Sunday, November 10, 2019, 04:42 PM
天気がよいので、多摩川をずーっと登って、あきる野市の秋川渓谷までサイクリングをしてきました。夏場はキャンプやバーベキューなどの野外活動のメッカです。
まだ紅葉には早かったですね。
昼頃には即位パレードで沿道は人がたくさんいました。写真は青山一丁目で手荷物検査を待つ行列です。パレードの2時間前でもこんな状況です。全国の警官が動員されてました。
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Friday, November 8, 2019, 12:14 PM
来年の米国大統領選の民主党候補争いで、エリザベス・ウォーレン女史の支持率が上がっているという記事。
彼女の主張は、反ウォール街、反巨大IT企業です。独禁法でアマゾン、グーグル、フェイスブックを解体することを公約しています。
リベラルの民主党においては、そのスタンスは急進左派という過激な立場です。
教育費無償化、富裕層への課税強化を訴えているバーニー・サンダースと共に支持されています。
民主党の強固なバックグラウンドでもあるシリコンバレーに対しては強硬な態度で臨むことを表明している。
なぜならば富の偏在があまりにも極端になっているし、政策への影響があまりにも強大になってしまった。
読売新聞の記事によると
米国資産107兆ドルは上位1%の富裕層が32.4%、2-10%が37.0%、11-50%が28.7%が所有しています。つまり
米国の家計資産の98.1が全国民の半分が持つ
米国民の半数の資産を掻き集めても、全体の約2%の2兆ドルしか保有していないという極端な状況です。
この不満がマグマのように怒りとなって民主党支持層でも左傾化が進んでいます。
トランプが再選されようと、民主党に政権が移ろうともこの流れは変わらないでしょう。
このような米国の政治の揺れ戻す動きを見ていると、比較的健全だなあと思います。
米国の状況の10年後が日本の状況である
現在のアメリカの姿は10年後の日本です。つまり全産業の独占寡占が強まり、製造拠点は海外となります。
所得格差はますます顕著となり、教育費負担は上昇の一途。
自由主義もいい加減にしろという主張が世界中で噴出してゆく。
英国のEU離脱、米国の自国第一主義によって世界各国の関係が変わって行くのは当然の結末です。
フランスでさえその不満が高まっている。香港の暴動も沈静化はしていない。
日本でも山本太郎のれいわ新選組が代弁者となって行くのは自然です。
政府と国民の対立から、国民と巨大IT資本の対立へ
フェースブックが独自通貨を計画したことで、ボーダレスなIT企業が国家の枠組みを超えた(国益に反する)存在であることが顕在化した。
IT企業によって政府が操られているという危機感が国民にも浸透してきました。
ウォーレン女史の台頭はまさにその流れです。
法規制の裏をかいたアマゾンやウーバーをもてはやしても、それは低賃金、違法労働に過ぎず、合法的な搾取システムだと気付きだしたのです。
国民の幸福のためにも巨大IT企業の解体は必然だ
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Thursday, November 7, 2019, 01:03 PM
高2が放射性物質を所持疑い 愛知で逮捕の男と接点か
11/7(木) 5:06配信 共同通信
高性能爆薬を製造したなどとして4月に火薬類取締法違反容疑で警視庁に書類送検された東京都内の高校2年の男子生徒が、無許可で放射性物質「アメリシウム」を所持していた疑いがあることが6日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は放射線障害防止法違反容疑に当たるとみて立件を検討している。
アメリシウムを巡っては愛知県警が5日、許可なく所持したとして同法違反容疑などで名古屋市の会社員市川貴紀容疑者を逮捕した。同容疑者は爆薬製造事件などで有罪判決を受けた元大学生の男と会員制交流サイト(SNS)で交流があり、男子生徒も元大学生とSNSでやりとりしていたことが判明した。
放射性物質「アメリシウム」所持疑い 名古屋の男逮捕
被ばくの恐れがある放射性物質「アメリシウム」を無許可で所持した疑いが強まったとして、愛知県警は5日、名古屋市守山区の会社員の男(34)を放射線障害防止法違反容疑などで逮捕した。爆薬や拳銃、覚醒剤の製造で有罪判決を受けた同市緑区の元大学生の男(20)とインターネット上で交流があったといい、関連を調べる。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、会社員は今年4月、守山区の自宅アパートで、許可なくアメリシウムを所持した疑いなどが持たれている。会社員の関係先を捜索した際に発見、押収された。アメリシウムは煙感知器に使われることがあり、会社員は煙感知器の部品を海外からネットで個人輸入し、入手したとみられる。化学分野に強い関心を持っていたという。周囲で健康被害は確認されていない。
元大学生とは会員制交流サイト(SNS)で情報交換していたことが、県警の捜査で判明。元大学生は高い殺傷力のある爆薬「過酸化アセトン(TATP)」や3Dプリンター製の拳銃、覚醒剤を製造したとして爆発物取締罰則違反罪などに問われ、3月に名古屋地裁で懲役3年以上5年以下の不定期刑を言い渡され、確定した。
放射線障害防止法は放射性同位元素等規制法に改正され9月に施行されたが、会社員が4月に所持していたため、県警は旧法を適用した。
<アメリシウム> 原子力発電所の使用済み燃料棒に生じるプルトニウムから生成される人工放射性元素。人体に害が大きいアルファ線を出し、体内に取り込まれると内部被ばくする恐れがある。米カリフォルニア大学の研究チームがプルトニウムに中性子を照射することで発見し、1945年に公表した。原子番号は95。銀白色の金属で、米国の国名にちなんで名付けられた。
(中日新聞)
アメシウムという聞き慣れない元素を東京都内の高校二年生が所持していたというニュースがありました。
爆発物愛好家のSNSサイトなんていうのがあることも、初めて知りました。
学校の化学の時間に黒色火薬(炭と硫黄)、ニトログリセリンをごく少量作る実演の授業があり、爆薬って注意して混ぜれば簡単にできるんだなと思います。
よく映画で登場する時限爆弾のTNT、手品で使われるニトロセルロース(綿火薬)あたりは知っていますが、過酸化アセトン(TATP)という爆薬も身近な材料で作れることを知りました。
私の世代から上は、自家製爆発物といえばピース缶爆弾や腹腹時計を連想し、反政府過激派を連想します。
いまや爆発物の作り方はネットでいくらでも検索できますから、驚きやしません。
興味を持ったのはアメシウムという元素です。天然には存在しない元素で、プルトニウムを原料に原子炉で作られる人工の元素です。
ただこれ自体では核爆発を起すことはないようです。あくまでも高い放射能がある物質に過ぎない。
アメリカでは煙探知機のセンサーやライフル照準器で使われているそうです。
原子炉!危険じゃない!なんて穢らわしい!
そういう風に単純直結に考える人の多い事よ・・・
実は医療用や工業用に用いられる放射性元素(例えばコバルトやイリジウム等々)は天然物から精製抽出するわけじゃないんです。
非放射性の元素を原子炉で中性子を浴びさせて作るんです。
んでもって販売の許可を得ている会社が、取扱の許可をもつ会社や施設に販売しています。
一般には知られていないだけ。
アメシウム売ってるところを検索してみた
はい、金属販売サイトの販売履歴にありました。
そんな検索結果をみていると、なんとアメリカでは高校生(ティーンネージャー)が自家製増殖炉を作ろうと
煙探知機を掻き集め(アメシウム)、コールマンのランタンマントルの山を買い求め(トリウム)、はたまた古時計で使われていた夜光塗料(ラジウム)を剥がして、精製するという話を見つけました。1994年に起きたことの実話です。
The Radioactive Boy Scout
When a teenager attempts to build a breeder reactor(1998年)
このタイトルで使われているBoy Scout(ボーイスカウト)は、初心者とか素人、無茶な、アマチュアという大人から見た意味合いで、誉めているのではなく呆れたという意味合いです。そしてデビッド君はこの地区のボーイスカウトメンバーだったようです。
それでもづーっと読んでいくと、この少年、デビッド君は身の回りの物や廃品、病院の廃棄機器、ライフルの照準器から放射性物質を掻き集め続けます。
自分の部屋でコツコツと放射性物質の精製をコーヒーフィルターで行って、最後は自然発光するレベルまで濃縮に成功したのです。
原子炉にするには、最低でも30ポンド(約13kg)の高放射性物質を集めなくてはならない。
ミシガン州の交通警察がデビッド君のポンティアックのトランクを開けたことで、彼の手作り原子炉計画が発覚します。トランクを倉庫代りにしていたら、爆発物のように警官には見えたからです。
彼の秘密の実験室は国と州により封鎖されてしまいます。
そんなデビッド君は高校を卒業して地元の大学で冶金学を学んだようですが、すぐにドロップアウトしてしまいます。
大学研究者の両親は海軍に彼を入隊させました。
地元の原子力発電所での健康診断も断固拒否しています。
退屈な海軍の一兵卒となっても、ありとあらゆることに興味をもち研究を続けましたとさ、おしまい。
若者の執念の強さ、若さ故の無謀さに感動しました
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Wednesday, November 6, 2019, 03:02 PM
昨日はアメリカの高値更新に伴い日本市場も400円と全面高になりました。
後付で理由はいくらでも言えるのでしょうが、株式投資には一切関わっていないので不思議に思っています。
来年11月の米国大統領選挙までは最大の選挙対策である米国株価は維持されるだろうという予想でしょう。
世界的な不況が足元にまで忍び寄ってきているので、少なくとも6月あたりまでは維持されるのではないでしょうか。
株と並んでもうひとつのバブル
社債と国債がパンパンに膨らんでいるのだとか。これの需要が萎めばいよいよトリプル安となるそうですが、まだ伸びきるまでは余裕があるようです。
参考:ようやく見えたバブルの正体、株高がまだ続くとしても経済は徐々に悪化していく…=藤井まり子
副島隆彦先生の見立てでは、社債市場に異変が起きたらそろそろ株価の急落のサインだというのは、大方の経済展望です。
金はもっと高騰するのか?
安全な資産として金価格は上昇の一途です。
だからまだまだ上がるという見方も強いです。
そこでNYダウと日経平均のグラフと金価格のグラフを1990年から30年分を並べてみました。
金が上昇している局面では株価も上がっているんですよね・・・。
1995年のインターネット元年(ITバブルの始まり)から10年間は金価格は1000円台/gだったのが、2005年から一気に上昇に転じました。雰囲気ではまだまだ上昇の余地がありそうです。
株価と金は順相関の関係じゃないの?
グラフを眺めてみると、アメリカ株価と金価格は同時に上昇し始めているのです。その原因は量的金融緩和策(Quantitative easing、QE)だと推測します。
中央銀行のジャブジャブマネーが株、債権、金に廻っていった。
となると中央銀行の金融緩和が止まると、当然金だって影響を受けないはずがありません。
株バブルが弾けたら、金だって上昇は終わるでしょう。
ジャブジャブマネーが株・債権・ドルのトリプル安を引き起こし、世界的なスタグフレーション(物価高を伴う不況)となれば金だって逃げ場がないのではないでしょうか。
あと残る手段は新札発行でタンス預金を回収し、無金利の超長期国債やデノミであぶれた貨幣を吸収して、QEの後始末をとるしかないでしょう。
需給関係で安定していた金のボラティリティ(最高値と最低値の差)が大きくなっていることからも、金だって永遠に安定している資産とは言い難い。
実物資産(金、美術品、宝石、不動産など)だって需要があるのは、ジャブジャブマネーの恩恵なのですから。
(追記:商品先物のチャートを見ていたら、パラジウムではこの15年で10倍ですが、プラチナは2005年から2倍に急騰しますが、その後は下落傾向、銀も2009年頃に2倍の急騰後もみあってます。金とは全然違う動きですね)
不況でモノを言うのは気力と体力だけだ
株も金にも関係ない者は、気力と体力だけですよ。そしてこれが一番の武器です。世情不安に備えること。マンションだって災害に遭えば資産とはならないことがはっきりしましたからね。
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Tuesday, November 5, 2019, 11:51 AM
サントリーが健康食品に進出して10年以上経ちました。テレビCMや新聞広告で見ない日はないぐらいです。
それもそのはず、年間売上が100億円から最近では700億円にまで拡大しているからです。
サントリー全体の売上2兆4000万円では3割近くを貢献していることになります。
利益率ではもっと貢献しているでしょう。
そんな美容健康業界にとうとう花王がパナソニックと組んで算入するというニュースがあります。
参考URL:花王、「人工皮膚」で美容機器市場に参入 初期費用7万円はお手頃か
すでに美容家電という分野では先行するパナソニックに対し、化粧品ノウハウを組合わせて百貨店の販路を活かすというもの。
花王といえば洗剤や衛生品といった家庭用品の最大手です。でも世界的な企業であるP&GやJ&Jと比べれば規模が全然小さい。
規模はでかいのですが、利益率は低いというのが化成品メーカーの宿命です。
そこでアジア方面に活路を拓くためパナソニックと美容機器で協業したということ。これを足掛りに医療分野への展開も進むようです。
男はほとんど知らないと思いますが、美容機器というとヤーマンさん
女性なら、あーあれあれと思うのでしょう。日本製ということで中国では知名度が高いようです。
それでも売上高は300億円にも満たない企業です。
化粧品では資生堂が一強で、あとその他といった感じ。さらに化粧品にはフジフイルムやJT、製薬会社といった異業種からの参入も相次いでいます。
男にはほとんど興味がないのですが、レッドオーシャンに大小の会社が群がっているという状況です。
さらに国内市場が縮小しつつあるので海外展開が急がれています。
んでも中国で現地生産を立ち上げようとしたら、販売前に偽物がすでに出回っていたという間抜けな話がゴロゴロあります。
化粧品や洗顔クリームなんて、中身はどれも似たり寄ったりで容器や箱が違うだけ。
だから新製品情報が盗まれれば、すぐに類似品というかそのままコピーになってしまう。
中国工場の担当者が、製造前にそっくりのコピー品が現地ではあふれかえっていて驚いたという話は掃いて捨てるほどある。
こんな馬の目を射るような市場に、花王とパナソニックが算入するというニュースで、ああここまで来たかかという感慨です。
介護と美容が最後の砦になりつつあるのでしょう。それにしても安易だなあ。
マッサージ機能つきだとか、肌によい加湿機能つき自動車が登場するかもしれません。いやすでにあるのかも。
なんか既視感があるなあ
35年前、昭和60年頃から急速な円高で、重厚長大企業が余った人材をダボハゼのように新規事業に投入していった。
多角化経営の掛け声で、農水産や土建関連、コンピュータ計算(設計)請負などありとあらゆる分野に手を出して大抵失敗に終わっています。
最大の理由は、多角化といっても余剰人員の掃きだし場所に過ぎないからで、モチベーションなんか全く生まない。
経営者の思いつきで、土地が余っているからと畑を耕すのが仕事だと言われれば、誰だって嫌になるでしょう。
バブル景気で、土地があれば銀行はいくらでも融資してくれたから本業回帰で持ちこたえることができ、余剰人員は消えていった。
こういうニッチ産業に大手が進出というニュースで思うことは、本業はさっぱりで将来性がないということです。
日本の重工業の末路と重なって見えます。
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Monday, November 4, 2019, 07:02 PM
地政学がタイトルに入っている本の出版がここ4,5年で増えているのだそうです。といっても一昨年で34冊ですから、日影の学問であることには変わりがないんだけども、それだけテーマとして地政学が注目され始めたということです。
地政学(geo-politics)という名称は昔からあったのだと思います。
一言でそのイメージは地図と戦争(紛争)を結びつける「イカガワしい研究」w
論(仮定)であって、そもそも学問体系として認められていなかった。
地政学って言っても、それに基づいた政治学者に百家争鳴ってな状況で、何が正しいのか傍目にはわからない。
そんな地政学という日影の研究を、そこそこ知識人に広めたのは奥山真治氏の功績だろうと私は思っています。
→奥山真治氏のブログ「地政学を英国で学んだ」
https://geopoli.exblog.jp/
この記事にあるように
・大陸勢力(ランドパワー系国家)と海洋勢力(シーパワー系国家)の対立軸に基づく研究
・国家を生命体としてみる研究
この二つの系統があり、前者は英米流、後者は大陸系とされているそうです。
英米流の線引きでは、日本は海洋勢力に属する。だからこそ海防に主眼をおくべきということ。
イギリス、アメリカも海洋勢力なんです。
一方でロシア、中国、ユーラシアは大陸勢力である。
地政学の実態は海洋勢力側(英米)から見て、大陸国家(古くはソ連であり、今はロシアと中国)を念頭にした戦略研究なんです。
んでもって
大陸国家群ってのはイデオロギーで親和しやすい傾向
ヨーロッパ人は日本が思っている以上に、中国には親近感を抱いていることに驚きます。
なぜなら地続きだからそんなに異なる思想ではないだろうという楽観的な感情であり、無知だから。
アメリカよりもロシアの方に親近感がある。特にドイツはね。この記事にあるとおりだと思います。
対立を装ってみたり、急に融和してみたりとコロコロ対応が変わるのがドイツやフランス、ロシアを含めた大陸国家なんです。
敵の敵は味方という論理が、そのまま通る
田中宇(たなかさかい)氏によれば今後、覇権国はアメリカ一極から分散して行くというもの。(覇権の多極化論)
英国はEUから離脱することになりますが、地形学的では当然の結末なんでしょう。
海洋国家へ大陸国家の逆襲が始まった
過去ログ:これからは大陸国家の連携の時代へ(海の道よりも陸の道)
この記事にあるとおり、内陸ユーラシアの胎動が始まったことを元トヨタロシア社長西谷公明氏が指摘しています。
シルクロードの中継点であるカザフスタン(首都アスタナ)には巨大な金融センターができつつあります。ここがニューヨークやロンドンに代わる世界金融の中心となることは、すでに副島隆彦先生は指摘しています。
冷戦終結で、すでにロシアは周辺国と上海協力機構を築きあげました。軍事と経済の同盟(aliance)です。
中国の一帯一路(one belt one road)は、この上海協力機構の延長の動きであって、習近平独自の思いつきではないことを西谷氏が指摘しています。
単なるインフラ整備ではなく、民族の同属化という大陸国家の論理であるということ。
海洋国家では主従関係(master-slave、宗主国-属国)の論理とは異なることに注意しなくてはならない。
ロシアや中国の考える勢力圏とは、海で囲まれた海洋国家とは異なり、ロシア的、中国的であればそこは勢力圏だという考えなんですね。
はっきり言えば、中国人が住めば、そこは中国の影響する範囲だという理屈になる。
だから縮小するという発想は元から無い。拠点があれば、そこはもう中国となってしまうのでしょう。ロシアの周辺国もモスクワからみれば同じ理屈なんですな。
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Sunday, November 3, 2019, 12:45 PM
大量の郵便切手が金券ショップに流通しているわけ
東京都郵便局幹部職員が、5億円も着服していたという事件がありました。しかも一箇所ではなく二つの郵便局で起きた事件です。
企業から代金として支払われた切手シートを、着服していたという稚拙な手口にも関わらずなんのチェック機能が働いていなかった。
企業が切手をシートで買うのは事務処理のためでしょうが、切手は郵便局での支払いにも利用できるので、経費の前払いということで節税にもなります。
さらに有利なことに金券ショップで確実に換金も出来ます。これが悪用されると低コストで裏金ができます。
切手や印紙、プリペイドカードは裏金作りの第一歩
議員さんも経費水増しが話題になったことがあります。行政の経費チェック機能がないことを逆手にした手法。
議員に支払われる活動経費は我々の税金の一部がこうやって堂々と着服や裏金となっていく。
しかしチマチマした小遣いづくりなどよりも、もっと大胆に億という単位で郵便局員による着服が行われていたのですから可愛いもの。
過去の反省もなく見て見ぬ振りをする日本郵便という組織
郵便葉書は平成元年に30円から41円となり6年後には50円になりました。平成26年に52円、昨年平成29年にはいきなり10円値上げされ62円で、今年は63円です。
平成の30年で2倍も値上げされましたが、はたしてインフレが進行した結果でしょうか?
30年前と給与が変わっていないどころか下がっています。
郵便局の値上げの言い訳がその通りなら、大卒初任給は4〜50万円になっているはずです。
自浄機能が無い組織である日本郵便(とゆうちょ銀行)は、厳しく監視すべきであるのですが、その監督省庁である総務省も同じ穴のムジナという救いようのなさ。
社会的役割もダメ、金銭管理もダメな郵便局を許すな
財務省と警察が動かなければならない案件なのに、なぜウヤムヤになっているのか。
それだけこの日本郵便という組織が腐敗しまくって、政治家や官僚の裏金づくりの温床となっているからでしょう。
親方日の丸体質は民営化されてもなんにも変わっていないし、これからも変わらないでしょう。
それにしても、なぜメディアは騒がないのだろうでしょうか。
参考URL:
「郵便局幹部、切手着服で5億円荒稼ぎ」なぜ可能だった? 事件発覚後も公表せず=三宅雪子
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Sunday, November 3, 2019, 10:59 AM
昨日のラグビー決勝はついつい最初から最後まで観てしまいました。ニワカファンですがとても良い試合でした。
ちなみに英語ではニワカファンはバンドワゴンファン(bandwagon fan)と言うそうです。お祭りで練り歩くバンドワゴン(楽隊の山車)にぞろぞろと集まる群衆のこと。
さて、自動車メーカーの世界的統合や合併が進んでいるという記事が紙面を賑わせています。
トップのメーカーだけではなく配下企業も同時に統合が進む。
CASE(Connected:コネクティッド化、Autonomous:自動運転化、Shared/Service:シェア/サービス化、Electric:電動化)というキーワードが錦の御旗というわけ。
自動車はコンピュータネットワークの端末に過ぎなくなるという将来展望です。
運転という行為から解放されて行くのは良いことだ、という主張に異議はありません。
でも、そんなことはどうでもいいこと。
寡占化が進むと反比例して注目が無くなる
スマホなんかも登場時は熱狂的な話題になりましたが、今では中国製でも誰も引け目なんかは感じません。
機能も同じだし、サービスも同じなら、そのプラットフォームには関心がないのは当然のこと。
市場が飽和すると、終着点は価格競争となることは、成熟産業の宿命みたいなもの
市場占有率だけが目標となるLose-Loseの関係でしかない
製鉄産業、繊維、造船、石油、自動車、電化製品・・・どれもグローバル経済では満身創痍となって消えたり統合していった。
20世紀型の大量生産は先進国には一番不似合いで、誰も消耗戦には加わりたくはないのでしょうが、関わらねば存続が危ぶまれる。自動車産業の統合はその危機感の代表でしょう。製造業の宿痾(しゅくあ)なんだろうなあ。
華やかな話題を振りまいている時点で、ほんとうは斜陽への入口になったのではないかな。そんな感慨を抱いて経済面を眺めています。
進化しているようで全然進化していない現実
良い例がデジタルカメラでしょう。センサー性能が上がってコンパクトカメラでも綺麗に撮れるようになりました。カメラが好きなので、電気店ではかならず手に取にします。
でも感覚的には10年前からハードウェアの進化は途絶えていると感じます。
最新機能が必要なのは、4Kだ8Kといった高精度が描写できる高額な映像装置を備えているプロか、あとはユーチューバーぐらいでしょうか。
一般人はスマホのカメラで十分。そのスマホカメラでさえも機能は飽和しつつある。
カメラが自動判断で設定を調整するので、シャッターを押せば良いだけ。
そうなると、誰もカメラ自体に興味が薄れるのは当然のこと。国産カメラメーカーが減益に苦しんでいるのは今に始まった事じゃない。
プロ以外にキヤノンやニコンの望遠レンズを構えているのは小遣い豊富な年寄かオタクぐらいしかいない。
商品価値と購買意欲は比例しない時代
自動車なんかその典型でしょう。アパレルでは透湿、防寒でフリース素材が流行りましたが、軽くて安くてデザインもよく気軽に洗濯もできる万能衣料です。
今は登山用品店でさえもウールや綿の天然素材の服は売っていません。革の登山靴もありません。
機能と製造コストばかり追求した結果、作業用品店のワークマンと変わらなくなりました。
防水を謳う合成繊維の服ばっかり。
使い捨て前提なら安いものへと流れるのは必然のこと。パソコンは薄利多売の典型商品で低賃金国でしか組立てられなくなった。
自動車の高機能で合従連衡になるほど、世界的なデフレが進むとは皮肉な結果です。
そしてこの歯車は逆回転することはありません。かつては豊富にあったウールのシャツが売り場から消えてしまったように。
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Friday, November 1, 2019, 11:33 AM
肉体が消えてもその気概(思考)は子孫に伝わるという新説
思考とはエネルギーである
エネルギーが物質化したものが素粒子だ
素粒子は宇宙空間に満ちている
だから宇宙には意志があり、我々もその台本に沿う存在といえる
宗教者みたいな書き出しをしてみましたが、なんのこっちゃ
量子物理学者や天文学者たちは、宇宙こそ創造主であるから、当然そこには意志があると考える人もいるのです。
だから人も運命によって操られているのだという考えが生じる。
有名な言葉ではアインシュタインの「神はサイコロを振らない」と言って、ボーアの量子力学を批判しています。原子をまわる電子の軌道は太陽と惑星のように一定して居らず、確率による分布状態であるという理論です。
しかし、この不確実さをアインシュタインは批判したのですが、今では量子力学(素粒子の世界)は確率による「〜だろう」のほうが支配しているように思えます。
参考URL:http://kenbunden.net/totsuka/01/01.html
ウィーン在住の国連記者、長谷川良氏のブログ、ウィーン発 『コンフィデンシャル』でオーストリアのベストセラーを紹介している記事を読みました。
「考える葦」の語る内容が問われる
http://blog.livedoor.jp/wien2006/archives/52259831.html
このコラム欄で「人は『運命』に操られているのか」というタイトルの記事を書いた。年をとったせいか、人間の力ではどうしょうもない運命に強い関心がある。その時、オーストリアの最大手日刊紙「クローネ」日曜版(10月20日)に医者で神学者のベストセラー作家、ヨハネス・フーバー氏(73)が「運命の解剖学」(Die Anatomie des Schicksals)という新書を出したという記事を読んだ。著者は「人に影響を与える運命がどのようにして生まれてくるか」を説明している。
著者は婦人科医で40年あまり出産に立ち会ったが、「出産時、赤ちゃんは既に一定の運命を持っている。スマイルで生まれる赤子、怒ったような泣き声で生まれてくる赤子、静かに生まれてくる赤子などさまざまだ。両親、祖父母などからその気質を既に継承してきているのが分かる。人はそれを運命と呼ぶかもしれない。親が考えてきた『思考』の世界は子に継承される。『思考』にはエネルギーが必要だ。そしてエネルギーを通じて物質化された『思考』はその人が死んだ後、様々な形態で宇宙に生き続ける」と説明している。
先代、先々代の「思考」の世界が埋め込まれたDNAが代々、継承されていくという。当方に興味深い点は「思考」、「考え」が物質化して継承されるということだ。
(以下略)
つまり、遺伝とはDNAによるものだと考えられているが、両親やその先祖からの綿々とした『思考』による遺伝もある(かもしれない)ということ。
そして、進化とは<思考が綿々と続いた結果>、エネルギーが宇宙空間では物質化してゆく・・・。
オギャーと生まれたときから定められた運命があるとすれば、それは先代、先々代の過去の結果なのだという説です。
キリスト教圏においては珍しい考え方です。輪廻転生や因果応報はどちらかといえばアジア的な考え方だから。
長谷川良氏が運命に関心を持っていくように、私も年齢を経ると先祖の血を少し意識するようになりました。
東京都内で何度も引越をしていますが、そこが父方や母方の祖父に、なんらかの関係があったことを後で知ったという経験があります。
また、社会的な地位に執着しないという気概も一族に共通な気がします。一言で言えば野心がない。
ずっと先祖代々東京に住み、ずっと小作人だったという知合いがいます。
同じ小作人の家系でも、戦後の農地解放で耕作地をもらって、ビルやマンションオーナーとなったのが戦後の中流階級なのに
ウチの家系は誰も持家ひとつない。水飲み百姓のDNAやねと笑ってました。
運命はご先祖の賜物だとすれば、私もこれから良い思考を心掛けたいものです。
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Wednesday, October 30, 2019, 11:29 AM
これは私の経験で今改めて思うことです。
いまだに教養のない恥ずかしい思いをしています。
たとえば、去年の夏に奈良の桜井を旅行したときに、山辺の道で同行者が
やまとはくにのまほろば・・・と口ずさんで奈良時代の背景を言い合っている姿。
んー、有名な歌で知ってますが、誰がどこで著したものでしたっけ?
自分よりも上の年代は古代天皇をつらつら言えたり、古事記・日本書紀の神話や万葉集の和歌のひとつやふたつ披露されて、もっぱら耳をそばだてるぐらいしかない。
えー六城さんは知らないんだ、まあそうだよね若い人は・・・
なんて言われると穴に入りたくなります。
古典を嗜むのは古今東西、教養人の証
ヨーロッパでも100年前(日本の明治〜大正の頃)の教養人はラテン語を読めることが証だった。
ラテン語の一節を引き合いにして、弟子や生徒に語りかける場面が小説にあります。
日本でも武士は言うに及ばず商人階層だって、素養として万葉歌、漢詩、論語などは必修だった。
苦い思い出で、高校生の担任は1年生、2年生と連続して古典のお爺さん先生だった。
国語や古典の授業は真面目に聞かず、弁当喰っているか居眠りして片目片耳で子守歌として聞いていた。
歴史も興味を持たず、テスト勉強もいい加減で赤点すれすれです。
高校2年の終りに進路選択で担任の古典の先生と面談があり、理数系に進むと伝えると
六城は文学の方が向いていると思うんだがなあとつぶやかれたのを覚えています。
古典研究や文学論なんて実用的ではないと、真っ向から否定していたので驚きました。
あのときちゃんと授業を聞いていれば・・・後の祭
古典の先生が言われたことを思い返したのが、模擬試験や本番の共通一次試験の試験の最中です。
入学試験の国語の問題って良問が多いのです。国語(現代文や古典)のおもしろさに気付かされました。
抜粋した部分や設問で、問題の意図がわかるので、なるほどこういう意味も含まれているのかと面白かったのです。
まずは問題をじっくり読んで頭に入れれば、本文はスラスラ読める。
このテクニックは、いまでもあとがきから読む癖となっています。あとがきや解説文であらすじと作者の意図を叩き込めば、要諦の理解が楽なんです。
入試問題ってのは、その筋の識者が考え抜いているので良問なんでねす。わざわざテストという形で微に入り解説してくれているようなもの。
だから大手予備校の模擬試験の密かな愉しみは、国語でした。毎回今度はどんな作家の作品がでるかなあと楽しみにしていました。
大人になっても国語や古典の授業はもう一度受けてみたいよなあ〜
余談ですが、自分が執筆した文章が、とある入社試験に使われました。著者の論理を理解して、結論はなんであるかというような設問だったと思います。選択肢はどれもそれらしく自分でも難しかった。
余計ですが、ちゃんと僅かですが著作料がでるんです。
論理的か、読みやすく理解しやすいか、主観か客観か、例や引用は適切か、簡潔になっているか、副島隆彦先生と学問道場では多くを学びました。それも30を過ぎて中年から。
書く習慣がつくと、他人の文章も気になり出す
上手い文章は読めばスカッとした気分になりますけども、前置きが長かったり、主旨がなんだかわからないままという文章もよく目に付きます。特に役人が書くありがちなアリバイ的な文章、一般的な建前ばかりの新聞記事。
頭の良し悪しは小論文(感想文)を書かせれば、一発で分かると言われていますが、その通りでしょう。
サラリーマンなら議事録や企画書でしょうね。
平社員時代に議事録をよく書かされました。出席者と議題と結論だけあれば十分なのに、仕事をしているというアリバイ目的なんで、結論もない報告書を何日もかけてつくりました。
誰も読まないのですが、官僚体質で紙の厚みこそ仕事だと信じている人達ばかりです。
いまでも役人って、グダグダと長い文章が好きですよね。そして最後に一行だけ結論めいた記述でお茶を濁す。
日本企業の生産性の悪さは言葉(文章)の扱いが下手だから
言葉を切り取っただけで大臣の失言としてやり玉に挙げたり、ネット炎上騒動などを見ているとつまんない話だなと感じています。言葉尻ばかり追うと本質からどんどん離れていくからです。
(追記:萩生田文科大臣の「身の丈」発言を読むと、失言どころか暴論ですね。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiwatarireiji/20191030-00148924/
英語の民間試験を大学入試に転用すること自体が、数多くの矛盾を生んでいます。それを一言、貧富の差に合わせろとは大臣失格です。憲法の教育機会の均等という理念さえもない)
意思疎通の道具である言葉(文章)を軽んじているから、議論が進まない。揚げ足取りで終始するのが今の日本なんでしょう。
英語よりももっともっと日本語教育を高校時代にすべきだと思いますし、あまり若い頃に文芸書を読まなかったことを後悔しています。
読まなかったと言いますが、ネットもコンピュータゲームもない世代だったから、それなりに本には親しんでいます。
読み終わった文庫本を貸し合ったり、司馬遼太郎や五木寛之、開高健、村上龍など高校時代ではみんなで感想を言い合っていました。休憩時間に回し読みしていた講談社のプレイボーイがとっかかりですねw
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Tuesday, October 29, 2019, 01:21 PM
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00000503-san-bus_all
全日空、月額制で航空機+滞在 来年1月開始産経新聞
ANAが地方便の利用促進策として空き家とセットにした月額制を導入するという記事です。
面白いアイデアだと思います。
地方がどこらへんなのかは判然としませんが、人口減少に悩む地域にとってはこういう活性化策も一つでしょう。
北海道や宮崎で月6,7万円とのこと。そのうち家賃が4万円。
記事によると月に2往復分の航空券と家賃のセットのようです。
ボロ家を直して野良仕事をすれば、それだけで日が暮れるでしょう。
地方が疲弊していくのは運賃が高いから
JR東日本では栃木県さくら市と群馬県安中市(あんなかし)に住宅開発をしています。
吊り広告でずっと広告しています。
さくら市のびゅうフォレスト喜連川(きつれがわ)
安中市のびゅうヴェルジェ安中榛名(あんなかはるな)
どっちも通り過ぎたことがありますが、とんでもない辺鄙なところ。
1992年頃からJR東日本がバブルに乗り遅れるなと住宅開発をしたところ。
今でも広告をしているから状況は推して知るべしw
JR東日本の最大の汚点はバブルでの越後湯沢の観光開発でしょう。
スキー場(ガーラ湯沢)を造り、リゾートマンションが筍のように建った。
ご存じのように、今では金を払ってでも手放したい不動産となっています。
冬場はスキー客を呼び込むために、宿泊と新幹線とのパックでなんとか生きのびている。
スキー場は2流なんで車ならもっといいとこに行きます。
格安料金(通常の半額以下)で新幹線が乗れるから、という理由でしかない。
今年久しぶりに行ってみましたが、ゲレンデはガラガラです。
新幹線の運賃が高いから地方から人は流出する
運賃が高い路線は人気がないので、きれいな新興住宅地ができても人口減少と高齢化は避けられない。
廃れている地域は鉄道があっても、結局は敬遠されている場合が多いのです。
線路があっても、全然愛されていない。
すべては鉄道会社の怠慢で、硬直化している行政の責任です。
良い例がアクアラインの料金が片道3000円から800円になったら、対岸の木更津市は住宅ブームが起きた。
都心にも横浜にもクルマで気軽に行けるようになり、子育て世代が移り住むようになった。
実態はその逆の例が多いんですよね。鉄道や高速料金が値上がりするとどんどん人はより都心側に移る。
なんとかニュータウンというとこはほとんどが閑古鳥。
定額制は人の移動を活性化させる
人の心理は面白いもので、たとえばスポーツジムは月額だと安く感じるのです。
同じ設備でも一回ごとの料金(400円)と月額4000円なら月額制のほうが賑わっています。
週2回以下なら都度支払った方が安いのにです。
JR東日本も自社で開発地区の住民なら運賃半額とか割安な定額制(定期券)でもすれば、
一挙に完売できるのにね。
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Monday, October 28, 2019, 10:35 PM
今年は雨が多いという感想をあちこちで聞きます。水害に遭った地域はほんとに大変だそうです。
手伝えることがあれば、手伝いたいのです。
また明日は雨だそうですが、家が水に浸かったところでは、乾かなくて憂鬱になるとのこと。
しかし、家屋は一度水を吸い込むとそう簡単には乾かないそうなのです。
一般的な断熱材として壁の間に挟まれているグラスウールは、少しでも浸っただけで毛細現象で水を吸い上げてしまう。一度水を吸い込むと乾かない。
床下浸水でも土台まで水に浸かれば、壁が水を吸い込んでいる可能性は高いのだとか。
さらに具合が悪いことに水の重みで潰れると断熱効果も無くなる。
カビが発生している壁は、内部の断熱材も水浸し状態なんだとか。
だから浸水した家屋は、床だけではなく壁も剥がして断熱材を入れ替える必要がある。
でもそんな悠長なことができない状況ならば、濡れた断熱材のままにしておくことも多いのだとか。
そうなると壁や床はカビの温床で、いわゆるシックハウスとなる。
う〜ん、いい話じゃないなあ。話題を変えましょ。
江戸時代に鰻の名産だった場所はたいていが沼地や湿地
はい、ここ浅草から埼玉方面(現在の東武線沿線)がごちそうといえば鰻や鯉なんです。
んでもって、庶民は用水路や田圃の泥鰌(どじょう)をさらって味噌汁に入れて食べたんだとか。
オヤジ曰く幼少のみぎり嫌って程喰ったし喰わされたから戦時中の芋とならんで嫌なんだとか。
先日、荒川を越えて埼玉県南浦和(現在はさいたま市南区)に行ったおりに「太田窪(だいたくぼ)」を通りました。
”ダイタクボ”という音の響きは食通からは、鰻が連想されるようで、知合いからもそこへ行ったら鰻で一杯だろとよだれをださんばかりに冷やかされました。
東京の人達(爺さん方)からみれば、浦和のダイタクボは鰻の名産地なんなんだなあ。
鰻の名産地も行ってみれば一帯は建て売り住宅地
これが現実です。しかもここ1、2年で建ったようなピカピカの家ばかり。それ若い世代向けのプレハブ住宅ばかり。
サイタマっぽいといえばサイタマっぽいし、写真だけみればどこだかわかりません。
ああぁやだやだ・・・と思っていましたが、こういう低水位地帯ってのは、真っ先に水害になる。
本当は家を建ててはいけない場所で、最近までは遊水地だったどころなんです。南浦和は教科書では近郊農業地帯です。
水が湧く地域ってのは、本来は農業用なんですが人口が増えているわけではないのに、なぜか居住区となっている。
これは東京都内でも同じで、谷間の用水一帯や窪地は住んじゃいけない場所だったのです。それでも住むのは昔から低所得者層なんです。
はい、ここ台東区を含む隅田川周辺はそうなんです。
○○川ほとりの戸建てやマンションのチラシを見るたびに、こんなどころ買ったら大変だろと思うのですがね。
木造もコンクリも寿命は一緒
近所でマンションの解体をやっていました。築50年程度です。
ぶっ壊して更地にした方が高く売れるからです。
東京に来て思うのですが、鉄筋コンクリート造り(RC)が長持ちしているかというと、絶対100年はもちませんね。
日本の建築技術が優れているとか言いますが、自分は昭和以降の建築物はひどすぎるなと思っています。
ここ上野でも大正末期から昭和初期に建てられた同潤会アパートがつい最近まであったのです。
蔦に絡まれたみるからに廃墟なんですが、なんと住人がいるから壊せないであった。最後の住民が死んだから一斉に壊された。
表参道の同潤会アパートには改築前(大規模リノベーション以前)にも入ったことがありますが、躯体(くたい)以外はほとんど用が成さない。
水道、ガス管はとうに使えず、電線も引き直さないと使えません。つまりコンクリの建物も100年は絶対に使えないんです。ここは商業地だから生きのびただけ。
耐震強度はうるさいくせに長寿命化にはまったく言及しない建築基準
日本の行政の不思議なことに、国土を有効活用とか、建物を長く使おうという視点が全くないということ。
湿地帯や埋立地には法規制が必要であるに、野放図です。
川の畔や元沼地は家を建ててはならない・・・はずなんですが、現実は次々に住宅が建てられ続けています。
水害対策は全くないし、これからもないというのが日本の建築基準法
以下のサイトを見れば、泥縄ででたとこまかせということがわかります。
参考URL:水害の見えない被害 消毒したはずなのに・・・
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Friday, October 25, 2019, 09:49 AM
よく巷でも耳にする「自分を信じる」という言葉は、一体何なんだと思っていました。
下手なアイドルグループの歌詞のような陳腐な言葉だとも思っています。
でも河合薫氏がメールマガジンで書いていたのを読むと、少し合点がいきましたので紹介します。
ラグビー日本代表をBEST8にまで導いた「自分を信じる力」の正体
(抜粋始め)
自分を信じる力は、心理学の世界では「自己効力感(self-efficacy)」と呼ばれています。自己効力感は、米国の心理学者アルバート・バンデューラが「自己効力理論(theory of self-efficacy)」の中で用いた概念で、自分の力を信じて行動する「効力への信念」を意味しています。
自己効力感は自尊心と混同されることがありますが、自尊心が自分への自己評価であるのに対し、自己効力感は自分の行動への信念です。自尊心は性格傾向に影響を受けますが、自己効力感にはそれがありません。
ジェイミー・ジョセフHCは、アイルランド戦のロッカールームで、「誰も勝つとは思っていない。誰も僕らがどんな犠牲をしてきたかも分からない。信じているのは僕たちだけ」と言って選手たちを送り出したそうですが、この言葉こそがまさに自己効力感なのです。
(抜粋終り)
自分の行動に自信もを持つ強い信念
つまり他人の雑音(評価)にも左右されず、自信を持って着々と実行することということだと合点しました。
記事の後半で河合薫氏は、スポーツの効用を説いていますが、スポーツだけではなく学問研究や仕事、家事なんでもそうですよね。強い信念が大事を成した例は歴史上いくらでもあります。最近ではノーベル化学賞の吉野彰氏は旭化成でリチウム電池一筋でした。
成果が出ないとき、問題にぶつかっても自分の能力が伸びているという実感があれば挑み続けられるということ。
うんうん、そうなんです。これは思い当たります。
「自分を信じる」というのは、自分の成長を自分が喜んでいること
自分の成長は自分しかわからないもんです。身長が1cm伸びたとしても他人が分かるわけがない。
学校での勉強やクラブ活動が自分は大嫌いだったのは、一方的に他人がああだこうだと評価するから。
でも自分の能力が伸びていることに喜びを感じれば、これほど面白いことはない。
私は毎日自転車の練習をしています。
こういうと、自転車も乗れない運動音痴なのかとほとんどの方が思うのです。
自転車よりもクルマに乗ればという、訳の分からないアドバイスをされたこともありました。
でもスポーツ道具としての自転車は別物です。サーフボードに近いと言った方がわかりやすいかな。
昨日までできなかった技(trick)が少しでもできると、嬉しくなってまた練習したくなります。
他人から見れば昨日と何も変わらなくても、本人は嬉しくて楽しい。
ラグビー日本代表がベスト8に進めたのも、練習を通じて自分と仲間への信頼が大きく花咲いた結果でした。
「自分を信じる」とは時間をかけて培ってきた「自信の共有」なのです。だから感動するんです。
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Thursday, October 24, 2019, 02:08 PM
どうでもよい話です。
ポケットラジオのイヤホンが壊れてしまったので、机の引き出しに眠っていたApple社の音楽プレーヤーのイヤホンを挿してみました。いまさらですが
アップル社のイヤホンってこんなに良い音がするんだ・・・
製品の付属品だから、おまけ程度と考えて丸めて一緒にほったらかしにしていたのですが、今頃じっくり眺めてみると、これが付属とは思えない品質(性能)です。
一番左が一番最初のipodに付いていた奴
真ん中が次のipodに付いていた奴
右がiphoneに付いていた奴 ←最近購入した物
製品の付属品だから、たいした音じゃないだろうと高を括っていたら、同じ音楽を聞くとあきらかに音の空間が鮮明になります。
ただ一番左の最初のイヤホンは全然ダメです。楽器のパートがあんまり鮮明ではなく、くぐもった感じです。最初は喜んで使っていたのにすぐあきちゃった。
おそらくAppleも音に不満があることを認めたのでしょう。真ん中のイヤホンにすぐに切り替わりました。このイヤホンは外部の音も遮断しないので、屋外で装着するには最適です。ただこのタイプは低音が弱いというのが定説ですが、十分良い音です。
低音が弱いという批判に対して、改良されたのが一番右のタイプです。
現行品は右のタイプにマイクとボリュームが付いているそうです。
またワイヤレスタイプも同じ形で人気商品となっています。今でも純正品として3000円以下で買えるはずです。
実はヨドバシカメラでイヤホンを買おうと、いろいろ視聴したのですがどれも気に入らなくて、仕方なく引き出しで眠っていたイヤホンを引っ張り出したという経緯です。
5000円、1万円をイヤホンに支払うなら、アップル純正の方がずっといい。
耳栓タイプは遮音が高くて、耳に嵌めていると外部が一切聞こえないので危ないんです。
その点アップルのイヤホンはそういう心配がなく、適当に車や電車の騒音も聞こえるのでマシです。
付属するイヤホンにも改良が続いていることに感動しました。
Apple社の製品って、このイヤホンしかないのですが、なるほどアップルが人気なわけだ。
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Thursday, October 24, 2019, 12:01 PM
お笑い芸人の徳井義実が申告漏れで国税局に指摘されてテレビで謝罪しております。
7年間で計1億2000万円のうち、2000万円は悪質な所得隠しだそうです。
7年で2000万円(年間300万円程度)が悪質と国税が指摘した内容は、服装代と旅行だそうです。
あくまでも記者会見で語っていたことで、徳井側の釈明であることを考慮しても、自分としては?と思います。
1億円分の追徴で済むのに、国税の査察官は嫌がらせのように2000万円も加算したように見えます。
芸能人やタレントは基本的には服は経費として認められるのが通例だと思います。また釈明で個人旅行も仕事の事前調査を兼ねているつもりだったと述べています。
仕事とした個人の判断を真っ向否定するのが税務署の仕事
よほど高級なブランドだったのでしょう。また旅行も女連れのよほどの豪遊だったのでしょう。
そうでなければ、隠蔽(所得隠し)という刑事罰を伺わせる言葉を使うわけがありません。
脇が甘いと言えばそうなんですが、なんとなく「国税による見せしめ」の感がぬぐえません。
似たような例で、タレントの板東栄二が頭髪の植毛代を経費にしていたということで、これも謝罪会見となりました。それならば女性タレントや女優さんらの美容整形もすべて経費を認めていないのでしょうか。
そもそもこういう人たちの消費行動すべてを仕事/私用に分けることができるのでしょうか?という疑問があります。会社員ではないのですから、線引きができないことも多々あるでしょう。
ましてやテレビタレントという世間離れしている業界です。その世界を月々の給料をもらっている人が判断するのですから、芸能人は不服でしょう。
故横山やすしなんかは、常に税金制度に吠えていましたね。ワシの懐に手を入れて持っていくのは仕方がないが、少しは感謝の意でも示してみろと。やっさん、これとこれに使いましたと言え。国防費に全額使ってくれるならナンボでも払ってやるとテレビで言ってましたっけ。
お笑い芸人の徳井義実の謝罪会見で、背筋が寒くなった芸能人は大勢いるでしょう。あわてて今年の経費を見直しているかも知れません。
消費行動と金の移動に目を光らせ始めた財務省
以前から高級外車や不動産を即金で払った客は、税務署にリストアップされるということは知っています。真っ当な会社経営者なら中古のベンツを会社経費で支払う。不動産では真っ先に隠し遺産(相続税回避)が疑われます。老齢の資産家が亡くなれば、坊主と同時に徴税官がやっていると言われています。
参考URL:近づく令和大恐慌と「預金封鎖」なぜアメリカのために日本国民が血を流すのか?
まぐまぐのニュースのこの記事によると、海外からの少額の資金移動でも銀行から問い合わせの電話が来るようになったこと。
そして日米で100年債(無利子)の発行が計画されていること。
その準備として課税資産が新円切替えと同時に予定されているかも知れないという推測を述べています。
マイナス金利を拡大させて、預貯金を無利子国債に切替えさせるためです。
米国の財政赤字はそのまま日本につけ回されて、日本でも無利子国債で預貯金を吸い上げるというシナリオです。そして米国の100年債は永久国債となって踏み倒されることになるという予想ですが、十分ありえます。
これは日本では実質、預金封鎖状態です。
キャッシュ化とあわせて銀行の監視も一段と強化されています。まぐまぐのニュースではありませんが、今年から支払い調書にもマイナンバーの記載が必要になりました。企業の支払いはすべてマイナンバーが付与されています。
年収に比べて預貯金額が高い人なんかは、確実に税務署の餌食になるでしょうね。
裏営業が問題視されたのも、ヤクザから金を受取ったことではなく、帳簿に載らない金は許さないという財務省の意向だったのではないでしょうか。
関西電力による福井県高浜原発で巡っていた巨額工作費がこの時期に露見したこと
芸能人が所得隠しとしてやり玉に挙げられたこと
すべて財務省と国税局のシナリオに沿っているとみて間違い在りません。
2003年(17年前!)に米国発の金融恐慌を予測し、日本国民の預貯金がアメリカに献上させられるという本を書いたのは、副島隆彦先生です。
恐ろしいことに、こんな古い本の内容がひしひしと現実になっているのです。
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Thursday, October 24, 2019, 09:11 AM
先日、浅間山で拾った山栗(柴栗)で栗ご飯をつくってみました。水に浸けておくと鬼皮が剥きやすくなるとネットであったので、やってみました。
たしかにふやけて剥きやすくなるのですが、もっといい手はないかと検索してみました。
1分から2分程度茹でると鬼皮が柔らかくなり剥きやすくなるとあったので、それを試しました。こっちのほうが良いです。
注意点は、本格的に茹でないこと。実が茹で上がると柔らかくなって崩れてしまうから。
爪と果物ナイフでひたすら剥きます。皮は柔らかくなっているのでさっさと剥けます。虫食い穴が見あたらなくても、虫に喰われているものも多い。皮を剥いて喰われているのがあるのは仕方がない。一匹だけ小さな蛾の幼虫がコンニチワしてくれました。ごめんね、起しちゃって。
炊飯器に全部ぶち込んで、日本酒ちょっとと塩ひとつまみいれて、あとはいつもの通りの炊飯ボタンを押すだけ。
栗のほうが多い栗ご飯ができました。私は普段はお粥なので、一食でたべるお米は少ないのです。栗お粥というほうがピッタリかな。
栗の甘味で満足満足。
過去ログ:秋の味覚はそこらに落ちていた
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Tuesday, October 22, 2019, 11:43 AM
五代将軍綱吉といえば「生類哀れみの令」という理解しがたいお触れを出した将軍として知られています。跡継ぎが生まれなかったことから、仏教思想も加わり殺生をしてはならぬことを強要したことから犬公方のあだ名で庶民は囁きました。
さあ、この綱吉の評価は、かつては悪政だったのですが、昨今ではその見直しされています。
綱吉の時代が江戸時代では一番景気が良かったからです。
そのような見方に一石を投じる書評です。
宮部みゆき氏が述べているように、やはりグロテスク(悪趣味、奇怪)な思考だと私も思います。しかし
現代でも超リベラル主義の方々は「権利」を先鋭化させている
仏教でも儒教でも自然のまま、生命も(人も)自然の一部であるという考えが馴染まれていた。
国家の定める法律(律令)も、基本的には自然観に基づいたものであった。
自然発生的にできたルール(規則)は自然法(natural Law)という区分です。
そして王様や統治者が決めるものです。
フランス革命で人権思想(human rights)という考えがでてきて、国民の概念が大きく変わっちゃった。
貧乏人だって命を尊重して、ちゃんと喰わせろという要求が成文化したもの。
フランスで発生した人権という考えは、いまはどうなった?
人権から動物生存権(animal rights)にまでなった
自然保護団体は動物にも生きる権利があるとして、強く政治に訴えています。ヨーロッパでは無視することは出来ないぐらい勢力が拡大している。
国連で16歳の少女の怒りをぶちまける姿が話題になりましたが、二酸化炭素排出する産業を強く非難する勢力が多くなっています。
人口の膨張による環境破壊にも強く反対します。
どうです?綱吉の政策を、もしヨーロッパの環境活動家が知ったら、彼らはどう思うでしょうか。おそらく大絶賛すると思います。
綱吉の時代は元禄文化が華やかな時期で、好景気に沸いていました。産業基盤も固まり、国情も良かったので人口も急膨張していたのです。
この頃から徐々にオランダからヨーロッパのキリスト教思想も入ってきます。
私が著した「隠された十字架 江戸の数学者たち」での重要人物、宗門改め役の井上政重(1585-1661)と新井白石(1657-1781)により、キリスト教思想が幕閣らにも浸透していったと考えています。
『慈愛』は仏教用語でもあるが、キリスト教とはニュアンスが違う
宮沢賢治が問う仏教思想での『慈愛』と、キリスト教でのイエスが説く「慈愛」は違う気がするのです。
一言で表せば、キリスト教は「上から目線」なんです。
宮沢賢治の物語ではそのような態度は一切ありませんよね。慈しむという行為は宮沢賢治を読めば理解できます。ああ美しく崇高なものだと。
「生類哀れみの令」がグロテスクなのは、権力者による押し付けだからです。んで、国連で喚いたあの少女のような感情を想起するのです。
人類が動物界のヒエラルキー最上階にいるのだから、動物の命も守れという支配者の感覚だからです。
綱吉はヨーロッパ人より350年も先走っていたわけです。
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Monday, October 21, 2019, 01:28 PM
土日に浅間山から南に下って佐久平、そして群馬を経て埼玉秩父方面を旅してきました。
ただ初日は天候が悪く、当初予定していた吾妻線を経由して、ヤンバダム方面から浅間山を裏から登ることはあきらめました。新幹線を使って軽井沢で下車する方法もあったのですが、私は高速バスを利用してみました。
ところが、上信越道(高速道路)は軽井沢から群馬側は不通なので高速バスは迂回して山道を走ります。
1時間以上も予定を過ぎて、浅間山に着きましたが、横殴りの雨ですぐに撤退。
道は川のようになって、途中では崩落箇所があり、自家用車の通行は禁止されていました。
たまに通るのはダンプなどの工事車両ぐらいです。
日曜日は晴れたので、さてお仲間たちと別れて一人旅です。
大学生の頃からの30年来の愛車と出発前の写真です。となりのオジサンは80歳の現役サイクリスト、外国にまでスキーをやりに行ってます。碓氷峠を下って高崎まで走るそうです。
勝手気ままな自転車の一人旅って楽しいなあ
運行が止まっている小海線(小諸-野辺山-清里-小淵沢)沿いに走って、振り返ったら出発した浅間山が見えたので記念撮影
でもここから東にコースを変えたら、山間部の状況が予想以上に悪いことを知りました。
すぐに氾濫の痕跡があちこちで見受けられます。自衛隊の車両も多く災害派遣という表示を掲げたトラックも見かけます。
川沿いの道はあちこちえぐれている
山道は崩落で道がふさがっている(ガードレールの高さまで埋っている)
倒木がすごくて自転車を担いで進みます
こんな調子で無事に山越えできるのか・・・
それでもなんとか長野県と群馬県の県境(十石峠じっこくとうげ)に辿り着きました。
ここは有名で普段はオートバイやドライブの人がいるのですが、もちろん誰もいません。
さて、下ろうと思ったら、国道299は通行禁止でした。
そのため矢弓沢林道で迂回するように立て看板がありました。
急な下り坂を快調に下ると突然!
道が消えている!
オートバイなら引き返せるのですが、人力でまたスタート地点に戻るだけの体力はありません。
万事休す!
通行止めの看板を無視して入ったのですから、すべては自分の責任。
登山靴を履いていたおかげでなんとか渡ることができましたが、まだまだ足元は水を含み崩れる状況です。
サイクリングを長年してきて、これだけすごい崩落は経験したことがありません。
走れども走れども、道が埋っている、橋が流されている、倒木で塞がっている、そしてアスファルトごと奈落に落ちているということを目の当たりにしました。
長野の千曲川だけではなく、山間部はどこも似たような状況でした。
幹線道路に出たら、状況は良いのですが観光客はほとんどいません。道の駅にもお客は誰もいない。
林道の途中で拾った栗です。野生の栗なんで小振りです。
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Friday, October 18, 2019, 09:54 AM
メールマガジン・まぐまぐNewsの『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の記事です。
まるで生き地獄。消費税が上がるとサラリーマンの給料が減る理由
国内2019.10.18
(貼付け始め)
消費税は、その計算式の上で、「人件費が大きい企業ほど、納税額が大きくなる」という仕組みがあるのです。企業は、消費税を納付する時、客から預かった消費税をそのまま納付するのではありません。企業は、仕入や様々な経費を支払ったときに、消費税を払っています。だから、企業は客から預かっ「預かり消費税」から「経費で支払った消費税」を差し引いて、その残額を税務署に納付するのです。だから単純に言えば、消費税の納付額というのは、次のような算出で表されます。
(売上−経費)×消費税率(10%)=納付額
これを見ると、法人税などの計算とあまり変わらないように見えます。しかし、法人税と大きく違うところは、経費の中に人件費が入っていない事です。社員の給料には消費税はかかりません。そのため給料分の経費は「支払い消費税」の計算からはずさなくてはならないのです。となると、消費税の計算は、ざっくり言って次のような算式になります。
(売上−経費+人件費)×消費税率(10%)=納付額
この算式を見れば、人件費が多いほど、消費税の納付額が大きくなることがわかるはずです。実際、企業が何かの業務を行う時、人件費を払って社員を雇うよりも、業者などに発注した方が消費税の節税になるのです。
だから、企業は新しく人を雇ったり、社員に残業させて残業代を払うよりは、外注したほうがいいということになるのです。先ほども言いましたように、消費税導入後に、実際に、サラリーマンの給料は下がり、非正規雇用が増えているのです。日本のサラリーマンの給料は、バブル崩壊以降、先進諸国に比べてあまりに下がりすぎたので、ここ数年こそ、少し上向きになっていますが、この30年で下がった分を取り戻すには遠く及ばないのです。(貼付け終り)
この記事で初めて知りました。
法人税の計算と大きく異なっているのは、一般的な企業の消費税納付の計算は、経費に人件費を加えてはならない。つまり法人税の計算を流用すると控除されていた人件費を加えねばならないということ。
3%→5%→8%→10%と1989年からの消費税導入で3倍にもなりました。
また同時に接待費の経費算入が認められなくなり、東京は銀座、大阪なら北新地といった夜の社交場が一斉に暗くなりました。
消費税は大企業の減税の穴埋めでしかないことがはっきりした
増大する社会保障費のためと財務省とその配下の政治家は連呼しますが、消費税で得た約18兆円はほとんど社会保障にはまわっていません。わずか3兆円だけ。
消費税導入前には利益のだいたい50%が法人税となっていましたが、今はその半分以下23%です。
それじゃあ税金としてとられてきた27%は社員の給料として反映されたのか?というのが、大村大次郎氏の記事です。
消費税率がアップするほど人件費抑制が進む
内部留保があり、黒字のうちにだぶついた社員を解雇するという流れが、有名企業でも出始めてきています。
銀行や郵便局などは窓口にいるのは、おっさんおばちゃんのパートばっかりです。
昨日はJRの窓口で切符を買いましたが、いつまでも発券されないなあと思っていたら、受付の娘さんが発券機のスイッチのありかを知らなかった。
社員らしき人が慌ててやって来てスイッチを入れてくれましたが、悪い予感がします。
別路線での経路を尋ねたのですが、やっぱりえ〜とえ〜とと困惑してます。インターネットでお調べ下さいとのこと。
言っときますが駅の窓口ですよ。
台風19号の影響で不通区間や代行輸送状況、代替経路をさらっと教えてくれなくちゃ・・・パートだからそりゃ無理だ。
このように労働者の非正規化が進んでいることがわかります。国鉄時代やJR発足の頃とは大きな違いです。
国に獲られるなら使え、配っちまえというインセンティブが無くなった
法人税を納めるぐらいならボーナスで配っちまえというのが1990年頃までの普通の経営者感覚だったのです。
ところが人件費を多く払うと、納税額も増えていってしまう。よほどの急成長好決算の企業でないかぎりは真っ先に給料の抑制に動くのは誰でも想像が付く。
そして消費税の影響は遅効するので、来年からはデフレーションが加速してゆくというのが結論です。
ここ数年、アパレルの特別セールのダイレクトメールがしょっちゅう届きます。なかには7割引というものさえあります。
浅草のデパートではファッションのテナントの撤退が進んで、フロアに空間が目立っています。
都心に近い観光地の浅草でもこんな状況です。あ〜あ〜と溜息しかありません。
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Wednesday, October 16, 2019, 11:58 AM
おもしろい調査結果が載っていました。新聞のチラシとネット広告の効果調査です。
読売新聞社の調査ですから、間引いてみる必要がありますが、まあまあ実感としては納得できる。
チラシとネット広告を併用すると売上が3倍以上になった。
チラシだけでも2倍以上となった。
でもネット広告だけだと売上の変化がなかった
ネット広告業者ってたくさんあります。また検索上位にはいるためSEO対策をするという小手先商売もたくさんありますね。
スタートアップ時にはそのような経費も必要かもしれませんが、まあ所詮はGAFAの手のひらで踊らされているだけです。
ユーチューブや無料サイトにはベタベタと広告が貼付けられていますが、あれって本当に効果があるのでしょうか。
うっとおしいから、すぐに消しますし、一旦クリックしたら次から次へ類似商品が表示されるのでますます興味が湧きません。
家電をクリックしたら次から次へ似たような家電製品ばかりが表示されます。
買ったから、もうええちゅうねんと思っている方も多いでしょう。
費用対効果が高いのは新聞チラシ一択
新聞チラシは、新聞と一緒に配られるのでお茶の間に確実に届くし、そのチラシで家族の話題になることもあります。
同じチラシでもポスティングは見込み客獲得はすごく低いです。ポスティングで新規客の獲得を目指したけども数千枚配っても、紙代と配達代が丸損だと近所の散髪屋がぼやいていました。
毎日ポストに投げ込まれるチラシは足元のゴミ箱にまとめて棄てられるだけだけど、新聞折り込みチラシはこういった面で強力です。
なぜなら新聞の購買層というだけで、ターゲットが絞られているからです。
ネット広告も同様でほとんど売上には貢献しないと思いますよ。
自分がポップアップ広告や動画に貼り付いた広告などクリックしたことは一度もないですから。(逆にクリックしたらヤバイ)
ネット広告が宣伝の主力になると業者は言っていますが、絶対そんなことはないでしょう。
ネット広告とポスティングのチラシは目障りなゴミにすぎないから
自分も購買パターンは新聞チラシを見たり、新聞の広告面を見て、そして実物をどっかで見て欲しくなるというパターンですわw
→たとえばこんなもの
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