Monday, September 4, 2017, 04:04 PM

郊外にちょっと足を伸ばすと、放置された竹藪が目に付きます。民家の敷地まで侵蝕されていて竹に飲み込まれそうな家も珍しくありません。東京都区内でも案外藪が多いです。
かくいう私の田舎もちょっと歩けば竹藪だらけで、この時期にそんなところに入ったなら全身ヤブ蚊に咬まれまくってしまいます。日当たりは悪いし粗大ゴミが不法投棄されていたりと、手入れされていない竹藪や景観も防犯上も悪くなるばかり。
今日の新聞に竹を産業にして地域活動にしているという小さな記事がありました。
朝日新聞でも4月に取り上げられていたようです。
竹の伐採ででる竹を砕いた土壌改良材(生ゴミ処理剤)、建材や炭にして販売しているようです。
参照URL:NPO竹もりの里
こういう活動があちこちで行われれば里山生活も悪くないかも知れません。
左は
2015年で鹿57.5万頭、猪55.3万頭も捕獲されているという記事です。
そんなに獲っているなら俺たちにもシカ肉、イノシシ肉を喰わせろ!
しかも環境庁は2023年までに生息数を半分にすると言っています。
生息数は減らさなくて良いからとにかく喰わせろ、話はそれからです。
どっちも厄介者の話なのですが、まず若い労力とコミュニティが必要です
日本にはコミュニティー社会(いわゆる村落)がどんどん消えていますからそう簡単な話ではないです。
本日の感心した記事でした。
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Monday, September 4, 2017, 01:00 PM
9/4 雨 10時 浅草での空間線量は40ベクレル/立法メートル
北朝鮮の水爆実験でも全然空間線量に変化はありません。

八重洲のブックセンターはたいがい地下1Fの地図コーナーに寄ります。ここは国土地理院の地形図が単品で買えます。
ガイドブックや観光案内の類は好きじゃないのです。なぜならすぐ飽きるし、ガイドマップを読んで訪れてもたいして感動がないからです。
東京に来たときにグルメマップを買ってみたことがありますが、はずれもはずれ。見つけられずに交番で聞いたらお巡りさんが「あそこはやめとけ」と注意されたのにガイドマップを信じたらホントにひどい店でした。
ガイドマップとは広告媒体であって読者のためにあるのではない
その体験からガイドマップ類は一切信じません。人気ガイドマップに取り上げて貰うためにずいぶん高額な料金を支払っていることをあとで知りました。
等高線と道路・線路しか描かれていない地形図の方がずっと愉しめます。それに本ではないので一枚数百円です。
いまはスマートフォンでGoogleMapを利用する人も多いです。たしかに緊急時には役立ちますが自分が使いたいかというと、全くそうは思いません。欲しい情報が少ないから。
GoogleMapは最低限の情報しか示さず、指示通りに進んでいくと最短コースでも坂道だらけとか、交通量が多い危険な道だったということがよくあります。自転車のハンドルにスマホをくっつけて走っている人がいますが、あの画面に注視しすぎて転んだり衝突した人もいるそうです。
昨日の都内はあちこちでお祭りをやっているので、いたるところで通行止めになっていました。そうなるとスマホは役に立ちません。
方向感覚を頼りに迂回するしかない。臨機応変は頭に地図を叩き込んでいるかどうかの違いです。スマホ脳の人はそういう能力が衰えてしまっているのではないかな。
しかし私も自動車では常にカーナビを利用していますから、地図を覚えなくなったというのは自覚があります。
地下1Fに行かずに3Fの専門書の階へ行っていました。普段は丸善が定番なのですが違う書店も眺めたくなったのです。
数学書コーナーは今も昔も代り映えしない本ばかり
八重洲ブックセンターの専門書の品揃えは丸善の比ではないくらい悪いです。10年20年前の本がいまだに並んでいます。
売れないから新刊本が並ばないのですね。パラパラと手にとってみましたが、たいていどっかの大学の教授あたりが大昔に書いた内容で入門者よりも学生相手に書いた教科書的なものばかりです。
無味乾燥な技術解説書みたいなものばかりです。棚にある本の9割は昔からあります。
これじゃあ誰も数学を学び直したくないよなあ
日本の数学教育が悪いのは<興味有る読み物>として読める書籍をつくる努力を放棄しているのではないか!?
櫻井進や竹内薫、西成活裕という人気解説者ががんばっているぐらいです。いくつか数学で挫折した大学生向けに書かれた書籍もありました。
また私が学生だった頃と違うのは、コンピュータの利用を前提とした解説書があることです。
アメリカでは数学の学習にコンピュータでの学習を積極的に進めている
日本では授業に電卓を使ったら怒られますが、アメリカでは小学校中学校あたりから電卓を積極的に使わせます。
大学生となると銀行マンのように自分でローン計算(複利計算)をしなければならないから、必須能力なのです。
その延長で数学の授業もパソコンを使って自習できるようにしているわけです。
アメリカは偉いなあと思うことは、無償で使えるソフトウェアを大学の数学者は学生達に提供しているということ。
またIBMやMicroSoftといった大企業も、どんどん無償で利用できるようにしています。(オープンソフトウェアと呼ばれています)
こうしてどんどん利用者を増やして、さらにブラッシュアップをしていくのです。
昔はよほどの大企業か帝大系大学ぐらいしか使えなかった自前の大型コンピュータと高価なソフトウェアが、今では誰もが自分のPCに入れて使えるのは良い時代なんです。
ただ日本はあいかわらず黒板とチョークでの坊主の法話を聞くような授業ばかりでは誰もが嫌になっちゃいます。
今は個人で大規模な情報処理ができる時代
ソフトウェアが無料で使えるのであれば、あとは目的と入力データがあればいいことになります。
たとえば服を仕入れるバイヤーだとしましょう。今売れ筋の服の色を調べなくてはならなくなったとします。
かつては問屋や小売に出向いて販売状況を調べるぐらいしかなかった。しかし今では自動的にインターネット上で収集できる時代です。
色だけではなく性別や年代別と細分化したデータも抽出できるのです。
そういう目的だけに特化した新刊本がありました。あちら(アメリカ)はさすがに進んでいるなあ。
このブログにも自動収集ロボットのアクセスが多くあります。常にどこかのコンピュータにより抽出されているのです。
統計処理の歴史は「優生学」が根底にある
安藤洋美著「多変量解析の歴史」(現代数学者1997年)という本に目が止まりました。
この安藤洋美という人を検索すると元大学教授は現在は88歳だそうで、入門書を多く著していらっしゃるようです。
統計という分野でも複数の要因を踏まえた統計学を多変量解析といいます。
たとえば支持政党のアンケートや馬鹿で優柔不断な首相の内閣支持率というアンケート調査でも、性別や年代別、地域差、年収といった差異でさらに分析をする統計手法です。
支持する/しないという選択肢も年代別や収入別などで区別していくと、年収500万円の男性は何%の支持、年収1000万円の男性は何%に支持という傾向が見えてきます。
これが確率論となります。
さらに年収が高ければ支持も高いという(比例関係)がはっきりすれば、こんどは方程式にもなります。
こうしてどんどん一般化(モデル化)をして社会工学とか経済学となっていくわけです。
ヨーロッパでは19世紀、日本でも明治から統計学がとてももてはやされました。
きっかけはダーウィンの進化論「種の起源」(1859年)が発表されたことで、植物だけではなく人間の遺伝的特質がイギリスでけんきゅうされるようになったから。
当時のイギリスはご存じの通り世界中に進出して植民地があり、原住民を研究対象としています。
歴史背景を読むと、根本は優生学(優良な生物・人類だけを残そうという思想)が進化論により生まれ、そして検証のために多変量解析という学問ができたことがわかります。
過去ログ:データ分析はすべての研究・学問の基礎手法です
検索キーワード:櫻井進/竹内薫/西成活裕:
来年はしっかり数学の本を読もうと思う
数学者とどう接したらいいのかわかりません
MRI装置の低廉化で気軽にガン検診・・・知らずに余命判断される社会
小学生でも大学で習う高等数学が解ける時代なのです
情報の非対称性がより固定化された(マイナンバー制度はモラルハザードを引き起こす)
「数学×思考=ざっくりと いかにして問題をとくか」竹内薫 丸善出版
わかりやすく理解してもらうことは大変困難であり、一番知的な作業である
理屈の99・9%は仮説であるという科学的なお話
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Sunday, September 3, 2017, 07:14 PM
9/3 晴 18時 浅草での空間線量は40ベクレル/立法メートル
9/3 晴 20時 浅草での空間線量は40ベクレル/立法メートル
北朝鮮の地上水爆実験で浅草の空間線量に変化はありません。つうか53から下がっています。
しかし有言実行の北朝鮮はたいしたものです。
国連・安全保障理事会に期待する方が馬鹿
平和ボケの日本にとっては良いことです。
といっても私は核防衛論者ではありません。平和とはパワーバランスという繊細な調整の上で成り立つ状態を指すのですから。
サムライの精神:常に戦う気構えを持つことが平和への努力なのです
国防を国民1人1人が意識することが中露への牽制となることは言うまでもありません。
過去ログ:
クラウゼヴィッツ「戦争論」的には中国の一貫した態度には感心します
3分で読む小室直樹「新戦争論」(学問道場版)
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(5) 国際社会と国家を理解することが真の平和主義
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(4) 国連を国際社会と混同する文化的原因
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(3) 国連の幻想と国境の思想
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(2) 言葉を翻弄したことで文明史を曇らせた
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(1) 平和主義者が戦争を引き起こす
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Friday, September 1, 2017, 10:48 AM
9/1 晴 10時 浅草での空間線量は53ベクレル/立法メートル

昨日は東京ドームでの巨人戦は最後なので、行ってみました。
広島の独走かとおもいきや、ここにきて広島には元気がない。
投手戦だったので、どちらも快音はなかなか聞けず、たまに出塁しても凡退となります。

5番村田修一選手もノーヒットで終わりました。う~ん残念。
あと注目は小林誠司捕手です。
打率は悪いが配球指示が巧みなので広島に得点は許しません。強肩で盗塁もしっかり刺します。
1点は広島・磯村選手のHRのみです。
ラジオでソフトバンク-日ハム、西武-楽天を聞きながら、ライブでは広島-巨人を観ていました。
大谷翔平、菊池雄星が投げているのだから、こっちも応援しています。
森・西武がどれだけSBと差を縮めるかが関心事です
大谷翔平選手は160kmを投げても打たれてしまいました。剛速球ばかり投げ続けると壊れてしまうので、ハラハラします。早めの降板でホッとしました。
サッカー豪州-日本戦が始まったら、こんどは携帯電話のテレビもつけます。
左手にFMラジオ、右手にテレビとバラバラな「ながら観戦」なのでした。
AM波は同時にFMでステレオ放送をしていますから、球場にラジオは必携です。
過去ログ:本日はプロ野球観戦
高校野球の裏番組としての都市対抗野球
最後の打者には何を投げるか?確率的には圧倒的にストレート
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Thursday, August 31, 2017, 12:27 PM
8/31 雨 10時 浅草での空間線量は57ベクレル/立法メートル

本の装丁をする方のエッセイ集です。
そういえば、この四半世紀で製本過程が激変したのだなあと思い出しながら記事を読みました。
浅草にはいまでも活版印刷屋があります
家の前ですw 活字を一つ一つ拾ってるんです。活版じゃなきゃヤダという人たちが注文しているそうです。
今では本一冊まるまるパソコン一台での作業で完結してしまいます。
社会人になった25年前はワープロという言葉が社会で一般的になった頃で、会社での隣の部署がさらに高機能な「版組ソフト」を作る部隊でした。
手書きの原稿用紙で入稿された文字をコンピュータに入力して、それを雑誌や書籍の誌面にするだけです。たしか進研ゼミの通信教育でした。
簡単そうですが、日本語にはたくさんの規則があり英単語や他言語、数式や記号との混在となるとたくさんの例外処理を組み込まねばなりません。
いちばん簡単な例は、文末で「、」(読点)「。」(句読点)となったら改行せずに末尾に加えるということ。「、」「。」は行の頭にあってはならないということ。
ワープロで打った文字をコピー&ペースト(コピペ)しただけでは、本にならないのです。
見やすいように一文字の微妙な間隔の調整や行間の調整も職人さんがやっていました。
写真やグラフを入れる表示スペースをどう入れるか、ページ毎に違うデザインをどうやってコンピュータで処理させるか等々
Apple Macintosh どころかデジカメもなく、「文字の割り付け」「版下作成」「製版」はそれぞれ分業でした。
コンピュータが出版業に入り始めた頃は、とんぼという目印線がついた紙にきっちり文字を埋めようとする職人、写真のトリミングで四苦八苦する職人、赤ペンを握りしめて凝視する編集者や校正係がたくさんいました。

たいてい机にはカッターやハサミが転がっていて、浅草の切り絵師のように切っては版下にはりつける作業をしていました。
通勤電車で読む漫画雑誌でもあきらかに印刷直前に直したであろう修正液と手書き文字があったり、急いで貼付けて台詞が斜めになっていたりしてました。
読み捨てられる本や雑誌ってのも毎週毎月出すのはすごい作業なんだなあと感心しました。
写真は1970年代の雑誌編集者の机の状況です。
出版社の編集部ってのは不夜城で、机の下に人が寝てたり、人の出入りがすごかったです。たばこの煙が充満して不健康そうな人たちばっかり(笑)
今の出版社の編集部ってガラ~ンとしてます
横に大型モニターをつけたコンピュータがあるだけ。打合せ中にでもその場ですぐに変更できちゃう。いや、喫茶店で編集者がノートパソコンを開いて、版下イメージをちょこちょこと直して校正終了です。
印刷所に出向いて試し刷り(げら)を貰うということもなくなりました。電子メールで送って、校正も電子データで受け取るのでどこで誰が版下をつくって印刷しているかは知らなくてもよいのです。
デザイナーという人たちもほとんどが在宅です。顔を会わすことはまずないです。
書き手も出版社の下請仕事となった
ジャン・フランソワ・リオタールが主張した「ポストモダン」(全体が価値観をもつのではなく、多様な価値観が共生する状況)が社会に定着したのだと、立教大・生井英考という文化論の人が書評しています。
印刷デザインは「時間を止める造形」であり、そこには書き手・編集者・デザイナーの「決断された簡潔さ」であったとしています。
ところがすべてデジタル情報となると「初版」「重版」の概念もなくなってしまいました。
少部数での発行が普通となりつつあるようです。誰もが版元となれるコミックマーケット(コミケ)はポストモダン時代の象徴ですね。

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Wednesday, August 30, 2017, 02:31 PM
8/30 晴 10時 浅草での空間線量は52ベクレル/立法メートル
明日で一般の学校は夏休みが終わります。内閣府によると18歳以下の自殺が9月には急増するそうです。
不登校が始まるのも長い休みが終わったからが多い。
朝日新聞によると休み明けが子供に大きなストレスをかけているのだとのこと。
私も学校は大嫌いだったからわかります。
勉強ができる/できないではなく、追い立てられている感覚が嫌だったのです。
マス教育はストレス増幅装置だ
私は一番人口層の厚い人間ですので、一学年14も15もクラスがあり、教室はすし詰めの45名でした。
人間集中できるのは1日1時間程度なのだそうです。興味がなければ10分
それでも周りがやっているから、大人しく席に座っている(座らされている)
相性の悪い者どうしが詰め込まれている非人間的な環境だと思います。
ましてや味方がいない状況は絶望しか生み出しません。
従順なクルクルパーになるための養成所かよ
現実には机の前に座っているだけでお金が稼げる仕事など労働人口の1割程度ではないでしょうか。
ほとんどの仕事は身体を動かさないといけないのは言うまでもない。
私もこうしてパソコンの前に居ますが、発送やトラックを転がしたり倉庫の片付けなど肉体仕事です。
身体を動かすからこそ六城ラヂウムもなんとか保っているわけです。
私はもし子供がいたら学校は行きたくなければ行かなくて良いと思っています。
行きたくなれば、また行けばよいのです。
それが成長というもの。
政令指定都市の教育熱は子供にとっては災難です
昨日の読売新聞には小中学校の全国学力テストの地域別結果が出ていました。その中でも政令指定都市が平均よりも上回っています。
確かに政令市には高校や大学がありますから、自然とこういう結果になるでしょう。
ちなみに学力テストの一番は仙台市です。
でも、「しまった!学力の低い地域に住んでしまった!」と悔やむ必要はありません。
政令市の子供たちは遊び場もなく、放課後は塾に直行して、休日もありません。ついでに親も小学校からずっと受験戦争をやっているような状況です。
子供が習い事でへろへろで、親も疲弊しています。
また「おちこぼれ」が暴走族といった半グレとなり、犯罪行為に手を染める者を生み出しているという現実もあります。
教育熱が高いということは反面、偏差値という価値観だけが絶対視されがちです。
偏差値至上主義は今に始まったことではありませんが、個々の幸福感とは関係がないことは言うまでもありません。
せめて学校ぐらい抑鬱感・閉塞感・息苦しさから開放してもらえんかね
http://www.asahi.com/articles/ASK8V3T7BK8VUTIL009.html?ref=nmail
夏休み後の登校、無理しないで 自殺防止へ団体呼びかけ
夏休み明けに増える子どもの自殺を防ごうと、不登校支援などに取り組む団体が居場所を開放したり、子どもや保護者からの相談を受け付けたりしている。25日には5団体が合同で緊急メッセージを発表。「つらい時、支えてくれる味方はここにいる」と呼びかける。
「学校へ行きたくないあなたへ 味方はココにいます」と題した緊急メッセージを発表したのは、全国不登校新聞社など五つのNPO法人。「つらければ学校を休んで」と呼びかけ、相談先や学校以外の居場所の情報を提供している。(以下略)


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Tuesday, August 29, 2017, 04:56 PM
8/29 晴 10時 浅草での空間線量は67ベクレル/立法メートル
自転車がちゃんとした乗り物として認知されているヨーロッパでは、歩道、車道、自転車道と完備されているところが多いです。
ドイツでは自転車のマークがある車両ならそのまま乗せられるのです。
疲れたら駅からそのまま電車で帰ることができるのです。
これ便利ですよ。
日本は電車に自転車を持ち込もうとしたら、バラバラに分解して袋にいれて担いで、改札口から延々歩いて、階段を担いで上って、やっとホームにたどり着く。
しかし自転車を置けるのは身障者用車いすスペースや、特急や新幹線なら車両の最後尾の席の背もたれの後というわずかなスペースだけです。
ベビーカーや大型スーツケースと場所を取合いです。
電車+自転車という組合せは日本に限って言えば日陰者、邪魔者扱いです。
ガラガラなら利便性を考慮して自転車の積込みも認めればいいのになあと思っています。
ローカル路線のイベントでたまにサイクルトレインと称して単発でやっていることはあります。
ところがJR東日本の発表によると、来年1月からは自転車をそのまま乗せられる電車を運行するとのこと。
参考URL:http://cyclist.sanspo.com/355467

古くからの自転車愛好家からは冷ややかな反応
自転車生産大国の台湾では電車(地下鉄も含む)に自転車はほとんどそのまま積み込めます。日本のように事細かな規則はありません。
そもそも日本では電車に自転車を分解して載せても良いという許可が下りたのは昭和58年頃です。
それまでは国鉄は電車に自転車を載せて良いのは競輪選手のみという特例だったのです。
あいかわらず日本は自転車利用に関しては後進国
海外では自転車はそのまま電車に載せるのが普通の光景なのに、日本では特別イベント(特別料金)でそれも年に一度か二度です。
スイスではバスの後に自転車用のラックがあって、そこに自転車を載せるところもあります。
だから自転車旅行はあちらでは盛んで、老若男女がバカンスでたくさん自転車に荷物を積んで旅をしています。
いいよなあとつくづく思います。
日本は公共交通機関と道路網を効率的に運用しようという発想が皆無
いくら新幹線が速くても、駅に着いたら乗り継ぎのバスや電車がないことが当たり前にあります。効率の悪いタクシーが唯一の足という場所もあります。
主要幹線以外の鉄道はすべて自転車の持ち込みを許可すれば、ずっと便利になるのに・・・とずっと思ってました。
たとえば北海道のローカル線なんて一車両に一人か二人しか乗客はいません。電車に乗って移動したら、あとは自動車に迎えに来て貰うしかないからです。
電車に乗る人は運転免許がない学生か病人年寄だけ
社会弱者のために嫌々存続してやっているのだという鉄道会社の態度です。
このように日本の鉄道会社のサービスは世界水準からはるかに劣っているのです。
JR東日本が房総半島方面は専用列車を運行するというニュースは良い兆候ではあるのですが、逆に鉄道会社は今まで何も考慮していなかったということです。
普段の通勤通学や買物で自転車を乗せたいのだ!
これが電車を利用しているひとが抱える要望なのに、それを無視し続けていることに多くのサイクリストは失望しているのです。
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Monday, August 28, 2017, 02:12 PM
8/28 晴 10時 浅草での空間線量は67ベクレル/立法メートル
ウィーン在住で北朝鮮外交官とも交流のある長谷川良という産経新聞記者のブログ「ウィーン発 『コンフィデンシャル』」の記事です。
世界日報にも寄稿している統一協会にも近い人物です。法輪功も反共主義で協力関係があるので、そこらへんを頭に入れて読みましょう。
さて記事中にある孔子学院とは中国政府が資金を出して世界中に設立されています。
日本にあるのかなと検索してみたら、でるわでるわ私立大学に設置されていました。
立命館大学
桜美林大学
北陸大学
愛知大学
札幌大学
兵庫医科大学
早稲田大学
岡山商科大学
大阪産業大学
福山大学
工学院大学
関西外国語大学
武蔵野大学
社会人向けオープン講座ですから学生ではなくても受講できるようです。ここから一番近いのは東京駅八重洲側のビルに入居している立命館大学東京キャンパスです。
中国政府が金を出しているから安い受講料(年間52,000円)で中国語を習うことができます。
儒教の理想とする「徳治主義」を中国政府から習ってみませんか?
孔子の教えである『仁(人を愛する心)/礼(私利私欲を求めない節度)』を中国共産党指導の下で身につけることができるのです。
すごいですね(棒)
昨日買った「続・哲学用語図鑑」が早速役に立つw
この孔子学院が世界中あちこちの大学で圧力をかけまくっているのだそうです。
さあ、あなたも『赤い思想戦士』にならないか!
成績優秀者には中国旅行が贈られるようです。
こんど近くに行ったらパンフレット貰ってこよっと。
http://blog.livedoor.jp/wien2006/archives/52183313.html
中国が欧米エリート大学に“政治圧力”
中国共産党政権が欧米のエリート大学に巨額献金し、大学教授たちを北京に招待するなどして親中派人脈を構築してきていることがこのほど改めて明らかになった。
海外の反体制派中国メディア「大紀元」は米ハーバード大学への献金問題や英ケンブリッジ大学出版局への圧力などを暴露した記事を次々と掲載している。以下、「大紀元」の記事の概要を読者に紹介する。
▲ウィーン大学キャンパス内にある中国対外宣伝機関「孔子学院」(2013年9月21日、撮影)
「大紀元」は今月21日、「中国が圧力、ケンブリッジ大学が300の論文を取り下げ」という見出しの記事を掲載した。それによると、同大学出版局がウェブサイトに掲載していた中国関連の300以上の学術論文を取り下げた。大学側は「中国からの圧力があった」ことを認める公式声明を発表している。
同出版局の説明によると、「中国国営の出版物輸入代行業者は研究論文の取り下げに応じない場合、同出版局全てのコンテンツへのアクセスを遮断させていた。大学出版局としては、他の資料を中国市場で公開し続けるために、一部の論文への検閲を受け入れざるを得なかった」(「大紀元」)というのだ。
検閲対象となった論文は、ケンブリッジ大学出版局の現代中国研究誌「チャイナ・クウォータリー」で発表していた315点の学術論文で、論文のテーマは、1989年の学生運動「六四天安門」事件での大虐殺、文化大革命、法の支配、鄧小平の改革開放政策、毛沢東主義とマルクス主義、法輪功、労働者の権利、香港、台湾、チベットと新疆などの地域研究だったという。
ケンブリッジ大学出版局が中国側の検閲を受け入れたことが明らかになると、予想されたことだが、各方面から批判の声が挙がった。そこで大学側は21日、「全ての論文が閲覧できるように処理した」と声明し、中国側の圧力を退けたという後日談が続く。
「大紀元」は23日、「学問の自由が根幹、ケンブリッジ大学、取り下げ論文を復活」という見出しで続報を報道した。そこで「ケンブリッジ大学出版局が中国側の検閲を受け入れたのは、他の文献も全てシャットアウトするとの圧力を受けたためで、一時的な措置だった」という大学側の釈明を紹介し、「学問の自由は大学の根幹という本来の立場に戻り、論文を復活させた」と大学側の対応を評価している。
「大紀元」の暴露記事は続く。今月24日になると、「中国が米ハーバード大学へ巨額の献金」というタイトルの記事を掲載した。「米名門校ハーバード大学は、中国資本から、これまでに少なくとも3億6000万ドルの寄付を受け取っている」という衝撃の内容だ。
元米政府の軍事諜報分析官は、「中国共産党政権のコントロール下にある中国資本の、米エリート大学への巨額寄付の背景には 、教授たちを“中国寄り”にして、米国の政策または世論に影響を与える狙いがあることは間違いない。ハーバード大学教授は中国で講演して謝礼を受け、著作の出版で印税収入を得、中国側の全額負担の訪問旅行を満喫している」(「大紀元」)と指摘している。
なお、欧州の独語圏最古の総合大学ウィーン大学にも中国科が開設されているが、中国側はそこに多数の留学生を送り込み、大学内に「孔子学院」(Konfuzius Insutitute)を開設し、大学教授や知識人を北京旅行に招くなどして親中派知識人を育成している(「『孔子学院』は中国対外宣伝機関」2013年9月26日参考)。親中派教授が地元のメディアに時たま寄稿するが、その論文には中国寄りの主張が色濃く反映されているのは偶然ではないわけだ。
中国共産党政権の情報工作は今、欧米エリート大学内まで進出し、中国寄りの知識人を輩出するため多くの人材と豊かな資金を投入している。その規模は欧米諸国の想像をはるかに超えているのだ。
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Sunday, August 27, 2017, 07:19 PM
哲学用語図鑑の続編の広告がありました。

う~ん、ざっくりした解説ですべてが腑に落ちる内容ではないのですが、ついつい本屋で手にしてみました。
ええ、さっそく買って読んでます。
前編にはなかった中国と日本の思想家も並んでますし、現代哲学(現代形而上学)まで網羅しているからです。
ただキーワードで済ませている項目もあるので、細部の内容では物足りないです。
でも体系的に時系列で全体を俯瞰するにはとても良い本です。
いい歳こいて周囲からは笑われてますけども、知りたい項目をさっと引いてぱっとわかる(つもりになる)のが良いのです。
高校あたりで弁証法や演繹法、帰納法という証明方法を数学の授業で習います。

注)スキャン画像は新刊ではなく前作のものです。
これがよくわかんない。
大学では形而上学の講義も必修科目なのでやりますが、さらにわからない。
ただ社会人となるといきなりこういう基礎教養がドシンと効いてくるのです。ボディーブローのようにね。
演繹法(えんえきほう)とはもっと雑破にいうと「似たような事象を参考にして推論する方法」
帰納法(きのうほう)とは「過去を見て、未来もその延長上にあると推論する方法」
たとえば日本経済は4%の経済成長をしているとして将来を予測すると
・4%の経済成長を達成した他国と同じ道筋を辿る(演繹法)
・経済規模は年々増えるのだから巨視的(マクロ)では成長が止まることはない(帰納法)
このような予想をしたところで実際はなんの腹の足しにもなりません。
現実は90年代からずっと不況ですし、経済規模は縮小する一方です。
ただ日頃の仕事では誰でも無意識に「類似例を参考にする」「過去の実例から推定する」というテクニックを使っているのです。
たとえば、100mの鉄塔を建てることになった。さてこれは安全かどうかを判断する仕事が与えられたとします。
1)似たようなもの(たとえば東京タワー333m)の安全基準で判断する。
2)縮小した10mの鉄塔を建てて、それの安全性を検証して判断する。
どちらももっともらしいのですが、もっともらしくもない。でも数学的にはそれで証明されたことになるのです。
実際に建ててみると東京では雪はそうそう降りませんが、豪雪地帯では鉄塔の倒壊例はあります。
ミニチュアを作って強度的には大丈夫と思っていても、100mでは荷重に耐えきれず座屈するかもしれない。
そんなことでいいのか!?と思った方は飛行機には乗らない方がよいでしょう。
工学(engineering)とはそういう割り切りの世界です。
一方、理学(science)とは100%の世界を探求する世界です。もし理学的に仕事を進めれば・・・
100mの鉄塔はいつまでも完成されないバベルの塔になり、飛行機はいつまでも飛び上がることはなくなります。
まあこんな極端なことは言わなくても、傘を持っていくかの判断は時期的に必携だろうとか、低気圧が近づいているから降るかも知れないという推測を経験を通して日々繰り返しているわけです。
つまり「要領が良い」とは周りを見て、事例を踏まえて行動する事
今年の流行語大賞間違いなし「『忖度(そんたく)』する人」ですな。東大法学部に行って霞ヶ関にいくような官僚がこれです。
秀才であっても天才には逆立ちしてもなれません。
新たな発想(視点)がないからです。
視点を変えるためには「形而上学(けいじじょうがく:metaphysics)」なのです。何それ?ってなかんじですよね。

注)スキャン画像は新刊ではなく前作のものです。
全く別の事象から表面的な共通点を拡張して類推する方法です。哲学の王道です。
それ何の役に立つの?と思われるでしょうが、形而上学(metaphysics)は現代物理学(素粒子理論や天文学)の基礎なんです。
だって時間が伸び縮みしたり、質量が増減したり、空間の次元もいくつもある世界を考えるのですから。
光の速度は不変とアインシュタインが仮定したら、結論はこのようになったということ。
そう、簡単に言えば空想力というものです。この空想の能力を凡人は天才と呼びます。
検索キーワード:哲学:
量子でコンピュータ性能が一億倍となったらそれは宇宙(Universe)という
「ニーチェに学ぶ」を読む
国立競技場建設で新入社員の過労自殺について思う
キリスト教は邪教です!現代語訳「アンチクリスト」
データ分析はすべての研究・学問の基礎手法です
「勉強する」とは「変身する」ことである
理性は教え教わることは容易ではない。しかし探求の努力を諦めてはならない
近代の哲学者ニーチェと古代の哲学者アリストテレス
なんの呵責もなく殺せる人はいくらでもいるという現実
近代文明とは原始宗教「天体原理主義」から「数学原理主義」の転換であり、これからは「特徴ベクトル原理主義」へ
文化の日だから哲学者を格付けしてみた
検索キーワード:帰納法:
将棋のような大混戦の現実世界
『フリーメイソン=ユニテリアン教会が明治日本を動かした』読書感想の掲載
わかりやすく理解してもらうことは大変困難であり、一番知的な作業である
検索キーワード:数量化:
自動運転にはどういう技術が必要なのか(それは数学の応用能力です)
データ分析はすべての研究・学問の基礎手法です
「合理的にはみえない」思考が本当の合理的思考である
高校で習う微分積分と大学からの微分積分は世界観が違うのです
そして再び「無」の探求が始まった
変質したリベラリズムとパノプティコン化する国家
戦後400年!元禄時代(17世紀末・18世紀初頭)の大阪から近代化が始まった
国連やNATOの「集団安全保障」活動を「集団的自衛権」と印象工作する朝日新聞
数量化という概念が理解できていない人物の戯言は日本に悲劇的な結末を招く
「医学的根拠とは何か」(津田敏秀 著)・・・専門家たちの独断のことです
明治に入ったのは西洋技術とそして神学論だった
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Sunday, August 27, 2017, 02:12 PM
8/27 曇 10時 浅草での空間線量は64ベクレル/立法メートル
国立大学附属高校の入学は抽選にすべきだと文部科学省の有識者会議が提言しているという記事です。
有識者とは文科省のWebで見てみました。
国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議(第4回)議事録
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/077/gijiroku/1381574.htm
教育大の学部長を筆頭に、教育学部の人選ですが、驚くことに教育学部の存在を否定するような意見ばかりです。
この議事録には「くらしき作陽大学子ども教育学部長の田中一晃と高橋香代」という人物が国立大学付属校に対してそうとう根強く存立を反対しています。
公立高校は市教育委員会が人事権を持っているのに、国立大学付属校は行政法人の大学が人事権を持っているのはけしからんと私学の教員がお節介にも演説しています。
他にも公立高校は地域密着なのに国立大学付属校は地域貢献が少なく人事異動がないとか難癖を延々と垂れ流しています。
高橋香代にいたっては附属高校の存在意義はないと鼻息粗く謳ってます。
【田中委員】優秀な家庭の子女を集め,進学校化,エリート校化しており特権意識が強い,保護者との関わりは強いが,地域とのつながりが希薄と指摘される問題点は公立学校からは附属学校の研究は公立学校では使えない,附属学校は自分たちのやりたいことをやっていて,地域の課題や実際のニーズに応えていないといった厳しい声となって寄せられています。
地域創生を目指すこれからの社会にあって,附属学校はこれまで以上に公教育のモデル校としての役割を果たそうとする意識を強く持って,その成果を公立学校に還元していかなくてはなりません。その結果,附属学校が地域にあってよかった,附属学校のおかげで地域の教育水準が高くなったといった声が地域から多く頂けるようになったとき,附属学校は高く評価されるようになります。
閉鎖的で,新しく入ってきた教員は何も言えない,教員の個人意識が強く組織としての運営が難しいという職場の雰囲気,あしき慣習は人事交流の不足で教員の入れ替わりが少ないことが大きな原因と思われます。その結果,組織全体に柔軟性や社会性を欠くことになり,管理職への報告,連絡,相談といった一般社会では常識とされることができていなかったり,全体で問題を共有し,解決に当たることができない組織となっています。問題事案の発生と不適切な対応は,教員の「附属の子は優秀。自分たちの力で何でもできる」という思い込みから,その時期に必要な指導を怠った,いわば手抜きの教育から招いたものであり,そして,基本的に保護者や生徒は学校の方針に従うといった現代の教育界にあってはならない文化を附属学校が継承しているところに運営上の大きな問題を感じています。
【高橋委員】 私も10年ほど前に学部長をしていたときに,附属学校と関係がございまして,そのときから附属学校は要らないんじゃないかなという話は出ておりました。
(中略)
公教育のモデルとしての,本当にその価値を追究するというのはかなり条件的には難しいかなと。もう少しやっぱりそういう意味では考え方を変えていかないと,附属学校の存在意義というのはなかなか難しいかなという気がしております。
このように地方私立Fランク大学の教育学部長二人(田中一晃と高橋香代)が延々と文部科学省内で付属校廃止論を垂れているのです。
知恵遅れ首相が任命するだけの有識者だなあ・・・
ずっと読んでいくと実験・実習の場としての国立大学付属校は、市教育委員会に牛耳られている公教育とは存在意義が違うのです。
それを有識者という人たちが、研究として授業の準備にかける時間をかけることができるので、有利だと訴えているのです。
そもそも役割が違うのに、屁理屈で公教育をすべて平等にしろと強請っているのです。
ばかじゃねーの!
競争率が高いから結果的にエリート教育が施されているように観られていますが、実際はそうでもなさそうです。あくまでも教育学部や教員養成の実習の場です。
それを妬みそらみから入学試験を廃止しろと言うのは暴論中の暴論です。
実際に付属校の校長らは受験教育をしているわけではないと困惑するしかありません。
小学校は抽選で良いかと思いますが、地頭の良し悪しが固まる高校生はなんらかの選抜試験をするべきです。
それがエリート教育だというのであれば、それでもいいじゃねえか。
議論の背景は親の収入格差が教育格差という世論ウケを狙っているから
30代40代にウケる話題として附属高校がやり玉に挙がっているとみます。その腰巾着として活躍しているのが有識者(笑)のくらしき作陽大学子ども教育学部長の田中一晃と高橋香代という人物です。
おおい、この馬鹿ふたりをつまみ出してくれ~
緊迫の日本に必要なのは未来を担う人材への正統な教育機関を作ることです。
これをエリート教育だと批判するのは自由ですけども、自分がたいしたことがない劣等感の裏返しです。
無学無能の輩ほど教育格差だという世論操作になびく
才能ってのは親の年収で左右されるのならば、どうして二世議員はクズな馬鹿ばかりなんでしょう。また音楽芸術分野や経済界で成功している人たちはだいたい貧困家庭出身です。
一握りの天才を国家総力あげて見つけて育てる
そういうシステムがないと、いつまでも猿まね国家です。
今必要なのは画一的な教育体系を改めること
画一に12歳で小学校を卒業する必要も16歳で高校入学する必要はないのです。
人には能力の差があるのはあたりまえなのですから。

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Saturday, August 26, 2017, 01:26 PM

8/26 曇 10時 浅草での空間線量は62ベクレル/立法メートル
奇しくも昨日と今日の新聞には「白い巨塔」が宣伝文句に使われている書籍広告が載っていました。
久坂部羊(くさかべよう)「院長選挙」幻冬舎
高梨ゆき子「大学病院の奈落」講談社


「院長選挙」は小説で「大学病院の奈落」は読売新聞記者のノンフィクションです。
『医学部でいちばん偉いのは、何科の教授だと思うかね?』
わかりません。たぶん心臓外科(循環器科)か脳外科でしょう。
やっぱり人間の一番要で、失敗が許されない神の手が必要だから・・・なんてね。
うそです。
どちらも高額な医療機器・器具が必須だから。また手術点数も群を抜いて高いから。
広告では候補は循環器内科教授、消化器外科教授、眼科教授、整形外科教授の4人とあります。
たぶんヒエラルキーでは整形外科は論外と思います。
消化器と循環器では循環器なのでしょうが、循環器内科は造影剤で心臓冠動脈の撮影とカテーテル治療です。
内科と外科ではヒエラルキーは外科の勝ち
すなわち消化器外科がこのばあいはヒエラルキーの頂点と思います。
医療産業からは治療範囲が広い方が食込みやすい
医療産業からは<取り憑きやすい科>が院長となることが望ましい。その点でも消化器外科は手術以外でも抗ガン剤治療、移植という外科のほとんどを含んでいます。
眼科、循環器内科は特化しすぎていて関与する医療・医薬業者は限られます。
だから消化器外科教授がヒエラルキーではトップ。そして一番裕福でしょう。
帝大系医学部は医療現場の頂点です。そこに食込めば、全国の医学部や病院に影響は波及します。
自社製品を<権威様>に採用して貰おうと連日連夜手を替え品を替え営業マンが押しかけてます。病院でスーツを着ている人がいれば間違いなくMRです。ちいさな用事でもいいから貰おうと、たくさんの営業マンがご機嫌伺いに通うのです。
国立大学は露骨に賄賂は渡せませんけども、1日の営業費で使えるのは下っ端MRでも数十万円は普通。接待相手が院長クラスでは青天井です。
ゴルフでもやるとなれば商品を用意したり、結婚記念日だ誕生日だとなにかと世話を焼きに行くのです。
また学会ってのは医療業界丸抱えです。顎足つき。
64人が死亡した群馬大学第二外科の闇
腹腔鏡手術の実績をあげるためにやみくもに手術をした結果、比較的安全な手術といわれるにも関わらず術後に次々に死亡する例が多くありました。
これも学長選挙にむけて実績を誇示するためだけだったのです。
それも東大閥内で学長、医学部長をたらい回しにするための政治工作として、第二外科は高度な腹腔鏡手術の数を増やすことが絶対的な目標となったのです。
つまり権威付、ハク付のためだけの手術だったのです。死んだ患者らは浮かばれないでしょう。
月刊FACTA「群馬大病院」副学長の悪運
https://facta.co.jp/article/201607022.html

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Friday, August 25, 2017, 01:16 PM
8/25 晴 10時 浅草での空間線量は56ベクレル/立法メートル
またまた頭に来る記事です。来年3月にゆうパックは大幅に値上げとなります。
これでヤマト(10月より)、佐川(11月末より)、日本郵便と三社が値上げです。
日本郵便は平均4.8%の値上げとなります。
三社ともに200円弱の値上げとなりそうです。
まず第一にこの戦犯はヤマト運輸です。amazonの大量引受けに目が眩んで安値受注をしたことが発端です。
普通に宅配便を出している一般利用者からみれば、馬鹿らしいほど安いです。
たぶんどんなサイズでも一律200円台でしょう。
東京大阪間では60サイズ(一番小さい)で864円です。みかん箱の120サイズでは1512円です。
定価の1/4~1/8の値段でヤマトは運んでいるわけです。
ヤマトが全国の小規模事業者を殺している!
Amazonと地方小売店が同じ商品を販売しても、小規模では1000円近い収益差となります。
これがはたして正しい競争なのか。
おまけにAmazonは法人税を日本には納めていない(アメリカには納めている)
こんな不公平な商取引を同じ土俵で競争しろという方がどうかしてます。
こういう不平等に目をつぶり加勢したのがヤマト運輸です。
価格ダンピングで人が幸せになったことは歴史上一度もありません。
カネもモノも動かなくなったのは国家が無策のせい
スタッグフレーション(stagflation)を加速させる要因が産業コスト(エネルギー、人、物流)の上昇です。
エネルギー価格は上昇、物流費も上昇となったら、あとは人件費を減らし、研究開発費を圧縮するしかないじゃないですか。
かくして人は消費することを控えることでスパイラルになっていくのでした。
工場設備を遊ばせるわけにはならないので、さらにダンピングの勢いもつきます。
民間で解決できる段階はすでに通り去った
それじゃあ国家主導で何をしようとしているかというと、何もやっていない。
自動運転トラックでもそのうち走れば解決だとでも思っているのでしょうか。
日本郵便がこんなていたらくではそもそも存在意義も疑います。
葉書一枚に62円もかかる国は世界にありません。
海外から葉書を出した方が安いのです。また海外から荷物を送っても国内料金とたいしてかわりません。
すべての元凶は家計・森友事件のように税金が食い潰されているから
どこを見ても良い兆候がありません
過去ログ:大幅値上げ発表でヤマト運輸の経営に不快を感じます
居酒屋「和民」とマクドナルドは潰れろ、クロネコヤマトは支持する
もうずっとホワイトカラーはいらない世の中です
ヤマトよお前もか! メール便紛失、低下する雇用者のモラル
物流コストが日本浮上の鍵であることのニュース三題

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Thursday, August 24, 2017, 03:03 PM
8/24 曇 10時 浅草での空間線量は52ベクレル/立法メートル
丸善のレシートに電子書籍で使えるクーポンが付いていました。今月末まで500円分読めるというので、手持のタブレットで試してみました。
なんでもいいのでとりあえず500円以内で読める本を探してみます。
っていうかお勧めとかセールだとか新刊だと無造作に表紙の画像が並んでいるだけです。
適当なキーワードを入れてみましたが一向に絞りきれません。
あきらめて知っているマンガのタイトルを入れてみました。
たしか全20巻ぐらいしかないのですが、なんと表示は300もあります。
細切れのばら売りなんです。
つまり紙の書籍を5つぐらいに分割して、第何話という形で掲載されているのです。
イライラが募ります。
さらに説明文がすべてコピペで使い回しです。いったいなんなのかも分かりません。
適当にいくつを押してみました。
すぐに読めるのかとおもいきや、専用のアプリを入れろとか、ログインしろとあります。
小さな画面のスマホでメアドやパスワードを入力するのはとても難しい。
ストレスがMAXです。
やっと購入した漫画の表紙が画面に現れました。
ぱっと読めるのかとタップしてみると、こんどはダウンロード中のマークです。
たった10ページ程度を読むのになんども指先を動かさねばなりません。
それでもやっと画面にマンガが現れました。
・・・マンガ一こましか表示されない。
小さな画面だからでしょうけども、その一こまの吹き出しひとつひとつにあわせてコマが動くのです。
はやく次ぎを読みたいのになんどもタップしないければならない。
マンガって見開いてさっと読めると思ってましたら、電子書籍では一こまごとの表示なのです。
中途半端で終わって、また書棚にもどって続きをクリックして(ダウンロード中のマークになる)を眺めてという繰り返しを3回ほど繰り返したら、もう二度と読む気は失せました。
紙の本はとうぶんは大丈夫です
電子書籍は普及はしませんわ。社内マニュアルや辞書、図鑑といったものは向いているかも知れませんが、商業ではこりゃむりだね。
まず読みたい本を物色する行為ができません。さらにページをパラパラくるのもできないのです。紙の方が1万倍良いのでした。
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Wednesday, August 23, 2017, 04:52 PM
猥雑さは何も変わっていません。
ホテル街にあるミニシアター館では「この世界の片隅に」が上映されていました。昨年からのロングランです。
それで結構人が入っていきます。
二時間もある長いアニメなのでどうしようかと思いましたが、観てみました。
観て良かったと思います。
主人公すずの声をのんに改名した能年玲奈が演じていますが、このアニメにぴったりです。やっぱり天性があるのでしょう。
やはり蛍の墓と比較する多くの感想がありますが、このアニメはすずというキャラクターで救われます。
戦時下の軍都であっても
愛あふれる世界であった
ことを気付かせてくれる
しずかな感動を覚える名作です。必見です。
こういう世界を日本は一刻も早く取り戻したいものです。
過去ログ:
「おおかみこどもの雨と雪」の感想
宮沢賢治イーハトーブのモデルは浅草であった!
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Wednesday, August 23, 2017, 11:38 AM
8/23 曇 10時 浅草での空間線量は50ベクレル/立法メートル
ロイターの記事です。
衣料や貿易商社の方なら今さらと思われるでしょう。
中国企業に衣服の製造を委託したら、じつは生産は北朝鮮で行われていることが多いのです。
なぜ私が知っているかというと、10年近く前に腰ベルトの試作品をいくつか委託して作ってもらったときに、ちょろっとそういう話を商社の方が話をしてくれたからです。
「ろくじょうさん、中国製というけど大部分は北朝鮮で縫製されているんだよ。国境には有名高級ブランドのタグをつけた衣料品が積まれているからね。人件費が日本の1/10で高品質、日本のアパレル会社の商品でも北朝鮮製が多くあるんだよ」
国境の中国遼寧省丹東では北朝鮮との仲介業者がひしめいており、米国、欧州、日本、韓国、カナダ、ロシアのバイヤーに仲介しています。
北朝鮮製衣料は我々も知らずに着ているかもしれません。というか必ず北朝鮮製の服はどなたも着ているはずです。
それも中国製は安物ですが、北朝鮮での縫製は丁寧なので安心して高級品も多いのです。
特に紳士服では北朝鮮製は安心のブランドw
えっ、銀座に並ぶあの有名ブランドも!? イタリア製と思っていたら北朝鮮で作られているかも知れません。
衣料品は抜け道がおおくあり、生産地が分散していたら最終的な場所が明記されるだけです。
意外でしょ。
北朝鮮の外貨獲得は石炭と衣料品が二大柱です。衣料品だけで800億円の輸出額ですが、中国国内の縫製工場で働く女工さんも北朝鮮人です。
その魅力は低賃金長時間労働(月平均3万円で7時から22時)と中国人の半分の賃金です懸命に働いてくれて、中国人よりも3割も高い生産性です。
北朝鮮は経営者にとってはこのうえなくありがたい存在です。
世界中から北朝鮮への製造委託はひっきりなしな状態というのは当然なのです。
国連の経済制裁決議など中国の仲介業者は高笑いしているでしょう。
グローバル経済というのはイデオロギーも簡単に乗り越えます。とにかく安い人件費を求め、高く売れるマーケットに流れるだけ。
北朝鮮は製造拠点としては垂涎の的
韓国との国境付近にあり、現在は閉鎖されている開城(ケソン)工業団地は韓国にとっても重要な場所でした。かつてはナイキといったスポーツブランドでもMade in Koreaが多くありましたっけ。
ただMade in Koriaは低品質の代名詞で、ゴムやプラスチックなどとにかく素材が日本製と比べると低品質ですぐに壊れました。
きっと中国製素材を使っているからでしょう。
制裁をしている側の韓国が困っているというお笑い状況です。
まるで吉本新喜劇の池乃めだかの台詞「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」(ズコー)
結局は仲介業者が焼け太りしているというのが北朝鮮への経済制裁の実体なのでした。
ケツに火が付いているアパレル会社は必死に北朝鮮での製造ルート確保に動いているのです。
北朝鮮製を中国製とする擬装を止めないかぎり経済制裁は効かないのですが、もちろん中国は馬耳東風でしょう。だって重要な下請ですから。
http://jp.reuters.com/article/north-korea-china-factory-idJPKCN1AY0TS
焦点:北朝鮮製の衣料品が支える「メイド・イン・チャイナ」
World | 2017年 08月 22日 09:43 JST
[丹東(中国) 13日 ロイター] - 中国の衣料品メーカーは、より安い労働力が享受できる北朝鮮での製造を増やしており、「メイド・イン・チャイナ」のタグが付けられた北朝鮮製商品が、世界中に輸出されている。
世界で販売する安価な衣料品を製造するため、国際的孤立を深める隣国を利用する中国企業の実態が、国境沿いにある中国遼寧省丹東の貿易業者らに対するロイターの取材によって明らかになった。
これは、北朝鮮のミサイル・核プログラムに対する国連制裁強化が同国へのドアを次々と閉ざしている一方で、開かれた扉もあることを示している。国連制裁には、繊維輸出の禁止は含まれていない。
「世界中から注文がきている」。中朝貿易のほとんどの物資が経由する丹東で、韓国系中国人ビジネスマンはそう語った。他の多くの人々と同じく、神経質な話題であることから、匿名を条件に取材に応じた。
丹東には数十の代理業者が存在し、中国の衣料品サプライヤーと米国、欧州、日本、韓国、カナダ、ロシアのバイヤーのあいだを仲介しているという。「中国のサプライヤーに、顧客に正直に話す気があるかを問い合わせている。衣料品を購入した消費者が、北朝鮮で作られたものだと気づかないこともある。とても慎重を要する」
昨年の北朝鮮輸出において、繊維製品は石炭や他の鉱物に次いで2番目に大きく、計7億5200万ドル(約834億円)に上った、と大韓貿易投資振興公社(KOTRA)のデータは示している。輸出全体の総額は、前年比4.6%増の28億2000万ドルだった。
今月採択された新たな国連制裁決議では、石炭の輸出を全面的に禁止している。
北朝鮮の盛んな繊維産業は、困窮する同国が2006年に初めて核実験を実施して以来、国連から科されてきた一連の制裁措置に対し、市場改革の進展も限られるなか、いかに適応してきたかを物語っている。
同時に、トランプ米大統領が中国に対し、北朝鮮の兵器プログラム抑制に向けた努力を要請しているにもかかわらず、いまだ北朝鮮が経済的ライフラインとして中国に依存している実態も示している。
中国の対朝輸出は、国連の禁輸リストに含まれていない織物材料や他の労働集約財などがけん引し、今年上半期でほぼ3割膨らみ16億7000万ドルに達した、と中国関税当局の報道官が語った。
中国のサプライヤーは、衣料品が集められ輸出される丹東を経由して、北朝鮮の製造工場に布地や他の原材料を送っている。
<活況を呈する工場>
豪スポーツブランド、リップカールは昨年、「メイド・イン・チャイナ」とタグ付けされた同社のスキー用品の一部が、実際には北朝鮮の工場で製造されていたとして謝罪。「未認可の下請け」に外部委託した不正な卸売業者を非難した。
だが丹東の取引業者や代理業者は、それは広く行われている慣行だと口をそろえる。
北朝鮮で衣料品を製造することにより最大75%節約できる、と首都平壌に住む中国人取引業者は主張する。
一部の北朝鮮の工場は、丹東から国境を渡ってすぐの新義州市にある。平壌郊外にも工場がある。完成品は北朝鮮から中国の港へ直接輸送され、そこから世界各地に輸出されることが多いと中国人の取引業者らは話す。
北朝鮮には約15の衣類を手掛ける大手輸出企業が存在し、それぞれが国内数カ所に工場を稼働しているほか、中規模企業も数十社ある、と外国企業の北朝鮮ビジネスを手助けするオランダのコンサルタント会社GPIは説明する。
北朝鮮にある工場は全て国有で、なかでも繊維工場は活況のようだ。
「われわれの衣料も北朝鮮で製造しようと試みているが、現在、工場に全く空きがない」と、丹東から列車で2時間の場所にある港湾都市大連の工場で、韓国系中国人の女性は話す。
「北朝鮮の工員たちは中国人と比べ、1日当たり3割多く製造できる」と説明。「北朝鮮では、工員は行きたいときにトイレに行くこともできない。製造ライン全体が遅れてしまうと考えるから」
「彼らは、ただカネのために働く中国の工員とは違う。北朝鮮人は異なる姿勢だ。国のため、指導者のために働いていると信じている」
また、彼ら北朝鮮工員の賃金は、他のアジア諸国のそれをはるかに下回っている。
韓国との国境付近にあり、現在は閉鎖されている開城(ケソン)工業団地で働く北朝鮮人の賃金は、月に最低約75ドル、平均で約160ドルだった。一方、中国の平均的な工員の賃金は同450─750ドル。ケソンは韓国との協力事業であり、北朝鮮での一般的な水準よりかなり高い給与体系となっているが、これは韓国との取り決めによるものだ。
<中国で働く北朝鮮人>
中国の衣料メーカーは、バングラデシュやベトナム、カンボジアに自社工場を移転させる一方で、北朝鮮工場の利用を加速させている。
「中国の賃金はもう高過ぎる。非常に多くの発注が北朝鮮に向かうのも無理からぬことだ」と、丹東の繊維産業で働く韓国系中国人女性は言う。
中国の繊維企業はまた、国内で労働単価の安い北朝鮮人を数多く雇っている。
北朝鮮は、とりわけ国連制裁によって輸出収入源の一部が断たれて以来、外貨獲得の手段として海外で働く北朝鮮人に頼っている。彼らの賃金の大半は政府に送金され、同国の野心的なミサイル・核プログラムの資金として使われると、国連は指摘している。
北朝鮮に対して今月科された新たな国連制裁は、国外で働く北朝鮮人の数を増やすことを各国に禁止している。
中国は国内工場や飲食店で働く北朝鮮人の数を公表していないものの、2─3年前のピークからは減少している、と北京にある中国人民大学の北朝鮮専門家、成曉河氏は指摘する。
「北朝鮮人を雇うのは面倒なこと」と語るのは、前出の大連でビジネスを行う韓国系中国人女性だ。「正しい段取りが必要だ。居住スペースは完全に隔離されなくてはならず、毎日授業が受けられる教室も提供しなければならない。彼らは医師や看護師や料理人、そして毎日北朝鮮のイデオロギーを教える教師を連れてくる」
ロイターが訪れた丹東のある衣料品工場では、北朝鮮人40人を雇っていた。彼らは、サプライチェーンに厳しく、北朝鮮国内での製造をはっきりと拒否する顧客向けの、比較的小さな注文に対応している。
中国工場で働く北朝鮮人の賃金は、中国人の平均額の半分程度となる約2000元(約3万3000円)だと、工場主は語った。
北朝鮮人の工員は、賃金の約3分の1を手元に置くことを許されるが、残りは北朝鮮の政府関係者に渡されるという。工場の一般的な勤務時間は、午前7時半から午後10時ごろまでだ。
工員は全員が女性で、ピンクと黒の制服を着て、4列あるミシンの前に座り、委託された冬用のジャケットを作っている。頭上には、青い太字で「清潔」「整頓」と中国語で書かれている。工場のメインフロアは、ミシンが動くけたたましい音以外、静まり返っていた。
(Sue-Lin Wong記者、Philip Wen記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)
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Tuesday, August 22, 2017, 06:22 PM
澤田サンダー監督・脚本による映画「ひかりのたび」を観てきました。

舞台は群馬県中之条町です。どんなところかというと群馬県のど真ん中で吾妻線という電車が走っています。
上越線・渋川からずっと山間部川沿いを走り、草津温泉、万座温泉へ行く路線ですが、はっきりいって東京からは新幹線を使っても二時間半はかかります。
利根川の上流に位置するので、悪名高き無駄な公共事業「八ツ場ダム」が建設されている場所です。
ずっとダム建設ですったもんだがあった土地で、二〇年以上前からずっと水没するぞ、水没するぞと言われていた地区です。
だから観光業が発展することなく、昔からの温泉宿が路線沿いに点在するだけという場所です。
車でも行ったことがありますが、初冬でも道路は降雪で凍結することもありますから、気軽にいくと冷や汗をかくことになります。
市街地をはずれると山しか見えません。
東京から越してきた不動産ブローカーの父と娘の話です。
この父は大規模開発に先駆けて土地買収を行う先遣隊の役目であって、目的が達すればまた別の土地へ移り、再び土地をまとめ上げるという仕事を生業としています。だから父はよそ者であり、嫌われ役です。
売りたい事情、売りたくない理由、売らざろう得ない事情が元町長、若夫婦、息子を失った女にはそれぞれあります。
土地取引はね、人それぞれの計り知れない心の内が見えてくるのだよ
こんなような台詞をブローカーの父(高川裕也)が吐きます。
反対派であった元町長も譲渡書に捺印するのでした。
土地ブローカーに屈服したからでしょうか?いえ、違います。
巡り巡ると土地とは手放すハメになるのです。また寿命もあり、いつまでも反対するわけにはいきません。
大規模開発や巨大公共事業に反対運動は無力となる現実
なぜならば個人の利害などマスの世界では全く顧みられないから。
それと不動産ブローカーの父親はいちおう不動産の看板を出していますが、日中は何をしているかというとひたすら車にのって町内を走り回っているだけです。そして裏金をばらまくだけ。
そして人心のゆれうごきをずっと汲取るのが仕事です。賛成反対のどちらにも顔が利く状態にしておくという商売です。
この映画は澤田サンダー監督の実体験もあるそうです。
土建王国・群馬県は今後も変わらないし、全国でも同じ状況なのである
土木業からの上納金が福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫といった首相を生んだ背景にあるというのは言わずもがな。
レストランでアルバイトをする主人公(志田彩良)の先輩が「あ~あずーっとこんなとこで働き続けるなんて考えてもいなかった」とぼやく場面があります。
「ひかり」を感じていないやさぐれたアルバイトの先輩と「ひかり」を見いだそうと懸命な主人公なのでした。
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Tuesday, August 22, 2017, 10:58 AM
8/22 曇 10時 浅草での空間線量は48ベクレル/立法メートル
スーパーのキャベツは工場でつくられたかのように綺麗です。青虫で喰われたものなど滅多に見かけることはありません。
青虫が付きやすい葉物野菜はずいぶん農薬をかけるのだそうです。
先日行った房総半島は他にも鹿や猪、猿といった鳥獣対策で、そこらじゅうが電気柵が張り巡らされていました。
猟師の人手不足もおおきな悩みです。
サバイバル登山家の服部文祥(はっとりぶんしょう)氏から伺ったことがあるのですけども、全国の猟友会も後継者不足です。
しかし狩猟免許は猟友会に入ったら下りるというものではなく、小動物の簡単な罠猟の経験が数年、散弾銃の経験が数年、そして無事故でやっと猟銃所持の許可が下りるのだとか。
撃った獲物は解体して麓へ降ろさねばなりません。
それを実践できる者のみがハンターのコミュニティに参加を許されるそうで、それは凄いハードルです。
気力体力が第一で、サバイバルゲームが少々好き程度ではなんの役にも立たないと言われてました。
田舎暮らしでのんびりできるわけがないのです。
昔はちょっとした山奥の民宿ではよく雉や猪が軒先にぶら下がっていたそうです。目の前でその肉をそいでだしたり、鍋の底には鉛弾が転がっていたとか、オヤジが鉄砲で撃ってくるからちょっと待てと言われたりと都会暮らしでは想像できないことばかり。
服部文祥氏が興味深いことを言ってましたっけ。
子連れの鹿への可愛いという感情よりも『美味そう』という欲望が勝る
狩猟中は喰いたいという本能が全開になるのだそうです。
それにひきかえスーパーのパックされた肉や魚しか喰っていない我々の軟弱な事よ・・・
その軟弱な日本人が青虫一匹で大騒ぎした結果、スーパーの店頭にはツルツルのキャベツしか並ばなくなりました。
一箇所でも虫食いがあると、農家は出荷できないのです。ほんとうに馬鹿らしいほどの潔癖症です。
副島隆彦先生のご自宅にはカナブンやカブトムシ、クワガタが灯りで大量に網戸にとまるのですけども、怖くて触れないというひ弱な中年が多い多いw
農薬散布の重労働の解決策として天敵の虫を増やすという方法が成果を上げているという記事です。
高知県の茄子栽培では95%が天敵農法を利用しています。
飛ばないテントウ虫を養殖してアブラムシ退治に使うことが2009年から始り、いまでは売上高は25倍と急成長しているそうです。
港湾地区で話題になっている火蟻の天敵も世界で研究されているそうです。
この天敵農法という業界はこれからも成長していくでしょうし、もっと政府は研究助成をしていくべきです。
過去ログ:サバイバルとは殺生を知ること サバイバル登山家・服部文祥

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Monday, August 21, 2017, 12:56 PM

8/21 曇 10時 浅草での空間線量は46ベクレル/立法メートル
昨日は千葉の房総半島先端付近のど真ん中にある大山千枚田を観に行ってみました。
もう東京湾のちょうど入口あたりです。東京駅から電車で行くと、とんでもなく時間がかかります。ぐるーっと東京湾をまわっていくから。電車は単線です。
ところが自動車があれば、アクアラインと舘山縦貫道で東京からは空いていれば1時間ちょっとで着いてしまうのです。
海岸では対岸の三浦半島の横須賀付近がすぐ見えます。
温暖な気候ですし、魚が豊富に穫れるので釣り師にはあこがれの地です。さかな君の出身地も館山市だったかな。
行楽地としては面白い場所です。外人観光客もけっこういました。
難点は公共交通機関がないということ。電車は単線で1時間に一本ですし、山あいにはバスなどありません。東京に一番近い秘境といってもよいです。
さてそんなところには千枚田があります。
山間にすむ人たちが苦労して米を作った歴史的な価値があります。こんなところにも田圃をつくっていたんですね。
段々畑はここだけではなく、道中でもいたるところで観ることが出来ます。
大型のトラクターや耕耘機をいれることはできないので、ほとんど人力で田植えをしているのでしょう。
だから本来なら過疎の集落では真っ先に耕作放棄されてしまうべき場所です。
途中にはあきらかに昔田圃だったと推測される土地が点在していました。
しかしこの鴨川市の段々畑はよく手入れされていて、まもなく刈り取りになるだろう稲穂がたわわに実っていました。
千枚田の田圃はレンタルされていた

ここの田圃の区画ひとつひとつが貸し出されているのです。東京からは車で1時間半ていどの距離ですから、週末に来て日帰りで稲作というレジャーを楽しんでいるのです。
水の調整や日々の管理は地元の方がやってくれているので、たまに来るだけで美味しいお米をもらえるのでした。
写真右上の建物が、この地域の集会所で地元農家と借り手が一堂に集まり作業計画を共有しているそうです。
都心の方も農家体験をできるし、労働力がない農家はお米を売るのではなく、指導や管理料を得ることができるのです。
観光農園というのでしょうが、この大山の千枚田は大成功をしている例でしょう。
いまでは千葉の人気観光スポットとなっています。
田畑はレジャーの最大資源であるという視点が田舎にはない
日本の郊外のほとんどはは景観が年々悪化し、乱雑で貧相で気分が悪くなります。安普請の小さな家が並び、土建屋の資材置き場になっていたり、空のアパート、介護ホームというぐあいにどこにそんな需要があるのかと疑うような風景です。
せっかくの田畑をアスファルトで潰してみすぼらしい建物で台無しにしているのが今の流れ。無計画な土地利用がますます、そこのの魅力を奪い続けています。
相続対策として銀行が率先して融資することで賃貸アパートの建設が続いているそうですが、やっと政府は問題化の沈静に動き出しました。
べつに食い物にされた老齢の農家に同情するつもりはありません。せっかくの手塩をかけてきた田畑がもう二度と戻らない住宅地や工業用地になっていくことを嘆きます。
農業は観光業でもあるという考えが行政も農家自身もない
私は農家の出身ではないので、こういう体験型農業サービスがあればやってみたいなあと思います。農家の指導の下でたくさんの家族が一緒に汗を流すのは、子供たちの教育にも有用なのではないでしょうか。
実際に駐車場に並んでいる車はベンツやBMWといった高級車がずらりと並んでいました。教育とレジャーを兼ねてアクアラインからたくさん上流家庭が来ているのです。そして疑似的な集団農業をしているわけです。外国人観光客もたくさんいました。私が観たのはフランス人の若者達です。
交通が不便で、平地がなく、過疎地という三重苦であっても、大成功を収めている農業地域の紹介でした。
なんども言いますが、日本の里山は最大の観光資源という視点が決定的に欠如しているということ。それは行政と住民の怠慢なのです。
過去ログ:「里山資本主義」は江戸末期では当たり前だった概念
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Saturday, August 19, 2017, 11:36 AM
8/19 曇 10時 浅草での空間線量は44ベクレル/立法メートル
やっと日ハムが好調になってきました。西武の森監督も大谷の打撃センスを認めていますね。
フォークに合わせて上半身が泳いでもちゃんと前に飛ぶんだからすごいものだと思います。(低めボールを二塁打)
私は大谷翔平選手も応援してます。
肉離れ(筋肉組織の断裂)とはプロスポーツではよくある怪我だそうです。
たとえばジャンプして着地してすぐに走るという一連動作は見る側は華麗に見えますが、その足には強い衝撃を伴う負荷がかかるのだそうです。
そうすると筋肉繊維が耐えられずに断裂してしまう。これが肉離れ。
若いときは筋肉組織も軟らかいので断裂する可能性はないのだそうですが、成人して筋肉組織が硬くなるにつれて肉離れが起きやすくなるそうです。
私のまわりでも、ちょっとした段差を踏み外しただけでアキレス腱を切ったり、ふくらはぎを痛めていました。
加齢で筋肉の柔軟性がどんどん落ちていくからだそうです。
大谷翔平選手はまだ23歳。逆にこの若さでの大怪我で良かったと言えます。
ああ早く完全復調の大谷選手を観てみたいと誰もが思うゲームでした。

過去ログ:大谷翔平投手、ぜひ六城ラヂウムを試してみてください
人間離れした身体には再生期間というものが必要です
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Friday, August 18, 2017, 11:15 PM
8/18 曇 10時 浅草での空間線量は50ベクレル/立法メートル
北朝鮮からミサイルが発射された場合を想定して軌道にあたる中国地方および四国地方の9県(広島県・島根県・鳥取県・岡山県・山口県・高知県・愛媛県・香川県・徳島県)で全国瞬時警報システム(Jアラート)による緊急警報の練習が行われたそうです。
その訓練結果はどうなったのかというと・・・
役所のスピーカーは鳴らず、スマホへの緊急速報は文字化けで読めず
大笑いの結果です。
そんなニュースを観ていて、ははぁと思いました。
大手ITインテグレータが超手抜き仕事をしたということ
はっきりいって島根や高知の僻地の役場にJアラートの設備(といっても安物のパソコン)を設置しに行くのは東芝だ日立だ富士通だNECだといった大手ではなく、その孫請け曾孫請け、さらにその下請というか中抜きされまくった地場のパソコン教室のレベルの人たちなんでしょう。
役所の発注なんて上から下まで腐ってます。
なんたって発注する側がなんだか知らないんだからw
それを元請けの大手インテグレータがそのまま丸投げで下請に順々に投げる。
だって糞みたいな仕様書で、とりあえずこんなもんかという書いている人が分かっているのかと疑いたくなるような代物です。
だから仕事を受ける側も、見積もりってたってとりあえずハッタリの金額です。もし一億と書いてそれが予想もせず通ってしまったら、そのまま子会社や関連会社に8000万や6000万で卸します。その下請もまた下請や非正規社員に4000万円ぐらいで卸します。
IT業界って上に行くほど馬鹿と詐欺師ばっかりです
口先だけで注文をとれば、あとは野となれ山となれ。だって実際にプログラムを書いてサーバーを用意しているのは子会社や下請会社ですから。
あともう一ついうとコンピュータのプログラム経験がない人にとって、とても複雑で難しそうな処理は実はコンピュータでは簡単で、すでに実装されているような事が大半です。
逆に素人考えで簡単だろと思うことが、とんでもなく難しいという例があります。
一例を挙げると、私がサラリーマン時代にあった実話ですが、
不定形の入力された文章を印刷して見やすいように、40文字おきに改行して80行おきに改ページとするというプログラムに富士通が正々堂々と300万円の請求額を通していたことに驚きました。(数字は適当です)
当時勤めていた馬鹿な会社は満額払ってました。
UNIX系OSを触っている方はピンときたでしょう。ふつうのシェルスクリプトで15分もいらない作業だと言うことを。こういう定型処理はすでにOSの機能で持っています。
多少複雑な分岐処理があったとしてもgrepというコマンドひとつで済みます。
つまりその仕事を請けたプログラマーは15分ぐらいで一ヶ月の仕事を終わらせてあとは遊び歩いていたわけです。
コンピュータの実務経験がない馬鹿が発注すると、無駄金しか使いません。
そういう無駄金が多すぎると上司(これもとんでもない馬鹿)に報告したら、いいじゃねえか俺の金じゃネエしと逆ギレされました(笑)
すでにこの世にない会社なので良い思い出です。ほんとに上から下までアホしかいない会社だった。
言いたいことは
役所の公務員なんてネギ鴨です!
てきとうに難しそうな顔をして説明すれば、へへ~ってなります。
そこらへんに落ちているフリーウェアを、全社総出で3ヶ月かけてプログラミングしました!!なんて言っておけば、ほぉそりゃすごい(なにがスゴイか分かってない)と誉めてくれるでしょ。
こうして地方の役所ではウン千万円、ウン百万円の案件となります。
Jアラートが文字化けで使えないのは誰もそれを作っていなかったからw
8/18(金) 13:04配信 毎日新聞
<Jアラート訓練>島根と岡山でメール読めず
Jアラートの訓練で、島根県防災メールの登録者に送られたメール=松江市殿町で2017年8月18日午前11時8分、稲垣淳撮影
18日実施されたJアラートの訓練で、島根県と岡山県が登録した県民に一斉送信したメールが文字化けして読めなかったほか、鳥取県米子市では放送が流れないなど、トラブルが相次いだ。
お粗末すごるお話です。これシステム開発に携わった人はああそうだろうなあとわかるでしょう。
とにかく要望を満たすために、なんでもかんでも落ちている(フリーウェア)でごまかしてそれでよければ全て良しとして済ませたからです。
特に田舎ではUNIX系の開発者はいませんから、MicroSoftのWindows系の技術者ばかりしか集まらなかったら悲惨です。
MicroSoftのOSはバグだらけだし、元々ショボイOSですから大規模システムには向いてません。それを騙し騙し(場当たり的に)動かすのがMS系技術者の本領発揮です。
だからなんかわかるのです。
本庁の立派なJアラートのシステムに僻地の役場も対応する羽目になった。そこでド田舎のインテグレータが下請で派遣された。
んでやっつけ仕事でWindows95かその程度のパソコンをフリーウェアかなんかを使って接続した。(ひょっとしたらWindowsXPあたりかもね)
どうせホンチャンで動くことはないから、役場の誰も気にはしていない。
ということで、本日稼働したら、末端では文字化けしたり全く警報がならなかったというわけです。(UNIXとMicroSoftを接続するとそのままでは文字化けしてしまうのです)
だって誰も文字コードを考えてプログラムをしていないのですから。そこらに落ちているフリーウェアを適当にインストールして、はいウン千万円とポケットに入れていった奴らばっかりです。あ~あ、税金がこうして無駄遣いされているわけです。
役所のコンピュータシステムはIT業界にとっては金城湯池
福島の第一原発事故でたびたびメディアで紹介された文部科学省が発表した「SPEEDI」という拡散予想システムがあります。
あんなのは大学の研究室のパソコンレベルの代物です。
有限要素法(FEM)という工学系の典型的なプログラムです。
あれこそ、いまじゃフリーウエアでそこらに転がってますよ。
それを文部科学省は年間数億円も維持メンテに出しています。馬鹿いうんじゃない!大学の院生レベル1人で十分です。
過去ログ:技術屋さん(engineer)の悪い癖は自分だけが知っていると思いこむこと
SPEEDIという汚染予測システムの元は原爆シミュレーションです
SPEEDIを斬る!これぞ役所仕事の産物である
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