明智憲三郎氏の新刊「光秀からの遺言」 
Tuesday, September 25, 2018, 11:12 PM
 昨今の信長(はなぜ討たれたのか?)ブームの総本山というべき、明智憲三郎氏の新刊の広告に目が止まりました。

・・・うん、まあ買うだろうね

河出書房という著名出版社だし・・・

とにかく手にしていないので書評もできませんが、

明智憲三郎氏の著作を読めば

歴史とは権力者による都合の良い断片の組合わせに過ぎない



ということがわかります。

逆に「出来すぎた都合の良さ」を分析すれば、「隠したい秘密」が一層明白になるというのが明智憲三郎氏の「歴史捜査」手法です。

天才カリスマの信長があっけなく殺されたこと

その背景は誰もが興味深いことでしょう。

そのうちに買ってみます。

そして今日の新聞広告では

「高校生からわかる 複素解析」

 最近の出版界のトレンドワードは「高校生からわかる」なんでしょうかね。

複素解析とは飛行機の翼理論を代表とする流体力学です。

キーワードは渦とポテンシャルという概念で説明されます。

高校生レベルで応用数学が理解できれば、誰も世話ネエよと言いたくもなります。

でもね、複素数の世界ってのもガウスやオイラーという天才数学者が耽った世界でもあります。

んでとてもきれいなんです。なぜか二乗するとマイナスになる数があると仮定すれば、すごくすっきりした世界が現れるのです。

高校生からわかるのであれば、高校生でも読んでみたらいかがでしょうか。

読んでみたいなあ。高校生からやり直したいと思っているのでね。

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アメリカファースト(自国優先主義)は覇権国家の焦土作戦だ 
Sunday, September 23, 2018, 09:51 PM
一週間前の新聞記事です。
私はいつも思っていたのですが、産業革命の発祥国イギリスがなぜあっという間に凋落してしまったのか疑問に思っていました。

産業史を読んでいると、皮肉にも第二次大戦の戦勝国であるが故にポンド高で一気に産業の空洞化が進んだのです。
じゃあなぜアメリカは繁栄したのかと思いますが、産油国を握っていたからでしょう。

グローバル企業と国家繁栄とは全く関連しない



これが前例であるイギリスの現状です。グローバル企業はその名の通り都合の良い国に移っていくからです。

衰退を加速させたのはロスチャイルドの代理人マーガレット・サッチャーですね。英国国民みんなに嫌われてます。

日本にあてはめれば中曽根康弘です。悪人は長生きするもんだ。

記事に戻って、度々イギリスとヨーロッパの海峡は経済摩擦で封鎖されていることを知りました。

イギリスが植民地を拡大すると逆に「自由貿易」の御旗を振り出します。

植民地からの輸入品を輸出するために身勝手な理屈で大陸への輸出を振興したわけです。

すなわち貿易政策は昔から強国による我田引水であったということ。

自分はトランプのアメリカファースト(自国優先主義)は間違っていないと思います。

というかそれしかグローバル化への対抗手段はないからです。

平成の時代において凋落したイギリスはEU国家群の一員になるしか無かったのが今までの世界的なトレンドでした。

脱EUとアメリカファーストは将棋でいう『穴熊』



グローバル企業と国家繁栄は相関していないのです。むしろグローバル企業の政治力が強まり国家国民の利益に反することが目立ってきました。

AGFA(Apple、Google、Facebook、Amazon)の4企業による独占がアメリカ政府さえも動かす存在として注目されるようになりました。

IT企業の行き先は国家超越した新たな帝国です。

イギリスは「イギリス製」というブランドを捨て去った時点で死に体になったんです。

イギリスブランドのインド製やマレーシア製はたくさんできましたが、結局はイギリスブランド=安物のイメージにしかならなかったわけです。

国家のブランドを大切にしているのはイタリア



いまイタリアがEUでは一番注目されていると思います。

なぜなら効率的なインフラ整備でかつての住みにくい国から、どこもアクセスしやすく住みやすい国として知られているから。

そして愛されるその国民性もあります。

イタリア人からみれば、国土も似ているのに日本はなんでこんなに住みにくいインフラ(鉄道・道路・都市計画)なんだと呆れてます。

話は戻しますが、中国と米国の貿易戦争は第二次大戦前の英仏独間の貿易紛争と同じなんですよね。

経済摩擦から軍事衝突に発展するのは繰り返される歴史



その行く先は通貨のレート次第というのが面白いです。各国の中央銀行が貿易摩擦から国家対立まで引き起こすのです。

今の中国-アメリカの火種は元ドルの為替レートが根本の問題なんです。

為替レートの是正に反対する勢力は中国で言えば、輸出企業群でありその中国共産党そのものです。

そういう新興の准覇権国家にたいしてはブロック経済化で自衛するしかないのです。

歴史は繰り返しているということ。
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水力発電の秘湯に行ってみた 
Monday, September 17, 2018, 10:18 PM
 この連休は誘われて山形県米沢の温泉を巡ってみました。「秘湯」という言葉の響きに興味を抱いるので、その言葉に惹かれて時間をやりくりしてみました。

JR米沢駅に降り立って、上杉謙信、直江兼続、上杉鷹山関連の史蹟を巡ってから温泉巡りとしました。

道中「大野九郎兵衛の供養碑」というものが建っていました。赤穂藩浅野家家老とあります。
大石内蔵助の浅野内匠頭への討入りで、もし打ち損じたら浅野内匠頭が息子の上杉綱憲を頼って米沢に逃げてくるだろうと見越して、米沢へ向う街道で待ち伏せしていたのです。

大石を討ったとの知らせで、ここで主君の後を追い切腹した場所なのだとか。米沢藩の歴史を辿っていると知らなかったことがいろいろあります。
 狭い山道を走って目的の滑川温泉(なめかわおんせん)に着きました。細い山道を経て辿り着く秘湯といわれて来たわりには、拍子抜けするほどの立派な宿です。

でも湯治客もいる本格的な温泉宿でした。
この連休では関東方面のナンバーを付けたクルマも多く、日帰りの入浴のみの近隣県の人たちで賑わっていました。

だから狭い山道でもけっこう車が多いので辟易です。
全然秘湯というイメージではありません。この山の上にもまだ有名な姥湯温泉(うばゆおんせん)や五色温泉(ごしきおんせん)があります。温泉通には有名なところですね。
 宿の目の前には瀑布があり、さらにその奥には大滝があるそうですが、道が悪いので行くことはあきらめました。

駐車場の脇にある小屋が水力発電設備です。
瀑布の脇から水路をつくって、この小屋に水を引き込み発電しているのです。

水力発電の宿は立派な設備



裸電球が心細く点いているような宿をイメージしていたら、全く快適な普通の宿です。
電気は水力で賄えるのですが、実は飲用水のほうがずっと貴重なんだそうです。

当然ながら電気が通じていない場所ですから、携帯電話の電波も通じません。

電気は自前でもWifi完備です



ケーブルテレビなのでネット環境はOKなんです。携帯電話は役に立ちませんが、スマホはなんの問題もなく使えるそうです。

こんな山の中なんだからスマホをいじくるのは止めろよと言いたくもありますが、これがないと多くの登山客も困ってしまうのだとか。
 発電小屋を覗かせて貰いました。
東芝製の発電設備とありますが、一般家庭七世帯を優に賄える電力を発生させるとありますが、水車の羽根(たーびん)と発電機が繋がっているだけです。

こんな簡単な装置で良いのならもっと普及すればよいのに・・・

動力は川の水だけなので、無尽にありそうなもんですが、枝葉によるパイプ詰まりなどのトラブルもよくあるのだとか。水涸れしたらどうしようもない。

安定的な発電をするにはそれなりの条件があるようです。今回も宿泊中に一度だけ停電しました。雨で増水したためにタービンに落葉が詰ったそうです。

湯質は硫黄を含んだお湯で、言うまでもなく源泉掛け流しです。
内湯、露天風呂どちらも雰囲気満点です。女性風呂もありますが混浴もあります。
ご夫婦で行くにはここらへんの東北の温泉というのは絵になりますね。
夫婦で泊っているというカップルも多かったです。混浴なので一緒にいかがでしょうか。
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チャレンジドの居る会社や組織は実はたいへん効率的なのです 
Wednesday, September 12, 2018, 12:52 PM
新聞で懐かしい顔をお見かけしました。たけなかなみさん、通称ナミねえとして関西では有名です。

いままでも何度も紙面やテレビでお目にかかっていましたが特にブログで取り上げはしませんでした。

今取り上げるのは、官公庁が自ら定めた法定雇用率を守る気もなく、民間企業には高圧的に強要していたことがばれたことにあります。

ナミねえさんが運営する障害者就職支援組織「プロップ・ステーション」には最初期に私も一時手伝ったことがありました。パソコンといってもまだ初期の頃でApple社がMacintoshを登場させた頃です。記録媒体はフロッピーディスクの頃ですね。

いまじゃ幼稚に見えますが、車いすの人たちに簡単なゲームをつくってもらったりしました。そんな昔の思い出をしたいのではないのですが、ああナミねえさんがんばってるなあと思います。

私もいろいろ会社を渡り歩きましたが、効率的な組織と硬直している組織を見分ける法則を発見しました。

障害者がいる組織は柔軟で働きやすい



つまりは社内の連携がスムーズなんです。なぜかというといろいろ不具合がある人をベースに周りが無意識に配慮しているからでしょう。

女性が少ない、年寄がいない職場ってのもダメですね。
多様性のない職場は、総じて暗くてどんよりとした雰囲気。

誰もが無言でバリバリと机に向っている職場もだめ。インターネット系の会社は働く年齢層が同じなためか、一見和やかそうでも組織的にはすごく脆弱です。

アリの世界では働くアリは2割もいない



忙しく立ち回るアリだけを集めて、全体がもっと働くかというとそうはなりません。やっぱり2割しか働かなくなります。結局8割はサボってるだけ。

でもサボるのが悪いのかというと、働く上では貴重なバッファー(緩衝地帯)になるのです。

エクセレントカンパニーや歴史の古い企業はそこらへんは気付いていると思います。

障害者やブラブラ社員がいる部署や組織は実績を残す



組織内の連携が潤滑なので効率がよいのです。これは私も実感しています。

サボるのも仕事のうちというぐらいがちょうどいいのかもしれません。
障害者雇用は社内の体質改善には最良の薬です。

こういう基本の組織論を知らないのが、頭の固い省庁のみだったということ。


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インターネットデモクラシーの元祖は副島隆彦なんですけど・・・ 
Sunday, September 9, 2018, 11:34 PM
若者たちにはインターネットによってもっと政治に関与させよという記事がありました。

うんうん、よくわかります。

ただインターネットでの政治運動を訴えたのはすでに20年前に副島隆彦がやっているんです。

当時はインターネットでの繋がりが大きなムーブメントになると思っていました。

20年前のことです



これが新しいデモクラシーだと当時職もない100名ほどの若者達が寄り集まったのです。

その成り立ちをつぶさに観てきました。

当時の若者はすでに中年の領域です。副島隆彦も老境になっちゃっています。
「ジャパンハンドラーズ」という言葉を日本に知らしめた中田安彦ら評論者が数名だけですが発生したのでそれで良しと私は思うのです。

ただ副島隆彦先生のように、「若者によるデモクラシー」が発展していない現状に失望していることは私も同じです。

スマホでLineやゲームばかりしているんじゃねんぇよと内心は想っているのですが、そこはそこ生暖かく見守っております。

デモクラシーとはそもそも若者達によるものなのだ



それ以外はすべて旧勢力にすぎません。

若者がしっかり政治勢力とならないと全然状況が良くならないと思っています。

(9/10追記)ちょっと年配の方と電話をしていて気付いたのですが、70歳まだまだ気力は充実wこれはまあ良いのですが、70年代の(20代で活躍していた頃)の記憶をそのままいまでも引きずっていることですね。

年寄扱い、過去の人扱いされることがどうもお気に召さないようで、話をしているとイライラしてしまいます。十分に過去の人なんだけどもね。

戦後生まれで高度成長の経験が脳みそに焼き付いた世代が死に絶えないと、日本は変わりませんわ。

いつまでも俺が俺がというどうしようもない世代です。
こんな上司と焼鳥つまんで呑まねばならないサラリーマンという浮き世がかつてありました。
それが今の50歳前後です。

うるせーな早く死ねよとそのうち誰もが思われるのでしょうね。



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自己主張できない奴など無意味無価値だぜ 
Saturday, September 8, 2018, 11:32 PM
先週の読売新聞に柴崎友香氏の紹介記事が掲載されていました。

彼女とは大学の同級生で、6学年上には東野圭吾氏がいます。
ただ在学中では学科が違うのでお目にかかることはありませんでした。

芥川賞作家というだけで、すごいねえという感慨しかないのですが、こんな私でも発表する場をいくつかいただいております。

六城ラヂウムは過激だ



うそつけ・・・そうとうオブラートにくるんだ表現を心がけているのですが、なんか独善的な過激な発言をすると思われているようです。

べつに芥川賞や直木賞作家でもないのだから、何を書こうが炎上もしませんし、便所の落書きにすぎません。

過去7冊に書いて、今後も商業誌には書き続けるつもりですが

なんだかんだビビる人もいるのですわ、不思議なことに



私の師匠、副島隆彦先生も著作に対して過度にビクビクする人がいることを不思議に感じられています。

とにかく他人の目(評価)が気になって夜も眠れないという精神病者が多いのかも知れません。

俺の名前を出さないでくれとか、ネットでは仮名でにしてくれと言った類です。

だれがアンタの名前をフルネームで書いたところでありふれた小市民の名前など気にするでしょうか。

自分が思っているほど他人は貴方の存在など興味はない



そうは言っても自分が世界の中心にいるかのように思っている自意識過剰という精神病なのか知恵遅れなのか
良い年齢なのにそれを気付いていない馬鹿がいっぱいいるんです。

なんか目立ったら負けだとでも思っているのでしょうかね。

何も主張無く死んでいくのもそれはその人の主義なんでしょうが、俺はそんな生き方はできません。


過去ログ:柴崎友香(しばさきともか)氏の独特な小説技法
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東京アクアライン「海ぼたる」に初めて入ってみた 
Friday, September 7, 2018, 11:48 PM




仕事で急遽千葉方面に行くことになりました。それは別にいいのですが、今回は私一人だけ。
正直一人でクルマを転がしてアクアラインを走り抜けるのは初めてなのです。

「うみぼたる」は同乗者がいると寄りませんでしたが、帰りに初めて立ち寄ってみました。
おみやげ物充実していて、ここはドライブなら寄るべきだと今さらながら気付きました。

一人でも十分愉しめました。


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龍馬がよりどころとした「万国公法」は今では全くのフィクションである 
Wednesday, September 5, 2018, 11:49 PM


司馬遼太郎の小説「龍馬が行く」の中で龍馬が刀ではなくこれからは万国公法の時代ぜよという有名な台詞があります。

国際法(International Low)が登場した場面です。

司馬遼太郎がそうあって欲しいという願望がつよくでた場面で、鼻白むシーンです。

この記事によると木戸孝允は弱国支配のための強国が設定したものだと喝破しています。

全く正しいですね。

国際法なるものが機能すると考えるのは楽天すぎるゼ



国際法とは強国の倫理であり、それは当時のキリスト教圏の倫理です。

だからくだらねえんだなあ。今の中国・周近平政権をたいしたもんだと思っているのは、
真っ向から国際的な不文律を挑発しているからです。

まあがんばってね。

万国公法(国際法)は都合良く使うべき法律にすぎない



我田引水(がでんいんすい)のためにある。

明治の天才の一人、箕作麟祥(みつくりりんしょう)は国際政治の舞台で生き抜くための武器であると喝破しています。つまりは国際舞台での言い訳に使うにすぎない程度の価値しかないということ。

同じ事は小室直樹先生も国連という幻想に惑わされるなと常々警告されていましたね。

過去ログ: 新自由主義と共産主義は表裏一体
安保改正反対派に問う「それでは中国が攻めてきたらどうする?」
クラウゼヴィッツ「戦争論」的には中国の一貫した態度には感心します
国連やNATOの「集団安全保障」活動を「集団的自衛権」と印象工作する朝日新聞
数量化という概念が理解できていない人物の戯言は日本に悲劇的な結末を招く
3分で読む小室直樹「新戦争論」(学問道場版)
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(5)  国際社会と国家を理解することが真の平和主義
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(4)  国連を国際社会と混同する文化的原因
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(3) 国連の幻想と国境の思想
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(2) 言葉を翻弄したことで文明史を曇らせた
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(1) 平和主義者が戦争を引き起こす

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太陽電池付きハウスははたして災害にも強いのか? 
Tuesday, September 4, 2018, 10:53 PM
 台風21号で甚大な被害が報道されております。関西空港が海水に浸かり連絡橋も使えないということ。私の実家でも夕方からずっと停電が続いています。

電力が使えなくなって初めてわかる不便さ



太陽電池付き住宅が新聞で紹介されていました。
というエネルギー消費ゼロの家(Net Zero Energy House(ZEH))というそうです。

ZEHという言葉は初耳ですが、太陽電池を付けた家はよく見かけますね。

今は売電価格が高いので設置パネルの大きさに比例して、そこそこ収入にもなるそうです。

悪い話ではないのですが、なんか気持ち悪い話です。

宣伝文句を真に受けると馬鹿をみる



太陽電池業者+リフォーム屋の決まり文句そのものだからです。

じっさいにはトラブルとなることが多いそうです。具体的には機器の故障、太陽電池の劣化と定期的な修繕交換が必要になるからです。

パネルの汚れを清掃したり、固定がしっかりされているかの確認を怠るとすぐに効率が落ちてしまうのだとか。

本日の台風の被害を見る限り、太陽電池のシステムが災害に強いとはあまり思えませんね。

この図で参考になるのは蓄電池のみだ



昔からコンピュータ用の無停電装置がありますが、それと似たようなものが一般家庭向け備蓄電源として数万円で販売されています。

それ一つを用意しておけば停電は間に合いそうです。アウトドア用でも便利かも。
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興味を惹く書名 
Saturday, September 1, 2018, 02:26 PM
 新聞広告で興味を惹くタイトルが目に止まりました

労働者のための漫画の描き方教室


●川崎昌平 労働につぶされる前に漫画を描いて自分を守ろう。働く人のための表現論。1800円


 この著者は「ネットカフェ難民」といった流行語も創った出版業界人なんだとか。

労働者はもっと表現することに重きを置くべきだということ。
漫画もその手段だと言うことでしょう。

こんど書店で探してみようと思います。
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イタリアは喧伝されているような国ではない!(はるかに優れた地方政治) 
Saturday, September 1, 2018, 01:53 PM
昨晩は東京在住のイタリア人・マルコ・ファヴァロ(Marco FAVARO)の話を南青山で聴いてきました。

誰それ?

時事的には「まるこ」といえば「ちびまるこちゃん」なんですが、こっちは180cmもあるオッサンです。

・・・ハゲの大男。

しかしファッションブランドを日本で展開して、イタリアの観光大使でもあります。

オヤジと称していますがモデルだけあってかっこいい、またプレゼンが素晴しい。

彼が講演したのはイタリアの道路事情と日本の道路事情の比較です。

同じ内容は以下のサイトに掲載されています。

https://cyclist.sanspo.com/408791

道路幅も日本と似たり寄ったり、でも格段にイタリアが良い



国土に山脈を持ち、平野部の割合もほぼ同じ、ローマやミラノといった古代都市をもちながらも、狭い国土では日本と共通点が多い。

たとえば主要産業が自動車工業だということ。その他

政治家もマフィアが牛耳っているか、いいかげんな国民性だとか思われています。

そのため日本人にはイタリアはEU加盟国では格下の国だと思われています。

とんでもない!

イタリアは都市部以外は交通インフラが整えられつつある



その切り札は自転車。

かつては自転車は貧乏人の乗り物だと思われていた。これは中国や日本でも一緒。

でも今はイタリア製自転車は超高級ブランドです。(昔からですけども)

脱自動車のために公共交通と高速道路を整備した



ちょうど10年前のリーマンショック後に、慢性的な都市部の交通渋滞や一極集中を避けるために各自治体が大きな決断をしたそうです。

ローマやミラノといったかつての城郭都市は自動車の進入を原則禁止します。

日本に例えるならば、京都や名古屋では、認可されたクルマ以外は走ることが出来なくなったのです。

でもご安心下さい、ちゃんと都市部郊外には公営の駐車場が整備されています。

そこから10分以下の間隔で運行される路面電車が効率的に巡れると大好評なんだとか。

ファヴァロ・マルコ氏によると、最近では電車はほとんど時間通り運行されているそうで、日本とあまり変わらないそうです。

イタリアは都会から地方へという逆の流れ



狭くて道路事情も悪い都心から、地方都市へと人の流れが変わっているのが、2000年以降のイタリアの状況だそうです。

ガソリンは日本よりも高く、リッター220円もします。ですから過疎化と都市集中が進んでました。

ところが道路を整備し、路面電車を復活させたら人口が増え出したそうです。

路面電車に乗れば高速鉄道に連絡して、50km60km先の都市まで30分ほどで着いてしまう。

ヨーロッパでは自転車もそのまま鉄道に載せることができます。だから駅まで距離があってもぜんぜん平気。

効率的な社会を実現しているのは市長権限が絶対的だから



日本と大きく違うのは、行政トップに大きな権限があるからだそうです。

自動車の利用制限や排除区域を市長が決めると、あとは警察がそのように動く。

だから毎週末には道路を閉鎖してマラソン大会やロードレースがイタリア各地で開催されるのです。

日本では道路使用許可は市長であってもできない。
警察は誰の命令で動いているか日本においては全くわからないそうです。

日本の統治機構が変わらなければ、いつまでも地方は良くならない。(警察の指揮系統は後進国そのもの)

逆に交通インフラを整えたらたった10年で激変したのがイタリアだということを熱弁されていました。
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ムリムダだらけの元凶は丸投げ構造だからさ 
Wednesday, August 29, 2018, 10:50 AM
8/29 浅草の空間線量は64ベクレル/立法メートル

昨日の読売新聞のコラムです。


寅さんが汗だらけで働くものの三日坊主で終わるという話から、建設業界ではいまだ週休二日ではないという話です。

巷では働き方改革だ、ワークライフバランスだと喧伝されていますが、現実は平成が終わるのに、あいかわらず昭和のままです。


労働者は英語でレイバーといいますが、さらには肉体労働者(manual laborer)はその最下層です。日本語で言えば土方(ひじかたではなくドカタ)ですよね。

ドカタに休日など不要だと考えられている



ちゃんと給金払っているのだから、その身体と時間は仕事の発注者のものだと無意識に建築業界など肉体労働界では共有されているのです。

ひどい世界だ、土日関係なし。

すくなくともキリスト教やイスラム教圏であれば土日は働いてはならないという社会のコンセンサスがあります。

安息日は宗教的儀式や礼拝、祈りを捧げるためだという考えからです。

安息日に働く者は異教徒か牛馬



こういうように無意識に捉えられてしまうのです。かつて日本人はエコノミックアニマルと嘲笑されたのは、このような西洋人のコモンセンスから発せられたのは言うまでもありません。

つまり休むことなく働く者は、宗教的には人間ではないということ。

日本の経済界は内閣に対して口を開けば労働力が足らないと散々陳情しています。

本音は安くて休日関係なく働く人間だけが欲しい



つまりは自分が休みたいから、牛馬のように労働力だけ提供する存在が欲しいだけ。

それなら機械化したり、ロボットを導入したりすれば良いと思うでしょ?

ところができないのはナゼか?

大半の下請企業も牛馬のような労働力だけを提供する下流側だからです。

人間ひとりいくらという時間あたり単価でしか評価されない世界は建築業が代表的です。

そこには生産性だとか省力化といった概念が全く見あたりません。

このビルをいつまでにいくらで作ってねという大企業や役所から下への丸投げ構造だからです。

建築業界に転職しようとする友人と呑んでいて、肉体労働とはそういうことだよと伝えておきます。
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ロッテの四番に定着した井上晴哉選手も応援してます 
Sunday, August 26, 2018, 10:46 PM


今年注目の選手、井上晴哉選手
ここ最近はとうとう四番に定着したようです。なんたってガタイがよいから打って当たり前と思っていましたが、昨年はイマイチな成績でメディアでは注目されませんでした。

それでも今年は打つ場面では確実に打つ頼もしい選手となりました。

埼玉・所沢もそうだが千葉・幕張にも応援に行かねばならんなあ。

西武ライオンズ、ロッテマリナーズ応援してます。
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長崎土産は踏み絵でしたとさ 
Sunday, August 26, 2018, 10:41 PM
キリシタン弾圧の象徴として「踏み絵」(実物は青銅の鋳物)と教えられています。

はたしてこれがどれほどの信者摘発の効果があったのかという考証はいまだされていません。

吉川弘文館の本「踏み絵を踏んだキリシタン」(安高啓明著)によると踏み絵は年中行事で形骸化していたとのこと。

時が流れて遠藤周作が感動した踏み絵も実は

後世の模造品で、長崎土産で売られていた



ものだそうです。

踏み絵って実際結構残っていて、骨董品屋にもあるんですよね。

わざわざ踏みつけられたようにすり減っているからはっきり言ってイエスなのかマリアなのかも分からない代物。

骨董商では知られている話だそうですが、ずいぶん模造品が作られたそうです。

なぜなら明治維新後は外国人に高く売れるから。

この書評を読んで、思い出しました。中学校の歴史の先生が自慢げに風呂敷包みから「これはほんとうの踏み絵だぞ=」と取り出してくれたこと。

実物だというので見てみるとほとんどすり減って単な凸凹したる青銅の板でした。かろうじて人の形に見えますが、孤独死で遺した畳みの染みみたいにぼやけたものです。

それでもこのすり減り具合が本物の証だと言われていました。

今思えば長崎の骨董屋に言われるがままだったんでしょうね。

中国の古銭、カミソリみたいなものも見せて貰いましたが、これも中国旅行で買ったそうですから、そりゃいい鴨ですわ。

本物の踏み絵や古銭が観光客のルートにあるわけがないじゃん。

遠藤周作が描いた自己犠牲で伝えられたキリスト教というのは

本人自身も後述していますがフィクションなんです



キリスト教は当時は耶蘇教と言われて仏教の一派だと思われていたのですから。

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知育を知らない人は下流に属するということの証 
Saturday, August 25, 2018, 11:32 AM
今朝の新聞記事を読んでちょっと驚きました。
「知育」によって池江璃花子選手という天才スイマーが生まれたことをはっきりと記しているからです。
オリンピックやプロスポーツで何割かがすでにその才能を開花させていることは、スポーツ界ではよく知られています。

知育とはずばり「七田チャイルドアカデミー」



えっ、しらないわよ、初耳だわ

残念ながらそのような方はご自分が下流層であることに無自覚です。

いわゆる「B層」(自民党が名付けたメディアで左右される人々)です。

七田眞(しちたまこと)という教育者により能力を伸ばすことを最優先にした私塾がやがて数々の天才たちを生み出していきます。

オリンピックの日本代表ではすでに2割を越える選手が七田式教育の経験者だとも言われています。

頭脳の方でも学者や研究者を輩出しているとも聞きます。

教育といっても、又聞きですが、机に座らせて頭ごなしなことはないようです。

カードゲームや体操などで遊んでいるようにしか見えない。

最近までは七田式は胡散臭く思われていた



もちろん、批判するのは文科省による教育体制(利権)に属する”教育者や識者”という肩書きの人々。

またリベラルや(エセ)保守という恥ずかしい思考に染まった有害無毒な人々です。

ほらね、プロパガンダを流す側と煽動される側(B層)しかいないでしょ。

池江璃花子選手やその他スイマーに注目しているのは、七田式教育のすごい効果を私は認めているからです。

トップスイマー以外でも体操や球技でも活躍しているそうです。

また数学オリンピックのような学術分野、音楽や美術の分野でも七田式の出身者が目立ってきているそうです。

ますます混迷する世界に既存の宗教・教育ではダメだ



そういうことに気付いている優秀な頭脳を持つ家庭では、良い学校によい企業などという世間の尺度はないのでしょう。

超人がたくさん育ち伸びる社会が人類の目指すべき世界だと私は考えています。

だから新記録を連発する池江璃花子選手の登場は痛快なのです。




検索キーワード:天才:

私の地元の天才「岡潔」のドラマ
後天的に天才的才能が突如身につくと困惑するのだなぁ
生まれ変わりって実際にあるのだろうか?
ブロードキャスト・メディア(放送)は暇人のためにある
価値というのは人により様々だからどうしようもない
演繹法、帰納法、形而上学は頭を使うための基礎素養である
誤った平等主義には断固反対する(付属校不要いう暴論を許すな)
πの歴史は人類史である(夏休みの課題図書)
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昔も今も原子力は斜陽(日陰)産業なんでした 
Thursday, August 23, 2018, 10:54 PM
東電、中部電力、日立、東芝の四社が原子力部門を統合して切り離すという記事です。
日立と東芝は沸騰水型軽水炉(BWR)という原子炉のメーカーなので、製造から運用まで共同でやっていく構想のようです。

BWRやPWR(加圧水型:三菱系)といったむずかしそうな用語がでてきましたが、単にヤカンで湯を沸かすのに石炭やガス、石油を燃やすのではなく、核分裂熱を使うだけです。

加圧水型(PWR)といっても、構造はほぼ同じで、高温高圧の蒸気を熱交換機で取り出して、水蒸気を作るだけの違いです。

原子力発電といっても巨大なヤカンで湯を沸かしているだけ



べつにBRWとPWRでどちらが優秀だとかいうことはないのです。でも東北大震災がおこるまではこんな程度しか話題のない業界何でした。

話題を振る側も実はどーでもいいことで、天気の話程度の話のネタです。

原子力産業の内実なんてそこらの公共事業の建設現場と何もかわんないんです。のほほ〜〜んとした世界。

だいたい昼の三時を過ぎたらみんな帰る準備するよ(笑)

やることないからね。つうか突貫工事なんぞ無縁な世界。

ぬるぬるのぬるま湯に浸かりたければ京大か近大へどうぞ



京大の工学部原子力学科は偏差値が低いので狙い目ですよ。電力会社か重電系であれば就職は確実です。
そこまでの頭がないという方ならちょっと授業料はお高いですが近畿大学の理工科はいかが?

原子力の専門家なんてそうそういないので、授業といっても年寄教授の茶飲み話みたいなもんです。
専門家になりたいなんて輩はそんなにいませんから高齢化著しい学問領域です。

企業で例えると、資料室や歴史編纂室みたいな超日陰ですよ。

日陰は日陰なりにそこに佇むと過ごしやすいのでしょうけども、まあとにかく先はないですし華やかさもないですが

残存者利益を狙って原子力の専門家を狙うのもアリじゃない?



人生逆張りを狙うならば、ぜひ原子力を専攻するのも悪くない選択肢です。

ただ卒業する頃には日立と東芝は原子力部門は切り離しているでしょうね。

三菱重工と日立の火力発電部門は統合してMHPSという会社になりました。たしか三菱が筆頭なので本社は佐世保です。

でも朝の朝礼は「そのーき何の木、気になる気になる・・・」がシャウト系ロック調で流れます。

三番まで聞くとすごいドーピングされたようにハイになります(笑)

ついでに書けばMHPS製火力発電所も現場を知らない設計者がオナニーついでに描きましたという程度でたいした設備ではないです。(むしろひどい設計です)

火を付けてヤカンを湧かすことぐらい中国やロシアのほうがもっとスマートに設計するでしょうね。

発電所を見学すれば日本の重工産業なんてたいしたことがないと誰でも思いますよ。タービンに東芝か日立か三菱のどの刻印があるかぐらいです。

酔っぱらっている勢いで言っちゃえば巨大企業の三菱も日立も先は明るくないです。上から下まで馬鹿すぎる。(会う奴がスカばっかりなんだろうか・・・)


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「共感にあらがえ」と訴える青年活動家に共感します 
Wednesday, August 22, 2018, 06:27 PM
https://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2018080275981.html?ref=and_mail_m_180820

朝日新聞デジタルで掲載されていた紛争地域で平和活動をする青年の記事がとても親身に感じたので紹介します。

永井陽右(ながい・ようすけ)という26歳の青年は物騒さで有名なソマリアで活動しています。

NGOではないのに紛争の仲裁のために身を投じているのですから頭が下がります。

ただ彼は現地での活動と、報道による共感がずれていると感じているのだそうです。

虐げられる女子供、そして大量の難民が「ああかわいそう」という感情だけが偏在していると感じている。

そういう感情だけの共感では逆に敵視される側になる。

紛争地域というのはそれだけヤバイ地域なのです。

ブラックホーク・ダウン(2001)を観れば戦慄します





安易な共感が平和維持という名目での軍事行動となり、ヒーローたちが逆に民衆から攻撃されるというぞっとするストーリーです。

軍用ヘリ、ブラックホークが墜落(ダウン)したというエマージェンシーコールがタイトルです。

その墜落したヘリに群がり略奪していく人々、そして遊具代わりにする子供たち、徒歩でぞろぞろと撤退する米兵という光景で終わります。

アメリカ国内での共感の結果がこうなったという現実を突きつけた名作だと思います。

こんな世界に飛び込んだ永井陽右という青年には感心しますし、私にはとてもできないです。

ハートロッカー(The Hurt Locker:2008)も観ましたが、イラクで爆弾攻撃に遭う米兵の日常です。地雷や仕掛けがそこら中にある世界を描かれてます。こっちはそれほど印象がない。
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省庁の欺瞞に憤懣(ふんまん)やるかたなし 
Wednesday, August 22, 2018, 06:03 PM
昨晩に文科省がAIを教育現場に導入して、教師はコンピュータオペレーターとたいして変わらない職業になると書きました。
また外国子女を受入れる現場では翻訳ソフトを使って教師との仲立ちをしていくという記事。

頭のおかしい輩よりもAIソフトの方がずっとましな気がします。
公教育は同調を強制することを是としているからです。
ずば抜けた頭脳の子供にとっては学校などは牢屋・監獄同然でしょうね。

そんなことを晩酌しながら書いたらひどい文書になったので削除しました。
気分を悪くされたらごめんなさい。

差別はイケマセンと言いながら差別意識を持ち続ける官庁そのもの



これが霞ヶ関の最大の欺瞞です。役人と政治家は欺瞞だらけですから当然なんですけどね。

今日のニュースでは障害者雇用促進法を設定した厚生労働省でさえも、まともにカタワを雇うつもりはなかったということ。

差別はイケマセンと唱えながらもエスタブリッシュ(特権階級)意識ムンムンで何をほざいているかというのが一般的な感情です。

民間企業で社員100名以上なら障害者を雇用する義務があるという「障害者雇用促進法」という昭和35年に制定された法律があります。

すでに60年近い歳月が経っている古い法律です。

法律ですから違反に対して罰則があります。障害者を既定人数雇用していない企業に対しては罰金が年度毎に課せられている。

だから大企業にはかならず子会社や部門があるはず。総務とか庶務にも身体の不自由な人をみかけます。

とある外郭団体では未だに「電話交換室」という部署があると聞きました。いったいいつの時代だよと突っ込みたくなりますが、役所などでは担当者に直接電話できないのは、取次ぐ部署を無くすとあぶれるからだそうです。

効率化や生産性という言葉が聞いて呆れる



障害者雇用促進法を受け持つ厚生労働省自体も障害者の雇用を水増ししていたそうで、それで官庁の達成率は100%に近いと胸を張っていたのだから悪質です。(民間は達成率は50%強しかないと糾弾していた)

罰金を払うのは官公庁の方ではないでしょうか。

欺瞞・建前だけの組織はグズグズと腐っていく



AIが必要なのはすべての官公庁です。誰でもできる仕事だからコンピュータにさせた方がよほど公正公平です。



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「信長はなぜ葬られたのか」朝廷とイエズス会の隠謀説を支持する 
Sunday, August 19, 2018, 07:06 PM
人気メルマガを発行する宮崎正弘氏の記事に安部龍太郎氏の新刊に関する書評があり、とても興味を持ちました。
ちょうど新聞にも広告が載っていたので、今年の夏の課題図書にします。

まだ入手していないので、あらためて書評はしますが、宮崎氏は非情にネガティブな感想ですね。

従来の「主子殺し・謀反人」説
それが現代では「黒幕」説が有力となり、その黒幕はだれかということが主題になっている。
・家康
・朝廷
・イエズス会

明智憲三郎氏は長宗我部擁護のためのやむを得ない挙兵だったという説です。
私はこのしっかりした裏付けをとても感心しています。

ただこの説は覇者・信長に対しては勢力として明智光秀の背後に朝廷がいたということが前提です。
それでは軍事力が弱い。

イエズス会のみならず信長と対立する仏教勢力もあります。

当時の宗教は武装集団であり、統治者でもある



信長は浄土真宗と対立していました。
対立の理由は楽市楽座による徴税をすすめる信長に対し、許認可権(と徴税)は俺らの物だという仏教権力者たちの反乱です。

このようなことからも、信長は切支丹勢力にも十分警戒していたと思います。
けっして仏教勢力への対立軸にキリスト教を認めたとは個人的には考えられません。

なぜなら当時の宗教組織はアウトローなヤクザモノですから、その本質は。

朝廷と裏でつるんで信長を爆殺したとしても、なんらおかしくない話です。



参考までに宮崎正弘氏の書評を転載します。
https://melma.com/backnumber_45206_6715527/


 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
 
 なぜ信長暗殺に黒幕がいたことになるのか
  明智光秀への過小評価と勘違いが錯綜すると奇説、珍説が生まれやすい

  ♪
安部龍太郎『信長はなぜ葬られたのか』(幻冬舎新書)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 現在の歴史論壇でもっとも進んでいるのは信長研究である。しかも新しい書き手が次々と現れる。
 従来の明智評価は「主殺し」の「謀反人」だった。
秀吉が広めたもので、こうやって明智を悪役にしておけば、秀吉の権力簒奪というダークサイドの本質が回避できるからだ。
 だが、江戸時代に明智評価は、かなり正しく行われていた形跡があり、頼山陽の詩碑などを読み解くと、明智悪役説が定着していなかったことが読み取れる。幕末にパワー全開となる国粋主義的史観は後醍醐天皇正統説となって、再び明智への評価は軌道から外れた。近代では野望説などで、高柳光寿と桑田忠親説が入り乱れた。
 それが現代となると、キリスト教をグローバルに捉え直すという奇妙な論壇の流行現象が生まれ、この文脈の中で「本能寺の変」が、盛んに論じられるのだが、きまってでてくるのが明智光秀を背後で操った黒幕がいたとする『陰謀論』だ。
 本能寺の変は、精密に言えば軍事クーデタである。

だが、光秀への過小評価が長い歳月のなかで、澱のように堆積していたため、過小評価がなされてしまった。
光秀の力量を無視し、かならずや黒幕がいたに違いないということになるのだ。
代表的な黒幕説は、足利、この延長線から毛利説までが飛び出す。明智の親戚だった長曽我部が黒幕だった珍説も語られた。
黒幕が朝廷だったという説は公家と絡んで出てくる。そして変後に最も得をしたのが秀吉だからと後智恵によっての、秀吉は最初から仕掛け人だという説、はては家康説まで飛び出した。
新しいところでは土岐源氏復興を狙ったという根拠の薄い説。そのうえ、突拍子もないのが切支丹バテレン説となる。
 さて長谷川等伯を鮮烈に描いた歴史作家の安部龍太郎が信長暗殺の黒幕に挑むのだから、きっと詳細な時代考証と論理的帰結があるに違いないと、期待して読んだら、おやまぁ、奇説と珍説を微妙にこね合わせたネオ新説となって、朝廷とキリスタンバテレン大名との共闘、ないしは連携説が組み立てられている。
 安部が信長暗殺の黒幕を、世界史の中で捉え直す姿勢には賛成である。
 日本の歴史家がおうおうにして欠落させた視点である。ときは大航海時代、ポルトガルが真っ先に種子島に漂着して鉄砲を伝えた。当時、ポルトガルとスペインが世界分割支配を仕分けしたが、日本は明確に区別されておらず、未踏の場所であった。
 イエズス会が布教を開始するや麻疹のように西日本に拡大した。やがて京にも及び、信長は、この一神教のドグマなどはどうでも良く、鉄砲と火薬のディールに引かれ、布教を許可した。

また往時、もっとも先鋭的に信長と軍事対決をしていたのが比叡山、石山本願寺など仏教の既成勢力だから、キリスト教の信者が増えれば、仏教の影響を弱めるために、何かのカードに使えると信長が踏んだに過ぎない。
 近年の新説の夥しい登場理由は、フロイスらの本国への報告が、日本語に全訳されて以来である。
 しかし、宣教師らの報告が当てにならないのは、布教活動でいかに成績をあげたかを誇大に表現し、成功を見せかけるために大袈裟に、しかも虚偽の報告が常套手段としてなされていたことである。したがって第一級史料として扱うにはよほどの配慮が必要である。
 しかしながら本書で論理の展開は詭弁的な組み立てが目立ち、そもそもキリスト教団への過大評価、そこから派生して戦国大名のキリスト教への帰依も、大袈裟な評価になって高山右近、黒田官兵衛、伊達政宗の評価が膨張的に過大となる。
 朝廷との橋渡しは近衛前久であり、かれは細川藤孝と親しく、むろん明智と近く、京での影響力は絶大だった。信長はこの近衛前久とくっついたり離れたり、関係は輻湊しているが、惠林寺野焼き以後、明瞭に距離を置いた。そして陰謀家の才能が発揮されるという筋立ては、概ね正しいだろう。

 公家の多くは近衛の動きを知っていたし、山科言継も吉田兼見も、日誌をのちに改竄し、都合の悪い箇所を書き換えた。関与を疑われるのを避けるため自己保身を図ったのだ。これらも事実である。
 しかし公家、朝廷黒幕説が根本的に間違いなのは、あまりにも明智を過小評価している結果から起きている。
当時、明智光秀は信長軍団にあって最強の武将であり知謀の人であり、かつ文化人でもあった、
つまり信長を脅かす最大最強のライバルであったという客観的事実をスルーした黒幕説を、しかも、キリシトン大名への異常な過大評価がこの陰謀説に付け加えられると、やはり、まともな評価は出来ないということである。
詳しくは稿を改める。


過去ログ:
『福沢諭吉 フリーメイソン論』は歴史捜査手法による完璧な論証である
明智光秀の書状(原本)は、謀反の大義名分でしかない
江戸時代後期には”宇宙人の存在”は信じられていた
地図作りに必要なのは分度器と方位磁石、そして精密な時計であった
明智憲三郎の新刊『「本能寺の変」は変だ』は八切止夫論への反証本である
「織田信長 四三三年目の真実」(明智憲三郎 幻冬舎)を読む
私の夏休み課題図書を公開します
備中高松城の水攻めは虚構である(証拠写真付)
「天守閣」のてんしゅは天主(ゼウス)の城という意味である。
本能寺の変 は長宗我部元親を明智光秀が守るため?
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病気が増える原因(抗菌剤が引き起こす社会問題) 
Friday, August 17, 2018, 10:45 PM
風邪程度で抗菌剤が処方されたり、服用する側にも

ばい菌を殺せば症状は改善するという大いなる誤解


があります。

実は製薬会社内でもそのような誤解が蔓延しています。
とりあえず抗菌剤を呑んどけば軽い風邪などふっとぶとね。社内には試供品という名目でそこらじゅうにありましたから、ちょいと失敬しては気軽に処方箋もなく呑んでいる光景をみました。

怖い話です。もと主力製品が抗菌剤の会社で働いたことがあるので心底怖さを感じます。

耐性をもった菌の培養器に自らなっていく



もう世界は後戻りできないのです。
薬が効かない最強最悪のばい菌を体内に宿す人間がすでにいるから。

本当ならば抗菌剤の使用は世界で限定すべきなのですが、製薬会社にとってドル箱ですからいまでもイタチごっこで新薬の開発が進められています。

いっぱつ当たれば巨万の富が転がり込むのが薬の世界。

マッチポンプなのですが、新薬競争という名のもとで抗菌剤を越える抗菌剤が研究されているのが実状です。

抗菌剤に歯止めをかけないかぎりばい菌は進化する



耐性菌を保有する病人は、本来なら完全に隔離しなければ人類が危なくなるのですが

医薬業界はほっかむりしています。

人類の歴史では疫病で大きく人口が減ることがありますが、それも摂理なんだと思いますが

それはすべからく一部のグローバル企業によりおこされた薬害であります。

検索キーワード:抗菌剤:

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