二宮尊徳の功績と教えは不変であり、今こそ噛みしめる時だろう 
Tuesday, November 14, 2017, 11:37 AM
11/14 曇 10時 浅草での空間線量は56ベクレル/立法メートル

二宮尊徳の言葉

『我が道は人々の心の荒蕪(こうぶ)を開くのを本意とする』


※二宮尊徳
1787年に小田原で生まれ、若くして両親を亡くし親戚宅に寄宿、家の再興を図る。小田原藩士の財政再建などを手がけた後、桜町(栃木県真岡市)に赴任、農地整備、学問奨励などで、農村の再興に尽力した。金次郎という名だったが、幕臣となって尊徳を名乗った。晩年は日光の再興に取り組み、1856年に69歳で病没。死後、息子や弟子が仕事を引き継いだ。勤労や倹約を特独自の農村再生法は「報徳仕法」と呼ばれる。「二宮翁夜話」は新書判の中公クラッシックスなどで読むことができる。


読売新聞の日曜版で日光市今市地区の二宮尊徳のゆかりが紹介されています。

日光は東照宮だけではなく、尊徳が農村指導の集大成とした今市に記念館や資料館があります。私はお墓にも寄ったことがあります。

神奈川県小田原市にも記念館や資料館があり、また酒匂(さかわ)川の治水や松並木はいまでも残っています。酒匂川の側に生家が保存されています。

近くでは文京区駒込の吉祥寺(きちじょうじ)には二宮家の墓があり、そこには大きな二宮尊徳の墓があります。

ただ吉祥寺の墓は、たしか孫が二宮家に相応しい墓をということで建てたもので、立派な墓は尊徳の本意ではありません。

本当の墓は今市の報徳二宮神社にあります。本当は土を盛っただけだったそうですが、やはりここも後世の人たちが社を造り、石塔をたてたりしています。

二宮尊徳さんは仰々しい墓は好まなかったのですが、これも人徳ですからしかたがないですね。

最初に農村指導をした栃木県真岡(もおか)市ですが、痩せた土地の真岡の人々は、肥沃な小田原出身の尊徳からみれば怠惰でわがままに見えたのでしょう。

よそ者の尊徳は嫌われて、苦労したことがつづられています。
しかし、その経験がなければ「至誠報徳」の精神は生まれなかったのではないでしょうか。

尊徳没後に息子は福島県の相馬市の復興に携わり、弟子達も農村復興で各地に赴いたとあります。

荒廃していた日本の農業基盤を建直し、幕府財政の改善に寄与した二宮尊徳の功績は今では語り継がれることはなくなりました。国粋的という理由で戦後の学校教育では取り上げられることがなくなったからです。

二宮尊徳の伝記は今でも感動を覚えます。

二宮尊徳の理想は今でも日本の理想像ではないのか



そんなことを気付かせてくれます。二宮尊徳の生涯はもっと知られるべきだと思います。
今の日本の政治に必要なことは二宮尊徳の教えだと思うのですけどねえ。

本だけではそんなスーパーマンは居ないと無意識に感じてしまうのです。でも小田原と今市の資料館には早速行って、尊徳の遺品を観ると本当に実在したことが実感します。


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アラブの覇権を狙うサウジアラビアがいよいよ動き出した 
Saturday, November 11, 2017, 01:18 PM
11/11 晴 10時 浅草での空間線量は56ベクレル/立法メートル

サウジアラビアのサルマーン国王の息子で国防相などを務めるムハンマド皇太子が著名な投資家アルワリード・ビン・タラル王子やアブドラ前国王の息子のミテブ国家警備隊長ら50人を一挙に逮捕拘束したというニュースがありました。

アラブの国の内情は日本人には想像が出来ません。

王子ら50名を逮捕といっても収容されているのは監獄ではなく、ヒルトンホテルということです。そこのスイートルームで軟禁されているというだけ。

物騒なわりに石油王国らしい優雅なお話です。

アルカイダやISILのスポンサーはサウジアラビア



さてそのISILも米国に見棄てられて壊滅されつつあります。その最中にサウジはイランの友好国カタールとの国交断絶を6月に発表しました。

シリア、レバノン、イエメンでもサウジが政府支援、イランが反政府を支援して政情が不安定となっています。

さらにシリア内戦で”国を持たない民”クルド人が騒ぎ出してシリアやイラクの政情は収まりそうにありません。

さっぱりわからないのですが、北朝鮮へ米軍が空母を動かしたとたんにサウジアラビアとイランが動き出していると言うこと。。
そしてこっちはは背後に大国の存在がないので、軍事紛争、内戦へ突入する可能性が高い。

中近東の混乱はヨーロッパをも揺らがしかねない



やっかいな難民問題が拡大するだけではなく、国境問題、民族対立の元凶は特に第一次大戦後のイギリス・フランスによるアラブ分割が元凶と考えているからです。

左の記事はパレスチナが100年前にイスラエル建国を支持した英国を非難する声明をだしました。歴史的感情はいつまでも残るのです。

どうせ同じユーラシア大陸のロシア・中国も混乱に参入してきますし、アメリカも軍事力を割かねば成りません。

つまり北朝鮮のどう喝外交などよりも、ずっと大きな紛争と混乱を引き起こすことになります。

北朝鮮がなぜアメリカにとって脅威なのかというと、北朝鮮の核技術とロケットはイランへも流出することだからです。

サウジアラビア(とイスラエル)にとってはそれは最悪な状況なので、北朝鮮への圧力をアメリカはかけざろうえない。

こうして中東からアメリカの軍事力が手薄になったことでサウジアラビアが自ら動き出したと言えます。

武力衝突は沈静化どころか民主化や民族蜂起という建前でこれからは活発になっていくでしょう。

APEC(太平洋経済協力会議)でトランプ、習近平、プーチンがベトナムで顔を合わせますが、経済問題はセレモニーであって、実際は戦後の調整と談合をするためにわざわざ出張ったのだと見ています。もちろん安倍晋三は蚊帳の外です。


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東芝を上場廃止にしなかった驚きの言い訳 
Friday, November 10, 2017, 11:07 AM
11/10 晴 10時 浅草での空間線量は48ベクレル/立法メートル

日経ビジネスのWebからの引用です。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/238117/110900063/?n_cid=nbpnbo_mlpum

臨時株主総会の「12日前」に指定解除



 東芝をなぜ上場廃止にしなかったのか――。東京証券取引所を傘下に置く日本取引所の自主規制法人理事長である佐藤隆文氏が、月刊『文藝春秋』の12月号に手記を寄せている。東証は、東芝の不正会計が発覚した2015年秋、同社株を「特設注意市場銘柄(特注銘柄)」に指定した。期限の1年半が経過し、内部管理体制が改善されたかどうかを審査。問題が残っていると判断すれば上場廃止になるところだった。それを10月12日に「相応の改善が認められた」として指定を解除したのだ。

(中略)

 自主規制法人は内部管理体制(内部統制)について「相応の改善」がなされたと結論づけたが、実は内部統制についても監査法人がチェックして意見を言うことになっている。PwCあらたの結論は「不適正」だった。

 一方で、不適正意見が出ると東芝は問題は改善されていると反論した。自主規制法人は第三者のプロである監査法人よりも、当事者の東芝の主張を受け入れたわけだ。まさに驚天動地の判断だが、この点について佐藤氏は「投資家の保護者」とは思えない反論を手記で展開している。

 「私は、監査法人の意見を無条件で絶対視するのは資本市場のあり方として危険なことだと思っています」

(中略)

監査は国が認めた試験に合格した公認会計士でなければ行うことができない、それを否定して、誰が監査を行うというのだろう。


こういう考えの持ち主が日本の証券取引所を監視する側のトップなんですよ・・・驚き呆れて何も言えません。
つまり監査の意見などは考慮に値しないと堂々と述べているのです。

ひょぇ〜

ちなみに自主規制法人とは証券取引所自体を監査をするために設置された<独立した>外部機関でありますが、金融庁の天下り先であり証券取引所理事、政府官僚側の御用学者、大手監査事務所のトップによる談合機関にすぎません。

さらに引用します。

 おそらく佐藤氏が監査法人を批判するのは、自主規制法人の体制が優れているからではないだろう。佐藤氏は元金融庁長官である。金融庁などの行政機関が最終的に決算書が正しいかどうかを判断すべきだと考えているのではないか。20年以上前の「行政指導」全盛期のノスタルジーがあるのだろうか。


これぞ役人発想の典型でしょう。金融庁配下の監査法人の意見よりも金融庁の意見が優先されるという自惚れ以外何者でもありませんね。

最後には

 自主規制法人が東芝を守ったからといって、これで東芝の上場廃止リスクが消えたわけではない。二期連続で債務超過となれば上場廃止になる、東証の基準に触れる可能性があるのだ。臨時株主総会で決めた半導体事業の売却が来年3月末までに完了し、売却益が入って来なければ、債務超過を解消できない。予断を許さない状況なのだ。

 最近、日本取引所グループの清田瞭CEOに対して、この上場廃止基準を変えろという圧力が加わっている、という話が流れている。二期連続の債務超過でも東芝が上場廃止にならないように、というわけだ。


今も昔も日本の証券市場というのは誰のためにあるのかと存在自体を疑います。
胡散臭いこと限りなし
クワバラクワバラ・・・
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自転車は想像よりもずっと速い乗り物です 
Thursday, November 9, 2017, 09:57 AM
11/09 晴 10時 浅草での空間線量は48ベクレル/立法メートル

自分の趣味の話です。東京五輪での自転車ロードレースのコースが決まったようです。

前回1964年(昭和39年)では自転車ロードレースは青梅市の周回コースでした。194km
トラック競技は当時後楽園球場(現東京ドーム)の横にあった競輪場が予定されていたそうですが、ロードレースの兼合いから八王子の甲州街道沿いに新設されたそうです。

五輪後はしばらく放置されて子供たちの遊び場になっていたと私の同世代は言ってました。
今でも名残がわずかに残っているかも知れません。

今回のトラック競技は競輪学校が併設されている伊豆修善寺のサイクルセンターです。
そして自転車ロードレースは調布から富士山を目指して富士スピードウェイがゴールとなります。266km

ゴールの富士スピードウェイはトヨタのものです。金主のトヨタに配慮してますねえ。

ここは交通アクセスが最悪なところです。
電車だと御殿場線という単線ローカル線です。F1の開催ではそうとう悪評が高まった。

東京から富士山・山中湖へ向うコースは国道413は通称「道志みち」と呼ばれており、オートバイや自転車愛好家では有名です。

整備されて信号の少ない道路は気持ちがよいです。ただ起伏がありますし、富士山を目指すということは基本的にずっとなだらかな登りになります。

下り坂は山中湖から御殿場方面に降りるところだけです。ここでは自転車といえども80kmぐらいで駆け下るでしょう。
下ってゴールとはならず、なんと御殿場から再び静岡側から富士山の3合目あたりまで登り直すという、過酷なコースです。

山梨県と静岡県どちらにも費用分担をしてほしいという思惑が見て取れます。

平均時速は40km以上なので266kmといっても6時間台で走りきってしまうでしょう。143kmの女子も4時間台でしょうね。

多少鍛えている人でも12時間以上かかります。しかもこのコースは登り坂がとても多い。

マラソンでも4時間を切ったら速いと言われるのと一緒で、トップ選手がいかに速いかおわかりになるでしょう。

自動車で伴走すると実は追いつかない



渋滞につかまったり単車線だとあっというまに置去りにされちゃいます。だからクルマの運転手が一番疲れるんです。

だからロードレースの場合は選手がスタートする前に、まずはチームのサポートカーが急発進して飛び出していきます。一旦自転車集団に追い越されると追い越すことが困難になるから。

海外ではテレビ中継はオートバイが使われていますが、迫力ある撮影のためにカメラマンは後部座席に後ろ向きに乗ってカメラを抱えます。

下り坂では時速100キロにも達することがあり、たまに撮影のバイクが急カーブで転ぶこともあります。テレビ中継も命がけです。

発表されたコースは交通も少なく風景は良いしとてもいいコースだと思います。
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Brexitで英国は復活している 
Wednesday, November 8, 2017, 11:51 AM
11/08 小雨 10時 浅草での空間線量は44ベクレル/立法メートル

Brexit(ブレグジット:英国のEU脱退)で英国の経済は順調に復活しているというニュースがあります。

離脱表明から2年でドル−ポンドが値上がりして個人消費も活発になっています。

・1ドル1.7ポンドから1ドル1.3ポンド(23%△)


逆に対ユーロではユーロ−ポンドでは値下がりしているのです。

・1ユーロ0.7ポンドから0.9ポンド(28%▼)


エネルギーの輸入と欧州への輸出へは好環境な立場



EU脱退表明でグローバリズムの代表格の金融機関が出ていった代わりに、ふたたび製造業がイギリスに回帰しているということ。

為替だけでは単純には言えませんが、少なくともユーロ通貨圏に対しては28%も為替が下がれば関税を支払っても英国での生産が有利になります。

エネルギーや原料を輸入して、加工して輸出する日本と同じ加工貿易国としてはスペインやポルトガル、イタリアなどよりは有利になるはずです。

英国はそもそも産業革命が起こった国です。
鉄鋼産業からの工業品から質実剛健なウール製品(ツイード)など英国を代表するものは、他にも伝統工芸品と紅茶の文化的な深さが魅力です。

破壊者マーガレット・サッチャーが現れるまでは・・・

ポンドがどんどん値上がりしたことで輸出力が無くなり国内工業が壊滅しました。
かつての鉄鋼の街は低所得者向けの住宅地となってます。

やっとドイツ主導のEUの正体に気がついた英国民は離脱を決定しました。前途多難と見られていますが、何のことはない。
景気は順調に回復しつつあるのです。移民流入による治安悪化もブレーキがかかりつつあります。

EU発足前までは工業品や工芸品は魅力的なものが各国にはあったのに、今ではドイツ資本が加わると一気に魅力が無くなります。

良い例がローバーミニ。

日本も英国と同じ轍を踏んできました。今は飛騨工芸などの伝統家具などは売れないそうです。
目利きができる裕福な高齢者が値切っていくのだとか。でもそういう”めざとい消費者”も消えつつあるそうです。なんたって高齢者だから。

高級家具の大塚家具が青色吐息なのは、最大の需要先である”これから結婚する層”がよいモノを見る目を失いつつあるからです。

一生物の家具を買うほどの余裕がないので、イケアみたいな組み立て家具を消耗品としてスマホで注文して済ませるから。

とはいえ私も「安物買いの銭失い」を最近しまして自戒しています。下の写真にあるような椅子はすばらしいなあと改めて思いました。


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貧富の差は遺伝子によるものか?貧富の差をもたらすものを探せ 
Tuesday, November 7, 2017, 11:28 AM
11/07 晴 10時 浅草での空間線量は40ベクレル/立法メートル

NHK教育「モーガンフリーマン時空を越えて」で「貧富の差をもたらすものは何か?」という内容を観ました。
https://www4.nhk.or.jp/P3452/x/2017-11-02/31/29451/1988035/

貧富の差は遺伝する?


驚くことに欧米では貧困は遺伝子によるものだという研究が真面目に進められていたのです。
貧困層と富裕層の子供の特定遺伝子と脳の構造を科学的に比較していました。
2000年以降、ヒトゲノムの全情報が技術的に解析できるようになったからです。

結局、貧富に関する遺伝子は特定できませんでしたが、脳の構造的な違い(海馬の萎縮や皮質の厚みなど)は貧富の差による家庭環境による差異があると結論づけられました。すなわち後天的な学習や経験、貧困によるストレスによるものだということです。

中間層から上位は遺伝的な支配が強くなる傾向があるというだけです。こんな結論も優生学的なものですけどね。こんな研究が10年前までは真面目に研究されていたのです。

国家間の富の差は国民の遺伝子によるもの?



国家の繁栄度合いは適度な遺伝的多様性によるという経済学者の説
多様性が低い人種は経済的な発展が低いという進化生物学者の説

貧富の差は熱力学の物理法則に従うという論



19世紀の熱学が金融市場や資本の移動、収益といった経済学にも当てはまることを発見しました。

富裕層と貧困層にはそれぞれの経済学がある。つまりお金の世界では二つの層しかない。
中間層というものはなく、水に浮かんだ油のようにきっちり別れているイメージです。

アメリカでは90%は下層で3%は上層で上層が90%の富を独占しています。

鍋で沸騰する水は「ボルツマン分布に従う」ことが知られています。
水分子のエネルギー分布は左に若干偏った山の形のグラフになります。

エネルギーを所得に置き換えると極めて低い所得と極めて高い所得はごく僅かで、人並みの所得層が山になります。

富裕層のための経済は「冪乗(べきじょう)関数」に沿う。
つまり極端な大金持ちは増える一方で、その額も青天井となります。

鍋で沸騰する水はボルツマン分布だが、一旦湯気となると、それはいくらでもエネルギーを貯えることができるようになるのです。

これは共産主義国家でも当てはまります。イスラエルは1948年の建国から国民所得は皆同じでした。収入は同額でも徐々に格差が生じて1990年代に社会主義は中止されました。
ソビエト連邦の崩壊も同じく資本主義経済へと移行していきました。共産主義は40年しか保てないのです。

種のために自己犠牲・平等の遺伝子は生物には備わっている



微生物のコロニーに攻撃を加えると、毒素を出して自爆するものがあるそうです。このような自己犠牲で種や集団を守る遺伝子は原始生物にも備わっているのです。

猿の集団にもボスが総取りするのではなく、平等に分配する気配りをちゃんとします。不公平に対しては猿でも怒るのです。
その怒りが頂点に達すれば、猿のコロニーは崩壊してしまいます。


『牛飼いの理論』で存亡の危機が訪れる



同じ牧草地で牛飼い達が放牧しているとします。1人一頭の割当を、一部の牛飼いだけはバレナイからと2頭も3頭も放ったとしましょう。
そうすると牧草地はあっというまに荒れて、その放牧場の牛全体がやせ衰えるという話です。

今の金融経済でもほんの一握りの金融機関が抜け駆けして狡(ずる)く立ち回ったために全体が苦しむ現状と似ています。

「恥」が消え去った利己主義により社会全体が崩壊するという危機に面していると結論づけて番組は終了しました。

検索キーワード:モーガン・フリーマン:

神(創造主)という概念は宇宙人であっても共通だろう
鏡の世界を応用した量子コンピュータの登場
量子でコンピュータ性能が一億倍となったらそれは宇宙(Universe)という
物理は理系ではなく文系(神学)学問である
モーガン・フリーマン「時空を越えて」とのシンクロニシティを体験した
スマホをかざして読む新形態の書籍(仮想現実と出版物の融合の好例)
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取引されてこそお金の価値が生まれるのだなあ 
Monday, November 6, 2017, 01:04 PM
11/06 晴 10時 浅草での空間線量は33ベクレル/立法メートル



連休は忙しくて新聞をよむ暇もありませんでした。あらためて読み直します。

話題のビットコインの解説記事がありました。

わかっているようで知らなかったお金の本質



本来、紙幣や硬貨は価値の裏付けがあってこそ流通できるもので、それは中央銀行が負っています。電子マネーはクレジットカードもすべて流通紙幣を一時的に肩代わりしているにすぎません。

ところがビットコインは改竄不可能な取引データにすぎないということです。
最大の特徴は流通を監視する中央銀行が存在しない。

送り手と受けての取引情報が延々と連なっていくのです。

たとえば100円の硬貨でコンビニでコーヒーを買ったとしましょう。そうするとコンビニに渡した硬貨には私からコンビニに渡したという記録が刻まれる。

そしてコンビニではお釣りの支払いで100円が客にわたると、それもまた硬貨に刻まれる。

こうして延々に誰から誰へという記録が刻まれていく。

たとえば、その100円を盗んでも、その盗人の名前が記録に無いために取引に使うことは出来ない。

こういう事だと思います。

ややこしいのは需要で価値が乱高下すること



コンピュータ社会ならではの通貨概念だと感心はするのですが、現実的には基軸通貨にどこかで連動させなければならない。
結局、ビットコインは生鮮食品のように需要で値段が決まるという不思議な仕組みとなります。

書類や製品のトレーサビリティー(履歴書)には有望な技術だ



記事では仮想通貨はブロックチェーンの応用例のひとつにすぎないとあります。本来は貿易業務や食品などの流通記録として考えられたものなのです。送り手と受け手の履歴管理には有望な技術です。

国際間銀行取引にブロックチェーンを採用すれば、どこまでも取引相手が遡及できます。
ですから富裕層の税逃れが問題となっているため国家としても無視できないのですね。

検索キーワード:ビットコイン:
資本主義はなくならないが資本の定義は激変するだろう
あふれたジャブジャブマネーを仮想通貨に押し込めろ(拙速な閣議決定のわけ)
主戦場はクレジットカードへ キャッシュレスの新資本仕組み主義時代
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年々しょぼくなる幕張メッセと東京ビッグサイト 
Saturday, November 4, 2017, 07:38 PM
昨日は天気が良かったので、幕張メッセでやっている展示会に行ってみました。

せっかくの連休にこんなところに来るのももったいないのですが、休みは昨日しかないので散歩がてらです。

年々規模が小さくなる展示会ビジネス



雑貨の展示会(ギフトショー)や健康器具・食品の展示会には良く行っていたのですが最近は行かなくなりました。

まあ久しぶりに会う人やちょっとご挨拶を兼ねていくぐらいしか目的がないのです。

ところが出展されていないことが多くて、だんだん面倒になりました。

なんかヒントが得られればと気を取り直しても、出展する企業もブースも代り映えしないところばかりです。

景気がいいときは祭気分だったんですけど、今行くのは「あっあの会社はいない、ここも消えた」と確認しに行くようなもの。

ぷらぷら歩いていると、顔見知りにもたまに会うのでたわいのない世間話をして終わります。

そしてあとで陰口を言われるw

展示会なんて20分程度歩けばもう充分です。ネットで調べた方がずっと効率的です。

ネットの発展で展示会という旧態依然な催しは衰退の一方



私の場合は人と会うという目的があるから、めんどくせーと思いながらもそういう展示会には足を運びますが、業界の人ではなく消費者の立場であったら行くだけ無駄です。

バブル期だったら試供品や無料の販促品で抱えられないほどもらえたのですが、今は展示会を巡ってもボールペン一本ももらえません。

どうせゴミになるのでもらいたくもないのですけども、スポーツ飲料や健康食品のブースもいまはくれません。

なんか紙コップを配っているので、喉が渇いたから近くに行ったのに俺だけくれないの・・・(別に風貌が怪しいわけではないと思うけど)

出展している側も展示会が売上に全く寄与していないことは承知[しています。

YoutubeやTwitterで炎上でもいいから話題になりたい!



昨日は出展者とそんな立ち話をしてました。はっきりいっちゃえば幕張メッセやビッグサイトに数万人程度がぞろぞろ来られても業績にはあまり影響がないようです。

せいぜいSMSやメディアに取り上げてもらえればラッキーってなところでしょう。

だから展示会もインスタグラムやTwitterを意識している出展企業も多くなりました。姑息なことにfacebookやTwitterで発信したら粗品をプレゼントやカタログ冊子をもらえるところが多かったです。

あと展示会には宣伝費用が潤沢なところしかもう出展していません。結局そういうところはバンバン広告を出しているので新規性もないのです。

結局は、展示会ビジネスは毎年代り映えしない内容で消費者は足を運ばないのです。
もちろん大規模な展示会はその国の経済状況をいち早く反映しますから、展示会に足を踏み入れたら「あ〜あ不景気なんだなあ」と実感させられます。
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アトピーで処方される保湿剤ヒルドイドで肌が若返る 
Thursday, November 2, 2017, 01:50 PM
アトピー性皮膚炎で処方される保湿剤に「肌の若返り効果がある」とネットで話題になり処方量が激増しているという記事です。

記事を読むとヒルドイドの年間売上は22億円強です。しかし
女性は男性の5倍も処方されている

女の若返りの執念は侮れませんね



本来なら年間7億円程度なのに3倍以上が想定外で売れているという内容です。
だから厚生労働省は処方に制限をかける方向なんだそうです。

美貌のために手間暇を惜しまない女性よ、さあアトピーの方は処方して貰いに病院へ急げ!・・・というのは冗談です。

実はね、この手のクリーム剤は99%以上がワセリンなんです。

簡潔に言えばハンドクリームの原料と同じ。

同じワセリンに香料をすこしいれたものが化粧品として何千円で売られ、耳かき一杯にも満たない、ほんのちょっとの抗菌剤や化学物質を混ぜただけで医薬品として売られます。このヒルドイドは25gで590円。

ワセリンは500g400円ぐらいで買えます



そこらの薬局でも売っている一番安いクリーム(軟膏)です。昔は指先のヒビ切れや滑り止めに事務のオバチャンがスチール机に置いてました。紙をめくるのに重宝しました。

トイレに置いてお尻の穴に塗っている方も多いでしょう。メンソレータムはすーすーするしw

メンソレもワセリンにハッカを加えただけですね。

ワセリンとは何かというと、石油成分に含まれる蝋成分です。つまり石油製品の一つです。

化粧品や軟膏にたくさん使われてます。また衣料品の製造時でも生地の滑りをよくするために使われたり、ゴム製品の離型剤などと広く使われています。純度が低いモノは工業品の一つです。

それを化粧品や医薬品は単価を30倍も40倍も高くして売っているわけ。

これほどボッタクリなものはないなあと冷ややかに見ています。

製薬会社マルホという会社は知りませんが、700億円の売上がある中堅企業のようです。社員1人あたり5000万円ですから製薬会社の中では低い方です。社員はウハウハだったろうに残念でしたね。



英語の薬の語源はもともとDragであって日用雑貨なのです。
それを売りつける手段が製薬業の実体です。

そんなことを書いた章は「日本のタブー」に掲載されています。どうかお読み下さい。
化粧品も医薬品も馬鹿らしくなります。

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東京五輪の秘密兵器を公開して良いの?それは零細企業にとって最終手段だ 
Thursday, November 2, 2017, 12:49 PM
11/02 晴 10時 浅草での空間線量は42ベクレル/立法メートル

NHKのスゴ技(10/30日放送)「東京オリンピック全力応援 究極の競技用具を作れ!」を観てました。
http://www4.nhk.or.jp/sugowaza/x/2017-10-30/21/27727/1816110/


円盤とアーチェリー(洋弓)を工学的な解析でより良いものに仕上げたという内容です。

そこで紹介されていた町工場・西川精機製作所のアーチェリーはきれいに的のど真ん中を射て番組は終わりました。

スポーツ道具はまだまだ改善の余地があるのだなあ



そういう感慨をもちました。水泳でさえ抵抗の低い水着が物議をかもしたこともありました。

日曜日にはマラソンシューズに参入した埼玉県行田市の足袋製造会社のドラマ「陸王」は面白いですね。「のぼうの城」で知られるようになった忍城(おしじょう)が毎回ロケに使われています。石田三成の堤も出てくるでしょう。

話はアーチェリーに戻りますが、弓と本体の接続部にできるわずかなガタが命中精度を下げることがわかり、そのガタを無くす加工が施されると命中率が格段に上がりました。

あともうひとつ秘密の工夫があるようですが、それは放送では隠されていました。

テレビで放映して大丈夫か?



今日の読売新聞地方面の記事を読んで、私は西川精機製作所の西川喜久社長は、上手くNHKを使ったなと感心しました。

アーチェリーは現在大部分が韓国製なのだそうです。10年前まではかろうじて日本製もあったそうですが、円高と競技人口の少なさで廃業されていった。このようなスポーツ用品は多品種少量生産の典型で、製造も零細企業が主体です。

いまは韓国メーカーばかりなのだそうです。
どのみち日本でアーチェリーの製造を始めても、韓国製のシェアには太刀打ちできません。

西川精機の捨て身で五輪関係者に注目させることができたか?



卓球とか水泳はJOCナシャナルアカデミーでエリート教育を実施しています。しかし他の種目、とくにマイナー競技は五輪委員会も文部科学省も何もしません。金も出しません。

卓球やレスリング、野球、水泳、器械体操はスポンサーがつき、科学的なトレーニングを取り入れたエリートアカデミーで育成されます。

何度も言いますが、他の種目はすべて自腹です。コーチを付けるのも、練習場を借りるのも、遠征や合宿費用もすべて自前でまかなわねばならない。

実際は都道府県の援助が少しあります。ヨットでは確か年間10万円ぐらいは援助があったような。しかしオリンピックに出場するには国体で優勝ぐらいは当然で、世界選手権に年何回か出なくてはなりません。一回行くと安宿と格安チケットでも300万〜600万円ぐらいかかるのだそうです。(ヨット競技の場合)

だから大会では寄付をお願いされましたよ。もちろん皆協力しました。それでもオリンピックに出場した選手は苦労されてました。親が工面するために家や土地を売ったり、本人が借金したりとそんな話ばっかりです。

日本もヨットメーカーはあのヤマハでさえ撤退してます。ヨット人口なんて数千人もいませんから。(昔は数万人いた)あと数年でわずかな日本メーカーも消えるでしょう。オリンピック用のヨットはサイズや形が厳格に決められているので日本で造る必要がないからです。

このままでは競技用ヨットは中国製や韓国製になるでしょうね。

日本製アーチェリーにメディアを注目させることには成功した



NHKで放映されたことで、日本のスポーツ用品産業が瀬戸際であることが分かったと思います。それを金属加工の零細会社が再び参入したことはもっと注目されても良いのです。

西川精機にとってアーチェリー製造は本業ではありませんから、捨て身でいいのです。失うモノがない。
そこでNHKに出演したというわけ。

秘密兵器を公開するという損して(認知アップという)実を取ったということ。これほど日本はスポーツに対しては弱小発展途上国家なんですね。

記事を読むと西川製作所は2006年から開発に着手しているわけです。NHKの番組で急遽作ったわけではないのに、さもNHKの手柄のように放映されているのが鼻につきますが、それも西川社長の目論見どおりかもしれません。

すでに鍵となる接合部分は特許を取得しているだろう



他社が使いたくても特許を楯に排除することが出来るし、使用料を請求することができる。そういう筋書きが出来たからNHKで公開したと思います。

そして異業種も参加する江戸川区のプロジェクトとして発達しました。さらにブラッシュアップして完成度が高くなりそうですね。

技術大国とNHKでは自画自賛した放送内容で白けますけども、現実は町工場や零細企業の熱意(enthusiasm)でしかないのです。

それに対して日本という国はほんとに冷淡です。こんな国のどこか”ものづくり大国”だとか”技術大国”だというのでしょうか。

芸能人のヒロミや森泉がリフォームする番組が人気です。電動のこぎりやドリルを使ったぐらいでへぇーと視聴者は思うのでしょう。

リフォームやクルマの修理番組はアメリカでも人気です。しかし日本では実際に日曜大工をしている人は少数でしょうね。

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人とは草木と同じようなものという考えは正しい 
Wednesday, November 1, 2017, 02:02 PM
11/01 晴 10時 浅草での空間線量は41ベクレル/立法メートル

法務省だけは良い仕事をしています。これぞザお役所って感じですか。

現在発展途上国から「留学」や「技能実習」という名目で労働者の供給を黙認しています。

東京はファミレス、居酒屋、コンビニは店長以外すべてそういう人ばかりであふれかえってます。
まだこちらは実害はない。せいぜい客あしらいぐらいで意思疎通が難しいぐらいです。

性産業でもアジアからさらに東ヨーロッパと供給源は拡がっています。風俗産業では梅毒の蔓延がいまや社会問題になりつつあります。日本では罹患例はしばし途絶えていた梅毒がいまは急速に患者数が増えています。その感染源はたいてい風俗産業からです。

事業組合や学校法人が技能習得を目的に大量に入国させている



たとえばトラック事業者組合というものがあったとすると、そこが中国やらタイから技能実習という名目で大量に受け容れるのです。

そして加盟するトラック運輸会社に派遣する。

その後はその派遣先会社まかせで、あとはしらない。

研修という名目が実質は人材派遣業にすぎないのが実体



実習だったらいいとか、研修だったら働かせてもよいだのと、受け入れ先がなし崩しで勝手な解釈で低賃金・長時間労働を課していることが現実です。

もちろんFランク大学や専門学校、さらには事業組合や農業組合はそんなことはさらさら承知ですし、そのトップは「働きたいいうとるのが途上国はごまんといるわい」と確信犯です。

人手不足の中小企業に押し込んで何がわるいんや、人助けしとんのや!と左団扇で言っている場面に遭遇したことがあります。

都内で安普請の家を建てているのが全員真っ黒いのばかりでビックリしたもんなあ。20坪の家が5000万円、それも江戸川区(笑)

外国労働者は監督対象ではないからやりたい放題なのが問題なのだ



端的に言えばスバルのお膝元の群馬県太田市はブラジル人の街として知られていますが、中国人、韓国人、タイ人、ベトナム人、中東国とあらやる人種が吸い寄せられるように集まっています。

太田駅の大通りを歩くとド派手な怪しい看板が乱立していてアジアのどこにいるのだろうと錯覚を覚えますよ。タイのパッポン地区みたい。

まあそれを地域は受け容れているのですから、それはグンマー人の意識次第ですからいいでしょう。
ただヤベー地域であることは間違いない。千葉の木更津あたりの暴走族なんてかわいいもんさ。

得体の知れない人種が集まるところの治安がいいことなどありえない。

人は一度根付いたらもう引き剥がすことはできません



中国の秦の始皇帝が言ったかどうかは忘れましたが「人は土地があると勝手に生えてくる」と臣下に話している台詞がありました。

東洋思想ってのはすげぇなあと感心しました。昔は確かにその通りでしょう。子供は生えてくるように見えたのです。

人間と植物を一緒にするなといぶかる向きもあるかもしれません。しかし次の台詞も強烈です。

「一度根付いた草は刈っても生えるので焼き払うしかない」


(焼き払っても土からまた芽を出してくるだったかな)
そんなことは近代社会ではできっこありませんが、古代中国では征服した民族のレベルが低いなら根絶やしにしちゃったんです。

すごいねえ。

生かす残すなんてことはしない。どうせ湧いて生えてくるのだから。

いいかげんなネトウヨみないな戯れ言をしゃべるな!というお怒りの言葉を浴びせられているかもしれませんね。

でも、組織を率いているトップや経営者は大なり小なり(下手すりゃもっと過激に)似たような感覚をお持ちです。

そうでなきゃ事業部門の切り離しや人員削減なんてできないもの。

法務省が外国人の受入を厳格化することで全体が幸福になる



人畜無害な『いいひと』はこれからは生きていくのがますます辛くなっていくでしょう。80年代までは「いいひと」は無難な人生が送れた。

しかし、手前味噌な感覚の経営者が「経済難民」を理由にたくさん抱えると、あっというまに日本人の美徳やモラルは破壊されていくでしょう。

それに少しは歯止めをかけた形の法務省の決定には少し安堵します。

労働者不足の問題は日本国内だけで考えなければならないのです。そうしなければいつまでもイノベーション(変革)が訪れません。


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なぜ西側諸国では共産主義国家を忌み嫌うのか? 
Monday, October 30, 2017, 03:40 PM
10/30 晴 10時 浅草での空間線量は46ベクレル/立法メートル

国際政治舞台ではいちおう西側資本主義国家と共産主義国家は水と油の関係となっています。

アメリカ国民はロシアに対して好感情は持っていない。

なぜ共産主義国家には得体の知れない不気味さを感じるのか?



これの答えは簡単

宗教は麻薬とおなじとして否定したカール・マルクスの理想で建国されたロシアは無神論国家として西側諸国(キリスト教圏)は見ているからです。

神を否定しているとはいえ、その神は西側諸国のキリスト教の神(創造主)であって、ロシアや中国の民に信仰心がないわけではない。

ロシアにはロシア正教、中国では道教が庶民の信仰であり、一部に仏教、イスラム系、法輪功などの宗教があります。

キリスト教圏では神の存在の否定=『悪魔』である



(ウィーン発コンフィデンシャルより抜粋)
http://blog.livedoor.jp/wien2006/archives/52190530.html

 明確な無神論世界の登場はやはり史的雄物論の登場まで待たなければならない。カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスが「共産党宣言」を公表し、唯物主義が台頭し、神は追放され、「宗教はアヘン」として蔑視されていく。人は精神的存在ではなく、高度に発展し、進化した物質的存在と見なされていった。ここに無神論者の産声が聞かれる。その意味で、共産主義思想の登場は歴史的出来事だったわけだ。ちなみに、カール・マルクスの「資本論」第1部が出版されて今年で150年目を迎えた。来年はカール・マルクス生誕200年も控えている。

 神を信じる者から見れば、神の存在を否定する共産主義世界は悪の台頭を意味する。ロナルド・レーガン米大統領(任期1981〜89年)は冷戦時代、共産主義世界を「悪の枢軸」と呼び、冷戦時代を「善」と「悪」の最終的闘争と受け取っていたほどだ。


無神論国家に対する征伐はキリスト教圏では『善行』である



中東の例を挙げるまでもなく、理神論国家との闘いは厳しいものになります。
それでもアメリカ人にとって共産主義国には信仰がないから、征伐するのは楽勝とでも考えているのかも知れません。

信仰心こそが西側諸国の団結の根拠であり、共産主義国家に対する優位な点だと考えている。

しかし、宗教を否定している共産主義国家であっても、信仰対象はある。

中国では共産党であり、北朝鮮では金一族です。中国は毛沢東並みに習近平の神格化を進めるようです。

人が人を信仰する(妄信する)というのも変な話ですが、日本の江戸時代でもそうであったように近代以前の封建社会ではどこもそういう形態です。

部族間の諍い(いさかい)が絶えないイスラム世界では、まとめ役として神の代理人が必要だったのです。

中国だってロシアだって「神の代理人」による絶対君主方式が最良なのです



それをキリスト教から見ると(キリスト教の)神を信じない者どもの野蛮な国として見えると言うだけ。

神の存在を認めないのは、野獣か悪魔として無意識に植え付けられているからです。

参考ブログ「ウィーン発コンフィデンシャル」
http://blog.livedoor.jp/wien2006/archives/52190530.html
2017年10月28日06:00

無神論者の生年月日はいつ?


 全ての人には生年月日がある。様々な事情から、生年月日が不明なケースも考えられるが、本人が知らなくても誕生日は必ずあるはずだ。それでは無神論者はいつ生まれたのだろうか。読者と共に考えてみたい。

Adam_and_Eve
▲「エデンの園」から追放されるアダムとエバ(ジェームズ・ティソ画)

 無神論者は神の存在を信じない人々の総称だが、ここで注意しなければならない点は、神が存在したとしてもそれを信じない人々と、神の存在そのものを信じない人々の2通りがあることだ。「私は神が存在するとは信じない」、「神が存在していても、それは私とは関係がない」、「神の有無論争は意味がない。神は存在しないからだ」など、さまざまな解釈が出てくる。

 人類の始祖アダムとエバは「取って食べてはならない」という神の戒めを破り、「エデンの園」から追放された。長男カインは弟アベルを殺害し、同じように追放された。しかし、「創世記」を読む限り、彼らは神のいない世界に追放されたのではなく、神の愛を直接受け入れることが出来ない世界に追われただけだ。その意味で、アダム家庭もカインも基本的には無神論者の先祖とはいえない。実際、神は追放したカインに対して暖かい言葉を投げかけている。「エデンの園」からの追放は罰であって、神の世界からの決別を意味しないはずだ。

 それでは、神を信じない人生観、世界観がいつ生まれてきたのだろうか。「創造の神」は同時に“妬みの神”(出エジプト記20章)でもある。だから、旧約時代の歴史は常に異教との戦いが続く。その戦いは、神を信じる人々と神を信じない人々の戦いではなく、「神」を信じる人々と「他の神」を信じる人々の戦いだった。だから、積極的な無神論の芽生えは見られない(「『妬む神』を拝する唯一神教の問題点」2014年8月12日参考)。キリスト教時代に入っても異教との戦いは免れなかった。キリスト教の十字軍戦争も「神」と「他の神」の戦いだった。

 イスラム教の創設者ムハンマドが生きていた時代、無神論者は存在しただろうか。異教の神を信じる人は周囲にいただろう。ムハンマドは西暦622年、メッカを追われてメディナに入ってからは戦闘や聖戦を呼びかけているが、無神論者への戦いを呼び掛けたわけではない。ムハンマド時代、敬虔なイスラム教徒は無神論者が存在するとは考えもしなかったのではないか。

 明確な無神論世界の登場はやはり史的雄物論の登場まで待たなければならない。カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスが「共産党宣言」を公表し、唯物主義が台頭し、神は追放され、「宗教はアヘン」として蔑視されていく。人は精神的存在ではなく、高度に発展し、進化した物質的存在と見なされていった。ここに無神論者の産声が聞かれる。その意味で、共産主義思想の登場は歴史的出来事だったわけだ。ちなみに、カール・マルクスの「資本論」第1部が出版されて今年で150年目を迎えた。来年はカール・マルクス生誕200年も控えている。

 神を信じる者から見れば、神の存在を否定する共産主義世界は悪の台頭を意味する。ロナルド・レーガン米大統領(任期1981〜89年)は冷戦時代、共産主義世界を「悪の枢軸」と呼び、冷戦時代を「善」と「悪」の最終的闘争と受け取っていたほどだ。

 しかし、共産圏は崩壊していった。フランス作家ミシェル・ウエルベック氏は独週刊誌シュピーゲル(10月21日号)とのインタビューの中で、「信仰はいかなる政治的イデオロギーより人間に強い影響を与える」と述べている。その主張を裏付けるかのように、共産主義イデオロギーは神を信じる宗教の力の前に崩れていく。アルバニアのホッジャ政権は1967年、世界初の「無神論国家」宣言を表明したが、冷戦後、同国で若い世代を中心に急速に宗教熱が広がっているのは決して偶然ではないだろう。

 それでは、神を信じる世界観の勝利で「歴史の終わり」の到来となったのだろうか。現実はそうではない。神を信じる人々にとって状況はひょっとしたら冷戦時代より悪化してきたかもしれない。無神論者は死んでいなかったのだ。

 冷戦終焉後、民主化運動の原動力となった旧東独のドレスデンで福音派教会から信者は去り、ワシントンDCのシンクタンク「ビューリサーチ・センター」の宗教の多様性調査によると、チェコでは無神論者、不可知論者などを含む無宗教の割合が76・4%で、キリスト教文化圏の国で考えられないほど高い。この事実は何を物語っているのか。

 不可知論者が欧米社会で広がっているが、彼らは無神論者ではない。積極的な無神論者にもなれないが、神を信じる敬虔な人にもなれない人々だ。だから、不可知論は積極的な唯物世界観を提示した共産主義を上回る世界観とはなりえない(「欧州社会で広がる『不可知論』」2010年2月2日参考)。

 それでは、共産圏が崩壊した後も、なぜ無神論が存続し、成長し、拡大してきたのだろうか。科学の急速な発展が神を追放したという主張も聞くが、多くの著名な科学者は神を信じている。科学の発展が神を追放したという論理は事実とは一致しない(「大多数の科学者は『神』を信じている」2017年4月7日参考)。

 考えられる唯一の答えは、共産主義は終焉せず、別の形態で存続し、21世紀に入り、潜伏期間を終え、地上に再び顔を出してきたということだ。別の形態とは、「神は死んだ」と宣言したドイツ哲学者フリードリヒ・ニーチェ(1844〜1900年)が予言していた虚無主義だ。神学の知識で近代法王の最高峰といわれてきた前ローマ法王べネディクト16世は、「若者たちの間にニヒリズムが広がっている。神やキリストが関与しない世界は空虚と暗黒で満ちている。青年たちは無意識のうちにニヒリズムに冒されている」と警告を発したことがある。ニヒリズムは「死に至る病」だ。

 共産主義の影で潜んできた悪魔は今、最後の戦いに挑んでいるのではないか。虚無主義がその武器だ。現代人は今、「神」も「悪」も意味を失った虚無な世界に立たされている。

 最後に、米国のサスペンス映画「ユージュアル・サスぺクツ」(1995年作)の最後の場面で俳優ケヴィン・スペイシーが演じたヴァーバル・キントが語る有名な台詞を紹介する(スペイシーはこの役でアカデミー助演男優賞を得ている)。

“The greatest trick the devil ever pulled was convincing the world he did not exist”
(悪魔が演じた最大のトリックは自身(悪魔)が存在しないことを世界に信じさせたことだ)

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あなたの文章など誰も読みたくはないのだ! 
Sunday, October 29, 2017, 11:25 AM
10/29 雨 10時 浅草での空間線量は44ベクレル/立法メートル

私の師匠副島隆彦は常々、「本はタイトルで8割売れ行きが決まる」と言っています。だからゲラが仕上がってもタイトルと装丁は出版社と最後までケンケンガクガク(ATOKではなぜか変換できない・・・)な話合いをされています。

タイトルとコピーや帯へのこだわりは宝島の編集者であった経験からです。

昔、副島先生と同じく席を並べていた橘玲(たちばなあきら)氏も同様です。

最近のベストセラーでも『言ってはいけない 残酷すぎる真実』、『タックスヘイヴン』、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』、『マネーロンダリング』などなど刺激的で興味あるタイトルばかりです。

売れる本はタイトルが光っているのです



昨年のベストセラーは『どんなに体がかたい人でもベタッーと開脚ができるようになるすごい方法』(Eiko サンマーク出版)なんだそうです。

JR山手線の車両の中に広告が貼付けられていたので、誰もが目にしたことがあるでしょう。サンマーク出版って実用書ばかり出している出版社です。この出版社の斜め前に住んでいたことがあるのでなんとなく親近感があります。

もうひとつ言えば、大半が地味な内容をけばけばしい装丁で売っているというイメージ。

ベタッーと開脚本も中身は普通の柔軟体操で、実は誰でもできるものではないんですけどね。
毎日開脚運動をしていけばいつかはベタッーとなるという身も蓋もない内容・・・

しかし売れれば官軍であることが出版業界ですし、著者も編集者も威張れます。

中身がよいのに売れ行きが悪い本を例として挙げてみましょう。知り合いの編集者が作った最新刊です。俺だったら絶対に採用しないタイトルとしての例です。



自転車物語・スリーキングダム/バトルフィールド (角田安正著 八重洲出版)

さてこれは何の本であるかすぐに理解できるでしょうか?

元々は「自転車三国志」にしたかったそうです。まだ自転車三国志/自転車戦国時代のほうがまだマシだったんじゃないか?

この本は自転車業界に長年携わった方が業界の内側から世界と日本の自転車業の興亡を描いたノンフェクションなのです。
ブリヂストンサイクルの元副社長サンがまとめた資料的価値は認めます。

かつて輸出企業として輝いていた日本の自転車業界もグローバル経済下ではいまや風前の灯火。安物は中国製、高級車は台湾製で国内メーカーの縮小撤退倒産が相次いでいます。

組立産業の行く末はどのみち同じ路を辿る



そのように読んでもらえれば、日本のGDP10%を支えるトヨタなどの自動車メーカーも20年30年後はどうなっているかはわかりません。

SONYは本社機能を日本から海外に移しつつあるという話もあります。(本社もアメリカに移転するという噂は昔から在ります)

需要があって生産体制が整う場所に移っていくのは工業の宿命です。

第二次大戦後、世界中でうじゃうじゃ湧いた中小の自転車工業は1970年代に日本が覇者となりましたが、いまは台湾と中国です。しかしそれも移ろっていくのでしょう。

良い本なので日経新聞や日刊工業新聞の書評で取り上げたら良いのにと思うのですが、なんせタイトルが捻りすぎているので売れないのです。

もったいない話です。「伝わる人は1行でツカむ」(川上徹也著 PHP文庫)は読みます。


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モーターショーはさながらAI家電発表会 
Saturday, October 28, 2017, 12:10 PM
10/28 曇 10時 浅草での空間線量は44ベクレル/立法メートル

ニュースで今日から始まる東京モーターショーを紹介していました。東京ビッグサイトですがかつては幕張メッセでやってました。
幕張時代に一度だけ観に行ったことがあったのみです。

どのメーカーも電動自動車を全面に出して、自動運転をアピールしています。

ハンドルがないのとか、会議室や茶の間がそのままクルマになってしまうのとか未来的な提案がなされてます。

ニュースでは内燃機関は全く取り上げられていません。

しかし動力がガソリンエンジンにしろ電動にしろ、人工知能(AI)を採用した新商品が出てくることはもうまもなくでしょう。

すでに安全装備として各社最優先で開発していますから。

オートマチックが当然となり、カーナビが当然となったのですから、AI付も当然となるのは自明です。

問題は法律も社会基盤も全く対応しようとしていないこと



充電ステーションの設置から供給する電力をどうするか、自動運転中の事故の責任はどうなるのか、危機回避の判断をAIでさせていいのかという深い問題があります。

衝突が避けられない状況で、目前に老人、脇には子供たちがいる。ハンドルを切れば子供に衝突するならば直進できるかというような話。

それなら子供たちに危害を与えない方を選ぶべきだろうと断言は出来ません。老人といっても国家的なVIPだったとしたらという仮定の話が永遠に続き結論はでません。

そうなると結局は命の価値とはなんだろうという話になってしまう。もちろん命が平等なんて誰もが思ってはいませんが、建前ではいちおう平等と言うことになっています。自分の命が最重要であることは言うまでもない。

中国はちゃくちゃくと社会基盤を整えている



権力を集中させた習近平国家主席は電気自動車の普及のために火力を取り壊して風力発電、原発を中国全土で建設させています。

きたるべき電力需要が急増することに備えているのです。法律の整備はとりあえず走りながら考えろと言うスタイル。

日本では法律や官庁が口を挟んでくるでしょうから、まずは新製品を中国で試すことがいちばんデメリットがない。

いくら総理大臣がハッパをかけたところで三権分立が建前の日本では出来ない芸当です。

総理大臣といえども信号機ひとつ赤に変えることができません。
中国は共産党上部の役人の一声で通行止めだろうがなんでもできます。品質はどうであれ新幹線だって必要ならば一年で線路を完成させた。

日本は人工知能や交通網計画では大差を付けられている



モータショーのニュースを観ていて、そう感じました。自動車メーカーは市場としての日本に期待していないことがありありとわかります。出展数も規模も世界のモーターショーとくらべて少ない少ない。

東京モーターショーは世界から見れば、単なるローカルな展示会にすぎないのです。テレビを観たかぎりではショボイ展示内容だ。

国家を挙げてのバックアップ体制と民間企業に投げっぱなしの日本とでは勝負は明らかです。

さらに社会構造、生産体制、インフラ整備、法律まですべてひっくるめて電動自転車へのシフトをするのですから、中国天下は続くと思います。

習近平さんは毛沢東と並ぶ指導者として後世では評されるでしょう。

政府首脳が超一級の頭脳集団である中国共産党指導者群と馬鹿ボンクラの烏合の衆にすぎない日本政府とは月とすっぽんですなあ。
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文科省こそ子供たちの害悪である。政府はフリースクールを重点的に整備せよ 
Friday, October 27, 2017, 11:06 AM
10/27 晴 10時 浅草での空間線量は40ベクレル/立法メートル

新聞には学校のいじめや教師の不誠実な指導によって子供たちが追い詰められて自殺や不登校に走る問題が載っています。

お子さんのいるご家庭では関心が高いでしょう。

スマートフォンの普及でSNSがイジメの温床となっている



これが最近のイジメのトレンドです。しかし実体は昔と変わらず陰口と無視・仲間はずれ

仲間はずれを現代っ子はとても怯えるため、同調圧力が強いのです。

私のような天の邪鬼でつるむことが大嫌いな性格の子供ではあっというまにいじめの対象になるでしょう。

実際に中学校や高校ではストレスが溜る記憶しかありません。思春期の頃が楽しかったという人は幸せか、脳天気な性格でしょう。

学校でも押し固められて、放課後もSNSで同調を強制されるなんて、今の子供たちは不幸だなあ

子供にはスマホをいじくるよりも、もっとやるべきことがたくさんあるだろうに。

教師や学校の体質という矮小化した問題ではない



すでに一律教育という安易な教育制度が破綻しているのです。つうか元々から生徒の均質化だけを目的している公教育が間違いであると思います。

私は校内暴力が盛んであった金八先生世代です。
なんで勉強したい奴を妨害する奴等と一緒に机を並べなけりゃならないのだろうと思ってました。

教室はボロボロ、トイレはたたき割られていて使用できない。音楽や美術・技術の授業はまともに開かれたことは一度もありませんでした。不良達が乱入して騒動していくからです。

竹刀をもった体育教師が巡回して、一瞬だけ静かになります。その繰り返し。

そして騒動グループに所属しないといじめの対象になるので、ボイコットには同じように行動しなければならない。あ〜馬鹿らしい。

糞味噌いっしょくたに教室に押し込めるから質は下がる一方



関東圏では公立学校は親であれば通わせたくないのが本音です。東京都の職員の方でさえ都立高校には隔離施設か精神病院みたいなところがあると言ってました。
授業崩壊というレベルじゃない無法地帯の掃きだめ収容所w
高卒というスタンプを貰うだけの認定機関でしかない。

私立中学を選ぶ理由は退学という手段がある、ただその一点だけです。
だから宗教が母体だろうが、森友学園のような思想が設立経緯だろうが、まずは私立であることが優先なんだと、親としての本音を聞いたことがあります。

文科省の最大の罪は均質で一様を強制したこと



これに尽きます。そして公立・私立問わず天下り先として小中高大すべてを配下にしていること。

官僚達のお手盛りでどんどん歪んで、建前だけが闊歩する日本人にとっては最大の不幸を招く結果となったわけです。

安倍晋三のモリカケ問題を追求するなら文部科学省も徹底的に解体せねばなりません。

義務教育制度を文科省以外にも開放すべきです。

たとえば中学校あたりから工業系、農林水産系、兵学校、芸術系というように各省庁もエリート養成選抜機関を持つべきでしょう。

もしくはフリースクールを自治体や政府は支援するか、自前でフリースクールを設立すべきです。

そこには教職免許だとか認定教科書だとかいう文科省(と傘下の教育委員会)の縛りを撤廃すべきです。
文科省と教育委員会が存在するかぎり日本の教育レベルはいつまでも進歩しません。
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今年は宗教改革500年であり、来年は明治維新から150年である 
Thursday, October 26, 2017, 12:51 PM
10/26 晴 10時 浅草での空間線量は34ベクレル/立法メートル

近代社会への変革の契機となったドイツのマルティン・ルターによる宗教改革から、今年は500年目にあたります。

改革というと何か良いことのように錯覚をおよぼします。これが日本の教育の弊害。
宗教とはキリスト教カトリックですし、改革とは反体制の過激運動です。

これが北ヨーロッパでプロイセンを中心とするドイツがヨーロッパ一の強国へとつながる原動力ともなります。

普墺戦争(1866)や普仏戦争(1870)も旧来の宗教勢力国家との覇権争いという側面があると考えています。

宗教改革ははたして良かったのだろうか?



記事にあるように、聖書を最高の権威として原理主義の面もあります。

教会の門に貼付けた「95ヶ条の論題(95 Thesen)」がグーテンベルグの印刷機で瞬く間にドイツに広まった。

それは聖職者であったルターの長年の疑問であり、本人もそれが大騒動になるとは思っていなかったと言われています。

しかしそれが人々の口を経て伝わり始めると、大きなムーブメントとなりました。

催眠術が解けたかのように、自分たちが搾取されていることを自覚し一斉に権威への反発が湧き起こったのです。

こうしてキリスト教による封建制度が崩れたことで近代社会が成立したと語られることが多い。

しかし聖書解釈で宗派が乱立し、それはカルトにもなった



権威主義のカトリックに反発して、すべての権威を拒絶することがプロテスタントの基本姿勢です。

唯一実在したと信じるイエスと彼が遺した聖書のみが拠り所であるという教義です。

しかしその解釈は様々で分裂や新興宗派が生み出されました。

ユダヤ教へ先祖返りしたとも言えます



統一教会などはアジア土人的な怨念や輪廻という要素を加えて極悪なカルトとなりましたし、アメリカでは福音派は聖書を絶対視する原理主義的な面を持っています。

プロテスタントは元々から国家社会主義的である


元来ユダヤ教自体が民族主義の社会主義的な教義ですから、聖書に則った
プロテスタントには反体制・反権威主義が昂じて社会主義的な思想が根底にあります。

カトリック国家はどちらかというといい加減な国民性で、あんがい暮らしやすそうに思えます。一方プロテスタント国家は法律やルールが口やかましいし、相互監視で暮らしにくそうです。

交通規則からゴミの分別収集、原発を全廃とみんな右向け右を強要させられます。

自転車で歩道を走っていたら爺が猛烈に怒ってきましたもの。(ドイツでは自転車は車道か専用道を走らねばならない)

仕事でも昼の2時には郵便局やお役所は終わります。週32時間以上は働かない。もちろん一般企業も右に倣え。

あとシリア難民が大量に流入していますが、職場には雇用の最低の割当が政府のトップダウンで伝えられるのですが、それを社員は何も文句は言わない。

言葉がしゃべられなくても、掃除やコピー係といった雑用で雇用するのです。それを誰も文句を言わないんですね。

文句を言われるのは、たとえば勝手に自分のゴミ箱を捨てにいくと、同僚からそれは他人の仕事だろとたしなめられる。

せっかくゴミ捨てやコピー取り、お茶係という雇用を作ったのにその規則を破ってはダメなのです。これがドイツ人気質であり、非常に社会主義的な思想が根深いです。

だからドイツのメルケル首相はロシアと中国にも好意的なんです。過去の首相もほぼ社会主義者です。

プロテスタントはリベラルの源流と思われてますが、それも限界だ



教会の権力が消えても、実際はトップダウンによるがんじがらめの社会であって、不平不満はマグマのように溜まり続けていくのです。

ドイツやフランス、オーストリアでも右翼勢力が日増しに大きくなっていきます。

500年の時を経てプロテスタント勢力が少数派閥となる日もそう遠くないと感じます。っていうかキリスト教はカトリックもプロテスタントもローカル宗教になってくれと願ってます。

キリスト教はニーチェが指摘したように「社会悪」です



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元号改正で日本人の意識が変わる 
Tuesday, October 24, 2017, 10:45 AM
10/24 晴 10時 浅草での空間線量は34ベクレル/立法メートル

新聞は総選挙の後講釈ばかりで面白くもないので、何か読める部分はないかと探したら、埋め草的な記事がありました。
(空いた紙面を埋めるためだけの記事を「埋め草」と呼ばれます)

日本は古来から政治の区切りを元号で切替えてきた



天皇が変わるたびだけではなく、天災や政権争いによる治安悪化などでも簡単に変わる。

そのため年号が変わると人々の意識だけではなく、実際に社会にも変化があります。

江戸時代でさえ300年間で33回元号が変わっている。10年も満たない間にコロコロと変わる。

それは将軍が変わった以外にも疫病が流行ったり大火があったりという理由です。

さて、平成も来年30年で終わりを迎えようとしています。

平成生まれは若い世代という意識から、旧世代になります。昭和は旧旧世代。

”世代”という感覚は西洋と日本では異なることは言うまでもない



海外では60年代とか90年代と西暦で区分されていますが、日本人にとってはぜんぜんピンと来ないです。

1990年代以降は不毛な時代です。日本人にとっては失われた30年で、このまま失われっぱなしが続くのではないかという錯覚さえ覚えます。

記事のあるように、山も谷もないのっぺりとした時代でした。(すでに過去形です)

インターネットにより均質化した世界



ネットの発達で便利になった反面、物質面でも精神面でもすべて同じ方向に向いてしまったと後世で平成時代は評論されるのではないでしょうか。

西洋では2000年(ミレニアム)前と後という意識でしょうが、日本はありがたいことに2000年から18年目で”2000年代”に一区切りをつけることができます。

我々に2040年とか2050年とか言われてもピンと来ませんが、平成から20年後とか30年後と言われると「あぁこんな時代になっていくのだな」と薄々感じることができる。

元号改正は国民の国家意識に顧みる機会を与えてくれる



この記事で無政府主義的な思想の蔓延を防ぎ、国民の連帯感を醸し出すのだと締めくくっています。

アメリカやヨーロッパで反政府的な活動が目立っているのは、暦に区切りが無くダラダラと数字が続いていくからでしょう。

盛り上がりのないのっぺりとした時間の経過だけが示されていると、現在が長久の歴史の一瞬でしかないという諦観に近い感覚です。
記事にあるように新旧の区別がないので、現実で生きているという実感が薄くなるかもしれない。

だったらネット空間でも一緒じゃないかというのが、現在の若者気質です。潜在的なアナーキスト。

私は元号改正に大賛成です。この自民党政権がまだ当分続くのですから、既定の元号改正ぐらいは良いニュースです。

平成という時代を振り返って、良い方向に日本人が覚醒してくれるものと期待します。また自分もそうありたいです。

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台風21号(950hPa)の気圧を測ってみた 
Monday, October 23, 2017, 10:45 AM
10/23 曇 10時 浅草での空間線量は33ベクレル/立法メートル

中心気圧が近年では低い方になる台風21号(LAN)を気圧計で測ってみました。
関東通過後(朝7時)には970hPaでした。通常は針は垂直方向ですが、昨日は一気に右側(気圧が低い方向)に動きました。

夜中の2時に目が覚めたのでも980hPaでした。風雨は収まり南風で急に蒸し暑くなったので目が覚めたのです。

970hPaってのは高度計で読むと、だいたい地上300m程度です。東京タワーの高さです。

それほど東京タワーの展望台と聞くと気圧は低く感じませんが、それでもなんとなく身体がフワフワと軽く感じます。

940hPaぐらいとなると、地上600mぐらいと同じでスカイツリーの高さになります。
ここらへんになると災害は必須レベル。

普通台風一過でカラッと晴れ上がるものでしょうが、どんよりとした曇り空です。

部屋の洗濯物を久しぶりに外に干しましたが、やっぱり生乾きです。

腕時計にも気圧計は付いていますが、登山ではこういうアナログのほうが見やすいです。

過去ログ:気圧計(高度計)はアナログに限る
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鍋で取り箸を使わない人を不快に感じますか?(そんな奴いるの?) 
Saturday, October 21, 2017, 12:32 PM
10/21 雨 10時 浅草での空間線量は34ベクレル/立法メートル



読売の人生相談です。鍋に自分の箸を突っ込む上司のおかげで食べる気を無くすという相談です。

ふ〜ん、そういう感情を持っている人がいるのだなあと思いました。

大皿料理ではそれぞれに箸が添えてあり、さすがに自分の箸を使うのは行儀が悪いと感じます。

せっかくの料理が他の料理の箸で見た目が汚れてしまうことを防ぐためでもあります。

衛生面でも取り皿にとる場合はそれぞれの取り箸を使うのがよいこともわかります。

鍋料理には取り箸を使うのがマナーなのだろうか?



鍋料理には食材をいれるために菜箸が添えてあることは通常ですが、鍋に取り箸をつかって摘む人は多いのでしょうか。

取り箸を鍋を囲む人が回しながら食べるという風習を見たことがないのです。

たとえば時計回り、反時計回りに箸を回しながら食べている人達がいるのでしょうか。

鍋は一斉に箸でつっつくのが普通だろ?



相談者は30代の男性です・・・あ〜一人っ子で無菌培養されたような男なんだなあと感じました。

たぶん水道水よりもペットボトルで育ったんでしょうね。

でもボトルに直接口づけて飲むことは以前では下品な飲み方でした。
幼い頃アメリカの映画でビール瓶を直接のんでいる姿にびっくりしました。

やがて日本でも小瓶を直接飲むのが流行ったし、スポーツバーなどではコップなんか出てきません。
あれはわざと下品な飲み方がナウい(笑)からなんでしょう・・・

コップに注いで飲むことがいつ頃から消えたのだろう



私はキャンプが好きでしたから、一つのテントで回し飲み/回し喰いが通常行為でした。
水がないところだと、洗い物が増えることは厳禁だったからです。

山の中ではたばこ一本も数人で回しのみw

まあそんな人ばかりではないのでしょうが、兄弟が多い家族では取り箸でちまちましている内に喰われてしまう。

しかし相談者のように、他人の箸が鍋を引っかき回していることに不快と感じる人もいることを知りました。

生存競争に無縁な育ち方をしていれば、他人の箸が不潔だと感じるのでしょうね。

箸の尻(逆さ箸)で取り分ける行為はマナーなのだろうか?



私は直箸よりも、箸の尻で取り分けることにあまりいい気はしません。

手で握った部分で取り分けられる方が不快です。それとあまり上品さを感じないから。

取り箸があればそれを使うか、なければお皿を渡して取ってもらうほうが気が利いているのではないかな。

いや、若い女性なら直箸のほうがずっといいかw

喰い方が汚いやつと同席することが不幸の始り



鍋の直箸論争よりも、食べ方が汚い人っていますよね。箸がまともに握れない人、なんでも突き刺して食べる人

口に放り込みながらしゃべる人・・・

お箸の使い方は育ちを語ります。
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カルロス・ゴーンという災いを招いた日産自動車 
Friday, October 20, 2017, 12:31 PM
10/20 雨 10時 浅草での空間線量は40ベクレル/立法メートル

日産自動車の検査がずさんだったという記事を読んで、実際にカルロスゴーンが乗込んできた時期に日産本社にいた知り合いの話を思い出しました。

単純な話、コスト部門を縮小させるか外部委託にして固定費から外すだけの経営手腕だったのです。

日産は設計部門まで切り離した



もうねえ、本社の人間が呆れてました。メーカーにとって設計部門は命運を分ける重要な組織です。

そして情報漏洩をいちばん警戒すべき場所。

まさか重要な情報管理部門も外部委託まで切り離さないだろうと思ったら、ゴーンは設計部門の人員を整理して、外部から派遣社員を入れたり、外部委託にしたというのです。

設計図の保管庫、それは真っ先に外部委託になったと自嘲していました。

保管室には中国人・韓国人が自由に出入りしてましたとさ



社内でいくら極秘でもいくらでもコピーして持ち出せる状況だったのだとか。

これでどんどん韓国メーカー、中国メーカーに機密が漏れていった。

とうぜん生産現場でも生産性を高めろという通達だけが通って、生え抜き社員よりも安価な派遣労働者ばかりになった。

技術の日産はどこへやら・・・

品質管理部門は真っ先に淘汰の対象となった



日産自動車はあまり知られていませんが、固体ロケット製造部門をもっていました。

この部門をゴーンは利益を生まない部門と断定して、IHIに売却しています。

ロケットには高い品質管理技術が必要不可欠なのですが、そういう人材も流出していきます。

社内に残っても利益を生み出さない居候扱い。つまり”冷や飯食い”として社内をたらい回しにされているのだそうです。

ゴーンの頭の中は儲けているかいないかしかない



だから事務職員や管理者は利益を生まないお荷物扱いなんだとか。

こんな会社やってられねえやと退職する人も多い。社内モラルがゴーンが来て一気に下がったと言ってました。

日産自動車の労働組合は左翼活動家の牙城



あともう一つの日産の癌は労働組合です。昔から左翼過激派がいる質の悪い連中に牛耳られている。

生産現場は労組天下です。だから品質管理の手順など一つ二つ省いても現場では全然反省などしません。高杉良「労働貴族」を読めば日産の労働組合がどれだけの屑の集まりなのかがよくわかります。

三菱自動車も加わえてさらに混沌をましているように見えます。

カルロス・ゴーンとは何者だ?



ロスチャイルド家が送り込んだ代理人です。フランスの自動車メーカー(ルノー、プジョー、シトロエン、ミシュラン)の再編に日産と三菱を加えた大連合のためだけに来た男です。

だから斬り捨ててくっつけるという作業しかしない。単なる整理屋です。

完成車の試験に手抜きがあったとしても私は驚きません。

だってフランス車なんて品質はめちゃくちゃだもの



ラテン系の人種の工業製品はかつての中国製とたいしてかわりません。仕事は大雑把、休みばっかり、多人種です。

フランスから直輸入で機械部品(自転車部品)を買ったことがありますが、届いたときは中古品かと思いました。

段ボール箱に新聞でくるんだだけ。部品同士が擦れ合って傷だらけ。文句つけても返事もしません。(何度もメールしたらやっと返事はありました「新品だよ」とだけ)

壊れたと言ってもそりゃ運が悪かったなあで終わる気質です。実はその部品は二度破損しています。

このようにルノー、プジョー、シトロエン、ミシュラン(タイヤ)も信頼してはなりません。
昔、六甲山でシトロエンがオイル漏れでブレーキが効かなくなったもんね。

これがグローバリズムってやつですよ


フランス人+共産主義者って増長するだけの最悪な組合わせですわw
自意識だけは一級品です。


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