ウクライナ紛争「エコロジーという洗脳」で私が希望した通りになってきましたよ 
Tuesday, March 4, 2014, 09:36 PM

拙書「エコロジーという洗脳」(2008年10月 成甲書房)で六城ラヂウムの店主である私が書いた章「環境騒動に乗じてエネルギー自立を目指せ〜天然ガス立国の夢を見る〜」そのもののシナリオになっているではありませんか。

アメリカ大統領バラク・オバマがボンクラなのか、わざとそのフリをしているのかは私にはわかりません。とにかく

天然ガスを戦略物資としてプーチンが立ち回っている


ことがわかります。オバマはたぶんカーターに続いて(はるか上回って)史上最悪の大統領として名を刻むでしょう。日本を含め、すべての同盟国はオバマのおかげで「こんなアホな国とは同盟関係なんてまっぴら」と感じているはずです。

カーター、クリントン、オバマとアメリカ民主党大統領にはろくな奴がいねえ。
腑抜けオバマのトドメとして牽制をせぬままウクライナがまるまるロシアの手に渡りました。小浜さん何考えているのでしょう?

同盟国をないがしろにしているその政策は

オバマってロシアのエージェント(スパイ)?


と疑われてもしかたがないことです。

六城はオバマは共産圏国のエージェント(スパイ)なのではと本気で疑っています。

オバマはアメリカ帝国の破産管財人であって、軍備規模縮小と多極化へのエージェントなのです。だから軍事介入は絶対しません。

おかげで日本にとってはすばらしい転機がやってまいりました。

ロシアとの平和条約締結


その見返りとしてサハリンからのガスパイプライン

これは六城ラヂウムが「エコロジーという洗脳」で唱えていた理想のエネルギー政策そのものです。

日本石油連盟の悲願でもあります



なんども言います。日本石油連盟のアメリカメジャーからの脱却のシナリオとしてかつてからロシア産天然ガスは日本の悲願です。

なぜ六城ラヂウムの店主ごときがそんなこと言えるのか?

ちゃんと取材してインタビューでつくった記事だからですよ!

私の創造ではないのです。「エコロジーという洗脳」の私の章「環境騒動に乗じてエネルギー自立を目指せ〜天然ガス立国の夢を見る〜」は日本国内の石油業界の悲願なんです。

プーチンさんと馬鹿オバマ、ありがとう!



日本のエネルギー政策にとっては好都合な状況となっています。オバマはまだ2年6カ月も大統領なんだそうで、その間にさっさとロシアと平和条約の締結とパイプラインの施設調印を進めちゃいましょう。

100年ものロックフェラー(石油メジャー)の支配からの脱却だ!



過去ログ:

原発ゼロよりも低エネルギー社会を目指す方が現実的である


未確認政治物体EU --国際儀礼にみる強固な欧州王族ネットワーク


COP18(国連気候変動枠組み条約締約国際会議)では排出権という巨費が動く


着実に進む国内天然ガスパイプライン幹線


LPGとはガス代タダという前提なのです


日本の危険なオレンジ革命前夜(言論封殺に動く政府)


東京電力と東京ガスは兄弟関係


行動に移す国と行動しない国の明暗 エネルギー問題

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奥多摩地方は東京都の水甕 (東京都が横に長い理由) 
Monday, March 3, 2014, 06:01 PM

昨日は高尾山を越えた相模湖、津久井湖から相模川沿いに下って海老名方面へサイクリングしてきました。

3月なのに当分雪景色、都心に比べると一層寒さで凍えます。

尾崎行雄記念館に寄ってきました。客は私だけ。自転車で走っているのも私ぐらい。(初夏はサイクリングのメッカです)

学芸館員さんの説明によると、八王子は明治22年までは神奈川県だったのだとか。
東京都(当時は市)の水源確保のため山の向こう側を神奈川から割譲されたことを知りました。

明治の大物政治家で尾崎行雄(咢堂)という方がいます。大隈重信の片腕で犬養毅とともに憲政の神様と呼ばれています。

ただ神様と言われて喜ぶ馬鹿はいないとは思います。
神様という冠詞は究極のだまし言葉だな。

尾崎行雄の生家はこの一帯の大地主です。相模原北部、八王子あたりの権力者であったわけです。特に山林を保有していたので、下流の横浜方面、東京方面どちらにも利水でないがしろに出来ないわけです。

東京都がなんでこんなに横に延びているのか?天気予報の地図を眺めると誰もが思うでしょう。

江戸から明治中期にかけて水源管理のために東京は西へ西へ延びてったんだとか。

調布あたりは武蔵の国といって江戸時代はお隣の国だったんですけどね。

奥多摩方面は今でも東京都民にとっては大事なところなんです。キャンプやハイキングのためにあるわけじゃない(笑)

だから奥多摩地区の方々は威張っていいです。

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箱根・伊豆の地熱が上昇しています (地熱暖房を普及させろ) 
Monday, March 3, 2014, 10:18 AM
3/3 晴 10時 浅草での空間線量は21ベクレル/立法メートル

3月だというのに、まだまだ寒い日が続きます。都内ではさすがに路上に雪を見かけることはなくなりましたが、昨日は中央線で高尾山を越えて相模湖を訪れていました。路上に雪はなくても、畑や駐車場に積み上げられた雪はとうぶん溶ける様子はありません。

先週は熱海のお宅にお邪魔しておりました。熱海では温泉を引くご家庭も多く、そこも源泉が引かれています。

昨年からは伊豆熱海の湯温が5度上昇したそうです。



それでも38度程度ですから少し加熱する必要があるのですが、ガス代の支払額は大幅に少なくなったのだとか。夏場なら加熱は一切する必要はないとのこと。

50度以上のお湯が各戸に流れてきたら、そのお湯で暖房もまかなえるのになあと言われていました。でも今後も湯温は上昇する可能性もありますから、夢物語ではありません。

温泉地で暖房費がかさむなんてアホな話だな



と思ったのですが、どうも温泉の熱を暖房に回すという仕組みは一般的ではないようです。

海外ではセントラルヒーティングといって発電設備があり、その廃熱や焼却熱を水蒸気でビルや住宅に配送されています。建物に配管をラジエーター(放熱板)を部屋に設置するだけで利用者は安価に暖房や給湯に使えるのです。

田舎暮らしの一番の問題は光熱費



足元にはふんだんにある熱源を利用しないで、石油代が高い、ガス代が高いと嘆いても始まりません。

湯水のようにジャブジャブ石油が使えた時代は1972年を境に消えたのです。それでも1980年代と1990年代の円高の恩恵で石油の国内価格は手の届く範囲に収まっていたのです。

でももうかつてのような安価な燃料=石油という時代ではないことは明白です。

新聞記事の地方面には、長野県の渋温泉が宿泊施設への暖房に活用して年間の石油代が1/5になったという記事がありました。

ええ?今頃温熱を使い始めたのか・・・



別府温泉では温泉の低温蒸気でも発電できる施設を導入したとのこと。

せっかくの温泉大国日本なのですから、地域まるごと温めて欲しいものです。
一方では地方行政はエネルギー問題と産業活性化には全く役立っていなかったことがわかります。


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どうしても日本を孤立させたい勢力(アンネの日記破損事件) 
Friday, February 28, 2014, 10:23 AM
2/28 晴れ 10時 浅草での空間線量は18ベクレル/立法メートル

安倍晋三首相の靖国神社参拝報道(主に朝日、毎日、NHK)がなくなったと思ったら、今度は反ユダヤ活動として象徴的なアンネの日記を破損してあるくという事件が発生しました。

敵国による喧伝・工作活動そのものじゃないですか



こんな事件は三日もあれば犯人検挙となるのでしょうが、重大事件ではないので警察もそれほど人を割けないのでしょうか。なぜか犯人を捕まえない、捕まえられない。

アメリカ(イスラエル、ひいてはヨーロッパ)の対日感情を悪化させたい国の工作員・・・すごく中韓の工作臭く感じるのは私だけではないでしょう。

株や為替で大損こいた人達は別ですが、日本人のほとんどがユダヤ人(という曖昧模糊な人種)に特別な感情は持っていないのですから。

おまえの師匠(副島隆彦)はアンチユダヤじゃないか!という方がいらっしゃるかもしれません。見当違いも甚だしいです。

副島隆彦はヨーロッパ思想の研究家であり、それに連なる政治思想の研究者です。

中世十字軍のころから発生した反カトリック(反教皇)のヨーロッパ全土の商人(金貸し)たち思想。

また反カトリックから生じた近代思想が近代思想(ユニテリアニズム:Uniterianism)やがて近代学問(サイエンス)の確立へと進みます。

その過程で生じた「合理的」思想がユダヤ主義といわれるもの。

合理(Ratio:レシオ、ラチオ)とは自分に理(利益)があるものが最善(best choice)という考え方です。

「利己主義:エゴイズム(egoism)」とも言えます。

宇野正美や太田龍らが広めたユダヤ人のおどろおどろしい隠謀説、今ではベンジャミン・フルフォードが引き継いでいます。

そのような巷で言われるユダヤ思想を12年前にばっさりと斬ったことは大きな功績でしょう。正体見たり枯れ尾花・・・何も特別なものではない。

商売人の哲学であって、共同幻想的な要素は全くない。ましてやユダヤ隠謀論は単なる「共同謀議(conspiracy)」に過ぎない。土建屋の談合を「土建屋の隠謀」とは誰も言わないのと同じです。

ここは政府としてはイスラエル国と協調して、徹底的に犯人を捜し出すべきでしょう。
キチガイを装った工作員なのですから、日本の国益のために絶対許してはなりません。
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若返りにも癌退治にも効く糖質(炭水化物)断ち 
Tuesday, February 25, 2014, 01:16 PM
2/25 晴れ 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル



アンチエージング(若返り、抗老化:antiaging)で名前を聞かないことがない南雲吉則氏の本が売れているようです。ただ過去の著作と同じなんですけどね。

新聞広告で「ビタミンC点滴と断糖療法で ガンが消える!(西脇俊二著)」が目に付いたので、これも読んでみました。

がん治療・若返りのどちらも「断糖」がキーワードです


関連ログ:これからは「摂らない」という治療が主流になるだろう

「ガンが消える!」の方は新婚のスタッフが末期がんであることがわかり、本人の希望で高濃度ビタミンC点滴を行ったところ、目覚しい効果があったことから、西脇俊二氏もかつてから注目していたビタミンC療法を自分のクリニックで行った実例集とそのメカニズムの説明です。

ビタミンC療法とあわせて炭水化物(糖質)を徹底的に排除した食事(一日糖質は5g以下)で、ガン以外にも糖尿病、高血圧、うつ病、アトピー、リウマチといった治療の決め手がない病気にも著しい効果をあげています。

また重要なことに、ビタミンC点滴(経口ではない)での治癒効果は海外の学術論文でも発表されて注目されているのですが、かならず反論もあります。

ビタミンCのガン消滅作用が知られては

製薬会社の売り上げが激減するからです



近藤誠医師が言うように、患者は厚生省と製薬会社に<殺される>のです。

西脇氏がなぜ断糖(断炭水化物)しなければならないかという説明は、炭水化物が分解するとブドウ糖となります。このブドウ糖はとてつもないスピードで増殖するがん細胞の餌なのです。ところがビタミンCとブドウ糖は構造式が似ているので、がん細胞はビタミンCを取り込んでしまい、栄養とはならないので増殖できなくなるのです。

だからビタミンCの摂取と断糖は同時にやらなくてはならないのです。

南雲吉則氏、西脇俊二氏、夏井睦氏の三者が異口同音で

糖質は禁断症状を引き起こす要注意の物質


であるということ。

現代の生活では安上がりなエネルギーの糖質(炭水化物)は最低限で良い、それも(コーヒーやお酒のような)嗜好品なのです。

代謝も運動量も落ちる中年以降では過剰摂取になってしまうのです。

女性は閉経するまでにエストロゲン(女性ホルモン)が、過剰な糖質を皮下脂肪に蓄えることで赤ちゃんを産める身体を維持するのですが、男性は過剰な糖質はそのまま内臓脂肪へと直結します。女性も閉経後は内臓に脂肪がついて男性と変わらない生活習慣病へと陥るのです。

南雲氏、西脇氏、夏井氏も砂糖はもちろん、穀物、イモ類は最低限で、南雲氏は菜食中心、西脇、夏井氏は肉食中心です。どちらも葉もの野菜は摂るようです。これは好みでしょう。

私も一日に一合程度しかご飯を食べませんし、もともと甘いもの(特に飴やチョコレート)が嫌いなのです。

ビタミンCの重要性を理解できました。ただし西脇氏のいうビタミンCは経口ではなく点滴ではないと抗がん効果はないそうです。
過去ログ:炭水化物が人類を滅ぼす 夏井睦 光文社新書
ビタミンC化合物はあなたを老け顔にする

(追記)書き忘れてました。肉食主体にすると性格が攻撃的になります。
安倍譲二の小説だったかで、ムショ帰りのヤクザの親分がずいぶん丸くなってしまい、こりゃいけないと朝昼晩とビフテキを食べて往年の気迫を取り戻したという件(くだり)があります。性格の起伏が激しくなるのでしょう。
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F1レースに出資する会社は必ず傾くという鉄則通り (ソニー創業家の凋落) 
Monday, February 24, 2014, 02:14 PM
2/24 曇 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

ソニー創業者の盛田昭夫の公益財団が借金まみれで解散したという記事が流れています。
息子の英夫がSONY株を食い潰して終りという話。放蕩息子が身上を潰したというだけのお話です。

ここで参考になる部分は
2000年(平成12年)にソニーというよりも息子の英夫がF1エンジン会社に投資したことです。

F1に広告を出すようになれば資金を引揚げる



金融関係ではF1は鬼門です。「F1に深く関わったら、即座に出資の引き上げをするんだよ」ととある外資系ファンドマネージャーが教えてくれました。

最大手のマンに並ぶまでに成長したクアドリガというパフォーマンスの良いヘッジファンドがかつてありました。
そこがF1レースカーの巨大なウィングに広告を掲げたことで、それまでのアラブの石油王たちは一斉に解約したという噂話があります。
10億円とも100億円ともいわれる、その広告を拒絶したのです。

いまでもクアドリガというファンド会社はあるのでしょうが、凋落は目も当てられません。

F1レースというのはフランス系貴族の社交場



ステータスでしかない。レース会場には貴賓室と秘密の場所が設けられており、日夜そこで与太話をするためにあるのです。

広告主は入口ぐらいには立たせてもらえるのかな。

それでも金づる扱いでしかない。日本人が決して踏み込んではいけない場がF1というレースです。

レースの趣旨がそもそも貴族の娯楽ですからね。自動車会社が参加することは良いとして、異業種が加わってもデメリットの方がおおきいでしょう。

F1カーの車体に貼り付いている広告を見れば、投資会社ばっかりです。しっかりした実業の会社はありません。

F1カーの燃料はあぶく銭といわれる所以



F1と並んで貴族の社交場と言われるのが、ヨットレース・アメリカズカップです。

船体やセール(帆)に大きな広告を掲げている会社の製品を私は決して買いません。

利益を事業に再投資していないことが明白だからです。かくしてあぶく銭ばかり稼ぐ金融投資会社のロゴばかりが目立つのです。

F1は怪しい会社の箔付けという役目しかないのです。F1レースカーに企業ロゴをつけて満悦しているのは、オーナーだけですね。


ひっそりと財団を解散、盛田家の凋落止まらず
東洋経済オンライン 2月23日(日)6時5分配信

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盛田昭夫氏は写真撮影の際、「ソニーの制服」である襟なしの作業服を着ることを好んだ(1985年撮影、写真:Fujifotos/アフロ)

 昨年12月、文部科学省所管の鈴渓学術財団(東京都中央区)と愛知県教育委員会所管の盛田国際教育振興財団(名古屋市中区)が人知れず解散した。財団はソニーの共同創業者、故盛田昭夫氏の肝いりで30年以上前に設立され、学術振興や海外留学奨励を目的に掲げていた。1999年の昭夫氏の死後、理事長職を引き継いだのは長男の英夫氏(62)だった。

【詳細画像または表】

 財団が解散したのは新制度に適合する公益法人に移行できなかったためとみられる。実は2008年ごろから財団の資産運用は不透明なものになっていた。基本財産のほとんどを、出資先で英夫氏が代表取締役を務める盛田アセットマネジメント(名古屋市中区)に貸し付けていたのだ。その額は両財団で計9億2100万円にも上った。

 国の指針によれば、公益法人の資産運用先は安全確実なものでなければならない。11年の検査時、文科省は非上場会社への過度な貸し付けを問題視したが、財団側は「年利4%で回せる先がほかにない」と説明していたという。しかし、盛田アセットからの利払いが滞っていたためか、未収金が積み上がっていた。
.■ F1ビジネスで大損

 英夫氏が財団の基本財産に手を付けたのは、相次ぐ事業の失敗と関係している。

 盛田一族の御曹司で将来の社長候補とも目された英夫氏は85年にソニーを退社すると、実業家に転じた。元手となったのは一族の資産管理会社レイケイが保有する大量のソニー株。英夫氏が最初に手掛けたのは新潟県内の大規模スキー場「新井リゾート」だった。しかし、海外の高級保養地を模したことで建設費がかさみ、開業時から経営危機に陥った。レイケイは94年、保有するソニー株の一部、約230億円相当を拠出せざるをえなくなった。

 次に英夫氏がのめり込んだのは海外事業。ITバブル到来でソニー株が急騰していた99年、今度は米国コロラド州の大規模スキー場を100億円超かけて買収。ソニー株を担保に仏パリ国立銀行など外国銀行が気前よく大金を貸してくれた。勢いを駆った英夫氏は思いもよらぬビッグビジネスに参入する。自動車レースの最高峰F1である。00年末、ルクセンブルクで極秘裏に設立した持ち株会社が仏プジョーのF1エンジン部門を買収、“謎のサプライヤー”として電撃参戦を果たした。

 が、ITバブル崩壊でソニー株は急落。外銀は英夫氏の野放図なビジネスへの融資を引き揚げ始めた。そのため金食い虫のF1ビジネスを継続できなくなり、関連会社は01年11月に現地で倒産。最終的に約230億円の損失を負った。米国のスキー場も苦戦続きだった。

 こうした失敗により、レイケイは保有するソニー株のすべてを失った。最後、英夫氏に残されたのは一族が江戸時代から営む酒造やみそ・しょうゆづくりといった家業。03年、英夫氏は老舗上場会社のマルキン忠勇(現ジャパン・フード&リカー・アライアンス)を傘下に入れ、家業再興を目指した。が、今度も業績は低迷、盛田アセットは保有するジャパン・フード社株のすべてを金融機関の担保に差し入れる苦境ぶりだ。この間、盛田アセットの本社ビルには何度か差し押さえ登記が打たれてもいる。

 結果、禁断の虎の子にまで手をつけた英夫氏──。ソニー凋落と時を同じくして、盛田家の家運も傾く一方だ。

(週刊東洋経済2014年2月22日号〈2月17日発売〉の核心リポートでは8ページにわたるソニー緊急特集を掲載しています。全編は週刊東洋経済をご覧ください)
.高橋 篤史

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嫌いなモノをカワイく飾り付ければ好きになる 
Friday, February 21, 2014, 08:03 PM
NHK教育の「課外授業ようこそ先輩」という番組を観ました。
アートディレクター増田セバスチャンが出身の松戸にある小学校に赴き、小学5年生と嫌いなモノを「自由」に飾り立てるという内容です。

まず手本として、30年前に嫌いな場所をピンクやぬいぐるみで飾り立てました。

その場所とは校長室



けばけばしいピンクのファーで飾られた部屋に小学生たちは大はしゃぎ。
主の校長先生は、いままで見たことのない表情を感じ取ります。

その後は体育館で各自嫌いなモノを「自由」に飾り付けて、手を加えることで苦手意識が消えていくといった内容です。

嫌いなモノはランドセルや時計、跳び箱、黒板などなど

ただ、「自由」といっても小学校5年生(10歳)だと、自由にと言われてもわからないのですね。だから最初は恐る恐る、モールを巻いてみたり、蛍光色に塗ってみたり、キラキラ光るテープを貼ってみたりしています。

でもみんなどんどん苦手意識が無くなっていきます。
だって手を加えることで、身近に感じるようになったのですから。

その中で増田セバスチャンは嫌いなモノで自分と記した女の子に注目します。そこで千葉県松戸から増田の原風景である原宿に連れ出し、自分のデコデコノカワイイお店に案内します。

ピンクの小さな髪留めを付けただけですが、それだけで女の子が鏡に映る自分を好きになりました。

やっぱりカワイイは魔法だね。

増田セバスチャンという芸術家・演出家は小さいときは耳が聞こえなかったそうです。だから周囲からは辛く当たり散らされて悲しい思いばかりしていたとのこと。それでも商店街、特に駄菓子屋のけばけばしい色彩が大好きで時間があると商店街に逃げ込んでいたそうです。耳が聞こえなかったからこそ色彩の力に吸い寄せられたのでしょう。

その後は尋常じゃない色彩でファッションや舞台で台頭していくのです。

短い番組でしたが、とても興味深い内容でした。
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「〜のようなモノ」ばかり聞かされる・読まされる身にもなってみろ 
Friday, February 21, 2014, 02:38 PM
2/21 晴れ 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル

群馬のストーカー殺人で犯人が死んでるというニュースが流れてます。
アナウンサーが拳銃のようなもので殺されて、拳銃のようなもので死んでますと繰り返しています。
だいたい刑事事件では「紐のようなモノ」「刃物のようなモノ」「バールのようなモノ」とへんな言葉がよく使われます。

紐はひもだし、刃物は刃物、それ以外何があるのでしょうか。

おそらく警察の用語なのかもしれません。たとえばモデルガンの改造や自作の拳銃とは違うのでしょうか。どうも警察では拳銃を発見しても「〜のようなもの」とするようだ。

アメリカではチョコレートバーをポケットから取り出そうとした黒人が警官に射殺されたことがありましたが、あれもチョコバーは「拳銃のようなもの」に見えたと言うことで警官は無罪釈放です。

とにかくマスメディアには記者クラブへ垂れ流した文をそのまま流すことをやめてくれ!
聞くに堪えません。

そんなヘンな日本語で気持ち悪くなっているところに、以下のようなパック旅行の案内広告が目に付きました。

今年もオススメは、ご好評のNHK大河ドラマシリーズとのコラボ企画で、「軍師官兵衛のゆかりの地」です。
官兵衛がマイナー武将からメジャーデビューしてゆく過程に思いをはせながら、五月の温暖な備前・播磨地方の旅はいかがですか?


・・・これを書いたライターはクビにした方がいいですよ。

「コラボ企画でマイナーな黒田官兵衛がメジャーデビューしてゆく過程を・・・」

さっぱり意味がわかりません。

コラボというよりも・・・便乗じゃねえかよ



マイナーな・・・メジャーデビューって大リーグ選手かポップ歌手か?

きっと上司からなんか旅行プランだせと言われて、うぃーっす、こんナンでいいッスカ!?と出したに違いないでしょう。ろくに調べず、大河ドラマのあらすじだけ叩き込んだ頭の悪さがにじみ出てます。

女子高生(女子大生あたりもか)の携帯メールでも「〜のような」が多用されているそうですが、断定すると後で何か言われるかもしれないという自己防衛なんですよね。
適当なカタカナを散らすのも、きっと無意識の自己防衛なんでしょう。

こういう日本語が氾濫していることに悲しくなります。
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「反知性主義」とは毛沢東主義(Maoism)のこと。再び台頭するその思想 
Thursday, February 20, 2014, 11:42 AM
ネット右翼だとか日本の右傾化だとかどうでもいいような論評が新聞雑誌で踊っています。
右だ左だと言っている時点で思考停止状態なのでどうでもいい話です。

新たに「反知性主義」という言葉が生まれたとの新聞記事を読みました。

よく読めば、かつてのソビエト、中華民国、カンボジアでの知識階級の排除・粛清というムーヴメント(社会運動)そのものです。1930年頃から吹き荒れた世界大恐慌で湧き起こった「極左思想」です。

毛沢東による中華人民共和国の設立はアメリカが後押ししたという外交記録が左の本。「共産中国はアメリカがつくった」です。

「反知性主義」とは最大の虐殺を行った毛沢東・ポルポトの思想そのもので、そういう方向へ向くように仕向けられるのです。

哲学研究者の内田 樹(うちだ たつる)氏が記事中で

君たちは反知性主義的であることを自己決定したのではなく、「社会全体によって仕向けられている」のだと挑発的に述べた。


自分の主義だと思っていることは実際は自分のものではない



20年前から就業を否定して、単発的なアルバイト生活を「フリーター」というへんなカタカナ言葉で社会全体で容認していこうという風潮が発生しました。

アルバイト(ドイツ語で働くという動詞)という言葉を非正規社員(パートタイム・ワーカー:a part time worker)にしている自体で「経営者層に都合がよい騙し・たぶらかしの単語」なんですけどもね。

20年前のfree(自由だと自分を慰めた)な方々は、本当にfree(無料)になっちゃったよ。
就業者の1/3が経営者の思惑通りに非正規(non-regular)の社会が実現したわけです。

自分の(ものと思っている)主義はある勢力から仕向けられている



反知性主義の台頭という記事ですが、なんのことはない、ネトウヨ(ネット右翼)という単語のイメージが知的ではない、ヒキコモリ、侮辱の意味で使われるので、新たに反知性主義という一見哲学的で”知的そうにみえる”言葉を使って、下層の階層からサラリーマンあたりの上層へ広めようとしているのです。


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「個性を大切に」なんて台詞はユニテリアンのみ許されます 
Wednesday, February 19, 2014, 12:05 PM
2/19 晴れ 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

テレビはどのチャンネルもソチオリンピックでうんざりです。興味がないので一切観ないです。

お袋がスキージャンプの葛西選手らの活躍にとても感動してました。
何が感動したのかなと思っていたら、どうも銀メダルを獲ったことではなく、
その年齢42歳。しかも独身であるということらしい。

はいはい母上殿、同世代の私もガンバリマス。^^;)>(何を?)

私はXゲーム出身者が占めるスノーボードのハーフパイプといった新興スポーツが派手なので唯一好きで観ました。

一日中スケートボードやスノーボードで遊んでいても

お勉強なんてしないで、もっと真面目に遊びなさい!



なんて私が親だったら子供に向って言いたいです。

遊びを真面目に突き詰めるってのはけっこう大変なことです。

地頭が悪いと「遊び」を極めることなどできないのです



一流にまで登り詰めるのは、親が理解していなくてはなりませんし、援助もしなくてはなりません。

それよりも子供本人に熱意があるかということ。

私の世代あたりは、小さいときにピアノを習わされたとか、算盤や習字とかやらされたお稽古事はなんかあるはずです。今も同じかな。

親のコンプレックスを子供に押しつけて、結局は子供は辟易(へきえき)してしまう。それで思春期にすぱっとやめてしまう。
そんで母親はやっとあきらめて、息子・娘を「あ〜あ失敗作だった」と内心思うわけですよ。

これがふつーの中流家庭の繰り返される風景。

その息子や娘たちが家庭を持って、親のエゴはこりごりだから、周囲にはこういう台詞をよく使います。

「個性を重視して育ててます」



テレビの批評家や教育評論家風情も「個性」って言葉をよく使いますね。

でも欧米で使われる「個性」は「タレント(天性):talent」と同義です。

さらに言えばある種の「天才(ジーニアス:genius)」を意味するのです、欧米人にとっては。

だから「個性:talent(タレント)」とは「God(天帝)から授けられた」ということです。

クリスチャンらはそれを邪魔せずに延ばさなくてはならないという使命があると考えるのです。

日本の公教育では「みんなの個性を大切にします」なんて陳腐なスローガンがお題目のように使われています。

嘘付け!です。タレント性なんてのはみんなにあるモノじゃないです。

日本では「個性を重視します」とは「放任主義」を周囲に広言している馬鹿親でしかありません。

唯一言って良いのはキリスト教プロテスタント信者、それもユニテリアンです。キリストよりも「天主」の存在を信じている宗派。

ちなみに驚いたときに「マイガ!(Oh My God!)」っていう人はユニテリアン。
「ジーザス!(Jesus!)」っていう奴はカトリックかそれに近い人。


ユニテリアン以外は「個性」という言葉を使っちゃいけない。

儒教でも「天賦」という概念があります。ただその「天」をどう解釈するかでしょう。

日本人は「天=自然」と解釈していたので、「ありのままの環境でのびのび育てる」と捉えちゃうわけです。近代思想から遅れた土人原住民の思想です。

日本古来の八百万の神とする土着信仰に結びついて、日本人はそう考えているのです。

ユニテリアンはリベラルが信条ですから、オカマやレズビアンの同性婚も「ゴッドがそうつくっちゃったんだから仕方ない」ということで容認する向きになります。

森鴎外の息子に森類(もりるい)という最近まで存命していた方がいますが、鴎外の息子ということで相当苦汁を舐めて死んでいった。

鴎外の息子だから天性があるだろうという周囲の思い込み、それによる本人の勘違いで薄幸のままでした。

繰り返しますが、「個性」なんてものは万に一つもない。

ユニテリアンが使う「個性」と無教養の馬鹿親が使う「個性」とは別の意味です。

日本人のいう「個性」とは「不躾(ぶしつけ)」と同義です。
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これが副島隆彦による”血みどろの原稿”だ! 
Tuesday, February 18, 2014, 02:46 PM
2/18 晴れ 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル

プロの物書きによって校正(赤ペン入れ)されると、どのようになるか?
書店に並ぶ一冊の本になるまで、有能な編集者でもある副島隆彦の手にかかるとどうなるか?

本になる過程は本が好きな方は興味があるのではないでしょうか。

そこで私の提出した原稿の1ページだけ公開します。
じゃじゃじゃーん!



まっかっか!で返されました。
知る人ぞ知る(知っている人は出版人でしょう)

「副島隆彦の血みどろ原稿」

です。

普通、校正が入る場合は、校正記号(挿入とか削除、トルツメ)が文面に散らばっている程度なんですが、副島先生の場合は全面全頁真っ赤っかになります。

ゲラ(下書き)の束が真っ赤っか(時には青ペンも混ざってます)で、電車の中でも常にペン入れをされています。

自分が出版社へ提出した原稿が本の体裁となってゲラとなって一旦戻ってくるのですが、副島隆彦先生はそこからが本番です。

私は自分が書いた物をなぜそこまで手を入れる必要があるのかな?と思っていました。

そこで今回特別に副島先生がお手本として、私の原稿を副島先生が”商業作家(プロの物書き)”として校正するとどうなるかを示してくださいました。

私が書いた文章にことごとく赤文字が躍っていることがおわかりになるでしょうか。余白にまで真っ赤っかになっています。

何十回も読み直して洗練されていくのです。



真っ赤っかの自分の原稿を見直すと、編集者(Editor)としての副島隆彦像が見える気がします。

映画製作は詳しくは知りませんが、企画・総指揮(Producer)、監督(Director)、編集(Editor)という3つの役割があるということです。たぶん出版社でも役割分担は同じでしょう。

映画も公開前にはラッシュという仕上げ作業をするそうですが、昔はフィルムを鋏で切ったり、テープで繋げたのです。

副島先生の赤ペンを追っていると、まさに映画のラッシュ作業のように思えます。

副島先生が冒頭からずーっと文字を映画のシーンのように追っていく。そこで場面転換が必要なのに、いつまでも場面が切り替わらないと、容赦なく「。(読点)」という鋏を入れます。

映画で場面転換せずに「長回し」するのも一つの手法ですが、ヘボ監督がやると展開が遅くて退屈な駄作になります。

足らない描画部分は容赦なく「挿入記号」があちこちからのびています。

たとえば「戦った」ではなく「<激しく>戦った」、「このような状況の〜」を「このような<緊迫した>状況の〜」と入れるだけで、文章が急に立ち上がるのです。

をを!映画を観ているみたいだ!



自分の平べったい文章が、肉付けされて<動画>のように感じるのはとても楽しい経験です。

これがプロウの描き方なんだなあ。商業文章、売れる文章とはどのようなものか、それが良く判りました。

映画のように画が頭に入らない文はダメっちゅうことです。

副島隆彦先生の筆力をかいま見た思いです。

ちなみにこんなぐっちゃぐちゃなら出版社の担当者は大変な思いをするのではないかと思われるでしょう。

出版社の副島隆彦先生のご担当はみなさん口を揃えて言われます。

「赤入れされた原稿はとても読みやすい」と好評です。判読不能な作家さんが多い中で副島先生の原稿は十分読めるからなんだとか。

物書きと本屋の世界ってすごい! 

私たちは何気なく活字を読んでいますが、1ページ1ページに書き手と編集者の念がこもっているのですよ。
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林先生の心に響いた「タモリの名言」 
Monday, February 17, 2014, 05:11 PM
2/17 晴れ 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

この前ちらっとタモリの笑っていいともを観ました。

そこでやっていたのは「いまでしょ!」林修先生とタモリのフリートーキングでした。

林修先生が心に響いた「3つのタモリの名言」というテーマで話していました。

「友達はいらない 諸悪の根源である」


タモリが「友達の輪!」ってのを番組中にやらなくなったのは、なれ合うトモダチほど有害な者はないことに気付いたので、やめたのだとか。

諫言(かんげん)を言う奴が大事であって、他はいらないのだとか。そしてお互いに孤独こそが一番良いのだという結論です。「独りメシ」なんかは最高の状況なのに、若者は人格的に攻撃されるのが嫌だから「ひとりぼっち」を極端に怖がっていることにお互い驚いています。

「やる気のあるものは去れ!」



ラジオ番組の年初回の冒頭で、今年の抱負を尋ねられたときに答えたものだそうです。
タモリには暑苦しい芸人がどこでも始終挨拶に来るので、とっさに言った台詞なのだとか。
熱意のある奴は視野が狭くて扱いたくないのだとか
林先生も、予備校でいわゆる熱血教師がいるが、大概つまらない授業なのだとか。なぜならば生徒の気持ちにたって教えるのではなく、すべてが自分本位だからなんだとか。熱意だけで突き進むやつは生徒には大迷惑です。

「私のような有段者になると酒を一滴も呑まずに泥酔者になれる」



これは芸人になる前のタモリがお金持ちの友人の別荘で遊んだときの経験からだそうです。何をするのも開放感から楽しくて、みんなが湖に飛び込むから自分も飛び込んで遊んだそうです。あとで自分は泳げないことに気づいたとのこと。
その頃から、自分は自分がそのようになると思えばなってしまうのだと信じるようになったそうです。

その能力に惚れたのがきっと赤塚フジオなんでしょう。

林修先生が3番目にこれを選んだのは、やはり

林先生も現実化する人間の脳力に気づいたから


なんでしょう。

過去ログ:妻夫木聡、平井堅へ繋がるタモリのNo石鹸の輪!
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サバイバルとは殺生を知ること サバイバル登山家・服部文祥 
Sunday, February 16, 2014, 04:47 PM
2/16 晴れ 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル


服部文祥(はっとりぶんしょう)さんという方の講演を聞きました。大学卒業後、K2登頂の最年少記録を当時27歳で更新し、華々しく登山界にデビューされました。一方で資金力に物を言わせる近代登山に疑問を感じ、フリークライミング(器具を一切使わない登山)に転向していきます。

食料や装備を最小限で試すうちに辿り着いたものが「サバイバル登山」という主義です。

釣り竿1本とナイフ1本のサバイバルを繰り返すことで「殺生を知る」ことに目覚めたと述べられます。彼は横浜生まれの横浜育ちです。「屠る」という意識は、当初は魚程度でしたが、やがて蛙(かえる)、蛇、昆虫まで広がります。(蛙は総じておいしく、蛇も種類によってはとびきり美味いそうです。)

体験しないと何もわからないことばかりだと服部氏は強調します。食は慣れであって、鶏を潰す程度のことは奥様やお子さんでも簡単にするそうです。

残酷だという批判はあるが、日本では一日6万頭の豚が屠殺されていることに対し、命を戴く意識がないことこそ悲しいことなのだとサバイバル登山家の服部氏は語ります。
今は猟友会に加わり、猪や鹿を撃って解体することまでできるようになります。猟銃一丁を携えて山の中を何日も過ごすことができるようにまでなりました。

その冒険家としての活動はNHKが取材し1/2にNHK BSで放映されました。
http://www.nhk-g.co.jp/program/documentary/boukensha/002/index.html
地球アドベンチャー

シベリアのツンドラ地帯を歩いて旅をして、湖で幻の岩魚を釣るという企画です。途中でトナカイを撃って食料とします。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。


2/23に再放送されるそうです。

同い年で親しみをもちます。ハンターには少しあこがれてます。

彼の話を聞いていると

実は誰でもマタギになれるのではないか?

そんな気がして仕方がありません。
とりあえず2冊求めて今から読みます。(巻末を見たら「15刷」とありました。うわーすげー@_@; この不景気にこれだけの増刷!サイン本は貴重ですな)


ナチュラル・ナビゲーション: 道具を使わずに旅をする方法
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炭水化物が人類を滅ぼす 夏井睦 光文社新書 
Friday, February 14, 2014, 04:57 PM
2/14 雪 10時 浅草での空間線量は9ベクレル/立法メートル

刺激的なタイトルの新書が注目を浴びているそうです。
Amazonのサイトには著者プロフィールが載っていました。
【著者プロフィール】
夏井睦(なついまこと)
1957年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。
練馬光が丘病院「傷の治療センター」長。
2001年、消毒とガーゼによる治療撲滅をかかげて、
インターネットサイト「新しい創傷治療」(http://www.wound-treatment.jp/)を開設。
湿潤療法の創始者として傷治療の現場を変えるべく、発信を続けている。
趣味はピアノ演奏。
著書に『傷はぜったい消毒するな』(光文社新書)、
『キズ・ヤケドは消毒してはいけない』(主婦の友社)、
『さらば消毒とガーゼ』(春秋社)、『これからの創傷治療』(医学書院)、
『創傷治療の常識非常識』『ドクター夏井の熱傷治療「裏」マニュアル』(ともに三輪書店)、
共著に『医療の巨大転換を加速する』(東洋経済新報社)などがある。


傷は消毒すると治癒が遅れる


今、外科ではこれが常識になっています。これの提唱者だったのですね。
また従来のガーゼではなく、サランラップみたいなもので傷を保護する湿潤療法を始めた人でもあるそうです。

小さな革新を進めている医者にこそスポットライトを当てて欲しい



そういう医者が炭水化物がもつリスクを説いているのですから、一読の価値があるでしょう。

炭水化物のリスクといえば・・・かつて幕末、明治、大正と日本に多くの患者がいたという、脚気患者。私も小学校あたりでの健康診断では、膝小僧を叩かれていました。今もあるのでしょうか。

以前から申し上げていますが
炭水化物(米、小麦粉製品)は食べ過ぎてしまい、胃腸を疲労させるので、ご飯はなるべく軟らかく、できればお粥で食べることをお勧めします。うどんもそう。
人間の消化器は元来穀物向きではないのかもしれません。



参考過去ログ:
森鴎外はなぜ男爵になれなかったのか

「森鴎外は何故袴をはいて死んだのか」志田信男著

喫煙率が下がり肺がん患者急増の謎

「自然な療法のほうがガンを治す」今村光一著

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カルト・オブ・ヒロシマ お涙頂戴芸は伝統芸能なのである 
Thursday, February 13, 2014, 02:10 PM
2/13 曇 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

被曝二世で聾(ろう)者と偽り、ゴーストライターに作曲をまかせていた自称音楽家の佐村河内守がワイドショーでこのところ毎日取り上げられています。

NHKが大々的にツンボの音楽家、佐村河内を取り上げて現代のベートーベンだなどとはやし立てたからでしょう。

それまで音楽では年間20万円しか稼げなかったのが、NHK特集で取り上げられるやいなやCDは大ヒット、ソチオリンピックでもフィギュアスケートでも取り上げられたのだとか。(見てないのでそこらへんはよくわかりません)

ネットゲリラ氏によると、フルオーケストラで録音するためには演奏者の日当だけで1000万円になるのだとか、年収20万円の作曲家がどうやって工面できるのかと疑問を呈しています。

まあ音楽事務所もレコード会社も一切合切信濃町近辺だから推して知るべしなのだとか。

フジ子ヘミングでおいしい目にあったから、夢よもう一度となったわけです。

浅草にも10余年前には傷痍軍人がいました



私が小さいとき、祭りの境内には必ずござを敷いて、傷痍軍人の乞食がいました。
よれよれの軍服(カーキ色の作業服)で両脇にはどこの戦地でどうなったとか、玉砕覚悟の生き残りだとか立て看板を立てて、その間に座っているだけ。ラッパかハーモニカで軍歌ぐらい吹いていたかなあ。

あいま合間に大げさな鉄の鈎(カギ)を付けた義手を、さも苦しそうにさするのです。

まあそんな人達が平成の世でもいたと、移り住んだときに買った浅草のガイドブックでは紹介されていました。特攻飛行士の生き残りということで、馬券売り場の近くにいたのだとか。(オケラ相手じゃあもうからんだろうに・・・)

ガイドブックには悲壮さはなく、語り部扱いの饒舌な乞食の爺さんという扱いでしたが。
私は実際には見たことがないので、浅草の整備が進むとともにショバを替えたのか、隠居したのか、それとも死んだのかはわかりません。しかし

半世紀もやっていた「お涙頂戴」芸は裏・人間国宝モノでしょう



ここ浅草は場所が場所なだけに(北は吉原、北東には山谷)、その手の人材は豊富なわけで、嘘かほんとか、乞食養成所(笑)があったとかなかったとか。全盛期にはあっちの筋の演技指導する演出家がいたわけです。

こうしてみると、佐村河内守による詐称事件は、古くからの伝統芸であることがわかります。

カルト・オブ・ヒロシマの裏にはホントのカルトがいる



仕掛けがかならずあるということ。そしてNHKが荷担したということ。巨額な金が背後で動いていたということ。そしてCDを買ったり、物知り顔でコンサートに行く奴が馬鹿を見たと言うこと。
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歴史の時代区分は無意味である − デモクラシーの生と死(ジョン・キーン著)  
Wednesday, February 12, 2014, 12:16 PM
2/12 曇 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

世界史であれ日本史であれ、文明が進むと民主主義が進み、民主化以前と以後と言った時代区分が為されている常識に反論を述べた本があります。

「デモクラシー」ほど欺瞞な言葉はない(副島隆彦)



私も明治から議会民主主義制度が始まったことで日本のデモクラシーが始まったとする見方にたいへん違和感を感じます。

評者の水野和夫(日本大学教授・経済学)が冒頭で述べているように、歴史の区切りで活躍した人々の動きが全く見えない。

手塚治虫も同じように捉えていたので、漫画「陽だまりの樹」を描きました。
幕末の蘭医で自分の曾祖父・手塚良庵をモデルとした漫画です。新たな思想に燃える若者達という切り口が司馬遼太郎じみていて、安易な物語ですが連載していた頃は高校生だったので結構愉しみに読みました。

漫画を読まなくても、事実、明治元年(1868年)から遡ること30〜50年前には、明治に繋がる萌芽(ほうが)があちこちの藩にあったのです。たとえば佐賀藩では藩主・鍋島直正が製鉄や蒸気機関といった工業化、茶などの輸出向け特産品推奨の他にも有能な者を広く徴用して藩改革を行っています。薩摩藩も島津斉彬によって外国技術(特に英国)の技術導入が進められ、工業化にいち早く乗り出しています。

つまり貨幣経済の中心となる技能資本階層(第二次産業)が発生したのです。余計なことを言えば農民(平民、一次産業従事者)は世界で過去一度もデモクラシーという歴史の主役になったことはないし、これからもないでしょう。

Citizen(シチズン)を「市民」を日本語では訳しています。映画「市民ケーン」を観れば分かりますが、citizenとは納税者(taxpayer)の事であり、それも高額納税者をcitizenと言ったわけです。それ以外は単なるcivil(公民)、さらにそれ以外は・・・平原で勝手に生えてくる草(笑)、マジで底辺階層は勝手に生まれて勝手に死んでいく植物扱いが中世の支配層の倫理観でした。

citizenによりデーモス(民衆)から代表を選ぶ方式が今の議会制民主主義へとなりました。

中産階級とともに議会民主主義(本書では代表デモクラシーと言っている)が拡大したのではなく、貨幣経済がデモクラシーを必要としたという結論を導いています。

本書によれば、代表デモクラシーは貨幣経済の拡大と軌を一にしている。中世後半のイタリア北部の資産家階級は自らを「市民債権者」と考え、「統治機関に自分のお金を貸すという原理を実験した」。彼らが税金を支払う条件とは「そうした金が利息付で払い戻される」ことだった。
 その創設原理に鑑みると、ゼロ金利時代が到来し、近代の代表デモクラシーはすでに破綻していることになる。


歴史は貨幣の融通(金融経済)で見なければ理解できない


ということです。

議会制代表民主主義が至高の制度だと思っている奴は、間違いなく被支配階層です。このブログを読んでいる人には居ないと思うけどね。


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雪は溶けて消えるから良いけれど、火山灰ならどうなるんでしょ 
Monday, February 10, 2014, 03:17 PM
2/10 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル



昨日は東京都心は積雪で大混乱の中、ヤクルトホールでの副島隆彦の第7回金融予言セミナーにご出席の方はご苦労様でした。
脇で六城ラヂウムも出店させていただき、お買い上げ、ご興味をもっていただき感謝いたします。

一昨日からの大雪で都心では26cm積ったとのことです。
そういえば年末に防寒のゴム長靴を買っておけば良かったと思ったものの後の祭りです。
結局会場にはスーツに安全靴というへんな出で立ちで向いました。それでも歩道の段差に気付かず、踏み入れてしまい、スーツの裾は濡れてしまい、会場まであと一歩のところで片足が雪まみれ。ああ情けない。

雪ですから、一晩経てば消えてしまうから良いですが、火山灰ならちょっと問題ですね。
以下、そんな記事です。

火山灰が付着すると高圧電線の絶縁が無くなるので、数ミリの降灰があるだけでも変電所や鉄塔がショートして停電となってしまうそうです。ですから都心で2cmも灰が降ると、確実に電気は使えなり電車は止まるのだとか。

東京をより便利な都市にする、と言って桝添が東京都知事となりましたが、私としては電力依存をこれ以上するなよと思っています。利便性ばかり追求したら、逆に停電が起きたら打撃はさらに大きくなってしまいます。

都内の高さ制限撤廃には大反対です



もし電気が止まったら巨大スラム都市になってしまいます。だいたい4階以上の建物には人間は住めません。登るの嫌になります。





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日本は中国の「世界観」を撃て!(世界観・思想攻撃こそ外交最大の武器だ) 
Friday, February 7, 2014, 06:20 PM
2/7 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

北野幸伯氏の人気メルマガ「ロシア経済ジャーナル」がとても内容がすばらしいので転載します。
ロシア在住で米国の情報ピラミッドの外にいるからこそ見える、世界標準(World Srtandard)を日本人向けに発信しています。

中国・韓国が仕掛ける情報工作戦



やられっぱなしで「もう少し政府も情報工作をしっかりやれよ!」と憤る方も多いでしょう。私もそうです。

逆に中国の情報操作・プロパガンダはお見事といえます。

地政学・戦略論の研究家・奥山真司(おくやままさし)氏(ブログ:地政学を英国で学んだ)は戦略に七階層あり、下層へ行くほど具体的になると述べています。なるほど〜、それでは
奥山氏の戦略・七階層を私、六城が人間(集団)の行動原理に当てはめてみると以下のようになりました。

国家戦略の階層 / 人の行動原理の階層
1.世界観 → /思想・哲学・宗教感
2.政策 → /主義・主張
3.大戦略 → /目標・野望
4.軍事戦略 → /人格・性格
5.作戦 → /人脈・地位・権力
6.戦術 → /知識・経験
7.技術 → /技能

奥山氏の戦略(Strategy)階層に当てはめると、中国による”偽世界観”プロパガンダへ対抗するには、わが日本も中国の世界観を攻撃しなくてはならない。

これでアイコ、もしくはヤブヘビにまで持ち込める。

これは人間関係でも使えますね。

世界観は個人の思想、政策は主義(〜ism)、大戦略は目標、軍事戦略は人格、作戦は人脈・権力、戦術は知識、技術は個人技能と置き換えることができます。

組織で働く会社員であろうと、切磋琢磨するスポーツ選手であろうと、頂点を目指す一流の人々は行動原理の七階層に忠実なのではないのでしょうか。

ちなみにマージャン(麻雀)やゴルフが接待によく使われるのは、人となりが良くわかるからというのがうちの親父の弁。

ここで言いたいのは、たとえば人を批難するときに、「お前の思想は間違いだ」という言葉が一番強い。最強のカードです。

思想の全否定はその人そのものも抹殺する力があります。

たとえば安倍晋三首相がいくら「私は平和主義です!」と繰り返しても、「安倍晋三は大戦の首謀者を信奉している」と反撃されれば一撃で負けてしまうのです。

安倍晋三という人格の全否定です



だからこそ、攻撃されたら、必ず上階層へ攻撃を加えなければならない。

個人の思想・哲学とは人を形作る最上であることを忘れてはなりません。

北野幸伯氏の人気メルマガ「ロシア経済ジャーナル」で紹介された奥山真司氏の戦略概説は、そんなことを教えてくれます。

目には目を、歯には歯を

これが外交の絶対的なセオリーなのです。ただし宗教観に触れるのはタブーです

オリンピック誘致で安倍首相のトルコでのイスラム発言は地球の半分を敵に回すところでした。


http://archive.mag2.com/0000012950/index.html

== RPE Journal===================================================

 
       ロシア政治経済ジャーナル No.1022

                         2014/2/5

================================================================

北野です。


中国・韓国が日本にしかけている「情報戦」。

日本がやっている情報戦。

質的に何が違うのでしょうか?

なぜ、日本はいつも負けるのでしょうか?


★日本はなぜ中国・韓国に情報戦で負ける?〜勝つ方法は?


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。

まずお知らせから。


●2月10日発売の週刊プレイボーイに、北野のインタビューが出ます。

是非ご一読ください。

さて、また「情報戦」の話です。

フランスでこんなことがありました。


<仏漫画展、慰安婦扱った日本の作品を撤去 韓国作品よくて日本がダメな理由は何か
J-CASTニュース 1月31日(金)19時14分配信

 ヨーロッパ最大級の漫画フェスティバルで、韓国が慰安婦問題をテーマにした作品を大量出品したことに対抗し、日本の民間団体が韓国の主張に反論する内容の作品などを展示しようとした。


ところが、主催者側がこれらを撤去して、日本政府が遺憾の意を示す事態にまでなっている。


 民間団体「論破プロジェクト」のホームページによると、2014年1月30日に開幕した仏アングレーム国際漫画祭で、韓国側の倍に当たる100点ほどの漫画を展示する準備を進めていた。


■日本政府が遺憾の意を示す事態に


 そして、この動きに賛同するテキサス親父ことトニー・マラーノさんとともに、展示場所近くで前日の29日に記者会見をすることにした。
ところが、マラーノさん支援者のフェイスブックによると、昼食で目を離したすきに、主催者側が来て漫画などをすべて撤去してしまったというのだ。

 会見を始めると、主催者側は「ここで記者会見を開く許可などしていない!」「このブースはもう終わりだ!」などと怒り、マラーノさんとともに抗議しても受け付けなかった。

 この騒ぎは、産経新聞がまず報じ、主催者が漫画について「政治的な宣伝だ」と指摘したとされた。

その後、共同通信なども報じて、岸田文雄外相が不快感を表明する事態にまでなった。


 韓国政府の主導で、慰安婦の強制連行があったという内容の作品展示は許可されているのに、なぜ日本側の作品展示はダメなのか。>

とまあ、このような事件。


そして、この事件の直後に、こんなできごとがありました。




<歴史・尖閣で日中応酬=岸田外相、批判に反論―ドイツ
時事通信 2月2日(日)0時18分配信


 【ミュンヘン時事】ドイツで開かれているミュンヘン安全保障会議で1日午後(日本時間同日夜)、アジアなどの地域問題に関する会合が開かれ、岸田文雄外相と中国全国人民代表大会の傅瑩外事委員会主任委員が歴史認識や沖縄県・尖閣諸島をめぐり、激しくやり合った。

 傅主任委員はこの中で「最も重要なのは日本が第2次大戦の犯罪を否定していること。歴史教育の失敗だ」と批判。

また、「日本が大戦で起きたことに誠実に向き合えば、周辺国と和解できる」と主張した。

尖閣問題でも「主権は放棄しない」と強調した。
 

この後演説した岸田外相は「日本は歴史を直視し、大戦や植民地支配について反省を明確に表明している」と反論。


「日本は戦後一貫して東アジアにおける自由、民主主義、法の支配を擁護してきた」と訴え、国際社会に理解を求めた。>


中国、韓国は一体化して、「日本は、右傾化している、軍国主義化している、歴史の見直しを求めている!」とプロパガンダをつづけています。

そして、残念ながら、かなりの成果を上げている。


なぜ日本は、第2次大戦時「情報戦」に負け、またもや「情報戦」でまけているのでしょうか?


「勝つ方法」はあるのでしょうか?


考えてみましょう。



▼戦略の階層とは?


再臨の諸葛孔明、日本一の地政学者、世界4大戦略家の一人といえば、
奥山真司先生です。

奥山先生は、「戦略の階層」という話をされています。


上から順番に、

1、世界観
2、政策
3、大戦略
4、軍事戦略
5、作戦
6、戦術
7、技術


上にいくほど抽象度があがり、具体性がなくなっていきます。

下にいくほど抽象度が下がり、具体的になっていく。

しかし、上の方がより重要なのです。

「戦略の階層」について詳しく知りたい方は、奥山先生の名著

●世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう

(詳細は→ http://tinyurl.com/blfnv9j )

をご一読ください。


そして、メルマガ「アメ通」も必読です。↓
http://www.mag2.com/m/0000110606.html


▼とても大切な「世界観」


中国は、「日本は右傾化している!軍国主義化している!歴史の見直しをねらっている!」とプロパガンダしています。


これはなんでしょうか?


そう、日本の世界観と政策を、勝手にねつ造しているのです。


日本の世界観ってなんでしょうか?

正直考えたことがないですね?

しかし、欧米には「世界観」があります。

たとえばアメリカ。

この国はジョン・ロックの思想をもとにつくられました。


<人は全て公平に、生命(life)、健康(health)、自由(liberty)、財産(所有- Possessions)の諸権利を有する[7]。誰もが自由であり、誰もが他の者の諸権利に関与する権限はない。>(ウィキ)

あるいは、「自由」「平等」「友愛」。

この言葉を聞いて、「フランス革命」を思い出す人もいるでしょうし、「フリーメーソン」を思い出す人もいるでしょう。

いずれにして、(現実はどうあれ)今の欧米諸国は、「自由・平等・友愛」という「世界観」をもっている。

それを実現するための「政策」が、「民主主義(的政策)だ」というわけです。


(現実はどうあれ)欧米は「こういう世界観をもっている」と、多くの人が信じています。

しかし、それに挑戦する人が時々出てくる。

たとえばスノーデンさん。

彼は、アメリカ当局が国民を大々的に盗聴していること、メルケルさんやメドベージェフの電話も盗聴していたことを暴露した。

「アメリカは全然自由な国じゃないよ!」と、この国の「世界観」を攻撃した。

それで、アメリカ政府は激怒しているのです。

世界の人々が、「アメリカは自由の国でも正義の国でもない。悪の帝国だ!」と思ったら、アメリカは困ります。


▼日本の「世界観」「政策」をねつ造する中国


さて、中国のやっていること。

日本は独自の世界観をもっていません。

(少なくとも「統一的世界観」はないでしょう?)

それでも、2次大戦後は、欧米の「自由、平等、友愛」という世界観を受け入れたことになっている。


それを実現するために、「民主主義的政策」を行っているわけです。

しかし、中国は、ここを攻撃します。


「いや違うんだ!日本は、欧米と価値観を共有していない」


じゃあ日本の価値観ってなんだ?

中国は「日本は右傾化している」といいます。

つまり「民族主義化している」というのです。

「民族主義」とはなんでしょうか?



「日本大好き!」


これは「民族主義」ではありません。


「愛国」です。



「日本大好き!中国嫌い、韓国嫌い、ロシア嫌い、アメリカ嫌い!」

これは「民族主義」です。


そう、中国は「日本は民族主義化している」という。


その世界観は、


「日本は一番すばらしい!他の国より優れている!」


だと中国は主張しているわけです。


でも日本は、「本来の日本にふさわしい国際的ポジションを得ていない」。


日本人が思っているだけじゃなく、世界にそれを認めさせなければならない。


で、どうするか?


一つは軍国主義化する。


軍国主義ってなに?


<軍国主義(ぐんこくしゅぎ、英: Militarism, 独: Militarismus)とは、国家と社会において軍隊が優先的な地位を占めて、戦争を肯定する立場から軍事力を国家戦略の軸として最重要視するもので、政治、経済、文
化、教育、社会構造など国民生活のあらゆる分野を軍事組織化しようとする思想ないし体制をいう。軍事主義とも訳される。>(ウィキ)


つまり、「力」で認めさせる。


もう一つは、「歴史の見直し」。

日本の世界観は、「日本が一番!他国は劣っている」なのに、現実はそうなっていない。

それは、戦勝国が歴史を勝手に書いて、日本を「劣等民族」と洗脳したからだ。

日本は、歴史を書きかえて、正当なポジション(=日本は世界一)につかなければならない。

中国は、こういう風に、日本の「世界観」「政策」を勝手に創造し、世界中でプロパガンダしている。


じゃあ韓国は何やってるのでしょうか?

韓国は従軍慰安婦問題を盛り上げることで、「日本は歴史を修正しようとしている」という証拠づくりをしているのです。


おわかりでしょうか?


中国は、戦略の階層の最上階を攻撃している。



▼日本の情報戦は?


一方、我が国の情報戦はどうでしょうか?

我が国には、「情報戦略」がありません。

攻撃をしかけられて、防戦しているだけです。

たとえば、


・靖国の戦い

・従軍慰安婦像の戦い

・フランス漫画祭の戦い

などなど。

これは、とても具体的な戦い。

どうやって、靖国の戦いに勝つ?

どうやって慰安婦像の戦いに勝つ?

どうやって仏漫画祭の戦いに勝つ?


これは、上から6番目、下から2番目、「戦術レベル」の話。


特に、今回のフランス漫画祭の戦いなど、

政府からの支援もなく、孤立無援で戦いをつづける民兵による戦い。

勝てるわけがないのです。

では、どうすればいいのでしょうか?



▼安倍総理は、「世界観」を疑われるような言動を控えてください



日本が情報戦に勝つための第一歩は、「戦争が起こっていること」をはっきり自覚することです。


中国と韓国は、総力をあげて日本を攻撃しているのに、日本は全然気づいていない。


「あ〜うざったい!」ぐらいに考えているのです。


第2次大戦前も、それでやられたんですよ。


中国は大戦前、「田中上奏文」という、「日本の世界支配計画」をねつ造し、世界にひろげた。


<田中上奏文は中国語で4万字といわれる長文のものである(日本語の原文は未だ確認されていない)。

中国の征服には満蒙(満州・蒙古)の征服が不可欠で、世界征服には中国の征服が不可欠であるとしているため、日本による世界征服の計画書だとされた。>(ウィキ)


日本は、「これは偽書だ!日本が作ったものではない!」と主張。


ところが中国はこう返した。


「この上奏文が真実であることは、日本の行動自身が証明している。日本は、田中上奏文にあるとおり、中国を征服するために満蒙を支配し、中国支配を目指している。これは、日本が『世界支配』をねらっている証拠だ!」と。


で、日本政府がこれを軽く、あまくみているうちに、いつの間にか日本は「世界支配をねらう極悪国家」にされちゃったのです。


(ちなみに、ロシアには、いまだに「田中上奏文」を信じている人がいます。中国、恐るべし!)


今はどうです?


中国は、「日本は右傾化している!軍国主義化している!歴史の修正をねらっている!」


これに、こんな言葉がつづきます。


「安倍総理自身の言動が、証拠である!」と。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



中国のプロパガンダを証明する(錯覚を与える)言動とは?


・日本を取り戻す!(アメリカから?)

・東京裁判は勝者の断罪!(日本は悪くない、悪いのはアメリカだ?)

・侵略の定義は定まっていない!(日本は侵略国ではない。アメリカが勝手に歴史をねつ造したのだ!)

・靖国参拝!

・アメリカ製憲法改正!(アメリカの呪縛から脱却するぞ!?)

・戦後レジームからの脱却!(アメリカ支配からの脱却?)


これらはすべて、自虐史観から脱却した私たちには理解できるものです。


しかし、日中戦争前夜の現在、総理の言動はすべて「中国の主張の正しさを裏付ける証拠」として悪用されてしまいます。


安倍総理も閣僚の皆さんも、「右傾化、軍国主義、歴史見直し」ととられるような言動は、一切封印するべきです。

いつまで?

中国が民主化されるまでです。


では、「慰安婦問題」はどうすればいいのでしょうか?

これは、バレナイように実績のあるNGO、NPOに大金をわたし、積極的にやってもらうべきです。


大金といっても、何十億円レベルで全然変わることでしょう。


今の政府は、国のために戦っている人たちに冷たすぎます。


国が前面に出ると、また「歴史見直しの証拠」として悪用されるので、民間にやってもらいましょう。

しかし、金銭的支援をするのは、当然だと思います。



▼日本も「防戦」ではなく、「反撃」を


次。


今、日本のイメージがO、中国のイメージがOと仮定しましょう。


中国は、「靖国参拝」を批判する。


すると、日本のイメージがマイナス100になり、中国のイメージは0のままです。


がんばって誤解をといても、日本のイメージは最良0に戻るだけ。


中国は痛くもかゆくもありません。


だからどんどん攻撃します。


韓国を使って従軍慰安婦問題を盛り上げれば、日本のイメージはマイナス200。


中国O、韓国Oのまま。


日本が懸命に弁明しても、最良で0に戻せるだけ。


中国、韓国は全然損をしない。


彼らは、「攻撃すればするほど得をする」と思っている。


だから攻撃の手をゆるめません。


ではどうするか?


今、日本は0、中国は0だとします。


中国は「靖国」を批判して、日本のイメージがマイナス100になった。


すると、日本はすかさず反撃し、中国のイメージをマイナス100にしました。


つまり、日本を批判したことで、中国も国際的イメージが悪くなり、「損」をしたのです。


中国が日本のイメージをマイナス200にしたら、日本は中国のイメージをマイナス200にする。


ある時期まで戦いはつづくでしょうが、いずれ「お互い損だからこの辺でやめましょうや」となります。


今のままだと、中国、韓国は、「日本は叩いても叩いても言い訳するだけで怖くないぞ!どんどんやっちまえ!」
となる。


ここは半沢直樹のように、「倍返し」しなければならない。


中国が日本をマイナス100にした。


すると日本は中国のイメージをマイナス200にした。


これだと中国の損が大きいので、はやく休戦が訪れます。



▼日本は中国の「世界観」をうて!



では、どうやって攻撃するか?


中国は日本の「世界観」「政策」をねつ造し、世界にひろげています。

だから、日本も中国の「世界観」「政策」をうつべきなのです。

ちなみに欧米の世界観は「自由・平等・友愛」。


政策は、「民主主義」「言論の自由」「信教の自由」「結社の自由」など。


一方、中国の世界観は、「共産党が中国を支配つづけるべきだ!」です。


ひょっとしたら、「中国は世界の覇権国家になるべきだ!」かもしれない。


政策的にも「共産党の一党独裁」「言論の自由を認めない」「信教の自由を認めない」「結社の自由」を認めない。


これを具体的に攻撃してみましょう。

たとえばミュンヘンの例で。





<歴史・尖閣で日中応酬=岸田外相、批判に反論―ドイツ
時事通信 2月2日(日)0時18分配信


 【ミュンヘン時事】ドイツで開かれているミュンヘン安全保障会議で1日午後(日本時間同日夜)、アジアなどの地域問題に関する会合が開かれ、岸田文雄外相と中国全国人民代表大会の傅瑩外事委員会主任委員が歴史認識や沖縄県・尖閣諸島をめぐり、激しくやり合った。


 傅主任委員はこの中で「最も重要なのは日本が第2次大戦の犯罪を否定していること。歴史教育の失敗だ」と批判。


また、「日本が大戦で起きたことに誠実に向き合えば、周辺国と和解できる」と主張した。


尖閣問題でも「主権は放棄しない」と強調した。
 

この後演説した岸田外相は「日本は歴史を直視し、大戦や植民地支配について反省を明確に表明している」と反論。


「日本は戦後一貫して東アジアにおける自由、民主主義、法の支配を擁護してきた」と訴え、国際社会に理解を求めた。>




これどうですか?


中国は、「日本は歴史を否定している」というのです。


日本は、(たとえば)これでマイナス100ポイントです。


これにたいし岸田さんが、「日本は歴史を直視し、大戦や植民地支配について反省を明確に表明している」と反論。


これでマイナス100が、マイナス50くらいになったのでしょうか?


「嘘も100回いえば真実になる」ので、またもや中国の勝ちです。


でも、岸田さんがここで、こう言い返せば?


<この後演説した岸田外相は「日本は歴史を直視し、大戦や植民地支配について反省を明確に表明している」と反論。

「日本は戦後一貫して東アジアにおける自由、民主主義、法の支配を擁護してきた」と訴え、国際社会に理解を求めた。>


この後、


<実際、世界の安全保障上最大の問題は、日本ではなく中国である。


この国は、自由民主主義がスタンダードの世界で、いまだに共産党の一党独裁をつづけている。


我が国日本や欧米では当然の、民主的選挙もなく、言論の自由も、信教の自由もない。


もし中国が本当に世界平和を求めるのなら、いますぐ民主的選挙を実施し、言論の自由、信教の自由を認めるべきだ。


ノーベル平和賞受賞者・劉暁波氏を「民主化を求めた罪」で投獄しつづけているのは民主世界への挑戦だと誰もが感じている。>




これで、日本マイナス100、中国マイナス200です。

これを、毎回中国が日本批判するたびに繰り返せば、

「日本を批判すればするほど、中国のイメージが悪くなる」ことになる。

それでようやく「休戦しましょう」となるのです。


いまみたく、「靖国参拝の真意は・・・」なんておとなしくやってたら、また必ず負けますよ。



▼まとめ


長くなったので、まとめます。


1、中国・韓国は、戦略の階層で一番上に位置する日本の「世界観」「政策」を攻撃している


2、一方日本は、基本的に批判されたことに「弁明するだけ」なので、中韓は全然痛みを感じない


3、だから、中韓は、安心して攻撃しつづけている


4、日本の戦いは、「批判への弁明」だけであり、これは「戦術レベル」の戦いである


5、しかも国は加勢してくれず、民間の有志が自腹で戦う消耗戦


6、だから政府は、実績のあるNGO、NPOを金銭的に支援すべきである


つづいて、「情報戦に勝つ方法」。


1、日本は、中国と「戦争状態にある」自覚をもたなければならない

実際中国はそういう自覚をもって日本を戦略的に攻撃しつづけている


2、安倍総理の言動が、中国のプロパガンダに力を与えている

だから、総理と閣僚の皆さんは、「軍国主義」「右傾化」「歴史の見直し」と解釈される、一切の言動を封じるべきである。

それは、中国が民主化されるまでつづけるべき。


3、そのうえで、日本は中国の「世界観」「政策」を攻撃すべきである


4、欧米の世界観は、「自由・平等・友愛」

中国の世界観は、「不自由・不平等」

欧米の政策は、「民主主義」「言論、信教、結社の自由」など


中国の政策は、「非民主主義」「言論、信教、結社の自由を認めない」

日本は、中国が我が国を批判するたびに、遠慮なくこの国の「世界観」と「政策」を攻撃しなければならない

となります。


日本が気合をいれてやれば必ず勝てます。


だって、どう考えても日本より中国の方が、「異質な国」なのですから。

ただ、やらなかったら、また2次大戦と同じ結果になります。




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2月9日(日) 副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第7回 
Thursday, February 6, 2014, 12:19 PM
日時:2014年2月9日(日)
開始:10時(受付)、11時(開演) 途中、休憩あり。
終了:17:30(予定)
場所:ヤクルトホール(ヤクルト本社ビル、新橋駅)
受講料:15,000円/全指定席

申し込み・問い合わせ先
ブレイントラスト企画(成甲書房内)
東京都千代田区神田神保町1−42
TEL:03−3292−8401(平日10〜18時)
FAX:050−3156−3040
メール:seminar@seikoshobo.co.jp

●会場:ヤクルトホール
〒105-8660
東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル

●アクセス
http://www.yakult.co.jp/hall/access/

ほぼ定員に達しているそうですが、まだ数十席のみ空席があるそうです。
六城ラヂウムもロビーで出店しております。
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緒方洪庵から始まった近代思想の系譜(真のサムライ魂とは) 
Thursday, February 6, 2014, 11:29 AM
2/6 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

幕末の蘭学者の系譜を辿っています。
明治維新からさかのぼること5,60年前の徳川家斉時代にシーボルトが長崎で鳴滝塾を開いて、その弟子達の弟子あたりが明治維新・新政府の中心として活躍しています。

緒方洪庵もシーボルトが長崎にいるころに医学を習っています。(諸説がいろいろあり、誰から習ったというのは分からないようです)


そして大阪で天然痘の種痘所を開き、蘭学医として活躍します。

蘭学とは当時は西洋医学のことで、これが混同していると歴史の流れが見えなくなってしまいます。

医者である緒方洪庵が思想の潮流に大きな影響を与えたのか?
そして福沢諭吉、大村益次郎、橋本左内ら思想家たちを輩出していったのか?
福沢諭吉はご存じとしても、大村益次郎は、井上聞多(井上馨)、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤俊輔(伊藤博文)、野村弥吉(井上勝)らを馬関戦争のさなかに敵国イギリスへ留学させています。いわゆる「長州ファイブ」です。橋本左内は福井藩・松平春嶽に抱えられて影響を与えました。

結論は江戸時代末期の蘭学者(=哲学者)達は現代から想像できないほど、頭が良かったということ。

武士として朱子学(儒教)を叩き込まれて、そこから異端とされた蘭学へと進み、近代思想へと進んだからです。頭の筋肉が現代の我々とは全然違う。

一億総白痴となってしまった現代からは想像できないほど、ほとばしる「脳みそからの汗」を幕末の蘭学者達はかいたのです。

なぜ蘭学者達はそこまで一生懸命になれたのか?

東大で素粒子学を研究している知人に、何が面白いの?と昔尋ねたことがあります。即答で
「だって神の領域に触れることができるじゃないですか!」
と言われて面食らったことがあります。

また数学科の後輩も数式には神々しさを感じると言われて、改めて眺めてみたら積分記号と微分記号で目眩がしました(笑)

幕末の蘭学者達は新たな宗教思想の伝道士であったのです。天主(ゴッド:創造主)の存在は儒教でも強く意識されます。長崎からもたらされたプロテスタントでもゴッド(God)の存在を知ることで、幕末の俊英(しゅうえい)達は瞠目したでしょう。儒教と否定するのではなく同根なのだと。

蘭学がもたらした影響は朱子学を根底とする武士階級をさらに知識階層へと誘った

武士道とは何か



テレビやニュースで使われる陳腐な「サムライ魂(だましい)」という言葉に嫌悪感を覚えます。
サムライ魂はユニテリアン思想そのものではないのか? かねてから天主(ゴッド:創造主)の存在を肯定したことで芽生えた知識階層の精神だと思います。

近代思想による自意識の芽生えが「サムライ魂」なのです。

これを軽々しく扱うなと、明治の偉人達の亡霊が私にささやいています。

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