書店様へ「隠された十字架 江戸の数学者たち」は歴史読み物です! 
Tuesday, December 3, 2019, 04:59 PM


東京駅八重洲口の前にある八重洲ブックセンターの数学書コーナーです。

申し訳ありませんが、本書は歴史コーナーがふさわしいのです



たぶん書店の方がタイトルだけで機械的に数学専門書コーナーに置いているのだろうと思います。

ちゃんと内容を掴んだ書店員さんは歴史書の棚に置いてくれてます



ここ浅草リブレという書店では歴史書コーナーに平積みしてくれています。

ぜんぜん難しくないし、歴史と科学を俯瞰できる読み物なんです。けっして数学式や公式がでてくるものではない。

どうかどうか、歴史の棚においてください。

数学書コーナー一帯は人気が無くて陰気なんで(笑)
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自家用車の本質は”麻薬性”なのである 
Tuesday, December 3, 2019, 11:12 AM
あおり運転や老人による運転事故と今年は加害者の主役として自動車ほど注目された工業製品はないでしょう。

かつては一家に一台で、運転手は父親。休日にクルマで出かける行為そのものが”ハレ”の行事だった。

クルマを所有することは一人前の証とされて、若者達もその目標を目指した。

いまじゃ1人一台、二十歳前後になれば下駄代りに使うのが普通のことです。安全に乗ろうと思えば、それなりに整備の知識もなくてはならなかった。
タイヤの空気圧さえ気にしないドライバーが増えましたが、それだけメンテナンスが不要になったということ。

20年前あたりからは自動車は素人が触らずにすむようになってますから尚更です。

思い立ったらすぐに動けるという気安さの反面、数百m先のコンビニでもクルマに乗ってしまい歩かない生活が普通になってしまった。

平成時代の30年で知らず知らずにこれほど変わってしまったのです。

私もずっと自動車を乗っていたから、いちど自分で運転する楽しみを覚えると、たとえ週末しか乗らなくても常に近くに置いておきたいと思うものです。

自動車は自分の肉体の延長でもあり、生活環境の一部となる。だからこそカー雑誌やニュースには関心が向く。
そして、新型車に乗る自分を夢想して、欲しくなる。

ここ東京に来て四半世紀となりますが、当初は自分の車が欲しくて仕方がなかった。駐車場のチラシを眺めてはあまりの高さに溜息ばかり。次はあれが欲しいなとか、自宅に置く友人らがうらやましくて仕方がない。

電車やバスに乗り慣れていないから、フラストレーションが溜まってしまう。

このような禁断症状は4年近く続きました。

都内だと自家用車は全く便利じゃないです。駐車場探しや慢性的な渋滞に一方通行、信号だらけの道路・・・

だんだん電車での移動に慣れると、こっちがずっと便利だと気付いたからです。

ただレンタカーを借りたりすると、すぐに自動車脳に戻ってしまいます。だから完全に解脱したわけではない。

面白いことに東京生まれ東京育ちの人なら自動車免許さえ持っていない人が珍しくない。

家族が居て自動車がないと不便じゃないのと思っても、元々から所有したことがないのでわからない。

足腰が弱っても5分も歩けばバスや電車がありますから、困ったことがない。

運転を代わってというと露骨に嫌がる若者も多いです。それよりも座席でスマホでもいじっていたいんだと。

自家用車がない生活はすこぶる平穏な日々



トラブルの元になるし、維持も大変だしという主張はすごくまともです。

それでもこんなにクルマがあふれているし、田舎者は背伸びしてでも高級車に乗りたがるのか?

能力の拡張するような幻想、万能感、虚栄心といった高揚感を与えてくれるからでしょう。

加害者にも被害者にもなるリスクや積み上げると何千万円ともなるコストと引き換えにしても止められない。

住宅ローン、教育費、自動車が3大コストと言われています。ローンが終わる頃には医療費となります。

若者達はデメリットの方が大きいことに気付きだした



人の一生で自家用車を所有するコストは約4000万円となるそうです。

お金で済めば上等ですが、万が一加害者となると刑務所に入って一生恨まれ続ける結果となります。

それでも環境にクソ悪い大型車が大人気という現状は”クルマも麻薬と同列のもの”としか考えられません。

仕事で使うからとか、公共交通が貧弱だから仕方が無く運転するものであって、同級生は子供が手離れして保有を止めたら、スッキリしたそうです。

これがお金がない世代での冷静で合理的な判断です。


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北朝鮮外務省はお笑いのセンス抜群で感心します 
Sunday, December 1, 2019, 12:14 PM
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191130-00000002-cnippou-kr
北朝鮮、安倍首相の「弾道ミサイル」錯覚に警告…「もうすぐ近くで見ることに」
11/30(土) 10:09配信 中央日報日本語版
北朝鮮は安倍晋三首相が超大型放射砲(多連装ロケット砲)の試験射撃を「弾道ミサイル発射」と錯覚したことを非難し、近いうちにミサイルを発射する可能性を予告した。

安倍首相は28日、北朝鮮が咸鏡南道連浦(ヨンポ)から東海(トンヘ、日本名・日本海)上に超大型放射砲を発射したことに対し「北朝鮮の度重なる弾道ミサイルの発射は、わが国のみならず国際社会に対する深刻な挑戦だ」という立場を明らかにした。

北朝鮮外務省の日本担当副局長は30日、朝鮮中央通信を通じて発表した談話で「安倍は本当の弾道ミサイルが何かをもうすぐ非常に近いところで見ることになるかもしれない」と主張した。そして「その時に放射砲弾と弾道ミサイルがどのように違うかをよく比較して知っておくことを勧告する」と皮肉った。

こうした発言は表面的には日本を狙ったものだが、同時に米国にも圧力を加えようという意図が込められたものとみられる。北朝鮮は米国に「新しい計算法」を要求しながら一方的に「年末期限」を提示し、年末が近づく中、相次いで軍事的行動を見せながら対米圧力を強めている。

したがって今回の談話は、年末に中・短距離ミサイルを発射したり、年末期限までに米国が態度の変化を見せなければ米国が最も懸念する大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射することもあるという警告だという分析が出ている。

外務省副局長は安倍首相に向けて「朝米交渉が膠着状態にあるこの時期に、とにかく『北の脅威』を叫べば米国が喜ぶと計算しているようだが、政治小人の頭は雀の脳水準から抜け出せないようだ」と露骨に非難した。

特に「小人(安倍首相)と無意味に付き合っても恥が虹のように広がるだけであるため、最初から永遠に向き合わないのが上策という考えが日々固まっていく」
と強調した。また「安倍は本当にどれ一つ不足がない完ぺきな馬鹿であり、二つとない希代の政治小人だ。平壌(ピョンヤン)は安倍という品物をこのように品評する」と明らかにした。

これは安倍首相が意欲を見せている金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との日朝首脳会談や平壌訪問に対して否定的な立場を明らかにし、可能性を一蹴したものと分析される。


このセンスは大阪の口喧嘩に通じるものがあり、惚れ惚れします。

頭振ったらカラカラいうやろ、ケツから手突っ込んで、奥歯ガタガタいわしたるとか、その口をひんむいて天日干しにしたるとか子供の口げんかは大抵吉本新喜劇のフレーズが使われる。
中学校の教師も不良どもには激高すると似たような言い回しを良く言っていたなあ。

「安倍晋三は雀の脳みそ」は言い得て妙


ホント、バカそうだし、実際バカだし

どれひとつ不足のない完璧なバカであり、二人といない希代の小者だと金正恩が言ったことになってます。

なんてすばらしい!コテコテ大阪風の口上と感心しました。

無慈悲な報復に戦慄するだろうといった、形式美となった北朝鮮の対外発表にはさすがにワンパターンでお約束感が強いので、さすが北朝鮮!良いフレーズを繰り出してきました。

『恥が虹のようにひろがるだけ』
『どれ一つ不足がない完ぺきな馬鹿』
『政治小人の頭は雀の脳』
『希代の政治小人安倍晋三』


どれも名フレーズです。特に恥が虹のようにという比喩表現がとても味わい深い。

天皇即位の日に虹がかかったことに対して、ちゃんと北朝鮮外務省は配慮して掛けてくれているのです。

新天皇の誕生という輝かしさに対して、安倍内閣は恥の七色。

昔の日本人、武士、軍人にとって『恥』は最大の不名誉です。軍人勅諭にもなったことは言うまでもない。これぞ大和魂。

ただねえ、今では日本人の「恥」という概念も変質しちゃって、恥は恥ずかしくないことになっちゃったんです。

モラルハザードの日本では誰も「恥」ってなにそれ状態



北朝鮮外務省のひとたちはとても優秀ですね。それに引き換え日本は「遺憾」砲しかないのですから無能です。
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(馬鹿ブス貧乏の)究極の『サバイバル・バイブル』が上梓された! 
Thursday, November 28, 2019, 06:44 PM
まず自分は馬鹿であることを自覚しよう、それが幸せへの第一歩なのだ

「馬鹿でブスで貧乏」という女の三重苦、いわゆる低スペック女子への福音となる待望の本が現れた。

馬鹿でブスで貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。藤森かよこ著 KKベストセラーズ


読了後の感想は、
男である私(六城)が読んでも、まったく同感であるし、逆に本書でいう馬鹿ブス貧乏でありながらも芯の強い女性は理想像とも見えるのだ。

「妻のトリセツ」を読んで中年女の思考がわかった気になるのも良いが、それで納得し受容できるほど度量のない男性諸氏にもお勧めの本といえる。

フェミニズムの恩恵(といってもまだまだ途上だが)を受けている現代の女性でも、まだまだ精進が足らんという励ましが全編にわたってこれでもかと、微に入り細に入りくどいほど書き込まれている。

書名の通り<愛をこめて書いた>という題に偽りはない。


馬鹿だからブスだから貧乏なのだという著者の主張に眉をひそめる方々が大部分だろう。
だがいくら心地よい自己啓発本が世には氾濫していても、人口の8割がたは著者の言うところの馬鹿ブス貧乏であるという現実だ。

この本の要諦であり結論は
『死ぬ瞬間に、あなたが自分の人生を肯定できるかどうかがポイントだ。何をするにしても中途半端でブスで馬鹿で貧乏だったけれども、この人生ゲームを捨てずに逃げずによくやってきたね!健気だったね!と自分の頭をナデナデできるかがポイントだ。』(まえがきより)


人口に膾炙(かいしゃ)されているファンタジー(幻想)と現実を混同してはならない。バカは踊らされるだけということにバカは気づかない。
テレビ番組のセレブの生活も、SNSで垂れ流される虚飾の世界もすべてはファンタジーでしかない。現実逃避のために用意されているのだから、息抜きとして楽しめばよいと著者はまず指摘している。

この本は自己啓発書ではない、いうなれば世のほとんどの人(馬鹿でブスで貧乏人)への啓蒙書だ。

人は見かけよりも中身だとか清貧という道徳観に縛られず、もろもろの道徳や貞操観念は人生のいろどり程度として認識すべきという実践の書である。

馬鹿で貧乏でブスはもっと地に足をつけた生き方を目指し、経済的損失をなるべく回避した生き方を模索すること。

馬鹿正直や馬鹿真面目を装いつつも、世の中は欺瞞に満ち、ほとんどが馬鹿とキチガイと悪人(詐欺師)ばかりだと思っておけばサバイバルして行ける。
本書は、そんな自信を馬鹿でブスで貧乏な我々に与えてくれるのだ。

このように書くと、フェミニズムを前面に置いたエッセイだと勘違いしてしまうが、本文は中盤(中年期)に大きなどんでん返しが訪れる。

税と社会保険だけではなく、社会の支配構造にも気づけよと、ご丁寧に参考図書を列挙して藤森せんせーは懇切丁寧に解説してくれるのだ。

貧乏大衆に過ぎない馬鹿でブスなあなたもオバサンになったら、それくらいは気づかないと無駄な気苦労をしょい込んでしまいますよという警告だ。

その中年期も閉経を迎えると、賢く容姿も愛嬌も備えた完璧な女性ほど更年期の症状は悪くなる傾向が強いのだから、馬鹿でブスでも一つはよいことはあるものだ。

また女性とは元来子供を15人ほど生み育てるぐらいの生命力がある生き物だ。だからこそ閉経後でも燃え尽きるパワフルさはだれにもあると藤森せんせーは指摘されている。

現代において女性が男性よりも長命なのは、内包するエネルギー(フロイトのいうリビドー:libido)がもともとから女性のほうがあるからだという藤森せんせーの説には納得するしかない。

そして女性は閉経を経てもなお長い期間、オバサンとして生き永らえねばならない。この期間が馬鹿で貧乏であっても教養を深める最後のチャンスだ。

体力も気力もガタガタになってゆく老年期にむけて、残された時間を少しでも読書に振り向ける習慣を作ることが説く。

『ともかく、老年期に入る前に、やれるだけのことを実践し、やりたいことは、できる限りすべて経験しておこう。空っぽになるまで、消費しつくすまで、中年期を存分に生きてください。できることなら、中年期の終わりに、力尽きて死ぬのが理想的だ。
ほんとうは老年期があなたに来ないほうがいい。なんとなれば、高スペックの頭が良くてお金のある人でも、日本の現代と近未来における老年期を充実させて生きることは難しいから。』


しかし悲観することも、恐れることもない。なぜなら馬鹿ブス貧乏であるから失うものもない。
そして誰もがお婆さんとしての容姿に帰着して行く。

孤独に耐え、警戒心を怠らない生き方だった馬鹿ブス貧乏なら、老後も充実して送ることができるのだと藤森せんせーは説く。

そして健康に注意し、独学でよいので小学生中学生から学びなおす心構えが肝要という。
老人世代のおひとりさまへの指南書は、本書でたくさん紹介されている。

孤独死への対処にまであるのだから、これほど至れり尽くせりの内容はない。女子高生から後期高齢者までどの層にもお勧めだ。
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持ち主不明の土地は使ってよい(国が推奨しています) 
Thursday, November 28, 2019, 10:09 AM
地方税法の改正が予定されています。相続の際に土地の登記を義務づける他、すでに所有者不明の土地は利用している者から固定資産税を徴収する方針がしめされました。

郊外には荒れ果てた山林や耕作放棄地、それに朽ちた建物をよく目にします。
登記はなされているのでしょうが、誰も管理していない土地は、想像以上に多いようです。

所有者不明の土地は「時効取得」できる



よくある話なんですが、相続の際に土地の測量をしたところ、隣家と境界線が異なっていたという話。
話し合いで解決するしかないのですが、法的には長年使っていたら「時効取得」が認められる。

無作為なら10年、故意であっても20年で所有者と認められます。

そんな事例は普通の人にはないよと思っていたら、案外居るものなのです。

短冊状やモザイク状に細分化されて登記された土地があり、公道に面した土地が所有者不明のため活用が進まない。とか、相続したもの曾祖父の代から登記が更新されておらず、権利者だけで何十人にもなり、結局登記をあきらめた土地だとか、ここ東京都内でさえ事例はごろごろあります。

現状でも土地は利用して構わない



知人の例ですが、工業用地として土地を買ったのですが、トラックが侵入できない不整形地というやつ。道路に面している土地もあわせて購入したかったのですが、そこを登記されている人物がすでに100歳を越えてます。遺族親族を探したそうですが結局わからずじまい。

で、どうしたかというと、その所有者不明の土地も含めて整地してアスファルトをひいちゃった。
日本人の感覚では、えっ!?っと思うでしょ。

でもその知人は平然としてます。もし所有者が現れたら、売買の交渉ができる。もっともへき地の土地を測量して登記しなおすだけで結構な金額となるから、損得勘定ではぜったいないといいます。

さらに利用もしていない土地の固定資産税を払うバカはいない。
だから草ぼうぼうの土地なんて、ついでに自分の土地と一緒に整地してアスファルトを敷けば、やがて自分の土地になっちゃう。

田舎の土建屋なんて駐車スペースがなくなりゃ、荒れ地を勝手にユンボで削ってひろげちゃう。何事もなく20年過ぎれば晴れて自分の所有地として登記できます。

山林などで無登記の土地は市町村の所有と一応はなっていますが、利用実績で購入の交渉ができます。こうやって自宅の敷地を拡げた方も知っています。

所有者不明の土地は堂々と使おうが国の方針



税制改定で所有者不明の土地でも利用者があれば、そこから固定資産税を徴収する方針となりました。
ということは、国家としては税を払うものを所有者として認めたことになります。

不動産屋を通さなくても、土地を持つことができる



普通の人なら、土地建物は不動産屋(住宅会社)を仲介して購入するものだと思っています。
でも仲介に値しない不動産も多くあり、さらに増えつつあります。

目先のきく人はすでに登記を調べて自分のものにしちゃっているかもしれません。

山梨に住む知人も宅地の横の傾斜地を勝手に整地してキャンプ場にしちゃってました。

100坪程度の庭が、その数倍広くなっちゃった。隠れてこそこそではなく、堂々と山小屋風の建物まで建ててしつらえてます。

木を切ったり、薪にする作業をワイワイやると面白かった。大人の秘密基地遊び。

近所の土建屋にお願いしたら整地はすぐにやってくれたとのこと。10万円ほどだったとか。田舎暮らしの楽しさだよなあ。

繰り返しますが、現行法でも10年、最長でも20年で所有者が現れなければ土地は自分のものになるのです。

税法改正はその行為を認めたということ。利用している者を優遇するという方針転換です。
もっとも、現行法があまりにも時代錯誤なんですけどね。


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実用数学技能検定(公財)お勧め図書としてのご紹介ありがとうございます 
Wednesday, November 27, 2019, 09:58 PM
ツイッターとかFacebookは全く疎いもので、そちらでどのような情報が流れているかは、全くわからないのです。

今日、初対面の方と名刺交換をしたら、スマホで「この本となんか関係ありますか」と言われました。

ひと昔では考えられません。初対面の挨拶をして、その数分後には検索結果を目の前に突き付けられるのですから。

自分がツイッターでどのように書かれているのか、わかりました。

実用数学技能検定様の#協会勝手におすすめ本というハッシュタグで拙書「隠された十字架 江戸の数学者たち」を紹介していただきました。

どうもありがとうございます。一か月以上も気づきませんでした。


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まっとうな医師ほど評価が低いのはなぜか? 
Tuesday, November 26, 2019, 01:00 PM
今日の読売新聞の健康面で久しぶりの名前を見つけました。



東大病院放射線科の中川恵一准教授です。がん治療に一家言ある医師として登場しています。

中川恵一さんというお方は、副島隆彦先生ら私たちと同じく福島原発事故に対して扇動に流されるなという主張をされております。
放射線の専門家でもあり、それによる治療実績を上げておられるので当然の立場です。

その非難の先は、極左翼の京大原子力研究所・小出裕章(こいでひろあき)准教授でもあるので、とても注目された。

この小出裕章と武田邦彦(中部大学工学部教授)は悪質なアジテーションを繰り広げました。

曰く、白血病、がん患者、甲状腺異常が激増するとメディアを煽りつづけ、市民団体からは祭り上げられてました。

さて、誰が得をしたのでしょうか?言うまでもなく、メディアで引っ張りだこの小出と武田の二人、さらには東電と与党(当時は民主)の責任追及をする野党側(当時は自民)。

そして政治家と地場の土建屋は、巨額な対策費を言いなりの国からガッポガッポとせしめましたとさ。
もちろん我々が払う税金と電力料金が原資です。

まともな対応を訴えても金(票)にならぬ学者は白眼視される



はい、これが民度の低い日本の現状。ちなみに福島には原発御殿と呼ばれる家屋があちこちで立ちました。一家四人で1億円ですからね。

しかも福井にしろ、福島にしろ原発立地地域は、土建屋(手配師)が市議会議員ですからね。

まっ、関西地方なんかはエセ同和関係も多いので、議会なんて<ゆすりたかりの調停所>でしかないんですから、全国似たようなものなんでしょうけどね。

中川恵一氏にはとても勇気づけられた


福島県民だけではなく、応援に駆け付けた我々も、まさに強力な援軍だと思いました。

我々のような無名のものが、いくら正論を唱えても誰も聞く耳はない。百万、一千万円もらえますよという議員のほうにみんなはなびく。
そして裏付けとして、あたかも権威者のように小出と武田を引っ張り出す。

こういう無知による悪影響から生じる悪循環に中川恵一氏は積極的に切り込んでいます。この方の主張は副島隆彦先生と同一です。

私も中川恵一氏の登場で、「あ〜やっとまともな人が勇気をもって口を開いてくれた」と喜びました。

中川氏は政治家と左翼マスコミからは無視された



まずマスメディア(新聞、テレビ)の犯罪です。原発事故を与党、政府、東電を非難する道具としてのみ扱い、反政府的な世論形成を率先したということ。

権力としてのペンにとって、中川恵一氏の発言や書籍はことごとく都合が悪い。
だから、名前も新聞記事では各紙タブーだったのです。

全国紙で中川恵一というお名前を見かけることは、ないだろうと思っていました。そしたら今日の朝刊で見かけたのでうれしくなりました。朝日、毎日ではぜったい取り上げなかっただろうな。
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「令和」の中西進氏は改めて偉大な学者だと思う 
Monday, November 25, 2019, 12:00 PM
読売新聞で連載している時代の証言者という記事は、時の人である中西進氏です。内容は国文学者としての”漂浪”していく半生記です。

元号が発表された時点での肩書は、たしか元大阪女子大学長でした。

失礼ながら、地方大学の学長にすぎない方が元号を制定したのかと思いました。ちなみにこの大阪女子大学は現在廃校となり、大阪府立大学と合併されています。
校舎は堺の仁徳天皇陵(大仙古墳)に面した隣にあり、現在も取り壊されずに建っています。

学生時代には忍び込んで遊びに行ったからよくわかる。

この中西氏は万葉集研究の第一人者とされていますが、氏の学説がなかなか認められなかった。それがこの連載の山場と言えます。

ごめんなさい、地方弱小大学のお飾り教授だと思っていました<(_ _)>

とんでもない、日本の古典研究を大きく躍進させた大功労者なのでした。

その功績は、万葉集だけではなく源氏物語を含め、ほぼすべての古典は中国文学の影響や引用があることを発見したことです。

中西論を無視した古典の権威たち!



半生記を読んでいると、ピンボールゲームのようにあっちの大学、こっちの大学へと空いた穴を埋めるように異動されています。この記事ではプリンストン大学に留学されていますが、扱いは無名研究者に過ぎない。

こうやって中西進氏は無名のまま生涯を終えてしまうところでした。

これほどの学術業績があれば、東大や京大の名誉教授ぐらいの称号はあたりまえにあるのです。理由は、ほかの国文学研究者たちが妬んでずっと無視してきたからです。

中国と日本文学の比較という新天地を開拓したこと



両国の歴史背景にまで踏み込んだ研究はそれまでなかったのです。
いわばフロンティアであったので、旧来の古典研究者と歴史学者双方から攻撃された。

文学まで中国の模倣だという論は非常に都合が悪いという感情です。

中西進氏はその盲点を突いた研究者なのですが、元号の発案者として注目されるようになったのは、天の采配と思わずにはいられません。
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プログラミングとは文学であり、文学は思想のプログラミングなのである 
Sunday, November 24, 2019, 01:34 PM
3年後の2022年以降の高校での国語の学習要領が変わることに対して意見が読売新聞の記事にありました。

現在の高校の国語教科は国語総合、2年以降は国語表現、現代文A、現代文B、古典A、古典Bの5つの科目に分かれているようです。

たぶんこのブログをお読みの方は思うでしょう、「ずいぶん細かく丁寧に教えてくれているのだなあ〜」

現行の国語の授業はさらに細分化されて

現代の国語、言語文化の2科目を初年度に習い、2年以降は論理国語、文学国語、国語表現、古典探求の4つの科目となるそうです。

旧課程の19単位から20単位へと少しだけ授業時間が増えるようです。

記事による3人の識者(大森秀治氏、俵万智氏、幸田国広氏)に共通するのは、純文学に接する時間が少なくなるということです。

論理思考/論理表現に重点を置いた指導要領に対しては賛否両論です。

否定派の俵万智氏は論理と文学に区別はないので、区別して教えることは意味がないという立場です。歌人らしい理屈ですね。

テレビ番組で俳句指導が人気ですが、あの夏井いつき氏の名解説で俳句とはこういうものかと知った人も多いでしょう。私もそうなんだと思いました。

たとえば森進一の襟裳岬では、「襟裳の春は何もない春です」と歌って苦情が来たという逸話があります。
ド田舎だと知れ渡るのがかっこ悪いという苦情があったというのです。

そんなことはないでしょう。逆に春なのに何もないと表現したことで、広々とした襟裳岬の美しい風景が見事に広がるじゃありませんか。

論理の先にある言葉のイメージで表現するのが詩人の思考なんです。文学表現が非論理的と教育現場で切り捨てられないかと俵氏は問いかけています。

一方では、早大教授の幸田氏の趣旨は、言葉で表現し、正しく伝える基礎能力をちゃんと教えるべきだということ。

「ちょーやべー」「まじ、やべー」この二つしか自分の心情を表現するのがないのかい・・・というようなガキばっかりですから、幸田氏の意見ももっともです。

最近ネットでは「9時10分前」が理解できない社員に嘆く上司が話題になっていました。

実際に私も似たような経験があります。反論としてはなぜ8時50分ときっちりした時刻で指示しないのだという意見が多い。

反論する彼らは、スマホ脳ですから頭の時間を巻き戻すという発想はない。常に時計の針は右回り。

たしかにあやふやな時刻表現で、相手先の意図を汲まねばならぬアサイチとかゴゴイチなどがありますが、9時10分前は疑いようがないのですけどもね。

幸田氏の意見は、アスペルガー(コミュニケーション障害)ばっかりみたいな教育現場への親心のように思えます。

ていうかそれほど現代の若者たちの言葉の扱いがぞんざいなことへの危機感があるといえます。

中庸的な立場なのが大森氏で、独善的な思考に陥らないためにも文学の読解は大切だとし、論理的文章の例として駐車場の契約書を取り上げるのは国語教育の範疇ではないと切り捨てています。

伝える手段である以上は文学表現にも論理的な思考力が必要だという立場です。とくに評論はそうですね。

以上3人の立場を私なりに解釈してみました。

コンピュータ・プログラミングで国語の大切さを知る



 自分が国語の論理記述や表現手段に気づいたのは、実はだいぶ遅くて20代半ばなんです。コンピュータ・プログラマーの仕事をしていて、思い知らされた。言葉の奥深さをです。

コンピュータのプログラミング(動作命令の記述)はだれが書いてもおんなじになると思うでしょ?

ところが10人いれば10人全く違うのです。

たった数行で書き上げる人もいれば、何十行何ページにもわたってダラダラ書く人、おんなじような動作(記述)をまた繰り返し書く人と様々でした。

自分もプログラミングするし、外注さんなど他人のプログラムをチェックしたり、過去のプログラミングを読み返す、書籍から拾い出すなど、ちょうど雑誌の編集者のような立場でした。

冗長な(無駄が多い)プログラムは、そのままパフォーマンスに影響します。当時はコンピュータは一人一台ではなく、利用時間あたりお金がかかるので、いかに短く書いて、再利用しやすい文章(プログラム)が書けるかが、その人の能力でもあったのです。

コンピュータは一般家庭にはないしインターネットは夢物語の時代です。

ちょうどそのころ「文芸的プログラミング」という本が発行され、有能なプログラマーの間では評判になりました。

いまでは古典の部類なんでしょうが、コンピュータプログラミングは文学のようにスラスラ読めなくてはならないし、思考論理はしっかりわかるように書かねばならないというコンピュータ技術者の指南書です。
(追記:プログラムコードは文学を読むようにわかりやすくという思想は、当時新興のPCメーカー、アップルの思想でもありました。説明書がなければ操作できないなどということは許されないのです。アップルはマックというハードウェアとともに、たくさんの書籍も出版していました。それらは、まさにジョブスの思想そのものでした)

著者のクヌース博士は現在のAndroidの基礎であるUNIXというコンピュータOSの多大な貢献者です。

一言でいえば、他人が読めない(理解できない)ソースコードはダメということ。
そのためにも書き手は、自分の思考をしっかりわかりやすく表現するのがプログラミングのキモだという教えです。

わかりやすさも考慮した論理的文章がプログラミング



コンピュータのプログラムは日本語能力と関係ないと、大方は思っているでしょうが、プログラミング能力は国語力という基礎体力がないと手におえないのです。

その場一回限りで動作させるのはだれでもできます。

たとえば「おはよう」と入力すれば「モーニング」と返答する挨拶プログラムがあったとします。単純な入力に対し、なんらかの出力があるというプログラムです。

でも「おはよう」ではなく「こんにちわ」ならどういう動作をさせるのか、そもそも挨拶とはなんなのかといった根本な思考がないと、融通も拡張性もないプログラムになってしまう。

日常生活でも挨拶があれば、それに続く会話があるのが当然です。コンピュータに対しても全く同じで、なんらかの動作があれば、それに続く動作(反応)が続くわけであって、いくら巨大なプログラムとなっても、延々とした連鎖反応にすぎません。

小説は結末が最後まで分からないのが普通ですが、コンピュータプログラムは結末は決まっていますから、その結末にむけて無駄な寄り道せずに書き進めばよいわけです。

このように論理的な文章とはコンピュータプログラムそのものだということを、ずいぶんトウが経ってから気づきました。
そして、プログラミングは思想であり主義にも直結しているのです。

論理的に破綻していることをコンピュータ用語では「バグ(虫)」って言います。たとえば「おはよう」ではなく「こんばんわ」と入力したらエラーとなるようなプログラムです。

言うまでもなく、挨拶は必ずおはようで始まるという規則はないからです。関西人なら「毎度!」ですしね。

9時10分前に集合と言われて、意味わかんないという人がいれば、その人の頭にはバグがあるということ。襟裳岬の歌詞に憤慨する人も、おんなじですね。

論理的な記述にも、たくさんの表現手段があるということに頭の回路がつながっていない。まるで低能力なロボットじゃないのさ。

論理的文章は訓練で身に着けるしかない



これが私の結論なんです。いい大人でも若いうちに習熟しておかないと、なんだかよくわかんないイライラさせる文章しか書けません。




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香港動乱は台湾を目覚めさせ、上海人も内心では応援をしている 
Friday, November 22, 2019, 03:42 PM
EU離脱で紛糾している英国議会で、突如香港人支援の決議が浮上したというメルマガの記事です。

知らなかったのですが、1997年以前に生まれた香港市民には英国発行のパスポートも所持しているのです。
英国領国民を証明するだけで、それ以上の意味はなく、英国への入国管理だけに使われていたもの。

香港返還後は、全く意味のないものだったのですが、それが突然英国議会で香港市民支持の御旗の如くとり糺(ただ)された。

アメリカ議会では香港での人権と民主主義の確立を支援する法案が19日に可決されました。
中国共産党首脳、習近平へのブラフでもあるのでしょうが、これに呼応する形で英国でも香港BNOパスポート保持者(340万人)には英国市民権を付与する議案が通った。

落ち目の英国の精々の香港支持策なのだが


もし香港へ人民解放軍の軍事介入となれば、たぶんBNOパスポート保持者の保護目的に英国もブリティッシュエアを飛ばし、QE2などの客船を寄越すでしょう。

ベトナム戦争の始まりは、ベトナムではなくカンボジアでの前哨戦から始まりました。
共産化するカンボジアに宗主国フランスが介入して内戦となっていく。それがベトナムへも移り、アメリカの介入で泥沼となります。
敗戦で日本軍はすでに跡形無くなっていたので、日本が巻き込まれなかったのは良かったのかも知れません。

なんとなくカンボジア紛争のような状況にみえてしまいます。

台湾世論にもおおきな影響を与えていて、対中強硬路線の与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が一転して圧倒的な優勢となっています。

上海人も中国共産党・習近平にはイライラ



日本に30年以上住んでいる私の上海出身の友人は、香港人の怒りが良くわかると熱弁で語ってくれました。
経済がこれだけ向上して、上海の住環境も激変した。それなのに一向に先進国とは言えないと激高しています。

そりゃなんで?と訳を訊くと

法律があっても共産党・役人の意向でいくらでも改竄される!



彼は上海にも不動産を持っているのですが、最近それが勝手に登記が親族名義に移されていたそうです。
所有者の許可無く、所有が移転することなど考えられないのですが、中国では出来てしまう。

中国の法律では、海外居住者や外国人が所有する不動産は強制収用できないというものがあるそうです。
彼の土地もそれに該当するので、日本に住んでいても安心して購入したのです。

ところが、再開発計画が持ち上がると、なんと中国在住の親族名義に勝手に切り替わっていたという驚くべき事実がわかったんです。
中国人の土地ならば共産党の意向で、いくらでも立ち退きが可能となる。

こんなめちゃくちゃなお手盛りの国家はありますか?


彼は延々と電話口で、今までの不利益を言い続けます。上海人という誇りもあり、人生の半分以上は日本で過ごしていますから、怒りは治まりそうにありません。
上海人らも、習近平の強権、独裁は危険で、香港の次に財産を狙われるのは俺たちだという危機感が拡がっているのだそうです。

経済が上向いている間は、人治国家体制はあいかわらずで、賄賂や共産党の人脈も必要なコストだと割り切っていたようですが、香港の情勢をしれば、いざ自分たちも簡単に斬り捨てられる側だと気付いたのです。

この不満がじわりじわりと拡がっています。

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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和元年(2019)11月22日(金曜日)弐
    第7号(旧「宮崎正弘の国際ニュース早読み」通巻6282号)
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 英国総選挙目前に、香港居住者のBNO保持者に十全のシチズンシップを
  返還前に出生の香港人340万には英国旅券が付与されていたが。。。
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 12月12日は英国の総選挙。
 ジョンソン率いる保守党が労働党を大きくリードしていると言われるが、BREXITいがいの争点に「香港人のBNOパスポート保持者に英国の市民権をあたえよう」という動きに急速に浮上し、選挙争点の一つとなった。

 六月以来の香港の民主化運動で、香港の若者は米国の「香港民主人権法」の制定を呼びかけたが、英国政界には何も期待していないかのようだった。
 政界はBREXIT一色で総選挙を展開するのかと思いきや、保守党の有力議員が突如、「BNOは間違い、法改正し、抑圧されている香港の人々の救済の手を」と呼びかけをはじめ、有力議員が署名した。

 第三党の「自民党」も積極賛成であり、選挙の争点が香港の動きを一方に見据えて、多様化していることが分かる。
 また米国議会が「香港民主人権法」を成立したインパクトが大きい。

 1997年香港返還前に出生した人を対象に、英国はBNO(BRITISH NATIONAL OVERSEA)という旅券を与えている。

このBNOは、英国での居住、就労は認められておらず、単なるトレベルドキュメント、すなわちB級旅券だ。
 正式の市民としては扱われず、便宜的な旅行の利便性を付与しただけでは、340万香港市民が二級の二重国籍という複雑な仕組みを作っていただけなのである。

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前方後円墳は朝鮮へ逆輸入されたという説 
Thursday, November 21, 2019, 11:21 AM
古墳といえば大阪堺市〜羽曳野市にかけての百舌鳥(もず)古市(ふるいち)古墳群が世界文化遺産登録となり、少し知られるようになりました。

古墳は関東にもありまして、埼玉行田市の埼玉(さきたま)古墳群が有名です。
こっちは公園で古墳に登れますし、立派な資料館もあり埋葬品も展示されています。

日本史の教科書に載っている稲荷山古墳出土鉄剣(いなりやまこふんしゅつどてっけん)も展示されていますよ。

古代マニアには埼玉は古墳周辺も整備されていて楽しめる聖地でございます。
知合いで古墳巡りが好きな人がいますが、その昂奮する姿を見ていると、きっと前世では古墳関係者だったんじゃねえかw

前方後円墳は古代史ミステリーで、日本独特といわれています。埋葬形態が中国や朝鮮半島とは異なるからです。
この日本独特な前方後円墳は朝鮮半島南西部(韓国光州)にも14基確認されています。
日本の古墳は3世紀ごろ、韓国の古墳は5世紀後半から6世紀ごろと時代が後と判明しています。

古墳技術は渡来人から伝わったといわれていますが、その逆の流れもあったということ。
知らなかったなあ。

大和政権との抗争(磐井の乱)に敗れた九州北部の豪族(倭人)が、同盟であった百済に逃走し、そこで埋葬されたという説です。

文明文化は一方通行ではなく、逆流もするのだということを朝鮮半島の古墳は教えてくれます。
明治になって外国語を翻訳した漢字(例:「共産主義」「民主主義」)は日本から中国(清)にも伝わりいまでも使われているのが良い例です。

古代日本と周辺国とは、国という概念はなく、案外気楽に移住していたのでしょう。

国や国境という意識(管理)が強くなったのは、せいぜいこの100年で、古代から中世期ではもっとゾロゾロと逃げたり、喰えなくなって動いていたのかもしれません。

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空間線量計さん、おつかれさま 
Wednesday, November 20, 2019, 10:42 AM
 本日の浅草の空間線量は40ベクレル/立法メートル 晴天

ここ1,2年間は40〜42ベクレルでほとんど変化がありません。この程度のベクレルは自然の状態です。2011年4月から毎日ずっと計測をしてきました。
高い値でもせいぜい100〜200程度だったと思います。8年前のブログを読み返せばわかりますが、面倒なので確認しません。

福島原発事故の影響をみるために、取り付けたのですが、

数値的には岩山の森林浴程度で、たいしたことないなあ


とがっかりした覚えがあります。

ちなみに私の部屋の中の方が高いぐらいです。(1200ベクレルぐらいあったことがある)

9年近く軒下にぶら下げていたため、ずいぶん外装の劣化が目立ち、台風などの大雨後にはエラーを頻繁に出すようになりました。

そのたびにリセットと内部の清掃を行っていたのですが、そろそろお役目を終えて良い頃だと思います。電源コードも固くなり、ひび割れそうで漏電しそうです。

また何かあったら再登場してもらえるようよう、軽く清掃をして保管します。

ずっと浅草で空間線量を表示していましたが、おやくめご苦労様、長い間ありがとう。
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10代の発想とおっさんの発想では天地の差だな 
Tuesday, November 19, 2019, 12:45 PM
半年前の朝日新聞の記事が目に止まりました。
高校生がクラゲ撃退クリーム開発 きっかけは先輩の疑問
https://www.asahi.com/articles/ASM4Z5X33M4ZPFIB001.html?ref=spemag1905_sp_con_mailm_0003_11

愛媛の高校生(長浜高校)がクラゲ撃退クリームを開発したという内容です。

高校生ビジネスプラン・グランプリという政策金融公庫が主催している大会で優勝した製品です。このクラゲ撃退クリームは第5回のグランプリです。
ことしは7回目が間もなく発表されるです。

昨年の高校生の募集内容が掲載されています。

→https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/6th_result.html

放置竹林の竹を使ったバイオトイレの商品化(徳島県阿光工業高校)は良いアイデアだな。
東京都内や郊外では手入れされていない竹林が不法投棄で景観を悪くしていますから。

いちばん感心したのが

ゴキブリの羽根の成分を使った抗菌抗カビ剤


洗足学園高校のアイデアです。

ざっと他のアイデアに目を通してみると、どれも着目点が身近です。
そして提出している高校をみると、知名度がある高校が多いですね。

ビジネスプランとして、とても地に足が着いた(身近な社会問題)テーマであることに感心します。高校生の視野は見える範囲ですから、地元に関連した問題解決しかないのですが、それがすばらしいのです。

東京都なら大学や政府機関でビジネスプランのコンテストみたいなものをやっていますが、正直興味をひくものが少ない。なぜつまらなく感じるのかというと

大人のアイデアはあざとさが見え隠れしているから


社会人のビジネスプランってのは、たいてい思いつきアイデア勝負で、さあ出資してくれというスタイルばかり。
辛辣に言えば、世界を変えてみせると気負ったものが多いです。
競馬の予想屋みたいです。

歳をとるにつれ、高学歴になるにつれアイデアもフレッシュさが無くなっていきますね。
たとえば地域再生だとか大見得を切っていても、単なるインターネットのポータルサイトだとか、不動産仲介といった程度のもの。

そんなの需要があれば、すでにできとるわい。
注目と金を集めたいという本音が見え隠れするものばかり。
運が良ければ、新聞やテレビに取り上げられるかもというチャンスに賭けている。
つまり、それしか事業展開をする動機がないということ。

本当のアントプレナーだったら、そんなコンテストに応募せず、独力で着々と始めてます。
まっ、IPOの夢を見るのは勝手だけどさ。そんな下心ばかりのコンテストは退屈で仕方がない。
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人間はHumanbeingであってHumanDoingではない(時間泥棒社会に抗え) 
Monday, November 18, 2019, 12:12 PM
とても良い内容のブログがあったので、メモ代りに記述しておきます。アンチクリストによるブログです。

時間の節約は悪魔のトリック

HumandoingからHumanbeingへ

Humanbeingへの処方箋


Time is Moneyは時間泥棒(悪魔)の呪縛である



世の中、生産効率性だ、コストパフォーマンスだ、タイムマネージメント(時間管理術)だといった時間当たりで行動を評価することが、良いことだと広く信じられています。

でも、経営者と雇用者とでは、意味、活用方法は180度違います。

支払ってやっている給料分以上稼げ
24時間仕事から頭脳を切り離すな
生活時間までも会社の利益に貢献しろ

すなわち、労働者は生産設備に過ぎないのだから、利益÷時間を常に最大とすべしという知らず知らずの洗脳なのです。

時間の節約(時短)は精神的奴隷へのキラーワードである



このブログタイトル「時間の節約は悪魔の(レ)トリック」とあるように、時間が短縮することは貴方にとっていかにも良いことかのように粉飾された言葉なのです。

行き着く先は、雇用者を競争させて、雇用者の時間をすべて経営者に差し出させること。

また時短を売りにした商売で、消費者が依存して離れなくなる仕組みを作ること。

いうまでもなく、デジタル化だ、自動化だ、ボタンひとつですべて終わらせることがスマート(賢い)生活だと信じている。

それでも貴方は忙しいことを誇り、周りにも忙しさを強要(共有)させる



なんでスマホ持っていないんだと、呆れたように言われることがよくあります。

資料(写真)もすべてスマホで眺める時代に、なんでいちいち口頭で議論したり、今どき写真店で焼き増ししてもらわねばならんのだ?という理屈です。

いるでしょ、携帯電話屋か、GoogleとLINEのセールスマンか!と言いたくなるような人が貴方のまわりにも。

そしていかにも電子器機を操り時間管理に優れていると心底思っているバカがね。

時間までも泥棒されていることに対して、あまりにも無邪気すぎる



利便性の対価としてお金や個人情報が要求されるのは、これは仕方がない。でも、それにさらに時間まで奪われ巨大ITに隷属させられるのはまっぴらです。

新聞や書籍を馬鹿にし、ネットで検索した他人の意見(情報)を自分の知識かのように披露する奴

手で書くこともせず、コピペ(Copy&Paste)で仕事や勉強を終わらせることを恥じない奴

ちょっと考えれば、ホワイトカラーの仕事のほとんどがAI(人工知能)で代替(だいたい)されていくと言われているのに、自ら代替される側にいると思っていないどころが憐れで不憫です。

時代遅れ、老害だとバカにする側こそ底の浅い奴ばかり



スマホスマホと連呼して、お茶くみ女性がいるような職場は淘汰されるよという論調がさも正論かのようにまかり通っています。

50代以上は使い物にならないと、あざわらう40代や30代もよくいます。

ほお、御高説をぶちかますほど豊かな生活をされているのかといえば、スマホで投資情報ばかり眺めている。

ストレスをさらに増やす生き方に邁進する滑稽さ

『華道とは花を美しく活けるにあらず、活けている姿そのものである』



 
人間をHumanDoingとは書かずHuman+beingと書くのはなぜか。このブログにあるように人とは、存在(be)が大切であって決して行為(do)の良し悪しではない。

人間の行為は機械やコンピュータで置き換えることがますます進む時代に突入した、ヒントになるかと思います。

存在することへの価値を認めない社会は時間で束縛された社会です。

30年前に読んでいた星新一や時間泥棒が暗躍する世界を描いたミヒャエル・エンデ「モモ」といった空想小説は現実となっているのです。
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16歳男子高校生が「種」を売る 
Friday, November 15, 2019, 01:33 PM
すごく感心した若者がいます。東洋経済Webの記事です。


16歳男子高校生が「種」を売る何とも壮大な理由
わずか15歳で種苗会社を立ち上げた


15歳という若さで種苗会社を始めた高校生がいる。東京在住の小林宙(そら)氏、現在16歳の高校2年生だ。会社の名前は「鶴頸(かくけい)種苗流通プロモーション」。伝統野菜を主とする種と苗と、農薬・化学肥料不使用の伝統野菜の販売を行っている。

京都名物、千枚漬けの材料になる聖護院かぶら、東京の練馬大根、金沢野菜の金時草、鹿児島の桜島大根、味のよさで知られる山形のだだちゃ豆。最近、食の世界で注目を集める伝統野菜のブランドはもともと、土地の人たちが種を採り受け継いできた在来作物である。ほかにも、全国には多様な在来の野菜や穀物がある。

■幼少期から種と植物に興味があった

一方、私たちが普段スーパーや八百屋で購入するのは、種苗会社が種を管理し販売するF1種と呼ばれる1代限りの交配種だ。農家は毎年、種を買わなければならないが、栽培や収穫が楽なので、昭和後半に多くの産地で在来作物と入れ替わっていった。例えば神奈川県の三浦大根は、1979年の台風20号で大きな被害に見舞われたことをきっかけに、F1種の青首大根が急速に普及し、栽培が衰退した。
&#8195;
F1種に押され、絶滅の危機に瀕する在来作物を守ろうと取り組む人たちは、全国にたくさんいる。それでも、衰退を止められない。もう一刻の猶予もない、と会社を立ち上げたのが小林氏だ。(以下略)


この一代限りに品種改良したF1種という種のおかげで、在来作物が危機に陥っていること。
そして大手種苗会社の寡占によって、地場の種苗店がどんどん廃業しているという現実です。

このままでは日本の在来種は滅んでF1だけになってしまう



そこで15歳でありながら在来種だけ扱う種苗会社を立ち上げたという、目を見張る行動力です。→鶴頸種苗流通プロモーションHP

地方の農家ではなく、田圃がいまやまったくない東京都大田区の住宅地の高校生です。

単一の種だけでは、不作が起これば全滅して大飢饉となったという歴史の事実があります。

さらに地域の食文化と作物は密接な関連があり、それがなくなれば食文化も消えてしまう。

単一平均化した農業は、荒廃や衰退を招くという卓越した見方もしています。

おいおい、ほんとうに16歳なのか!

グローバルなんかクソ喰らえ、地域は地域での生産を優先する



彼、小林宙(そら)氏の考えははっきりしています。たった一人でも種を守るという決心は、私の心を動かします。

これがアントプレナーの真の姿だと思います。

自分が農家なら、彼に1000%賛同します。
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数学という学問への概念を根底から覆す現代の奇書 
Thursday, November 14, 2019, 01:17 PM
 有名な雑誌、学研ムー12月号に拙書の書評が掲載されております。
ムーは創刊40周年目ということで電子書籍でも読めます。ヤフーのプレミアム会員なら雑誌はパソコンで無料で読めます。(昨日知りました)

電子書籍を寝床で読んでいて、あっ!載ってると驚きました。

月刊ムー書評者の星野太朗氏の書評はとても中立で読みやすいです。そして著者の言いたいことをちゃんと押さえていてくれる。
無駄のない書評の見本です。

隠された十字架 江戸の数学者たち 六城雅敦著

数学という学問への概念を根底から覆す現代の奇書

(省略)
最終章では
 (略) 著者の数学愛が炸裂し奔出する凄まじい展開が展開が待ち受けていて、唖然とする。
(中略)
最後に提示される「数学世界の俯瞰図」はまさに圧巻。数学という学問に対する概念を根底から覆す、現代の奇書ともいうべき必読書である。


ムーで簡潔な書評と、私が熱を込めた最終章にも言及していただいた星野太朗氏に感謝します。

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ソフトバンクのyahooと韓国LINEの合併を画策したのは誰だ 
Thursday, November 14, 2019, 10:23 AM
ヤフーとLINEの統合が新聞一面にあります。昨年にLINEモバイルにソフトバンクが51%出資しています。
ですから、ヤフーとLINEモバイルが統合されるのは時間の問題でした。

ところが、LINE PayはLINEの親会社NEVER(韓国のインターネットサービス最大手)100%なので、ソフトバンクのPayPayとLINE Payは敵対関係です。

キャッシュレスサービスの消耗戦でSoftbankとNEVERが手打ちに動いたという見方を記事では示しています。

Google、Amazon、FaceBook、Apple(GAFA)に追いつき、日本国内ではネットショッピングのトップ楽天(3.7兆円)、アマゾンジャパン(2.7兆円)への追随に布石とするためとあります。

LINE自体は馴染みがあっても、キャッシュレスサービスは実際のところ普及しているのでしょうか?

一度だけコンビニでスマホをかざしているのを見たことがありますが、それっきりです。

コンビニでの買物はプラスチックカードの交通系カードが一番楽です。どうしてもスマホというずぼらな方はキャッシュカード機能もついたアプリもあります。このスマホ決済ではアップルiphoneが頭一つ飛び抜けています。寄せ集めのAndroid系は操作が難しすぎてダメでしょう。

クレジットカード、デヴィッドカードがすでにあるのに、何で今ごろキャッシュレスと大騒ぎしているのか不思議に思いませんか?

クレジットカード、デヴィッドカードは利用者にとっては便利でも、店舗側にとっては大きな負担です。
3〜5%もの手数料が差し引かれ、カード読み取り装置の費用(もしくは決済会社への契約)も毎月負担しなくてはなりません。

薄利商売ではとても大きな負担なので、カード払いは嫌われているのです。
クレジットカードの手数料がこれほど高いのは、日本だけです。海外ではせいぜい1%です。

さらにクレジットカードは日本の大手銀行の収益ともなっています。銀行系クレジットカードを利用すれば、その一部はカード会社(VISAやMasterなど)から銀行にも2%ほど支払われる。

口座開設時に頼んでいないのに、銀行のカードにVISAやMasterのマークが付いていました。使ったことがなかったら、ご丁寧に「貴方は一度も利用していないのでクレジット機能は停止します」という文言と共に、すっぴんのカードが送りつけられてきました。

日本の銀行はサービス最低、料金バカ高の呆れた存在だ



海外の銀行と比べたら、すべて劣ってます。送金(振込)ひとつとってもなんでこんなに高いんだと嘆きたくなります。

日本の銀行はどこもぬるま湯に使った蛙です。

マイナス金利だから、預金者からは保管料を取ろうという案も平然と口にするようになりました。

中国の銀聯カード(Union Pay)の方がよほど使えるかもしれない。中国旅行ではカード決済しかしない店も多いので、このカードは必須なんだそうです。

中国の銀行は大手町にいくつも支店がありますから、別に中国に行かなくても口座を開設してカードを発行してもらえます。

預金者から銭を獲ることしか考えない日本の銀行など利用価値無し



私が資産家ならお金は分散させておくでしょうね。日本の銀行では、何行もわけて預けてもリスク分散にはなりませんから。

運用面、リスク分散の面でもアメリカと中国双方にも預けておくべきじゃないかな。

べつにスイス銀行(そんな銀行はない)に預けるまでもなく、ちゃんと合法的に国内で預金すればいいわけ。

YahooとLINEの統合はみずほ銀行の存在も無視できないだろう



YahooとLINEの合併のニュースですぐに感じたのは「みずほ銀行が合併を強く推奨したのでは・・・」という思いです。

急速に経済が悪くなる韓国はこの先どのようになるかは想像できません。現在でも内乱状態の一歩手前。

こんなヤベー国に貸し付けている銀行では、みずほぐらいなのだとか。サムスンなど韓国企業へ2兆円近い額を融資しています。

欧米の保険会社、邦銀がつぎつぎ撤退しているのに、みずほは逆にその穴埋めで融資額を増やしている。

文政権なら邦銀の貸し付けは棒引きすることも厭わない



みずほの貸付状況には日本の金融当局も注目しているという記事を読んだことがあります。

GSOMIAの破棄とみずほの焦げ付きを心配する声もネットでは見かけるようになりました。

YahooとLINEの合併はみずほ銀行の撤退戦のように見えるのです。
そしてキャッシュレスサービスはますます混迷する消耗戦となってゆくという予感です。

Facebookに続いて、GoogleやAmazon、さらに中国企業もキャッシュレスサービスに参戦するのは時間の問題です。

ドメスティックなYahoo JapanとLINEに勝機はあるかと、ひややかに見ています。NTTの逆襲があるかもしれないので、動向は興味深い。

みずほ銀行自体はキャッシュレスにも対応できないダメ銀行で、ソフトバンク系企業の財布がわりになっているんだなということ。

どっちも大嫌いなので、応援などしません。
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デタラメな人為的地球温暖化論を信じ込むな 
Wednesday, November 13, 2019, 12:11 PM
台風被害が1ヶ月過ぎたので、各地の現状があらためて報道されています。

そして台風被害は温暖化によってもたらしたものだと信じている方が案外います。

「最近の天候はおかしいね」とか、「最近の台風は強力だ」とかに続いて、「やっぱり地球温暖化の影響だよね」という結論で適当な相槌を打って、時候の挨拶がわりの会話をよくされます。
身近にも、こんな会話をする方がいるでしょ。

なんでも地球温暖化に結びつけて、熱暑・大雨・暖冬・不作は温暖化しているから仕方ないよという無意味な会話です。

まぐまぐ!ニュースにこんな記事がありました。
池田教授の憂鬱。人為的地球温暖化という似非科学を信じる日本人
国内2019.11.11 163 by 池田清彦『池田清彦のやせ我慢日記』

(抜粋はじめ)
日本人の大半は真面目で素直でお人好しなので(まあ馬鹿ともいうが)、マスコミ(朝日新聞とNHKが特に酷い。なんの利権があるのかしら)が吹聴する、人為的地球温暖化という新興宗教にコロリと騙されてしまっているようだ。それで、CO2削減という錦の御旗を掲げるハゲタカ企業に、税金のみならず、自分のお金も、思考能力もむしり取られているわけだ。


反対意見を全く報道せず、証拠も示さないマスコミ



マスコミは、最近、台風の勢力が強くなり、数も多くなり、被害も甚大になったのは、温暖化のせいだと、何のエビデンスもなく、垂れ流しているが、そもそも、台風の数はこの半世紀を通じて微減傾向にあるし、勢力も1950年代や60年代の方が強かった。そういうことをTwitterに書くと、居丈高にエビデンスを見せろという人がいるが、気象庁のサイトで公開されているのだから自分で調べればいいのにね。そういう人に限って自説のエビデンスを示したことはない。

自分の主張はマスコミや日本政府のお墨付きがあるので、エビデンスは示す必要がなく、反対する人だけがエビデンスを示さなければいけないという考えは不思議だが、もしかしたら、地球温暖化は弱い立場の人や野生動物を苦しめるので、地球温暖化を憂慮する人は弱者の味方の正義の人であり、懐疑的な人は地球環境より金もうけの方が大事な悪の権化であるといった、悪しき考えを、小学生の頃から刷り込まれているので、人為的地球温暖化に反対する人は無条件でバッシングしていいと思っているのかもしれない。太平洋戦争中の鬼畜米英と同じで、子供を洗脳するのは簡単だからね。

マスコミは事あるごとに温暖化のせいで、「ツバルが沈む」、「シロクマが絶滅する」、「夏には北極海の氷が全部溶ける」といった話を垂れ流しているので、善良な人々は、「可哀そうに」あるいは「大変だ、これから地球はどうなるのだろう」と思い込んでしまうのかもしれないが、ここ20年以上ツバルの海水準はほぼ横ばいであるし、シロクマの頭数はここ10年くらいの間に30%ほど増加したし、夏に北極の氷が溶けてなくなる気配はない。マスコミは危機を煽る科学者の声だけを取り上げて、反対意見の科学者の声をほとんど全く無視しているので、多くの人が人為的地球温暖化を真実だと信じるのも無理はない。
(抜粋終り)


まったくその通りでございます。
温暖化を叫べば環境利権団体は金を得る、政府も対策名目で税金も上げられる、正義は糾弾する側にあると人為的温暖論者は権威者としてガッポガッポお金を稼ぐネタとなる。

一方で、地球温暖化に懐疑を示す学者は、マスメディアに無視され、あげくは人為的温暖化論の権威からは口封じのためのスラップ訴訟(嫌がらせ訴訟)をされる始末です。正論が無視されてずっと冷や飯を喰わされます。

驚くことに、二酸化炭素の排出の影響で産業革命から気温が上昇しているという有名なグラフ(ホッケースティックグラフ)の元データはないんだそうです。つまり根拠もなく作成者の捏造だったというわけ。

左寄りのアジテーター(煽り役)、電波芸者というか電波幇間(太鼓持ち)の武田邦彦はさっさと温暖化の影響は少ないと、180度変節してます。自分は、こいがは大嫌い。

アメリカでは人為的温暖化論という似非(エセ)科学を糾弾する本がベストセラーとなっています。10年前に我々も同じ主旨で書いているのですけどもね・・・


検索キーワード:温暖化:

アメリカにとっての日本はあくまでも都合の良い女
温暖化の仕組みはいまだ解明されていない
サハリン経由のパイプライン施設は双方利益のある経済協力である
エントロピーという物理概念で解くアジア
エルンスト・マッハ実証主義を貫く姿勢こそ真の科学者なのですが記事がよくない
クルーグマンのコラムに登場するコーク兄弟ってなんだ?
物理学者が解き明かす重大事件の真相 下條竜夫 ビジネス社
笑気ガス・・・!?麻酔ガスで遊ぶならディーゼル車の排ガスをどうぞ
天然ガス網が出来上がると日本の防災能力は向上する
ウクライナは米露の原発建設重要地点となった。そしてアルゴアが登場
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創業者も逃げ出したUber 
Tuesday, November 12, 2019, 02:40 PM


●配車サービス大手、米ウーバー・テクノロジーズの共同創業者トラビス・カラニック氏は先週、保有するウーバー株の約20%を手放した。
同社の取締役を務めるカラニック氏(43)は、信託の形で保有していた2030万株を売却した。
これは5億4700万ドル(約600億円)に相当する。8日の当局届け出で明らかになった。
ブルームバーグ 11月12日


ソフトバンク(孫正義)のビジョンファンドが8600億円(16.3%)出資する配車アプリのウーバーはIPOから株価はずっと下がったまま。
創業者の株式売却でとうとう半値にまでなりました。8日の2ドル近い下げは、この創業者の2000万株の売却だったわけですね。

詳しくは知りませんが、セクハラや創業者たちの辞任退社とゴシップの絶えない会社です。そしてとうとう問題の多いCEOカラニックという人物も株を手放したということ。

配車サービスに賭けるソフトバンクの目論見は、今のところは大外れです。
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無線から再び有線の時代へ(インフラ企業の反撃が始まった) 
Tuesday, November 12, 2019, 11:37 AM
NTTが電力事業への参入というニュースがあります。これは聞いた話ですが、東京電力にとってJRに次ぐの最大顧客であるそうです。
この2社で発電量の半分近くを消費するということ。電車を動かすにも、交換機やデータセンターを稼動させるためも電力がいる。
さらに東電はガス会社にとっては最大顧客ですが、自家消費のため、ガスの輸入会社でもある。

そのため電力・ガスの自由化で東電もガスを、東ガスも電力を販売することが出来るようになりました。

そこに通信の雄NTTも電力小売に算入してきたということ。
東電とNTTは電柱(または電信柱)を保有してます。

たしか20年前には東電も電柱に電信線を張り、ADSLやPHSに参入していましたっけ。今は電力計のスマートメーター化でNTTと協業状況です。

今度はNTTが電信柱に電線を引っ張れば良いわけで、実現への問題は少ない。

発電と通信とガス、上下水道はいずれ統合してゆく



コンピュータ社会では交流よりも直流の方が効率がよいということも、直流によるNTTの電力網には有利でしょう。

家電品は今はほとんど内部では直流なんじゃないでしょうか。

一昔は東日本と西日本では、扇風機やクーラー、蛍光灯、冷蔵庫、洗濯機は地域の周波数(50Hz、60Hz)で買い換えねばならなかったけど、今はそんなことないでしょ。(あるのかな・・・)
ファンヒーターが使えなかったような記憶があります。もっとも都市ガスの種類が違うので使えなかったのかもしれません。

24VのDC(直流)直接供給してくれれば、テレビやラジオ、コンピュータなどでは邪魔なAC/DCアダプターを使わずに済みます。またスマホなども直接コンセントで充電できるようになります。家庭へ直流での供給はメリットばかりです。

また直流だと、バッテリー(蓄電池)に充電するのも簡素になります。交流を直流に変換するのは発熱などでのロスが大きい。
太陽電池が普及しないのは、そういう変換装置が高価であり故障も多いからでしょう。

電動自動車よりも蓄電事業の方が将来性がある



NTTにとっては遊休スペースの活用に繋がりますし、電力の地産地消となれば、遠距離から鉄塔による送電線もいらない。
となれば人口が減少するための電力網整備ができない過疎地には大きなメリットです。

どんな辺鄙なところにもNTTの支局(電話交換機設備)があります。台風19号で千葉の房総地区では長期の停電となりましたが、電力供給が二重化されていればこのような事態にはならなかった。

余談ですが、自衛隊基地周辺の市街地は停電しなかったそうです。なぜなら自衛隊基地周辺はすでに電力網は二重、三重で優先的に供給されているからなんだとか。

あとはガスと水道事業がどう反撃にでるかを予想



ガスは民間会社ですが、上下水道は自治体です。人口減少地域にとって老朽化する配管の保守が問題となっています。
どちらも地面を掘らねばならず、ガス工事の数日後にはまた同じ所を掘り返すという馬鹿げたことをやってます。

どうせ掘るなら共同溝にして全部地面に埋めてしまえば、アスファルトをつぎはぎだらけにしなくてもいいのにと、いつも思っています。

ガス、水道もたいしてやっていることは違わないのですから、たぶん将来的には一本化してゆくでしょう。
下水道管に通信や電力線を通す試みもあるようですし、新宿や横浜ではすでに地中化されています。

温水も通っており、新宿の高層ビルはぜんぶ地下では繋がっています。

インフラ企業が日本の成長セクターになる可能性を秘めていることを感じさせるニュースです。

NTTの電力事業

【日経新聞1面】NTTが独自電力網整備など電力事業を拡大展開
2019/11/12 7:53 FISCO

NTTが独自電力網整備など電力事業を拡大展開

NTTが独自電力網、6000億円投資、災害時に供給も

NTT<9432>は独自の電力網の整備に乗り出す。2020年度から、全国約7300カ所ある自社ビルを活用し、蓄電池に貯めた電力を病院や工場などに供給する。自社の電源も整備し停電時のバックアップの需要を取り込む。一連の投資額は6000億円規模になる見通し。日本で電力大手以外が自前で電力網を整備する動きは珍しく、大手が独占していた配電網に風穴が開くことになる。

電力自由化で参入した小売事業者は電力を市場から調達し、電力大手の電線を通じ消費者に届けてきた。電力会社とは別系統の電力網ができると、災害時の停電リスクを分散できる。再生可能エネルギーを供給するための送配電網の空き容量不足の改善に繋がる可能性もある。NTTの電力事業は3000億円規模の売上高があり、25年度に倍にする計画。

NTTは全国約7300の電話局などから、近隣の需要家まで自前の配電網を敷設する。電力ロスが少ない直流の配電網で、電力大手の既存の送配電網に比べ効率が5〜10%良くなる見通し。固定電話の利用減で生まれたビルの空きスペースに再生エネの受け皿となる蓄電池を順次配備し、25年度までに120万kWhの容量を確保する。電力大手と契約する近隣の病院や工場などが停電した際、NTTが蓄電池で貯めた電力を供給する。

自社ビルの周辺などに太陽光、風力、バイオマスといった再生エネの自立型電源も整備する。外部からの電源の調達と合わせ、25年度に計450万キロワットを外部に供給できる体制にする。30年までに1万台規模の社用車を全てEVに変え、自社ビルで充電し、停電が起きた際にはEVを移動する蓄電池と位置づけ近隣に電力を届ける。

NTTは一連の事業に25年度までに毎年1000億円規模を投じる計画で、電力事業に関心を持つ他社との共同事業も検討する。NTTの配電網の投資は、既存の送電線の容量不足の対策にもなる。東日本の送電線の5〜8割が空き容量不足で再生エネが接続し難くなっている。NTTの配電網を活用すれば、発電した地域で電力を消費する「地産地消」が容易になる。

NTTが独自の送配電網と電力貯蔵用蓄電池の整備に乗り出し、25年度までに毎年1000億円、合計6000億円の投資を行うことの恩恵は大きい。災害時での電力供給に役立ち、他の電力小売業者の電力供給を支援することにもなり、大規模投資は電線会社、電気工事会社へのメリット、そして何よりも蓄電池事業を本格化させることに大きく貢献しそうだ。

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