自分で人生を制御できない怖さ (大塚家具騒動に思う) 
Saturday, March 28, 2015, 12:12 PM
3/28 曇 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

大塚家具で革新を進める娘がプロキシファイトに勝ちました。経営を巡って新旧の対立というのは珍しくもないのですが、どちらも有能な経営者であるという点から耳目を集めてきました。

娘さんたいしたもんだ、ぐらいの感想しかないのですけども、そこの社員は厳しい状況だろうなあと同情します。

大なり小なり組織で働いたことがあれば、どちらの勢力に就くかという二者択一の状況になることは必ずあるでしょう。

まさに「課長 島耕作」のリアル世界(笑)

冗談ではなく、じっさいにサラリーマン時代にヨイショだけで取り立てられていた上司がいました。社内のラインというものは部外者が思うほど馬鹿にはできません。一生を決める大決断。

まあそのラインのトップが崩れたら一蓮托生で冷や飯を喰うのも会社員のありふれた物語ですから、それはそれで”自己責任”ってやつです。

可哀想だと思うのは、部課長の派閥に自動的に組み入れられているグループ(部署や課)の平社員達です。

たとえば会長派/社長派と分かれていて、部長や課長が会長派であればその配下も自動的に会長派とみなされてしまうでしょう。

左遷で頭が飛ばされて部署も解体されていくでしょう。もしくは社長派の人間が送り込まれて締め付けられながら仕事をするハメになっていく・・・ああ可哀想。

大企業や老舗企業、そして天下り先の子会社などでは顕著じゃないでしょうか。

私は銀行の子会社に勤めたことがありますが、頭取クラスが数年毎にどんどん天下ってくる(笑)その度に部長あたりがアヒルの群れのように付き従ってイエスマンとなっていきます。下っ端から見れば滑稽ですが、神の声のように部下へ下達(かたつ)していきます。

経営方針が分かれるとより一層部長当たりの管理職はおべんちゃらに勤しむという風景がよくみられました。仕事よりも社内ゴルフ最優先ってな感じ。

それに付き合う下っ端も上司の方針に批判するとまあ昇進は遅れるし、どうでもいいような理由での異動(左遷)が待ってますね。

口答えしただけで飛ばされた奴知ってますから・・・って私です(笑)

大会社ってところは自分のやるべき仕事を極める場所ではないです、それは相当年月をかけて(運良く)偉くなってからですね。

大なり小なり会社員は自分の人生をコントロールできない



運を天に任すという生き方もそれはそれでよいでしょうけど、あみだくじみたいなものと言ったら言い過ぎかな。

少なくとも大塚家具の会長派は追い出されるか、閑職に追いやられるでしょう。それに引きずられて下っ端も冷や飯を喰わされていくでしょう。

サラリーマンで一度ミソがついたら拭うことは不可能



古参社員を新たに思想改造するよりも、新入社員を教育して手なずけていく方が簡単です。大組織というものは残酷なものです。

ドイツLCC・ジャーマンウィングスの副機長が故意に墜落させたという疑いが報じられています。

新橋で航空会社に勤務する友人と呑んだ際にちょっろっとこぼしてました。

人のうらやむ航空会社でも内情は病んでる(鬱病)奴いっぱいやで〜

「UNCONTROL!(制御不能)」はせめて地上にいるときだけにしてもらいたいです。
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一票の”格差”が半世紀以上も放置されつづけているわけ 
Friday, March 27, 2015, 01:48 PM
3/27 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

昨年衆議院選での一票の価値に対する判決が福岡高裁と大阪高裁であったという記事を読みました。

その各判決では、人口が少ない地方の議席配分を手厚くするため各都道府県にまず一票を割り振る「1人別枠方式」などへの評価が分かれた。


ここで一票の価値が平等に反するという考えと、一時的にでも都市部と地方の倍率が二倍未満になったのであるから憲法が求める投票価値の平等に反していたとは認められないと判決が分かれています。

人口の少ない地方はマイノリティーなのだから容認するという大阪高裁の合憲という判決は、その基準を示して欲しいものです。

行政区、つまり面積あたりで議員数が割り振られているから格差はあって当然といった感覚が行政側にも政治家側にもあるのでしょう。都道府県単位での中央集権制維持のためにやむなしなのでしょうか。

当時住んでいた区へある件(道路の活用策)で陳情団に加わって、区長と区役所の課長へ談判をしたことがあります。
区民からの陳情ですから一応区長は出てきますが、役所では形通りの問答がアリバイ的に行われたに過ぎません。
結局は区の管轄外だとか区議会での予算承認だとかもろもろの話で終わってしまいました。

そんな経緯を10年ほど前に総務省の課長級の人と雑談をした記憶が甦ります。

総務省の役人さん曰く「区役所なんて省庁の出先機関でしかないから、住民による提案の実現は皆無だね」と言われてました。

自治体というものは基本的には上(霞ヶ関)から落ちてくる指示を順当にこなすことが求められるだけで、市井の要求を訊く場所ではないのだよと教えてくれました。だから区議レベルに陳情したところで票に結びつかない小規模(数人程度)ならば役人にいなされてお仕舞いになってしまうのです。

すなわち国会議員=官庁から落ちてこないと地方自治体はまともに取り扱わないということです。

政治家を動かしているのはそれぞれ省庁の高級官僚であることは誰もがわかっていることですが、それが都政、区政にまで影響していることを初めて実感しました。

もう一度繰り返すと

国会議員=霞ヶ関→都道府県議員=知事・地方自治体→市区町村議員=市区町村職員

このような上から下への伝達のヒエラルキーとなっています。
下から上という経路はない。

つまりは国会議員とは省庁からの伝令経路の一つでしかないと言外に臭わせてくれました。(べつにはっきり言ったわけではないです)

そういう仮定で日本の国会議員定数が決められているのであれば、いつまでも一票の価値など平等になるわけがない。

人口比で議員数が決まってしまうと、人口の少ない県は中央からの支配力が落ちてしまう(逆に言えば地方の発言力が弱くなってしまう)という多数決主義は問題を抱えているわけです。

中央集権制下では一票の価値に格差があって当然(と政府は認識)



それを建前で1人1人平等だと日本国憲法で定めたために自己矛盾が起きているのが、この一票の格差訴訟です。

中央省庁による(国会議員を通じての)統制のため、この格差(である一票の不平等)を否定することはできない。

私が日本国憲法の改正論に賛成なのは、建前ばかりで固められているという一点です。

そして突き詰めればその根源はマルチン・ルターが16世紀に提唱した平等主義なのです。この平等主義はフランス革命を起こし、リベラル(その本質は楽天主義:天の采配にすべて任せる)という思想がプロテスタントに定着していきます。

法の下の美辞麗句で固めた憲法は有害無益なだけだ


と過激なことを言ってみます。

さらに過激なことを付け加えれば

人間の価値なんて減価していってしまうもの



生物学的には労働力・繁殖力(笑)が盛んな若者と枯れきった年寄が同じ価値なわけはないのです。

鶏は卵を産まなくなったら廃鶏と言って廃棄物(つまりゴミ)として殺処分され、ドッグフードぐらいにしかならないのです。ファストフードや弁当屋用のチキンナゲットぐらいにはなっているかもしれませんけど。

本来は60代あたりから一票の価値を減価させていって80歳あたりからは1/10、90歳以上はほぼゼロといった具合に低減するべきなのです。

生きているだけで人間には平等だという<500年前!の>理想主義を憲法で金科玉条にしているから、カクサカクサと騒ぐことになるのです。

格差問題とは、ありもしない<平等という>権利の存在命題なのです

人権思想(Human Rights)というのはパラドックスを含んだ歪んだ思想です。(「余剰の時代」副島隆彦 ベスト新書)

完全な平等なんてない!年齢・性差・地域に差があって当たり前!平等にしろという権利は元々無い!

こんなことを言ってしまえば、すべての格差問題など雲散霧消してしまうのですがね。

マルチン・ルターの垂れ流した毒(過激平等主義)で苦しんでいるのが、先進国共通の隠れた問題なのです。

アメリカの黒人暴動、ヨーロッパの過激主義すべては不平等だという不満が根源です。

もちろん日本でも権力に対する不満分子は戦国時代以前から存在しています。そこで覇者達は豪族のみならず寺社や商人まで幅広く懐柔して権力を維持拡大していきます。特に織田信長は商業を寺社の許認可から切り離した(楽市楽座)ことで勢力を拡大していきます。
身分が低いとされてきた商人の不満を解消させたわけです。

「権利がある/なし」というのは政治権力掌握のための道具であったのです。(普通参政権の成り立ちを見れば権力闘争の一手段であることがわかるでしょう)

平等主義が行きすぎると大多数に不利益なことばかりです


一票の格差問題は解決しなくてはならないとは思いますが、その解決策は決して公平ではないはずです。私は法の原理・原則はちゃんと守って欲しいという一点だけです。建前だらけで不完全であってもそのように憲法に明記されているからです。

それを判事がねじ曲げていることに絶望を覚えるのです。

検索キーワード:平等主義:

「余剰の時代」を生きのびるにはリバータリアニズムを根付かせるしかない
歪んだ平等主義は新たな問題をはらむだけ。勘当制度を復活させるべき

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ゲノム編集ってなんだ? 
Thursday, March 26, 2015, 12:16 PM
3/26 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル



なんかよく目に付いてもよく知らない言葉があります。”ゲノム編集”もそのひとつでしょう。

放射能に関しては”ベクレル”や”シーベルト”といった単位や”セシウム”という元素名などが挙げられるでしょう。

福島原発の地下水が何万兆ベクレル汚染されたなどと報道されたら、とんでもない数字のように感じるでしょう。ニュースを読むアナウンサーでさえチンプンカンプンです。

一秒間に崩壊する原子核の数が一ベクレルです。
それじゃあ目の前のコップの水のH2O分子ははたしていくつでしょうか。おそらく兆とか京という単位では足らない数です。桁数が20とか30ぐらいになるかもしれません。(適当です)

分母から言えば取るに足らない微量です。濃度の単位にppm(質量比で百万分の一)というものがありますが、そんな既存単位では大きすぎるからです。つまり話にならないほど極微量ということ。

またセシウムという元素名がでてきますが、別にこの元素に毒性があるわけでもなく、自然界にはほとんど存在しない同位体を、原子炉や核実験での汚染度合いのマーカーとして国際機関が指定しているだけですから。

だからセシウムを除去ウンヌンと訴えている地権者や政治家がいるのをみると、セシウムについて何を知っているのだろうと思ってしまいます。バケツの水の中に色々な絵の具を混ぜてぶちまけた後に黄色だけ拭き取れと言っているようなもの。

だから知ったつもりでインターネットやテレビラジオの報道で使われている言葉には、嫌悪感を抱いています。知らない言葉で煙に巻かれているような不快な気分になるからです。

ちょうどIT屋がカタカナ言葉の連発で客を不愉快にしているようなものです。(私もかつてはIT土方でしたけど、語彙のひどさには辟易です)

新聞に”ゲノム編集”の解説があったので読んでみると、つい最近になって”編集”できるようになったということを知りました。

遺伝子情報をコピペできるようになったということ



コピペ(コピー&ペースト)という言葉も20年前はほんの一部のギーク(オタク)用語だったのですけどね(笑)

これまでの遺伝子操作とはウイルスなどで感染させて細胞核に遺伝子の断片を放り込んで、後は祈るだけといった作業だったそうです。だから人海戦術で膨大な試験体を抱えることが勝負の鍵のように思われてきました。

かつては遺伝子情報はアミノ酸の配列を調べるだけでも何十年もかかると言われていましたが、分析技術とハードウェアの進化で人間でさえも大部分の配列はわかってしまったのです。

となると文章を編集するように、遺伝子配列を”編集”できるようになったということです。

光るインフルエンザウィルスを東京大学の研究グループが作成に成功したそうです。

これからは遺伝子編集っていう仕事が職種になるかもしれません。かつてはプログラマー/SEって専門家ぽかったですけど希少性もなく、いまではブラックの筆頭ですw
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ドローン(無人機)と無人運転の時代はすぐそこ 
Wednesday, March 25, 2015, 01:11 PM
3/25 晴 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル

天気がよいので、セーターを洗いました。冬物はどんどん仕舞っていきます。

新聞の経済面では自動運転に関して各社がしのぎを削っている様子が紹介されています。拠点はやはりアメリカシリコンバレーのサンノゼです。日産がけっこう進んでいて高速道路に限れば問題がないレベルなのだとか。
5年ほど前に日産関係者から聞いたら、自動ブレーキに関してはいつ搭載しても問題ないのだが、PL法(製造者責任)といった法令のくくりで怖くて他社の様子見と言っていました。

数年前にボルボが搭載に踏み切ったら一斉に各社自動ブレーキ機能を搭載したことは、こういう背景があるのです。
ですから自動運転に関しても、自動車専用道においては実用化は目前と思えます。

各社が慎重なのは、先陣を切ると万一事故でやり玉に挙げられるのを危惧しているからで、ここでも法律が現実に対応していないことが足かせとなっています。

来年、再来年にかけて高速道路での自動運転を可能にする予定を多くの自動車メーカーは発表しています。
日産が露払い役で小型電気自動車を出すでしょう。その後は大挙して参入してくるでしょう。

日産車といっても自動運転技術はNASA出身者によるものだそうです。

一方ではGoogle(=CIA)とアメリカ国防総省国防高等研究計画局(DARPA:Defense Advanced Research Projects Agency)も自動運転の実用化をすすめています。

本日ヘリコプター搭載護衛艦(昔で言う巡洋艦)「いずも」(248m、19500t)が横須賀で就航しました。
ヘリコプターが離発着できるのならば、F35だって離発着できるだろうと中国や左翼が騒いでいますが、理屈を言えば甲板が広い船ならばなんでも離発着できる空母になっちゃうわけで、馬鹿な話です。F35はまだ試作段階です。強いて言えばオスプレイだって載せられますが、近海防衛ならばヘリコプターと無人機が運用の主になるでしょう。

いまでは地球の裏側から攻撃できる時代です。軍艦は今では浮かぶ兵器庫であればよいわけです。

海上自衛隊の技官の方に聞いたのですが、最新艦は鉄板が薄いんだそうです。戦艦大和の時代は防御のために30cmぐらいある鉄板を使っていたそうですが、軍艦といっても特別に厚い鉄板ではないそうです。

むしろ商業船ではないので、薄く軽量化されているのだとか。船の耐用年数は主動機(エンジン)下の鉄板厚さで決まってしまうそうで、民間船は船底を頑丈にぶ厚くつくるのです。ここが痩せたり強度が落ちたら直せない箇所だからです。
ところが軍艦は就航期間が決まっているので過剰な強度はいらないのです。

あと5年もすれば自動車の自動運転機能はあたりまえになります。

もう空母の時代ではなく、もっと小さな艦艇だけで十分な能力を有する時代です。もっとも艦艇だってやがて自動運行になるかもしれません。

一方で鉄道なんかは無人運転がもっと進んでもいいものなのに、モノレールなど小規模な路線でしか実用化されていません。
貨物輸送あたりから始めればいいのにと思うのですが、トラック輸送との競合でそれどころではないのでしょう。
トラックの自動運転の方がどうやら先になりそうです。

運転手やパイロットなんて職業は無くなっていくのでしょうか。べつに構わないけど。
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上野東京ラインで宇都宮へ 
Tuesday, March 24, 2015, 02:09 PM
3/24 晴 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル



一昨日は栃木県宇都宮市に行ってみました。
上野駅からは何も考えずに東北本線(宇都宮線)に乗れば1時間ちょっとで宇都宮に着きます。
上越方面に向う高崎線やいわきへ向かう常磐線とは別ホームですから、上野ではまず間違うことはないです。
東海道線の国府津から始発に乗った知人は宇都宮行き、乗り換え無しだったのでたいへんありがたいと絶賛していました。

それでも東海道線から直通になったことで、東海道線の大半の利用者はだいぶ混乱しているようです。なんたって行き先案内が籠原だとか黒磯だとか取手だけなら、どの路線(高崎線・東北本線・常磐線)なのかはとっさにはわからないでしょう。

上野東京ライン開通で東海道線の乗客はみんなドキドキ



それまでは何も考えずに「東京行き」か、どこどこ止だけ確認しておけばよかったのですから。
宇都宮駅集合に遅れる人がいました。案の定、高崎線方面行に乗ってしまい大宮を過ぎたあたりで通過駅が東北線ではないことで乗り間違いに気づいたのだとか。

東京育ちでも気を抜くと間違う



また品川から乗った人は、ホームの混み具合に驚いていました。いままでは東海道線の品川駅上りホームには乗客はいままではいませんからね。

なによりも東海道線のラッシュ時の上り線は混み具合がますますひどくなったそうです。乗り入れで連結される車両の数が減ったからです。

そんな不満も一部あるそうですが、埼玉・栃木・茨城方面の方々には神奈川方面が直通で行けることは便利です。

北関東ははっきり言って寂れてます(笑)
この路線が起爆剤になってほしいです。(私は北関東の廃れ具合がけっこう気に入っています)
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ヤマギシ会はまだ存続していた、しかも・・・ 
Monday, March 23, 2015, 05:05 PM
3/23 晴 10時 浅草での空間線量は17ベクレル/立法メートル

宗教学者の島田裕巳の記事を読んで驚きました。
http://agora-web.jp/archives/1519621.html

ヤマギシ会(ヤマギシズム)はオウム真理教が社会問題になる前から何かと注目を集めていた自給自足活動です。
昭和の末期には統一協会といったカルトが問題視されて、同列のように報道されていたのでなんとなく名前だけは知っています。
会員の子供を学校へ通わせないなど排他性が問題視されていました。
オウムが弁護士殺害やサリン事件を引き起こして、平成になるとヤマギシ会は忘れ去られていきます。

島田裕巳氏の記事を読んで、まだ規模は最盛期の半分になったものの今だ健在であることを知りました。しかも39箇所の共同体「実顕地」では二箇所が

農業組合法人ランキングで全国1位2位の実績を掲げている



収穫物は朝市やネット通販で買えるのだとか・・・

いつのまにかずいぶん開かれた団体になっていたとは知りませんでした。

80歳になると作業から解放されて別グループに移ることになるそうです。島田氏は”悠々自適”と評していますが、それは眉唾なので私は書き加えません。島田氏は元会員です。

設立経緯が共産主義運動によるものですし、最盛期に活動家崩れが大挙して加わったという組織的な危うさがあったのは事実です。

創立から60年も経っているということは設立メンバーは70〜80代でしょう。
組織を60年も維持していることはすごいことです。

amazonの書評を読むと、カルト集団として断罪している論調です。

私はヤマギシ会のような集合体が発生することは自然だと思っています。理想を追い求めると同調する者同士が固まっていくからです。しかしそれが最大の弱点です。

副島隆彦が最新刊「余剰の時代」の文中で「理想を追い求めるな」と発言しているのは、ご自身が元”左翼崩れ”で学生運動家の顛末を知っているからです。

多くは挫折や”転向”してしまいました。

ヤマギシズムという”人のつながりの原始回帰運動”は広くは受け容れられないでしょうが、ヤマギシ会のような共同体主義(コミュニタリアニズム)が潜在的に拡がりを持つかもしれません。なんたって歴史は繰り返します。

ヨーロッパで若者がイスラム国(ISIL)に同調していくのは、そういう宗教的な憧憬があるからと見ています。

共同体主義と原理主義の強い宗教はとっても相性がよい。ついでに言えば大企業の組織は擬似的な共同体思想です。(トヨタなんてトヨタ教と陰口を叩かれているぐらいです)

私はリバータリアンなのでどちらも大嫌いです(笑)
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恵まれていても何一つ恵まれてませんし、恵まれていなくても実は恵まれてます 
Saturday, March 21, 2015, 07:07 PM
3/21 晴 10時 浅草での空間線量は17ベクレル/立法メートル

「格差」とは今年の流行語大賞でしょうか。新聞開いてもニュースを観てもカクサ、カクサです。

ところで格差ってなんなのだ?そもそも悪い言葉なのだろうか。

はっきり言っちゃって、お母ちゃんからおぎゃあと産まれてきたときから格差があるわけです。
弟妹ならば全部お下がりで済まされるし、金持ちの家を選んで生まれるわけにはいかない。
田舎で育つか都会で育つかなんてことも自分では選ぶことはできません。

このような生まれの運・不運を格差と呼ぶのか?

東京都心エリアでも都市ガスが通っていない地区があります。荒川や江戸川の河原近くに建っている家はプロパンのところもけっこうあります。さらに下水がない浄化槽の所も散見されます。
そういうところはたいては元々”いわく付き”の土地柄です。昔から洪水で流されるところや、代々畑だったところや埋立地だったような所です。
糞ガキが起こした殺人事件の舞台も川崎の多摩川河口寄りの地域です。元は工場労働者が多く住む地区だったのに、いつのまにかスラム化した地区になってしまった。
えてしてまっとうな感覚ならそんなとこに住みたいとは思わないところ。

これを地域格差と呼ぶのか?

もっと続けると、東京のJRや私鉄の路線の乗客を観察すると、大まかには西と東で全然違います。衣服から振る舞いまですべて。特に女子高校生なんかは親の世代である私は、「生活環境が人格すべてに影響するのだな」と痛感します。進学率なども違ってくるでしょうから、沿線によって住民の所得”格差”だってあるでしょう。

住んでいる地域でさえ明確に格差はある



全国の公示地価が発表されましたが、これを「地価”格差”」などとは誰も論評しません。
国土自体に格差があるのに、住んでいる人間に”格差”がないと捉える方がおかしいのではないでしょうか。

「いや、生まれる家柄を選べないのだから、僻地貧乏人の親のところに生まれたのは不公平だ」
「生まれたときから平等なのだから、みんな同じ状況にしてくれ」

もしこんなことをいい歳こいて言っている人がいれば、まずまともな人とは思われないでしょう。

格差是正というスローガンはそのまま共産主義そのもの



いろいろな格差をひとつひとつ社会改革で潰していったとしましょう。はたして格差はなくなるでしょうか。
無くなるどころか、もっと大きな権力の壁ができることになります。ロシア、中国をみていれば自明です。
行き着く先は北朝鮮やアフリカにみられる統制独裁国家です。

私は民主主義だから格差があってはならないとは思いません。

まして日本に於いて「恵まれた境遇の人」なんてどれほどいるでしょうか。安倍晋三首相や麻生太郎財務相が恵まれてますか?歌舞伎の家系に生まれたスターが恵まれていますか?
逆に家業を踏襲しなければならない人は職業選択の自由がない<恵まれていない>境遇とも言えます。

サラリーマンでも収入や昇給昇進の格差があります。でもそれは突き詰めれば本人の能力と運でしかないです。

こんなあたりまえなことを真面目に「格差を是正せよ」と声高に議論していることが全くナンセンスだとは思わないのでしょうか。

格差是正を連呼するほど過激思想が浸透するパラドックス



左翼、右翼、宗教原理主義、民族過激主義、アナーキズム・・・反社会主義が醸し出される状況になってしまいます。
もちろんこのような思想主義に染まる人は「自分には格差がある」と信じているからです。

格差があると認めたところで、その人の敗北なのです



やさしく言えば自分自身を放棄したということ。
自分の生き方を自分で描くのではなく、他人や国家に描かせようとしても、上手くいくわけがない。
それよりも多種多様な生き方を模索する方が、文化的にはすばらしいのではないでしょうか。

英国スコットランド地方では小川に小さなボートを浮かべて生活する老夫婦がよく見られるそうです。小舟といってもボートハウス(boathouse)といって調度品がそろった浮かぶ家です。それできままに余生を送る。田園風景にしっくり溶け込んでとてもよい。年金生活者だから華やかではないのですが、すべてが枯れていてゆったりした時間です。

スコットランド出身の女の子に尋ねたら、そういう退職者のライフスタイルは珍しくないそうです。
パイプを咥えてスコッチをちびちび呑みながら、ボートハウスでうたた寝する生活をしてみたいと話したら、スコットランドなら今でも出来るよと笑ってました。

日本には格差ではなく多様性(diversity)の視点が決定的に欠如していることが問題なのです。


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100年前から女の方がずっと上手(うわて)です(夏目漱石「三四郎」から読む) 
Thursday, March 19, 2015, 02:35 PM
3/19 曇 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル

朝日新聞に連載されてきた「三四郎」がいよいよ終りです。都会的な女性である里見美祢子に上京したての三四郎が恋心を抱き、失恋するだけの話なのですが、テンポよく皮肉ある文体で読み始めるとけっこう面白いのです。

東京に住む上流層の人たちと、そこで背伸びする若者達が滑稽です。自意識の強い田舎青年の三四郎が都会育ちの美祢子に惹かれていくのですが、親友の与次郎が一笑に付してしまいます。与次郎の女性観はずっと現代的で打算的だと冷ややかです。

107年前の小説ですが、今風に言えば”意識高い系男子”と”ツンデレお嬢様”のなんとも言えないやきもきさせる気にさせてくれます。

まさに高校生あたりに人気のあるライトノベルの元祖です。

母親と親戚の幼なじみぐらいしか異性を知らない青年の抱く異性像と、都会育ちの与次郎や博学の廣田先生の異性観とはまったく違います。

バブルが弾けてもデザイナーブランドで固めてモデルばりに闊歩している人が多くいましたから、私も上京したての頃は、表参道あたりで歩いている女性は人種が違うのかと思っていました。

もっとも、そういう人たちは”もっと田舎出”だということにやがて気づくのですけども。
生粋の江戸っ子は流行に流されず保守的です。

100年以上昔から都会は遊牧民(nomad)と定住民(native)の混在地ですから、三四郎のように上京時には革新的(都会生活)と保守的(郷里生活)の差異を誰もが自覚したのではないでしょうか。

与次郎が三四郎に語る都会の女性の分析は、そのまま今を風刺しているかのようです。
結婚しない女が増えるわけだ。

政府が男女共同参画を訴えるほど少子化は進む



漱石も鴎外も平塚らいてうを評価していたことからも男女同権の推進には賛成しています。

これからも結婚しない男女が増えていくのだろうな。子供をつくらない夫婦もけっこう周りにいます。何が楽しいのか。

職場や電車内での妊婦蔑視(マタニティーハラスメント)を朝のテレビでやっていました。
職場の妊婦やベビーカーを押し込む女性をつよく批難するのは、なんと大部分が女性です。

女性が女性にハラスメントを仕掛けるとは不思議な感じがするのですが、結局のところ

保守的女性は革新的女性が大嫌いである


ということ。嫁姑の関係と同じですね。

こういう社会問題に男は関わらないほうが無難です。どっちみち敵にしかなりません。
女同士で血みどろの思想闘争をやってください(笑)


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”創造的”とは決して奇をてらうことではない。”再発見”することなのだ。 
Wednesday, March 18, 2015, 05:29 PM
3/18 晴曇 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル



六城ラヂウムは浅草の道具屋街合羽橋道具屋筋の近所です。業者向け調理道具や食器がたくさん陳列されています。家庭向けの小物をみるだけでも結構面白いですよ。

そんななかでも観光客に人気なのが食品サンプルの店舗です。
お寿司のキーホルダーはお土産の定番になってます。チョコレートパフェやアイスクリームは美味しそう。

学生時代の通学路には食品サンプルの工房があって、出荷前の商品が道路に置かれていました。昨日はサラダ、今日はケーキかとのぞき込むのが毎日の密かな楽しみでした。

食品サンプルなんてものは食堂の外に置かれているものという固定概念があります。
個人が買って陳列して楽しむものではない。買ったとしてもジョークグッズの扱いです。

だから市場はレストラン数で頭打ちになるものと考えられていました。

故人の好物を仏前のお供え



食品サンプルではなく墓前で灯す「お供え」としてしまえば、墓参りも面白くなります。
腐りませんし、カラスに荒らされることもないので一石二鳥です。

中華圏では故人があの世で困らないように、偽のお金や紙製の家や車さらには愛人(笑)などを燃やして弔う道教の風習があります。専門店があるぐらい結構な市場なんだとか。

ローソクの大手カメヤマがお供え物として「故人の好物シリーズ」というローソクの紹介記事で、”創造的”とはこういうことを言うのだろうなと感心しました。

浅草は仏壇屋の街でもあります。けっこう新たな市場が生まれるのではないでしょうか。

(3/19追記)NHK教育で深夜に「デザインの梅干」という番組がされていました。ここでは画用紙に適当に描かれた線から何をイメージするかという遊びが紹介されていました。
また茶の湯でいう「見立て」とは見方を変えて茶道具や花器にしてみるという発想を愉しむことなのだとか。イノベーション(innovation)とは着眼点/新たな視点なのだということがわかります。
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桜にはもっと多様さ(diversity)が欲しいんだよなあ 
Tuesday, March 17, 2015, 04:12 PM
3/17 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

今日みたいに気温が高いとウキウキしてきます。ご注文お問い合わせがいつもよりも多く感じます。

東では隅田川、西には上野公園が桜の名所で、たくさんの人が数週間後には押し寄せるでしょう。
ただ贅沢を言えば、花火大会も毎年観ていると厭きてくるように、ソメイヨシノの桜並木は単調すぎて正直見飽きてます。

桜の種類は他にも寒桜、八重桜、しだれ桜、山桜ぐらいがあるのは知っていますが、もっとあるそうです。
色とりどりの桜が観られる名所として、荒川堤の「五色桜」が有名だったそうです。
明治45年(大正元年:1912)に東京市長であった尾崎行雄がワシントンに送った桜は荒川堤の桜12種類だったそうです。

ただし戦時中は空襲で、戦後は薪として土手の桜はほとんど切り尽くされてしまったそうです。戦後ソメイヨシノが全国で植えられたのも、育ちが早いからでしょう。

五色桜の復活は足立区が区政50周年を記念して昭和56年に、ワシントンに送った桜を接ぎ木で持ち帰り、里帰り桜として足立区の荒川沿いにはプレートが掲げられているそうです。

ソメイヨシノ一色で一斉に散って花吹雪が舞うのもよいのですが、江戸時代、明治時代の人たちの方が趣味がいいですね。色々な種類を混植してコントラストを愉しんだのです。もしくは長く楽しんだのです。

桜が咲いたら千住当たりから荒川土手を走ってみたいと思います。
でも私は関西出身なので吉野の山桜が一番だと思ってます。


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「余剰の時代」を生きのびるにはリバータリアニズムを根付かせるしかない 
Monday, March 16, 2015, 02:14 PM
副島隆彦先生の新刊「余剰の時代」(ベスト新書 880円)を読みました。

まえがきにあるように、余剰問題というケインズが悩みに悩み抜いていた経済問題の根源を辿ることは、西洋発祥の人権思想の批判につながるというタブーに結びつくのです。

人権主義(Human Rights)は過激な平等主義を唱えたルソーにより生まれ、400年かけてヨーロッパに根付いたものです。
だからこれを軽々しく扱うと火傷をしてしまうと副島先生がしるしています。
大多数を占める(貧乏な)人々から憎悪されることは火を見るよりも明らかです。
出版人である副島先生としては、及び腰にならざろうえません。

あとがきにあるように、教養深い編集者の小笠原豊樹氏のやりとりの末、難産で生まれたものです。そんな執筆者と編集者の魂がこもった本です。
とはいっても200ページ程度の薄い新書で、わかりやすい文体ですから、一日で読み終えることができます。

読み終えた読後感はひとこと

我々が抱えている不満の根源がすっきりわかった



貧困から生じる問題は16世紀からつづく平等主義だったのです。ルソーの唱える平等主義は妬みそらみが昂じた革命思想なのです。

そしてその土台となる思想はプロテスタント・カルバン派の教義「楽天主義」にあるのです。
根本からパラドックスを抱えて資本主義は進んできたわけです。

だから「余剰問題」は近代文明・近代国家の否定に帰結せざろうえない。ここがかつての知識人では考えが及ぶ限界です。

アメリカでは共和党内でリバータリアン(茶会派)が勢力を伸ばしています。独歩独立・政府権力の干渉を嫌う反全体主義が基本で、
海外にまで派兵して戦争をするなというリアリスティックな考えです。

全米ライフル協会がリバータリアニズムの代表例として挙げられています。

これまでは極端な考え方だと私は思っていましたが、これこそが「自分の(家族の)身を守る思想」であるのです。

アルマジロのように身構えて生きて、潔く死ぬ心構えを持て



リバータリアニズムを研究してきた副島先生の渾身の一冊です。

朝日新聞に「暴力の人類史」(スティーブン・ピンカー 青土社)の島田雅彦氏による書評が載っていました。暴力の人類史ではなく「人類史とは暴力そのもの」なのだということ。

人権思想が浸透しても悪魔が全滅することはない。歴史の終焉(キリスト教徒にとっては「世界の終り」「イエスの再臨」)はヘーゲル的妄想に過ぎない。実際には(これからも戦いの)歴史は繰り返されていくだろうということ。


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線虫が嗅ぎ分けるものは何なんだろうか 
Monday, March 16, 2015, 12:02 PM
3/16 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

すでにインターネットで話題になっていたので、旧聞ですがメモ替わりに貼付けておきます。
私がおもしろいなと感じたことは、人工の味覚・嗅覚を研究開発している部門が線虫の行動を研究している過程でがん患者の尿に反応していることを発見したことです。

足元に大発見が転がっているという見本ですね。


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便利になることはいいことだ、俺は行かないけどw 
Saturday, March 14, 2015, 02:41 PM
3/14 晴 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

朝から北陸新幹線と東京上野線のニュースで賑わっています。交通が便利になることはとても良いことです。
新幹線の快適さに慣れると在来線には乗れませんね。

学生時代はずっと夜行や鈍行ばかり乗っていました。東北本線は風景がずっと田んぼばかりで退屈を潰すことに苦労し、中央本線で行く長野は直角の背もたれと椅子の固さに閉口して漫画雑誌を敷いて床に座る人も結構いました。
いま同じ旅行をしたいかと言われれば御免こうむります。

スキーバスにもよく乗ったので、長距離バスはあまり抵抗がないです。昔よりもずっと快適になったのですが、駄目な人は金沢までの新幹線開通は福音です。

何度も金沢には訪れましたし、見るべきスポットはほとんど寄りました。
過去ログ:金沢パワースポット巡り(一泊四日のバス旅行)

これを打ちながら思ったのですが、長野新幹線が開通したら信州方面には興味が薄れてしまいました。金沢も身近になってよかったとは思いますが、あえて行こうという気持ちはありません。

なんででしょう。

数時間で行けるという身近さからか、旅行にいこうという気勢がそがれてしまったからかもしれません。

私は単純に移動手段としてしか鉄道をみていないので、正直なところどの列車が廃止になろうが開通しようがあまり興味はありません。

だからブルートレインが廃止になるといったニュースでも、そりゃそうだろとしか感じません。実際に乗ると貨物線ばかり通って、しかも直流交流の切替えや乗務員の交代なのか停車がやたら長い。いまでは飛行機のほうが安いので寝台列車は暇と金がある人に限られるようになったのですから当然でしょう。

東北や信州のローカル線に乗り換えたら、よく山手線や中央線で活躍していた中古の黄緑や橙色の101系であることがあります。

をを懐かしい、なんて気持ちよりも逆にガタガタのボロイ車両で切符代を損した気分です。
鉄道車両に関してはノスタルジーは一切感じません。窓の外ばかり見ているからでしょう。

古い駅舎がまだ建っていたりすると心躍るのですが、鉄道自体はもっともっと便利になればいいのにと思っています。

数年前まではレールも道路も走れるバス(DMV)が脚光を浴びていたのにいつのまにか消えてしまいました。廃線跡の活用や未成線とよばれる完成途中で放棄された線路跡を活用するために考えられた方式なのですけども、道路の整備で立ち消えてしまったようです。

旅行は好きなのですが、日本の鉄道ばまだまだ不完全で非効率なシステムだと思います。

大きな荷物があったり、小さなお子さんや赤ちゃん連れで鉄道を使うと、その不便さは実感できます。階段や段差の多さ、エレベーターの不備、乗り換えや連絡が悪すぎるなどなど、ヨーロッパ鉄道にくらべれば、よく我慢してられるなあといったレベル。

たとえばフランクフルト空港だったらゲートを出ればそこはICEの発着ホームです。
また迎えの車もホームの側だから電車から降りたら、すぐに乗り込めます。
路面電車に乗るのでもシームレスで、うろうろ歩かなくても良い。

国土交通省や鉄道会社は利用者にとって使いやすい鉄道を考えているとは、私は少しも思っていません。駅舎から離れたところにあるわかりにくいバス停や乗換の多さなどなど。

満員電車に毎日乗る会社員の人たち、自動車の運転ができないために鉄道を利用せざろう得ない人たち、交通費を安く上げて旅をしたい若者達にとって鉄道は不便さを甘受して乗るしかない呪いの対象です。

だから廃止される電車のために駅に集まる鉄道マニアという人たちはあんまり理解できませんし、新幹線を除いて日本の鉄道車両や運用方法が素晴しいなどと感じたことは少しもないです。

ヨーロッパの鉄道の方が広くて速くて揺れなくてスムーズに乗れて、乗り換えも楽です。

かたや日本はイライラして疲れます。酒でも飲んでなきゃ耐えられない。
日本の交通インフラが進んでいるなんていう自慢は海外にはあまりしないほうがいいです。新幹線以外の在来線や枝線や駅舎はあいかわらず不便きわまりないですから。
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なぜこんなに引き籠もり精神病者が多いのか?ソフトドラッグ化する食品 
Friday, March 13, 2015, 04:20 PM
和歌山の紀の川市、川崎の狂暴少年少女集団、淡路島とこのところ立て続けに精神異常者の犯罪がつづいています。また昨日にも川崎の団地で階下の65歳の男が、嫌がらせをされつづけていると思いこんで階上の女性につかみかかり大怪我をさせています。

以前、芸能ゴシップニュースをにぎやかにしているのは演技製パーソナル障害という立派な精神病者ばかりだという事を書いたことがあります。
被害妄想や誇張・虚言癖、強迫観念、妄想、妄言などなど

過去ログ:メディアに映るのは演技性パーソナル障害者という気違いばかり

たとえば最近では高橋ジョージと三船美佳の離婚経緯などでも、分かる人がみればあきらかに常人ではない。

つい先日でも年寄がコンビニのレジで順番を飛ばされたと大声でわめいて凄んでいました。
後の列で待っている客(つまり私)は大迷惑。

こんな気違いに平身低頭なだめているアルバイトの女性が可愛そうです。
コンビニなんて100mも歩けばそこらじゅうにあるのだから、男性店員がつまみ出せばいいのにと思います。
接客マニュアルがあるからそういうわけにもいかないのが、コンビニ経営の弱点でもあるし、精神のおかしい悪意ある客がのさばるのでしょう。

ファストフードやコンビニといったチェーン店は傍若無人な輩に荒らされたら、まともな客は寄りつかなくなります。

なんでファストフードやコンビニに精神のおかしな人たちが集まるのか?

刺激的なタイトルの本を紹介します。
”ソフトドラッグ化する食品の真実”というサブタイトルが踊っています。

内容は特定の加工食品(ここではポテトチップ)で麻薬中毒者さながらの強い依存症を引き起こさせるというものです。
過剰な添加物による味覚破壊が、精神均衡を狂わせていくのです。

過剰な脂質、塩分、糖分、グルタミン酸や香料などの添加物で舌を狂わせ、そして脳みそもおかしくしていくのです。

ジャンキーだから、自然とコンビニやファストフード店にたむろするようになるのでしょう。

ペットボトル飲料ばかり飲んでいる人も、私から見れば立派なジャンキーです。

私は「コーラを飲んだら歯が溶ける」とほとんどその手の飲み物を口にすることなく育ったので、20代半ばまでコカコーラが飲めませんでした。ある日を境に1人で一缶全部飲めるようになったのですけども。
(コーラを飲めるようになったきっかけ→「太平洋一人ぼっち」と「たった一人の生還」

禁酒の中東(ヨルダン、シリア)を旅行したときには、、現地の飲料は人工甘味料臭が強くて、水よりも安いコーラばかり手を出していました。そのうち晩酌替わりにビアジョッキでコーラを飲むようになってました。それからはしばらくは食事中でもコーラがないと物足りなく、冷蔵庫にはいつでもがぶ飲みできるように、2リッターのペットボトルが常備されていましたっけ。(元々炭酸が苦手なので自然と口にしなくなりました)

ポテトチップス、清涼飲料、菓子スナック類に依存性があるのはわかります。

昔会社員だった頃、ハッピーターンという米菓ばかり会社で食べている上司がいました。昼休みに買ってきたそのお菓子を毎日こそこそカサカサ食べているのです。同じ机を並べる社員にも配っているので、女子社員には人気でしたね。

あとで知ったのですが、グルタミン酸がまぶしてあってリピートの購買が多い商品なのだとか。病みつきになるのは、まぶしてある調味料に鍵があったわけです。

あくまでも私の推測ですが、精神異常者は加工食品ばかり食べているのではないでしょうか。テレビで映し出される貧困家庭や母子家庭の食卓にはその手のものばかりが目立ちます。そして(ジャンキーとなった)子供が欲しがるからかポテトチップやスナック菓子を日常的に摂ることでますます精神の荒廃(破壊といっても差し支えないだろう)が進んでいるのではないか。

そう考えないと、これだけ精神を壊した人間が多くいることが説明できません。

過去ログ:メディアに映るのは演技性パーソナル障害者という気違いばかり
「健康的でありたいための常識」こそ余生を劣悪にする
「病」になった「捨てる文化」 〜技術から信仰を経て精神病へ〜
きちがい教育委員会 はだしのゲンを叩く
これからは「摂らない」という治療が主流になるだろう
壊れた人は治らない 藤圭子の自殺に思う
うつ病は伝染病だから隔離が正しい
なぜ自殺はいけないのですか?(相談者 女性18歳)

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鳩山由紀夫のクリミア訪問を私は高く評価します 
Friday, March 13, 2015, 11:02 AM
3/13 晴 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

かつてロシアにコネクションがある政治家といえば鈴木宗男(すずきむねお)と石井紘基(いしいこうき)の両氏がまず挙げられるかと思います。鈴木宗男氏は収賄疑惑で有罪となり、石井紘基氏は2002年に自宅前で刺殺されました。
いまのところ一番太いコネクションを持っているのは森喜朗(もりよしろう)でしょう。

そんな中で鳩山由紀夫氏がクリミアにロシア経由で入国しました。
メディアとインターネットの工作員は一斉に鳩山由紀夫への批判・人格攻撃を繰り返しています。

自民党はロシア批判をするなら親ロシアの森喜朗を叩けよと言いたいし、もっと露骨な中国寄りの二階俊博(にかいとしひろ)こそ一番安倍政権にとっては目障りなのではないでしょうか。

どちらも自民党内では権力者だから誰も何も言えない。

戦争への火付けを目論むアメリカのネオコン派とその忠実な下僕である日本外務省がパスポート没収といった強権で鳩山由紀夫周辺を揺さぶっています。

もしこれで民主党にも鳩山由紀夫を批判する勢力がでてきたら、これらは自民党の別働隊(トロイの木馬)だということでしょう。

鳩山由紀夫のクリミア訪問で日本は中立への足掛りを得られた



中露連合への敵対としてアメリカ・EUという勢力ですが、現在EUは急速にアメリカと距離を置きはじめています。

ギリシャ問題ではロシアが支援を表明しています。ギリシャ国民はEUに幻滅していますし、ギリシャ正教とロシア正教は似た宗派なので軋轢がないため、ロシアには好感をもっているそうです。

ギリシャというお荷物国家はEU(実質ドイツ一国)が支えきれない状況です。
ロシアの支援はEUにとって渡りに船です。対立している場合じゃない。

英国はアジアインフラ開発銀行(AIIB)への参加を決めました。
EUがギリシャとウクライナで板挟みとなり身動きが取れない状況で、西側諸国の代表格である英国はさっさと中露側にも関係をつくりました。

これぞ独立国家の外交です。

鳩山由紀夫のクリミア訪問もアメリカのネオコン勢力にだけは不都合なだけで、世界政治ではもっと評価されるべきです。

ドイツのメルケル首相だって何度もプーチンと会見しているのですから、日本の元首相が行ったぐらいで何が都合が悪いのでしょう。

対中露でアジアを戦場としたいネオコンとその手先のメディアにとってはとても都合が悪い。

アメポチ安倍晋三内閣への痛烈な矢となりました。私は鳩山由紀夫氏の行動をたいへん評価します。
関連ログ:帝国の逆襲(アメリカのロシア経済制裁でシティーに閑古鳥が鳴く)



中国主導のアジアインフラ投資銀、英国が参加表明 G7で初
2015年 03月 13日 10:06 JST

[ロンドン 12日 ロイター] 英国が、中国の主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーへの参加を検討していることが分かった。オズボーン財務相が12日明らかにした。主要7カ国(G7)の中で初めての参加表明となる。
オズボーン財務相は声明で「AIIBに創設時から加わることで、わが国およびアジア地域の投資と成長のため、無類の機会を創出することができるだろう」と述べた。同国は今月、ガバナンスなどの指針について他の創設メンバーと合意する予定だという。

AIIBについては、中国が昨年10月、設立に関して支持国と覚書を交わす式典を北京で行った。アジア諸国のインフラ建設などの投資支援を目的とし、年内の発足を予定している。

ただアナリストの間では、目的が世界銀行およびアジア開発銀行(ADB)と重複しているとの見方があるほか、米国ではガバナンス基準に対する懸念も出ている。

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花粉症の原因は三度三度の飽食である(私の経験) 
Thursday, March 12, 2015, 11:09 AM
3/12 晴 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

いつから気象情報に花粉情報というものができたのでしょうか。今日もニュースで花粉の飛ぶ量は多くて注意という警告がでていました。
そのわりには私の周りには花粉症で悩んでいるという人は見た限りではいません。

私もかつてはひどい花粉症でした。10代から20代の約20年はくしゃみが止まらず眼は充血で、暑くなるにしたがい症状は悪化しました。

まだ花粉症という病名さえなかった頃ですから、近くの耳鼻科に行ったところで「鼻炎」や「アレルギー」というありきたりな病名だけもらって治療といったものもなされません。

熟睡も出来ないから日中も眠い眠い。

製薬会社に勤めているときは、抗炎症薬という喉の痛みを和らげる風邪薬(商品名:ペラックt錠)をよく飲みました。
止血作用のあるトラネキサム酸という成分が主体のありきたりな薬です。
かつて「りんごを囓ると血が出ませんか」でよく知られた歯磨き粉にも入っていた成分ですね。
抗炎症薬(いわゆる鎮痛剤)はいろいろあり、代表的は古くからあるアスピリンです。

この薬は眼のかゆみ・充血が服用したらすぐに潮が引くようにさぁーっと無くなるのと、比較的眠くならないです。それでも睡眠不足なら眠くなりますから、服用時は用心した方がよいです。

大なり小なり抗炎症薬は眠くなる傾向があると思います。(詳しくは薬局の薬剤師さんにでも訊いて下さい)

そこまでひどい重度の花粉症だったのに、今ではぜんぜんそのような兆候はありません。

なんでだろうとふり返ると、自炊を始めた当たりで年々症状が軽くなっていったことだと思います。朝飯はコーヒー一杯程度で食べません。

それまでは独身寮や社員食堂、休日は外食と三度三度たらふく喰っていたし、出されるモノを機械的に掻き込んでいるような毎日でした。

カロリーで計れば相当な量だったのではないかと思います。

質より量、量よりカロリーとばかりに肉食、油モノ、麺類とそれを毎食大盛りで食べていました。
食べれば食べただけ元気になるとばかりに毎食どか食いです。

さすがに30を過ぎた頃になると、食べる量も少なくなるし、女性とのおつきあいなどで下品な食事はしなくなったからでしょうか。


ここ数年では白米の量も一日0.5合程度(カップ半分が一日二食分)です。お粥にすればどんぶり一杯分になります。
それも食事の最後の口直しでたべて終り。サラダや温野菜がメインディッシュです。

5,6年前なら年に何度かは誘い合わせて焼き肉屋に行っていたのですけども、ここ数年記憶にありません。
なんとなく足が向かない、というのは同年代の友人らも同じようです。

西式健康法(別名:甲田療法)のキーワードは3S(咀嚼・草食・少食)です。

10年前あたりから意識的に3Sを実行していますが、これがとても良いのです。なんたって身体が軽い(胃の不快感がない)、疲れにくい、そして食事が美味しく感じるようになります。

いまでは無意識に実行しています。

たとえば「お腹がすかなければ食べない」、なんとなくまだ食べられるけどなあといった状態でも「腹八分目あたりで食事を終えられる」といったことです。まだ食べ足りなくてもお茶呑んで終り。

花粉症は一切でなくなりましたし、つらい経験が嘘のようです。

お米農家にはちょっと困った発言をしちゃいますが、花粉症はお米の摂りすぎが原因だと思います。

糖質過多が現代病の根源



これが花粉症を克服した私の経験による結論です。

過去ログ: 検索キーワード:糖質:

現代の亡国病はアルツハイマー(認知症)でしょう
アミロイドβが悪いのではなく、アミロイドβオリゴマーの毒が認知症の原因
美肌のキーワードは美容液よりもまず「抗糖化」 〜老けて見えないために〜
一日一食か断糖主義か? めんどくさいからどっちもやってみよう!
「断糖のすすめ」(炭水化物を減らすと身体は激変する)
タイトルで売れる例 「3日食べきゃ、7割治る!」(船瀬俊介)
認知症は高インスリンによる「生活習慣病」であるという医師の主張
アメリカの肥満・がんの原因は糖分だと告発するジェイミーオリバー
石田純一(60歳)・・・パスタを4皿も食ってりゃ(笑)
ラーメンの鬼 63歳で死亡 炭水化物は人類を滅ぼすを地で行く
圧力鍋はたしかに便利な調理道具である

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ピカピカの街並は良いことだろうか 
Wednesday, March 11, 2015, 01:22 PM
3/11 晴 10時 浅草での空間線量は8ベクレル/立法メートル

震災から4年が経ち新聞メディアでもダンプカーや重機が動き回っている状況が紹介されています。
削り取られた山と無粋な高層住宅や大量生産のプレハブ住宅が建ち並び
きっと小ぎれいな街が造られるでしょう。
かつて都市近郊のニュータウンと同じ風景画広がるのでしょう。
なんともやるせなさを感じます。

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「3月9日」は「精霊流し」 
Monday, March 9, 2015, 10:50 AM
3/9 小雨 10時 浅草での空間線量は9ベクレル/立法メートル

ほぼ一日中ラジオがかかっているのですが、どの局をまわしてもよくかかる曲があるので調べてみたら、そのものずばり「3月9日」という曲名でした。



ゆったりしたテンポのいい曲です。歌詞を書き出してみます。

3月9日 レミオロメン

流れる季節の真ん中でふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に
私とあなたで夢を描く

3月の風に想いをのせて桜のつぼみは春へとつづきます

漏れ出す光の粒が少しずつ朝を温めます
大きめのあくびをした後に少し照れてるあなたの横で

新たな世界の入口に立ち
気づいたことはひとりじゃないってことを

瞳を閉じればあなたが瞼の裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい

砂ぼこり運ぶつむじ風
洗濯物に絡まりますが昼前の空の白い月は
なんだかきれいで見とれました

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げばそれさえ小さくて
青い空は凛と澄んで
ひつじ雲は静かに揺れる
花咲くを待つよろこびを分かち合えるのであればそれは幸せ

この先も隣でそっと微笑んで

瞳を閉じればあなたが瞼の裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい


(追加)あれ!?CDと貼付けたYoutubeのライブ動画を聞き比べたら、歌詞が違うことに気がつきました。太字部分はCDにはありません。たった二行の違いですが、なぜライブではメロディーラインを変えてまで挿入したのでしょうか。ライブの方が絶対にいいです。(追加終り)

すぐにさだまさしの「精霊流し」と同じく鎮魂歌であることがわかります。
死者への弔いの言葉ではないでしょうか。
生ける者が遠く旅立った者へ語りかける内容だと解釈しています。

10年前の曲でドラマの主題歌だったそうです。30代あたりにはよく知られているようです。

鎮魂歌ですから、この時期に良く合っています。
この詩の描写が素晴しい。私が日々感じている風情がそのまま現れています。

ただ残念なことに、レミオロメンというグループは解散してしまったそうです。
何曲かヒット曲があるので、ラジオではよく流れているのですが、歌い手については何も知りませんでした。

ギターの習い始めは「精霊流し」が定番でしたけども、今は「3月9日」も定番のようです。
アルペジオで弾き語りができれば痺れますね。
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鮪の佃煮をつくる 
Sunday, March 8, 2015, 01:03 PM
魚屋でマグロのアラが格安で売られていました。ほとんどが黒い血合いの部分です。

1kg近い重さがあります。

江戸時代から明治大正あたりまでは脂身部分は嫌われていたそうです。赤身や黒い血合い部分が好んで食べられていました。
血合いは刺身では食べられないけど佃煮にすると最高に旨いのです。

めったに店頭には並ばないのですが、珍しくあったので喜んで買って帰りました。赤身部分がちょっとあるので丁寧に包丁を入れて刺身で食べてみたら、脂身が多い中トロです。脂がのって舌の上でとろけます。

残りは圧力鍋に入れて、さっそく佃煮作りの開始です。
筋や骨もさばくことなく大雑把に切っただけ。多少のスジは圧力鍋なら溶けちゃいますから。

お酒、醤油、みりんを適当にジャバっと振りかけて、薄切りにした生姜を好きなだけいれます。お砂糖はコクガ出ますけども、一さじだけにしました。

私は隠し味に昆布茶を入れます。小さじ数杯分を放り込んで、あとは火を付けるだけ。
10分ほど圧力鍋で煮て、あとは箸で崩しながら汁気を飛ばしたらできあがり。

寿司1貫にも満たない金額で、これだけ美味いものが食べられるなんて、ああ至福です。
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拝啓 ブラックリスト様 (他人からの評価は蓄えられているということ) 
Sunday, March 8, 2015, 12:33 PM
3/8 曇 10時 浅草での空間線量は9ベクレル/立法メートル

<メール誤送信>宛名「ブラックリスト様」 保険相談サイト
毎日新聞 3月7日(土)18時1分配信


「ブラックリスト様」の宛名で送信されたメール
 インターネットで保険見直しの相談を無料で受け付ける「みんなの生命保険アドバイザー」が先月27日、過去の利用者約2000人に「ブラックリスト様」の宛名でメールを送っていたことが分かった。同サイトを運営するパワープランニング(東京)は「新しい顧客管理システムを導入した際、誤ったメールを自動配信してしまい、心からおわび申し上げます」と謝罪している。

 みんなの生命保険アドバイザーは、保険の見直しを検討している人からのネットでの申し込みに対し、複数の保険を扱うファイナンシャルプランナーを無料で紹介する仕組み。

 パワープランニングによると、メールは先月27日午後7時ごろ送信された。本文は「ブラックリスト様」の書き出しで「検討させて頂きましたが、無料相談の対応が可能なアドバイザーのご紹介が難しくなっております(中略)今回のお申し込みはキャンセルとさせていただきます」などと依頼を断る内容。申し込んでいない人にも送られていた。

 送信から約30分後に過去の利用者から「不快だ」との抗議が電話であり「誤送信」が判明。その後、発生理由や再発防止策などを書いた謝罪文を送信した。毎日新聞の取材に対し、同社は「虚偽の申し込みなどをされた方はブラックリストに載せているが、メールを送った方は一切関係ない」としている。【荒木俊雄】


よく街中に保険の無料相談を謳う店が目に付きます。最近では生命保険勧誘員による直接販売は減少して、店舗型で販売する比率のほうが多いとのこと。複数の保険会社(の商品)を比較できるということで、契約者側からもメリットがあるようにみえます。

実態は生命保険勧誘員が売っていることと何も変わらないですけどもね。
A社B社C社の勧誘員がそれぞれセールストークをする場です。
店舗のカウンターだからなんとなく敷居が低いというだけです。

なぜ最近までこの様な業態がなかったのかというと、「他社の商品と比較してはならない」という馬鹿げた法律があったからです。
たとえばある生命保険会社のセールスマンが比較として他社や簡易保険のパンフレットを持ち歩いていたとしましょう。
これだけで懲罰対象になります。机やロッカーにあるだけでも懲戒対象になります。いまでもそうかもしれません。

逆に言うと勧められるがままに契約しろという金融監督庁の唱える原理原則は徹底されてます。
もともと販売代理人による保険販売は戦争未亡人の生活のために普及を推し進めたという経緯があるので、差を付けるな、比較させるなという考えが根底にあるのです。時代錯誤も甚だしい。

その法律の抜け道のために考え出されたのが、数社の保険代理人が寄り集った無料相談を謳う店舗形態なんでしょう。もしくは記事のような紹介サイトです。

ある保険代理店から宛名が間違えて送信されたというニュースが流れていました。宛名は「ブラックリスト様」(笑)
定型文の差込送信(宛先名を入れ替える機能)をテストもせずに垂れ流した結果です。
2000名がブラックリスト様なんだとか。

つまり店舗に訪れた2000名は顧客の値にもならないということ。しかしふるい落とした客にセンスの悪い名前をつけたもんだ。
2000名を斬り捨てるということはその数倍は相談に訪れているのですね。

怖い話、このリスト(個人の資産状況などのデータ)が会社で共有されているということです。
一度でも相談に訪れて、家族構成や収入、資産、病歴を洗いざらい話した、一旦ブラックリストと称するデータとして保管されてしまうと、その代理店にはずっと残るということ。

個人経営の代理店ならば、その代理店が廃業されればブラックリストも自然消滅するのでしょうが、会社形態の代理店ならば存続する限り消滅することは考えにくいです。

ましてや人の出入りが多いブラック企業の筆頭が生命保険業界ですから、どんな輩がいるかなど想像も出来ません。
詐欺師からみればブラックリストは宝の山です。保険への加入動機を持っていることだけでもメシの種になりますからね。

当社はプライバシーに関わるデータは一切保管していません



よく、数年前に購入したから送り先はわかってるでしょと電話口で言われることがありますけども、返答にいつも困ります。
調べられないことはないのですが、口頭で聞いた方が早いです。

ヒロミさんやカオルさんが女性だとずっと思っていたら、直接の受け渡しで男性(しかもガタイのいいおっさん)だと知ったこともあります。もちろん病歴や相談内容を書き留めておくようなことはしません。

お客様のプライバシーは私の頭の中にあるぶんだけです。

なぜなら創業時にお客様へ余計な詮索はしないと決めたからです。

他人から評価・詮索されるのは誰もが大嫌い



でも、生命保険を含む金融業界は評価し、斬り捨てるのが主な仕事。
他人からの評価は、そこらにある保険の窓口でも蓄積されているということに気付かせてくれたニュースです。
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