Thursday, May 23, 2019, 10:10 AM
MMT(現代貨幣理論 (Modern Monetary Theory)が注目されています。
一言で言えば国家財政(税収)と切り離して、自国通貨での発行量(財政支出)を増やしてもハイパーインフレにはならないだろう論です。
国家の収入と通貨の供給量の均衡を図るこれまでの金融政策とは異なる考えです。
ドルの金兌換が破棄されたニクソンショック、為替の自由化と大きな貨幣に対する変動が過去にもありました。
11年前(2008年)のリーマンショックもオプションという実体から何十倍何百倍何千倍に膨れた信用取引が破綻した事件でした。
本来ではあれば、これだけ金融制度がグラグラしているのですから、もっと大きな変革が必要だと思うのですが
それでもなんとなく世界経済は不安定でも回っている
プライマリーバランス(財政均衡)という掛け声とは裏腹に先進諸国はどこも財政赤字です。
でもなんで通貨価値が暴落していないの?
激しいインフレになっていないの?
それどころかデフレで苦しんでいることが最大の問題。
経済停滞というしわ寄せばかりが庶民に押し付けられてます。
通貨供給量はインフレ率のみで調整すべきだろう
これがMMTの骨子です。
公共投資により景気を支えるのがケインズ主義、それを通貨発行量で置き換え、市場(需要と供給)のバランスをとりつつ景気を支えようというのがニューケインズ主義・・・こんな考えでよいのかな。
日本はこういった考えで平成時代はひたすら財政均衡に励んできたわけです。
ところが世界では中央銀行による量的緩和(Quantitative easing)に舵を切りました。
ケインズ主義者の言うとおりにバブル的な経済となり、インフレ(金利上昇、通貨価値の下落)が起きたのか?
ぜんぜんそんな兆候はいまのところありません。
ジャブジャブマネーと財政均衡を同時にした結果、格差(富の偏在)を加速させただけという結果になりました。
だから誤っているのだからやめろというのがMMT支持者の主張だということでしょう。
国家財政のために我々は生きているのではない
経済を潤滑にするための、政府は本来の役目に戻せというまっとうな主張だと思います。
財務官僚、中央銀行への怨嗟でもあるのです。
検索キーワード:日本銀行:
日銀黒田の緩和策続投でクラッシュの可能性が高まった
日経平均が2万円を越えない理由(GPIFの売りと日銀のETF買い)
トランプによる日本は為替操作国だという指摘は全くの正論である
なぜマイナス金利でも日本国債は買われるのか?(不人気通貨の代表「円」)
金融政策で景気浮揚はできないのに(日銀の真の目的)
中央銀行のマイナス金利政策は銀行間取引を急速に縮小させた
お金とは日銀に対する債券(借用証書)であることとギリシャのドラクマ復活案
アベノミクスの正体 ~格下げでも国債の日銀買取で機関投資家はウハウハ~
日本国債暴落の現実性はかえって高まってしまった
ないものをあるという慰安婦問題と同質の「国の借金問題」(政府プロパガンダ)
インフレ目標を取り下げろ!いかさま債券・証券市場で国富は奪われている
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Tuesday, May 21, 2019, 12:06 PM

日曜日は髙﨑から軽井沢への小旅行をしてきました。峠の釜飯で知られる横川駅ではデゴイチが停まっていました。最近の観光地ではSLを復活させているところが多いですね。
鉄の塊でかっこいいです。
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Saturday, May 18, 2019, 12:42 PM
津原泰水(やすみ)の小説「ヒッキーヒッキーシェイク」(幻冬舎 2016)を幻冬舎文庫で再版予定が直前で取止めになったことが波紋を起こしています。ちなみにこの作者のことは代表作も含め全く知りません。

中身はさておき、幻冬舎は数多くのヒット作を連発する出版社で、その手腕と目の付け所で他の出版関係者や作家も感心が高い会社です。
見城徹は角川書店(カドカワ)の黄金期を角川春樹とともに支えた人物です。
ただ全盛期の角川書店も幻冬舎も評判は賛否入り交じってます。
今の出版業界の現状は悲惨で、手っ取り早く金になる本(作家)が最重要ということ
津原泰水の「日本国紀」批判はまっとうなもので、百田尚樹もそれにはちゃんと筆で答えるべきなのです。
作家同士はちゃんと紙の上で戦え。
勝敗は読者が決めること。
見城徹は出版直前で中止させて、しかも一方的に津原泰水を売れない作家として切り捨てたわけです。
書き手側からしたら冗談じゃネエよという感情になります。
売れ筋しか置かないコンビニは潰れます
商品管理が行き届いたコンビニは全国レベルで瞬時に個別商品の売り上げがわかります。
それによって店舗の発注や在庫量を調整しています。
よく売れる商品だけを並べたら、在庫も減って利益率も高くなるかというと、実際はその逆。
じり貧になってゆくそうです。
選択肢がなくなれば客はそっぽを向く
出版社も典型的なロングテールビジネスで、利益の80%は上位20%の商品が稼ぎ、残り80%の商品がちょぼちょぼと売れる。
それじゃあ上位20%だけにしたらもっと儲かるかというと、やっぱり20%だけが売れるだけどなる。
初版数千部でもラインナップとして出さねばならないのが出版社という稼業です。
それを見城徹は否定しちゃったわけで、大多数のプロ作家には敬意も払いませんよと言ったも同然です。
見城徹は営業部門のやる気を削ぐからという理由で津原泰水の本を否定して、出版中止に追い込んだ。
売れないのではなく、並べりゃ売れるという殿様商売
読書家の書店員らが推す「本屋大賞」をはじめ、書店では手書きのPOPを貼ったりと売る努力をされています。
また店員の書評を出している書店もけっこうあります。
はたして版元はそのような努力をしているのだろうか?
多くの読者に知って貰う努力をしているかといえば、私は否定的な見方です。
大金で新聞広告を出すといったことではなく、もっと手堅い方法もあるのになあ。
この見城徹と幻冬舎の営業部隊はあんまり真面目に売ろうと考えていないのかもなあ。
とにかく話題で盛り立てて、その勢いで売りさばこうという魂胆が見え見え。
あ~あ、やだやだ。こうして読書嫌いが増えて行くわけだ。
(19日追記)
私は文筆業ではないので可哀想という感触だったのですが、いわば必死に喰っている文筆人たちとは私の感想が全然違うことがわかりました。
津原泰水は反政府・反安倍晋三で売名を繰り返していた
政府寄りの出版をしている幻冬舎にとっては、都合が良くなかった。
それを金主である見城徹は馬鹿正直にツイッターで吐露しちゃったから、ニュースになっただけで出版業界全体では、特に話題にもなっていないのだとか。
津原泰水という左崩れの売れない作家には誰も同情していないというのが実状なんだとか。
不服ならば幻冬舎以外で出せばいいじゃないかというだけの小さな話に過ぎないとのこと。
あともう一つ言うと、出版社自体がどこも青色吐息です。
小説というジャンルは壊滅状態だそうで、売れない作家は佃煮にするほどいるのだそうです。多少社会を斜に眺めているぐらいじゃ生き残れない厳しい世界です。
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Friday, May 17, 2019, 11:04 AM
amortalとは老いを拒み、美容と健康には金を惜しまず、ファッションやライフスタイルも若い頃のまま。年相応をよしとしない生き方なんだそうです。新語みたいです。
この言葉が散見されるのが読んでいる「ホモ・デウス」。人間が「神(デウス)」になっていく過程からタイトルになっています。
不死(イモータル:immmortal)ではなく、アモータルという言葉は科学技術による人工的な意味合いをユヴァル・ノア・ハラリが含ませたいからでしょう。

再生治療も実現間近です。
テクノロジーによって人類は150歳も実現可能が射程内に入っている。
想像してみてください。還暦がかつての成人式と同じだとしたら。
いまでも60歳は”若い!”と言われ、へえへえと苦笑するしかないのですが、人生150歳ではガキ扱いです。
母親の母親の母親、父親の父親の父親が生きていて、孫、曾孫、夜叉孫がいる世界ってのは想像できません。
悪い遊び仲間がじいちゃんってこともアモータル社会ではありえます。
親子以上の歳の差婚なんてのもあたりまえになったらどうなっちゃうのでしょう。
ハラリは「死」を意識しない社会では宗教感が薄れてゆくと指摘しています。宗教の死を癒す役目が不要になるから。
ヒト以外はアルゴリズムの集合体と切り捨てる宗教の矛盾
人類は野生動物を駆除・排除して生活圏を拡げ、総人口よりも多い家畜を育て屠っています。
食物連鎖の頂点でいることに何の呵責も感じないのは、人だけが魂を持つと考えているからです。
牛や豚、鶏は餌を与えたら食い肥り、乳を出すという自動販売機のようなアルゴリズムによって動く機械に過ぎないと従来から(無自覚にも)考えられています。
ところがロボット・サイボーグ技術での進歩により、人工の機器で補えるようになってきました。
人類以外の生物は魂がないという証明もないのです。逆に我々が知覚できない魂があるのかもしれません。
科学技術は人類の肉体もアルゴリズムの集合体であると考える、その代表例が生命の誕生はは卵子と精子の結合というアルゴリズムの一つとして、ガラスプレートの上で顕微鏡で卵子に受精させる「生殖医療」です。
いまや試験管ベイビーは珍しくもない。
現在において生命は神の手に委ねられてきたという生命観は雲散霧消しているのです。
人類も家畜となる未来社会
心臓が悪くなれば置き換え、脚が悪くなったらその代替(義足や車いす)を使い、頭が悪くなってもコンピュータが補佐をしてくれる社会が間もなく実現します。
生きているかぎりは国家を支えよと言わんばかりの記事があります。
政府は企業に対し、定年を70歳にするか、無期雇用とするか、職業を斡旋せよという法案の成立を目指しています。
終身雇用を都合良く拡大解釈している政府に対し、企業代表としてトヨタ自動車の豊田章男と経団連の中西宏明(日立製作所)が反対を表明しています。
私はもっともだと思います。
たとえば自衛隊の定年は50~55歳です。なぜなら50歳以降は体力では戦力にならないから。また組織統制面でも年配よりも若い方が良いのです。
まずは自衛隊や官公庁が定年無しにしてみろよ。できるわけがない。
この手前味噌な官僚による雇用改正案を観て、腹ただしくて仕方がありません。
まるでゲージに詰め込まれた牛や豚と同じ扱いです。仕事をするも辞めるも自由ではありません。

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Wednesday, May 15, 2019, 10:51 AM
渋沢栄一の業績は多々あれど、真っ先にあげられるのは日本で銀行制度を作ったことです。
銀行ができたことが近代経済の特徴で、人類最大の発明だと「サピエンス全史」で書かれています。
銀行は預貯金をするところとお金を貸すところという機能は小学生でも知っていますが、それがおどろくほど人類の成長を促したのです。
ピンと来ない

サピエンス全史ではたとえ話で、ある実業家が手持金100万円で銀行を設立した。
よく知る女性Aがパン屋さんをはじめたいという夢を持っていたし、将来性は十分だ。
100万円を銀行はAに100万円を貸して、Aは100万円で建設会社Bに店舗の建造を依頼した。
建設会社Bの100万円は銀行に預けられた。だが良くある話であと100万円の追加工事が発生した。
Aはあと100万円を銀行から融資を受けて、Bに依頼した。Bは銀行に預けた。
さて銀行の金庫にはいくらあるか?200万円です。
つまり貸したお金はぐるぐると銀行を中心にまわると雪だるま式に増える。
これを信用創造(クレジット)という仕組み。
信用(クレジット)こそが経済の血液であり、増やし続けることが経済の存在意義だ。
その前提とは
バンカー(銀行家)は事業の将来性の目利きでなければならず、その嗅覚に渋沢はとくに優れていたのです。

昨日の連載記事は岩崎弥太郎(三菱創業者)や三井、住友ら財閥との違い、民間銀行による創業の支援を訴えていたそうです。
お札の肖像は渋沢が最後となるかもしれない
本来ならもっと早く渋沢が肖像になっていなくてはならなかった。朝鮮第一銀行の肖像となっていたからという政治的な配慮があったのかも知れませんが
一番資本主義経済と産業の近代化に貢献した人物なのだから、お札の顔としての登場は遅すぎるくらいです。
ところがこれが最後のお札となるかもしれません。
20年後には高額紙幣は全廃されて、電子マネー、ブロックチェーンによる電子取引になると予想されています。
まあありえるだろう。
まぐまぐニュースで興味深い記事がありました。
日本は自営の食堂が消えてチェーン店だらけは不幸しかない
自営の食堂が消え、チェーン店だらけの日本が不幸でしかない理由
2019.05.15 by 冷泉彰彦『冷泉彰彦のプリンストン通信』
アメリカではスモールビジネスとして食堂(ダイナー)があり、その特色を競っている。また従業員(たいていは家族経営)も楽しそうだ。
一方チェーン店だらけの日本では、構造的に高コストで利益は会社に吸い上げられ、アルバイト従業員は何十年働こうが身分は固定だ。
その原因は融資する銀行にあると指摘しています。土地といった担保や企業規模、企業財務で融資をする日本の銀行に対し、スタートアップの支援をするのがアメリカの銀行という具合に立ち位置が違うということ。
銀行は信用創造をするために存在する。日本の銀行はすでに金があるところに金を貸す。
利用者も雇用者もけっしてハッピーなところではないチェーン店だらけの日本は、銀行が信用を創造していないという証左なのでした。
金太郎飴のような飲食チェーン店は日本の閉塞感の象徴です。

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Tuesday, May 14, 2019, 06:14 PM
浅草の近くに日暮里(にっぽり)という下町があります。ここには生地を扱うお店が軒を並べています。腰ベルトの試作品を作るときにはずいぶん巡って、また相談しました。
当方の腰ベルトは特殊な生地を使っています。
また滑り止めテープも一般では入手が出来ない物をなんとか拝み倒して購入しています。
だから目的を持って巡れば、飽きないです。
お店の前に半端物や難ありの生地が格安で販売しているお店もあります。
グレーの帆布(キャンバス)が目に付いたので、買ってみました。色落ちが一部あるそうです。でも気にならないレベルです。
さあ、何作ろうかな。大きなトートーバッグなんて買物に便利だなあ。
でも作ってみたかったのはこれ

写真では3つですが、試作では大きさ、形が違うものや、縁取りをしないで縫いつけただけのもの、ミシンの練習にしたものがあります。ちゃんとしたのは6つぐらいかな。

これは工具袋というか工具巻という工具入れ。
自転車の修理工具をまとめるようなものが欲しかったのですが、オートバイ用や自動車用では大きすぎてだめ。
それなら同じ様なモノを自分で作ってしまえと、ミシンで縫ってみました。

うん、まあ自分の想像どおりです。ミシンは弊社「源憘珠(げんきだま)」の不織布を縫うために購入したもので、それ以外ではたまに繕いものに使うぐらいです。
日本製の直線とジグザグ縫いしかできないシンプルなミシンです。
とても使いやすいのですが、久しぶりに使うと、糸調子や針目が合わずにちょっと苦労します。自分の腕もなかなか上達しませんね。
最初の一つや二つは、はなから上手くできるとは思っていません。ミシンの練習台であり、手順の確認、型紙の修正のためだけです。

同じ物をいくつか作って、糸の番手が細すぎることがわかりました。キャンパスやデニム地は太くなければ糸が切れてしまいます。そんなことやミシン油を注したり、糸目の調整といったメンテナンスもついでにやります。

工具を差し込んでぐるぐるっと巻くだけ。まあこんなものは昔は自転車屋さんに置いてあったのですが、今はない。そこそこ満足できるものができたので、友人にもあげます。
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Tuesday, May 14, 2019, 01:05 PM
中国では1人ひとりに点数が付けられています。それは公開されて誰でもスマホで観ることが出来る。点数が低いと電車にさえ乗れません。
オーウェルの1984の世界は実現しつつある
一党独裁の党首ビッグブラザーによるディストピア社会(全体主義)の息苦しさを描いた小説です。
1984年に登場したのがApple Macintoshで、そのCMでは1人の女性がハンマーで全体主義1984を打ち壊すというものでした。寡占の巨大IBMに立ち向かう小さなPCという皮肉です。
残念ながら1人1人にコンピュータが行き渡ると、一極集中の管理から解き放たれるとはなりませんでした。
一挙一足がすべて監視され、点数化される社会となりました。
中国の強みであり、アキレス腱となりました。
これまでの中国の実体は頭脳流出と個人資産の海外流出が顕著でしたが、1949年建国当初から整備された「档案(とうあん)」がコンピュータネットワークにより完成した。
意志のない人類の誕生を我々は目にしているのです
サピエンス全史の次はホモ・デウスを読みます。

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Tuesday, May 14, 2019, 12:30 PM

小学館ビッグコミックで連載中の「空母いぶき」(かわぐちかいじ)が実写映画化され5月24日に公開されます。
観に行きたいです。
「沈黙の艦隊」「ジパング」に続く自衛隊モノです。
なんかネットニュースでは総理役の佐藤浩市がリアリティを出すために<お腹が弱い総理大臣>と設定したことで
やれ、大腸過敏症の人たちに失礼だとか
やれ、安倍晋三を小馬鹿にしているだとか
やれ、原作とは逸脱しているだとか
批難している人がいるようです。なんて暇な人たちだろうか
映画と原作のマンガとはそもそも設定が変わっています。
原作は中国が尖閣諸島に上陸し、占有を主張したことから始まります。
でも映画では架空の軍事国家になっています。
また実写といっても空母いぶき自体が架空でCGですからねえ
マンガのような軍事侵略はまず考えられない
サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ)を読み終えました。古代から近代と現在では大規模な軍事衝突となる可能性はない。
それは核兵器の登場であり、高性能高価格の兵器の登場で均衡しているから。
つまりそれを実際に使ったら双方に経済的な損失と被害(国土および外交面)の方が大きいからです。領土を拡大しても経済的なメリットなどないのです。
だから戦争映画は空想モノでしかない。現実はもっとこぢんまりとしたサイバー攻撃やメディア(NHKや朝日新聞など)や政府中枢への工作です。二階俊博なんかパンダ外交の代表格です。
侵略は「平和の仮面」をかぶって行われている
だから日本が空母を保有し、出撃するなんてことはありえない。でも強力な軍隊があってこそ国家として承認されるという歴史上の不文律の定義がある。
そういうジレンマを描かせたら、かわぐちかいじのマンガは一級品です。

(6/5 追記)
やっと映画館で観てきました。
ひとことで感想を言えば、端々に披露されるヒューマニズムの台詞が鼻白むのですが、
これこそ「かわぐちかいじワールド」です。
かわぐちかいじ氏の作品すべてに一貫して貫かれているのは、強い意志とヒューマニズムとの葛藤です。
原作の漫画のほうが緊迫感がありますが、実写映画でもなかなか再現されていると思います。現代のミサイル主体の攻撃と防御は、こんなふうになるのだろうと思います。
娯楽作品としてというよりも、ありえない架空な話として愉しめます。
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Sunday, May 12, 2019, 11:24 PM
読売新聞で「(建国)70年の中国」という連載があります。
(1)建国の理念とは裏腹の貧富の格差と不正の蔓延
周近平の貧困脱却というスローガンで、数字上では貧困人民は驚異的なペースで減少した。
一日1.9ドル未満の生活者は1981年(昭和56年)88.1→2013年(平成25年)1.9%
だが地方役人がその場しのぎの報告に明け暮れた虚偽の数値上でもある。
(2)現代の科挙はカネ次第
中国の大学入試「普通高等学校(大学)募集統一試験」(高考)は在外華僑優遇策を悪用したり、運動や政治思想の加算制度を悪用したりとカネの横行の温床となっている。教師や有力者への賄賂で点数がかさ上げできる。過酷競争こそがエリートの入口だ。
(3)社会主義とは思えないほどの高額医療費
機能していない国民健康保険。収入に対して医療費が高い割合だ。根底には医療不信もある。
薬も国家管理されており高価だ。個人輸入(密輸)は厳罰となるが背に腹は代えられない庶民は不満が根強い。
(4)ゴミ問題は共産党主導のAI監視で解決
緊迫の環境問題を中国共産党の豪腕で解決しつつある。増え続けるゴミの量は日本の十倍で、リサイクル、資源化に取り組まねば取り返しが付かなくなる。
ただ共産党の監視がないと元の木阿弥にすぐ戻ってしまう。中国人の身勝手な利己主義は相変わらずだ。
まあこんな内容です。
共産主義/社会主義国家に憧れるやつの気が知れないね
もちろん我が国や米国の衆愚民権主義が良いわけでもない。
どっちもどっちで、理想と現実は大きく違う。地上に楽園もなけりゃ庶民(下層民)が幸せだった時代などどの国でも過去一度も歴史上ないのです。
中国もロシアも広大な国土であるため、ちまちまと投票で選んだ議員を集めて議論させるのは効率が悪いわけです。
だから一党独裁で権力を集中させているほうが上意下達のほうが統治には適しているわけ。
中東アラブ諸国も独裁が一番安定した状態です。たまにクーデターでひっくり返っちゃうけどね。
共産主義よりも王政の方がずっとマシです
イギリス、タイも国王が居ます。いちおう我が国も。
立憲君主制度は「権威」と「権力」を分離しただけの古い統治形態と思われています。(左傾教師ではそう教え込まれる)
富の総取り、金がなければ生きられないアメリカ資本主義
金とコネで政治に潜り込む、えせ共産主義の利己主義国家の中国
貿易戦争大歓迎 双方互いにつぶし合え
さあ中国は反撃でどうでるでしょうか。
いまのところアメリカの圧勝です。
でも双方の下層民には関係ないです。結果はどうであれ両国の大多数の下層民に不平不満が募るだけです。
第一次大戦はヨーロッパ(英仏)の貿易摩擦が遠因です
貿易戦争も立派な戦争の一形態です。9条憲法を守れば平和な世の中というお花畑が頭に咲いている人たちはなんなんでしょう。
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Saturday, May 11, 2019, 11:41 PM
久しぶりに空間線量を表示します
浅草 10時の空間線量は33ベクレル/立方メータ

ネアンデルタール人ではDNAが違う種だそうで、大陸民族の遺伝子を持っている。
このまえのフィリピンで見つかった原始人は海洋系で、こんどは大陸系の人種です。
過去ログ:第5の原人ホモ・ルゾネンシス発見される
5万年ほどから人類は陸沿いで拡がっていった種族と、海へ渡った種族へとわかれていったということ。
インドや中国からフィリピン方面に人類は拡散していき、温暖な黒潮に乗って日本に辿り着いた人種。
もちろん朝鮮半島や上海あたりから九州方面に上陸していった人種もいるはずです。
だからなんだという話ではないですけど。
今は狭い地球上に70億人もの人間という動物がいるのだから、さらに交雑してなにがなんやら元がわからんようなのが出現してゆくのでしょう。
円高のときにずいぶんアメリカから通販で服を買いました。
今でもたまに買います。
日本ではMかLですが、あちらのサイズだとSサイズ
それでも大きいのでXSサイズです。
このまえMでぴったり!と喜んだら、子供服ブランドでした。
26cmのスニーカーは半端物コーナーでした。まあ半値で買えたからお得感はありますが
欧米はなんでもビッグサイズで、日本人標準体型は子供服高学年サイズです。
スポーツ以外ででかいとなんか得なことがあんのかと思います。資源の無駄だらけ。
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Friday, May 10, 2019, 11:41 AM
右折事故で奪われた幼い命!矢印信号の落とし穴…“信号ルール”はこれで良いのか?
5/9(木) 21:24配信 FNN.jpプライムオンライン
クルマに乗っていれば主要幹線道路では右折レーンがあり、右折信号が設置されています。
「たった9秒…」矢印信号での短い右折時間
信号機のある交差点は全国で20万8226ヵ所。そのうち約14%にあたる3万ヵ所ほどについているのがいわゆる矢印信号だ。矢印信号は右折する車が多い交差点に設置されている。
でもこれがくせ者で短すぎたり長すぎて渋滞を起こしたりと、円滑な通行を妨げているという面もあります。
点滅ぎりぎりで交差点に進入するか、早めに停止するか迷う場面があります。
私の運転ではないのですが、一か八かで加速したところ意外と短く、停止線で急ブレーキ。
後ろからも悲鳴のような急ブレーキ音が聞こえました。
追突されそうで肝を冷やしました。
後ろのドライバーもこちらと一緒に突っ込もうとしたのでしょう。
実は右折事故の発生は、信号がある交差点での事故が44%と、信号のない交差点での事故の37%を上回る意外な結果となっている。
なんと交差点に信号があると事故発生率が上がる
さもありなんです。
日本は信号だらけで、しかもタイマーで切替える単純な時差信号ばかり。
1回赤に引っ掛かると、次の信号も赤、また次の信号も赤に引っ掛かるという経験は誰もがお持ちでしょう。
日本の交通システムはヒューマンインターフェース(人間工学)を全く無視した杓子定規だから。
だからストップ&ゴーばっかりで車の運転が楽しいなんて思ったことは一度もないです。
我が者顔で急に車線変更をするクルマや、煽るクルマ、挙動がへんなクルマ・・・道路に一旦出れば緊張し続けなければならない。
池袋の暴走事故に続き、大津の保育園児と悲劇が続いています。
黄色信号は魔の時間
電車の踏切事故も遮断機が動き出すかというタイミングで起りますし、黄色信号も止まるか加速するかという瞬時の判断を求められます。
止まればいいのですが、そんなことは頭でわかっていても心理はそのようには動かない。
軽い事故でしたが、交差点で真横から衝突されたことがあります。黄色信号に注意がいき、交差点で歩行者の横断待ちをしていたこちらの車に衝突したのです。
そんなアホなということが現実の交通事故です。
オートバイでは右折車両と衝突が多い
オートバイや小さなクルマは右折側から見ると、遠くに感じます。だから大丈夫だと右折をはじめると予想以上に近くに居て衝突してしまう。
これは自転車でもそうで、車道を走る自転車は遠く感じるけども、市街地ではクルマとたいして変わらないスピードですからね。
私の周囲でも渋谷や青山で目の前に急に右折車両が現れて避けきれなかったという経験をされている人がいます。
はたして右折事故を無くすための方策はあるのでしょうか。
信号機自体がインテリジェンス化して直進車両と右折車両を完全に分離するしかないです。どちらかを赤信号で停めれば事故にはならないから。
アクセルとブレーキが隣り合っているというクルマの操作法も本来ならヒューマンインターフェース的にはおかしいです。
もし右ペダルがアクセル、左ペダルがブレーキというオートバイがあったとしたらそこらじゅう事故だらけでしょう。
とにかくこの世に完全なシステムなどないと肝に銘じるだけです。
でもねクルマが飛び込んできたらどうしようもねえ・・・
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Wednesday, May 8, 2019, 11:30 AM

お恥ずかしい話ですが、2冊で4000円はちょっとお高いなあと手控えしていたのです、続編ホモデウスも買えば8000円。
それでも読んで良かった。とても満足です。
「サピエンス全史」は世界史の教科書としてお勧めする
・宗教はなぜ生まれ、いまだに信仰されているのか?
・ヨーロッパ人とアジア人と根本的な違いはあるのか?
・科学の進歩は人類を幸せにするのか?
などなど疑問を持っている方にはこの本からいろいろな示唆が得られるでしょう。
古代から中世においては帝国の勢力によって「神」が伝播し、その「神」を知る手段として神学(主に天文学や数学といった理学)が伝播していきます。
近代においては理学(まさに神をしる術)が宗教の頸木から外れていったのです。
代表的な人物はフランシス・ベーコン(1561-1626「知は力なり」)です。
16世紀から17世紀にかけて科学は急上昇で発展してゆくのです。
科学技術はこれからも発達したら宗教は不要になるか?
この本の面白みは宗教国家イスラエルの最高学府の教授が冷徹に分析していることに尽きます。
つまり宗教は人を幸せにはしない、なぜならば集団を統治するための手段にすぎないから。
それじゃあ科学技術が宗教にとってかわるのか。
20世紀は軍事力=科学技術の時代であった。
それじゃあますます人類が神学から分離した科学が発展すると何が起るというのか。
続編である「ホモ・デウス」で予言しています。
ゾクゾクしながら読み耽っています。これはまたあらためて書評します。
過去ログ:「サピエンス全史」は壮大な俯瞰(Outlook)だが、それをさらに俯瞰する
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Monday, May 6, 2019, 11:46 AM

開店から閉店までずっと居たという人も身近にいます。(大勝ちしたそうです)
別に他人の趣味ですからどうのこうの言うつもりはありません。
ご本人ももっと時間を有意義に過ごせればと思っているフシはあります。
ギャンブルは一度嵌ると脳の快楽物質で止められないのでしょう。
私もわからないことはない。
株式の信用取引や先物をやっていたことがありましたから。
これでは完全にギャンブルです。丁半博打にすぎない。
いまや巨大投資銀行、証券会社から年金基金、国家という無尽蔵の巨大プレーヤーによって市場機能は死んでいるわけで、内幕は札束で殴り合っているだけの鉄火場です。
ディーラーと呼ばれる客の金を撒き餌のようにつかう人はだいたいどっか病んでいくそうです。
貯蓄から投資へという掛け声に騙されてはいけません。
なんでこんな非合理な世界があるのかというと、きっとそれは
脳みそが常に刺激と快楽を求めるから
それだけ
還元率が悪い宝くじ、出玉率が低く制定されたパチンコ、場末感漂う公営ギャンブル、怪しげな違法カジノ、雀荘・・・
世の中見渡せばいくらでもすぐ側にギャンブルはあり、どこもしぶとく存続しています。
仕事の休憩中に熱心に談話している人に聞き耳をたてていたら、競馬かパチンコ、スロットだったということもよくある話。
満たされない日常をなんとかして穴埋めしたいという想いなんだろうな。
『賭ケグルイ』という原作がマンガの映画が公開されているそうです。
ドストエフスキーの「賭博者」をさらに飛躍させたような内容で、勝負運だけが上下関係という学園の話。
登場人物はみな財界の子弟たち
現実でも王子製紙や力士、芸能人といった高額所得者が賭博に嵌るというのも、さもありなん。
タイガーウッズが14年ぶりに復活というニュースがありましたが、アメリカではゴルフトーナメントが賭けの対象だから耳目を集めたに過ぎません。
またヨーロッパでサッカーをはじめプロスポーツが人気なのは、これも賭けだから。
第二次大戦後の復興財政を得るために各国で導入されたのが、トトカルチョです。
国を挙げて国民に推奨したんですよ、「賭博は希望」とね。
あっそうそう、17世紀の数学者たちも賭けを有利にするために一生懸命考えたおかげで、確率論という学問ができたんです。
フランスのパスカルです。だからギャンブル自体が悪いわけではないのです。
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Sunday, May 5, 2019, 09:06 AM

今日はこどもの日ということで例年恒例の統計数値が出ています。
グラフは14歳以下の年齢層の各年で、14歳というと80年頃が私が属する「棒」です。
現在と比較すると35年前にくらべて▲46%、だいたい半分です。
区切りよく20年前と比較すると▲25%(3/4)となっていると見えますね。
ですからこのグラフから推測すれば、令和20年には子供の人口は1100万人程度になることは確実だということ。
人口比率は加速して一桁台になるでしょう。
統計というのは『実現する未来』そのもの
ざっくり70年で子供が半数になるということは、2090年頃には8000万人ぐらいしか日本にはいません。
だいたい今の6割ぐらいの人口です。
それで子供は10人に1人。老人は2人に1人。
70年後は生きていないのでどうでもいいですけども。
世界の人口では現在11位から20位ぐらいまで下げることになります。
ふ~ん、でもイギリスやフランス、イタリアあたりと同じですからそう悪くもない。
人口が大きいのは後進国モデルだからです。
問題は我が国の政策がいまだに戦後の後進国家モデルから脱皮していないこと。
人を育む「器」が貧相すぎるぜ
都心からちょっと足を伸ばせば同心円状にスプール化した街並を眺められます。
田圃や畑を潰して、狭い敷地に建っている貧相な家ばっかり。
人口密度は低下する一方なのに、なんでこんなに小さな家ばかり建てるのか。
住宅政策が戦後そのものだから。
広い持家を持つことはまるで罪だと言わんばかりの税制で、別荘などは上級国民にしか許されないものとされています。
家はいまや負動産と呼ばれている
もらってくれ、住んでくれというほど家が余っているのですから、都心と郊外に一軒づつ持っていたっていいのではないか。
実際に私のまわりでも相続した家と都心を行ったり来たりしている人がいます。
まだそれは良い方で、朽ちるまま放置されている家の方が多い。
そういう物件は国や自治体が接収して安く貸し出せばいいのに、なぜかそういう具体策はない。
夫婦で働け、老人も働け、外国人も輸入して働けと「働け働け」の大合唱。
馬鹿いってんじゃないよ。
それこそ後進国モデルの感覚です。
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Thursday, May 2, 2019, 06:28 PM

日本産蚊全種類検索図鑑 津田良夫著 北隆館
これから暑くなると、そろそろ蚊が出てきます。私は蚊が大嫌い。
憎くき生物なんですが、これ専門の研究者も当然いるのですね。
とくに感染症に蚊が媒介するのですから、医学でも重要な研究です。
日本には亜種を含めると124種
それを手作業でコツコツと描いた図鑑だそうです。
小さな世界をのぞいてみると、そこは造形美の世界が拡がっている。
さらに感染症を起こす病原体とも蚊は共存している関係。
だから蚊、病原体も自然界では生態系の一つです。
病原体による感染によって生物は進化していった
生物の進化において、遺伝子に変異を起こすものとして、ウィルスが関わっているという説もあります。
ダーウィンの自然淘汰説では人間の進化は説明できないからです。
環境によって種が変化していくならば、猿人からの途中人間や特化した異形の人間も存在していなくてはならない。
でもそのような化石や痕跡はいまだ見つかっていません。
意外と侮れない奴かもしれません。
この手の学術書は1万6千円なら格安だ

実はどうしても読みたい論文集があったのですが、それがたしか4万円だった。
医学書などはそんな値段はザラで、カラー印刷ならもっとするかもとのこと。
せいぜい数百部ぐらいしか刷らないから単価が高いのはもっともです。
この手の本は古本でも結構高値で買い取ってもらえます。
インターネットで情報は手軽に入手できるようになりましたが、逆に言えばこの手のマニアや研究者向けの図鑑や写真集は売りやすい状況でもあります。
価値の減らない紙の本とはなんだろうと考えると、一つの参考になります。
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Sunday, April 28, 2019, 06:50 PM


ニーハオ!連休は台湾に来ております・・・。というのは大ウソ
全然お休みなどありません。でもせっかくの天気の良い日曜日だから出かけます。
池袋から電車で30分ほどでで川越に着きます。今日は川越と坂戸地区を散策しました。
上の写真は聖天宮(せいてんきゅう)という国内最大の道教のお宮です。

本当の目的地は徳川家光が生まれた川越の喜多院。
春日局とも縁が深い・・・というか春日局のためのお寺とも言えます。
川越城もそうですが、江戸城の館を移設してまで徳川家康、そして家光が肩入れしたのです。
なぜでしょうか?
家康、於福(春日局)、三代将軍家光
親子だからさ
ここの住職、天海僧正は明智光秀だったということ。於福は光秀の重臣斎藤利三の娘。
川越には江戸幕府初期の秘密の鍵があるのです。
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Saturday, April 27, 2019, 07:23 PM
新聞記事で「へそまがり日本美術」というテーマで東京・府中市美術館で展覧会が開催されていることを知りました。この10連休で終わるそうです。
ホームページはこちら
http://fam-exhibition.com/hesoten/highlight.html

ドラッガーも雪村らの水墨画の多くの根底に滑稽やからかいという意図があることを見抜きます。
そういう観点で選び抜かれているので、蒐集品に統一感があるのです。
水墨画の妙は白黒と線の表現です。
さて、府中市美術館の展覧会は「へそまがり」とのことですが、多かれ少なかれ日本美術、特に禅画には毒が含まれているものだろうと思っています。逆に奇異や滑稽さがないものは並かそれ以下だと思うのです。
ホームページで主な展示物を観ることが出来ます。
家光(3代)と家綱(4代)の鶏の絵は目を見張るできばえ!
家光のウサギといい、大胆な筆と繊細な筆跡の極端な家綱といい、なんと!
歌川国芳の落書きといい、寒山拾得(かんざんじっとく)の不気味さ、素晴しい。
ヘタウマの破壊力
無防備の芸術と言うべきか、お殿様も自由であるという驚きです。
鴨長明の「発心集」というのがあることを初めて知りました。お受験頭では鴨長明=方丈記と条件反射してしまいます。
発心集とは鎌倉時代にまとめられた仏教説話で、へそ曲がりの坊主が次々出てくるお話だそうです。
へそ曲がりは一休禅師だけではなかったのですね。
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Thursday, April 25, 2019, 10:52 AM
電飾キラキラの表面だけ西洋風の街並にロマンチックと言い合ったり、やれゴシックだ、ルネッサンスだ
と訳知り顔でいう大人の多い事よ。
チコちゃんに叱られるじゃありませんが
ボーっと生きてんじゃねえよ!
ロマンチックってローマ帝国が征服した地域のことで、「ローマ風」とか「ローマの旧跡」といった意味です。ドイツのロマンチック街道なんて単なる森林の山道です。
どこでどうなって恋愛場面で使われるようになったのでしょうか、さっぱりわかりません。
さて今日の新聞記事で初めて知りました。
ゴシックとはゴート的という意味で、ローマ人がアルプス以北のケルト、ゲルマン人を侮辱した言葉だということ。
イベリア半島(スペインとポルトガル)地域でのイスラム様式の石組みとヴァイキング様式の木組みが組み合わさった建築様式がフランスにも伝播したものだそうです。
ケルト人の森林信仰の現れだったものが、紀元1000年頃にキリスト教の代表建築のようになってしまったもの。
だから200~300年前(18世紀末)にはゴシック建築は野蛮として改築されてしまったものもあるということ。
ゴシック建築が再評価され始めたのはフランス革命の頃からだそうです。
ケルト人、ゲルマン人が勢力をもったからです。木と石の建築物は森林で暮らしてきた彼らのアイデンティティでもあるから。
ワープロの書体でもゴシック体は強調したいときに使いますよね。
全文をゴシック体にしてしまう人もたまに居ます。
視認性が良いことが特徴なので、看板やナンバープレートで多く用いられています。
優美さがないゴシック体は嫌いです。南フランス・南ドイツ的といえばそうかもしれません。

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Thursday, April 25, 2019, 09:18 AM

千葉市美術館は旧銀行本店を千葉市が改装して開いた美術館です。
建物もレトロフィットの例として素晴しい。
千葉県はこの中心部の荒廃がすさまじい。
そごうが撤退して、廃ビルだらけでアジア料理屋と居酒屋、風俗店ばかりの場末だったんですが
4年前と比べて千葉駅も駅ビル化され、駅周辺も整備されたので見違えるほど良くなっています。
「掃き溜めに鶴」の千葉市美術館はこの10連休にお勧めです。
クルマでも行きやすいです。駐車場はそこらにあります。
なぜドラッガーのコレクションがすばらしいかというと、収集品には権力への反骨精神が満ちているからです。
検索キーワード:ドラッガー:
鬼・怒鳴門さんのコレクション
表現者は常に反逆者(アウトサイダー)であるという事実に目を逸らすな
室町時代が日本のルネッサンスであった(ドラッガー・コレクション)
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Tuesday, April 23, 2019, 02:46 PM
日経Webの記事
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44034850S9A420C1I10000/
F35墜落 原因は「米軍も未解決の問題」か
編集委員 高坂哲郎
2019/4/23 5:50
(一部抜粋)
戦闘機が飛行中に取り入れた外気から酸素を分離し、飛行高度に応じた適切な濃度にしたうえで搭乗員に供給する「機上酸素発生装置」(Onboard Oxygen Generation System 略称OBOGS、オボグス)が取りつけられている。
米軍の空軍と海軍、海兵隊はこの装置をF16やFA18といった戦闘機や一部の練習機に搭載し、30年以上にわたり運用してきた。
ところが2008年以降、米国初の第5世代ステルス戦闘機F22にOBOGSを搭載したところ、同装置の異常による低酸素症の事例が20件以上も発生。10年11月には1機が墜落する事故を起こしてしまった。
(中略)
ちなみに、航空自衛隊が現在も主力戦闘機として使っているF15戦闘機は、OBOGSではなく、あらかじめ液体酸素をためた特殊な容器を載せ、そこから搭乗員に酸素を供給している。
(抜粋終わり)
酸素を供給する装置がパイロットの命綱なんでしょうが、なんとこれが過去に故障して重大事故を20件も起こしていた。
酸欠が怖いのは「気付いたときには手遅れ」なこと
たぶん航空自衛隊の優秀なパイロットも息苦しさに気付き作戦中止のメッセージを出したのでしょうが、次の瞬間には意識がなくなっていたのでしょう。
有毒ガスなら臭いなどで少しは早く気付くかも知れないのですが、酸素がない空気ってのは気付かない。
しかも一瞬にして気絶します。
たまに密閉空間での作業で作業員が亡くなったというニュースがありますが、やべっ!と気付いたときには遅いのです。(実際はその間もなく失神する)
当然そのような教育訓練もやっているし、事前に酸素濃度の測定をやっていても事故は無くならない。
問題は米国でその問題で過去にも墜落事故があったことを知っていたのに、原因究明を怠っていたわけです。
日本では対策として現在の主力戦闘機F15には液体酸素を搭載しているそうです。ところがF35は独自の改修は認められていないし、ブラックボックスとして勝手な分解は禁じられています。
結局は信頼性の低い機器をおそるおそる使い、なにかあれば米国に送って調べて貰うしかない。
F35以外にもコンピュータ化された現代兵器の共通問題
イージス艦の衝突事故も内部制御システムのなんらかの異常かもしれないということ。
痛ましいことに、立て続けで高齢者の暴走とバスの暴走で大きな死亡事故がありました。
いまやバスも車も足先ひとつで軽々と動くことでずいぶん楽になりました。
古いダンプカーで倉庫の引越をやりましたが、鈍重でステアリング操作もえいやこら。ペダルはオルガンのようだし、ブレーキもクラッチも重く、シフト操作も一呼吸置いてダブルクラッチが必須でした。脂汗を垂らしながら運転しました。
今はどんな乗り物もDレンジにいれっぱなし。あとは車載コンピュータが操作を代行してくれます。
でもコンピュータだし、ソフトウェアのバグやハッキングで予期せぬ動きになるかもしれないという恐怖がつきまといます。
しかも再現性を証明するのはむずかしいときたもんだ。
対症療法ですが、さらに安全装置(フェールセーフ機構)を付けるしかないでしょう。
それでも不可解な事故はこれからも無くなることはないでしょう。
この日経の記事の最後にあるように「中露との攻防よりも『事態はもっと深刻だ』」ということ。
すなわち
ハイテクとは「蟻の一穴」で機能不全となることなのです
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