Wednesday, October 30, 2019, 11:29 AM
これは私の経験で今改めて思うことです。
いまだに教養のない恥ずかしい思いをしています。
たとえば、去年の夏に奈良の桜井を旅行したときに、山辺の道で同行者が
やまとはくにのまほろば・・・と口ずさんで奈良時代の背景を言い合っている姿。
んー、有名な歌で知ってますが、誰がどこで著したものでしたっけ?
自分よりも上の年代は古代天皇をつらつら言えたり、古事記・日本書紀の神話や万葉集の和歌のひとつやふたつ披露されて、もっぱら耳をそばだてるぐらいしかない。
えー六城さんは知らないんだ、まあそうだよね若い人は・・・
なんて言われると穴に入りたくなります。
古典を嗜むのは古今東西、教養人の証
ヨーロッパでも100年前(日本の明治〜大正の頃)の教養人はラテン語を読めることが証だった。
ラテン語の一節を引き合いにして、弟子や生徒に語りかける場面が小説にあります。
日本でも武士は言うに及ばず商人階層だって、素養として万葉歌、漢詩、論語などは必修だった。
苦い思い出で、高校生の担任は1年生、2年生と連続して古典のお爺さん先生だった。
国語や古典の授業は真面目に聞かず、弁当喰っているか居眠りして片目片耳で子守歌として聞いていた。
歴史も興味を持たず、テスト勉強もいい加減で赤点すれすれです。
高校2年の終りに進路選択で担任の古典の先生と面談があり、理数系に進むと伝えると
六城は文学の方が向いていると思うんだがなあとつぶやかれたのを覚えています。
古典研究や文学論なんて実用的ではないと、真っ向から否定していたので驚きました。
あのときちゃんと授業を聞いていれば・・・後の祭
古典の先生が言われたことを思い返したのが、模擬試験や本番の共通一次試験の試験の最中です。
入学試験の国語の問題って良問が多いのです。国語(現代文や古典)のおもしろさに気付かされました。
抜粋した部分や設問で、問題の意図がわかるので、なるほどこういう意味も含まれているのかと面白かったのです。
まずは問題をじっくり読んで頭に入れれば、本文はスラスラ読める。
このテクニックは、いまでもあとがきから読む癖となっています。あとがきや解説文であらすじと作者の意図を叩き込めば、要諦の理解が楽なんです。
入試問題ってのは、その筋の識者が考え抜いているので良問なんでねす。わざわざテストという形で微に入り解説してくれているようなもの。
だから大手予備校の模擬試験の密かな愉しみは、国語でした。毎回今度はどんな作家の作品がでるかなあと楽しみにしていました。
大人になっても国語や古典の授業はもう一度受けてみたいよなあ〜
余談ですが、自分が執筆した文章が、とある入社試験に使われました。著者の論理を理解して、結論はなんであるかというような設問だったと思います。選択肢はどれもそれらしく自分でも難しかった。
余計ですが、ちゃんと僅かですが著作料がでるんです。
論理的か、読みやすく理解しやすいか、主観か客観か、例や引用は適切か、簡潔になっているか、副島隆彦先生と学問道場では多くを学びました。それも30を過ぎて中年から。
書く習慣がつくと、他人の文章も気になり出す
上手い文章は読めばスカッとした気分になりますけども、前置きが長かったり、主旨がなんだかわからないままという文章もよく目に付きます。特に役人が書くありがちなアリバイ的な文章、一般的な建前ばかりの新聞記事。
頭の良し悪しは小論文(感想文)を書かせれば、一発で分かると言われていますが、その通りでしょう。
サラリーマンなら議事録や企画書でしょうね。
平社員時代に議事録をよく書かされました。出席者と議題と結論だけあれば十分なのに、仕事をしているというアリバイ目的なんで、結論もない報告書を何日もかけてつくりました。
誰も読まないのですが、官僚体質で紙の厚みこそ仕事だと信じている人達ばかりです。
いまでも役人って、グダグダと長い文章が好きですよね。そして最後に一行だけ結論めいた記述でお茶を濁す。
日本企業の生産性の悪さは言葉(文章)の扱いが下手だから
言葉を切り取っただけで大臣の失言としてやり玉に挙げたり、ネット炎上騒動などを見ているとつまんない話だなと感じています。言葉尻ばかり追うと本質からどんどん離れていくからです。
(追記:萩生田文科大臣の「身の丈」発言を読むと、失言どころか暴論ですね。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiwatarireiji/20191030-00148924/
英語の民間試験を大学入試に転用すること自体が、数多くの矛盾を生んでいます。それを一言、貧富の差に合わせろとは大臣失格です。憲法の教育機会の均等という理念さえもない)
意思疎通の道具である言葉(文章)を軽んじているから、議論が進まない。揚げ足取りで終始するのが今の日本なんでしょう。
英語よりももっともっと日本語教育を高校時代にすべきだと思いますし、あまり若い頃に文芸書を読まなかったことを後悔しています。
読まなかったと言いますが、ネットもコンピュータゲームもない世代だったから、それなりに本には親しんでいます。
読み終わった文庫本を貸し合ったり、司馬遼太郎や五木寛之、開高健、村上龍など高校時代ではみんなで感想を言い合っていました。休憩時間に回し読みしていた講談社のプレイボーイがとっかかりですねw
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Tuesday, October 29, 2019, 01:21 PM
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00000503-san-bus_all
全日空、月額制で航空機+滞在 来年1月開始産経新聞
ANAが地方便の利用促進策として空き家とセットにした月額制を導入するという記事です。
面白いアイデアだと思います。
地方がどこらへんなのかは判然としませんが、人口減少に悩む地域にとってはこういう活性化策も一つでしょう。
北海道や宮崎で月6,7万円とのこと。そのうち家賃が4万円。
記事によると月に2往復分の航空券と家賃のセットのようです。
ボロ家を直して野良仕事をすれば、それだけで日が暮れるでしょう。
地方が疲弊していくのは運賃が高いから
JR東日本では栃木県さくら市と群馬県安中市(あんなかし)に住宅開発をしています。
吊り広告でずっと広告しています。
さくら市のびゅうフォレスト喜連川(きつれがわ)
安中市のびゅうヴェルジェ安中榛名(あんなかはるな)
どっちも通り過ぎたことがありますが、とんでもない辺鄙なところ。
1992年頃からJR東日本がバブルに乗り遅れるなと住宅開発をしたところ。
今でも広告をしているから状況は推して知るべしw
JR東日本の最大の汚点はバブルでの越後湯沢の観光開発でしょう。
スキー場(ガーラ湯沢)を造り、リゾートマンションが筍のように建った。
ご存じのように、今では金を払ってでも手放したい不動産となっています。
冬場はスキー客を呼び込むために、宿泊と新幹線とのパックでなんとか生きのびている。
スキー場は2流なんで車ならもっといいとこに行きます。
格安料金(通常の半額以下)で新幹線が乗れるから、という理由でしかない。
今年久しぶりに行ってみましたが、ゲレンデはガラガラです。
新幹線の運賃が高いから地方から人は流出する
運賃が高い路線は人気がないので、きれいな新興住宅地ができても人口減少と高齢化は避けられない。
廃れている地域は鉄道があっても、結局は敬遠されている場合が多いのです。
線路があっても、全然愛されていない。
すべては鉄道会社の怠慢で、硬直化している行政の責任です。
良い例がアクアラインの料金が片道3000円から800円になったら、対岸の木更津市は住宅ブームが起きた。
都心にも横浜にもクルマで気軽に行けるようになり、子育て世代が移り住むようになった。
実態はその逆の例が多いんですよね。鉄道や高速料金が値上がりするとどんどん人はより都心側に移る。
なんとかニュータウンというとこはほとんどが閑古鳥。
定額制は人の移動を活性化させる
人の心理は面白いもので、たとえばスポーツジムは月額だと安く感じるのです。
同じ設備でも一回ごとの料金(400円)と月額4000円なら月額制のほうが賑わっています。
週2回以下なら都度支払った方が安いのにです。
JR東日本も自社で開発地区の住民なら運賃半額とか割安な定額制(定期券)でもすれば、
一挙に完売できるのにね。
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Monday, October 28, 2019, 10:35 PM
今年は雨が多いという感想をあちこちで聞きます。水害に遭った地域はほんとに大変だそうです。
手伝えることがあれば、手伝いたいのです。
また明日は雨だそうですが、家が水に浸かったところでは、乾かなくて憂鬱になるとのこと。
しかし、家屋は一度水を吸い込むとそう簡単には乾かないそうなのです。
一般的な断熱材として壁の間に挟まれているグラスウールは、少しでも浸っただけで毛細現象で水を吸い上げてしまう。一度水を吸い込むと乾かない。
床下浸水でも土台まで水に浸かれば、壁が水を吸い込んでいる可能性は高いのだとか。
さらに具合が悪いことに水の重みで潰れると断熱効果も無くなる。
カビが発生している壁は、内部の断熱材も水浸し状態なんだとか。
だから浸水した家屋は、床だけではなく壁も剥がして断熱材を入れ替える必要がある。
でもそんな悠長なことができない状況ならば、濡れた断熱材のままにしておくことも多いのだとか。
そうなると壁や床はカビの温床で、いわゆるシックハウスとなる。
う〜ん、いい話じゃないなあ。話題を変えましょ。
江戸時代に鰻の名産だった場所はたいていが沼地や湿地
はい、ここ浅草から埼玉方面(現在の東武線沿線)がごちそうといえば鰻や鯉なんです。
んでもって、庶民は用水路や田圃の泥鰌(どじょう)をさらって味噌汁に入れて食べたんだとか。
オヤジ曰く幼少のみぎり嫌って程喰ったし喰わされたから戦時中の芋とならんで嫌なんだとか。
先日、荒川を越えて埼玉県南浦和(現在はさいたま市南区)に行ったおりに「太田窪(だいたくぼ)」を通りました。
”ダイタクボ”という音の響きは食通からは、鰻が連想されるようで、知合いからもそこへ行ったら鰻で一杯だろとよだれをださんばかりに冷やかされました。
東京の人達(爺さん方)からみれば、浦和のダイタクボは鰻の名産地なんなんだなあ。
鰻の名産地も行ってみれば一帯は建て売り住宅地
これが現実です。しかもここ1、2年で建ったようなピカピカの家ばかり。それ若い世代向けのプレハブ住宅ばかり。
サイタマっぽいといえばサイタマっぽいし、写真だけみればどこだかわかりません。
ああぁやだやだ・・・と思っていましたが、こういう低水位地帯ってのは、真っ先に水害になる。
本当は家を建ててはいけない場所で、最近までは遊水地だったどころなんです。南浦和は教科書では近郊農業地帯です。
水が湧く地域ってのは、本来は農業用なんですが人口が増えているわけではないのに、なぜか居住区となっている。
これは東京都内でも同じで、谷間の用水一帯や窪地は住んじゃいけない場所だったのです。それでも住むのは昔から低所得者層なんです。
はい、ここ台東区を含む隅田川周辺はそうなんです。
○○川ほとりの戸建てやマンションのチラシを見るたびに、こんなどころ買ったら大変だろと思うのですがね。
木造もコンクリも寿命は一緒
近所でマンションの解体をやっていました。築50年程度です。
ぶっ壊して更地にした方が高く売れるからです。
東京に来て思うのですが、鉄筋コンクリート造り(RC)が長持ちしているかというと、絶対100年はもちませんね。
日本の建築技術が優れているとか言いますが、自分は昭和以降の建築物はひどすぎるなと思っています。
ここ上野でも大正末期から昭和初期に建てられた同潤会アパートがつい最近まであったのです。
蔦に絡まれたみるからに廃墟なんですが、なんと住人がいるから壊せないであった。最後の住民が死んだから一斉に壊された。
表参道の同潤会アパートには改築前(大規模リノベーション以前)にも入ったことがありますが、躯体(くたい)以外はほとんど用が成さない。
水道、ガス管はとうに使えず、電線も引き直さないと使えません。つまりコンクリの建物も100年は絶対に使えないんです。ここは商業地だから生きのびただけ。
耐震強度はうるさいくせに長寿命化にはまったく言及しない建築基準
日本の行政の不思議なことに、国土を有効活用とか、建物を長く使おうという視点が全くないということ。
湿地帯や埋立地には法規制が必要であるに、野放図です。
川の畔や元沼地は家を建ててはならない・・・はずなんですが、現実は次々に住宅が建てられ続けています。
水害対策は全くないし、これからもないというのが日本の建築基準法
以下のサイトを見れば、泥縄ででたとこまかせということがわかります。
参考URL:水害の見えない被害 消毒したはずなのに・・・
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Friday, October 25, 2019, 09:49 AM
よく巷でも耳にする「自分を信じる」という言葉は、一体何なんだと思っていました。
下手なアイドルグループの歌詞のような陳腐な言葉だとも思っています。
でも河合薫氏がメールマガジンで書いていたのを読むと、少し合点がいきましたので紹介します。
ラグビー日本代表をBEST8にまで導いた「自分を信じる力」の正体
(抜粋始め)
自分を信じる力は、心理学の世界では「自己効力感(self-efficacy)」と呼ばれています。自己効力感は、米国の心理学者アルバート・バンデューラが「自己効力理論(theory of self-efficacy)」の中で用いた概念で、自分の力を信じて行動する「効力への信念」を意味しています。
自己効力感は自尊心と混同されることがありますが、自尊心が自分への自己評価であるのに対し、自己効力感は自分の行動への信念です。自尊心は性格傾向に影響を受けますが、自己効力感にはそれがありません。
ジェイミー・ジョセフHCは、アイルランド戦のロッカールームで、「誰も勝つとは思っていない。誰も僕らがどんな犠牲をしてきたかも分からない。信じているのは僕たちだけ」と言って選手たちを送り出したそうですが、この言葉こそがまさに自己効力感なのです。
(抜粋終り)
自分の行動に自信もを持つ強い信念
つまり他人の雑音(評価)にも左右されず、自信を持って着々と実行することということだと合点しました。
記事の後半で河合薫氏は、スポーツの効用を説いていますが、スポーツだけではなく学問研究や仕事、家事なんでもそうですよね。強い信念が大事を成した例は歴史上いくらでもあります。最近ではノーベル化学賞の吉野彰氏は旭化成でリチウム電池一筋でした。
成果が出ないとき、問題にぶつかっても自分の能力が伸びているという実感があれば挑み続けられるということ。
うんうん、そうなんです。これは思い当たります。
「自分を信じる」というのは、自分の成長を自分が喜んでいること
自分の成長は自分しかわからないもんです。身長が1cm伸びたとしても他人が分かるわけがない。
学校での勉強やクラブ活動が自分は大嫌いだったのは、一方的に他人がああだこうだと評価するから。
でも自分の能力が伸びていることに喜びを感じれば、これほど面白いことはない。
私は毎日自転車の練習をしています。
こういうと、自転車も乗れない運動音痴なのかとほとんどの方が思うのです。
自転車よりもクルマに乗ればという、訳の分からないアドバイスをされたこともありました。
でもスポーツ道具としての自転車は別物です。サーフボードに近いと言った方がわかりやすいかな。
昨日までできなかった技(trick)が少しでもできると、嬉しくなってまた練習したくなります。
他人から見れば昨日と何も変わらなくても、本人は嬉しくて楽しい。
ラグビー日本代表がベスト8に進めたのも、練習を通じて自分と仲間への信頼が大きく花咲いた結果でした。
「自分を信じる」とは時間をかけて培ってきた「自信の共有」なのです。だから感動するんです。
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Thursday, October 24, 2019, 02:08 PM
どうでもよい話です。
ポケットラジオのイヤホンが壊れてしまったので、机の引き出しに眠っていたApple社の音楽プレーヤーのイヤホンを挿してみました。いまさらですが
アップル社のイヤホンってこんなに良い音がするんだ・・・
製品の付属品だから、おまけ程度と考えて丸めて一緒にほったらかしにしていたのですが、今頃じっくり眺めてみると、これが付属とは思えない品質(性能)です。
一番左が一番最初のipodに付いていた奴
真ん中が次のipodに付いていた奴
右がiphoneに付いていた奴 ←最近購入した物
製品の付属品だから、たいした音じゃないだろうと高を括っていたら、同じ音楽を聞くとあきらかに音の空間が鮮明になります。
ただ一番左の最初のイヤホンは全然ダメです。楽器のパートがあんまり鮮明ではなく、くぐもった感じです。最初は喜んで使っていたのにすぐあきちゃった。
おそらくAppleも音に不満があることを認めたのでしょう。真ん中のイヤホンにすぐに切り替わりました。このイヤホンは外部の音も遮断しないので、屋外で装着するには最適です。ただこのタイプは低音が弱いというのが定説ですが、十分良い音です。
低音が弱いという批判に対して、改良されたのが一番右のタイプです。
現行品は右のタイプにマイクとボリュームが付いているそうです。
またワイヤレスタイプも同じ形で人気商品となっています。今でも純正品として3000円以下で買えるはずです。
実はヨドバシカメラでイヤホンを買おうと、いろいろ視聴したのですがどれも気に入らなくて、仕方なく引き出しで眠っていたイヤホンを引っ張り出したという経緯です。
5000円、1万円をイヤホンに支払うなら、アップル純正の方がずっといい。
耳栓タイプは遮音が高くて、耳に嵌めていると外部が一切聞こえないので危ないんです。
その点アップルのイヤホンはそういう心配がなく、適当に車や電車の騒音も聞こえるのでマシです。
付属するイヤホンにも改良が続いていることに感動しました。
Apple社の製品って、このイヤホンしかないのですが、なるほどアップルが人気なわけだ。
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Thursday, October 24, 2019, 12:01 PM
お笑い芸人の徳井義実が申告漏れで国税局に指摘されてテレビで謝罪しております。
7年間で計1億2000万円のうち、2000万円は悪質な所得隠しだそうです。
7年で2000万円(年間300万円程度)が悪質と国税が指摘した内容は、服装代と旅行だそうです。
あくまでも記者会見で語っていたことで、徳井側の釈明であることを考慮しても、自分としては?と思います。
1億円分の追徴で済むのに、国税の査察官は嫌がらせのように2000万円も加算したように見えます。
芸能人やタレントは基本的には服は経費として認められるのが通例だと思います。また釈明で個人旅行も仕事の事前調査を兼ねているつもりだったと述べています。
仕事とした個人の判断を真っ向否定するのが税務署の仕事
よほど高級なブランドだったのでしょう。また旅行も女連れのよほどの豪遊だったのでしょう。
そうでなければ、隠蔽(所得隠し)という刑事罰を伺わせる言葉を使うわけがありません。
脇が甘いと言えばそうなんですが、なんとなく「国税による見せしめ」の感がぬぐえません。
似たような例で、タレントの板東栄二が頭髪の植毛代を経費にしていたということで、これも謝罪会見となりました。それならば女性タレントや女優さんらの美容整形もすべて経費を認めていないのでしょうか。
そもそもこういう人たちの消費行動すべてを仕事/私用に分けることができるのでしょうか?という疑問があります。会社員ではないのですから、線引きができないことも多々あるでしょう。
ましてやテレビタレントという世間離れしている業界です。その世界を月々の給料をもらっている人が判断するのですから、芸能人は不服でしょう。
故横山やすしなんかは、常に税金制度に吠えていましたね。ワシの懐に手を入れて持っていくのは仕方がないが、少しは感謝の意でも示してみろと。やっさん、これとこれに使いましたと言え。国防費に全額使ってくれるならナンボでも払ってやるとテレビで言ってましたっけ。
お笑い芸人の徳井義実の謝罪会見で、背筋が寒くなった芸能人は大勢いるでしょう。あわてて今年の経費を見直しているかも知れません。
消費行動と金の移動に目を光らせ始めた財務省
以前から高級外車や不動産を即金で払った客は、税務署にリストアップされるということは知っています。真っ当な会社経営者なら中古のベンツを会社経費で支払う。不動産では真っ先に隠し遺産(相続税回避)が疑われます。老齢の資産家が亡くなれば、坊主と同時に徴税官がやっていると言われています。
参考URL:近づく令和大恐慌と「預金封鎖」なぜアメリカのために日本国民が血を流すのか?
まぐまぐのニュースのこの記事によると、海外からの少額の資金移動でも銀行から問い合わせの電話が来るようになったこと。
そして日米で100年債(無利子)の発行が計画されていること。
その準備として課税資産が新円切替えと同時に予定されているかも知れないという推測を述べています。
マイナス金利を拡大させて、預貯金を無利子国債に切替えさせるためです。
米国の財政赤字はそのまま日本につけ回されて、日本でも無利子国債で預貯金を吸い上げるというシナリオです。そして米国の100年債は永久国債となって踏み倒されることになるという予想ですが、十分ありえます。
これは日本では実質、預金封鎖状態です。
キャッシュ化とあわせて銀行の監視も一段と強化されています。まぐまぐのニュースではありませんが、今年から支払い調書にもマイナンバーの記載が必要になりました。企業の支払いはすべてマイナンバーが付与されています。
年収に比べて預貯金額が高い人なんかは、確実に税務署の餌食になるでしょうね。
裏営業が問題視されたのも、ヤクザから金を受取ったことではなく、帳簿に載らない金は許さないという財務省の意向だったのではないでしょうか。
関西電力による福井県高浜原発で巡っていた巨額工作費がこの時期に露見したこと
芸能人が所得隠しとしてやり玉に挙げられたこと
すべて財務省と国税局のシナリオに沿っているとみて間違い在りません。
2003年(17年前!)に米国発の金融恐慌を予測し、日本国民の預貯金がアメリカに献上させられるという本を書いたのは、副島隆彦先生です。
恐ろしいことに、こんな古い本の内容がひしひしと現実になっているのです。
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Thursday, October 24, 2019, 09:11 AM
先日、浅間山で拾った山栗(柴栗)で栗ご飯をつくってみました。水に浸けておくと鬼皮が剥きやすくなるとネットであったので、やってみました。
たしかにふやけて剥きやすくなるのですが、もっといい手はないかと検索してみました。
1分から2分程度茹でると鬼皮が柔らかくなり剥きやすくなるとあったので、それを試しました。こっちのほうが良いです。
注意点は、本格的に茹でないこと。実が茹で上がると柔らかくなって崩れてしまうから。
爪と果物ナイフでひたすら剥きます。皮は柔らかくなっているのでさっさと剥けます。虫食い穴が見あたらなくても、虫に喰われているものも多い。皮を剥いて喰われているのがあるのは仕方がない。一匹だけ小さな蛾の幼虫がコンニチワしてくれました。ごめんね、起しちゃって。
炊飯器に全部ぶち込んで、日本酒ちょっとと塩ひとつまみいれて、あとはいつもの通りの炊飯ボタンを押すだけ。
栗のほうが多い栗ご飯ができました。私は普段はお粥なので、一食でたべるお米は少ないのです。栗お粥というほうがピッタリかな。
栗の甘味で満足満足。
過去ログ:秋の味覚はそこらに落ちていた
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Tuesday, October 22, 2019, 11:43 AM
五代将軍綱吉といえば「生類哀れみの令」という理解しがたいお触れを出した将軍として知られています。跡継ぎが生まれなかったことから、仏教思想も加わり殺生をしてはならぬことを強要したことから犬公方のあだ名で庶民は囁きました。
さあ、この綱吉の評価は、かつては悪政だったのですが、昨今ではその見直しされています。
綱吉の時代が江戸時代では一番景気が良かったからです。
そのような見方に一石を投じる書評です。
宮部みゆき氏が述べているように、やはりグロテスク(悪趣味、奇怪)な思考だと私も思います。しかし
現代でも超リベラル主義の方々は「権利」を先鋭化させている
仏教でも儒教でも自然のまま、生命も(人も)自然の一部であるという考えが馴染まれていた。
国家の定める法律(律令)も、基本的には自然観に基づいたものであった。
自然発生的にできたルール(規則)は自然法(natural Law)という区分です。
そして王様や統治者が決めるものです。
フランス革命で人権思想(human rights)という考えがでてきて、国民の概念が大きく変わっちゃった。
貧乏人だって命を尊重して、ちゃんと喰わせろという要求が成文化したもの。
フランスで発生した人権という考えは、いまはどうなった?
人権から動物生存権(animal rights)にまでなった
自然保護団体は動物にも生きる権利があるとして、強く政治に訴えています。ヨーロッパでは無視することは出来ないぐらい勢力が拡大している。
国連で16歳の少女の怒りをぶちまける姿が話題になりましたが、二酸化炭素排出する産業を強く非難する勢力が多くなっています。
人口の膨張による環境破壊にも強く反対します。
どうです?綱吉の政策を、もしヨーロッパの環境活動家が知ったら、彼らはどう思うでしょうか。おそらく大絶賛すると思います。
綱吉の時代は元禄文化が華やかな時期で、好景気に沸いていました。産業基盤も固まり、国情も良かったので人口も急膨張していたのです。
この頃から徐々にオランダからヨーロッパのキリスト教思想も入ってきます。
私が著した「隠された十字架 江戸の数学者たち」での重要人物、宗門改め役の井上政重(1585-1661)と新井白石(1657-1781)により、キリスト教思想が幕閣らにも浸透していったと考えています。
『慈愛』は仏教用語でもあるが、キリスト教とはニュアンスが違う
宮沢賢治が問う仏教思想での『慈愛』と、キリスト教でのイエスが説く「慈愛」は違う気がするのです。
一言で表せば、キリスト教は「上から目線」なんです。
宮沢賢治の物語ではそのような態度は一切ありませんよね。慈しむという行為は宮沢賢治を読めば理解できます。ああ美しく崇高なものだと。
「生類哀れみの令」がグロテスクなのは、権力者による押し付けだからです。んで、国連で喚いたあの少女のような感情を想起するのです。
人類が動物界のヒエラルキー最上階にいるのだから、動物の命も守れという支配者の感覚だからです。
綱吉はヨーロッパ人より350年も先走っていたわけです。
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Monday, October 21, 2019, 01:28 PM
土日に浅間山から南に下って佐久平、そして群馬を経て埼玉秩父方面を旅してきました。
ただ初日は天候が悪く、当初予定していた吾妻線を経由して、ヤンバダム方面から浅間山を裏から登ることはあきらめました。新幹線を使って軽井沢で下車する方法もあったのですが、私は高速バスを利用してみました。
ところが、上信越道(高速道路)は軽井沢から群馬側は不通なので高速バスは迂回して山道を走ります。
1時間以上も予定を過ぎて、浅間山に着きましたが、横殴りの雨ですぐに撤退。
道は川のようになって、途中では崩落箇所があり、自家用車の通行は禁止されていました。
たまに通るのはダンプなどの工事車両ぐらいです。
日曜日は晴れたので、さてお仲間たちと別れて一人旅です。
大学生の頃からの30年来の愛車と出発前の写真です。となりのオジサンは80歳の現役サイクリスト、外国にまでスキーをやりに行ってます。碓氷峠を下って高崎まで走るそうです。
勝手気ままな自転車の一人旅って楽しいなあ
運行が止まっている小海線(小諸-野辺山-清里-小淵沢)沿いに走って、振り返ったら出発した浅間山が見えたので記念撮影
でもここから東にコースを変えたら、山間部の状況が予想以上に悪いことを知りました。
すぐに氾濫の痕跡があちこちで見受けられます。自衛隊の車両も多く災害派遣という表示を掲げたトラックも見かけます。
川沿いの道はあちこちえぐれている
山道は崩落で道がふさがっている(ガードレールの高さまで埋っている)
倒木がすごくて自転車を担いで進みます
こんな調子で無事に山越えできるのか・・・
それでもなんとか長野県と群馬県の県境(十石峠じっこくとうげ)に辿り着きました。
ここは有名で普段はオートバイやドライブの人がいるのですが、もちろん誰もいません。
さて、下ろうと思ったら、国道299は通行禁止でした。
そのため矢弓沢林道で迂回するように立て看板がありました。
急な下り坂を快調に下ると突然!
道が消えている!
オートバイなら引き返せるのですが、人力でまたスタート地点に戻るだけの体力はありません。
万事休す!
通行止めの看板を無視して入ったのですから、すべては自分の責任。
登山靴を履いていたおかげでなんとか渡ることができましたが、まだまだ足元は水を含み崩れる状況です。
サイクリングを長年してきて、これだけすごい崩落は経験したことがありません。
走れども走れども、道が埋っている、橋が流されている、倒木で塞がっている、そしてアスファルトごと奈落に落ちているということを目の当たりにしました。
長野の千曲川だけではなく、山間部はどこも似たような状況でした。
幹線道路に出たら、状況は良いのですが観光客はほとんどいません。道の駅にもお客は誰もいない。
林道の途中で拾った栗です。野生の栗なんで小振りです。
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Friday, October 18, 2019, 09:54 AM
メールマガジン・まぐまぐNewsの『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の記事です。
まるで生き地獄。消費税が上がるとサラリーマンの給料が減る理由
国内2019.10.18
(貼付け始め)
消費税は、その計算式の上で、「人件費が大きい企業ほど、納税額が大きくなる」という仕組みがあるのです。企業は、消費税を納付する時、客から預かった消費税をそのまま納付するのではありません。企業は、仕入や様々な経費を支払ったときに、消費税を払っています。だから、企業は客から預かっ「預かり消費税」から「経費で支払った消費税」を差し引いて、その残額を税務署に納付するのです。だから単純に言えば、消費税の納付額というのは、次のような算出で表されます。
(売上−経費)×消費税率(10%)=納付額
これを見ると、法人税などの計算とあまり変わらないように見えます。しかし、法人税と大きく違うところは、経費の中に人件費が入っていない事です。社員の給料には消費税はかかりません。そのため給料分の経費は「支払い消費税」の計算からはずさなくてはならないのです。となると、消費税の計算は、ざっくり言って次のような算式になります。
(売上−経費+人件費)×消費税率(10%)=納付額
この算式を見れば、人件費が多いほど、消費税の納付額が大きくなることがわかるはずです。実際、企業が何かの業務を行う時、人件費を払って社員を雇うよりも、業者などに発注した方が消費税の節税になるのです。
だから、企業は新しく人を雇ったり、社員に残業させて残業代を払うよりは、外注したほうがいいということになるのです。先ほども言いましたように、消費税導入後に、実際に、サラリーマンの給料は下がり、非正規雇用が増えているのです。日本のサラリーマンの給料は、バブル崩壊以降、先進諸国に比べてあまりに下がりすぎたので、ここ数年こそ、少し上向きになっていますが、この30年で下がった分を取り戻すには遠く及ばないのです。(貼付け終り)
この記事で初めて知りました。
法人税の計算と大きく異なっているのは、一般的な企業の消費税納付の計算は、経費に人件費を加えてはならない。つまり法人税の計算を流用すると控除されていた人件費を加えねばならないということ。
3%→5%→8%→10%と1989年からの消費税導入で3倍にもなりました。
また同時に接待費の経費算入が認められなくなり、東京は銀座、大阪なら北新地といった夜の社交場が一斉に暗くなりました。
消費税は大企業の減税の穴埋めでしかないことがはっきりした
増大する社会保障費のためと財務省とその配下の政治家は連呼しますが、消費税で得た約18兆円はほとんど社会保障にはまわっていません。わずか3兆円だけ。
消費税導入前には利益のだいたい50%が法人税となっていましたが、今はその半分以下23%です。
それじゃあ税金としてとられてきた27%は社員の給料として反映されたのか?というのが、大村大次郎氏の記事です。
消費税率がアップするほど人件費抑制が進む
内部留保があり、黒字のうちにだぶついた社員を解雇するという流れが、有名企業でも出始めてきています。
銀行や郵便局などは窓口にいるのは、おっさんおばちゃんのパートばっかりです。
昨日はJRの窓口で切符を買いましたが、いつまでも発券されないなあと思っていたら、受付の娘さんが発券機のスイッチのありかを知らなかった。
社員らしき人が慌ててやって来てスイッチを入れてくれましたが、悪い予感がします。
別路線での経路を尋ねたのですが、やっぱりえ〜とえ〜とと困惑してます。インターネットでお調べ下さいとのこと。
言っときますが駅の窓口ですよ。
台風19号の影響で不通区間や代行輸送状況、代替経路をさらっと教えてくれなくちゃ・・・パートだからそりゃ無理だ。
このように労働者の非正規化が進んでいることがわかります。国鉄時代やJR発足の頃とは大きな違いです。
国に獲られるなら使え、配っちまえというインセンティブが無くなった
法人税を納めるぐらいならボーナスで配っちまえというのが1990年頃までの普通の経営者感覚だったのです。
ところが人件費を多く払うと、納税額も増えていってしまう。よほどの急成長好決算の企業でないかぎりは真っ先に給料の抑制に動くのは誰でも想像が付く。
そして消費税の影響は遅効するので、来年からはデフレーションが加速してゆくというのが結論です。
ここ数年、アパレルの特別セールのダイレクトメールがしょっちゅう届きます。なかには7割引というものさえあります。
浅草のデパートではファッションのテナントの撤退が進んで、フロアに空間が目立っています。
都心に近い観光地の浅草でもこんな状況です。あ〜あ〜と溜息しかありません。
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Wednesday, October 16, 2019, 11:58 AM
おもしろい調査結果が載っていました。新聞のチラシとネット広告の効果調査です。
読売新聞社の調査ですから、間引いてみる必要がありますが、まあまあ実感としては納得できる。
チラシとネット広告を併用すると売上が3倍以上になった。
チラシだけでも2倍以上となった。
でもネット広告だけだと売上の変化がなかった
ネット広告業者ってたくさんあります。また検索上位にはいるためSEO対策をするという小手先商売もたくさんありますね。
スタートアップ時にはそのような経費も必要かもしれませんが、まあ所詮はGAFAの手のひらで踊らされているだけです。
ユーチューブや無料サイトにはベタベタと広告が貼付けられていますが、あれって本当に効果があるのでしょうか。
うっとおしいから、すぐに消しますし、一旦クリックしたら次から次へ類似商品が表示されるのでますます興味が湧きません。
家電をクリックしたら次から次へ似たような家電製品ばかりが表示されます。
買ったから、もうええちゅうねんと思っている方も多いでしょう。
費用対効果が高いのは新聞チラシ一択
新聞チラシは、新聞と一緒に配られるのでお茶の間に確実に届くし、そのチラシで家族の話題になることもあります。
同じチラシでもポスティングは見込み客獲得はすごく低いです。ポスティングで新規客の獲得を目指したけども数千枚配っても、紙代と配達代が丸損だと近所の散髪屋がぼやいていました。
毎日ポストに投げ込まれるチラシは足元のゴミ箱にまとめて棄てられるだけだけど、新聞折り込みチラシはこういった面で強力です。
なぜなら新聞の購買層というだけで、ターゲットが絞られているからです。
ネット広告も同様でほとんど売上には貢献しないと思いますよ。
自分がポップアップ広告や動画に貼り付いた広告などクリックしたことは一度もないですから。(逆にクリックしたらヤバイ)
ネット広告が宣伝の主力になると業者は言っていますが、絶対そんなことはないでしょう。
ネット広告とポスティングのチラシは目障りなゴミにすぎないから
自分も購買パターンは新聞チラシを見たり、新聞の広告面を見て、そして実物をどっかで見て欲しくなるというパターンですわw
→たとえばこんなもの
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Monday, October 14, 2019, 06:03 PM
ZOZOの前澤の戦略とは何か?
とにかく金を借りるだけ借りて、貸し込まないと潰れるぞと脅す
なんでこんな男に金が集まるのかというと、銀行が金余りでジャブジャブだからですね。
銀行員も雇われ人に過ぎませんから、金を貸さねば首が飛ぶ。
そんなところに目を付けて、担保がなくても借りるだけ借りるし、貸す方もライバル銀行がだすならウチもウチもといった具合でしょう。
ZOZOが飛ぶ前に、孫正義に売りつけたというのが真実でしょう。
そしてその孫正義のソフトバンクだって綱渡り状況に変わりがない。
どっちも借金まみれです。
Too Big To Fail が孫正義にとって最良の状況
法人税を納めたら株価(日経平均)が落ちるぞ!と政府も恫喝できます。(時価総額のでかい企業は日経平均への影響が大きすぎるため、官制相場では官邸と同じ穴のムジナだ)
実弾がたりねえと銀行団をしかりとばすこともできる。
決めぜりふはきっと
「アマゾンのジョフ・ベゾスに売っちゃおうかなあ〜」
ソフトバンクグループ丸ごとジョフ・ベゾスに買ってもらって、アマゾン配下で世界征服を一緒にしましょうや、などと孫正義は考えているはずです。GoogleやFacebookかもしれませんけど。
100兆円、200兆円ぐらいはポンとソフトバングに出すだろうと、孫正義は絶対に考えていると思います。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191008-03271805-bloom_st-bus_all&pos=3
ソフバンクG利益予想6000億円減、ウィーワーク反映−三菱UFJ
Bloomberg
(ブルームバーグ): 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は7日、ソフトバンクグループの今期(2020年3月期)営業利益予想を従来に比べ約6000億円下方修正した。投資先企業の株価下落に加え、シェアオフィス事業を手掛けるウィーワークの上場申請の取り下げや企業価値低下の可能性を反映した。
田中秀明シニアアナリストはリポートで、ソフトバンクGの今期営業利益予想を1兆5900億円から1兆100億円に減額した。前期との比較では57%減。ビジョンファンド事業の利益予想を5900億円から100億円に大幅に引き下げたことが主因だ。同事業は7−9月期も2124億円の黒字から3676億円の赤字に見直した。
田中アナリストは、今後もファンド事業の利益変動が大きくなる可能性があるとした上で、合理的な予想は難しいと指摘。同証では昨年5月以降、投資判断を停止中だ。ブルームバーグのデータによると、担当アナリスト17人のうち16人が投資判断を買いとし、中立が1人。目標株価の平均は6967円と、7日終値に比べおよそ7割高い。足元のソフトバンクG株は2月の自社株買い発表前の安値水準にある。
三菱モルガン以外にも、ファンド事業の収益動向を警戒する向きが出てきた。米サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、クリス・レーン氏はブルームバーグの取材に対し、ビジョンファンドの評価減は最大で59億3000万ドル(約6400億円)規模になるとみられると話した。
ジェフリーズ証券アナリストのアツール・ゴヤール氏も8日のリポートで、ウィーワーク問題を受けてビジョンファンド2号の性急な立ち上げは「大きなリスク」になるとし、目標株価を6150円から5570円に下げた。
投資先で、5月に新規上場した配車サービスのウーバー・テクノロジーズ株は米国株波乱の影響もあって8月以降は下落基調を強めており、一時28ドル台と公開価格の45ドルを下回っている。職場向けメッセージアプリのスラック・テクノロジーズ株も下げている。ウィーワークは先月、共同創業者アダム・ニューマン氏が最高経営責任者(CEO)職を退き、新規上場計画を撤回した。
(c)2019 Bloomberg L.P.
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Monday, October 14, 2019, 11:29 AM
サミュエルソン、クズネック、ハイエク、フリードマン・・・経済学を勉強していなくても、どっかで見かける名前です。
経済学を体系建てた大家のひとたち。
私はクズネックという名前は景気変動の周期で知りました。
短期的な好況・不況と中長期、長期の波の重なりによるというモデルです。
高校物理で習う波(三角関数)の合成を景気予想モデルとした
単純だよなあ・・・でも正しいかも・・・と若い頃(20代、30年前)は思っていました。
だから平成時代は「まもなく景気は回復し経済は拡大局面になるんだ」と信じていました。
言うまでもありませんが、そんなのは嘘っぱちでしたね。
30年間ずっとデフレ不景気、経済縮小のままです。公共事業による需要の創出を唱えたケインズ、自由主義のハイエクも財政出動を唱えたフリードマンもなんら役立っていません。
90年代以降の経済学は高等数学によるモデル化と心理学方面に進出して行きます。
もっともらしそうで、どれも正しくないのが経済学
この記事の最後にノーベル経済学賞への批判がありますが、もっともです。だって少しも人類に貢献していないのですから。
そしてノーベル経済学賞は米国経済をモデルにしていることが、私も最大の問題だと思います。
米国の経済政策がFRBの実験場となっているのですから、仕方がない面もあるのですが、属国ニッポンがそのまま、右向け右で米国の経済政策を真似ていることが悲しい現実です。
日本には経済政策もすべて米国の言いなりです。
平成ニッポンを破壊したのが、ミルトン・クルーグマン一派だと自分は思っています。
過去ログ:
検索キーワード:クルーグマン:
正しい眼鏡をかけろ(スティファニー・ケルトンのMMT論)
資本主義はなくならないが資本の定義は激変するだろう
「トランプ大統領とアメリカの真実」 副島隆彦 日本文芸社
クルーグマンのコラムに登場するコーク兄弟ってなんだ?
けっきょくクルーグマンは何が言いたいの?それはね・・・
浜田宏一出てこーい!クルーグマンに梯子をはずされた大恥豚野郎め!
居酒屋「和民」とマクドナルドは潰れろ、クロネコヤマトは支持する
借金は返済すべきという正義感が景気の息の根を止める
20%の資産を独占する0.1%の富裕層だけがデフレを歓迎する
ビッグダディをついつい観てしまった (リバータリアン vs クルーグマン)
強欲な0.01%が引き起こす米議会の対立(リバータリアンのせいではない)
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Sunday, October 13, 2019, 12:34 PM
大手電機会社がインフラ点検事業に力を入れているという経済記事です。
まあ一般紙だから、記者の認識ってのはこんな程度だなあと腹の中で笑いました。
点検機器はGE(General Electgoric)などのアメリカ製がすでに席捲しています。
国産機器もあることはありますが、操作する人がその機器に慣れているとか、買い換える金がないから使い続けているといった消極的な理由です。海外での日本製シェアなどほとんどゼロ。
検査業界はまったく進歩のない世界です
30年前、40年前の検査手順の古臭いテキストが今だ使われているし、それを統括する大手ゼネコン・鉄鋼が設立した社団法人にはJIS(日本工業規格)を制定する経済省の天下り先に過ぎません。
加齢臭しか漂わない検査業界には、IoTだAIだといったコンピュータの先端技術とは無縁です。ないことはないのですが・・・積極的に普及させるのは1社だけでは無理だし、輪を掛けて経産省が馬鹿すぎます。
コンピュータの画像は捏造の可能性があるため、JISでは記録としては認められません。だから日本では今でも公共インフラの記録は紙の台帳でしか残せない。
ISO(International Standard Organization)やASME(American Society of Mechanical Engineers)といった世界標準とその劣化コピーであるJISの乖離はどんどん拡がっています。
だからインフラ検査業界は頭のいい、やる気のある奴はどんどん疲弊して失望して辞めていく。キャリアアップ(待遇改善)も望めないので離職率の高い業界です。
キケン・キタナイ・キツイ・クライ・クサイ・コワイの6K職場の上に、現場では根性論を振りかざすキチガイもいっぱいいるので7K職場だと揶揄されています。
自動化・省力化に邁進するのは米国企業だけ
この記事で頭一つ抜けているなと思う日本企業は富士フイルムと東芝かな。
富士フイルムは東芝の医療用レントゲン撮影装置事業の買収を巡ってキャノンと激しく争いました。
キャノンが東芝の医療事業を買収してしまいましたが、富士フイルム側も対抗して急速に画像処理装置分野に力を入れています。
一方の東芝は発電タービンといったインフラ事業だけが残って、そこをしがみついてやっていくしかない。
公共企業体、電力会社やJRといった古くからの取引が長い。しかし三菱重工と日立の発電プラント事業はすでに合併してMHPSという会社になってますから、これからじり貧の発電事業では東芝も安泰ではないでしょう。海外で重工産業は中国企業が強いのです。
医療分野では日本メーカーは米国とドイツのはるか後で後塵を浴びているという状況です。
日本の会社ブランドで販売されている物も多いのですけども、輸入代理店として日本語の説明書をつけてラベルを貼り替えただけというものが大部分です。
医療機器で米国ドイツに大差を付けられているのに、同じ検査機器でもおそらく日本は草刈り場になるだけでしょう。
育成体制など無いに等しい検査業界
日本の工業産業のだめなところは、保守の要である検査(プラント検査も含む)全般は<下請の汚れ仕事>とみなされているからです。
大卒や大学院を出たプロフェッショナルがいない。
目で見て触って、舐めろと言わんばかりの体力気力主義。
何十年と仕事をしても、ゼネコンや大手プラントメーカーから見れば単なる下請の作業員にすぎないとみられる。
だから働く側のモチベーションなんて一向にあがりませんわ。
5年毎に経済産業省の天下りの団体である日本非破壊検査協会の試験を受けなければならず、その試験内容も黴が生えているほど時代に則していない。
日本は官民足並みを揃えて<足踏み>を業界全体でさせているような状況です。
かたやアメリカやドイツは新しい技術、新しい手法、コンピュータ(IT)の最大限活用と貪欲に検査作業を進化(トランスフォーム:transform)させています。
日本は根性気合主義ばかりです。竹槍とB29のような世界が今でもインフラ検査(プラント検査も含む)の主流。なぜなら産業構造が下請・孫請けの下層の仕事としてみなされているから。
ものづくり大国ニッポンの実体は、製造重視・保守軽視のヒエラルキー
人材も製造に流れて、給料も安く休日はなく、トラックで転々とする検査という仕事は日陰産業そのもの。
インフラ検査(プラント検査含む)業界全体が下請主体の1000億円程度の市場規模ということで参入も少ないのです。
橋梁や水道といったインフラの保守点検業務を発注するのは自治体なので、ゼネコン、日立や東芝のような大企業だって受注企業にすぎない。
結局国や自治体が金を出さなければ、すぐに干上がるという不安定な収益構造のため、大手は保守部門には参入していなかった。
投資しても見返り(収益)がまったく日本では見込めないから。市場が小さすぎるのです。
医療検査業界の1/100以下の市場規模なんじゃね?
そうこうしている間に、海外企業とは大きな差が出来たというだけの話。
それをまるで日本企業が本腰を入れていれて、新技術で解決しようとしているかのような論調に笑ってしまったという次第です。
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Sunday, October 13, 2019, 10:36 AM
10月13日朝10時現在の浅草の気圧は1011hpaで、台風一過の快晴です。
大型台風19号は昨晩から固唾を呑んで見守っていましたが、20時半から21時にかけて風が強くなった程度で、22時頃には穏やかになって、特に被害はありませんでした。
前回の千葉に大被害をもたらした15号に比べて、19号はそれたおかげで拍子抜けです。
20時45分頃のデジタル970ヘクトパスカル(アナログ計で968ヘクトパスカル)が最低の数値です。
この気圧は地上420mと同等です。
過去ログ
検索キーワード:気圧:
台風レポート芸人という人がいるテレビ業界
気圧計がものすごく下がっている
台風21号(950hPa)の気圧を測ってみた
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Saturday, October 12, 2019, 03:03 PM
よくまあ、こんな茶飲み話程度の中身で、論説委員を名乗れるなあという記事です。簡潔に要点を並べると
(1)現代において数学能力をもつ人材が足りない
(2)歴史的に数学知識は軽視されてきた←嘘付け!
(3)数学者は就職が難しかった←嘘付け!
(4)数学的解が技術革新を進めたという現実
(結論)だから数学への見方を社会で変えるべきだ
「寝言は布団で言えよ・・・」とつぶやきたくなる。読んで損したと思える記事です。
数学・物理を少しでも囓ったこともないから、こんなことを臆面もなく書けるのだなあ。
とくに嘘っぱちなのが、(2)日本では数学知識は軽視されてきた云々のところ。
この記事は妄想・願望が入り交じる空虚な駄文です
だって奈良時代から一貫して計算ができる人は重用されてきたのですから。
特に朝鮮半島からの渡来人は古代日本では技術者であり、官僚であり、教師でもあった。
ずっと天文物理、算術ができる人は重要な地位に就いていました。
(3)数学の道に進むことは親に反対された
よくもまあこんなことを書けるなあ。慶応大の若い数学者のエピソードを若者すべてに当てはまるかのように堂々と載せています。
数学を専攻したおかげで就職できませんた・・・などということは、自分は過去一度も聞いたことがありません。
ホントらしい例を並べて、結論もなし。不合格!
自分がこの論説委員の文章を添削したら、不合格です。
この人の意見が全くない。
意識改革が必要とまとめていますが、お前がまず意識を変えろ。
おちこぼれの言い訳をそのまま掲載する読売新聞です。全国紙でも悪文の宝庫です。
数学の見方、意識改革は拙書「隠された十字架 江戸の数学者たち」が最適です。
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Saturday, October 12, 2019, 02:18 PM
似たような新聞広告が目に付きました。どちらも過食を戒める内容だと想像します。
自分はずいぶん昔から西式健康法(甲田療法)を信じていますから、いまさら紹介するのも面倒なので、右の検索窓で「西式」や「甲田」と入れて読んでみてください。
粗食・少食・草食・咀嚼の4Sが健康・若返りの秘訣だ
これだけで病院には縁がない生活ができるのに、なんでみんなやらないのかな。
ましてや、この2冊がどちらも10万部を越える販売をしているのに、あらためて驚きます。
最低1日に一回は空腹期間をあけること
これもずっと六城ラヂウムでは言い続けたことです。
なぜなら、私がそうやって、アトピー、花粉症が治って、とても身体が軽いという経験があるからです。
三度三度に山盛りの土方メシばっかり喰っていたら、身体も重く頭も回らない。ドカタメシといわれる由縁です。
労働者といってもかつての肉体労働者は、いまや日本国内にはほとんどいません。工事現場の足場屋ぐらいじゃないだろうか手作業って。建設機械(重機)が使われるから。
少食の身体になると、日本は飽食であり貧しい食い物ばかりに見えます。
台風到来を機に、ラーメンをバカのように買っている人がいるようですが、薄いお粥と梅干しぐらいで済ませるという考えが浮かばないんでしょうか。
一食や二食喰わなくても死ぬ訳じゃない。ばかみたいです。
くりかえしますが、
空腹に慣れることが一番身体によいことなのです
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Saturday, October 12, 2019, 01:41 PM
日経コンピュータの記事
8月23日午後、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が6時間ほど停止した。日本のクラウドサービスで5割近いシェアを持つだけに影響は大きかった。原因は東京近郊に設置したデータセンター「東京リージョン」の一部エリアで発生した空調設備の故障だ。制御システムにバグがあり、機器制御装置も異常動作した。
(中略)
障害の発生を通知したサービスは当初、EC2とEBS、RDSのみだった。しかし障害発生から5日後の8月28日に、冗長構成の要となるアプリケーション・ロード・バランサーの「ALB」やインメモリーキャッシュの「Amazon ElastiCache(エラスティキャッシュ)」、データウエアハウスの「Amazon Redshift(レッドシフト)」などでも障害が発生していたと発表した。
当方のWebサービスはYahooのホスティングサービスを利用しています。もちろん無料ではなくそれなりの費用を払っています。
22日にメンテナンスが行われましたが、13日経過したいまでもサーバーが復旧していません。(注:この内容は10/2に掲載するつもりでした)
当方のメールサービスに遅延(6時間以上!)が発生し、Webサーバーの機能が停止したままです。
繰り返し連絡しているのですが、解決したという連絡はまだありません。
(追記:14日に緊急メンテナンスという情報が公開されました)
ソフトバンクはサーバー業務をアマゾンに丸投げ
なんでそんなことが言えるのかというと、最初はエラーメッセージがアマゾンのドメインとなっていたからです。あれ!ヤフーと契約しているのに、なんでアマゾンなんだ?と不思議に思いました。
今日の記事で判明しました。ヤフーはアマゾンのクラウドサービスを使っているからです。
8月の障害では東京方面のサーバーがすべて止まり、ユニクロやNTTが運営しているシェア自転車事業が止まりました。
ソフトバンクのペイペイも同時に止まった
アマゾンは日本のクラウドサービスの約半数を占めている最大の事業者です。
驚いたことに、日本の通信事業者も顧客だったのです。
ヤフーのサーバーが止まった理由は、大量のGoogle向けメール処理だと説明されています。
昔はメールとWebは別々のサーバーで運用されていたので、切り離せばとりあえずWebは動いたのでしょうけども、いまでは一台を仮想的に分割しての運用が普通です。
だから障害が起こればすべてのインターネットサービスが止まってしまう。
記事によると、一部の物理サーバーを切り離したところ、サーバー間で大量のデータ送受信が発生し、制御コマンドを受け付けない状況(つまり暴走状態)に陥ったとされています。
この説明は大量のメールデータがサーバー間で発生したからだというヤフー側の説明と同じです。
世界規模ではAmazonの大規模障害は毎年発生している
日本では2015年から三回目の大規模障害となったそうです。
アマゾンのクラウドサービスなんて利用していないよ、と誰もが思っているのでしょうが名だたる企業、インターネットサービス企業が使っているのです。
アマゾンのデータセンターを攻撃したら社会混乱は必須だね
俺がテロリストなら真っ先に攻撃します。
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Saturday, October 12, 2019, 01:35 PM
電気自動車が普及すると、やがて大量の廃車処理が問題になることは自明です。
取り外されたリチウム電池を再利用するための技術的解決とバラバラの規格の統一が世界で目指されているという記事。
安価大容量の電池が地方から普及して行く
千葉房総の台風被害で長期間停電が発生したことを教訓にすべきという意見です。
家庭用の太陽電池パネル、風力発電は自分も調べたことがありますが、微々たる発電です。それでもこれまでは電力会社がとんでもなく高値で買い取ってくれたので、空き地や屋根に設置した方は結構ホクホク顔でした。
でもこれからは大幅に下がるので自家消費に回されるでしょう。
そこで注目されているのが、廃車の大容量リチウム電池が役に立つという見立てです。
山の中のぽつんと一軒家にまで電線が通されていますが、本来そんなところにまで電力会社は電気を通すことはない。
電線保守の料金は結局、我々の電力料金に反映されていくからです。
敷設しなければならない電線と後回しの電線
千葉の房総半島にはあまり知られていませんが、自衛隊の基地やレーダーサイトなどの施設ががあります。
だから台風での停電騒ぎがあっても基地周辺や施設周辺では、すぐに電力は回復してなんの影響もなかったと聞きます。
基地や施設では専用の電力網があり、バックアップもしっかりしているから、たとえ山の中でも全然普通だったそうです。
その周辺の住宅も恩恵で電気や水道の心配はなにもなかったと聞きました。
そのような人達から言わせると、台風程度で停電になった地域はかつてから住宅地としては不向きな地域だったということ。
市街地以外では林道に電柱を立てた貧弱な電力線しかないから、予想されていたことなのです。
電力は自家発電・備蓄するのが当たり前となる
田舎は水道・ガス・電気・通信の4つのインフラが整っていないことが問題点です。でもこれは技術で徐々に解決されています。
いちばんの問題であった電力も電気自動車が普及することで、電力が備蓄できる時代へとなるでしょう。
太陽パネル、風力、水力、火力を組合わせた地域発電も僻地では進んでいくのではないでしょうか。
というか、俺がそんな電力も自前で用意するような生活をしてみたいのです。
関西電力の原発の裏金があちこちに巡っているのも、金の力で押し通さねばならない理由があるから。
原発がノーという方は、率先して電力会社に頼らない発電を実践すべきです。
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2019/10/07 No.4040
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10秒で読む日経!
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今日のNews
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●住宅や電力事業者などが設置する蓄電システムの安全性について、国際電気標準会議(IEC)は
国際規格を2019年度末にもまとめる。普及する太陽光や風力などの再生可能エネルギーを蓄えるため、
大型蓄電システムの需要は増している。
海外で発火事故が相次いだことなどから、規格化が求められていた。
これまで蓄電システムの安全性に関する国際規格はなかった。離島などで使われており、
発火して延焼しても消火が難しく被害が拡大しやすい。
電池自体については、大型リチウムイオン電池の安全性試験の国際規格などがすでにある。
日本経済新聞 2019年10月7日
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佐々木の視点・考え方
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★台風被害による千葉県での長期停電は酷かったですね。
被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。
現在のような社会でも、自然災害に会うと、長時間にわたって電気が止まり、その結果、
家電製品が使えず、冷暖房が止まり、1日に4時間も使って必要不可欠のスマホが使えず、
ネットにも接続できないという、日常生活の全てを長時間奪われるリスクが、
私たち身近に存在していることが明らかになったのです。
私たちに出来る防衛策は何でしょうか?
それは、自宅や自宅マンションなどに、再生可能エネルギー発電と蓄電設備を設ける事です。
幸いなことに、太陽光発電コストはキロワット時10円を下回る発電が可能になりましたし、
この採算をもっと向上させる技術も開発されつつあります。
電気自動車が製造販売されることによって、使用済み車載バッテリーも多く出回るようになりました。
中古バッテリを再生する技術や施設も出来てきています。
あなたの想像するよりも遥かに安いコストで自宅発電・蓄電することが可能になりつつあります。
東京電力などの電気事業者に頼らずに、自宅や自治体で、自力発電・蓄電して、
その電力で生活を賄うことが可能な時代になったのです。
携帯キャリアと交渉して、基地局をその電力で供給することにすれば、
千葉のような長期停電になっても、停電もネットや電話の遮断と言う事態にはならないのです。
記事は、こうした自前の発電・蓄電を安全にするための、世界の規格を作ろうとしている話です。
もう数年もすれば、「電力は独占事業者から買うもの」という常識が崩れることを覚えていてください。
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電力会社は将来的には儲からない事業となるという予想記事とは逆の記事も掲載します。
日銭が入る超安定企業という記事。
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2019/10/04 No.4039
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10秒で読む日経!
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今日のNews
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●東京電力金川(かながわ)発電所(喜多方市)が3日、2年間に及んだ大規模改修を経て運転を再開した。
猪苗代湖に注ぐ猪苗代水系にある水力発電所が産声を上げたのはちょうど100年前。
曲折を経て再出発する施設の売電収益の一部は、福島の復興に充てられることが決まっている。
大規模改修は2017年9月に着工した。県内事業者から資機材約5000万円分を調達。
河北新報 2019年10月4日 (記事に誤りがあるので河北新報さん要訂正:https://bit.ly/31KDsrV)
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佐々木の視点・考え方
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★「2000万円不足問題」と評判になった老後資金不足に相応しい解決法は何でしょう。
要は、毎月6万円弱の生活費が不足する期間が30年弱続くので、2千万円を貯めようという話でした。
勘違いしないで欲しいことがあります。
年に60万円の利息・配当が貰い続けられる株等の資産があれば、2千万円を準備しなくても良いのです。
もしあなたが、年10%の利回りを挙げられるなら、6百万円分あれば良いのです(60万÷0.1=600)
もしあなたが、年5%の利回りを挙げられるなら、12百万円分あれば良いのです(60万÷0.05=1200)
定期預金金利が今は0.1%だから無理だ。
5%の配当利回りの株はあっても、30年も続けて払ってくれるわけないから無理。
そう思われたかもしれません。
では記事を再読して下さい。
この水力発電所の発電機械の耐用年数は22年です。https://bit.ly/32YRV3u
減価償却費計上が終わって78年もの間、機械は稼働して発電してきました。
当初必要だった建設費向けの借金も20年程度ですべて払い終わったはずです。
この水力発電所はほぼ無人ですから他の経費が少しかかるだけで、80年間電力を作って売って儲けてきたのです。
機械の償却費や金融費用支払い後は、ワット時当たり2円未満のコストで電力を10〜20円で売ることを
コストの10倍以上の利益率で、80年の間、儲け続けてきたのです。
電気の必要性が無くならない限り、年80〜90%の高利益率がほぼ無限に続くのです。
今回の機械更新で減価償却費が今後22年支払われることになるので、コストはワット時当たり数円増えます。
しかし、今後100年は、今のシステムで稼働し続けることが出来るのです。23年目からはコストがまた減ります。
もし東京電力がこの水力発電所を分離して株式上場させれば、配当が10%を超える株になるのです。
東京電力はそうしたことをするとは思えませんが、世界にはこうした
「高利益率かつ高配当利回りがほぼ永久にもらえる仕組みを持った株」は存在しますし徒然でも紹介しています。
あなたの老後に必要なのは、上記記事が、よく読めば「金のなる木」の紹介であることを理解し、
似たビジネスモデルの投資先を探す努力です。さすれば、2000万円問題とは無縁です。
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Saturday, October 12, 2019, 01:27 PM
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/world/00119/
日経ビジネスにFinancial TImesからの転載で
「テック企業が“特権”を得られた時代は終わった」
テック企業というだけで規制を逃れ、評価額が高まる時代が続いてきたが、それが終わりつつある。米カリフォルニア州は、ギグエコノミーに対して厳しい雇用法を成立させた。物理的なサービスを提供するテック企業と、テック能力を高めた従来企業の境界はどこにあるのか。
という記事が掲載されています。
ウーバー(自家用車相乗り)やウィワーク(オフィスシェア)といったITシステムによるテック企業が注目され、熱狂により高く見積もられている株価へ疑問をなげかけています。
(冒頭貼付けはじめ)
「テック企業例外主義」の時代が終焉(しゅうえん)を迎えている。テック企業例外主義とは、「テック企業は一般の企業に課される制限事項にとらわれることなく、他とは違う“一段上の”次元での事業運営が許される」とする考え方のことだ。
今日繁栄しているテック企業の多くは、この考え方の下で規制当局の介入を免れることができた。「今ある規制は文明がさほど進んでいなかった時代に設立された平凡な企業向けのもの。テック企業がなぜそれに従わなければならないのか」というわけである。
(貼付け終り)
新しい雇用形態と提供という大義名分に対し、カリフォルニアでは「独立雇用主」として扱うことが出来る条件を厳格化する法律を制定しました。法律の隙間を特権かのように振る舞うテック企業に対し歯止めを掛けはじめました。
ギグエコノミー(Gig Economy インターネットによる単発仕事の請負)という言葉から、新しい雇用形態かのように喧伝されたのはたったの4年前。
ところがインターネットが空気のような存在となった今では、巨額な利益を得ているウーバーってのは、いったいなんなんだという疑問が噴出しているわけです。トラブルや事故は請負側の責任、利益は自分たちの物という都合の良い仕組みだからです。
ウーバーはド素人ですと看板背負っているようでかっこ悪い
ここ東京都内でも四角い箱を背負った自転車をよく見かけます。ウーバーの出前サービスですが、暑いさなか、大汗かいて汗臭い人に背負われた食い物なんて誰が喰いたいと思うのか不思議です。
アメリカでは出前というのが珍しいから、流行っているだけで、日本では昔からのスタイルがある。
三輪スクーターで冷凍ピザを運ぶチェーン店もそこらで見かける。
そこに素人を参入させただけというのがウーバー
コスト負担はすべて請負に背負わせ、中抜きするだけの形態をテック企業としてもてはやした。
さすがのカリフォルニアも社会破壊だと気付きだした
GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)に対して世界各国が連携して規制をし始めました。
個人情報とそのの分析行為、税逃れと国家という既存の枠組みから逸脱し始めたからです。
働き手の保護をかいくぐって巨大化したウーバーのような類似企業が出始めたことで、カリフォルニア州は規制をかけ始めました。
人間を隷属させる仕組みをこれ以上見逃すわけにはいかないと。
またテック企業としての特権をはぎ取れば、既存業種との違いは大差がないということで化けの皮が剥がれつつあります。
単なるパートの中抜き、又貸しに過ぎませんから。
インターネットの受発注システムを保有すれば誰でも参入できる
古くはコンビニのPOSシステムであり、それが個々のスマホで出来るようになったというだけ。今の新規ビジネスってこんなのばっかり。
製造設備や実店舗、実商品といった実体がないのです。
つまんねー世の中だ。IT産業にはもっと大きな規制をかけるべきだと思います。
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