Monday, November 19, 2018, 04:49 PM
今日の読売新聞の記事では
介護施設で65歳が1ヶ月に出すゴミは約43kgで半分が紙おむつだそうです。
介護が必要な人は2015年時点で約450万人
2017年には約145万トン(2007年の84万トンから倍増)
そのため自治体の焼却炉に負担がかかっています。
水分の多いおむつは重油を大量消費させる
塵芥車で回収するだけでも莫大なコストがかかりますし、相当臭うそうです。
水分を大量に含んでいるのだから。
地球にやさしくないねえ
紙おむつのリサイクルも模索されているようですが、そう簡単ではないでしょう。
マイクロプラスチックよりも日本では紙おむつのほうがより大きな問題です。
吸水ポリマーもプラスチック製品のひとつ
どうしたらよいでしょう。
専用設備を用意したところで、その高い処理費などをすべて下の代にツケとするのも限界があります。
一人あたり月に大型ポリ袋二つ三つぶんもの排泄物を含んだ紙おむつの方がずっと大きな社会問題なのです。
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Monday, November 19, 2018, 12:57 PM
この年で赤っ恥ということはそうそうあることではありません。
それでも
えっー、そうだったの!?
と思うこともたまにあります。
お洒落(おしゃれ)はお酒落と書いては恥をかきます。という新聞コラム
いままでずっと「酒で落ちる」のがおしゃれなんだろうと思っていました。
『洒』(シャ、サイ、そそぐ、あらう)は洗濯したものを指す漢字だったのです。
お洒落とは洗って滴る様子だったのですね。
一本横棒がはいったら意味がわからなくなります。
似たような漢字なのに、まったく意味が違うのでした。
いやー酒でお洒落が台無しになるのだけは御免です。

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Wednesday, November 14, 2018, 02:37 PM

日本だけでも10万人の脊髄損傷者が待っているのです。
世界中の何千万人もの身障者が待ちこがれている唯一の治療です。
記事によるとサル(マーモット)ではすでに成功しており、移植後4~8週間で飛び跳ねるまでになったとあります。
脊髄損傷治療は走りながらやれよ
IPS細胞の量産がむずかしいというのは承知しています。
難病の治療法も大切ですが、神経損傷は社会的損失がもっとも大きいのですから、もっと研究と臨床治療が広く行われても良いのじゃないでしょうか。
これこそ日本のテクノロジーを総動員してやる課題だと思います。
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Wednesday, November 14, 2018, 02:21 PM
今日の新聞記事に「品質不正の根っこに文系理系の壁」という解説記事がありました。
まあそうだなあと思いつつ読みました。
技術を謳う会社でも技術者は最下層です
利益しか見ない経営者とダボハゼのように赤字覚悟で受注する営業部隊、そしてしわ寄せは黙々と働く現場部隊。
若造が文句を言ったら精神論で跳ね返されます。
土建業やIT産業だけではなくほぼすべての日本企業の特徴なんでしょうか。
かつて働いていたIT企業の先輩の訃報が届きました。享年53歳、心臓発作。
あんなブラック企業でまだ働いていたのかという驚きました。
当時のチームは既にほとんど退職していると思っていたからです。
技術者ってほんとうに大切にされません。薄給で休みはないし、不祥事はすべて押しつけられます。
上が馬鹿だからしゃあないな
こう思ってメンドクセーことは決して本気にならず、やる気があるかのように装うのが日本型社員の典型です。
へたにやる気を出したところで、貧乏くじを引くだけだから、目立たず騒がず、背面服従が処世術なのです。
とある大手企業での仕事では毎日体調チェックがあります。
自分の顔を鏡で見て疲れていないか、体調を自分でチェックしろというもの。
あほらし。
そんなに疲れているなら出社しないでしょうに。
面白半分で質問してみました。「もし×を書いたらどうなりますか?」
そんなことをしたら部長・課長・本部長が雁首揃えて詰問するそうです。そして自己管理ができていないという評価だけがつく。
そんな馬鹿がこの世にいますかね。
他にもいろいろあります。
工事現場や工場では「安全第一」というスローガンがたいてい掲げられています。
スローガンばかりベタベタ掲げられているところほど労働災害が多い。
危ない点を私が指摘したことがありましたが、回答は「危ないと思うところは自分が避けましょう」
常に緊張感を持てといった精神論ばかりです。
この記事があるように経営側は技術も疎く、現場を視察することもない。
大企業では壁壁壁と上下の階級しかないのです。
経営者は天下りか横滑りなのですから、日本型企業にイノベーションを求めてもダメでしょう。
そんなところで能力を発揮しろとハッパばかり(掛け声だけ)かけられても困りますよね。

過去ログ:文系とか理系という区別が知性を歪めている
数には神が宿ると考える人が科学者なんだなあ
生まれ変わりって実際にあるのだろうか?
貧富の差は遺伝子によるものか?貧富の差をもたらすものを探せ
神(創造主)という概念は宇宙人であっても共通だろう
鏡の世界を応用した量子コンピュータの登場
自動運転にはどういう技術が必要なのか(それは数学の応用能力です)
データ分析はすべての研究・学問の基礎手法です
物理は理系ではなく文系(神学)学問である
近代文明とは原始宗教「天体原理主義」から「数学原理主義」の転換であり、これからは「特徴ベクトル原理主義」へ
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Tuesday, November 13, 2018, 11:34 AM
ソフトバンクグループが来月に携帯電話事業を上場させます。ソフトバンクグループは投資会社のセクターに移り、ソフトバンクは通信会社に留まります。
投資会社とは金を集め、その金で買収を繰り返し、ほんのちょっとの配当を出資者に渡すという
他人の金で丸儲けをする業態のこと
本来は銀行がその要だったのですが、いまや世界の金は投資会社に集まっています。
そしてさらに集金を加速させる魔法の手段が買収企業の株式公開です。
さらに保有株式を担保に有利な金利で銀行から融資を受けることができます。
こうして再投資を延々と繰り返すのが現代の錬金術です。
株式市場はダブダブマネーの掃き溜めになった
子会社の過半数は孫正義が握っています。つまり携帯電話事業はまったく従属している会社です。
投資家保護の観点からもガバナンスが不透明です。
それでも、なぜ東証はソフトバンクの親子上場を認めたのか。
単純に1987年NTT上場(2兆2千億円)を越える大型公開だからに過ぎません。
日銀によるダブダブマネー政策によってあふれる日本円の行き先がないのでしょう。
2兆円程度は焼け石に水だと思うのですが、トランプを真似て官制相場をよほど形成したいという思惑がみてとれます。
投資会社が栄えると国は衰退する
金が金を生む循環を放置するとどうなるかは、現在のアメリカがそのまま参考になります。
投資会社が資本の蛇口を握ると、IT産業など一部に偏り、旧来の産業や一次産業からは投資が引き上げられます。
資本投下がまばらになって競争力の弱い産業はどんどん切り捨てられていきます。
その結果が今のアメリカです。防衛産業とITだけが潤う歪な世界です。
村上ファンド程度は許容できましたが、この孫正義のソフトバンクグループという投資会社は日本を衰退させる存在だと思います。
巨額ダブダブマネーの行先が個人の所有する民間企業という危うさに背筋が凍ります。
株式資本主義の行き着く先は奴隷ばかりの世界ということ
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Sunday, November 11, 2018, 10:49 AM
11/11 浅草の空間線量は33bq/立法メートル
久しぶりに空間線量計をみてみました。最近までは20台でした。
幕張メッセでの自転車展示会にほんとひさしぶりに出かけました。幕張メッセは国内最大の展示会場(だと思う)です。
オートショウも最近では出展しないメーカーも増えて、かつては駅前から人だかりがあったのが嘘のようです。
毎年感じるのですが、日本の(重軽)工業の衰退を目の当たりにします。その理由は3つ。
・出展企業の数がまず激減していること。
・国内生産ではなく輸入会社が大半であること。
・高利益商品ばかりが陳列していること。
つまりシェアが高い大手ばかりで、それも海外生産や輸入品を、(ぼったくりと思える)値札をつけているだけです。
かつてはそういう会社もあれば、中小やアジアが薄利多売で展開しているという図であったのです。
展示会場はそういう弱小企業を眺める場でもあったのです。
日本マーケットはどこも縮小ばかりで底がみえない
現実に撤退や縮小がはっきりわかるのが昨今の展示会の風景です。
出展するだけの規模がない企業は撤退や廃業して、残るは体力のある企業の寡占となっていきます。
そして売れ筋しか作らないため、バラエティ富んだ展示は望むべく有りません。
かつての最大メーカーブリヂストンも出展していません。(むしろ自転車から撤退が噂されている)
それが今の東京や大阪で開催されている展示会の現状です。
共産圏の方がまだましとも思える日本市場
値段が20年前は1000円だったものが最近では2500円でした。それが今回の展示会では4000円です。
単純に数が出ないから値上げして、さらに売れないから4倍の定価になったということ。
デフレじゃないのです。あきらかに全体的にインフレを予想させる値札ばかりでした。
コミケの賑わいに対し、驚くような製品やニッチなものも見あたりません。
いまの産業展示会は輸入商社や海外生産の企業ばかりでつまらないです。
来年の消費税増税ではさらに物価は上がるでしょう。
徐々にインフレと消費後退がはっきりしてきました
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Friday, November 9, 2018, 08:11 PM

こどもをぐんぐん伸ばす『将棋思考』「負けました」が心を強くする
高野秀行 日本将棋連盟六段著
検索してみるとアマゾンではお勧めで羽生善治名人の著書もたくさんでてきました。
羽生名人の著作はビジネスマンが読み、『将棋思考』は教育指南書のようです。
将棋は駒の動かし方ぐらいしかわからないので、このような思考を身につけているのならば羨ましいです。
こんど書店で探してみましょう。

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Tuesday, November 6, 2018, 12:42 PM

11月9日から日米野球が始まります。
その注目選手として西武の森捕手が紹介されていました。ことしの西武の立役者の一人です。
日本シリーズは出られませんでしたが、その手腕は日米野球で発揮してもらいたいですね。
対するMLBの要はヤディエル・モリーナ(カージナルス)
年齢は36歳とベテランです。
捕手とは守備の要だし、攻撃では打たねばならぬ大変なポジションですなあ。
(野球漫画ドカベンぐらいでしか理解してませんが)
そんな野球オンチですけども、この捕手対決というのも日米野球の見所なんじゃないかな。
菊池雄星投手は来年は大リーグに行っちゃうのですが、大谷選手につづき菊池選手がアメリカを沸かしてくれるものと信じています。
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Monday, November 5, 2018, 12:31 PM

副島隆彦先生のお手元にあったのをチラッと見ただけですが
上下巻でも、そのボリュームに圧巻です。
よくまあこれだけの文量を書き上げたものだと感心します。
もちろん当方の必読の書ですから、手配しておきます。
まさか読売新聞の書籍紹介の特等席に村上篤直氏が紹介されているとは思いもしませんでした。
読売新聞はこの書評欄がすごく楽しみです。
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Friday, November 2, 2018, 02:24 PM
ウィーン駐在の新聞記者のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」はヨーロッパの状況がよくわかります。
http://blog.livedoor.jp/wien2006/archives/52228113.html
2018年10月25日06:00
ホーキング博士の“神探しの道”は続く
英国の理論物理学者の故ホーキング博士は徹底した無神論者だったという記事です。
科学とは理神論の延長にあるものなのに!?
だから私は驚きましたし、著者の長谷川良氏も同様に驚いています。
徹底して神の存在も死後の世界の存在も信じていないその姿勢は、やはり希望の見えない筋萎縮症(ALS)に罹患したことと深く関わっているのだろうというのが長谷川氏の推測です。
すべて偶然の産物というしか自分の状況を説明できないから
宇宙には始りも終わりもなく、無の状態が続いているだけだという結論です。
宇宙は偶然な事象が支配しているカジノだという考えに至ります。
運命論も偶然論も最終的にはにはおなじで、だから人間は無力で小さい存在だだという結論になりますけども。
偶然に抗うことはできません。すべては確率の世界。
無神論者が理神論者と共存できるのは、そこが一致しているからでしょう。
一神教(キリスト教やイスラム教)の弊害を無神論が薄めているという効用も見逃せません。
日本では無神論以下で建設的な議論にならない
無神論というよりも衝動的な感情だけが先走っている論調をよく見かけます。
たとえば私は原子力発電は維持すべきだと考えていますし、現在停止中の原発はすぐに稼動させるべきだと思っています。
それはなぜかというと、巨大で複雑な設備は常時稼動しているのが一番安定していて、それを停めたりするのは機械的にストレスだからです。
工業系の仕事をした人は納得してもらえると思います。
自動車でも何年も放置していればエンジンはかかりにくくなりますし、故障の率も高くなります。
科学的アプローチ(工学的な確率分析)があるから現代社会は保っている。
ところが地震がちょうどきたらどうする、とかあんな危険なものを稼動させるのはダイナマイトの前で火遊びするようなものだとか
煽動的な雑音を発する人がうじゃうじゃやたら威張ってでてくるのが現状。
科学を信用して生きるのが現代社会の暗黙のルールだ
このように答えても、じゃあ黙って放射能で死ぬのかとか、放射能で苦しむ奴がたくさんいるのに(デマで踊らされているだけです)といった反論があります。
人間の所業はすべて信用ならぬというのであれば原始文明に戻らねばなりません。
実はリベラル(左翼)の根本は「人とは信用できない存在だ(だから自分たちが唯一の正義)」という無神論がベースなんです。
元来、王政に反対する勢力がリベラルなのですから、このような思考に繋がっていく。
米軍の統治に対する手段として青臭い理論でかつては日本赤軍や革マル、中核派といった過激分子が興隆したのです。
ホーキングの理論も結局は堂々巡りで証明できない世界へと陥ってしまいました。
かつてからあるマルチユニバース(多次元宇宙論)に嵌ってしまったように思います。
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Wednesday, October 24, 2018, 09:41 AM

昨日の読売新聞の一面は巨大IT企業に集中することで、日本政府も(遅まきながら)危惧を抱いていると言うこと。
Facebookに対して日本政府も行政指導を行ったという記事です。
ただ記事を読んでもなんだか奥歯にものが挟まったような内容で、ちんぷんかんぷんです。
行政指導の根拠は下記の3つ。
①英国の研究者がFBから忍ばせたアプリからデータを収集して8700万人分のデータが流出した。
そのデータを使ってトランプ陣営の英国のデータ分析会社が分析した。
②日本でも100人程度が英国人のアプリを使ったことで10万人のデータが流出した。
③FBの『イイねボタン』が貼られたWebでは、すべて閲覧者がFBに流れる仕組みになっている。
まず①の英国の研究者って誰だ?何の目的でアプリを作ったのか?そんなアプリで8700万人のデータが集められるのか?そもそもそんな大量のデータ処理はよほどの大きなコンピュータ設備とデータ回線をもっていないとできません。
ということは英国の研究者といっても、よほど大きなバックを持つ組織です。
しかもそのデータは英国のデータ分析会社に渡ったとあります。
どっかの国のサイバー部隊としか考えられない
②は日本でも100人程度が英国人のアプリをインストールしたとありますが、何の目的でしょう。
つまりこの100人もどっかの国の諜報部員(スパイ、エージェント、工作員)の可能性が高い。
100人で10万人のデータという効率的な収集方法がFBによって行われていたということ。
③FB利用者ではなくとも、誰がいつ閲覧したかという記録が「いいねボタン」を通してFBに渡る仕組みとなっている。
俺はFB使ってないから関係ない・・・わけじゃない!
すなわちFaceBookがネット上に存在するかぎり、無限にデータはFB社に集められているということ。
GoogleもAppleもFacebookもAmazonもどれもこれもそうですが、すべてはペンタゴンとCIA傘下ですから。
中国はそれを盗んで自国でやってますが、たいしたものです。
国防上からも巨大IT企業はもっともっと厳しい監視が必要です
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Monday, October 22, 2018, 12:05 PM

電力料金が下がれば、インフラ(通信・交通)や産業は大幅なコストダウンに繋がります。
また住宅の高層化でも電力は不可欠です。高層マンションなんて停電すればあっという間に廃墟になりますよ。
住んでいたボロマンションはエレベーター点検整備がやたら多くて、それだけで嫌になりました。
高度経済成長期の巨大団地はエレベーター無しの狭い間取り。急階段で絶対住みたくありません。
宅配業者も敬遠するほどです。
記事は日立が(落ち目の)GEと小型原子炉(SMR)の共同開発に乗り出すということ。
原子力業界ってジュラ紀の恐竜みたいなもん
まずなんで100kw級の大型原発が必要だったのかという疑問がそもそもあります。
それは電力会社が独占管理するには都合がよいからに過ぎません。
そしてそれは政界・財界への権力となります。
戦後から日本の電力事業を裏でコントロールしていたのがGEです。
三菱も日立も東芝も技術力を誇示していますが、現物はやかんで湯を沸かして羽根車を回す構造で大同小異です。最新設備といっても熱交換機を多段化して熱の回収をやっているだけ。原理は小学生でもわかります。
小型原子炉をいまさら新技術のように装って金を出させる
アメリカでは原子力空母や原子力潜水艦に実装した小型原子炉がいくらでもあるのです。
それを民生転用すれば良いことなのに、もったいづけています。
記事には東芝や三菱重工も小型原発の研究に取り組んでいるとありますが、あくまでも机上の空論レベルでしょう。
なぜかというと「小型原発」は電力業界ではタブーだったからです。
小さくて安全な原発ができると、政官民のピラミッド構造が崩れるから。
迷惑料として莫大な交付金が支払われることを前提とした地方財政、潤う土建業者と口ぎきの議員という堅固な癒着構造が出来上ってしまっているから。
市町村単位で発電所を持って、おらが村は電力はタダとでも宣伝すればあっという間に過疎化は解消するのですがね。
アイルランドは地熱発電で格安電力で企業誘致をしている国です。
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Monday, October 22, 2018, 11:20 AM
忙しくてじっくり新聞をよめずに、今頃記事を読み漁っています。しかし一番読みたい
東電旧経営陣への刑事裁判の記事が読売新聞には一切ありません。
一切です。そのかわり北海道で起きたブラックアウトへの対策ばかりが一面にあります。
クソ新聞らしい東電への忖度記事ばかりだ
停電は嫌でしょ?なら政府に働きかけましょうと読売は誘導しているのがバレバレ。
ラジオで刑事裁判が始まったのは知りました。
武黒一郎の供述が「知らぬ・存ぜぬ・想定外」の押し問答で、なおかつ「今回の震災は地震対策への教訓になった」といけしゃあしゃあと述べたそうです。
勝俣恒久・武黒一郎・武藤栄は逮捕収監すべし
福島原発事故は人災であって、それも経営者3名が無能無責任により起きた事件なのです。
国賊として吊してさらし首にすべきです。
「独占企業の無能な経営者は国を滅ぼす」という教訓です。
最低でも一生シャバに出てこれないようにしてほしいです。
朝日新聞は被告人供述はトップニュースです。
https://www.asahi.com/articles/ASLBM349HLBMUTIL00B.html
東電元副社長、津波対策「了承」を否定 被告人質問
東京電力福島第一原発事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3人の第32回公判が19日、東京地裁であり、元副社長・武黒一郎被告(72)の被告人質問が始まった。事故の3年前に経営トップらが参加した「御前会議」で、国の地震予測に基づく津波対策がいったん了承されたとする元部下の供述調書については「『了承』というのは強引だ」と述べ、否定した。
元会長・勝俣恒久(78)、元副社長・武藤栄(68)の両被告も強制起訴されており、被告人質問は武藤氏に続いて2人目。武黒氏は、公判で津波対策の検討状況が焦点となっている2008年当時、原発部門を統括する原子力・立地本部長で、副本部長の武藤氏の上司だった。
検察官役の指定弁護士は東電元幹部の供述などに沿って、08年2月の「御前会議」で国の地震予測「長期評価」に基づいて簡易計算した「7・7メートル以上」の津波予測と対策を記載した資料が配られ、3被告が対策を了承したと主張している。しかし、この日の公判で武黒氏は「資料は必ずしも全て説明されない。7・7メートル以上という津波の説明を受けた記憶はない」と発言。御前会議は「意思決定の場ではない」として、「了承と言えるものではない」と述べた。
3被告の中で武黒氏だけが出席した、08年3月の常務会では「津波の評価が従前を上回る可能性あり」という資料が配られ、議事録には「提案は了承された」と記載されている。この点について問われた武黒氏は「津波の評価についての説明は記憶にない」と主張。「了承」したのは、原発の地震対策見直しに関する国への中間報告の内容で、津波の評価は「常務会が決定できることとは思わない」と述べた。
武黒氏は被告人質問の冒頭、原発事故について「原子力発電の責任ある立場にあった者として深くおわびを申し上げます」と述べ、被害者らに謝罪した。(杉浦幹治、川原千夏子)
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Monday, October 15, 2018, 01:25 AM
ルトワックと言えば奥山真司氏と条件反射になってますが、今回は新聞記事です。

べつにルトワックを読売新聞が大きく取り上げたということに驚いたわけではありません。
この記事では地政学に換えて「地経学」という造語がまた新たに提唱されていることです。
地経学の定義として、国家間のパワーバランスをかつては軍事力で見ていましたが、それを国家によって担保された経済力に置き換えた概念ということ。
その社会主義的な資本主義の破壊力に警鐘をしていること。
地経学の定義ではアメリカだって同じだろ!?
この我田引水というか自国のことを棚に上げて、周近平の手段を批難することに呆れました。
中国の覇権奪取の目論見はそのままアメリカの手段そのものです。
何言ってんねん・・・というのが私の感想です。
米国と中国は同じ穴のムジナであり兄弟国家なんですよ実は
だからどちらも心酔してはいけないということ。常に用心して眉唾で見ることです。
過去ログ:
検索キーワード:共産中国:
ブレトンウッズ体制(ドル金本位制)の成立にロシアが同意したのはなぜか?
「反知性主義」とは毛沢東主義(Maoism)のこと。再び台頭するその思想
7/5 10時 浅草での空間線量は60Bq/m^3
検索キーワード:奥山真司:
「勉強する」とは「変身する」ことである
日本は中国の「世界観」を撃て!(世界観・思想攻撃こそ外交最大の武器だ)
大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
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Friday, October 12, 2018, 03:13 PM
大学生の就職活動の開始日を経団連が廃止するとの報道がありました。廃止といっても、単に今までも加盟企業(ほとんどが大企業)に対して指針として日程を公表しているだけで法的な拘束力はありません。
採用活動が早い非加盟企業との不公平感が強まったからとの解説がありました。
IT系企業はすでに大学2回生から求人活動をしているそうです。
大学2回生つうたらまだ二十歳前後じゃないですか・・・
採用内定が早い企業はつまり高卒で十分ということ
大学の専門性など全く必要がないという裏返しじゃないですか。それなら高卒で十分なわけで、それなのに大学に入学したていどで採用するとは小馬鹿にした話。
私はかねてから就職活動解禁日というものを奇異に感じていました。
だから別に無くなったことで、それが普通だと思います。
そもそも大学へは就職のためにあるのではないと思うからです。(東大は官僚養成の役目はあるでしょうけども)
研究機関を除けば、現実に大学レベルの教養が必要な仕事などはほとんどない。
石油化学会社で精製プラントの設計をされている方とお話をしたことがありますが、なんと経済学部卒だった。
配管や機械設計ってむずかしいでしょと訊いたら
ドラフター(製図機械)を操って簡単な設計図は誰でも描けるようになるとのこと。
習うより慣れろで大丈夫だと笑ってました。
実際に中小企業ではパソコンで設計図はそこらの誰でも描いています。建築学部卒が設計図を描いている訳じゃない。
大学入試というおみくじを引き、さらに就活というおみくじを引く
いつまで自分の人生を運と他人に任せるのでしょうか。
私も大学に入れば自由になれると思っていました。ところが社会に出てみれば全く自由はない。
朝から晩まで休日無しのブラック企業、無能ばかりのお荷物部署、新興宗教まがいのセールス部隊・・・
いわゆる私は”ハズレ”企業ばかり渡り歩いてしまいました。
自分の時間を他人に預ける人を奴隷って言います。
本も読む時間を奪われて人間的な成長は全くない。
はたして大学を卒業した学士様(死語)相応の扱いなんでしょうか?
つまり日本のほとんどの企業は日本の高等教育機関には全く期待もしていないということ。
そして就職を希望する大学生も有名企業だったら安泰でいいやと思っていること。
有名商社に入社してみたら子会社のファーストフード店の店長や靴屋の店長をやらされたという人を知ってます。
結局は体力ぐらいしか求められていないのが現実です。
日本の就職採用習慣は全くのミスマッチばかりで、3割がすぐに辞めるといいますが、辞められたら良い方で、結局ズルズルと働かされる人が大部分でしょう。
一度会社を辞めたら敗北者のように扱われるという恐怖からです。
私なんか30歳でさっさと辞めましたが、ずっと快適でストレスのない生活です。
大学生ならば就職を考えるより徹底的に勉強しろよ!
就職採用活動はすべて卒業してからにすべきで、在学中ならば学費を負担するといった特殊な条件に絞るべきなのです。
そうすりゃもう少しは真っ当な学生が輩出されるようになるのではないでしょうか。
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Sunday, October 7, 2018, 05:36 PM

●神の摂理よりも機械の原理を探り、神に由来する王権ではなく人間同士の約束を重んじるのが理系
●その機械の原理を探る人間も、よき社会の構想においては価値や意味を探る対象とするのが文系
こうして理系と文系という区分が日本では進んだのだろうとのこと。
そしてその背景には、女に理系は向いていないという偏見があったからです。いまでも根深い偏見は社会全体にあります。
また日本の欠陥として教育現場に哲学者がいないということ。
哲学というと文系の小難しそうな禅問答とするように思われがちですが、そうではありません。
哲学者(philosopher)とは学問体系を理解している人を指します。
博士(Doctor)という肩書きに、頭にPhが付くと哲学博士となり、学位の最高となります。
ドクターは単なるその分野の専門家ですが、PhDは大学教授レベルを指します。
ただ日本では思想研究は学問の一分野としか思われておらず、専門家のほうが偉いと思いこんでいるのです。
宗教から独立して科学という学問が誕生した
自然(神)と我々人間との関わりを真摯に考えてこそ”科学的”なんですよね、本当は。
中絶議論や遺伝子操作、人工知能など、技術発達で”神の見えざる手”を人間にも手を伸ばせば届くようになりました。
だから海外ではその行く末に関心が高いのですが、日本では技術論ばかりが先行している感があります。
理系という狭視野がいまではブレーキをかけている
そのように強く感じます。
数学が嫌いだから文系だとか、理屈を考えることが好きだから理系だとか、そんな区分はなんの意味もない。
音楽も美術工芸もすべては宗教から分離した一派なんですよね。
この書評の最後に「巨大な構造の一部になった人間に知性とはいかなる意味があるのか」とあります。
現行の教育制度の弊害が大学の就職予備校化に拍車をかけているのでしょう。
大学を苦労して卒業してもビッグデータ上のインスタンス(実例)に過ぎない存在です。
知性こそが最強の武器だという視点が日本にはない
その横の書評も日本史では上皇(退位した天皇)が優先で、輝ける古代という幻想があるという暗黙知を前提としているという指摘は興味をひきます。
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Sunday, September 30, 2018, 11:21 PM

急に生暖かい突風が吹くようになりました。大型の台風24号は東京の電車も運行取りやめになっています。
11時現在G-SHOCKの気圧計では992hpaと表示されています。アナログのほうは985hPaあたりを指しています。
気象庁発表の数値と同じなのはG-SHOCkでした。
台風の中心気圧は965hPaですごい勢力なのでもう少し下がる余地がありそうです。
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Sunday, September 30, 2018, 01:03 PM
台風24号が近づいているそうです。洗濯物は乾かないし、どこにもいけないので雨は嫌ですね。
一週間前の新聞記事です。

数式ってのは、とどのつまり「過去を推測し未来を予想するため」の道具なんだなあ
そんな感慨を抱きます。
予想方法は大まかに別けて3通りの方法があります。
1つはこれまでの順番や実例から次を予想する方法を帰納法と言います。
たとえば2,4,6よくれば次は8だと誰でも簡単に予想できますよね。
2つめは分類別にまとめていき、同じ結末となると予測する方法を演繹(えんえき)法と言います。
たとえば動物はやがて死ぬ。だから人間も死ぬ
3つめは特徴的な事象だけを抽出して、それだけで予想する方法を形而上(けいじじょう)学と言います。
たとえば球という図形は最小の面積という事実からコーヒーの滴から天体まで同じカテゴリーとなる。
このように推論する方法は3つに大別されます。
簡単に言えば経験からの推測は帰納法、事例をグループ分けして推測することは演繹法、本質はなんだと突き詰めるのが形而上学です。
学術的(アカデミック)な世界は結局この範疇に属してしまうのでした。
帰納法・演繹法は感覚的にわかるでしょう。
角がある昆虫といえばカブトムシですが、ツノがある新種の昆虫が発見されたらやっぱりカブトムシの仲間なんです。
ところが角があるということであればひょっとしたら鹿やサイと同じかもしれません。
こういう見方をするのが現代物理学(現代天文学)です。
物理学(天文学)が理系学部門の上位に位置するのは、「神の存在を理解するための学問」だからです。
その極みは数を研究すること。
だから数学者とは神学者なんです。形而上でしか本質に辿り着かないからです。
過去ログ:
数学者とどう接したらいいのかわかりません
素数って素っ気ない数という意味ではありません
夏の課題図書を紹介します
エルンスト・マッハの実証主義はかつて高校物理で必修だった
理系とか理工学部とか理学と工学をいっしょくたにする愚かさ
統計屋が数学界では蔑視される理由
数学者は哲学者でもあることを知る
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Tuesday, September 25, 2018, 11:12 PM

・・・うん、まあ買うだろうね
河出書房という著名出版社だし・・・
とにかく手にしていないので書評もできませんが、
明智憲三郎氏の著作を読めば
歴史とは権力者による都合の良い断片の組合わせに過ぎない
ということがわかります。
逆に「出来すぎた都合の良さ」を分析すれば、「隠したい秘密」が一層明白になるというのが明智憲三郎氏の「歴史捜査」手法です。
天才カリスマの信長があっけなく殺されたこと
その背景は誰もが興味深いことでしょう。
そのうちに買ってみます。
そして今日の新聞広告では
「高校生からわかる 複素解析」

複素解析とは飛行機の翼理論を代表とする流体力学です。
キーワードは渦とポテンシャルという概念で説明されます。
高校生レベルで応用数学が理解できれば、誰も世話ネエよと言いたくもなります。
でもね、複素数の世界ってのもガウスやオイラーという天才数学者が耽った世界でもあります。
んでとてもきれいなんです。なぜか二乗するとマイナスになる数があると仮定すれば、すごくすっきりした世界が現れるのです。
高校生からわかるのであれば、高校生でも読んでみたらいかがでしょうか。
読んでみたいなあ。高校生からやり直したいと思っているのでね。
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Sunday, September 23, 2018, 09:51 PM
一週間前の新聞記事です。

産業史を読んでいると、皮肉にも第二次大戦の戦勝国であるが故にポンド高で一気に産業の空洞化が進んだのです。
じゃあなぜアメリカは繁栄したのかと思いますが、産油国を握っていたからでしょう。
グローバル企業と国家繁栄とは全く関連しない
これが前例であるイギリスの現状です。グローバル企業はその名の通り都合の良い国に移っていくからです。
衰退を加速させたのはロスチャイルドの代理人マーガレット・サッチャーですね。英国国民みんなに嫌われてます。
日本にあてはめれば中曽根康弘です。悪人は長生きするもんだ。
記事に戻って、度々イギリスとヨーロッパの海峡は経済摩擦で封鎖されていることを知りました。
イギリスが植民地を拡大すると逆に「自由貿易」の御旗を振り出します。
植民地からの輸入品を輸出するために身勝手な理屈で大陸への輸出を振興したわけです。
すなわち貿易政策は昔から強国による我田引水であったということ。
自分はトランプのアメリカファースト(自国優先主義)は間違っていないと思います。
というかそれしかグローバル化への対抗手段はないからです。
平成の時代において凋落したイギリスはEU国家群の一員になるしか無かったのが今までの世界的なトレンドでした。
脱EUとアメリカファーストは将棋でいう『穴熊』
グローバル企業と国家繁栄は相関していないのです。むしろグローバル企業の政治力が強まり国家国民の利益に反することが目立ってきました。
AGFA(Apple、Google、Facebook、Amazon)の4企業による独占がアメリカ政府さえも動かす存在として注目されるようになりました。
IT企業の行き先は国家超越した新たな帝国です。
イギリスは「イギリス製」というブランドを捨て去った時点で死に体になったんです。
イギリスブランドのインド製やマレーシア製はたくさんできましたが、結局はイギリスブランド=安物のイメージにしかならなかったわけです。
国家のブランドを大切にしているのはイタリア
いまイタリアがEUでは一番注目されていると思います。
なぜなら効率的なインフラ整備でかつての住みにくい国から、どこもアクセスしやすく住みやすい国として知られているから。
そして愛されるその国民性もあります。
イタリア人からみれば、国土も似ているのに日本はなんでこんなに住みにくいインフラ(鉄道・道路・都市計画)なんだと呆れてます。
話は戻しますが、中国と米国の貿易戦争は第二次大戦前の英仏独間の貿易紛争と同じなんですよね。
経済摩擦から軍事衝突に発展するのは繰り返される歴史
その行く先は通貨のレート次第というのが面白いです。各国の中央銀行が貿易摩擦から国家対立まで引き起こすのです。
今の中国-アメリカの火種は元ドルの為替レートが根本の問題なんです。
為替レートの是正に反対する勢力は中国で言えば、輸出企業群でありその中国共産党そのものです。
そういう新興の准覇権国家にたいしてはブロック経済化で自衛するしかないのです。
歴史は繰り返しているということ。
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