読売が報道しない『東電刑事裁判』 
Monday, October 22, 2018, 11:20 AM
忙しくてじっくり新聞をよめずに、今頃記事を読み漁っています。しかし一番読みたい
東電旧経営陣への刑事裁判の記事が読売新聞には一切ありません。

一切です。そのかわり北海道で起きたブラックアウトへの対策ばかりが一面にあります。

クソ新聞らしい東電への忖度記事ばかりだ



停電は嫌でしょ?なら政府に働きかけましょうと読売は誘導しているのがバレバレ。

ラジオで刑事裁判が始まったのは知りました。

武黒一郎の供述が「知らぬ・存ぜぬ・想定外」の押し問答で、なおかつ「今回の震災は地震対策への教訓になった」といけしゃあしゃあと述べたそうです。

勝俣恒久・武黒一郎・武藤栄は逮捕収監すべし



福島原発事故は人災であって、それも経営者3名が無能無責任により起きた事件なのです。

国賊として吊してさらし首にすべきです。

「独占企業の無能な経営者は国を滅ぼす」という教訓です。

最低でも一生シャバに出てこれないようにしてほしいです。

朝日新聞は被告人供述はトップニュースです。

https://www.asahi.com/articles/ASLBM349HLBMUTIL00B.html
東電元副社長、津波対策「了承」を否定 被告人質問

 東京電力福島第一原発事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3人の第32回公判が19日、東京地裁であり、元副社長・武黒一郎被告(72)の被告人質問が始まった。事故の3年前に経営トップらが参加した「御前会議」で、国の地震予測に基づく津波対策がいったん了承されたとする元部下の供述調書については「『了承』というのは強引だ」と述べ、否定した。

 元会長・勝俣恒久(78)、元副社長・武藤栄(68)の両被告も強制起訴されており、被告人質問は武藤氏に続いて2人目。武黒氏は、公判で津波対策の検討状況が焦点となっている2008年当時、原発部門を統括する原子力・立地本部長で、副本部長の武藤氏の上司だった。

 検察官役の指定弁護士は東電元幹部の供述などに沿って、08年2月の「御前会議」で国の地震予測「長期評価」に基づいて簡易計算した「7・7メートル以上」の津波予測と対策を記載した資料が配られ、3被告が対策を了承したと主張している。しかし、この日の公判で武黒氏は「資料は必ずしも全て説明されない。7・7メートル以上という津波の説明を受けた記憶はない」と発言。御前会議は「意思決定の場ではない」として、「了承と言えるものではない」と述べた。

 3被告の中で武黒氏だけが出席した、08年3月の常務会では「津波の評価が従前を上回る可能性あり」という資料が配られ、議事録には「提案は了承された」と記載されている。この点について問われた武黒氏は「津波の評価についての説明は記憶にない」と主張。「了承」したのは、原発の地震対策見直しに関する国への中間報告の内容で、津波の評価は「常務会が決定できることとは思わない」と述べた。

 武黒氏は被告人質問の冒頭、原発事故について「原子力発電の責任ある立場にあった者として深くおわびを申し上げます」と述べ、被害者らに謝罪した。(杉浦幹治、川原千夏子)

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エドワード・ルトワックが新聞紙面に登場 
Monday, October 15, 2018, 01:25 AM
ルトワックと言えば奥山真司氏と条件反射になってますが、今回は新聞記事です。


べつにルトワックを読売新聞が大きく取り上げたということに驚いたわけではありません。
この記事では地政学に換えて「地経学」という造語がまた新たに提唱されていることです。

地経学の定義として、国家間のパワーバランスをかつては軍事力で見ていましたが、それを国家によって担保された経済力に置き換えた概念ということ。

その社会主義的な資本主義の破壊力に警鐘をしていること。

地経学の定義ではアメリカだって同じだろ!?



この我田引水というか自国のことを棚に上げて、周近平の手段を批難することに呆れました。

中国の覇権奪取の目論見はそのままアメリカの手段そのものです。

何言ってんねん・・・というのが私の感想です。

米国と中国は同じ穴のムジナであり兄弟国家なんですよ実は



だからどちらも心酔してはいけないということ。常に用心して眉唾で見ることです。

過去ログ:
検索キーワード:共産中国:

ブレトンウッズ体制(ドル金本位制)の成立にロシアが同意したのはなぜか?
「反知性主義」とは毛沢東主義(Maoism)のこと。再び台頭するその思想
7/5 10時 浅草での空間線量は60Bq/m^3
検索キーワード:奥山真司:

「勉強する」とは「変身する」ことである
日本は中国の「世界観」を撃て!(世界観・思想攻撃こそ外交最大の武器だ)
大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
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大学を出ても人生を他人に任せる滑稽さよ 
Friday, October 12, 2018, 03:13 PM
大学生の就職活動の開始日を経団連が廃止するとの報道がありました。廃止といっても、単に今までも加盟企業(ほとんどが大企業)に対して指針として日程を公表しているだけで法的な拘束力はありません。

採用活動が早い非加盟企業との不公平感が強まったからとの解説がありました。

IT系企業はすでに大学2回生から求人活動をしているそうです。

大学2回生つうたらまだ二十歳前後じゃないですか・・・

採用内定が早い企業はつまり高卒で十分ということ



大学の専門性など全く必要がないという裏返しじゃないですか。それなら高卒で十分なわけで、それなのに大学に入学したていどで採用するとは小馬鹿にした話。

私はかねてから就職活動解禁日というものを奇異に感じていました。

だから別に無くなったことで、それが普通だと思います。

そもそも大学へは就職のためにあるのではないと思うからです。(東大は官僚養成の役目はあるでしょうけども)

研究機関を除けば、現実に大学レベルの教養が必要な仕事などはほとんどない。

石油化学会社で精製プラントの設計をされている方とお話をしたことがありますが、なんと経済学部卒だった。

配管や機械設計ってむずかしいでしょと訊いたら

ドラフター(製図機械)を操って簡単な設計図は誰でも描けるようになるとのこと。

習うより慣れろで大丈夫だと笑ってました。

実際に中小企業ではパソコンで設計図はそこらの誰でも描いています。建築学部卒が設計図を描いている訳じゃない。

大学入試というおみくじを引き、さらに就活というおみくじを引く



いつまで自分の人生を運と他人に任せるのでしょうか。

私も大学に入れば自由になれると思っていました。ところが社会に出てみれば全く自由はない。

朝から晩まで休日無しのブラック企業、無能ばかりのお荷物部署、新興宗教まがいのセールス部隊・・・

いわゆる私は”ハズレ”企業ばかり渡り歩いてしまいました。

自分の時間を他人に預ける人を奴隷って言います。

本も読む時間を奪われて人間的な成長は全くない。

はたして大学を卒業した学士様(死語)相応の扱いなんでしょうか?



つまり日本のほとんどの企業は日本の高等教育機関には全く期待もしていないということ。

そして就職を希望する大学生も有名企業だったら安泰でいいやと思っていること。

有名商社に入社してみたら子会社のファーストフード店の店長や靴屋の店長をやらされたという人を知ってます。

結局は体力ぐらいしか求められていないのが現実です。

日本の就職採用習慣は全くのミスマッチばかりで、3割がすぐに辞めるといいますが、辞められたら良い方で、結局ズルズルと働かされる人が大部分でしょう。

一度会社を辞めたら敗北者のように扱われるという恐怖からです。

私なんか30歳でさっさと辞めましたが、ずっと快適でストレスのない生活です。

大学生ならば就職を考えるより徹底的に勉強しろよ!



就職採用活動はすべて卒業してからにすべきで、在学中ならば学費を負担するといった特殊な条件に絞るべきなのです。

そうすりゃもう少しは真っ当な学生が輩出されるようになるのではないでしょうか。
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文系とか理系という区別が知性を歪めている 
Sunday, October 7, 2018, 05:36 PM


●神の摂理よりも機械の原理を探り、神に由来する王権ではなく人間同士の約束を重んじるのが理系

●その機械の原理を探る人間も、よき社会の構想においては価値や意味を探る対象とするのが文系

こうして理系と文系という区分が日本では進んだのだろうとのこと。

そしてその背景には、女に理系は向いていないという偏見があったからです。いまでも根深い偏見は社会全体にあります。

また日本の欠陥として教育現場に哲学者がいないということ。

哲学というと文系の小難しそうな禅問答とするように思われがちですが、そうではありません。

哲学者(philosopher)とは学問体系を理解している人を指します。

博士(Doctor)という肩書きに、頭にPhが付くと哲学博士となり、学位の最高となります。

ドクターは単なるその分野の専門家ですが、PhDは大学教授レベルを指します。

ただ日本では思想研究は学問の一分野としか思われておらず、専門家のほうが偉いと思いこんでいるのです。

宗教から独立して科学という学問が誕生した



自然(神)と我々人間との関わりを真摯に考えてこそ”科学的”なんですよね、本当は。

中絶議論や遺伝子操作、人工知能など、技術発達で”神の見えざる手”を人間にも手を伸ばせば届くようになりました。

だから海外ではその行く末に関心が高いのですが、日本では技術論ばかりが先行している感があります。

理系という狭視野がいまではブレーキをかけている


そのように強く感じます。

数学が嫌いだから文系だとか、理屈を考えることが好きだから理系だとか、そんな区分はなんの意味もない。

音楽も美術工芸もすべては宗教から分離した一派なんですよね。

この書評の最後に「巨大な構造の一部になった人間に知性とはいかなる意味があるのか」とあります。

現行の教育制度の弊害が大学の就職予備校化に拍車をかけているのでしょう。

大学を苦労して卒業してもビッグデータ上のインスタンス(実例)に過ぎない存在です。

知性こそが最強の武器だという視点が日本にはない



その横の書評も日本史では上皇(退位した天皇)が優先で、輝ける古代という幻想があるという暗黙知を前提としているという指摘は興味をひきます。

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気圧計がものすごく下がっている 
Sunday, September 30, 2018, 11:21 PM


急に生暖かい突風が吹くようになりました。大型の台風24号は東京の電車も運行取りやめになっています。

11時現在G-SHOCKの気圧計では992hpaと表示されています。アナログのほうは985hPaあたりを指しています。

気象庁発表の数値と同じなのはG-SHOCkでした。

台風の中心気圧は965hPaですごい勢力なのでもう少し下がる余地がありそうです。
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数には神が宿ると考える人が科学者なんだなあ 
Sunday, September 30, 2018, 01:03 PM
台風24号が近づいているそうです。洗濯物は乾かないし、どこにもいけないので雨は嫌ですね。

一週間前の新聞記事です。
好きな小説「博士の愛した数式」(小川洋子著)の記事があったので掲載しておきます。

数式ってのは、とどのつまり「過去を推測し未来を予想するため」の道具なんだなあ

そんな感慨を抱きます。

予想方法は大まかに別けて3通りの方法があります。

1つはこれまでの順番や実例から次を予想する方法を帰納法と言います。

たとえば2,4,6よくれば次は8だと誰でも簡単に予想できますよね。

2つめは分類別にまとめていき、同じ結末となると予測する方法を演繹(えんえき)法と言います。

たとえば動物はやがて死ぬ。だから人間も死ぬ

3つめは特徴的な事象だけを抽出して、それだけで予想する方法を形而上(けいじじょう)学と言います。

たとえば球という図形は最小の面積という事実からコーヒーの滴から天体まで同じカテゴリーとなる。

このように推論する方法は3つに大別されます。

簡単に言えば経験からの推測は帰納法、事例をグループ分けして推測することは演繹法、本質はなんだと突き詰めるのが形而上学です。

学術的(アカデミック)な世界は結局この範疇に属してしまうのでした。

帰納法・演繹法は感覚的にわかるでしょう。
角がある昆虫といえばカブトムシですが、ツノがある新種の昆虫が発見されたらやっぱりカブトムシの仲間なんです。

ところが角があるということであればひょっとしたら鹿やサイと同じかもしれません。

こういう見方をするのが現代物理学(現代天文学)です。

物理学(天文学)が理系学部門の上位に位置するのは、「神の存在を理解するための学問」だからです。

その極みは数を研究すること。

だから数学者とは神学者なんです。形而上でしか本質に辿り着かないからです。

過去ログ:

数学者とどう接したらいいのかわかりません
素数って素っ気ない数という意味ではありません夏の課題図書を紹介します
エルンスト・マッハの実証主義はかつて高校物理で必修だった
理系とか理工学部とか理学と工学をいっしょくたにする愚かさ
統計屋が数学界では蔑視される理由
数学者は哲学者でもあることを知る
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明智憲三郎氏の新刊「光秀からの遺言」 
Tuesday, September 25, 2018, 11:12 PM
 昨今の信長(はなぜ討たれたのか?)ブームの総本山というべき、明智憲三郎氏の新刊の広告に目が止まりました。

・・・うん、まあ買うだろうね

河出書房という著名出版社だし・・・

とにかく手にしていないので書評もできませんが、

明智憲三郎氏の著作を読めば

歴史とは権力者による都合の良い断片の組合わせに過ぎない



ということがわかります。

逆に「出来すぎた都合の良さ」を分析すれば、「隠したい秘密」が一層明白になるというのが明智憲三郎氏の「歴史捜査」手法です。

天才カリスマの信長があっけなく殺されたこと

その背景は誰もが興味深いことでしょう。

そのうちに買ってみます。

そして今日の新聞広告では

「高校生からわかる 複素解析」

 最近の出版界のトレンドワードは「高校生からわかる」なんでしょうかね。

複素解析とは飛行機の翼理論を代表とする流体力学です。

キーワードは渦とポテンシャルという概念で説明されます。

高校生レベルで応用数学が理解できれば、誰も世話ネエよと言いたくもなります。

でもね、複素数の世界ってのもガウスやオイラーという天才数学者が耽った世界でもあります。

んでとてもきれいなんです。なぜか二乗するとマイナスになる数があると仮定すれば、すごくすっきりした世界が現れるのです。

高校生からわかるのであれば、高校生でも読んでみたらいかがでしょうか。

読んでみたいなあ。高校生からやり直したいと思っているのでね。

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アメリカファースト(自国優先主義)は覇権国家の焦土作戦だ 
Sunday, September 23, 2018, 09:51 PM
一週間前の新聞記事です。
私はいつも思っていたのですが、産業革命の発祥国イギリスがなぜあっという間に凋落してしまったのか疑問に思っていました。

産業史を読んでいると、皮肉にも第二次大戦の戦勝国であるが故にポンド高で一気に産業の空洞化が進んだのです。
じゃあなぜアメリカは繁栄したのかと思いますが、産油国を握っていたからでしょう。

グローバル企業と国家繁栄とは全く関連しない



これが前例であるイギリスの現状です。グローバル企業はその名の通り都合の良い国に移っていくからです。

衰退を加速させたのはロスチャイルドの代理人マーガレット・サッチャーですね。英国国民みんなに嫌われてます。

日本にあてはめれば中曽根康弘です。悪人は長生きするもんだ。

記事に戻って、度々イギリスとヨーロッパの海峡は経済摩擦で封鎖されていることを知りました。

イギリスが植民地を拡大すると逆に「自由貿易」の御旗を振り出します。

植民地からの輸入品を輸出するために身勝手な理屈で大陸への輸出を振興したわけです。

すなわち貿易政策は昔から強国による我田引水であったということ。

自分はトランプのアメリカファースト(自国優先主義)は間違っていないと思います。

というかそれしかグローバル化への対抗手段はないからです。

平成の時代において凋落したイギリスはEU国家群の一員になるしか無かったのが今までの世界的なトレンドでした。

脱EUとアメリカファーストは将棋でいう『穴熊』



グローバル企業と国家繁栄は相関していないのです。むしろグローバル企業の政治力が強まり国家国民の利益に反することが目立ってきました。

AGFA(Apple、Google、Facebook、Amazon)の4企業による独占がアメリカ政府さえも動かす存在として注目されるようになりました。

IT企業の行き先は国家超越した新たな帝国です。

イギリスは「イギリス製」というブランドを捨て去った時点で死に体になったんです。

イギリスブランドのインド製やマレーシア製はたくさんできましたが、結局はイギリスブランド=安物のイメージにしかならなかったわけです。

国家のブランドを大切にしているのはイタリア



いまイタリアがEUでは一番注目されていると思います。

なぜなら効率的なインフラ整備でかつての住みにくい国から、どこもアクセスしやすく住みやすい国として知られているから。

そして愛されるその国民性もあります。

イタリア人からみれば、国土も似ているのに日本はなんでこんなに住みにくいインフラ(鉄道・道路・都市計画)なんだと呆れてます。

話は戻しますが、中国と米国の貿易戦争は第二次大戦前の英仏独間の貿易紛争と同じなんですよね。

経済摩擦から軍事衝突に発展するのは繰り返される歴史



その行く先は通貨のレート次第というのが面白いです。各国の中央銀行が貿易摩擦から国家対立まで引き起こすのです。

今の中国-アメリカの火種は元ドルの為替レートが根本の問題なんです。

為替レートの是正に反対する勢力は中国で言えば、輸出企業群でありその中国共産党そのものです。

そういう新興の准覇権国家にたいしてはブロック経済化で自衛するしかないのです。

歴史は繰り返しているということ。
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水力発電の秘湯に行ってみた 
Monday, September 17, 2018, 10:18 PM
 この連休は誘われて山形県米沢の温泉を巡ってみました。「秘湯」という言葉の響きに興味を抱いるので、その言葉に惹かれて時間をやりくりしてみました。

JR米沢駅に降り立って、上杉謙信、直江兼続、上杉鷹山関連の史蹟を巡ってから温泉巡りとしました。

道中「大野九郎兵衛の供養碑」というものが建っていました。赤穂藩浅野家家老とあります。
大石内蔵助の浅野内匠頭への討入りで、もし打ち損じたら浅野内匠頭が息子の上杉綱憲を頼って米沢に逃げてくるだろうと見越して、米沢へ向う街道で待ち伏せしていたのです。

大石を討ったとの知らせで、ここで主君の後を追い切腹した場所なのだとか。米沢藩の歴史を辿っていると知らなかったことがいろいろあります。
 狭い山道を走って目的の滑川温泉(なめかわおんせん)に着きました。細い山道を経て辿り着く秘湯といわれて来たわりには、拍子抜けするほどの立派な宿です。

でも湯治客もいる本格的な温泉宿でした。
この連休では関東方面のナンバーを付けたクルマも多く、日帰りの入浴のみの近隣県の人たちで賑わっていました。

だから狭い山道でもけっこう車が多いので辟易です。
全然秘湯というイメージではありません。この山の上にもまだ有名な姥湯温泉(うばゆおんせん)や五色温泉(ごしきおんせん)があります。温泉通には有名なところですね。
 宿の目の前には瀑布があり、さらにその奥には大滝があるそうですが、道が悪いので行くことはあきらめました。

駐車場の脇にある小屋が水力発電設備です。
瀑布の脇から水路をつくって、この小屋に水を引き込み発電しているのです。

水力発電の宿は立派な設備



裸電球が心細く点いているような宿をイメージしていたら、全く快適な普通の宿です。
電気は水力で賄えるのですが、実は飲用水のほうがずっと貴重なんだそうです。

当然ながら電気が通じていない場所ですから、携帯電話の電波も通じません。

電気は自前でもWifi完備です



ケーブルテレビなのでネット環境はOKなんです。携帯電話は役に立ちませんが、スマホはなんの問題もなく使えるそうです。

こんな山の中なんだからスマホをいじくるのは止めろよと言いたくもありますが、これがないと多くの登山客も困ってしまうのだとか。
 発電小屋を覗かせて貰いました。
東芝製の発電設備とありますが、一般家庭七世帯を優に賄える電力を発生させるとありますが、水車の羽根(たーびん)と発電機が繋がっているだけです。

こんな簡単な装置で良いのならもっと普及すればよいのに・・・

動力は川の水だけなので、無尽にありそうなもんですが、枝葉によるパイプ詰まりなどのトラブルもよくあるのだとか。水涸れしたらどうしようもない。

安定的な発電をするにはそれなりの条件があるようです。今回も宿泊中に一度だけ停電しました。雨で増水したためにタービンに落葉が詰ったそうです。

湯質は硫黄を含んだお湯で、言うまでもなく源泉掛け流しです。
内湯、露天風呂どちらも雰囲気満点です。女性風呂もありますが混浴もあります。
ご夫婦で行くにはここらへんの東北の温泉というのは絵になりますね。
夫婦で泊っているというカップルも多かったです。混浴なので一緒にいかがでしょうか。
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チャレンジドの居る会社や組織は実はたいへん効率的なのです 
Wednesday, September 12, 2018, 12:52 PM
新聞で懐かしい顔をお見かけしました。たけなかなみさん、通称ナミねえとして関西では有名です。

いままでも何度も紙面やテレビでお目にかかっていましたが特にブログで取り上げはしませんでした。

今取り上げるのは、官公庁が自ら定めた法定雇用率を守る気もなく、民間企業には高圧的に強要していたことがばれたことにあります。

ナミねえさんが運営する障害者就職支援組織「プロップ・ステーション」には最初期に私も一時手伝ったことがありました。パソコンといってもまだ初期の頃でApple社がMacintoshを登場させた頃です。記録媒体はフロッピーディスクの頃ですね。

いまじゃ幼稚に見えますが、車いすの人たちに簡単なゲームをつくってもらったりしました。そんな昔の思い出をしたいのではないのですが、ああナミねえさんがんばってるなあと思います。

私もいろいろ会社を渡り歩きましたが、効率的な組織と硬直している組織を見分ける法則を発見しました。

障害者がいる組織は柔軟で働きやすい



つまりは社内の連携がスムーズなんです。なぜかというといろいろ不具合がある人をベースに周りが無意識に配慮しているからでしょう。

女性が少ない、年寄がいない職場ってのもダメですね。
多様性のない職場は、総じて暗くてどんよりとした雰囲気。

誰もが無言でバリバリと机に向っている職場もだめ。インターネット系の会社は働く年齢層が同じなためか、一見和やかそうでも組織的にはすごく脆弱です。

アリの世界では働くアリは2割もいない



忙しく立ち回るアリだけを集めて、全体がもっと働くかというとそうはなりません。やっぱり2割しか働かなくなります。結局8割はサボってるだけ。

でもサボるのが悪いのかというと、働く上では貴重なバッファー(緩衝地帯)になるのです。

エクセレントカンパニーや歴史の古い企業はそこらへんは気付いていると思います。

障害者やブラブラ社員がいる部署や組織は実績を残す



組織内の連携が潤滑なので効率がよいのです。これは私も実感しています。

サボるのも仕事のうちというぐらいがちょうどいいのかもしれません。
障害者雇用は社内の体質改善には最良の薬です。

こういう基本の組織論を知らないのが、頭の固い省庁のみだったということ。


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インターネットデモクラシーの元祖は副島隆彦なんですけど・・・ 
Sunday, September 9, 2018, 11:34 PM
若者たちにはインターネットによってもっと政治に関与させよという記事がありました。

うんうん、よくわかります。

ただインターネットでの政治運動を訴えたのはすでに20年前に副島隆彦がやっているんです。

当時はインターネットでの繋がりが大きなムーブメントになると思っていました。

20年前のことです



これが新しいデモクラシーだと当時職もない100名ほどの若者達が寄り集まったのです。

その成り立ちをつぶさに観てきました。

当時の若者はすでに中年の領域です。副島隆彦も老境になっちゃっています。
「ジャパンハンドラーズ」という言葉を日本に知らしめた中田安彦ら評論者が数名だけですが発生したのでそれで良しと私は思うのです。

ただ副島隆彦先生のように、「若者によるデモクラシー」が発展していない現状に失望していることは私も同じです。

スマホでLineやゲームばかりしているんじゃねんぇよと内心は想っているのですが、そこはそこ生暖かく見守っております。

デモクラシーとはそもそも若者達によるものなのだ



それ以外はすべて旧勢力にすぎません。

若者がしっかり政治勢力とならないと全然状況が良くならないと思っています。

(9/10追記)ちょっと年配の方と電話をしていて気付いたのですが、70歳まだまだ気力は充実wこれはまあ良いのですが、70年代の(20代で活躍していた頃)の記憶をそのままいまでも引きずっていることですね。

年寄扱い、過去の人扱いされることがどうもお気に召さないようで、話をしているとイライラしてしまいます。十分に過去の人なんだけどもね。

戦後生まれで高度成長の経験が脳みそに焼き付いた世代が死に絶えないと、日本は変わりませんわ。

いつまでも俺が俺がというどうしようもない世代です。
こんな上司と焼鳥つまんで呑まねばならないサラリーマンという浮き世がかつてありました。
それが今の50歳前後です。

うるせーな早く死ねよとそのうち誰もが思われるのでしょうね。



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自己主張できない奴など無意味無価値だぜ 
Saturday, September 8, 2018, 11:32 PM
先週の読売新聞に柴崎友香氏の紹介記事が掲載されていました。

彼女とは大学の同級生で、6学年上には東野圭吾氏がいます。
ただ在学中では学科が違うのでお目にかかることはありませんでした。

芥川賞作家というだけで、すごいねえという感慨しかないのですが、こんな私でも発表する場をいくつかいただいております。

六城ラヂウムは過激だ



うそつけ・・・そうとうオブラートにくるんだ表現を心がけているのですが、なんか独善的な過激な発言をすると思われているようです。

べつに芥川賞や直木賞作家でもないのだから、何を書こうが炎上もしませんし、便所の落書きにすぎません。

過去7冊に書いて、今後も商業誌には書き続けるつもりですが

なんだかんだビビる人もいるのですわ、不思議なことに



私の師匠、副島隆彦先生も著作に対して過度にビクビクする人がいることを不思議に感じられています。

とにかく他人の目(評価)が気になって夜も眠れないという精神病者が多いのかも知れません。

俺の名前を出さないでくれとか、ネットでは仮名でにしてくれと言った類です。

だれがアンタの名前をフルネームで書いたところでありふれた小市民の名前など気にするでしょうか。

自分が思っているほど他人は貴方の存在など興味はない



そうは言っても自分が世界の中心にいるかのように思っている自意識過剰という精神病なのか知恵遅れなのか
良い年齢なのにそれを気付いていない馬鹿がいっぱいいるんです。

なんか目立ったら負けだとでも思っているのでしょうかね。

何も主張無く死んでいくのもそれはその人の主義なんでしょうが、俺はそんな生き方はできません。


過去ログ:柴崎友香(しばさきともか)氏の独特な小説技法
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東京アクアライン「海ぼたる」に初めて入ってみた 
Friday, September 7, 2018, 11:48 PM




仕事で急遽千葉方面に行くことになりました。それは別にいいのですが、今回は私一人だけ。
正直一人でクルマを転がしてアクアラインを走り抜けるのは初めてなのです。

「うみぼたる」は同乗者がいると寄りませんでしたが、帰りに初めて立ち寄ってみました。
おみやげ物充実していて、ここはドライブなら寄るべきだと今さらながら気付きました。

一人でも十分愉しめました。


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龍馬がよりどころとした「万国公法」は今では全くのフィクションである 
Wednesday, September 5, 2018, 11:49 PM


司馬遼太郎の小説「龍馬が行く」の中で龍馬が刀ではなくこれからは万国公法の時代ぜよという有名な台詞があります。

国際法(International Low)が登場した場面です。

司馬遼太郎がそうあって欲しいという願望がつよくでた場面で、鼻白むシーンです。

この記事によると木戸孝允は弱国支配のための強国が設定したものだと喝破しています。

全く正しいですね。

国際法なるものが機能すると考えるのは楽天すぎるゼ



国際法とは強国の倫理であり、それは当時のキリスト教圏の倫理です。

だからくだらねえんだなあ。今の中国・周近平政権をたいしたもんだと思っているのは、
真っ向から国際的な不文律を挑発しているからです。

まあがんばってね。

万国公法(国際法)は都合良く使うべき法律にすぎない



我田引水(がでんいんすい)のためにある。

明治の天才の一人、箕作麟祥(みつくりりんしょう)は国際政治の舞台で生き抜くための武器であると喝破しています。つまりは国際舞台での言い訳に使うにすぎない程度の価値しかないということ。

同じ事は小室直樹先生も国連という幻想に惑わされるなと常々警告されていましたね。

過去ログ: 新自由主義と共産主義は表裏一体
安保改正反対派に問う「それでは中国が攻めてきたらどうする?」
クラウゼヴィッツ「戦争論」的には中国の一貫した態度には感心します
国連やNATOの「集団安全保障」活動を「集団的自衛権」と印象工作する朝日新聞
数量化という概念が理解できていない人物の戯言は日本に悲劇的な結末を招く
3分で読む小室直樹「新戦争論」(学問道場版)
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(5)  国際社会と国家を理解することが真の平和主義
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(4)  国連を国際社会と混同する文化的原因
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(3) 国連の幻想と国境の思想
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(2) 言葉を翻弄したことで文明史を曇らせた
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(1) 平和主義者が戦争を引き起こす

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太陽電池付きハウスははたして災害にも強いのか? 
Tuesday, September 4, 2018, 10:53 PM
 台風21号で甚大な被害が報道されております。関西空港が海水に浸かり連絡橋も使えないということ。私の実家でも夕方からずっと停電が続いています。

電力が使えなくなって初めてわかる不便さ



太陽電池付き住宅が新聞で紹介されていました。
というエネルギー消費ゼロの家(Net Zero Energy House(ZEH))というそうです。

ZEHという言葉は初耳ですが、太陽電池を付けた家はよく見かけますね。

今は売電価格が高いので設置パネルの大きさに比例して、そこそこ収入にもなるそうです。

悪い話ではないのですが、なんか気持ち悪い話です。

宣伝文句を真に受けると馬鹿をみる



太陽電池業者+リフォーム屋の決まり文句そのものだからです。

じっさいにはトラブルとなることが多いそうです。具体的には機器の故障、太陽電池の劣化と定期的な修繕交換が必要になるからです。

パネルの汚れを清掃したり、固定がしっかりされているかの確認を怠るとすぐに効率が落ちてしまうのだとか。

本日の台風の被害を見る限り、太陽電池のシステムが災害に強いとはあまり思えませんね。

この図で参考になるのは蓄電池のみだ



昔からコンピュータ用の無停電装置がありますが、それと似たようなものが一般家庭向け備蓄電源として数万円で販売されています。

それ一つを用意しておけば停電は間に合いそうです。アウトドア用でも便利かも。
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興味を惹く書名 
Saturday, September 1, 2018, 02:26 PM
 新聞広告で興味を惹くタイトルが目に止まりました

労働者のための漫画の描き方教室


●川崎昌平 労働につぶされる前に漫画を描いて自分を守ろう。働く人のための表現論。1800円


 この著者は「ネットカフェ難民」といった流行語も創った出版業界人なんだとか。

労働者はもっと表現することに重きを置くべきだということ。
漫画もその手段だと言うことでしょう。

こんど書店で探してみようと思います。
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イタリアは喧伝されているような国ではない!(はるかに優れた地方政治) 
Saturday, September 1, 2018, 01:53 PM
昨晩は東京在住のイタリア人・マルコ・ファヴァロ(Marco FAVARO)の話を南青山で聴いてきました。

誰それ?

時事的には「まるこ」といえば「ちびまるこちゃん」なんですが、こっちは180cmもあるオッサンです。

・・・ハゲの大男。

しかしファッションブランドを日本で展開して、イタリアの観光大使でもあります。

オヤジと称していますがモデルだけあってかっこいい、またプレゼンが素晴しい。

彼が講演したのはイタリアの道路事情と日本の道路事情の比較です。

同じ内容は以下のサイトに掲載されています。

https://cyclist.sanspo.com/408791

道路幅も日本と似たり寄ったり、でも格段にイタリアが良い



国土に山脈を持ち、平野部の割合もほぼ同じ、ローマやミラノといった古代都市をもちながらも、狭い国土では日本と共通点が多い。

たとえば主要産業が自動車工業だということ。その他

政治家もマフィアが牛耳っているか、いいかげんな国民性だとか思われています。

そのため日本人にはイタリアはEU加盟国では格下の国だと思われています。

とんでもない!

イタリアは都市部以外は交通インフラが整えられつつある



その切り札は自転車。

かつては自転車は貧乏人の乗り物だと思われていた。これは中国や日本でも一緒。

でも今はイタリア製自転車は超高級ブランドです。(昔からですけども)

脱自動車のために公共交通と高速道路を整備した



ちょうど10年前のリーマンショック後に、慢性的な都市部の交通渋滞や一極集中を避けるために各自治体が大きな決断をしたそうです。

ローマやミラノといったかつての城郭都市は自動車の進入を原則禁止します。

日本に例えるならば、京都や名古屋では、認可されたクルマ以外は走ることが出来なくなったのです。

でもご安心下さい、ちゃんと都市部郊外には公営の駐車場が整備されています。

そこから10分以下の間隔で運行される路面電車が効率的に巡れると大好評なんだとか。

ファヴァロ・マルコ氏によると、最近では電車はほとんど時間通り運行されているそうで、日本とあまり変わらないそうです。

イタリアは都会から地方へという逆の流れ



狭くて道路事情も悪い都心から、地方都市へと人の流れが変わっているのが、2000年以降のイタリアの状況だそうです。

ガソリンは日本よりも高く、リッター220円もします。ですから過疎化と都市集中が進んでました。

ところが道路を整備し、路面電車を復活させたら人口が増え出したそうです。

路面電車に乗れば高速鉄道に連絡して、50km60km先の都市まで30分ほどで着いてしまう。

ヨーロッパでは自転車もそのまま鉄道に載せることができます。だから駅まで距離があってもぜんぜん平気。

効率的な社会を実現しているのは市長権限が絶対的だから



日本と大きく違うのは、行政トップに大きな権限があるからだそうです。

自動車の利用制限や排除区域を市長が決めると、あとは警察がそのように動く。

だから毎週末には道路を閉鎖してマラソン大会やロードレースがイタリア各地で開催されるのです。

日本では道路使用許可は市長であってもできない。
警察は誰の命令で動いているか日本においては全くわからないそうです。

日本の統治機構が変わらなければ、いつまでも地方は良くならない。(警察の指揮系統は後進国そのもの)

逆に交通インフラを整えたらたった10年で激変したのがイタリアだということを熱弁されていました。
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ムリムダだらけの元凶は丸投げ構造だからさ 
Wednesday, August 29, 2018, 10:50 AM
8/29 浅草の空間線量は64ベクレル/立法メートル

昨日の読売新聞のコラムです。


寅さんが汗だらけで働くものの三日坊主で終わるという話から、建設業界ではいまだ週休二日ではないという話です。

巷では働き方改革だ、ワークライフバランスだと喧伝されていますが、現実は平成が終わるのに、あいかわらず昭和のままです。


労働者は英語でレイバーといいますが、さらには肉体労働者(manual laborer)はその最下層です。日本語で言えば土方(ひじかたではなくドカタ)ですよね。

ドカタに休日など不要だと考えられている



ちゃんと給金払っているのだから、その身体と時間は仕事の発注者のものだと無意識に建築業界など肉体労働界では共有されているのです。

ひどい世界だ、土日関係なし。

すくなくともキリスト教やイスラム教圏であれば土日は働いてはならないという社会のコンセンサスがあります。

安息日は宗教的儀式や礼拝、祈りを捧げるためだという考えからです。

安息日に働く者は異教徒か牛馬



こういうように無意識に捉えられてしまうのです。かつて日本人はエコノミックアニマルと嘲笑されたのは、このような西洋人のコモンセンスから発せられたのは言うまでもありません。

つまり休むことなく働く者は、宗教的には人間ではないということ。

日本の経済界は内閣に対して口を開けば労働力が足らないと散々陳情しています。

本音は安くて休日関係なく働く人間だけが欲しい



つまりは自分が休みたいから、牛馬のように労働力だけ提供する存在が欲しいだけ。

それなら機械化したり、ロボットを導入したりすれば良いと思うでしょ?

ところができないのはナゼか?

大半の下請企業も牛馬のような労働力だけを提供する下流側だからです。

人間ひとりいくらという時間あたり単価でしか評価されない世界は建築業が代表的です。

そこには生産性だとか省力化といった概念が全く見あたりません。

このビルをいつまでにいくらで作ってねという大企業や役所から下への丸投げ構造だからです。

建築業界に転職しようとする友人と呑んでいて、肉体労働とはそういうことだよと伝えておきます。
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ロッテの四番に定着した井上晴哉選手も応援してます 
Sunday, August 26, 2018, 10:46 PM


今年注目の選手、井上晴哉選手
ここ最近はとうとう四番に定着したようです。なんたってガタイがよいから打って当たり前と思っていましたが、昨年はイマイチな成績でメディアでは注目されませんでした。

それでも今年は打つ場面では確実に打つ頼もしい選手となりました。

埼玉・所沢もそうだが千葉・幕張にも応援に行かねばならんなあ。

西武ライオンズ、ロッテマリナーズ応援してます。
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長崎土産は踏み絵でしたとさ 
Sunday, August 26, 2018, 10:41 PM
キリシタン弾圧の象徴として「踏み絵」(実物は青銅の鋳物)と教えられています。

はたしてこれがどれほどの信者摘発の効果があったのかという考証はいまだされていません。

吉川弘文館の本「踏み絵を踏んだキリシタン」(安高啓明著)によると踏み絵は年中行事で形骸化していたとのこと。

時が流れて遠藤周作が感動した踏み絵も実は

後世の模造品で、長崎土産で売られていた



ものだそうです。

踏み絵って実際結構残っていて、骨董品屋にもあるんですよね。

わざわざ踏みつけられたようにすり減っているからはっきり言ってイエスなのかマリアなのかも分からない代物。

骨董商では知られている話だそうですが、ずいぶん模造品が作られたそうです。

なぜなら明治維新後は外国人に高く売れるから。

この書評を読んで、思い出しました。中学校の歴史の先生が自慢げに風呂敷包みから「これはほんとうの踏み絵だぞ=」と取り出してくれたこと。

実物だというので見てみるとほとんどすり減って単な凸凹したる青銅の板でした。かろうじて人の形に見えますが、孤独死で遺した畳みの染みみたいにぼやけたものです。

それでもこのすり減り具合が本物の証だと言われていました。

今思えば長崎の骨董屋に言われるがままだったんでしょうね。

中国の古銭、カミソリみたいなものも見せて貰いましたが、これも中国旅行で買ったそうですから、そりゃいい鴨ですわ。

本物の踏み絵や古銭が観光客のルートにあるわけがないじゃん。

遠藤周作が描いた自己犠牲で伝えられたキリスト教というのは

本人自身も後述していますがフィクションなんです



キリスト教は当時は耶蘇教と言われて仏教の一派だと思われていたのですから。

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