Sunday, February 3, 2019, 08:44 PM
上野駅から歩いて浅草まで帰りました。いえ別に歩いて帰れる距離です。

上野と浅草の中間地点、稲荷町にこんな説明文がありました。
嘉納治五郎が弟子達と道場を構えたのが、下谷の永昌寺だとあります。
そうここが永昌寺です。
大河ドラマ「いだてん」で幟でも建っているのかとおもいきや、なんにもありません。
| このエントリーのURL |





Thursday, January 31, 2019, 04:05 PM
とても面白い本を読みました。

Amazon 売れ筋ランキングは出店している側や著者にとっては気になります。
アマゾンは公称100万冊をウェブに掲載していると言われています。
さてそれではそのランキングはどのようにして計算されているのでしょうか。
そして信憑性はいかほどか?
実はアマゾンは算出方法は非公開です。
ですからあなたの著作はただいまの順位はトップから三万位ですとあったとしても、実際のところピンと来ません。
単純に全蔵書からの何位ですという数値だけが提供されているだけです。
はたしてどのような意味があるというのでしょうか。
これがトップテンなら売れている本だとわかりますが、10万位や50万位という数値はどうやって算出されているのでしょう。
実際の書店では月に一冊、年に一冊というレベルだとは想像できます。
この本は数学者の服部哲弥氏が、実際にアマゾンのランキングを定点観測して、その算出方法を推定したものです。

ランキングは単純で、100万冊を一気に横に並べて、売れたら左に並べ、また違う本が売れたら左に並べ・・・これを繰り返して一時間毎に左からの順番をランキングにするという手法。あくまでも注文は一冊1件で受けるものという単純なもの。
注文の発生はばらつきがあるがポアソン分布に則ると仮定すると、だいたい注文頻度が推定できるかもしれないという考察(論文)です。
そしてモデル化した数式と現実のグラフを重ねるとほぼ一致しました。
ランキングで注文間隔を推測する

3万位で6時間に一冊
~
50万位で26日(約1ヶ月)に一冊
現実はもっと低いでしょうが、数値モデルではこうなりました。
10位以内なら数秒に一冊、100位でも1.5分に一冊の注文数となります。
アマゾンはロングテールビジネスであるか?

ところがランキングの推移からは、売上上位商品が売上(注文)の大部分を占めるという予想外の結果であったのです。
ロングテールの大部分は散発的な注文のみということ。
あ~あこれがアマゾンの現実なのです。
アマゾンの売上データは流体力学モデルと共通性がある
数学者ですから、このような分布データの共通性を物理にもあてはめて身近に感じるようにしています。(あくまでも物理学を学ぶ生徒向け)
粘性がない流体方程式に当てはめようという検討もしています。これは一般読者にとっては読み飛ばしてもいいのですが、
ご興味ある方は、一読の価値があるでしょう。
というのも自然現象から一般的な統計力学にあてはめるという行為が、現在の応用数学という学問だからです。
これは経済予測や人の行動予測(たとえば選挙の予想)といった人文分野、さらには生化学といった広い範疇です。
ああ物理学者や数学者とはこのような思考をするものなのかという発見もできました。
おすすめの良書です。
逆に言うと、このような論理思考ができない人は学者にはなれないのです。

| このエントリーのURL |





Saturday, January 26, 2019, 12:33 PM
浅草の空間線量は42ベクレル/立方メーター

ベクレルという単位はある空間で一秒間に核分裂がひとつあれば1ベクレルです。すなわち
1メーター四方に42個の原子がプチプチと原子が弾けているとイメージしてください。
ただ簡易計測器なため、宇宙からの電子や中性子(宇宙線)もカウントするので実際の核分裂している原子はもっと低いでしょう。
放射線汚染の監視でセシウム137の計測値が発表される理由は、セシウム137は自然界に存在しない(人工的な)アイソトープ(同位体)だからです。さらに半減期が30年と手頃なので指標として使われていると言うだけの理由。
セシウム(Cs)自体は珍しくもない金属元素です。半導体部品でも使われています。
もちろん人畜無害です。
日本原子力研究開発機構の調査では
原発事故で発生したセシウム137ははるか早く減衰した
これは私だって福島県都路(フクイチから20km)を基地にして郡山から飯舘村あたりの地表を計測してきましたが、
実感として急激に計測値は落ちているのです。
方眼紙でグラフにすると滝の様になります。
ですから対数グラフ紙ではないとグラフにはならない。それでも感覚ではぐわっと下がるグラフです。
私の見立てではベキ級数的に下がっているように感じました。
つまり時間とともに1/2、1/2と半分づつ下がるのではなく、1/10、1/100、1/1000という具合にあっという間に半減率も急速に進むという感覚でしょうか。
理論値よりも不安定な人工元素は減衰率が高いのではないでしょうか。
ちなみにセシウム137は放射線計測装置の補正用として販売されています。(売るのも買うのも資格や登録が必要なので誰でもというわけではありません)
ですからこの記事では、日本原子力研究開発機構の保有するセシウム137試料に対して、減衰予想を10倍上回る早さで減衰しているということなのです。
0.1ベクレル/リッターの水って普通の水以下ですよ
放射能と聞いてすぐに発狂してしまう「ベクレる脳」がいらっしゃいます。放射能は1ベクレルでも危険危険と騒ぐその頑固さにはビックリしてしまいます。
0.1ベクレルって10リッターあたり、やっと一つの分裂する原子があったというレベルなんですけどね。
もちろん、こんな数値はよほど精密で大がかりな計測装置じゃなければ計測できません。
自然放射線(自然界に存在する同位体)をちょっと調べれば、土壌や水、植物には放射性同位体元素はコンマ数パーセントは必ず存在することがわかるでしょう。
考古学では年代測定で核崩壊する炭素原子同位体を使ってますよね。
だから100ベクレルや200ベクレルは普通の水道水だって出てくるのがあたりまえ。田舎の湧水から取水される簡易水道などは数万ベクレルはでるでしょう。これがあたりまえなんです。
全国の市町村が放射線検査を拒否したのは、流言飛語(デマ)を怖れたからです。
(武田邦彦あたりが危険危険といまだ言っているらしいですね。)
福島県東部は阿武隈山系のすばらしく美味い水なんですよ。米が旨い地域です。
それは豊富なミネラル分によるもので、太古から同位体も含んでいた”おいしい水”なわけです。
フクイチから汲み上げた地下水なんてじゃんじゃん放流すればいいのです。
と書くとまたベクレった放射脳人間が騒ぐんでしょうなあ。
過去ログ:
国内の医療工業用放射能物質を全部あつめても何にもなりませんが・・・
エルンスト・マッハ実証主義を貫く姿勢こそ真の科学者なのですが記事がよくない
北朝鮮の水爆は京都大学型水爆と呼ばれているのかもね
池袋本町電車の見える公園の放射線源は(おそらく戦前の)ラジウムです
40%減?もっと少ないよ(メモ)
夢の島 第五福竜丸の死の灰
IAEAという進駐軍が福島にやってきた(自縄自縛を進める日本政府)
どんどん減り続ける放射能、葛尾村飯舘村の計測結果
10/15 10時 浅草での空間線量は34Bq/m^3
9/26 19時 浅草での空間線量は29Bq/m^3
| このエントリーのURL |





Thursday, January 24, 2019, 01:25 PM

GDPから雇用保険・労災保険での給付計算にまで使われる政策の最重要な数値をねじ曲げていたことになります。
結果的に給付額が800億円も過少となりました。
この事件に関して私も強く憤りを感じます。その一方で
やっぱりなあ、大本営発表だ
統計は平然と嘘を付きますから、常に眉唾で眺めなければなりません。特に「率」と「平均」です。
母集団と分布の形が判らないと単純な比較はできません。
母集団を故意に変質させて、それで過去と整合性があるかのように発表していたことが問題です。
毎月勤労統計の異様な上ブレにすぐさま海外からも疑問が寄せられたそうです。
日経平均もまともな指標とは言えない
株式の指標である日経平均指数も一部の銘柄で上下するのですからまともな指標とはいえません。
また過去の数値と整合性も疑われています。
インデックスファンドの出来高はここ4年で先細っています。
とても活況とは言えないのが昨今の状況。
日銀の黒田は物価見通しを1.4%から0.9%に引き下げるというちぐはぐでお粗末な会見をしました。
ようするに打つ手無しと開き直っているだけの会見
誰も信用してはならぬという教訓となりました。
眞子さまの婚約者といわれる小室圭氏の釈明も開き直りで後味のワルいものです。
韓国もそうですが、居直るのがどれほど人格(と国家の品格)を毀損しているのか自覚しているのでしょうか。
| このエントリーのURL |





Wednesday, January 23, 2019, 11:54 AM
今日の新聞記事は驚きました。学生科学賞というコンテストでAIによる画像診断処理システムを高校2年生がつくり、目覚ましい診断結果を得たという論文が高校生の最優秀賞となったという記事です。
高校生ですぞ!
審査員からは「高校生のレベルを超越している」と驚かれています。
それに引き換え、現実社会の進化の遅さはあいかわらずです。
私もレントゲン写真を観る機会が多くありますが、たいていは蛍光灯にスカしてフィルムを目を凝らしてみるか、専用のコンピュータモニターの画像でみるだけ。
私の場合は工業分野ですが、医療分野と何も変わりません。
パイプを透かしてみるのと胃袋を透かしてみるのと同じで、単調な作業です。
ですから見落としは必ず発生します。
AIが普及すれば診断の質は格段に向上するでしょう。でもおそらく日本に於いてはそう簡単には普及しないでしょう。
ずばぬけた頭脳を認めない硬直化した社会だから
自分は世の中には想像できない天才が砂金かダイヤの一粒のようにいると思っています。
ひょっとしたら金鉱石なのかもしれない。
でもそれを選別することなく砕いて、道路の敷石として撒いてしまうのが戦後教育の方針です。
自分は砂利で踏みつけられる側とあきらめてますから、せめて金やダイヤが次世代、次々世代で誕生して欲しいと願っています。
天才少年少女たちは、まず絶対現状の公教育からははみ出ます。
はみ出ないのは良くて秀才止まり。
高校生最優秀となった彼(石山翔雲君)は明逢館高校に在学しています。私はこの高校を知りませんでした。
明逢館高校は通信制高校だった
驚きました。最優秀の天才高校生は一般的な学校には通っていなかったのです。ほぼ独力でAI診断システムをつくったのです。
ますますびっくりです。
私の師匠の副島隆彦も高校は一年で退学してますから、飛び秀でた頭脳はお仕着せの教育ではダメなんだろうな。
二流三流の官僚がつくった仕組みでは、これからの「知能資本時代」では世界に大きく遅れをとるでしょうね。
センター試験が終わりましたが、大人でも2/3当たればたいしたものじゃないでしょうか。
逆に教育関係者・文部科学省職員全員にも毎年解答させて、どれだけの得点をあげれるのか是非やってみたらいいと思います。
馬鹿がバカを教えてもバカにしかならん
高校レベルの知識は社会に出てから必要性を痛感することがありますよね。
大河ドラマを観るのでも、日曜大工程度でもそうかもしれません。
自分は大学などには金輪際行きたくはありませんが、高校レベルはもういちどやり直してみたいものです。
国語や古典も教科書を読んでみると、ダイジェストなのでとても良書だと感じます。幅広いジャンルを俯瞰できるので馬鹿にできません。
反面、私の頃の英語はつまらない会話と、くだらない例文ばかりでアホかと思ってました。
インターネットとAIで十分です。
一流や超一流の若い頭脳には一流・超一流のメンターをあてがわないとだめです。

過去ログ:高校普通科の普通とは”並”という意味ですよ
| このエントリーのURL |





Tuesday, January 22, 2019, 11:45 AM

読書欄で平成の名著として「サピエンス全史」が紹介されていました。
人類の誕生から集団(民族)における自然発生的な宗教、さらにはそれによる歴史解釈を解説した大著です。
冷徹な解釈をしたのがイスラエルの歴史学のハラリという若い教授ということも着目された理由です。
といいながらもまだ読んでいません。
副島隆彦先生もWebで簡潔にこの本の重要な点を述べています。
また新刊「真実の世界史」(副島隆彦 日本文芸社)で紀元前3200年では今のアラブ紛争地域が肥沃な三ヶ月地帯とよばれ、後にメソポタミア文明とよぶ地域だということから、ヨーロッパ大陸へと人類が<覇権国と属国という関係性で>移動していったということが判ります。こちらもお勧めですし、ハラリ著「サピエンス全史」を読む前のさらに俯瞰(Outlook)としてもお勧めです。
無料なので以下で副島隆彦先生の解説をお読み下さい。
「1786」 ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』の書評を掲載します(第1回・全2回) 2018年11月10日
「1789」 ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』の書評を掲載します(第2回・全2回) 2018年11月21日
「1729」 『サピエンス全史』について話します(第1回・全3回) 2018年3月12日
「1731」 『サピエンス全史』について話します(第2回・全3回)副島隆彦 2018年3月23日
「1733」 『サピエンス全史』について話します(第3回・全3回) 2018年3月31日
2018-08-03
米、中の 貿易戦争(通商交渉)の大きな動きの、底を見ること。 私は、歴史の勉強に打ち込む。
副島隆彦です。 今日は、2018年8月3日(金)です。
私は、この1か月、ずっと、『傷だらけの人生』という 新書版の本を書くことに熱中していました。 この 「傷だらけの人生」は、ベストセラーズ新書から、9月に発売になる。そのとき宣伝します。 自分では、初めての 実用書(ハウツー本)を書いてみようと思った。
自分の自伝のような本ではない。そんなものは書きたくない。私は、「世の中に、たくさんある、様々な騙(だま)し、詐欺に、引っかからないで、生き延びる知恵 を 身につけよう」 という本だ。 あまりうまくいかなかった、が、私にとっては、この ウソだらけ、ダマしだらけの、世の中で、何とか、それらの罠(わな)に、嵌(は)まらないで、陥(おとしい)れられないで、大損をすることなく、大失敗だけは、することなく、生きることが出来るか、という 本だ。
私にとっても、他の人たちにとっても、今の、追い詰められて、生きるだけでも、本当に苦しい日本で、どうやって、自分の活路を開いて行くのかを、私なりに真剣に考えた。
それと併せて、「生命保険 は、ヒドい。ダマシしだ」という本も書き進めている。
それから、「副島隆彦の 3200年の世界史 の通史(つうし)」の本も、ずっと、まだ、書いている。イスラエル=パレスティナ を、世界の真ん中において、その両側に、エジプト帝国 と バビロニア帝国(それぞれ5000年の歴史がある)がある。 イスラエル=パレスティナは、小国であり、一度も、帝国(地域大国、覇権国)になったことがない。世界史上の10個の帝国によって、占領、支配され属国となった。 ユダヤ人は、自分たちの起源、発生は、エジプト人であるのに、自分たちで、自分たちを、作った、発明した民族である、という本だ。
「パレスティナ人などいない。あいつらは、エジプト人だ。エジプトに帰れ」
と、 イスラエル=ユダヤ人たちが、テレビで叫んでいるのを、私は、最近も、BBCのニューズ報道とかで、よく見る。
私、副島隆彦は、あなたたちユダヤ人自身も、真実は、エジプトから、やってきた、開拓農民、屯田兵(とんでんへい)、満蒙(まんもう)開拓団だったのだ。 それを、自分で、自分を、発明(インヴェンション)してしまって、YHWH ヤハウエという 神聖体を、自分たちで作って、それに忠実に従う 自分たち、という 新しい民族の 作出を、自分たちの意思で、やってしまった特異な人々だ。
日本史だけでなく、世界史(=人類史)の5千年もまた、「帝国-属国」関係として、存在した。
このことを、世界史(=人類史)大きな理解の重要な一部として、私は、証明して、描ききることを、今、やっている。
ここでは、私は、ベネディクト・アンダーソン著の 大作 (1) 「想像の共同体」(日本語訳 NTT 出版、 1987年初訳)“ Imagined Community ,1983 “ 「イマジンド・コミューニティ」という本を重視する。
そして、この大著「想像の共同体」に触発されて書かれたのが、(2) 「ユダヤ人の 発明 」 “ The Invention of the Jewish People , 2008 ” 「ザ・インヴェンション・オブ・ザ・ジューイッシュ・ピーポー」である。(2)「ユダヤ人の発明」は、(1)の「想像(された)の共同体」を、自分に先駆のする本として高く評価している。 この(2)「ユダヤ人のはつめい」本そこは、巨大な真実を大きく暴き立てた、世界規模での 歴史学、政治学での重要な本だ。私、副島隆彦は、この本を、自分の思想と学問の研鑽(けんさん)のために、ずっと使っている。
この「(ユダヤ人による)ユダヤ人の 発明」 は、 ショロモー・サンド という、テルアビブ大学の歴史学教授として、イスラエルの大都市、テルアビブで、教え続けている「人類史の大きな真実を抉(えぐ)り出した」優れた歴史学者だ。Sholomo Sand ショロモー・サンドは、1946年生まれだから、現在、72歳だ。
この 本は、去年、2017年に、ちくま学芸文庫 から、出版された。その際、翻訳者と編集部が、何を、勘違いしたか、大きな誤解を、誤解のまま、押し通すつもりで、やった。 日本語訳を 「ユダヤ人の起源」とした。そして、サブタイトルを、「歴史はどのように創作されたのか」 と、実に、安易に、いい加減にやってしまった。本当は、「ユダヤ人は、自分たちをどのように創作したか」である。
原書の書名が、「ザ・インベンション・オブ・ザ・ジューイッシュ・ピ-ポー」となっているのだから、そのまま、忠実に、 「ユダヤ人の発明」 か 「ユダヤ人(ユダヤ民族)は発明された 」 とするべきなのだ。 そうすると、ユダヤ人、や、この民族の 発明とは、一体何なのですか、となる。
ところが、ちくま書房の翻訳者たちは、 原書のどこにも、 「ザ・オリジン・オブ・ザ・ジューイッシュ・ピーポー」と書いてないのに、日本語翻訳では、「ユダヤ人の起源( origin オリジン)」とした。 このことの、学問的な誤り、と 真実を覆い隠そうとする、その愚鈍で、怯懦(きょうだ)な精神は、強く、批判されるべきだ。 ×「ユダヤ人の起源」ではない。○「ユダヤ人の発明」だ。 書名を、今からでも、訂正せよ。
ショロモー・サンドが、自ら、ユダヤ人であり、テルアビブ大学で、長年教え続けた歴史学者でありながら、大きく暴き立てた真実は、「我々、ユダヤ人は、自分たちで自分たちを 発明した、(世界に例のない、恐るべき秘密を持った)民族である」ということを、はっきりと、この分厚い本で書いた。
「(民族の)歴史が創作された」のではない。そんな、生やさしいことではない。ユダヤ人は、ユダヤ人自身を、自分たちで、自分たちのために、発明した。自分で自分を創作したのだ。 このことの 重要性を、日本人の知識層 に、大きく知らしめないといけない。このように思って、私は、自分の「真実の世界史の本」を、今も書いている。
3冊目は、読書人たちの間で、静かに評判を取った、 (3) 「サピエンス全史」(河出書房新社 、上下2巻、2016年刊 ) の原書である、 “ Sapiens , 2014 “ である。世界的なベストセラーの本である。 私は、この本については、詳しい書評を、「今日のぼやき」でやった。
著者の ユヴァル・ノア・ハラリ Yuval Noa Harari は、1976年生まれだから、現在42歳 だ。まだ、こんなに若い人だ。首都のエルサレムの北にある ヘブライ大学の 歴史学教授だ。ハラリは、写真から見て、ガリガリに痩せ細った、骸骨のような顔の、激しいヴェジタリアン(菜食主義者)で、「動物たち、とりわけ、牛、豚、ニワトリが、年間に 何千万頭も、人間の食用として、トサツ=殺されている」と、この本の中で、訴えている。
私は、ハラリ教授の、最新刊の “Homo Deus “ 「ホモ・デウス」が、もう出たようだが、まだ、読んでいない。 ゼウス、デウス に 着目することは、ものすごく重要だ。
ギリシアの「オリュンポスの12神」の筆頭の神々の中の大王である ゼウス、デウスこそは、 人類の 最高の 天帝(てんてい)である。 中国人が言う、天帝(ティエンダイ)も、実は、ゼウスである。 紀元後、184年辺りに、後漢(ごかん)帝国が、崩れ始めた頃の、「三国志」の始まりの頃に、 五斗米道(ごとべいどう)と 太平道(たいへいどう) の乱があった。
この時に、アリウス派のキリスト教の 宣教師(牧師、パスター。シェパード )たちが、中国にまで、やって来ていた。彼らが、中国人に、「天」 the heaven ヘブン と 天帝 Deus, Zeus 、ゼウス、デウス を教えている。
アリウス派は、「イエスは、人間だ。ただの普通の男だ。ただし、この人の教えが大変優れているので、私たちは、この人の言行に習う」と考えた。
イエス・キリストは、「主よ、主よ。我を、 救けたまえ 」と言うとき、この主は、英語の聖書 では、Lord ロード と 訳しているが、元は、「ゼウス、デウス よ 、・・・」である。ギリシア語である。 新約聖書(イエスというアホな男の物語)は、な初めの本は、なんとローマで、ギリシア語で、書かれたのだ。紀元後60年とか、80年、100年である。ヘブライ語ではない。
日本の戦国時代(室町時代の後半部、1550年ごろ、から1600年までの、たったの50年間 ) にやってきた、ローマン・カトリックの、多くは、イエズス会の宣教師(ミッショナリー。神父。パードレ=ファーザー)たちは、 日本人の信者たちに、「我らが主ゼウスさま、ゼウスさま」と教えている。 イエスさまとは、言っていない。 ここにも秘密が隠されている。 そして、隠れキリシタンたちが、決死の密入国をしたパードレたちから習った ハライソ (天国)は、パラダイス paradise だ。
このローマンカトリックの、主に、イエズス会(ジ・ハウス・オブ・ジーザス)の伴天連(バテレン。パードレ、神父)たちは、本当に、悪い人間たちだ。人類の諸悪の根源である。
私は、ニーチエ とモーツアルト と ミケルアンジェロを、研究してきて、この巨大な真実に、50歳で到達した。
ローマン・カトリックと CIAの 凶暴な、堅い信念の反共(はんきょう)人間たちが、が、後述する 統一教会 Moonie ムーニー、安倍晋三たち を作ったのだ。
共産主義(コミュニズム)は、政治思想としては、大体、地球上で死んでいる。それなのに、、そのアンチ・テーゼである、自分たちの 反共(はんきょう)主義 は、死なない。 テーゼ(命題、措定 )の方が、死んだのに、自分たち、アンチ・テーゼ(反措定)が、死なない。
私が、最近、調べてようやく分かったが、旧約聖書もまた、何と、一番始めは、ギリシア語で、書かれている。 紀元後200年ぐらいに、成立している。 ヘブライ語ではない。断じて、古代ヘブライ語ではない! ギリシア語で書かれたのだ。 この時代の、世界中の 知識人言語、優等言語( リンガ・フランカ)は、ギリシア語だ。
ローマ人が、ローマ帝国を作って、世界中を席巻していたのに。それでも、ローマ人は、ずっとギリシア語(ギリシア文化)に頭が上がらなかった。ローマ帝国の時代にも、 支配言語、官僚言語、知識人言語は、ギリシア語だったのだ。 このあと、紀元後の300年代から、東ローマ(=ビザンチン)帝国が中心の時代になって、再び、ギリシア語による支配 に回帰した。
ヘブライ語など、もっと、ずっとあとで出来た言語だ。ヘブライ語が出来たのは、紀元後、200年代だろう。それなのに、「自分たちユダヤ民族は、古ーくから有る、古ーい民族だ」と、大きなウソを付かないことには、やっていられない、という おかしな人間たちなのだ。 こういう秘密を、私は、自分の世界史の本で、徹底的に、大きな真実を暴き立てる。
私は、2008年に、読んだ新聞記事に、自分がヒドく驚いたことを、今も覚えている。その新聞記事は、前述したテルアビブ大学のショロモー・サンド教授が、本を出した、と書いてあって、そのあとに、
「古代の ペリシテ人 は、今のパレスティナ人であり、農民として、ずっと、この地にいたのだ。今もいる。彼らはエジプトからやってきた。そして、ユダヤ人というのも、エジプトからやってきた農民たちである、と証明した 」という記事を読んで、度肝(どぎも)を抜かれた。
ということは、ユダヤ人も、パレスティナ人と同じ、全く同じ、エジプトからの、開拓農民の、遊牧民である。自分たち自身が、エジプトからの移民、開拓農民であり、ペリシテ人そのものなのである。
ところが、他のペリシテ人たちを、「自分たちは、彼らとは、全く、違う。あんな連中と、同じにしないでくれ。自分たちは、ヤハウエ神を信じるのだ」 と、 自分たちは、全く、別物だ、と言い出した。
真実は、このヤハウエ神というのは、これが、アーメンの起源 なのだ(エジプトで、紀元前1300頃に、激しい、アマルナ革命があった)が、これが、そのまま、アメン神官の一団である。
彼ら自身が、 自分たちを、ヤハウエ YHWH だ、と名乗った。その裏に、エロヒム神という隠れた神 が付いて いる。
アメン神官たちは、生身の人間たちだ。10人ぐらいだろう。この神官たちが、ヤハウエそのものであり、ゾロゾロと、モーセたちに守られながら、付いてきた。 嫉妬深い神とされる。「自分たち以外のカム(神)を、拝んだら、天罰が起きるぞ。焼き殺してやる」と。 このアメン神官団を世話しながら、モーセたちは、遊牧民(ノウマド)として、例の「ユダヤ12部族(支族)」のうちの、レビ族が、聖櫃(せいひつ)担ぎで、ベニヤミン族が、荷物担ぎ だ。 そのように決まっていた。
*「出エジプト記」のモーセのイメージ
そして、この時期に、自分たちはユダヤ人になった。ユダヤ人を名乗った。本当は、自分たちも、エジプトから移民してきた、他のペリシテ人(今のパレスティナ人)と全く同じエジプト人のくせに。 自分たちを、ユダヤ人Jews だ、と言い出した。 自分たちで、自分たちを、インヴェンション(発明)したのである。 自分たちを、特別な人間たち、特別な民族だ、と 言い出した。だから、紀元前1200年頃に。モーセが指導者として、エジプトを出た頃から。すなわち今から3200年前に。
そして、 自分たちよりも少し早くやってきて、カナンの地(パレスティナ=イスラエル)に、すでに、定住していた、ペリシテ人たちの町を、次々と、襲撃して回った。彼らの土地を奪い、殺して回った。 全く同じ民族なのに。同じ、エジプトから来た農民たちなのに。
今もある エズレル(イスラエル)平原 のあたり一帯の、
先に来ていて、バアル神(太陽崇拝、豊穣神)を素朴に信じていて、普通の人々である ペリシテ人(今のパレスティナ人。やや愚鈍)たちに、戦争を仕掛けて、土地を奪っていった。それが、モーセのあとの、200年間で、 それが、士師(しし)の時代だ。このあと、紀元前1000年ぐらいから、エルサレムを中心( 至聖所 を作った。今の岩のドームの場所) にして、王国( 「列王記」)になった。
それから、10以上の、たくさんの帝国に、次々と、踏み荒らされた。今に至る。ある時期は、イスラエル人(ユダヤ人)は、全く、そこらにいなかった、時期もかなりある。 100年間、ぐらい、ユダヤ人が、エルサレムにいない、時期がある。その時は、彼らは、ちゃっかり、ただのペリシテ人に、戻っていたのだ。そうやって、生き延びた。 それが、イスラエル国の 真の歴史、3200年 だ。
それが、モーセのあと、後継ぎの ヨシュア からあとの、モーセ五書の中で、このあと、紀元前1000年までの、200年間が、士師(しし)の時代だ。 士師とは、シェファルド 、シェパード shepherd で、羊の群れを連れている人間のことだ。羊飼いのことだ。 遊牧民(ノウマド)時代のユダヤ人が、創作される途中の、人間たちだ。 今のトランプも、こういう、民族の移動、と指導を引き受けている、シェパードだ。 幌馬車(ほろばしゃ)隊の隊長だ。
まだ、預言者(よげんしゃ)とかは、出てこない。 紀元前1000年頃に、サウルと ダビデを、ユダヤの王だと、次々と認定した、サムエルが、最後の士師(シェパード)で、かつ、最初の預言者(プロウフェト)だ。
自分たちも、エジプト人なのに。エジプトの 新王国 第19王朝 の王(ファラオ)ラムセス2世 (在位 紀元前1301-1234)から、「お前たちは、エジプトの新しい領土となった、北の方の、豊かな土地であるカナーンに、どんどん、移住しろ。開拓農民となってゆけ」「ひとり300万円とかの支度金を出す」で、移住していった者たちだ。日系ブラジル人と同じような、移民だ。
それが、まさしく、紀元前1250年の モーセ Moses が 率いた、 出エジプトだ。ダス・エグゾダス Exodos 『出エジプト記』 だけが、本当にすばらしい。この本は、あまりウソがない。
聖書の中では、ユダヤ人は、エジプトから出たり入ったりで、忙しいが、すべて、ウソだ。初めから、エジプトからの移民として、移動していった。この事実だけだ。行ったり帰ったりは、していない。イエスとその家族もそうだ。すべての赤ん坊が殺されるので、などと、エジプトになんか行っていない。
ユダヤ人の始祖とされる アブラハム は、いない。こんな人はいない。 創作だ。でっち上げだ。アブラハムのモデルは、紀元前1700年ぐらいの、メソポタミアの南の、バビロニア(今のイラクの南部。バビロン)の大王だった、ハンムラピ王だ。『目には目を、歯には歯を」の法律を作った王だ。そのハンムラピ王 を、 アブラハム、という人物に、自分たちで勝手に作った、創作した。
アブラハムという、でっち上げた人物を 自分たちの始祖としたのだ。作り話だ。このモーセ五書の第一巻である「天地創造」の後半の、 アブラハムの登場からは、紀元後200年代に出現した、ユダヤ人のラビたちによる、作り話である。 紀元後200年代に、Rabbies ラビたちが、生まれて、ギリシア語で、旧約聖書(その冒頭の五冊がモーセ五書)を編纂した。そして、この時に、ユダヤ人、というのが、創作された。
第一巻の「天地創造 記」の中の、作り話の、始めの、アダムとイヴ(エヴァ)、その子供たちのカインとアベル( カインがアベルを殺した)、それから、ノア の箱船のノア。 そして、大洪水のあとの干上がった大地に降り立ったノアが作った、3人の息子である、 ヤペテ (このヤペテが、ヨーロッパ白人の始祖とされる)と、セム(これが、今のユダヤ人とアラブ人) と ハム(北アフリカ黒人の、ベルベル族や、ヌビア族の始祖) だ、とする。
ここまでの 話には、私は何の違和感もない。神話 (Myth ミス) としては、上出来である。素晴らしい出来だ。ここらあたりには、私は、異論はない。
だが、このあとの、アブラハムから、イサク、ヤコブ そして、その12人の息子たち(これが、ユダヤ12氏族となる) そして、その11番目の子であるヨセフ (ここで、急に、モダンな名前になる) が、エジプトに渡って、ファラオ(エジプト王)に継ぐ高官になった、だと。
そして、自分を殺そうとした 兄弟たちが、エジプトにパレスティナから、頼ってやって来たときに、大事にした。 そして、12氏族 が、エジプトに住んだ、と。インチキ話を作って、それで、無理矢理、それから、350年後の、モーセの 「出エジプト記」に繋(つな)ぐのである。 この インチキ、歴史の偽造 、ねつ造(ホウクス Hoax )を、ラビたちは、やった。
この ヤコブの 12人の息子たちは、 ハラン Harran という、今のシリアの 第2の都市アレッポ(IS戦争で、今は、完全に廃墟だ) の 東の、水がたくさんある、稲作も出来るぐらいの アッシュール湖、のそばの大都市で生まれている。 それが、なぜ、どうやって、エジプトに、移り住んでいった、という ウソ話に、 することが出来るのか。
何が何でも、ユダヤ民族は、太古にエジプトに移住していて、それが、それが、モーセに率いられて、「出エジプト」して、イスラエルの地に、帰ったのだ、と、 なんとか、無理矢理、辻褄(つじつま)を合わせなければ いけない、ということで、紀元後200年代に、ラビたちが、インチキ話を、でっち上げたのだ。
だから、今の、ずうずうしくて、あつかましい限りの、人の言うことを聞かない、人の迷惑を全く、気にしない、嫌われ者の、ユダヤ人という選民思想(チョウズン・ピーポー)の民族が出来上がった。彼らが使ったのはギリシア語だ。それで、一番初めの旧約聖書 が出来た。
その前に、伝承がずっと、その前の1千4百年間、有った、だから、それらを文書に纏(まと)めたのだ、と強弁するだろうが、それも怪しい。 彼らは、自分で自分を創作した、無から作り出した、のだ。 そうやってユダヤ人 (ユダヤ民族)が、作り出された。まさしく発明だ。
フランケンシュタイン博士が、怪物 フランケンシュタインを作ったのと、同じだ。
自分たちで、自分たちを創作して、発明した、ユダヤ人(紀元後200年ぐらいに、ユダヤ人は、創作され、誕生、発生した)は、紀元後200年代から、出現した、 ラビ Rabbi ( 英語ではラーバイ。 宗教指導者 律法の解釈者たち。お坊さまだ)たちが、「エスサレム・タルムード」と「バビロニア・タルムード」の成立と同じ時に、旧約聖書(モーセ五書 Tohra トーラ)が、その冒頭)も、 作った。創作したのだ。
それらは、ギリシア語で書かれた。決して、古代ヘブライ語ではない! 当時の、世界の中心言語、優等言語、支配者言語は、ギリシア語だからだ。官僚と、学者と、知識人たちは、ギリシア語で書いた。
だから、このラビニック・ジュダイズム Rabbinic Judaism 以後の研究しか、今の、世界中の ジュダイズム Judaism ( ユダヤ教。ユダヤ思想とも訳せる。同じことだ) 学者たちは、やらない、と決めている。 その前には、無いからだ。
だから、ユダヤ教は、キリスト教よりも、遅れて出来た。 これは、現在の、ほとんどのユダヤ学者たちが認めている。
イエスが生きた、紀元前後( 紀元後30年に、イエスは処刑死) の ローマ帝国による支配の頃も、ローマ人の官僚や、軍人の将校たちは、ギリシア語で文書をかいた。ローマ語ではない。 私は、ラテン語、という 言葉が、いつから使われたのかを、調べている。ローマ語でいいのに。
その前の、アレキサンダー大王による、ペルシャ帝国全体の の支配 (BC333年の イッソスの戦いで勝った。ダレイオス3世に )で、ギリシア語、ヘレネスの言葉、 ギリシア人の優位が、確立していた。 このヘレニズム の ギシシア白人たちの、植民都市が、 中央アジアから、インドにまで作られた。
だから、ガンダーラ(カンダハール川の流域。今のパキスタンの北部一帯。バーミヤンからペシャワール、イスラマバードも)で、大乗仏教に、変じて、お釈迦様(ゴータマ・ブッダ)の像(=仏像。「ブッダズ・イメッジ) は、髪が、ギリシア美術の クリクリ毛の、 パンチパーマのような、頭をしているのだ。 私は、この 「このパンチパーマの 人は、誰ですか? 」と、 「隠された歴史 そもそも
仏教とは なにものか? 」(PHP 刊 、2012年) の冒頭で書いた。
アレキサンダー大王よりも、160年前の、紀元前490年と、480年の 2回、ペルシア(・ギリシア)戦争(と表記するべき)で、ダリウス1世が、ギリシアに攻め込んだ。 が、何とか、ギリシア人たちは、世界覇権国(ヘジェモニック・ステイト)であるペルシア帝国からの攻撃を、撃退できた。しかし、真実は、デロス同盟は、どうも、ペルシア帝国に服属したようだ。
イスラエル=パレスティナ は、私が、数えたら、なんと12個の 歴史上の帝国(大国)に 占領され、服従して、生き延びた国、 小さな国、小国だ。 一回も帝国(エムパイア)になったことがない。
このことが、重要な真実だ。
人類の歴史(=世界史)は、副島隆彦が、ずっと唱導して、研究してきた「帝国 ー 属国」関係で出来ている。
ペルシア戦争のあとの、ペロポネソス戦争の頃から、アテネは、自らが、周囲の小都市を集めて、(小)帝国になったようだ。
このあと、30年もしないで、紀元前450年ぐらいに、賢帝(けんてい)ペリクレスと、それより21歳下の、ソクラテスの時代が来る。
我慢に我慢の、寛容の精神をした、ペリクレス が、アテネの デモクラシーを実現した。だが、本当は、ペリクレスは、独裁官(どくさいかん。ディクタトーレ)であった。 人類の理想の、優れた指導者に率いられた、古代デモクラシーが完成した。それがアテネだ。 だだし、ほんの数十年間 の話だ。
アテネこそは、人類の歴史の頂点とされ、欧米白人たちが、今でも、自分たちの原点として、鼻高々で、威張る理由だ。 もうひとつの人類の 初のデモクラシーは、 ローマ人から見たら、むくつけき蛮族であって、ゲルマン諸族の、 紀元前後からの、ゲルマン民会(ゲマインデ)の、「チュートン森 (トイトブルグの森)から生まれた、デモクラシー」(モンテスキューの「法の精神」で書かれた)だ。
もしかしたら、イエス自身は、アラム語(アラマイト)だけでなく、さらには、シリック(古代シリア語 Cyric とする説が出ている)だけではなく、 イエスは、まさしく、ギリシア語を話した教養人だったろう。 アラム語(アラマイト)が、当時、古代世界の、エジプトから、ずっとぐるりと、メソポタミアまで広く使われて、話されていたという。 今のアラビア語のような、大きな広がりを持ってたのだ。
だから、大事なのは、ギリシア語なのだ。紀元前500年代から、紀元後500年代まで、実に、一千年間、エジプトでも 地中海でも、どこでも中東世界全体 の、支配階級は、ギリシア語を話していたようだ。 文献、文書は、ギリシア語で書かれている。 一体、人類の歴史の大きな真実は、どこにあるのか?
ギリシア語も、フェニキア文字のアルファベットである。だから、フェニキア人(ポエニ人、カルタゴも、ベネチアも)が、一番、古い、言語の民族だ。紀元前1200年代(13世紀)から、あの辺に、居るようだ。 元々のユダヤ人、というのも、どうも、始めは、フェニキア人 という海洋性の民族で、「海の民」そのもので、ある。フェニキアとは、今の、レバノン(人)(首都ベイルート)である。
ヘブライ語は、あとから出来た。これも、フェニキア文字だ。だから、ギリシア語も、 アラビア語も、ラテン語(ローマ語)も、のちのロシア語(スラブ語)などのキリル文字も、元々は、フェニキア語から派生したのだ。
アラビア語は、それよりも、ずっとあとの、紀元後622年 のイスラム教の成立(ヘジュラ元年)ときの、クルアーン(コーラン)の成立と共に、成立したのだ、と、考えればいい。アラブ人というのも、この時、クルアーン(コーラン)の成立と同じ時に出現した、生まれたのだ、と、考えればいいのだ。 その前には、アラブ人はいない。・・・・
私は、ずっと、こういうことばかり、書いている。 こうやって、日本の思想家である副島隆彦は、この炎暑と台風が、交互に押し寄せる、今の時期を、生きている。
誰かが、日本にも大きな真実を、世界基準では、すでに明らかになっていることを。 私が、簡潔に書いて、伝えなければならない。これが、私の使命で有り、運命だ。
(転載終わり)
| このエントリーのURL |





Monday, January 21, 2019, 05:38 PM
日経ビジネスがスクープとしてシンガポールへの本社移転を計画していると報道しました。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00006/011800009/
日経ビジネス社だけじゃなく経済記者の間では、リクシルグループが東証からシンガポール(SGX)に移るという噂はあったようです。
移転する企業の噂はあちこちで囁かれていた
べつにリクシルだけではありません。大手電機や自動車関連企業などもアメリカや低税率国への移転を計画しているという話は私も聞いたことがあります。それも本社の人からね。
私は関係ないので聞き流すだけですが、日本企業の中枢では既に国内市場は先のない墓場だということで
海外移転は荒唐無稽ではない、現実的な議題となっているのです。
もしそんなことは青天の霹靂だとかデマか荒唐無稽だと思われたのであれば、経営側ではないから。
この噂で経済ジャーナリストが裏取りに蠢いていたようです。
日本企業の疲弊感はそうとう強い
創業から長い名門企業であれ、たとえば出光のような民族資本系であれ、国内に留まっていても企業規模を維持できないと上層部は観念しているようです。
リクシルは国内に多くの建材製造工場を持っていますから、会社丸ごと海外籍となることはないでしょうが、国内の製造を海外に移してしまい、本社機能だけがある日本企業ならなおさらです。
とくにアルミ建材では大量のエネルギー(電気やガス)を使いますから国内製造はどのみち立ちゆきません。
安価なエネルギーを供給できない政府の無為無策が企業の脱出(エグゾダス)を誘発したのです。
すべては政府が原因。
撤退・縮小・移転・吸収合併は想定されるシナリオ
人口は減るし、ベビーブーマー世代はどんどん引退していきます。
オリンピックと万博が終わることにはもう国内需要は見込めないでしょう。特に建築需要が終わったらどうなっちゃうのだろうと危機感をもっている証左です。
ジワジワと工場に依存する地方では危機感が高まっています。
悲しいかな、有名大企業でもあたりまえのように海外移転が選択肢の俎上にあがっているという現実です。
| このエントリーのURL |





Friday, January 18, 2019, 10:20 AM

特別損失3000億円で予想利益の大半(3/4)を吹き飛ばしても、英国政府との交渉で将来リスクが増大する可能性があるという理由からです。
そうか、日立もやっぱりあかんか・・・
大火傷した東芝+WH(ウェスティングハウス)に続き、日立+GEといった米国陣はもう死に体なのです。
GEがそもそも原子力をやる気がないから。
過去ログ:GEにみる縮小する業界・発展する業界
日本の重工産業の斜陽が明確になったということ
世界的に重工産業は縮小の一方で、GEはプラント事業は縮小売却の方向です。そのかわりに日立が跡を継ぐような形になりましたが、やっぱりなということです。
あとは三菱重工とフランスのアレバの連合ですが、こちらも見直しは必然の状況です。
三菱は祖業の造船さえも切り離そうとしていますし、発電事業は日立と合弁です。政府の後押しがなくなればとっととフランスと手を切る筈です。
米英仏日どこにも原子力を推進する力はない
一方では中国は300基の原発計画がありますし、最終的には全土に500基を目標としているようです。
ロシアも豊富な天然ガスをヨーロッパに輸出して、国内電力は原子力でまかなっています。
もう西側国では原子力技術の進化は望めないなあ。
過去ログ:
小型原発をいまさら作りますって遅すぎるぜ
昔も今も原子力は斜陽(日陰)産業なんでした
東芝の危機の本質
日本の重工産業の斜陽が明確になったということ
推薦図書:知って安心する放射能と健康の話(服部禎男+川嶋朗)ヒカルランド
MRI装置の低廉化で気軽にガン検診・・・知らずに余命判断される社会
中国はんはよぉわかってはるわぁ (ぶれない原子力推進政策を讃えます)
三菱重工が苦境のアレバ(仏)の子会社支援へ
事業部制を敷く企業はムダ・ムリ・ムラの固まり
GE製マークⅠ原子炉はメルトダウンを起こす欠陥原子炉である
日米地位協定という不平等条約が原発問題の根源なのです
COP18(国連気候変動枠組み条約締約国際会議)では排出権という巨費が動く
| このエントリーのURL |





Thursday, January 17, 2019, 03:16 PM

しばらく使っていなかったので充電池が完全に放電してしまったのかな、新しい電池を入れても反応しません。
既に保証期間などは切れています。
内部の配線でも外れているのかと、いちおう分解してみます。
ネジの緩みなどを確認しましたが、症状は変わりません。
困ったなあ。
ネットで同じ症状を検索してみると、最近のデジタルカメラは使用頻度にかかわらず「突然死」することが多いみたい。似たよなことを書いているブログが散見されます。

高級一眼レフ、コンパクトデジカメ関わらず5年あたりでおかしくなるみたい。
つまり2000年代のデジタルカメラは総じて、どのみち起動しなくなる傾向があるのです。
古いデジタルカメラは電池を入れれば数年間もほったらかしにしていても、起動します。
ところが比較的最近の機種は、いざ使おうと思ったら充電しようが起動しない。
せめてなんらかの反応があれば故障原因を類推できるのですが、まったくわからない。
最近の電子器機ほど短寿命なのはメーカー方針なのか?
ここでは書きませんが、基盤を眺めていると、ああこりゃダメだなあと思う部品がありました。高密度に実装しているために、本来は重要なパーツであるのに許容量のない小さなパーツを使っているのです。
また配線も埃や塵ひとつ入れば、ショートしそうです。基盤を保護する防水防塵の工夫がないので、そうなればゴミ箱行きです。たとえどんな高級機であれ。
結局分解しても故障理由がわかりませんでした。
あきらめてメーカーのサービスセンターに持ち込みました。
でも発売開始から10年ほど経っているので、おそらく補修部品はないと言われました。
日本メーカーの本音は買い換えろ
なんとなくその本音はわかります。しかしかつてのブランドイメージはもうありませんね。
かつてはソニータイマーと揶揄されたソニー製品でしたが、いまやニコンもキャノンもパナソニックも同じです。保証が切れた頃にきっちり壊れるようになっているのです。
プロでもないのに50万円もする高級カメラを買っても、結局は同じようにゴミになるのでしょう。
日本製は高品質というのはいまや伝説です。短寿命で良しとする企業姿勢には幻滅です。
| このエントリーのURL |





Wednesday, January 16, 2019, 04:36 PM
英仏は海軍の艦艇を日本海に派遣し、北朝鮮による制裁違反活動を監視することも決めたという報道がありました。
オーストラリアとニュージランドは昨年に北朝鮮による「瀬取り」を監視するために哨戒機を派遣して日米とともに監視活動を始めているそうです。
そういう状況下での韓国艦艇による日本哨戒機への明白な敵対行為ですから
韓国軍と韓国政府など同盟国はだれも信じません
その結果が英仏両国もとうとう自艦の派遣となったわけです。
北朝鮮の瀬取りを韓国軍艦が警備をしていたのですから、引くことも出来なくなってしまいました。
親北・親中のムン政権となって韓国の命運は決まってしまいました。
これから北朝鮮と同一視される韓国への締め付けが始まるでしょう。お悔やみ申し上げます。
しかし、なぜ英仏が出張ってくるのか?
それは簡単、ふたたびアジア拠点の構築を目論んでいるからです。
150年前の明治維新の背後にはフランスと英国が控えてました。それと同じ理由。
両国のアジア拠点はことごとくなくなってしまいました。
かつての帝国主義のように膨張する中国に対して押さえる力のない衰えた米国に代わってヨーロッパの強国が出てきたということ。
表向きは北朝鮮への制裁活動ですが、英国はEU離脱(Brexit)の賛否、フランスはマクロン政権への批難でそれどころじゃないはず。もっともアメリカも中国との貿易制裁の応酬合戦中であり、不安定な政治状況は変わりありません。
ロシアとの平和条約交渉が始まった
フランス政府による日本の重工業への侵略行為に対して日米がゴーンを逮捕し、フランスはJOC会長の竹田恆和を起訴しました。これはアメリカとフランスのさや当てだと思えます。
かたや日本ではロシアとの平和条約交渉がはじまり、22日には首脳会議が予定されています。
北方領土はロシアにとってのど元ですから、そんな簡単に手放すとは思えません。しかしアメリカの対中戦略の取引材料として日露和平条約をもちだしていると思えます。
ロシアとしても日本との国交が成立する方がメリットは大きいでしょう。
その結果の牽制としても英国、フランスが日本に艦艇を派遣するということは意味深いのです。
国際政治の裏側はすべて繋がって見えます。
私の想定するシナリオは
北朝鮮への軍事制裁を行うからロシアが介入しないようアメリカが手を回している。その見返りが日露国交の正常化と樺太経由での天然ガスパイプラインの容認。
そして中国への制裁に西側諸国と歩調を合わせろというロシアへの要請だと見ています。
中国+北朝鮮+韓国への包囲網は着実に進んでいるということ。
あとはどういうきっかけで軍事制裁が発動されるかはわかりません。韓国の発狂ぶりからみるとそんな先ではないと思えます。
| このエントリーのURL |





Sunday, January 13, 2019, 12:21 PM
新聞で陸奥宗光の獄中での読書量という記事を読みました。

紀州徳川家(慶喜の出身藩)もそうですが、どちらも好学の藩です。
陸奥宗光も先進的な頭を持っていたことが獄中での読書に現れています。
荻生徂徠(おぎゅうそらい)からモンテスキュー、ベンサムまで幅広い。
法律による統治形態に強い関心があったのでしょう。
なぜ私がこの記事に目が止まったのかというと、伊達という文字があったからです。
「数」の日本史 伊達宗行(日本経済新聞社2002)というベストセラーを読んでいるからです。
日経新聞での連載をまとめてあり、歴史と数の関わりを丹念に調べられています。
伊達宗行という方は物理学者で阪大の名誉教授、受勲されてます。
こりゃすごい本だ。
単行本が1800円、文庫本が980円です。この値段差はどっちを買うか迷うところ
仙台出身とあるので伊達家本流であることは間違いないのでしょう。
伊達宗行が巻末で指摘しているのが、数学教育の低下によって数の桁を理解できなくなっているという点です。
差と比、対数的な数の理解が出来ていないと、科学的な数量(単位)がわからないのです。
国家予算案、致死量、地震のマグニチュード、放射線レベル・・・
これらは対数直線で示さねばならぬものです。

陸奥宗光と伊達宗行氏が繋がっているようにおもえる不思議な感情を抱いたので、メモをしておきます。
競馬のサラブレットではありませんが、やっぱり血統というのが人にもあるように思えたからです。
| このエントリーのURL |





Friday, January 11, 2019, 11:45 AM
カルロスゴーンの勾留期限の今日は、検察がゴーンによる私的流用で再逮捕するでしょう。
通貨デリバティブでの私的流用から始まる裏金工作です。
なんか憐れさを感じます。
年間50億円も受取っておきながら、さらに日産という企業の私物化を進めるその行為にです。
フランス人といいながらも元来のフェニキア人気質で常に金の環流ばかりが頭を占めていたようです。
ヨーロッパ貴族への参列が夢だったのだろう
ロスチャイルドの番犬マクロンなどには1グラムも同情しませんし、その盟友ゴーンにも全くかわいそうだという気持ちは起きません。
ヨーロッパではいまでも歴然と貴族階級が存在しています。
かつてF1レースの世界を伺ったことがあるからです。
あの世界はヨーロッパ貴族の社交場なんです。英国の競馬と同じように、貴族が所有するレーシングチームを貴族同士が観戦して親交を深める社交場です。
予選から本戦まで貴賓席、フルサービスの食事、昼夜問わない社交パーティなど1レースの観戦費はだいたい2000万円(一番安い席)だとか。
もちろんそういう方々は自家用ジェット機や海なら大型クルーズヨットで来られるそうですけども。
なんか話を聞いているだけで貴族の生活とはどんだけ~と思えます。
フランス人はもっともっと怒りまくれ
第二のフランス革命をやらにゃあアカン時期にきているのでしょう。
おとなりのドイツは東独出身のメルケルさんはさすがに清貧を知っているから、まだマシかなとも思えますが飛び火するのは目に見えます。
ドイツフランス共通なのは国家社会主義的な性格であること
労働環境や福祉面では日本はまだまだ参考にすべき良き点があります。また文化学術面(ソフトウェア)への手厚い保護も日本は見習うべきです。
ただその根底には歴然とした貴族階級がいるからなのです。
平民への不満が鬱積しないように飴を与えて、手綱を握っているという構図。
そのシステムがもう崩壊していると言うこと。
カルロスゴーンとその取巻き連中は貴族のように振る舞いたかった。
バカだね、結局の処
ゴーンは日本社会からは何も学ばなかったということ
ヨーロッパ貴族になり損なった男は、ヨーロッパ貴族への憎悪とともに葬り去られるだけです。
アメリカはヨーロッパ貴族が大嫌いです。そもそも建国が貴族階級の否定から始まっているのですから。
となるとゴーンの帰る場所はブラジルかレバノンしかないのです。でもすぐにこんな自意識高い系の勘違い男は嫌われるでしょうけども
| このエントリーのURL |





Thursday, January 10, 2019, 10:00 AM
今日の読売新聞の一面広告には薄気味悪さを感じます。

金昌仁の実践哲学という大見出しに、済州大学総長という男がこれぞリーダーのための人生訓だとおべんちゃらを添えています。
儒教と仏教と東洋思想(中華思想だろう)をごちゃ混ぜにした実践を目的とした思想だとあります。
まあつまり済州大学のスポンサーだというわけです。2010年から韓国の国立大学、済州大学の教育プログラムでもあるのだとか。
うわ~統一教会臭がハンパねぇ!
半島の邪教臭がすごいすごい、最初から「原理」なんて言葉が目に付きます。
実業家・金昌仁と書かれていますが、どのような方かを検索すると、南海会館というパチンコ屋グループを経営されているそうです。
よくわからん”きれい事”の羅列
家族先祖を敬い欲心を抱いてはならぬなどという題目がそこらにあります。(-q-)ゲロゲロ
(なぜか橋下徹とダブって見えます・・・根拠はありませんが、大阪の政界にもけっこう献金しているのではないでしょうか。あくまでもゲスな勘ぐりです)
まあつまり韓国ではいちいちそんなことを大学で諭さねばならぬということか。
まあ全国紙でも金を払えばどのような広告も打てますから、どうでも良いのですが
キチガイ・モンちゃん政府による宣撫工作
としか見えませんね。大阪の御堂筋にこの会館があるそうです。うわ~
大阪市内は在日韓国人(主に済州島出身者)ばかりですから、お似合いです。
大阪には生野区猪飼野という知られた場所があります。また焼き肉の町・鶴橋も済州島出身ばかり。
パチンコ屋と焼き肉屋は一致団結して韓国を盛り立てろ
実態は知りませんが、金昌仁という人物は在日韓国人ネットワークの中核なんでしょう。(北朝鮮系は総連という中核がある)
在日はもっと韓国に協力せよと言外に訴えているように思えるのは穿った見方でしょうか。
いえいえ、中国は孔子学院という中国共産党配下の学校を世界中に設立しています。もちろん日本にもあります。
共産党思想(大中華思想)を在外中華人の子弟に教育するためですが、カナダではその洗脳教育が問題視されてます。
副島隆彦曰く、日本には4大ネットワーク(秘密結社)があるそうです。
宗教・警察・ホモ・部落在日なんだとか。
フリーメイソンだろとツッコんだ人は天真爛漫というか世間知らずです。
| このエントリーのURL |





Tuesday, January 8, 2019, 03:53 PM

実は高線量のラジウム鉱石を微粉末にして練り込んだゴム製品です
ラジウムを含んだストリング(紐)をかつては試作したことがありました。
試行錯誤をしてなんとか紐状になったのは良いのですが、着色できないため、地の色は茶色です。(ゴムそのものは無色です)
スポーツ用ブレスレットやスポーツ用ネックレス向けに造ってみたのです。

まあまあの数値です。
ラジウムブレスレットは毎時5マイクロシーベルトです。
もし手首に巻くならば、ブレスレットのほうがお勧めです。
放射線を発するゴム素材にご興味が有ればお問い合わせ下さい。
できるかぎり相談にのります。
| このエントリーのURL |





Monday, January 7, 2019, 12:44 PM

昨年は奈良の飛鳥地方を旅行しました。古墳巡りなどをしてみました。「箸墓(はしはか)古墳だとか崇神(すじん)天皇の古墳かあ~」などと巡ると、ああ本当に実在していたのだなあとしみじみ思います。
歴史に詳しい人についていくと、いろいろ勉強になります。
せっかく近畿地方を旅するならば日本書紀をざっと知っておくだけでも損はない。
とは言え、私も真面目に読んだことがないです。
だって史記とは勝者(征服者)の歴史(ヒストリー:his story:彼のお話)ですから。
こういう見方をするのは私だけではありません。
かの森鴎外も国立博物館館長時代に天皇家の正統性を広く流布するために、山縣有朋(やまがたありとも)から系統の調査を命じられて、日本書紀や古事記のを深く研究しているのです。
日本書紀はつじつまが合わず矛盾ばかり
これが森鴎外の結論。
現天皇(当時は明治天皇)の正統を調べるほど、入り組んだ家系に時間のズレや矛盾が出てくるのです。史記では親子なのか兄弟なのかもあやふやなのです。
だからある程度のおかしさは許容しましょうということになったのです。
後世に正しさやおかしな点は是正されていくでしょうという結論でしかなかったのですが、当時としてはそれが精一杯。
南朝方が正統だなどとしたら不敬として学者生命を抹殺されますしね。
明治政府としても現天皇は現人神(あらひとがみ)として西洋宗教(つまりカトリックとプロテスタント)による国内の侵蝕を避けなければならなかった。
山縣有朋は信仰の頂点には天皇であるとしてキリスト教の布教を認めました。その理由付けに森鴎外が一役買ったのです。
戦前の教育でしたら日本書紀は立派な日本史の教科書だったのですが、戦後教育では抹殺されてしまった。
これに対して自分はたいへん不服です。
歴史とはいろいろな見方で突っ込んで愉しむためにあるから
ツッコミ満載だからこそ歴史の教科書って読めるのです。たとえば縄文時代から弥生時代になって稲作ができるようになったと昔は教わってました。
んじゃあ縄文土器に米粒がついていたらどうしてくれるんだよ~
ハイ、今では縄文時代でも稲作が行われていた証拠があちらこちらから出ているので稲作文化で区切ると縄文も弥生も区分としては不適なのです。
戦国時代もそうですが、どれも後世のフィクションが多く混ざっています。
大河ドラマでよく使われる騎馬武者隊による戦争などというのも、現実はなかったようです。馬も人も今よりずっと小さく、槍と投石で戦うのが精々。
威勢良く斬り合うよりも、刀は報償を得るために倒した敵兵の首や鼻を切り落とすために使うもの。
話を戻して、伊勢の斎宮(さいくう)に天武天皇の娘・初代斎王の宮殿跡が見つかったという記事です。
ちょうど日本書紀が編纂されていたころの遺跡です。この斎宮という場所は伊勢参りでは素通りしていました。ぜひ寄りたいですね。
| このエントリーのURL |





Sunday, January 6, 2019, 12:51 PM
正月に興味があったので高校数学の内容をちょっと覗いてみました。
ああなるほど旧課程の我々からみると少々構成が変わっています。気のせいかも知れません線形代数分野が増えているように思えます。
ただ受験勉強中の甥っ子にきいてみるとそんなに好きそうじゃない。
ドリルの因数分解を機械的にやっているという感じです。
私が高校時代に感心した行列は新課程では省かれてしまったそうです。
あ~あきっと大学では苦労するでしょうなあ。行列とベクトルは一緒に習わないと意味がないと思うのですがね。
そのかわり統計や虚数による複素平面が強化されているようです。
パラパラと眺めて感じたことは
機械的に手を動かせば答えがでるような単調さばかりが目立つこと。
じっくり考えさせることよりも、全体的に数学嫌いを無くそうという指導側の悲壮な感触を覚えます。
とりあえず高校生らしい体裁をつくるために中学の延長のような計算問題を数多くだしておくという文部科学省の推進なのでしょうか。
過去ログ:
自動運転にはどういう技術が必要なのか(それは数学の応用能力です)
高校で習う微分積分と大学からの微分積分は世界観が違うのです
表計算ソフトEXCELが好きな人は数学的な素養がある
小学生でも大学で習う高等数学が解ける時代なのです
入試やテストのために嫌々やるのが高校数学
そんな感じがして滅入ります。もっとも私の頃もそうでしたが。
数学というのはいきなりそんな学問が登場したわけではなく、元々は天文学や物理学から派生した記述言語なのです。
また統計や確率は為政者による人口動態の予想といった目的から独立した分野です。
例えると音楽家が曲を記述するために五線紙に記した音符のようなもの。
だから天文・物理を理解するという熱意がないと、これほどつまらない学問はないと思えてしまう。
普通の人は川を見て水量はどれくらいかと推測することはないし、月はなぜ地球に堕ちてこないかと考えることはありません。
草花を見たら美しいと思い、昆虫の生態を面白いと感じても、それを人工的に生み出そうなどとは考えません。
電球がなぜ光るかなどと考えるよりも壁のスイッチを押せば部屋は明るくなります。
消費して生きていくだけならこれほど要らない知識はない。
そんなことなら畑のつくりかたや鶏や豚・牛の解体を知った方が生きる上での血肉となる知識になります。
実際に服部文祥さんという同年齢の登山家がいますが、鉄砲を持って狩猟しながら山行をしています。
農業は害虫と害獣との格闘なのだなあ
サバイバルとは殺生を知ること サバイバル登山家・服部文祥
テクノロジーにキャッチアップできない高校数学
100年前でしたら二次方程式と三角関数程度が判れば、ある程度は社会(や軍隊)で役立ったのです。
私の祖父は大砲の弾道計算ができたので千葉県佐倉の砲兵隊を率いていました。
大砲の弾はきれいな放物線ではなく、空気抵抗や地球の自転でずいぶんずれちゃうのです。
いまではそんな計算はコンピュータが瞬時に計算結果を出します。
AMラジオを組立てられたらいっぱしの工作少年だったのでしょうけども、今のラジオはデジタル処理なので自作はまず無理です。
高校で習う400年前の古典物理(数学)は大切です。いうなれば高校物理(数学)は紫式部や源氏物語のような古典なんです。
これで落ちこぼれたら「あ~400年前の科学者にもなれやしない」とあきらめて平凡な”並の人”として生きるだけです。
並の人間は汗をかき、地に足を付けて生きていけば良いだけの話。実際のところ商売での成功や出世は学校での成績と全く関係がありません。
そういうことに目覚めさせる目的で高校普通科があるのならば、これ以上青春の貴重な無駄遣いはないのですけども、現実はそうなんです。
公教育ってそういうもんなんだと思っておくと、受験生を抱える親は試験結果で一喜一憂することもないのになあ。
過去ログ:教育
龍馬がよりどころとした「万国公法」は今では全くのフィクションである
知育を知らない人は下流に属するということの証
私の地元の天才「岡潔」のドラマ
科学とは情緒によるものであり、論理ではない(日本の心)
「何のために勉強するの?」哲学なき社会の弱さ
後天的に天才的才能が突如身につくと困惑するのだなぁ
生まれ変わりって実際にあるのだろうか?
ブロードキャスト・メディア(放送)は暇人のためにある
価値というのは人により様々だからどうしようもない
演繹法、帰納法、形而上学は頭を使うための基礎素養である
貧富の差は遺伝子によるものか?貧富の差をもたらすものを探せ
誤った平等主義には断固反対する(付属校不要いう暴論を許すな)
富士急ド・ドドンパのカタパルト技術
有能といわれる経営者はエゴイストである
金がなければ知恵を出せ、知恵がなければ汗をかけ、汗かかぬ者は・・・
知能は遺伝するということは人類最大のタブー
フランスの大学入学制度は移民への”過剰な平等主義”で絶賛崩壊中!
数学者とどう接したらいいのかわかりません

| このエントリーのURL |





Saturday, January 5, 2019, 06:15 PM
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201811280713
参考:【特集】“再生医療”に新展開、ニプロ世界初「脊髄損傷治療」承認が開くトビラ

ニプロ <8086> が札幌医科大学と共同開発した「脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞」が厚生労働省で製造販売を期限付きで承認されたという内容です。
脊髄損傷の治療薬は世界初とのこと。
ただIPS細胞ではなく患者の骨髄から取り出した間葉系幹細胞なのだとか。
この間葉系幹細胞はすでに製品化されており、骨髄移植の免疫抑制剤としてJCRファーマ <4552> が販売しています。
承認されたニプロのステミラック注は13人中12人の脊髄損傷患者に感覚の復活といった改善が見られたそうです。
サンバイオ <4592>と富士フイルムホールディングス<4901>も間葉系幹細胞による脳梗塞や外傷による脳の機能改善薬として承認待ちだそうです。
ロート製薬 <4527> は発毛と肝硬変の再生治療、明治製薬は変形性関節症の治療薬などまだまだ再生治療を掲げる新興会社があります。
なんでこんな記事に目が行ったのかというと、三が日に幼なじみに電話をしてみたからです。
彼は東北大学の生命科学の研究者で、留学後は私大の准教授となっていたからです。
遺伝子の研究者であり、再生治療の第一線にいたから、さぞかし景気の良い話を聞けるだろうと思ったのでした。
遺伝子科学者は電磁波の育成効果の実証を国家機関でしていた
驚きました。つい最近までは山中伸弥教授のようなガラスシャーレで培養をしていたからです。
てっきり再生医療関連に進んでいたと思っていました。
開口一番、電磁波は細胞内の物質を励起して発育が旺盛になるという発見をしたというのです。
彼の研究はスタップ細胞(STAP Cell)の小保方晴子氏と重なっているのかもしれません。
俺も同感だ!(俺は微量放射線だけどね)
ヌルい環境では植物細胞は世代交代する度にひ弱になっていくのだそうです。そこで外乱要因で電磁波を当てると活性化するという論文をいくつも発表しています。
なんとそっちの世界の大家となっていました。
なんとも心強い味方がすぐ側にいたもんです。
近くだから授業覗きに行こうかな。
| このエントリーのURL |





Saturday, January 5, 2019, 04:58 PM
年末からの新聞をまとめ読みしています。
昨年の読売新聞の国際面には驚きました。なんとユダヤ教徒が豚骨ラーメンを食べるという記事。
それもイスラエル最大の商業都市テルアビブのラーメン店が大繁盛という内容です。
アラブ世界では豚は禁忌の食材じゃなかったけ!?
イスラム教のハラールと同じくユダヤ教でも食材には厳しい制限があります。だいたい似たようなものなのです。
豚は当然であり、魚介では鱗のない魚は食べてはならない等。
またラマダンもありますし、アルコール類もダメ。
だからユダヤ教徒が日本に来ても喰えるモノは限られてしまいます。ラーメンどころか鰻や寿司も食えない。
もっともあちらの国から見れば、仏教徒の国だから精進料理ばかり食べていると思っています。
日本食の根本はベジタリアンだと思われてます。
中東の国では新鮮な野菜がとても高価で貴重です。サラダが苦くて硬くて不味いです。
そのかわりオレンジやナツメヤシなどの果物はいくらでもあり、とんでもなく甘いです。
肉は羊(マトン)か鶏が多いです。豚はまず入手できませんし売ってません。
ユダヤ教徒にも2派あり、柔軟になりつつある
へぇ~、厳格だった入植者が少数になっていくと戒律の解釈も柔軟になっていくモノなのですね。
記事中では「迫害されたユダヤ教徒たちが溶け込もうと豚肉食などで順応しようとしてきたから・・・」なんていう釈明をテルアビブ大学の教授がしています。
大笑い、まるで韓国人のようなご都合主義です。
ただユダヤ教のみならずイスラム教であれ宗教的な規範に批判的な世代も多いです。
ぼーっとテレビを観ていたら、インドネシアかフィリピンかで飲酒運転のドライバーを検挙したらイスラム教徒だったというオチでした。罰金などよりも妻にしられたら軽蔑されると嘆いてました。
私は宗教的な道徳観なんぞ時代で変遷すると思っていますし、そもそも宗教は為政者の統治に都合がよいから布教を認めているわけです。
旧約聖書にはアルコールはだめだという記述はありません。
ユダヤ教徒が日本でイカやタコをつまみに日本酒を手酌していても驚きませんが、それにしてもイスラエルで豚骨ラーメン店が開店していたとは驚いた。
ちなみにドイツの友人は日本に来る度に餃子でビールを楽しみにしています。そして必ずドイツで餃子店をやれよ、成功するからと言ってますw

| このエントリーのURL |





Friday, January 4, 2019, 02:57 PM

誰もがコペル君のような感傷のひとつやふたつはある
ああ、読んで良かったという率直な感想です。
この本は旧制小学校(戦前の本ですから今の中学生)の一年生本田潤一君が世界の関わりを発見し、豆腐屋の同級生浦川君との身分差、そして北見君への理不尽な上級生の虐め(上級生にとっては気風の引締めという一方的な理屈)を経て、将来を考えるというそれだけの本です。
昭和12年は80年前です。私の父母が生まれた頃の話。
実は帰省した際に母の本棚から失敬しました。
それをその息子が感動して読んでいるのですからおかしな話です。
そのまた子供らが読んでいるので三世代に読み継がれているのです。
戦前の日本だって愛情あふれた世界であった
この本が刊行された頃の日本は満州事変で軍部が台頭していた頃です。盧溝橋事件から日中戦争へと戦争が始まりました。
ちょうどその最中に発刊された日本少国民文庫に掲載されたのです。
父が早世したので弟である叔父さんがコペル君の聞き手となり、その時の体験に対して未来のコペル君に対して書簡を残してくれているという構成です。
大人の正しい愛情とは何か
叔父さん、母とコペル君の接し方こそ愛情そのものだなあと感心しながら読みました。
コペル君の発見と昂奮、さらに悲観さえも人間の成長の礎としてやさしく見守っていること。
小さな裏切りによる背徳感でコペル君は寝込んでしまいます。
どう切り抜けば良いか教えてやるといったアドバイスなど一切しません。
道義とは何かをコペル君は十分理解しているからです。
小さな裏切りを重ねまいという誓い
私もコペル君と同じような経験があります。
休憩時間に忍び込んだ音楽室で楽器を玩具代わりに遊んでいました。菜箸のような小さな棒が目について、何げなくそれでシンバルンを叩いてみたのです。
きっと何かを叩くバチだと思ったからでした。
それはコルクとバルサ材でできていたので、先っぽが簡単に折れました。
あっけにとられて元に戻しました。
授業が始り、準備室から出てきた男の音楽の先生が指揮棒を手にしたとたん大声で「誰だ!先生の大切な指揮棒を折ったのは!」
首をすぼめてうつむいていました。言い出せなかったのです。
今でも名前さえ忘れたその音楽の先生には申し訳なく感じています。
思いやりの欠けた精神主義など百害しかない
この本が痛烈なのは尋常小学校の上級生らが精神の堕落だとして娯楽を否定していることです。
また礼儀を重んじるという口実で下級生らを縛ることです。
自分も中学、高校と放課後のクラブ活動が大嫌いだったのはそういう点です。
たった1年しか違わないのに殴る蹴る、召使いのように扱います。
楽しい想い出なんか少しもない。
学校が大嫌いであった一つの理由です。
またそれが指導であり、それが愛だと勘違いをしている大人も多くいるのも事実です。
偏った愛国主義を批判しているようでもありますが、実は偏狭な左翼リベラルにも当てはまります。思い上がった自己中心の信条など国家全体にとっては迷惑千万なものでしかない。吉野源三郎は蔓延(はびこ)る似非(えせ)インテリさえも切り捨てているのです。
吉野源三郎の問う「君たちはどう生きるか」は不滅の問いである
この書は児童書ですから、然らずんばナニガシはこういう英雄然として生けるべしなどという陳腐なことは書かれていません。
かたや現代では目標を掲げて生きろとか、願えば叶うといったくだらないゲスなビジネス書やオカルト書が蔓延しています。
違う違う!

私が読後に思い起こしたのはアイン・ランドの水源(The Fountainhead)です。
一流の人間は『孤高』であるということです。
| このエントリーのURL |





Thursday, January 3, 2019, 05:18 PM

千葉県長生郡の笠森観音です。去年は千葉をよく訪れました。
今年もいろいろ各地を訪れてみたいです。
さて申し訳ございませんが、休業は5日までとさせていただきます。
年末年始期間のご注文は宅配業者も休業中のため
商品の到着は7日以降となりますので、ご了承下さい。
店主拝
| このエントリーのURL |





戻る 進む