昨年あたりのユニクロのダウン(商品名ウルトラライトダウン)を日常で愛用しています。薄くて軽くて小さく収納できるので旅行にも便利です。
ユニクロの前で新色が陳列されていたので、ちょっと手に取ってみました。
あきらかに品質が悪い・・・ダウンジャケットの善し悪しは中身の羽根がすべてです。
つまんでみて、耳かきのお尻に付いている梵天(ぼんてん)のような感触であれば、それは100%ダウンです。魚の小骨のような感触がすれば、ダウンではなく羽根の付け根のフェザーというものです。
たいてい安物のダウンジャケットはフェザーが混ぜられており、指でつまんでみるとザラザラとした感触です。もちろんダウンよりも保温性も軽さも劣ります。
ダウンは世界的に品薄となっており、また円安で6000円弱の値段を維持できなくなったのでしょう。
ユニクロの定番人気商品がここまで露骨に品質を落とすかと驚きました。
ダウンにフェザーがけっこうな割合で混ぜられていることがわかります。
ユニクロのビジネスモデルは崩れましたね。今のダウンジャケットを大切に着たいと思います。現行品は質が悪すぎ。
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Sunday, November 30, 2014, 02:11 PM
11/30 晴 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル
今朝の朝日新聞の経済記事です。ロンドンの不動産価格が年20%の割合で上昇しているという内容。英中銀イングランド(BOE)が金利を0.5%に抑えて市場へポンドを供給したことでどうなったかが顕著な不動産価格の上昇として現れています。
まさに不景気の中の不動産バブル
住むことがない投資用としてマンションが猛烈に買われているのです。購入主体は個人ではなく、投資銀行や担保を持つ企業や資産家達です。資産家とはヨーロッパでは貴族階級も含まれるでしょう。
日本でも都心の高層マンションは完売が続いている状況です。
おそらく外国の資本も何割か買い上げているのでしょう。円安でさらに投資妙味が出てきたからです。
金融緩和による金は不動産へ向う
イギリスでは年20%の上昇という如実な結果となりました。セオリー通りの教科書的なお話です。
金融緩和がどこかの先進国で続く限り、都心の不動産価格は上昇していくでしょう。
適正価格や利回りなんて無視されて価格が上昇していくことをバブルと言います。
日本も都心に限ればバブル状態です。株式もそうですが、ババ抜きゲームを世界中でやっているのでしょう。実需がこの先あるとは思えませんし、最後はババを引かされて泣く(カモ)はだいたい決まっているのでしょう。
イギリス発の金融危機が起こるか見物です

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